よねや商事
本社及びプロセスセンター | |
種類 | 株式会社 |
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略称 | よねや |
本社所在地 |
日本 〒013-0061 秋田県横手市横手町字大関越80番地 北緯39度19分15.92秒 東経140度32分53秒 / 北緯39.3210889度 東経140.54806度座標: 北緯39度19分15.92秒 東経140度32分53秒 / 北緯39.3210889度 東経140.54806度 |
設立 |
1962年(昭和37年)4月 (創業: 1956年(昭和31年)8月[1]) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 4410001008947 |
事業内容 | 生鮮食品を中心としたスーパーマーケット経営 |
代表者 | 池田正廣(代表取締役社長)[2] |
資本金 | 3,900万円[1] |
発行済株式総数 | 39,000株[3] |
売上高 |
単独:103億2,900万円 (2021年度決算)[3] |
営業利益 |
単独:△1億1,700万円 (2021年度決算)[3] |
経常利益 |
単独:△9,600万円 (2021年度決算)[3] |
純資産 |
単独:12億6,800万円 (2021年度決算)[3] |
総資産 |
単独:40億9,300万円 (2021年度決算)[3] |
従業員数 | 545名 |
支店舗数 | 8店舗 |
決算期 | 2月末日 |
主要株主 | ヤマザワ(100%) |
関係する人物 | 米谷一郎(創業者) |
外部リンク | https://www.yoneyahimawari.com/ |
よねや商事株式会社(よねやしょうじ)は、秋田県の県南地区でスーパーマーケットチェーン「よねや」を展開していた企業。秋田県横手市に本社を置き、合計8店舗のスーパーマーケットを展開していた。
2023年3月1日をもって株式会社ヤマザワ(山形県山形市)と合併し、よねや商事は解散した[4]。よねや商事の事業はヤマザワが継続し、よねやとして展開していた8店舗は屋号を変えずそのまま営業を続ける[4]。
概要
[編集]秋田県の県南地区において、8店舗の食品スーパーマーケットを展開していた[4](2023年3月1日の合併時点)。横手市にあるハッピーモール店を基幹に、県南地域の湯沢市、大仙市、仙北市に出店しており[5]、合併時には8店舗がそのまま引き継がれた。
よねやは地域密着型のスーパーマーケットで、「地域社会に 良さと 安さと 誠意を」のモットーを掲げていた[1]。売り場では、地元農家が生産した野菜や果物、畜産物などを積極的に導入した他、加盟するニチリウグループのプライベートブランド商品(くらしモア)や、グループ会社のサンコー食品が製造する惣菜や日配品を多く取り扱っていた[5]。また価格競争をできるだけ避けるべく、品揃えの充実を行っていたという[6]。
屋号に使用される「よねや」の名称は、創業者である米谷一郎の姓「米谷(よねや)」に由来するもので、創業時から合併後にかけて使用され続けている。
とくし丸と提携し、2015年より移動スーパー事業に参入した他[7]、フィットネスクラブ「カーブス」を秋田市、横手市、大仙市、湯沢市にフランチャイズ展開していた[8]。
歴史
[編集]創業期
[編集]よねやの創業は1956年(昭和31年)8月で[1][9]、米谷一郎が秋田県横手市に「合資会社よねや」として設立した。よねや創業前は、軍手、メリヤス、セーターなどを製造する東北繊維工業株式会社などを経営していたが、経営不振により1955年(昭和30年)に解散。食品販売業に転身を図り、よねやが設立された[10]。横手市鍛冶町にかつて入手していた旧二坂呉服店を改装し、魚、野菜、菓子などを市場価格よりも格段に安く販売した[11]。当時の横手市内において、いわゆる「スーパーマーケット」の進出はこのよねやが最初で、後の1962年(昭和37年)に全国チェーン店である主婦の店が進出し、横手店を開店させている[9]。
