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ジェイレン・グリーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
ジェイレン・グリーン
Jalen Green
ヒューストン・ロケッツでのグリーン
(2022年)
ヒューストン・ロケッツ  No.4
ポジション SG
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (2002-02-09) 2002年2月9日（22歳）
出身地 カリフォルニア州の旗 カリフォルニア州マーセド
身長 193cm (6 ft 4 in)
体重 84kg (185 lb)
ウィングスパン 201cm  (6 ft 7 in)
シューズ アディダス[1]
キャリア情報
高校 サン・ジョアキン・メモリアル高等学校（英語版）
NBAドラフト 2021年 / 1巡目 / 全体2位[1]
プロ選手期間 2020年–現在
経歴
2020-2021NBAGリーグ・イグナイト
2021-ヒューストン・ロケッツ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
獲得メダル
男子バスケットボール
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
FIBA U-19世界選手権
金メダル - 1位 2019年 ギリシャ チーム
FIBA U-17世界選手権
金メダル - 1位 2018年 アルゼンチン チーム
FIBA アメリカ州U-16チャンピオンシップ
金メダル - 1位 2017年 アルゼンチン チーム

ジェイレン・ロマンデ・グリーン（Jalen Romande Green、2002年2月9日 - ）は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州マーセド出身のプロバスケットボール選手。NBAのヒューストン・ロケッツに所属している。ポジションはシューティングガード。

生い立ち

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カリフォルニア州のマーセドにて生まれた[2]。その後、マーセドとカリフォルニア州リビングストンで育ち、小学校3年生のときに家族と一緒にカリフォルニア州フレズノに引っ越した。6年生までアマチュア運動連合でプレーし、毎日5時間バスケットボールの練習をしていた[3]。

ハイスクール

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高校に進学した最初の3年間はフレズノにあるサン・ジョアキン・メモリアル高校でプレーし、1年生からスターターとして出場。1試合平均18.1得点と9リバウンドを記録してグリーンはチームをCIFセントラルセクションディビジョンII準優勝とCIFディビジョンII準々決勝に導いた[4][5]。マックスプレップス・フレッシュマン・オールアメリカンセカンドチームとCIFセントラルセクション新人王を受賞した[2][5]。2年生になると1試合平均27.9得点・リバウンド7.7の成績を残し、サン・ジョアキン・メモリアルをセントラルセクションディビジョンIIのタイトル獲得とCIFオープンディビジョンのプレーオフに導き[2][6][7]、その活躍によりマックスプレップスナショナル・ソフォモア最優秀選手に選ばれ、2年生にしてUSAトゥデイ・オールUSAカリフォルニア・セカンドチームに選ばれた[7][8]。

3年生では、1試合あたり平均30.1得点・7.8リバウンド・3.6アシストとさらに成績を伸ばし[2]、2年連続のセントラルディビジョンIIチャンピオンシップで優勝を果たした。タイトルゲームにてグリーンは、1971年以来となるロスコー・ポンデクスターが保持していた学校のチーム記録である2,288得点を上回まわった[9]。その後2年連続でUSAトゥデイ・オールUSA・カリフォルニア年間最優秀選手に選ばれ、オールUSAセカンドチームとマックスプレップス・オールアメリカンセカンドチームにも選ばれた[10][11][12]。4年生になると、カリフォルニア州ナパにあるプロリフィック・プレップに転校し[13]、2020年3月にはグラインドセッションのMVPをダイシェン・ニックス（英語版）と同時受賞した[14]。4年生での成績は平均31.5得点・7.5リバウンド・5アシストを記録、チームを31勝3敗と導き、スポーツ・イラストレイテッドの年間最優秀オールアメリカンプレーヤーとマックスプレップス・オールアメリカンファーストチームに選ばれた[15][16]。そして高校のオールスターであるマクドナルド・オール・アメリカンゲーム、ジョーダン・ブランド・クラシック、ナイキ・フープ・サミットに選出したが、新型コロナウイルスの影響ですべて中止となった[17]。

