1987年オーストラリアグランプリ
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レース詳細 | |||
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日程 | 1987年シーズン第16戦 | ||
決勝開催日 | 11月15日 | ||
開催地 |
アデレード市街地コース オーストラリア アデレード | ||
コース長 | 3.778km | ||
レース距離 | 82周(309.796km) | ||
決勝日天候 | 晴(ドライ) | ||
ポールポジション | |||
ドライバー | |||
タイム | 1'17.267 | ||
ファステストラップ | |||
ドライバー | ゲルハルト・ベルガー | ||
タイム | 1'20.416(Lap 72) | ||
決勝順位 | |||
優勝 |
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2位 | |||
3位 |
1987年オーストラリアグランプリ (1987 Australian Grand Prix)は、1987年F1世界選手権の第16戦として、1987年11月15日にアデレード市街地コースで開催された。
概要
[編集]ナイジェル・マンセルが前戦日本GPのクラッシュの影響で欠場したため、エントリーに変更があった。ウィリアムズは1988年からの加入が決定しているリカルド・パトレーゼをエントリーした。パトレーゼにとって、ホンダエンジンを搭載したマシンで参戦した唯一のF1レースだった。
シーズンを通じパトレーゼをエントリーしていたブラバムは、この年の国際F3000チャンピオンを獲得したステファノ・モデナにシートを与えデビューさせた。
予選
[編集]決勝
[編集]フェラーリのゲルハルト・ベルガーがオープニングラップを制し、そのまま独走したが、2位以下は荒れた。ウィリアムズの2台はいずれもマシントラブルによりゴールまで到達することができず、マクラーレンの2台もともにブレーキトラブルで姿を消した。
もう1台のフェラーリに乗るアルボレートは中盤以降セナに次ぐ3位にポジションを上げ、そのままゴールまで走りきった。2位でゴールしたセナは表彰式の終了後にブレーキダクトのサイズ違反により失格となり、最終結果から除外された[1]。このため記録が訂正され公式記録上フェラーリが1-2フィニッシュとなり、以下完走者の順位は1つ繰り上がった。4位となったジョナサン・パーマーはこのグランプリが生涯のキャリアベストの結果となった。
結果
[編集]予選結果
[編集]順位 | No | ドライバー | コンストラクタ | 1回目 | 2回目 |
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1 | 28 | ゲルハルト・ベルガー | フェラーリ | 1'17.267 | 1'18.142 |
2 | 1 | アラン・プロスト | マクラーレン・TAG | 1'18.200 | 1'17.967 |
3 | 6 | ネルソン・ピケ | ウィリアムズ・ホンダ | 1'18.017 | 1'18.176 |
4 | 12 | アイルトン・セナ | ロータス・ホンダ | 1'18.508 | 1'18.488 |
5 | 20 | ティエリー・ブーツェン | ベネトン・フォード | 1'18.943 | 1'18.523 |
6 | 27 | ミケーレ・アルボレート | フェラーリ | 1'18.578 | 1'19.612 |
7 | 5 | リカルド・パトレーゼ | ウィリアムズ・ホンダ | 1'19.507 | 1'18.813 |
8 | 2 | ステファン・ヨハンソン | マクラーレン・TAG | 1'19.761 | 1'18.826 |
9 | 19 | テオ・ファビ | ベネトン・フォード | 1'19.461 | 1'20.301 |
10 | 8 | アンドレア・デ・チェザリス | ブラバム・BMW | 1'19.768 | 1'19.590 |
11 | 18 | エディ・チーバー | アロウズ・メガトロン | 1'20.187 | 1'21.592 |
12 | 17 | デレック・ワーウィック | アロウズ・メガトロン | 1'20.638 | 1'20.837 |
13 | 24 | アレッサンドロ・ナニーニ | ミナルディ・モトーリ・モデルニ | 1'20.701 | 1'21.523 |
14 | 11 | 中嶋悟 | ロータス・ホンダ | 1'21.708 | 1'20.891 |
15 | 7 | ステファノ・モデナ | ブラバム・BMW | 1'21.887 | 1'21.104 |
16 | 9 | マーティン・ブランドル | ザクスピード | 1'22.224 | 1'21.483 |
17 | 30 | フィリップ・アリオー | ローラ・フォード | 1'21.888 | 1'22.846 |
18 | 4 | フィリップ・ストレイフ | ティレル・フォード | 1'21.971 | 1'22.434 |
19 | 3 | ジョナサン・パーマー | ティレル・フォード | 1'22.315 | 1'22.087 |
20 | 25 | ルネ・アルヌー | リジェ・メガトロン | 1'24.833 | 1'22.303 |
21 | 29 | ヤニック・ダルマス | ローラ・フォード | 1'25.021 | 1'22.650 |
22 | 26 | ピエルカルロ・ギンザーニ | リジェ・メガトロン | 1'22.689 | 1'24.652 |
