アンサー (花譜の曲)
「アンサー」 | ||||||||||
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花譜の楽曲 | ||||||||||
収録アルバム | 『花と解答』 | |||||||||
リリース | 2020年7月22日 | |||||||||
ジャンル | J-POP | |||||||||
時間 | 3分50秒 | |||||||||
レーベル | KAMITSUBAKI RECORD | |||||||||
作詞者 | カンザキイオリ | |||||||||
作曲者 | カンザキイオリ | |||||||||
プロデュース | PIEDPIPER | |||||||||
その他収録アルバム | ||||||||||
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「アンサー」は、2020年7月8日にYouTube上で公開された、KAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルアーティスト花譜のオリジナル楽曲である[1]。作詞・作曲・編曲はすべてカンザキイオリが行った[1][2]。
本項では、英語版「Answer (English Ver.)」についても述べる。
概要
[編集]2020年4月7日から田畠裕基原作のテレビアニメ「ブラッククローバー」の第11クールのエンディングテーマに起用された[2][3][4][5]。
7月22日には2nd EP『花と解答』に収録された[5][6]。このタイトル『花と解答』は本楽曲「アンサー」に由来する[6]。『花と解答』は「花と解答-ブラッククローバー Edition-」という形態でもリリースされ、アニメイト各店舗で販売された[5][7][8]。
またフルアルバムとしては、同年11月24日に2nd アルバム『魔法α』/『魔法β』に収録された[9]。
ミュージックビデオ
[編集]ミュージックビデオは2020年7月8日にYouTube上で公開された[1]。映像制作はイアリンジャパンの川サキケンジが行った[1]。映像制作協力は髙田瑛示、渡邊竜実、Q-taro、くつした、油川将希が務めた[1]。撮影は戸羽正憲、撮影アシスタントは榮穣、タイトルデザインはZUMAによる[1]。
ミュージックビデオの舞台は東京駅中央口で、丸の内のオフィスや複合施設が立ち並ぶ駅前広場が映された[10]。
歌詞の解釈
[編集]作詞を行ったカンザキイオリによると「正解のないのだから、諦めないで」というメッセージが込められている[11]。
花譜は本楽曲の「涙を涙で拭わないで」というフレーズが好きだと語っている[6]。花譜は「アンサー」の歌詞に関して、自身や周りが時間とともに変化していることを実感することがあり、それがいいことなのか悪いことなのか分からない中、正しい選択をしてるか否かや、自分の選択に後悔しないかを考えていることを述べている[6]。しかし時間は待ってくれず、結局中途半端になったり、立ち止まってしまったりしてしまうことを、自身は単に嫌だとしか形容ができなかったが、カンザキイオリの書くこの曲はそれを大丈夫だと肯定してくれて、本当に大丈夫な気がしてくるような歌となっていると語っている[6]。
音楽コンシェルジュのふくりゅうは本楽曲の「間違いを間違いで終わらせないで 涙を涙で拭わないで 確信があるその心が叫んでる ここならもう一人じゃない」という歌詞が刺さったと感想を述べている[6]。また、本楽曲を「問いであり答えでもあるナンバー」と表現している[6]。
リミックス
[編集]2021年12月22日にリリースされたリミックスアルバム『魔法γ』には、ボカロP楽園市街によるリミックスバージョン「アンサー (楽園市街 Remix)」が収録されている[12][13]
ライブでの演奏
[編集]「アンサー」は2020年10月10日に開催された『花譜 2nd ONE-MAN LIVE「不可解弐Q1」』にて、初めてライブで演奏された[14]。第2部6曲目であった[14]。そのリメイク作である2021年6月11日の『花譜 2nd ONE-MAN LIVE「不可解弐Q1:RE-形を失った世界で僕らは-」』でも演奏された[15]。2022年3月26日に配信された花譜高校卒業記念スペシャルライブ『僕らため息ひとつで大人になれるんだ』でも演奏されている[16]。
2022年8月24日に日本武道館で開催された『花譜 3rd ONE-MAN LIVE「不可解参(狂)」』では、第一部5曲目に演奏された[17]。2023年3月4日にバーチャル空間の会場で行われた『花譜 3rd ONE-MAN LIVE「不可解参(想)」』でも演奏されている[18]。
Answer (English Ver.)
[編集]「Answer (English Ver.)」 | ||||
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花譜 の シングル | ||||
リリース | ||||
規格 | CDシングル | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | PHENOMENON RECORD | |||
作詞 |
カンザキイオリ(原詞) LLLL:Kazuto Okawa、Lachlan Johnston、Hiroki Ueda(訳詞) | |||
作曲 | カンザキイオリ | |||
花譜のシングル 年表 | ||||
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「Answer (English Ver.)」は、2024年10月23日に配信リリースされた、花譜のシングルである[19][20][21]。花譜6周年を記念して、上記「アンサー」の英語バージョンとしてリリースされた[19][21]。
訳詞は、LLLL:Kazuto Okawa、Lachlan Johnston、Hiroki Ueda による[21]。全編英詞の楽曲は花譜初である[22]。
ライブでの演奏
[編集]2024年12月1日にシンガポールで開催された「Anime Festival Asia Singapore 2024」に参加した際には、本作「Answer (English Ver.)」をライブ初披露した[23][24]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f 花譜 -KAF- (2020年7月8日). “花譜 #58「アンサー」【オリジナルMV】”. YouTube. 2024年12月31日閲覧。
- ^ a b Honda Yuuki (2020年4月3日). “花譜「アンサー」が『ブラッククローバー』新ED 作詞作曲はカンザキイオリ”. KAI-YOU. 2025年1月1日閲覧。
- ^ 『花譜 DATA COLLECTION BOOK』 2024, p. 018.
