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1991年のオールスターゲーム (日本プロ野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NPB 1991年のNPBオールスターゲーム
1991サンヨーオールスターゲーム
ゲームデータ
スポンサー 三洋電機
セ監督 藤田元司
パ監督 森祇晶
セ投票最多 池山隆寛
パ投票最多 清原和博
第1戦
日程 7月23日
開催地 東京ドーム
スコア セリーグ 1-0 パリーグ
MVP 古田敦也
第2戦
日程 7月24日
開催地 広島市民球場
スコア パリーグ 3-3 セリーグ
MVP 広沢克己
« 1990
1992 »

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1991年のオールスターゲームは、1991年7月に行われた日本プロ野球オールスターゲーム

試合概要

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前年、2シーズンぶりの日本一を達成した西武ライオンズ森祇晶監督が全パ(オールパシフィック・リーグ)を率い、2年連続してセ・リーグを制した読売ジャイアンツ藤田元司監督が全セ(オールセントラル・リーグ)を率いた1991年のオールスターゲーム。

空前の大相撲人気を牽引した若花田貴花田の若貴兄弟による始球式でスタートした第1戦は全セの古田敦也ヤクルト)が全パの2回・3回・8回に仕掛けた盗塁全てを刺した。このうち2回の松永浩美オリックス)、8回の秋山幸二西武)は盗塁王の実績もあった。続く第2戦は予想外の出来事が続出する展開となった。全セが1点ビハインドで迎えた7回裏に全セ高木豊大洋)が同点打を放って膠着したまま延長戦に突入した。その結果、両軍選手を使いすぎ、12回表には前日に先発したことでこの日登板予定のなかった全セ槙原寛己巨人)が練習用シャツで登板。さらに自打球が顔面に直撃し秋山が負傷退場、野手を使い切った全パは野茂英雄近鉄)がオリックスのヘルメットを被って代打で登場(結果は見逃しの三振)。その裏の外野守備に工藤公康(西武)が付いた(守備機会なし)。

第2戦の延長12回のハプニングもあり翌年から延長がなくなった。またこの試合で全パの門田博光がオールスター本塁打の最年長記録(43歳5ヶ月)を作った。

選出選手

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セントラル・リーグ[1] パシフィック・リーグ[1]
監督 藤田元司 巨人 監督 森祇晶 西武
コーチ 山本浩二 広島 コーチ 土井正三 オリックス
須藤豊 大洋 仰木彬 近鉄
投手 桑田真澄 巨人 4 投手 野茂英雄 近鉄 2
槙原寛己 巨人 3 渡辺智男 西武 2
佐々岡真司 広島 2 工藤公康 西武 3
大野豊 広島 7 星野伸之 オリックス 4
野村弘樹 大洋 2 小野和義 近鉄 5
今中慎二 中日 武田一浩 日本ハム 2
郭源治 中日 4 西崎幸広 日本ハム 4
森田幸一 中日 小宮山悟 ロッテ
川崎憲次郎 ヤクルト 2 村田勝喜 ダイエー
西村龍次 ヤクルト 鹿取義隆 西武 2
柴田保光 日本ハム 3
本原正治 ダイエー
捕手 古田敦也 ヤクルト 2 捕手 伊東勤 西武 8
達川光男 広島 6 中嶋聡 オリックス 3
中村武志 中日 4 田村藤夫 日本ハム 6
一塁手 広沢克己 ヤクルト 5 一塁手 清原和博 西武 6
二塁手 篠塚利夫 巨人 9 二塁手 辻発彦 西武 5
三塁手 岡崎郁 巨人 3 三塁手 石毛宏典 西武 11
遊撃手 池山隆寛 ヤクルト 4 遊撃手 田中幸雄 日本ハム 4
内野手 駒田徳広 巨人 2 内野手 松永浩美 オリックス 8
野村謙二郎 広島 2 小川博文 オリックス
高木豊 大洋 7 トレーバー 近鉄
立浪和義 中日 2 白井一幸 日本ハム 2
落合博満 中日 11
外野手 原辰徳 巨人 11 外野手 秋山幸二 西武 7
吉村禎章 巨人 4 佐々木誠 ダイエー 2
真弓明信 阪神 9 門田博光 ダイエー 14
山崎隆造 広島 3 石嶺和彦 オリックス 4
大豊泰昭 中日 鈴木貴久 近鉄 2
秦真司 ヤクルト 新井宏昌 近鉄 4
ウインタース 日本ハム
愛甲猛 ロッテ 2
  • 太字はファン投票で選ばれた選手。▲は出場辞退選手発生による補充選手。

試合結果

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第1戦

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全セ 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 5 1
全パ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1
  1. セ:○槙原()、西村)、)、S川崎(ヤ)-古田(ヤ)
  2. パ:●野茂()、工藤西)、柴田)、小宮山)-伊東(西)、田村(日)、中嶋
  3. 勝利槙原(1勝)  
  4. セーブ川崎 (1S)  
  5. 敗戦野茂(1敗)  
  6. 審判
    [球審](パ)
    [塁審]井上(セ)・前川(パ)・山本文(セ)
    [外審]前田(パ)・岡田功(セ)
  7. 試合時間:2時間35分

オーダー

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セントラル
打順守備選手
1[二]立浪和義
2[三]岡崎郁
3[遊]池山隆寛
4[指]落合博満
5[左]原辰徳
6[一]駒田徳広
7[中]広沢克己
8[右]吉村禎章
9[捕]古田敦也
[投]槙原寛己
パシフィック
打順守備選手
1[右]佐々木誠
2[中]新井宏昌
3[一]清原和博
4[指]門田博光
5[左]ウインタース
6[三]松永浩美
7[遊]田中幸雄
8[捕]伊東勤
9[二]白井一幸
[投]野茂英雄

第2戦

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R H E
全パ 0 0 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 3 6 1
全セ 0 0 0 1 0 1 1 0 0 0 0 0 3 12 0
  1. (延長12回・規定により引き分け)
  2. パ:村田)、星野(オ)、本原(ダ)、武田(日)、鹿取(西)、小宮山-中嶋、田村、伊東
  3. セ:佐々岡)、野村弘)、桑田(巨)、今中(中)、大野(広)、森田(中)、槙原-達川(広)、中村(中)、古田
  4. 本塁打
    パ:新井(近)1号(ソロ・野村)、中嶋1号(ソロ・桑田)、門田(ダ)1号(ソロ・桑田)
  5. 審判
    [球審]久保田(セ)
    [塁審]柿木園(パ)・岡田功(セ)・前田(パ)
    [外審]井上(セ)・東(パ)
  6. 試合時間:3時間10分

オーダー

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パシフィック
打順守備選手
1[右]新井宏昌
2[三]石毛宏典
3[遊]松永浩美
4[一]清原和博
5[左]ウインタース
6[中]秋山幸二
7[捕]中嶋聡
8[二]辻発彦
9[投]村田勝喜
セントラル
打順守備選手
1[二]野村謙二郎
2[三]岡崎郁
3[遊]池山隆寛
4[一]落合博満
5[左]原辰徳
6[右]秦真司
7[中]山崎隆造
8[捕]達川光男
9[投]佐々岡真司

テレビ・ラジオ中継

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テレビ中継

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ラジオ中継

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脚注

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  1. ^ a b 『オールスターゲームの軌跡 DREAM GAMES HISTORY since 1951』(2001年、ベースボール・マガジン社)、P.205
  2. ^ 制作主導とネットワーク送り出しは日本テレビが担当。
  3. ^ 試合終了まで放送できなかった。

関連項目

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外部リンク

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