リクルート

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主要な情報誌の247Sports、ESPN、Rivalsから5つ星評価され、2020年のクラスでNo.1のシューティングガード選手として格付けされた[18][19][20]。15歳になる前にアリゾナ大学、フロリダ州立大学、南カリフォルニア大学など数多くの強豪大学から奨学金のオファーを受けていた[21][22]。2020年4月16日に大学へは進学せず、NBAGリーグでプロ経験を積んでからNBAに挑戦する道を選んだ[23]。

高校生アスリートのリクルート情報(アメリカのカレッジスポーツ)
氏名 出身 高校 / 大学 身長 体重 コミット日
ジェイレン・グリーン
SG 		フレズノ プロリフィック・プレップ (CA) 6 ft 6 in (1.98 m) 180 lb (82 kg) — 
リクルート スターレーティング（英語版）: Scout: N/A   Rivals:5/5 stars   247Sports:5/5 stars    ESPN:5/5 stars   ESPNグレード: 97
全リクルート順位:   Rivals: 2  247Sports: 2  ESPN: 1
  • 注意: 多くの場合、Scout、Rivals、247Sports、ESPNの間で身長、体重が一致しない可能性がある。
  • これらの場合、平均をとっている。ESPNグレードは100ポイントスケールに基づいている。

出典:

プロキャリア

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NBAGリーグ・イグナイト

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2020年4月16日にNBAGリーグと1年50万ドルの契約を結び、リーグの新しい開発プログラムの一環として、カリフォルニア州ウォールナットクリークに本拠地を置く、NBAGリーグ・イグナイトに加入した[24][25]。グリーンがこのプログラムに参加する初の選手となった[23]。

ヒューストン・ロケッツ

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2021年7月29日に行われたNBAドラフトにて、ヒューストン・ロケッツから全体2位で指名された[26]。8月8日のサマーリーグ初戦となったクリーブランド・キャバリアーズ戦にて、30分間の出場で23得点、5リバウンド、2アシストを記録し、84-76で勝利した[27]。10月20日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でNBAデビューを飾り、9得点、4リバウンド、4アシストを記録した[28]。

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド数  APG  平均アシスト数  SPG  平均スティール数
 BPG  平均ブロック数  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBA

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レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2021–22 HOU 67 67 31.9 .426 .343 .797 3.4 2.6 .7 .3 17.3
2022–23 76 76 34.2 .416 .338 .786 3.7 3.7 .8 .2 22.1
2023–24 82 82 31.7 .423 .332 .804 5.2 3.5 .8 .3 19.6
通算 225 225 32.6 .421 .337 .794 4.1 3.3 .8 .3 19.8

NBAGリーグ

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レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2020–21 GLI 15 15 32.0 .461 .365 .829 4.1 2.8 1.5 .3 17.9
通算 15 15 32.0 .461 .365 .829 4.1 2.8 1.5 .3 17.9

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2021 GLI 1 1 41.0 .550 .300 .571 5.0 7.0 3.0 .0 30.0
通算 1 1 41.0 .550 .300 .571 5.0 7.0 3.0 .0 30.0