- ^ “TVアニメ「ブラッククローバー」新エンディングテーマに花譜「アンサー」が決定”. V-Tuber ZERO (2020年4月3日). 2025年1月1日閲覧。
- ^ a b c MoguLive編集部 (2020年6月2日). “花譜、2nd EP「花と解答」を発表 「ブラッククローバー」「ZONe」の楽曲を収録”. MoguLive. MoguraVR. 2025年1月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g ふくりゅう (2020年8月7日). “次世代型バーチャルシンガー・花譜が放つ音楽とは――2nd E.P.「花と解答」から紐解く”. Fanplus Music. 2024年12月31日閲覧。
- ^ 音楽ナタリー編集部 (2020年6月2日). “花譜、「ブラッククローバー」OPテーマや「ZONe」コラボ曲収めた新作CDリリース”. 音楽ナタリー. 2024年12月31日閲覧。
- ^ “花譜、2nd EP「花と解答」を7/22発売 テレビアニメ「ブラッククローバー」とのコラボジャケットも” (2020年6月3日). 2024年12月31日閲覧。
- ^ 一条皓太 (2020年11月25日). “花譜『魔法』レビュー:カンザキイオリとの化学反応が生んだ“救済の歌” 若者中心に人気拡大する要因を紐解く”. Real Sound. 2025年1月1日閲覧。
- ^ 『花譜 DATA COLLECTION BOOK』 2024, p. 009.
- ^ カンザキイオリ [@kurogaki0311] (2020年4月7日). "とっても幸せです!!!ニヤニヤが止まらない!!花譜「アンサー」書き下ろししました。正解のないのだから、諦めないで、という気持ちを込めました。#花譜 #カンザキイオリ #アンサー #ブラッククローバーED". X(旧Twitter)より2025年1月1日閲覧。
- ^ “バーチャルシンガー花譜、 活動3周年を記念して10大プロジェクトを始動”. PANORA (2021年10月18日). 2024年12月31日閲覧。
- ^ 花譜 -KAF- (2023年5月11日). “アンサー (楽園市街 Remix)”. YouTube. 2024年12月31日閲覧。
- ^ a b 音楽ナタリー編集部 (2020年10月11日). “花譜、バーチャル空間から歌への思い届けた2ndワンマン「花譜を観測してくれてありがとう」”. 音楽ナタリー. 2025年1月2日閲覧。
- ^ “【花譜】Live Album 「不可解弐Q1:RE-形を失った世界で僕らは-」/2nd ONE-MAN LIVE「不可解弐REBUILDING」”. FINDME STORE by THINKR. 2025年1月2日閲覧。
- ^ “バーチャルシンガー花譜、高校卒業記念スペシャル配信ライブを開催! 初の冠ラジオ番組決定&3rdワンマンライブも発表!”. Rooftop (2022年3月26日). 2025年1月1日閲覧。
- ^ たまごまご (2022年9月6日). “花譜は観測することで存在する。武道館公演『不可解参(狂)』はいろいろな意味で“狂った”ライブだった”. クイック・ジャパン Web. 2025年1月2日閲覧。
- ^ 音楽ナタリー編集部 (2023年3月5日). “花譜、「不可解」シリーズを完結させ新たな旅立ちへ「私とみんなの物語はまだ始まったばかり」”. 音楽ナタリー. 2025年1月1日閲覧。
- ^ a b 音楽ナタリー編集部 (2024年10月12日). “花譜がアルバム「寓話」リリース、「アンサー」英詞Ver.配信も決定”. 音楽ナタリー. 2025年1月1日閲覧。
- ^ KAI-YOU編集部_音楽・映像部門 (2024年10月12日). “花譜、4thアルバム『寓話』を発表 カンザキイオリ卒業後初のアルバム”. KAI-YOU. 2025年1月1日閲覧。
- ^ a b c “Answer (English ver.) _ DISCOGRAPHY”. 花譜 Official Website (2024年10月23日). 2025年1月1日閲覧。
- ^ KAMITSUBAKI STUDIO [@kamitsubaki_jp] (2024年10月23日). "【#花譜 英訳歌詞楽曲リリース】花譜の活動6周年を記念し、初となる全編英詞「Answer(English ver.)」が本日リリースされました。■Answer(English ver.) PHENOMENON-RECORD.lnk.to/AnswerEnglishVEnglishVrEnglishVer 作詞:カンザキイオリ 訳詞:LLLL:Kazuto Okawa /Lachlan Johnston / Hiroki Ueda 作曲・編曲:カンザキイオリ". X(旧Twitter)より2025年1月1日閲覧。
- ^ “バーチャルシンガー・花譜 「Anime Festival Asia Singapore 2024」初ライブ出演 オフィシャルレポートを公開”. PANORA (2024年12月2日). 2025年1月1日閲覧。
- ^ “【レポート】バーチャルシンガー・花譜、シンガポールで初のライブ披露…英語MC&英語Ver.で海外ファンに届ける”. オタク総研 (2024年12月4日). 2025年1月1日閲覧。
参考文献
[編集]- 『花譜 DATA COLLECTION BOOK MAKUHARI MESSE CARD ver.』宝島社〈宝島社ブランドムック〉、2024年11月30日。ISBN 978-4-299-06203-1。
外部リンク
[編集]- 花譜 #58「アンサー」【オリジナルMV】 - YouTube
- Answer (English Ver.) - YouTube
- Answer (English ver.) _ DISCOGRAPHY - 花譜 Official Website