エリック・ブレッドソー
ロサンゼルス・クリッパーズでのブレッドソー (2022年) | |
上海シャークス No.22 | |
---|---|
ポジション | PG / SG |
所属リーグ | CBA |
基本情報 | |
愛称 | Mini LeBron |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1989年12月9日(35歳) |
出身地 | アラバマ州バーミングハム |
身長 | 185cm (6 ft 1 in) |
体重 | 97kg (214 lb) |
ウィングスパン | 202cm (6 ft 8 in)[1] |
キャリア情報 | |
高校 | A・H・パーカー |
大学 | ケンタッキー大学 |
NBAドラフト | 2010年 / 1巡目 / 全体18位[1] |
オクラホマシティ・サンダーから指名 | |
プロ選手期間 | 2010年–現在 |
経歴 | |
2010–2013 | ロサンゼルス・クリッパーズ |
2012 | →ベイカーズフィールド・ジャム |
2013–2017 | フェニックス・サンズ |
2017–2020 | ミルウォーキー・バックス |
2020–2021 | ニューオーリンズ・ペリカンズ |
2021–2022 | ロサンゼルス・クリッパーズ |
2022– | 上海シャークス |
受賞歴 | |
| |
Stats Basketball-Reference.com | |
エリック・ブレッドソー(Eric Bledsoe, 1989年12月9日 - )は、アメリカ合衆国アラバマ州バーミングハム出身のプロバスケットボール選手。CBAの上海シャークスに所属している。ポジションはポイントガードまたはシューティングガード。
経歴
[編集]ロサンゼルス・クリッパーズ
[編集]ケンタッキー大学時代はジョン・ウォールやデマーカス・カズンズなどと共にプレーし、3年間で35勝3敗という強さを誇った。そして2010年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明[2]。ドラフトでは18位でオクラホマシティ・サンダーから指名されるも、直後にロサンゼルス・クリッパーズとのトレードが行われ、交渉権がクリッパーズに移動した。
1年目はバロン・デイビスの控え役としての起用がほとんどで、2年目からのシーズンもクリス・ポールの控えに甘んじていた。
フェニックス・サンズ
[編集]2013年夏、ミルウォーキー・バックスなどが絡んだ三角トレードでフェニックス・サンズに移籍した[3]。 サンズ加入後に先発メンバーに定着し、2013-14シーズンは平均17.7点を記録し、MIP候補にも挙げられたが、膝の手術でシーズンの大半を欠場するなど、本領を発揮したとは言い難かった。
オフは制限付きFAとなり契約問題が難航したが、9月24日に5年総額7000万ドルで再契約[4]。2014-15シーズンは自己最多の81試合に先発出場したものの、翌2015-16シーズンは、2015年12月26日のフィラデルフィア・76ers戦で、左膝の前十字靭帯を断裂する重傷を負い、手術の為に同シーズン残り全試合を欠場となった[5]。
2016-17シーズンは膝の負傷も完治し、開幕から出場。2016年11月2日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦では、115-115の同点で迎えた延長第1クォーター残り数秒の場面から、決勝ブザービーター3ポイントシュートを決め、開幕4連敗を喫していたサンズに、シーズン初勝利をもたらした[6]。更に2017年1月22日のトロント・ラプターズ戦では、自己最高の40得点を記録した[7]。1月28日のデンバー・ナゲッツ戦で自身最多の41得点を記録[8]。しかし、3月15日の左膝の負傷のために、シーズン残り試合を欠場することが発表された[9]。
2017-18シーズン、サンズは開幕から大敗が続き、10月21日のロサンゼルス・クリッパーズ戦て大敗を喫した後、ツイッターで「もうこんなチームでプレーしたくない」といった旨趣の書き込みを行い波紋を呼んだ[要出典]。本人は「ヘアサロンにいただけだ」と首脳陣に説明したが、そのような言い訳は通じず謹慎処分になった。リーグからは罰金処分も課せられた。[要出典]結局11月8日にグレッグ・モンロー及び将来のドラフト指名権とのトレードでミルウォーキー・バックスに放出された[10]。
ミルウォーキー・バックス
[編集]2017-18シーズン、2017年11月10日のサンアントニオ・スパーズ戦で、バックス加入後初出場を果たし、13得点で94-87の勝利に貢献[11]。更に22日の古巣のサンズ戦では、敵地トーキング・スティック・リゾート・アリーナの観衆から大ブーイングをあびせられながらも30得点を記録し、チームの勝利に貢献した[12]。2018年3月30日に行われたロサンゼルス・レイカーズ戦で39得点を記録、試合はオーバータイムの末、バックスが124-122で勝利した[13]。4月9日に行われたオーランド・マジック戦でキャリア4度目のトリプル・ダブルとなる20得点、12リバウンド、11アシストを記録、試合はバックスが102-86で勝利した[14]。