脚注

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[脚注の使い方]
  1. ^ “Jalen Green, Adidas Agree to Contract Ahead of 2021 NBA Draft” (英語). bleacherreport.com (2021年5月27日). 2021年12月1日閲覧。
  2. ^ a b c d “Jalen Green”. USA Basketball (June 20, 2019). July 8, 2019閲覧。
  3. ^ “Talent, hard work lift Memorial High hoops star Jalen Green to top of his class”. The Fresno Bee (January 12, 2018). July 8, 2019閲覧。
  4. ^ “Foes travel far to eliminate Memorial’s girls, boys from basketball regional”. The Fresno Bee (March 11, 2017). August 8, 2019閲覧。
  5. ^ a b “2016-17 MaxPreps Boys Basketball Freshman All-American Team”. MaxPreps (April 18, 2017). August 8, 2019閲覧。
  6. ^ “Dameane Douglas comes up big as Memorial boys beat Selma for section crown”. The Fresno Bee (March 2, 2018). August 8, 2019閲覧。
  7. ^ a b “2017-18 MaxPreps Boys Basketball Sophomore All-American Team”. MaxPreps (April 17, 2018). August 8, 2019閲覧。
  8. ^ “2017-18 ALL-USA California Boys Basketball Team”. USA Today High School Sports (April 16, 2018). August 8, 2019閲覧。
  9. ^ “It’s back-to-back section titles for San Joaquin Memorial as Jalen Green sets mark”. The Tribune (February 22, 2019). August 13, 2019閲覧。
  10. ^ “2018-19 ALL-USA California Boys Basketball Team”. USA Today High School Sports (April 16, 2019). August 13, 2019閲覧。
  11. ^ “2018-19 ALL-USA High School Boys Basketball: Second Team”. USA Today High School Sports (April 2, 2019). August 13, 2019閲覧。
  12. ^ “MaxPreps 2018-19 High School Boys Basketball All-American Team”. MaxPreps (April 11, 2019). August 13, 2019閲覧。
  13. ^ “Chosen 25 guard Jalen Green to transfer to Prolific Prep”. USA Today High School Sports (March 7, 2019). August 13, 2019閲覧。
  14. ^ “Five-star guard Daishen Nix to sign with NBA’s G League”. Las Vegas Review-Journal (April 28, 2020). April 28, 2020閲覧。
  15. ^ “Meet SI All-American's Player of the Year, Jalen Green”. Sports Illustrated (April 3, 2020). April 6, 2020閲覧。
  16. ^ “MaxPreps 2019-20 High School Boys Basketball All-American Team”. MaxPreps (March 25, 2020). April 6, 2020閲覧。
  17. ^ “Top hoops prospect Jalen Green has all-star dreams crushed by coronavirus pandemic”. The Undefeated (March 19, 2020). April 6, 2020閲覧。
  18. ^ “Jalen Green, Prolific Prep, Combo Guard”. 247Sports.com. August 8, 2019閲覧。
  19. ^ “Jalen Green”. ESPN. August 8, 2019閲覧。
  20. ^ “Jalen Green, 2020 Shooting guard”. Rivals.com. August 8, 2019閲覧。
  21. ^ “Jalen Green already a wanted man”. HoopSeen (December 17, 2016). July 9, 2019閲覧。
  22. ^ “Memorial boys very young, very good; plus new section hoops rankings”. The Fresno Bee (January 7, 2017). July 9, 2019閲覧。
  23. ^ a b “Top high school player Jalen Green enters NBA/G League pathway”. ESPN (April 16, 2020). April 16, 2020閲覧。
  24. ^ “Top high school prospect Jalen Green signs deal with NBA G League”. National Basketball Association (April 16, 2020). April 16, 2020閲覧。
  25. ^ “Sources: G-League will pay Jalen Green $500,000 for one year”. Rivals (April 16, 2020). July 15, 2020閲覧。
  26. ^ “Rockets Select Jalen Green Second Overall in 2021 NBA Draft”. NBA.com (July 30, 2021). July 30, 2021閲覧。
  27. ^ “Houston vs. Cleveland - Box Score - August 8, 2021 - ESPN” (英語). ESPN.com. 2021年8月9日閲覧。
  28. ^ Yuvan, Darren (October 20, 2021). “Rockets struggle in opener, fall 124-106 to Timberwolves”. SB Nation. October 20, 2021閲覧。

外部リンク

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スタッフ

ヘッドコーチ : イーメイ・ウドカ
アシスタントコーチ :ロイヤル・アイビー（英語版）/ウィル・ダン/キャム・ホッジズ/ギャレット・ジャクソン（英語版）/マイク・モーサー（英語版）/ジョシュ・ボスティッチ（英語版）

プレーヤー
PG
SG
SF
PF
C
1巡目
2巡目
NBAオールルーキーチーム2021-22シーズン
1stチーム
ケイド・カニングハム(デトロイト・ピストンズ)
ジェイレン・グリーン(ヒューストン・ロケッツ)
フランツ・バグナー(オーランド・マジック)
スコッティ・バーンズ(トロント・ラプターズ) ROY
エバン・モーブリー(クリーブランド・キャバリアーズ)
2ndチーム
ジョシュ・ギディー(オクラホマシティ・サンダー)
クリス・ドゥアルテ(インディアナ・ペイサーズ)
ボーンズ・ハイランド(デンバー・ナゲッツ)
アヨ・ドスンム(シカゴ・ブルズ)
ハーバート・ジョーンズ(ニューオーリンズ・ペリカンズ)
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