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1962年のオールスターゲーム (日本プロ野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NPB 1962年のNPBオールスターゲーム
ゲームデータ
セ監督 川上哲治
パ監督 水原茂
セ投票最多 王貞治
パ投票最多 山内一弘
第1戦
日程 7月24日
開催地 平和台野球場
スコア セリーグ 0-7 パリーグ
MVP ジャック・ブルーム
第2戦
日程 7月26日
開催地 広島市民球場
スコア パリーグ 5-4 セリーグ
MVP 張本勲
« 1961
1963 »

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1962年のオールスターゲームは、1962年7月に行われた日本プロ野球オールスターゲーム

概要

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1954年以来続いた2試合制はこの年で一旦終了し、翌年よりオールスターは3試合制となった。全セ(オールセントラル・リーグ)は前年優勝した読売ジャイアンツ川上哲治監督が率い、全パ(オールパシフィック・リーグ)は本来であれば前年優勝の南海ホークス鶴岡一人監督が率いるが、シーズン途中に休養(のちに復帰)したため、前年2位の東映フライヤーズ水原茂監督が率いた。オールスターゲームでセ・パ両軍を率いるのは三原脩に続いて2人目である。この年は東映が優勝したため、水原は翌年も全パ監督を務めた。

第1戦は、中日権藤博西鉄稲尾和久の投げあいで始まった。試合は初回から全パが猛打を発揮し、権藤が打ち込まれた。その後も一方的な試合展開で全パが7点をあげる。全パは4番手投手に17歳ルーキー尾崎行雄東映)が登板。全セ最後の打者近藤和彦大洋)を抑え、全セは完封負けを喫した。

場所を広島に移した第2戦は、全セが1点リードしていた9回表に、全パ5番の張本勲(東映)が、全セ6番手の投手大石清広島)から、この日2本目の2ラン本塁打を打ち、同じ東映の尾崎が抑えて全パの連勝で幕を閉じた。

選出選手

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セントラル・リーグ[1] パシフィック・リーグ[1]
監督 川上哲治 巨人 監督 水原茂 東映
コーチ 藤本定義 阪神 コーチ 別当薫 近鉄
門前真佐人 広島 中西太 西鉄
宇野光雄 大毎
投手 村山実 阪神 4 投手 尾崎行雄 東映
小山正明 阪神 6 稲尾和久 西鉄 5
権藤博 中日 2 土橋正幸 東映 5
秋山登 大洋 7 米田哲也 阪急 5
大石清 広島 2 梶本隆夫 阪急 7
中村稔 巨人 久保征弘 近鉄
金田正一 国鉄 12 久保田治 東映 2
権藤正利 大洋 2 皆川睦男 南海 3
村田元一 国鉄 3
柿本実 中日
捕手 森昌彦 巨人 3 捕手 野村克也 南海 6
江藤慎一 中日 3 和田博実 西鉄 5
根来広光 国鉄 2 安藤順三 東映 2
土井淳 大洋 7 河合保彦 西鉄 4
一塁手 王貞治 巨人 3 一塁手 榎本喜八 大毎 8
二塁手 近藤昭仁 大洋 二塁手 ブルーム 近鉄 2
三塁手 長嶋茂雄 巨人 5 三塁手 小玉明利 近鉄 6
遊撃手 吉田義男 阪神 9 遊撃手 豊田泰光 西鉄 8
内野手 桑田武 大洋 4 内野手 広瀬叔功 南海 5
藤井弘 広島 3 ピート 南海
小坂佳隆 広島 2 葛城隆雄 大毎 5
麻生実男 大洋
外野手 近藤和彦 大洋 3 外野手 山内一弘 大毎 9
坂崎一彦 巨人 3 張本勲 東映 3
森徹 大洋 4 田宮謙次郎 大毎 8
森永勝治 広島 2 関根潤三 近鉄 5
並木輝男 阪神 2 吉田勝豊 東映 2
毒島章一 東映 6
高倉照幸 西鉄 5
  • 太字はファン投票で選ばれた選手。▲は出場辞退選手発生による補充選手。
    • 久保田、皆川、河合は2試合とも出場機会がなかった[2]

試合結果

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第1戦

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全セ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 2
全パ 3 2 0 0 0 0 0 2 X 7 13 0
  1. セ:●権藤博()、中村稔)、村田)、大石)、金田(国)-(巨)、土井淳
  2. パ:○稲尾(西)、梶本隆)、米田(急)、尾崎)-野村)、安藤順(映)
  3. 勝利稲尾(1勝)  
  4. 敗戦権藤博(1敗)  
  5. 本塁打
    パ:ブルーム)1号(初回先頭打者ソロ・権藤博)、山内)1号(2ラン・村田)
  6. 審判
    [球審]岡田功(セ)
    [塁審]上田(パ)・竹元(セ)・小島(パ)
    [外審]富澤(セ)・田川(パ)
  7. 試合時間:2時間37分

オーダー

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セントラル
打順守備選手
1[中]近藤和彦
2[右]森永勝治
3[三]長嶋茂雄
4[一]王貞治
5[遊]桑田武
6[左]坂崎一彦
7[捕]森昌彦
8[投]権藤博
9[二]近藤昭仁
パシフィック
打順守備選手
1[二]ブルーム
2[遊]豊田泰光
3[一]榎本喜八
4[中]山内一弘
5[左]張本勲
6[右]田宮謙次郎
7[三]小玉明利
8[捕]野村克也
9[投]稲尾和久

第2戦

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全パ 0 1 2 0 0 0 0 0 2 5 10 0
全セ 2 0 2 0 0 0 0 0 0 4 9 1
  1. パ:土橋(映)、久保(近)、梶本隆、米田、○尾崎-野村、安藤順
  2. セ:小山権藤正(洋)、秋山(洋)、金田、柿本(中)、●大石-森、土井
  3. 勝利:尾崎(1勝)  
  4. 敗戦:大石(1敗)  
  5. 本塁打
    パ:張本(映)1号(ソロ・小山)・2号(2ラン・大石)
    セ:(巨)1号(2ラン・土橋)、江藤慎(中)1号(2ラン・久保)
  6. 審判
    [球審]田川(パ)
    [塁審]富澤(セ)・二出川(パ)・(セ)
    [外審]小島(パ)・竹元(セ)
  7. 試合時間:2時間40分

オーダー

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パシフィック
打順守備選手
1[二]ブルーム
2[遊]広瀬叔功
3[一]榎本喜八
4[中]山内一弘
5[左]張本勲
6[右]田宮謙次郎
7[三]小玉明利
8[捕]野村克也
9[投]土橋正幸
セントラル
打順守備選手
1[中]近藤和彦
2[右]並木輝男
3[一]王貞治
4[三]長嶋茂雄
5[左]江藤慎一
6[遊]桑田武
7[捕]森昌彦
8[投]小山正明
9[二]吉田義男

テレビ・ラジオ中継

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テレビ中継

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ラジオ中継

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NHKラジオによるプロ野球中継は翌年より第1放送に移行した。また、日本短波放送によるオールスター中継はこの年をもって終了。その後、1978年に復活した(1985年終了)。

脚注

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  1. ^ a b 『オールスターゲームの軌跡 DREAM GAMES HISTORY since 1951』(2001年、ベースボール・マガジン社)、P.92
  2. ^ 『オールスターゲームの軌跡 DREAM GAMES HISTORY since 1951』(2001年、ベースボール・マガジン社)、P.93-94

関連項目

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外部リンク

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