ライジング・スターズ・チャレンジ
ライジング・スターズ・チャレンジは、NBAが毎年2月に開催するNBAオールスターウィークエンドにおいて、NBA1年目の選手と2年目の選手で構成されたチームの間で行われる対抗戦である。2011年まではルーキーチャレンジと呼ばれていた。
概要
[編集]同大会は開催週の日曜日に行われるNBAオールスターゲームに先立って、金曜日に行われる。出場選手は各チームのアシスタントコーチによる投票によって選出され、ヘッドコーチはオールスターゲームのコーチングスタッフの第一アシスタントが務める。通常のNBAのルールとは異なり、前後半20分の計40分で行われる。
ルーキーチャレンジが初めて開催された1994年当時は、ルーキーのみでチームが構成され、各チームをフェノムス、センセーションズと呼んだ。翌1995年にはホワイト、グリーンとなり、さらに翌1996年にはイースト、ウェストとなった。1999年にはロックアウトによるシーズン縮小にともない、オールスターが開催されなかったため、2000年のルーキーチャレンジでは、1999年に出場できなかった当時のルーキーたちを出場させるために、2000年ルーキーと1999年ルーキーとの間で、すなわち1年目の選手(ルーキー)と2年目の選手(ソフォモア)の間で試合が行われ、2011年まで続けられた。
2012年から、BBVA後援による「ライジング・スターズ・チャレンジ」に改称。元NBAプレイヤーがジェネラルマネージャーとなり、ライジング・スターズ・チャレンジに選出された1年目の選手と2年目の選手から交互に選手を指名。1年目の選手と2年目の選手の混成チームを編成する形式となった。
2015年は、アメリカ出身選手で構成されたチームUSAとアメリカ以外の出身の国際選手で構成されたチームWORLDによるゲーム形式になった。
対戦成績
[編集]ルーキーチャレンジ | |||
---|---|---|---|
開催年 | 勝利チーム vs. 敗戦チーム | スコア | 最優秀選手 |
1994年 | Phenoms vs. Sensations | 74 - 68 | アンファニー・ハーダウェイ |
1995年 | White vs. Green | 83 - 79 (OT) | エディー・ジョーンズ |
1996年 | East vs. West | 94 - 92 | デイモン・スタウダマイアー |
1997年 | 96 - 91 | アレン・アイバーソン | |
1998年 | 85 - 80 | ジードルナス・イルガスカス | |
1999年 | ロックアウトのため中止 | ||
2000年 | Rookies vs. Sophomores | 92 - 83 (OT) | エルトン・ブランド |
2001年 | Sophomores vs. Rookies | 121 - 113 | ウォーリー・ザービアック |
2002年 | Rookies vs. Sophomores | 103 - 97 | ジェイソン・リチャードソン |
2003年 | Sophomores vs. Rookies | 132 - 112 | ギルバート・アリナス |
2004年 | 142 - 118 | アマーレ・スタウダマイアー | |
2005年 | 133 - 106 | カーメロ・アンソニー | |
2006年 | 106 - 96 | アンドレ・イグダーラ | |
2007年 | 155 - 114 | デビッド・リー | |
2008年 | 136 - 109 | ダニエル・ギブソン | |
2009年 | 122 - 116 | ケビン・デュラント | |
2010年 | Rookies vs. Sophomores | 140 - 128 | タイリーク・エバンス |
2011年 | 148 - 140 | ジョン・ウォール | |
ライジング・スターズ・チャレンジ | |||
2012年 | Team Chuck vs. Team Shaq | 145 - 133 | カイリー・アービング |
2013年 | 163 - 135 | ケネス・フェリード | |
2014年 | Team Hill vs. Team Webber | 142 - 136 | アンドレ・ドラモンド |
2015年 | Team WORLD vs. Team USA | 121 - 112 | アンドリュー・ウィギンス |
2016年 | Team USA vs. Team World | 157 - 154 | ザック・ラヴィーン |
2017年 | Team WORLD vs. Team USA | 150 - 141 | ジャマール・マレー |