その後、よねやは「量販店」として店舗展開を精力的に行い、2号店の本町店を皮切りに、大曲市(現・大仙市)や湯沢市、秋田市にまでも店舗を展開していった。また、通常の店舗より小ぶりな「ミニショップ」と呼ばれる店舗も何店舗か出店した[注釈 1][12]。
経営不振から再建へ
[編集]しかし、素人が闇雲に「安売り」に走ったことや、無理な拡大が裏目に出て、1960年(昭和35年)12月に経営不振が表面化した。これに対して再建委員会が結成され、善後案が協議されることとなった。そこでは、各店舗を売却処分して債務返済に充てるということが決まったが、本店(鍛冶町店)だけは売却することができなかった[13]。それは、米谷がとある宗教団体に寄付する形にしていたため、売却することができなかったのである。このような措置なのにも関わらず、2,000万円にのぼる債務が残ったが、1968年(昭和43年)に完済している[13]。ただし、創業者である米谷は再度メリヤス業に転換し、東京へ移住した。そして、経営者が不在のまま、よねや本店(鍛冶町店)ただ一店舗だけが、営業を続けた[14]。ここで、再建の第一歩として、佐々木雄一が夫婦で5万円づつを出資し、1962年(昭和37年)4月に「合資会社雄山閣」を設立[15]。合資会社として設立したのは、一番安価に設立できる法人組織であったためである。またこの際、複数の取引先から店舗の屋号を変更するようにとの勧めもあったが、屋号は「よねや」から変更されなかった。これは、創業者の米谷は不在でも、その両親が在市する中で「よねや」の名称が抹消された場合の親の気持ちというものを考えてのことであった[15]。
よねやの再建は非常に苦しく、1日の売上をかき集めて翌日の仕入れに当てる「今日一日に勝負をかける」ような毎日で、息苦しい経営が続いたが、こうした努力が実を結び、客足は徐々に回復していった[15]。1964年(昭和39年)9月には、社団法人公開経営指導協会の吉田弘に経営指導を受け、再建に努めた[14]。
新生よねやのスタート
[編集]1965年(昭和40年)には店舗を大改装し、スーパーマーケット「よねや」としてオープンした。その後は問屋筋からの信頼も回復し、従業員も次第と増えていった。その頃、再度店舗を改装。その勢いで、新生よねや2号店となる大水戸店を、1967年(昭和42年)7月に開店させた。開店当初は売上が1日で16万円にのぼるなど、好調ぶりを見せていたが、2ヶ月ほどで売上が減少し始めた。そこで、天ぷらの実演販売や、化粧品コーナーの新設などをし、同年秋には開店当初の売上まで回復した[16]。その後は、1969年(昭和44年)9月に双葉店、1971年(昭和46年)7月には浅舞店を開店させるなど、現在のよねや各店の土台となる店舗軍が形成されていった[14]。
出店が加速する中、よねやは湯沢市への進出も考えていた。1971年(昭和46年)春、秋田市にジャスコが進出することが決定すると、地元スーパーである「なかよし」と提携することとなり、「なかよし湯沢店」を他業者に譲渡することとなった[17]。これにより、よねや湯沢店の開店が実現したのである[17]。
1974年(昭和49年)当時の売上高は湯沢店がトップで、続いて鍛冶町店、双葉店、浅舞店と続く[18]。
大型店舗の展開
[編集]当初は小型店舗での店舗展開を行っていたが、1997年(平成9年)の大曲店の開店を皮切りに、横手西店(ハッピータウン店)や増床した稲川店のような大型店舗を展開し、時代の要求に応えられなくなった小型店舗は閉店させるなどするスクラップアンドビルドを進めていった[19]。これにより店舗数自体は減ったが、総売り場面積は増え、一店舗当たりの売上も上昇している[19]。
2009年(平成21年)に仙北市に角館店を開業させたことにより、県南のすべての市部に出店したことになる[20]。
走るスーパーマーケット
