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1963年熊本県議会議員選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1963年熊本県会議員選挙
熊本県
1959年 ←
1963年4月17日
→ 1967年

改選数 58
選挙制度 中選挙区制
有権者数 1,048,937
選挙後の党派別勢力図

投票率 78.77%
  第1党 第2党 第3党
 
政党 自由民主党 日本社会党 公明政治連盟
選挙前議席 31 8 0
獲得議席 34 7 1
議席増減 増加3 減少1 増加
得票数 351,074 63,608 16,526
得票率 56.75% 10.28% 2.67%

選挙前熊本県知事

寺本広作
自由民主党

選出熊本県知事

寺本広作
自由民主党

1963年熊本県会議員選挙(1963ねんくまもとけんかいぎいんせんきょ)は、熊本県議決機関である熊本県議会を構成する議員を全面改選するために行われる選挙で、第5回統一地方選挙の前半戦投票日である4月17日投票が行われた。

概要

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熊本県議会議員の任期(4年)が満了したことによる選挙である。24選挙区58議席に対しはじめ95名が立候補したが、玉名市本渡市で告示日後に立候補の辞退があったため立候補者数は93人となった。また、8選挙区では定数と同じ候補者しか立候補せず13名が無投票当選となり、残る16選挙区80名によって選挙戦が行われた[1]

投票率は78.77%となり、これまでいずれも80%台であった戦後4回の県議選を下回り過去最低を記録した。このことは昨年来県下で各種選挙が実施されたことによる有権者の「選挙疲れ」といったことに加え、現職・元職に票が固定化し「立候補者に新鮮さがない」という印象を与えたことが要因とみられた[2]

基礎データ

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  • 選挙事由:任期満了
  • 告示日:1963年4月2日
  • 投票日:1963年4月17日
  • 議員定数:58名
  • 選挙区:24選挙区
  • 候補者数:93名

選挙結果

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党派別当選者数及び得票数
党派 議席数 得票
改選前 得票数 得票率
自由民主党 22 3 9 31 34 351,074 56.75%
日本社会党 7 0 0 8 7 63,608 10.28%
公明政治連盟 0 0 1 0 1 16,526 2.67%
民主社会党 0 0 0 0 0 4,670 0.75%
日本共産党 0 0 0 0 0 3,790 0.62%
  無所属 10 1 5 14 16 178,950 28.93%
合計 39 4 15 53 58 618,618 100.00%
投票者数(投票率) 624,606 78.77%
有権者数 1,048,937 100.00%

出典:『熊本県の選挙50年の歩み』[3]

当選した議員

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 自由民主党   日本社会党   公明政治連盟   無所属 

熊本市 瀬野栄次郎 井上睦朗 黒田博之 中村晋
常見康博 荒木末幸 櫛山弘 村山義雄
西島春雄 倉重末喜 藤崎久男 沢田治男
八代市[4] 橋本清四郎 柳田静雄 橋本盈雄
人吉市 吉鶴重吉
荒尾市 酒井善為 荒井繁
水俣市[4] 長野春利 深水平
玉名市 川原弘海 沼田一
山鹿市 三浦八水
菊池市[4] 魚住一海
宇土市 九谷弘之
本渡市[4] 松岡義昌
牛深市[4] 西岡勝次
飽託郡 林田茂 北村国男
宇土郡 阿曽田勝
下益城郡 園田清充 水田伸三 中村公力
玉名郡 平川千吉 浦田勝 矢野幸雄
鹿本郡 小林学 戸上第一郎
菊池郡[4] 江藤武彦 工藤誠一
阿蘇郡 今村来 赤井敏政 菅真弘 大塚桂太郎
上益城郡 甲斐佐夫 坂本常人 島田學
八代郡[4] 岩尾豊 増田英夫
葦北郡[4] 田中典次
球磨郡 恒松良一郎 岩本人志 金子龍
天草郡上島 小谷久爾夫 蓮田敬介 二神勇雄
天草郡下島 田代由紀男 井上國男

脚注

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  1. ^ 熊本県議会事務局 編 1983, p. 832
  2. ^ 熊本県議会事務局 編 1983, p. 834
  3. ^ 熊本県選挙管理委員会 1999, p. 447
  4. ^ a b c d e f g h 立候補者が定数内のため無投票

参考文献

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  • 熊本県議会事務局 編『熊本県議会史 第六巻』熊本県議会、1983年。 
  • 熊本県選挙管理委員会『熊本県の選挙50年の歩み』熊本県選挙管理委員会、1999年。