2018年 | 155 - 124 | ボグダン・ボグダノヴィッチ |
開催場所と出場選手
[編集]2005年度
[編集]
|
|
^INJ1 怪我のため欠場。
2006年度
[編集]
|
|
2007年度
[編集]
|
|
2008年度
[編集]場所:ニューオーリンズ・アリーナ(ルイジアナ州ニューオーリンズ)
|
|
2009年度
[編集]
|
|
^INJ1 怪我のため欠場。
2010年度
[編集]場所:アメリカン・エアラインズ・センター(テキサス州ダラス)
|
|
^DNP オールスター本戦出場のため欠場。 ^REP1 ローズがオールスター本戦出場のため代替選出。
2011年度
[編集]場所:ステイプルズ・センター(カリフォルニア州ロサンゼルス)
|
|
^INJ1 怪我のため欠場。 ^REP1 エバンスが欠場のため代替選出。
2012年度
[編集]場所:アムウェイ・センター(フロリダ州オーランド)
|
|
^INJ1 怪我のため欠場。 ^REP1 スプリッターが欠場のため代替選出。
2013年度
[編集]
|
|
^INJ1 怪我のため欠場。 ^REP1 ドラモンドが欠場のため代替選出。
2014年度
[編集]場所:スムージー・キング・センター(ルイジアナ州ニューオーリンズ)
|
|
^INJ1 怪我のため欠場。 ^REP1 アンティッチが欠場のため代替選出。
2015年度
[編集]
|
|
^INJ1 怪我のため欠場。
^REP1 アダムスが欠場のため代替選出。
^INJ2 怪我のため欠場。
^REP2 カーター=ウィリアムスが欠場のため代替選出。
^INJ3 怪我のため欠場。
^REP3 オリニクが欠場のため代替選出。
^OUT 個人的理由のため欠場。
^REP1 ヌルキッチが欠場のため代替選出。
2016年度
[編集]場所:エアカナダ・センター(カナダ オンタリオ州トロント)
|
|
^INJ1 怪我のため欠場。
^REP1 ミロティッチが欠場のため代替選出。
^INJ2 怪我のため欠場。
^REP2 ノエルが欠場のため代替選出。
2017年度
[編集]場所:スムージー・キング・センター(ルイジアナ州ニューオーリンズ)
|
|
|
^INJ1 怪我のため欠場。
^REP1 エンビードが欠場のため代替選出。
^INJ2 怪我のため欠場。
^REP2 ムディエイが欠場のため代替選出。
2018年度
[編集]場所:ステイプルズ・センター(カリフォルニア州ロサンゼルス)
|
|
|
^INJ1 怪我のため欠場。
^REP1 ブログドンが欠場のため代替選出。
^INJ2 怪我のため欠場。
^REP2 ボールが欠場のため代替選出。
2021年度
[編集]
|
|
|
2022年度
[編集]^INJ1 クリス・ドゥアルテは左足つま先の怪我のため欠場[5]。
^REP1 ドゥアルテの代役としてジョナサン・クミンガを選出[6]。
^INJ2 デイビオン・ミッチェルは右手の怪我のため欠場[7]。
^REP2 ミッチェルの代役としてナーション・ハイランドを選出[8]。
セミファイナル | ファイナル | |||||
チーム・アイザイア | 50 | |||||
チーム・ウォージー | 49 | |||||
チーム・アイザイア | 20 | |||||
チーム・バリー | 25 | |||||
チーム・バリー | 50 | |||||
チーム・ペイトン | 48 | |||||
参照
[編集]- ^ a b “Minnesota's Towns and Philadelphia's Embiid headline roster for 2017 BBVA Compass Rising Stars Challenge”. NBA.com. (January 25, 2017) January 25, 2017閲覧。
- ^ a b “Philadelphia 76ers' Ben Simmons, Los Angeles Lakers' Lonzo Ball highlight 2018 Mtn Dew Kickstart Rising Stars rosters”. NBA.com 2018年2月19日閲覧。
- ^ a b “Zion Williamson, Ja Morant lead 2021 Rising Stars roster”. NBA.com. (March 3, 2021) March 4, 2021閲覧。
- ^ a b c d “Clorox Rising Stars rosters set after 4-team draft”. NBA.com. (February 4, 2022) February 5, 2022閲覧。