[編集]仙台のほてい屋から権利を買い取り、バスの内部を改装した上で現在の移動販売のような事業を行っていた[21]。「走るスーパーマーケット」と呼ばれ、初期の販売企画の一環として行われていたが、振動やバス内の暑さで商品が痛むなど、あまり商売にならなかった。また、買い取ったバスは老朽化しており、10日走ると3、4日は故障でバスが止まってしまうなどしたため、開始から10ヶ月ほどでやめてしまった[21]。
そこから50年以上経過した2015年(平成27年) 、よねやはとくし丸からノウハウの提供を受け、移動販売事業に参入した[7]。
ヤマザワグループ入りから合併まで
[編集]2012年(平成24年)9月に株式の10%をヤマザワが取得し、子会社を通じて惣菜の供給などが開始された[22][23]。2014年(平成26年)3月1日には、残りの株式をすべてヤマザワが取得し、ヤマザワの完全子会社となった[24][23]。この際、屋号は変更されなかった。
当時、ヤマザワは店舗網を山形・宮城から岩手・秋田の両県へ拡大することを目指しており、その足掛かりとしてよねや商事を傘下に収めた[25][26]。
2022年(令和4年)3月28日、ヤマザワは経営資源の集約、業務の効率化を図るとして、よねや商事を2023年(令和5年)3月1日付で吸収合併することを発表した[3][27][28]。合併の形式はヤマザワを存続会社とする吸収合併方式で、よねや商事は解散することとなった[3]。この時点では、屋号は変更されないとしている[29]。
ヤマザワによる吸収合併が発表された2022年には、老朽店である浅舞店、双葉店(いずれも横手市内)が相次いで閉店している[30][31]他、南店が建て替えを終えリニューアルオープンしている。南店はヤマザワのノウハウを積極的に取り入れた新たなフォーマットの店舗として、屋号の「よねや」を維持した上でリニューアルオープンを迎えた[32]。店舗にはヤマザワのロゴマークなどが大きく掲げられており、従来のよねやのロゴなどは使用されておらず、「よねや」の文字がヤマザワのロゴの下に付記されるのみとなっている[33]。
2023年2月27日 - 28日はヤマザワとのシステム統合のため全店舗を臨時休業[34]。よねや商事運営の「よねや」としては2月26日が最終営業日となった。
2023年3月1日をもってヤマザワがよねや商事を吸収合併、よねや商事の事業をヤマザワが継承した[4]。店舗の屋号は変更されず[4]、ヤマザワ運営の「よねや」として同日より店舗の営業を再開した。3月1日から3月7日までは「ヤマザワ・よねや合併記念セール」と銘打って、ヤマザワとよねやの計69店舗(全店舗)にてセールを開催[35]。
沿革
[編集]以下、注釈の無い項目は文献の情報によるもの[10]。
- 1956年(昭和31年)
- 1957年(昭和32年)
- 1958年(昭和33年)
- 1959年(昭和34年)
- 1962年(昭和37年)4月 - 現在の会社となる「合資会社雄山閣」を設立。
- 1965年(昭和40年)12月 - スーパーマーケット「よねや」を名乗る。
- 1967年(昭和42年)7月 - 横手市大水戸町にて、新生よねや2号店となる「(旧)大水戸店」を開業。
- 1969年(昭和44年)
- 1971年(昭和46年)
- 1974年(昭和49年)
- 1975年(昭和50年)
- 2月 - 鍛冶町店が、改築のため仮店舗にて営業。
- 4月26日 - 本部及び鍛冶町店が新築オープン。翌月には横手市民会館にて記念式典を挙行。
- 1976年(昭和51年)4月 - 湯沢市清水町にて、「(旧)清水町店」を開業。
- 1979年(昭和54年)10月13日 - 横手市幸町にて「(新)双葉店」を移転開業。
- 1980年(昭和55年)11月1日 - 平鹿郡平鹿町浅舞(現・横手市平鹿町浅舞)にて「(新)浅舞店」を移転開業。
- 1981年(昭和56年)10月 - 鍛冶町店改装オープン。
- 1982年(昭和57年)
- 1983年(昭和58年)