2018-19シーズン、2019年3月1日、バックスと2023年までの4年総額7000万ドルで契約延長した[15]。
ニューオーリンズ・ペリカンズ
[編集]2020年11月24日に行われた4チーム間の大型トレードで、ドリュー・ホリデーとの引き換えに、将来の1巡目指名権2つと指名交換権2つとともにニューオーリンズ・ペリカンズへ移籍した[16] 。
クリッパーズ復帰
[編集]2021年8月7日にヨナス・ヴァランチューナスとトレードで、スティーブン・アダムズ、2022年のプロテクト付き1巡目指名権とともにメンフィス・グリズリーズに放出された[17]。その後、8月16日にパトリック・ビバリー、ラジョン・ロンド、ダニエル・オトゥルとのトレードでロサンゼルス・クリッパーズに移籍した[18]。
2022年2月4日にノーマン・パウエル、ロバート・コビントンとのトレードで、キーオン・ジョンソン、ジャスティス・ウィンズロー、2025年の2巡目指名権とともにポートランド・トレイルブレイザーズへ移籍した[19]。しかし、移籍後は怪我のため試合に出場することはなく、オフの7月6日に解雇された[20]。
選手としての特徴
[編集]身長185センチながら、202センチのウイングスパンをいかして、両手で数多くのダンクを決められる。プレーオフではレギュラーシーズンほどの成績を残せていない。[要出典]
個人成績
[編集]略称説明 | |||||
---|---|---|---|---|---|
GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | * | リーグリーダー | † | 優勝シーズン |
NBA
[編集]レギュラーシーズン
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010–11 | LAC | 81 | 25 | 22.7 | .424 | .276 | .744 | 2.8 | 3.6 | 1.1 | .3 | 6.7 |
2011–12 | 40 | 1 | 11.6 | .389 | .200 | .636 | 1.6 | 1.7 | .8 | .4 | 3.3 | |
2012–13 | 76 | 12 | 20.4 | .445 | .397 | .791 | 3.0 | 3.1 | 1.4 | .7 | 8.5 | |
2013–14 | PHX | 43 | 40 | 32.9 | .477 | .357 | .772 | 4.7 | 5.5 | 1.6 | .3 | 17.7 |
2014–15 | 81 | 81 | 34.6 | .447 | .324 | .800 | 5.2 | 6.1 | 1.6 | .6 | 17.0 | |
2015–16 | 31 | 31 | 34.2 | .453 | .372 | .802 | 4.0 | 6.1 | 2.0 | .6 | 20.4 | |
2016–17 | 66 | 66 | 33.0 | .434 | .335 | .847 | 4.8 | 6.3 | 1.4 | .5 | 21.1 | |
2017–18 | 3 | 3 | 27.7 | .400 | .308 | .786 | 2.3 | 3.0 | 1.3 | .7 | 15.7 | |
MIL | 71 | 71 | 31.5 | .476 | .349 | .795 | 3.9 | 5.1 | 2.0 | .6 | 17.8 | |
2017-18計 | 74 | 74 | 31.4 | .473 | .347 | .795 | 3.8 | 5.0 | 2.0 | .6 | 17.7 | |
2018–19 | 78 | 78 | 29.1 | .484 | .329 | .750 | 4.6 | 5.5 | 1.5 | .4 | 15.9 | |
2019–20 | 61 | 61 | 27.0 | .475 | .344 | .790 | 4.6 | 5.4 | .9 | .4 | 14.9 | |
2020–21 | NOP | 71 | 70 | 29.7 | .421 | .341 | .687 | 3.4 | 3.8 | .8 | .3 | 12.2 |
2021–22 | LAC | 54 | 29 | 25.2 | .421 | .313 | .761 | 3.4 | 4.2 | 1.3 | .4 | 9.9 |
通算 | 756 | 568 | 27.8 | .452 | .336 | .784 | 3.9 | 4.7 | 1.4 | .5 | 13.7 |
プレーオフ
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | LAC | 11 | 0 | 17.2 | .587 | .429 | .625 | 2.4 | 2.1 | 1.2 | .4 | 7.9 |
2013 | 6 | 0 | 16.2 | .500 | .111 | .667 | 2.5 | 3.0 | .3 | .5 | 6.5 | |
2018 | MIL | 7 | 7 | 32.1 | .440 | .318 | .700 | 3.6 | 3.7 | 1.0 | .9 | 13.6 |