- ^ “Duarte to Not Play in Rising Stars Due to Injury” (February 16, 2022). February 17, 2022閲覧。
- ^ “Jonathan Kuminga to replace Chris Duarte in 2022 Clorox Rising Stars”. NBA.com (February 16, 2022). February 17, 2022閲覧。
- ^ “Denver's Hyland to replace Sacramento's Mitchell in 2022 Clorox Rising Stars”. NBA.com (February 17, 2022). February 18, 2022閲覧。
- ^ “BONES HYLAND SELECTED TO THE NBA’S RISING STARS CHALLENGE”. NBA.com (February 17, 2022). February 18, 2022閲覧。
参考
[編集]- NBA.com の解説
イースタン・カンファレンス EAST | |||||
---|---|---|---|---|---|
アトランティック・ディビジョン ATLANTIC | セントラル・ディビジョン CENTRAL | サウスイースト・ディビジョン SOUTHEAST | |||
ボストン・セルティックス | BOS | シカゴ・ブルズ | CHI | アトランタ・ホークス | ATL |
ブルックリン・ネッツ | BKN | クリーブランド・キャバリアーズ | CLE | シャーロット・ホーネッツ | CHA |
ニューヨーク・ニックス | NYK | デトロイト・ピストンズ | DET | マイアミ・ヒート | MIA |
フィラデルフィア・セブンティシクサーズ | PHI | インディアナ・ペイサーズ | IND | オーランド・マジック | ORL |
トロント・ラプターズ | TOR | ミルウォーキー・バックス | MIL | ワシントン・ウィザーズ | WAS |
ウェスタン・カンファレンス WEST | |||||
ノースウェスト・ディビジョン NORTHWEST | パシフィック・ディビジョン PACIFIC | サウスウェスト・ディビジョン SOUTHWEST | |||
デンバー・ナゲッツ | DEN | ゴールデンステート・ウォリアーズ | GSW | ダラス・マーベリックス | DAL |
ミネソタ・ティンバーウルブズ | MIN | ロサンゼルス・クリッパーズ | LAC | ヒューストン・ロケッツ | HOU |
オクラホマシティ・サンダー | OKC | ロサンゼルス・レイカーズ | LAL | メンフィス・グリズリーズ | MEM |
ポートランド・トレイルブレイザーズ | POR | フェニックス・サンズ | PHO | ニューオーリンズ・ペリカンズ | NOP |
ユタ・ジャズ | UTA | サクラメント・キングス | SAC | サンアントニオ・スパーズ | SAS |
サマーリーグ - レギュラーシーズン - プレーイン・トーナメント - プレーオフ - NBAファイナル(MVP) - ドラフト オールスターウィークエンド - ライジング・スターズ - シューティングスター - スリーポイントシュートアウト - スキルチャレンジ - スラムダンクコンテスト - オールスターゲーム(MVP) | |||||
MVP - ルーキー・オブ・ザ・イヤー - 最優秀守備選手賞 - シックスマン賞 - MIP - スポーツマンシップ賞 - 最優秀コーチ賞 - 最優秀役員賞 - J・ウォルター・ケネディ市民賞 オールNBAチーム - NBAオールディフェンシブチーム - NBAオールルーキーチーム | |||||
シーズンスタッツリーダー:得点 - リバウンド - アシスト - スティール - ブロック - フィールドゴール - フリースロー - 3ポイント / キャリアスタッツリーダー | |||||
NBPA - NBA TV - NBAリーグパス - サラリーキャップ - バイアウト - 10日間契約 - サイン・アンド・トレード - アリーナ - NBAゲータレード・リーグ - WNBA(ファイナル) NBA75周年記念チーム - NBA50周年記念オールタイムチーム - 35周年記念オールNBA - 25周年記念オールNBA - ミッドウェスト・ディビジョン - 記録 - ヘッドコーチ | |||||
北米4大プロスポーツリーグ |