- 4月22日 - 横手市平和町にて「南店」を開業。
- 6月 - 横手市大水戸町にて「(新)大水戸店」を開業。
- 1984年(昭和59年)11月 - きりたんぽの発送を開始。
- 1986年(昭和61年)12月 - 湯沢市清水町にて「(新)清水町店」を移転開業。
- 1987年(昭和62年)
- 1988年(昭和63年)7月 - 沼館店を改装。
- 1989年(昭和64年/平成元年)
- 6月 - 横手市赤坂にて「赤坂店」を開業。
- 11月 - 浅舞店を改装。
- 1991年(平成3年)3月1日 - 雄勝郡稲川町(現・湯沢市稲川町)にて「稲川店」を開業。
- 1992年(平成4年)
- 7月 - 湯沢サンエー店が閉店。
- 8月 - 双葉店が増床。
- 1993年(平成5年)6月 - 大水戸店が閉店。西馬音内店が増床。
- 1994年(平成6年)7月 - 南店が増床。
- 1995年(平成7年)10月 - オール日本スーパーマーケット協会(AJS)に入会[37]。
- 1996年(平成8年)
- 3月26日 - 鍛冶町店が閉店。
- 4月 - 各店舗を管理していた各会社が合併し、よねや商事株式会社となる。プライベートブランド「ひまわり倶楽部」発足。
- 1997年(平成9年)
- 3月20日 - 大曲市戸蒔(現・大仙市戸蒔)にて「大曲店」を開業。よねや初となる本格大型店としてオープンした[38]。
- 7月 - 双葉店に爆発物を仕掛けたとのいたずら電話が入る。
- 11月 - 赤坂店を閉店した上、13日にハッピータウン開業と共に「横手西店(ハッピータウン店)」を開業。
- 12月 - 稲川店が増床。
- 1998年(平成10年)5月 - 惣菜センターを旧鍛冶町店へ移転。
- 2000年(平成12年)
- 4月 - 浅舞店改装オープン。
- 7月27日 - 清水町店と西馬音内店を統合し、湯沢市万石にて「千石大橋店」を開業。
- 2002年(平成14年)11月 - 沼館店が閉店。
- 2004年(平成16年)11月 - ひまわりカードが誕生。
- 2006年(平成18年)9月 - 大仙市富士見町にて「富士見町店」を開業[39]。
- 2009年(平成21年)12月 - 仙北市角館町にて「角館店」を開業[20]。
- 2010年(平成22年)6月24日 - 大曲店を「あ・フレッシュとまき店」に改称[40]。(詳細は#店舗一覧を参照)
- 2014年(平成26年)2月 - ヤマザワ(山形県山形市)の完全子会社となる[23]。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年) - 本部を鍛冶町から卸団地(横手卸センター)内へ移転[43]。
- 2017年(平成29年)7月 - 浅舞店を改装[44]。
- 2018年(平成30年)
- 2020年(令和2年)3月 - 大仙市佐野町にて「大曲中央店」を開業[46][47]。
- 2022年(令和4年)
- 2023年(令和5年)
- 2024年(令和6年)8月29日 - 大曲中央店が閉店[47]。
店舗数の推移
[編集]年末時点での店舗数をその年の店舗数とする。(2023年は2月時点)
- 1962年:1店舗(鍛冶町店)
- 1970年:3店舗(鍛冶町店、大水戸店、双葉店)
- 1975年:6店舗(鍛冶町店、大水戸店、双葉店、浅舞店、湯沢柳町店、四日町店)
- 1980年:7店舗(鍛冶町店、大水戸店、双葉店、浅舞店、湯沢柳町店、四日町店、清水町店)
- 1985年:9店舗(鍛冶町店、大水戸店、双葉店、浅舞店、四日町店、清水町店、湯沢サンエー店、沼館店、南店)
- 1990年 :11店舗(鍛冶町店、大水戸店、双葉店、浅舞店、四日町店、清水町店、湯沢サンエー店、沼館店、南店、西馬音内店、赤坂店)
- (1991年:12店舗)(鍛冶町店、大水戸店、双葉店、浅舞店、四日町店、清水町店、湯沢サンエー店、沼館店、南店、西馬音内店、赤坂店、稲川店)