23 | 16 | イヴァン・カペリ | マーチ・フォード | 1'22.698 | 1'22.704 |
24 | 10 | クリスチャン・ダナー | ザクスピード | 1'23.046 | 1'22.736 |
25 | 14 | ロベルト・モレノ | AGS・フォード | 1'23.659 | 1'24.149 |
26 | 23 | エイドリアン・カンポス | ミナルディ・モトーリ・モデルニ | 1'25.760 | 1'24.121 |
DNQ | 21 | アレックス・カフィ | オゼッラ・アルファロメオ | 1'25.872 | 1'27.331 |
決勝結果
[編集]順位 | No. | ドライバー | コンストラクタ | 周回 | タイム/リタイヤ | グリッド | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 28 | ゲルハルト・ベルガー | フェラーリ | 82 | 1:52'56.144 | 1 | 9 |
2 | 27 | ミケーレ・アルボレート | フェラーリ | 82 | +1'07.884 | 6 | 6 |
3 | 20 | ティエリー・ブーツェン | ベネトン・フォード | 81 | +1 Lap | 5 | 4 |
4 | 3 | ジョナサン・パーマー | ティレル・フォード | 80 | +2 Laps | 19 | 3 |
5 | 29 | ヤニック・ダルマス | ローラ・フォード | 79 | +3 Laps | 21 | 0* |
6 | 14 | ロベルト・モレノ | AGS・フォード | 79 | +3 Laps | 25 | 1 |
7 | 10 | クリスチャン・ダナー | ザクスピード | 79 | +3 Laps | 24 | |
8 | 8 | アンドレア・デ・チェザリス | ブラバム・BMW | 78 | +4 Laps | 10 | |
9 | 5 | リカルド・パトレーゼ | ウィリアムズ・ホンダ | 76 | オーバーヒート | 7 | |
DSQ | 12 | アイルトン・セナ | ロータス・ホンダ | 82 | 失格 | 4 | |
リタイヤ | 6 | ネルソン・ピケ | ウィリアムズ・ホンダ | 58 | ブレーキ | 3 | |
リタイヤ | 16 | イヴァン・カペリ | マーチ・フォード | 58 | スピンオフ | 23 | |
リタイヤ | 1 | アラン・プロスト | マクラーレン・TAG | 53 | ブレーキ | 2 | |
リタイヤ | 18 | エディ・チーバー | アロウズ・メガトロン | 53 | オーバーヒート | 11 | |
リタイヤ | 2 | ステファン・ヨハンソン | マクラーレン・TAG | 48 | ブレーキ | 8 | |
リタイヤ | 19 | テオ・ファビ | ベネトン・フォード | 46 | ブレーキ | 9 | |
リタイヤ | 23 | エイドリアン・カンポス | ミナルディ・モトーリ・モデルニ | 46 | トランスミッション | 26 | |
リタイヤ | 30 | フィリップ・アリオー | ローラ・フォード | 45 | 電気系 | 17 | |
リタイヤ | 25 | ルネ・アルヌー | リジェ・メガトロン | 41 | 点火系 | 20 | |
リタイヤ | 7 | ステファノ・モデナ | ブラバム・BMW | 31 | 身体 | 15 | |
リタイヤ | 26 | ピエルカルロ・ギンザーニ | リジェ・メガトロン | 26 | 点火系 | 22 | |
リタイヤ | 11 | 中嶋悟 | ロータス・ホンダ | 22 | サスペンション | 14 | |
リタイヤ | 17 | デレック・ワーウィック | アロウズ・メガトロン | 19 | トランスミッション | 12 | |
リタイヤ | 9 | マーティン・ブランドル | ザクスピード | 18 | エンジン | 16 | |
リタイヤ | 4 | フィリップ・ストレイフ | ティレル・フォード | 6 | スピンオフ | 18 | |
リタイヤ | 24 | アレッサンドロ・ナニーニ | ミナルディ・モトーリ・モデルニ | 0 | アクシデント | 13 |
記録
[編集]- 最終F1グランプリ:テオ・ファビ
- 初F1グランプリ:ステファノ・モデナ
- 初ポイント獲得(チーム):AGS
- 初ポイント獲得(ドライバー):ロベルト・モレノ
- ヤニック・ダルマスは5位でゴールしたが、ラルースチームの年間エントリーが1カーだったため、2台目となるダルマスのポイントは認められなかった。
脚注
[編集]- ^ 気温34度と炎天が予測されたこのGP用に直径3cmのパイプを追加で取り付けたロータスのブレーキダクトは14.5cmあった。あまりに大きいため、空力可動物とみなされ規定違反となった。 F1GPX 1987年オーストラリアGP号 7頁 山海堂 1987年12月5日発行
- ^ “The Official Formula 1 website”. 2008年11月17日閲覧。
- ^ 「フジテレビオフィシャルF1イヤーブック 87-88」昭和62年12月21日刊 ISBN 4-594-00191-2
関連項目
[編集]前戦 1987年日本グランプリ |
FIA F1世界選手権 1987年シーズン |
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前回開催 1986年オーストラリアグランプリ |
オーストラリアグランプリ | 次回開催 1988年オーストラリアグランプリ |