Return to Myself (アルバム)
『Return to Myself』 | ||||
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浜田麻里 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | ビクター音楽産業/Invitation | |||
プロデュース | GREG EDWARD for REFLEX PRODUCTIONS, INC. | |||
チャート最高順位 | ||||
ゴールドディスク | ||||
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浜田麻里 アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
浜田麻里「Separate Lives」 - YouTube 浜田麻里「Walking on the Borderline」 - YouTube |
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『Return to Myself』収録のシングル | ||||
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『Return to Myself』(リターン・トゥ・マイセルフ)は、浜田麻里の10枚目のアルバム。ビクター音楽産業/Invitationから1989年6月7日に発売された。
制作
[編集]アルバム『LOVE NEVER TURNS AGAINST』(1988年)に引き続き、アメリカのロサンゼルスでレコーディングが行われた。
マイケル・ランドウをはじめ、現地の演奏陣をフィーチャーしており、一部ではAOR的な楽曲も収録している。
チャート成績
[編集]先行シングルである「Return to Myself 〜しない、しない、ナツ。」(1989年)のヒットもあり、初のオリコンのアルバムチャートで1位を獲得したアルバムである。
1位を獲得した瞬間、浜田は「みんなで『やったー!』って盛り上がったのを覚えています」と語っている一方で、タイアップとして使用されたカネボウのCMをほとんど見た記憶がないという[2]。浜田いわく、「Return to Myself 〜しない、しない、ナツ。」がヒットしたのは、「Heart And Soul」(1988年)から『歌のトップテン』(日本テレビ系)や『ザ・ベストテン』(TBS系)などの歌番組に出演した影響があるのではないかと推測している[2]。
その影響もあってか、アルバムの売り上げが想定以上に売れており、ビクター音楽産業の関係者は想定外だったといい、当時プレス数もさほど多く生産しておらず、在庫が少なかったという[2]。
批評
[編集]専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
CDジャーナル | 肯定的[3] |
『CDジャーナル』は、『IN THE PRECIOUS AGE』(1987年)と『LOVE NEVER TURNS AGAINST』(1988年)に続いて3度目のロサンゼルスでのレコーディングに触れ「向こうの水にも慣れ、瑞々しくもベストな音をクリエイトしている」としたうえで、「ヒューマニックでエモーショナルな魅力溢れる人魂の力作だ」と肯定的に評価している[3]。
収録曲
[編集]LPレコード盤
[編集]全作詞: 浜田麻里、全編曲: GREG EDWARD, RANDY KERBER, H.M. PROJECT、ストリングス・アレンジ: RANDY KERBER。 | |||
# | タイトル | 作曲 | 時間 |
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1. | 「Return to Myself」 | 大槻啓之 | |
2. | 「Separate Lives」 | 原一博 | |
3. | 「Emotion in Motion」 | 大槻啓之 | |
4. | 「Walking on the Borderline」 | 大槻啓之 | |
5. | 「Second Wind」 | 増田隆宣 | |
合計時間: |
全作詞: 浜田麻里、全編曲: GREG EDWARD, RANDY KERBER, H.M. PROJECT、ストリングス・アレンジ: RANDY KERBER。 | |||
# | タイトル | 作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「Only in My Dreams」 | 大槻啓之 | |
2. | 「Take Me to Your Heart」 |
| |
3. | 「We Should Be So Lucky」 |
| |
4. | 「With All My Love」 | ||
5. | 「Restless Kind」 | 大槻啓之 | |
合計時間: |
CD盤
[編集]全作詞: 浜田麻里、全編曲: GREG EDWARD, RANDY KERBER, H.M. PROJECT、ストリングス・アレンジ: RANDY KERBER。 | |||
# | タイトル | 作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「Return to Myself」 | 大槻啓之 | |
2. | 「Separate Lives」 | 原一博 | |
3. | 「Emotion in Motion」 | 大槻啓之 | |
4. | 「Walking on the Borderline」 | 大槻啓之 | |
5. | 「Second Wind」 | 増田隆宣 | |
6. | 「Only in My Dreams」 | 大槻啓之 | |
7. | 「Take Me to Your Heart」 |
| |
8. | 「We Should Be So Lucky」 |
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9. | 「With All My Love」 |
| |
10. | 「Restless Kind」 | 大槻啓之 | |
合計時間: |
参加ミュージシャン
[編集]- THE BAND
- JOHN KEANE : DRUMS AND PERCUSSION
- JOHN PIERCE : BASS GUITAR
- MIKE LANDAU : ELECTRIC & ACOUSTIC GUITARS
- RANDY KERBER : KEYBOARDS
- ADDITIONAL GUESTS
- CHARLES JUDGE : KEYBOARDS
- DENNY FONGHEISER : PERCUSSION AND DRUM SEQUENCE
- JASON SCHEFF (CHICAGO) : BG VOCALS
- BILL CHAMPLIN (CHICAGO) : BG VOCALS
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- HONES BY :
- Jimmy “Z” Zavala (Saxophone), Lee R. Thornburg (Trumpet), Claude Cailliet (Trombone)
- STRINGS BY :
- Doug Cameron (Concertmaster)
- Rhonni Hallman (1st violin), Michelle Nardone (1st violin)
- Charles Veal (2nd violin), Marcy Dicterow (2nd violin),
- Gina Kronstadt (2nd violin), Ray Tischer (Viola),
- Carol Castillo (Viola), Mavrice Grants (Cello),
- Nancy Grants (Cello), David Stones (Bass),
- Bill Alsup (French Horn)
- H.M. PROJECT :
- MARI HAMADA, HIROUKI OHTSUKI, TAKANOBU MASUDA, KAZUHIRO HARA, TAKASHI MASUZAKI, NOBUYUKI OKADA, KAORU OHORI, TOMONORI YAMADA, KAZUO SHIMIZU, and ERI HAMADA
- HONES BY :
メディアでの使用
[編集]# | 曲名 | タイアップ | 出典 |
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「Return to Myself」 | '89カネボウ化粧品 夏のイメージソング | [4] |
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「We Should Be So Lucky」 | NIPPON CHALLENGE AMERICA'S CUP 1991 イメージソング |
リリース日一覧
[編集]地域 | リリース日 | レーベル | 規格 | 規格品番 | 概要 | 順位 |
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日本 | 1989年6月7日 | ビクター音楽産業/Invitation | LP | VIH-28369 | 1位 | |
CD | VDR-1614 | 初CD (廃盤) | ||||
1994年3月24日 | ビクターエンターテイメント/SPEEDSTAR RECORDS | VICL-22013 | 再発 (廃盤) | - | ||
2008年10月22日 | ビクターエンターテイメント/Invitation | VICL-63095 | デジタル・リマスタリング / 25th Anniversary 紙ジャケット仕様 | - | ||
2014年1月15日 | JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント | SHM-CD | VICL-70115 | デジタル・リマスタリング / 30周年記念高音質SHM-CD化 | - |
脚注
[編集]- ^ “Return to Myself | 浜田麻里”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2024年5月4日閲覧。
- ^ a b c “【浜田麻里 40周年インタビュー】第2弾:制作拠点をアメリカへ移した意図とは? 現地での刺激的なセッション、ヒットシングル誕生などを振り返る”. リアルサウンド. 株式会社blueprint. p. 3 (2023年3月22日). 2024年5月4日閲覧。
- ^ a b “浜田麻里 / リターン・トゥ・マイセルフ [再発][廃盤]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2024年5月4日閲覧。
- ^ “Return to Myself | 浜田麻里”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2024年5月4日閲覧。
外部リンク
[編集]- Mari Hamada Official Siteによる紹介ページ