- 1995年:10店舗(鍛冶町店、双葉店、浅舞店、四日町店、清水町店、沼館店、南店、西馬音内店、赤坂店、稲川店)
- 2000年:8店舗(双葉店、浅舞店、沼館店、南店、稲川店、とまき店、横手西店、千石大橋店)
- 2005年:7店舗(双葉店、浅舞店、南店、稲川店、とまき店、横手西店、千石大橋店)
- 2010年:9店舗(双葉店、浅舞店、南店、稲川店、とまき店、横手西店、千石大橋店、富士見町店、角館店)
- 2015年:9店舗(双葉店、浅舞店、南店、稲川店、とまき店、千石大橋店、富士見町店、角館店、ハッピーモール店)
- 2020年:10店舗(双葉店、浅舞店、南店、稲川店、とまき店、千石大橋店、富士見町店、角館店、ハッピーモール店、大曲中央店)
- 2023年:8店舗(南店、稲川店、とまき店、千石大橋店、富士見町店、角館店、ハッピーモール店、大曲中央店)
店舗一覧
[編集]- ハッピーモール店(2015年(平成27年)10月8日 -)横手市横手町五ノ口36番地1
- 南店(1983年(昭和58年)4月22日 -)横手市平和町7番1号
- 千石大橋店(2000年(平成12年)7月27日 -)湯沢市万石242番地
- 清水町店と西馬音内店を統合する形で開業[55]。2018年に改装を行っている[45]。
- 秋田県道278号雄勝湯沢線沿いの商業地に位置し、よねや運営のフィットネスクラブ「カーブス」を別棟に併設する[5]。
- 店内にはうさちゃんクリーニングが併設されている[56]。
- 稲川店(1991年(平成3年)3月1日 -)湯沢市川連町字大舘疣橋72番地3
- 1997年に増床。店の前に「この先スーパーマーケットはありません」と書かれた看板が設置されている。
- とまき店(1997年(平成9年)3月20日 -)大仙市戸蒔字錨28番地
- よねや初となる本格大型店の「よねや大曲店」として開業[57]。
- 2010年6月24日に「よねや あ・フレッシュとまき店」 に改称した[40]。あ・フレッシュとは、他の店舗と比べて低価格を売りとした店舗で、当店舗でのみ展開された業態である[58]。その後、時期は不明だが「よねやとまき店」に改称された。
- 秋田県道13号湯沢雄物川大曲線沿いの商業地、大曲ショッピングセンター内に位置する。隣接地には、競合であるタカヤナギ(本社:大仙市)の旗艦店「イーストモール」がある。
- 富士見町店(2006年(平成18年)9月 -)大仙市富士見町10番60号
- 角館店(2009年(平成21年)12月 -)仙北市角館町小勝田中川原111番地1
かつて存在した店舗
[編集]店舗が店名を変えずに場所を移転している場合、元店舗を「旧」と表現し廃店舗とみなす。
- (旧)双葉店(1969年(昭和44年)9月15日 - 1979年(昭和54年))横手市二葉町9-44
- 店舗面積165m2
- 道路を挟んで斜め向かい側の(新)双葉店へ移転するため、閉店した。
- (旧)浅舞店(1971年(昭和46年)7月1日 - 1980年(昭和55年))横手市平鹿町浅舞浅舞207
- 店舗面積264m2
- 道路を挟んで斜め向かい側へ移転するため、閉店した。
- 湯沢店 → 湯沢柳町店(1971年(昭和46年)11月26日 - 1982年(昭和57年))湯沢市柳町1丁目1-4
- 店舗面積231m2
- 湯沢サンエー店へ移転するため、閉店した。
- (旧)清水町店(1976年(昭和51年)4月 - 1986年(昭和61年))湯沢市清水町1丁目
- (新)清水町店へ移転するため、閉店した。
- 湯沢サンエー店(1982年(昭和57年)2月 - 1992年(平成4年)7月)湯沢市表町1丁目2-3
- 大水戸店(1967年(昭和42年)7月 - 1993年(平成5年)6月)横手市大水戸町2-5
- 鍛冶町店(1956年(昭和31年)8月11日 - 1996年(平成8年)3月26日)横手市鍛冶町4-2
- 店舗面積518m2
- 1975年(昭和50年)4月16日に建て替えを行い、この建物が閉店まで使用されることとなった。
