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1993年のオールスターゲーム (日本プロ野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NPB 1993年のNPBオールスターゲーム
1993サンヨーオールスターゲーム
ゲームデータ
スポンサー 三洋電機
セ監督 野村克也
パ監督 森祇晶
セ投票最多 古田敦也
パ投票最多 清原和博
第1戦
日程 7月20日
開催地 東京ドーム
スコア パリーグ 10-8 セリーグ
MVP 清原和博
第2戦
日程 7月21日
開催地 グリーンスタジアム神戸
スコア セリーグ 10-8 パリーグ
MVP トーマス・オマリー
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1994 »

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1993年のオールスターゲームは、1993年7月に行われた日本プロ野球オールスターゲーム

試合概要

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前年、貫禄の日本選手権シリーズ3連覇を達成した西武ライオンズ森祇晶監督が全パ(オールパシフィック・リーグ)を率い、15年ぶりのセ・リーグ制覇したヤクルトスワローズ野村克也監督が全セ(オールセントラル・リーグ)を率いた。それまでパ・リーグ主催試合に限って実施された指名打者制度がこの年からセ・リーグ主催試合にも適用された。

第1戦は空中戦となり、両軍併せて6発が飛び交い、その中でも全パの勝利に貢献する効果的な1発を打った清原和博(西武)がMVPを獲得した。第2試合は阪神のトーマス・オマリーがホームランを含む4安打を放ちMVPに輝いた。2戦とも表彰選手が全員打者だったが、第1戦は表彰された5名全員がホームランを放った選手ばかりだった。

なお、第1戦の当日は元広島投手・津田恒実が死去し、報道された。

選出選手

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セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
監督 野村克也 ヤクルト 監督 森祇晶 西武
コーチ 長嶋茂雄 巨人 コーチ 鈴木啓示 近鉄
中村勝広 阪神 土井正三 オリックス
投手 湯舟敏郎 阪神 投手 野茂英雄 近鉄 4
岡林洋一 ヤクルト 2 鹿取義隆 西武 3
桑田真澄 巨人 6 工藤公康 西武 4
石毛博史 巨人 赤堀元之 近鉄 2
大野豊 広島 9 佐藤義則 オリックス 6
有働克也 横浜 野田浩司 オリックス 2
野村弘樹 横浜 3 村田勝喜 ダイエー 2
佐々木主浩 横浜 2 西崎幸広 日本ハム 5
今中慎二 中日 2 白井康勝 日本ハム 2
山本昌広 中日 3 小宮山悟 ロッテ 2
捕手 古田敦也 ヤクルト 4 捕手 伊東勤 西武 10
谷繁元信 横浜 吉永幸一郎 ダイエー 2
中村武志 中日 5 田村藤夫 日本ハム 8
一塁手 オマリー 阪神 一塁手 清原和博 西武 8
二塁手 和田豊 阪神 3 二塁手 大石大二郎 近鉄 10
三塁手 ハウエル ヤクルト 三塁手 石毛宏典 西武 13
遊撃手 池山隆寛 ヤクルト 6 遊撃手 宇野勝 ロッテ 3
内野手 川相昌弘 巨人 2 内野手 辻発彦 西武 7
広沢克己 ヤクルト 7 石井浩郎 近鉄 2
野村謙二郎 広島 3 広瀬哲朗 日本ハム
江藤智 広島 片岡篤史 日本ハム
種田仁 中日
落合博満 中日 13
外野手 パチョレック 阪神 2 外野手 秋山幸二 西武 9
吉村禎章 巨人 5 ブライアント 近鉄 3
飯田哲也 ヤクルト 2 高橋智 オリックス 2
荒井幸雄 ヤクルト 佐々木誠 ダイエー 4
前田智徳 広島 山本和範 ダイエー 4
畠山準 横浜 ウインタース 日本ハム 2
西村徳文 ロッテ 5
  • 太字はファン投票で選ばれた選手。▲は出場辞退選手発生による補充選手。数字は出場回数。
    • 亀山努(阪神)はセ・リーグの外野手部門で3位の得票数だったが、故障選手の規定により出場資格なし。