2019 | 15 | 15 | 28.2 | .411 | .236 | .706 | 3.7 | 4.3 | 1.1 | .4 | 13.7 | |
2020 | 9 | 9 | 29.7 | .388 | .250 | .808 | 4.6 | 5.9 | 1.2 | .7 | 11.7 | |
通算 | 48 | 31 | 25.0 | .441 | .254 | .712 | 3.4 | 3.8 | 1.0 | .5 | 11.1 |
カレッジ
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2009–10 | ケンタッキー | 37 | 35 | 30.3 | .462 | .383 | .667 | 3.1 | 2.9 | 1.4 | .3 | 11.3 |
脚注
[編集]- ^ “Eric-Bledsoe”. draftexpress.com (2010年). 2017年10月閲覧。
- ^ Jerry Tipton (2010年4月8日). “Five Cats declare for NBA Draft”. kentucky.com. 2015年6月14日閲覧。
- ^ Matt Petersen (2013年7月10日). “Suns Complete Deal for Eric Bledsoe and Caron Butler”. nba.com. 2015年6月14日閲覧。
- ^ “Eric Bledsoe, Suns reach $70M deal”. ESPN (2014年9月26日). 2015年6月14日閲覧。
- ^ Bledsoe Surgery Update
- ^ Phoenix and Portland Trade Clutch Shots in Crazy Ending
- ^ Eric Bledsoe scores a career-high 40 points to lead Suns over Toronto
- ^ “Eric Bledsoe 41 Points vs Denver”. NBA.com (2017年1月29日). 2019年7月20日閲覧。
- ^ Suns Shut Down Eric Bledsoe For Remainder Of Season
- ^ Suns trading Eric Bledsoe to Bucks for Greg Monroe and a 1st rounder
- ^ Antetokounmpo leads Bucks past Spurs in Bledsoe's debut ESPN.com
- ^ Eric Bledsoe booed in return to Phoenix, scores 30 as Bucks win ESPN.com
- ^ “Bledsoe scores 39, Bucks beat Lakers 124-122 in OT” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年3月30日). 2018年4月1日閲覧。
- ^ “Bucks close out Bradley Center with 102-86 win over Magic” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年4月9日). 2018年4月11日閲覧。
- ^ “エリック・ブレッドソーがバックスと4年約78億円の延長契約に合意”. バスケットボールキング (2019年3月2日). 2019年7月20日閲覧。
- ^ “Pelicans acquire Steven Adams, Eric Bledsoe in four-team trade”. NBA.com (November 24, 2020). November 24, 2020閲覧。
- ^ “Grizzlies acquire Steven Adams, Eric Bledsoe, draft rights to Ziaire Williams and two draft picks in three-team trade with Pelicans and HorNets”. NBA.com (August 7, 2021). 2022年2月5日閲覧。
- ^ “LA Clippers Acquire Eric Bledsoe From Memphis Grizzlies”. NBA.com (August 16, 2021). 2022年2月5日閲覧。
- ^ “TRAIL BLAZERS ACQUIRE ERIC BLEDSOE, KEON JOHNSON AND JUSTISE WINSLOW”. NBA.com/Trail Blazers (2022年2月4日). 2022年2月5日閲覧。
- ^ “Trail Blazers Waive Eric Bledsoe” (英語). www.nba.com. 2022年7月7日閲覧。
外部リンク
[編集]- 選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference
- Kentucky Wildcats bio
- エリック・ブレッドソー (@ebled2) - X(旧Twitter)
|