- 創業時から営業を続けてきたよねやの旗艦店であったが、本部機能を残して閉店。旗艦店は翌年開業するハッピータウン店となった。
- 赤坂店(1989年(平成元年)6月 - 1997年(平成9年)11月)横手市赤坂大道向67-5
- ハッピータウン店と競合することから、ハッピータウン店開業前に閉店。実質的には鍛冶町店との統合移転となった。
- 四日町店(1974年(昭和49年)5月1日 - 1997年(平成9年)頃[19])横手市四日町3-16
- 店舗面積264m2
- 清水町店(1986年(昭和61年)12月 - 2000年(平成12年))湯沢市清水町1丁目3-40
- 西馬音内店と統合し、千石大橋店が開業するため閉店。
- 西馬音内店(1987年(昭和62年)4月 - 2000年(平成12年))雄勝郡羽後町南西馬音内340-1 付近
- 清水町店と統合し、千石大橋店が開業するため閉店。
- 沼館店(1982年(昭和57年)7月 - 2002年(平成14年)11月)横手市雄物川町今宿今宿53-1
- 横手西店(ハッピータウン店)(1997年(平成9年)11月13日 - 2015年(平成27年)9月30日)横手市条里3丁目2-7
- 大曲店で得たノウハウを活かし、自社競合が予測される赤坂店を閉店した上で、よねやの旗艦店としてハッピータウンの開業と当時にオープン。太鼓などを用いたオープニングセレモニーが開催された[62]。
- ハッピータウンは、よねや商事などが出資して設立した「横手エス・シー」が、横手市内としては初となるオープンモール型のショッピングセンターとして開業[63][64]。よねやの他にホームセンターや衣料品店などが出店した。
- 売上としては、当時よねや全店の1⁄4を占めていた[6]。
- ハッピーモール店として移転するため閉店。
- 建物は現存し、2022年2月14日に「ダイソー 横手ハッピータウン店[65]」、同年4月27日に「ニューライフカネタ 横手店[66]」が入居し開業している。
- 浅舞店(1980年(昭和55年)11月1日 - 2022年(令和4年)9月30日[30])横手市平鹿町浅舞字浅舞47
- 双葉店(1979年(昭和54年)10月13日 - 2022年(令和4年)10月31日[31][50])横手市幸町3番1号
- 旧店舗から道路を挟んで向かい側に移転し、開業した[68]。店舗デザイン賞を受賞し、画期的な店内装飾、レイアウトとして全国から注目を集めた。当時としては大規模な店舗で、大店法の規制を受けるなどした[68]。2005年頃には南側出入口が新設されている。
- 店内には、いわゆる「街の本屋さん」である[69]金喜書店(横手市四日町)が運営する本屋「BOOKSかねき 双葉店」が存在していた[70]。2006年から2007年の間には閉店している[70][71]。
- 所在地が幸町なのに対し、店名が「双葉」となっているのは、1979年以前にあった旧店舗が二葉町に位置しており、店舗移転後もその店名が引き継がれたためである[68]。「二葉」に対して「双葉」となっている理由は不明。
- 閉店の理由としては、「店舗の老朽化」と説明されている[31]。
旧よねや時代
[編集]- 本町店(1956年(昭和31年) - 1959年(昭和34年)12月)横手市本町
- 寺町店(1957年(昭和32年) - 1959年(昭和34年)12月)大仙市大曲
- 角館店(1958年(昭和33年) - 1959年(昭和34年)12月)仙北市角館町
- 丸専店(1958年(昭和33年) - 1959年(昭和34年)12月)大仙市大曲
- 湯沢店(1959年(昭和34年) - 1959年(昭和34年)12月)湯沢市
- 秋田店(1959年(昭和34年)- 1959年(昭和34年)12月)秋田市
事務所など
[編集]- よねや物流センター(大仙市高関上郷卯時田60番地)
- よねやプロセスセンター(横手市横手町字大関越80番地)
- よねや本部(横手市横手町字大関越80番地)