試合結果

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第1戦

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全パ 2 0 2 0 3 0 1 0 2 10 15 0
全セ 0 1 3 1 2 0 0 0 1 8 15 0
  1. パ:西崎)、工藤西)、○野田()、村田)、S赤堀()-田村(日)、吉永(ダ)、伊東(西)
  2. セ:桑田)、今中)、岡林)、●有働()、石毛博(巨)-古田(ヤ)、谷繁(横)
  3. 勝利野田(1勝)  
  4. セーブ赤堀 (1S)  
  5. 敗戦有働(1敗)  
  6. 本塁打
    パ:山本(ダ)1号(3ラン・岡林)、佐々木誠(ダ)1号(ソロ・石毛博)、清原(西)1号(ソロ・石毛博)
    セ:落合博(中)1号(3ラン・工藤)・2号(ソロ・赤堀)、広沢克(ヤ)1号(2ラン・野田)
  7. 審判
    [球審]中村稔(パ)
    [塁審]上本(セ)・永見(パ)・渡田(セ)
    [外審]山崎(パ)・田中(セ)
  8. 試合時間:2時間47分

オーダー

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パシフィック
打順守備選手
1[右]佐々木誠
2[二]辻発彦
3[指]ウインタース
4[一]清原和博
5[左]山本和範
6[中]秋山幸二
7[三]片岡篤史
8[捕]田村藤夫
9[遊]広瀬哲朗
[投]西崎幸広
セントラル
打順守備選手
1[遊]野村謙二郎
2[中]前田智徳
3[指]オマリー
4[一]落合博満
5[三]ハウエル
6[右]広沢克己
7[左]吉村禎章
8[捕]古田敦也
9[二]和田豊
[投]桑田真澄

第2戦

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全セ 2 1 0 2 0 0 5 0 0 10 14 0
全パ 0 0 3 1 2 0 2 0 0 8 12 0
  1. セ:湯舟)、山本昌(中)、○野村弘(横)、佐々木主(横)、S大野(広)-古田、谷繁、中村武(中)
  2. パ:野茂(近)、佐藤(オ)、●白井(日)、鹿取(西)、小宮山)-伊東、田村、吉永
  3. 勝利野村弘(1勝)  
  4. セーブ大野 (1S)  
  5. 敗戦白井(1敗)  
  6. 本塁打
    セ:オマリー(神)1号(2ラン・佐藤)
    パ:ブライアント(近)1号(2ラン・山本昌)、清原2号(2ラン・野村弘)
  7. 審判
    [球審]橘高(セ)
    [塁審]山崎(パ)・田中(セ)・小寺(パ)
    [外審]渡田(セ)・永見(パ)
  8. 試合時間:3時間

オーダー

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セントラル
打順守備選手
1[二]和田豊
2[中]前田智徳
3[一]オマリー
4[指]落合博満
5[三]江藤智
6[左]パチョレック
7[捕]古田敦也
8[右]畠山準
9[遊]種田仁
[投]湯舟敏郎
パシフィック
打順守備選手
1[中]秋山幸二
2[二]大石大二郎
3[左]ブライアント
4[一]清原和博
5[指]石井浩郎
6[右]高橋智
7[三]石毛宏典
8[捕]伊東勤
9[遊]宇野勝
[投]野茂英雄

テレビ・ラジオ中継

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テレビ中継

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ラジオ中継

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エピソード

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  • 第1戦の試合前に元広島東洋カープの守護神「炎のストッパー」津田恒実が死去した。広島の選手は津田の死を悼み肩に喪章をつけて試合にのぞんだ。この試合を中継した日本テレビも津田の訃報を伝えた。
  • 佐藤義則7月12日に出身地の奥尻島が北海道南西沖地震およびそれに伴う火災と津波によって壊滅的被害を受けた翌日にオールスターに選出され、第2戦に登板し2回4奪三振を記録した。

関連項目

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外部リンク

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