ポイントカード
[編集]自社カードの「ひまわりカード」が利用可能である[72]。同カードにはヤマザワ系電子マネーの「NICOCA(にこか)」が搭載されている[72]。
ひまわりカード
[編集]電子マネー機能付きのポイントカードで、よねや各店および加盟店で利用することができる。2004年(平成16年)11月に初めて導入され[10]、2015年(平成27年)に「新・ひまわりカード」として一新された。2004年の導入前は「エスカレートカード」なるものが存在していた。
ひまわりカードのポイント料率は300円(税抜)ごとに1ポイント[72]。2022年8月31日までは200円(税抜)ごとに1ポイントの加算だったが、翌日の9月1日より現在の料率へと変更された[73]。カードの最終利用から1年経過すると、会員資格およびポイントが失効する[72]。
発行手数料は100円(税込)で、入会費や年会費は無料[72]。
ヤマザワとの合併後もひまわりカードの使用は可能とされているが[74]、ポイント10倍の開催日が毎週木曜日・日曜日および毎月8のつく日だったのが、3月1日より毎週金曜日・日曜日へと変更となった[34]。
2023年(令和5年)11月1日、ひまわりカードやにこかカードなどヤマザワ自社カードを廃止し、2024年春より楽天ポイントカード・楽天Edy機能を搭載した「ヤマザワ Edy-楽天ポイントカード」を新たに発行する旨を発表した[75]。
きりたんぽセット
[編集]1984年(昭和59年)頃から「よねやふるさと便発送本部」によるきりたんぽセットの発送を行っている[76]。秋田県の郷土料理、きりたんぽ鍋を作るのに必要な食材などがセットになっているもので、全国からの配送を受け付けている(ただし、沖縄県を除く離島へは配送不可)。配送の受付は毎年10月頃から2月頃まで行っている(2022年シーズンは10月1日から翌年2月23日[77])。
内容物としては、きりたんぽ、比内地鶏、比内地鶏スープ、セリ(湯沢市三関産)、ネギ、マイタケ、ゴボウのささがき[注釈 2]、糸蒟蒻、油揚げの他、作り方が記載されたパンフレットがある[78]。
その他
[編集]- 創業以来、長らく本部は横手市鍛冶町(鍛冶町店)に置いていたが、2016年(平成28年)に同市横手町の卸センター(卸団地)内へ移転した[43]。
- かつては秋田テレビの金曜日の夕方のFNNニュースの県内枠(AKTスーパーニュース)で提供していたが、ヤマザワ傘下後は広告の出稿をやめている。
- 創業20周年を迎える1976年より「よねや育英文庫」と呼ばれる寄贈活動を続けている。母子家庭への養育費として横手市に50万円を寄贈し続けており、2020年現在、寄贈金は市内の小・中学校の図書充実に充てられている[5]。
関連企業
[編集]参考文献
[編集]- 横手市編『横手市史 通史編 近現代』横手市、2011年。
- スーパーマーケットよねや記念誌編集委員会『スーパーマーケットよねや創業50周年記念誌』よねや商事株式会社、2005年。
- スーパーマーケットよねや『スーパーマーケットよねや社史 創立20周年記念』よねや商事株式会社、1975年。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “会社案内”. スーパーマーケット よねや. 2022年10月1日閲覧。
- ^ “特定商取引法に基づく表記”. スーパーマーケットよねや. 2022年10月16日閲覧。
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- ^ “【重要なお知らせ】「にこかカード」、「ひまわりカード」取扱い終了と「楽天Edy」・「楽天ポイントカード」サービス開始のご案内”. 株式会社ヤマザワ (2023年11月1日). 2023年11月1日閲覧。(ウェブアーカイブ)
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