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1937年東京市会議員選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1937年東京市会議員選挙
1933年 ←
1937年3月16日
→ 1942年

改選数 160
選挙制度 中選挙区制
選挙後の党派別勢力図

投票率 63.3% (増加 3.1%)
  第1党 第2党 第3党
 
政党 立憲民政党 立憲政友会 社会大衆党
獲得議席 64 52 22

  第4党 第5党 第6党
 
政党 東京市政革新同盟 労農無産協議会 国民同盟
獲得議席 9 4 4

選挙前都議会議長

森俊成
立憲政友会

選出都議会議長

松永東
立憲民政党

1937年東京市会議員選挙(1937ねんとうきょうしかいぎいんせんきょ)は、東京市の議決機関である東京市会を構成する議員を全面改選するため、1937年3月16日に投票が行われた選挙である。

概要

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東京市会議員の任期(4年)が満了したことによる選挙である。東京市会では京成電車疑獄事件などこれまで多数の疑獄が発生してきており、こうした状況を受けて元東京市長6名が呼びかけ人となり市政浄化を目的とした東京愛市聯盟が結成された[1]。この東京愛市聯盟などが市政刷新や棄権防止を呼びかけたことで、棄権率は前回選挙の39.8%から36.6%へと低下した[2]

基礎データ

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  • 投票日:1937年3月16日
  • 議員定数:160名
  • 選挙区:35選挙区

選挙結果

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  • 投票率:63.3%[3]
党派別当選者数[3]
党派 当選者数
立憲民政党 64
立憲政友会 52
社会大衆党 22
  東京市政革新同盟 9
  労農無産協議会 4
国民同盟 4
  中立クラブ(無所属) 5
合計 160

当選した議員

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 立憲民政党   立憲政友会   社会大衆党   市政革新同盟   労協   国民同盟   中立(無所属) 

麹町区 三輪田元道 池田清秋
神田区 中村高一 近藤次繁 桑原信助 深沢豊太郎 坂下卯三郎 日本橋区 渡辺明 石島参郎 平尾東策 細田綱吉 小幡敏男
鈴木正之助
京橋区 篠原虎之輔 黒田保次 小坂梅吉 早川庄太郎 柴崎輔 芝区 高橋義次 中塚栄次郎 矢田直三 塩坂雄策 畔高定行
富田富治郎 林武一 黒井直良
麻布区 染谷関太郎 佐藤信一郎 石原美行 赤坂区 中西敏二 羽田如雲
四谷区 本田義成 道家斉一郎 橋本祐幸 牛込区 島田辰太郎 菊池民一 横井春野 溝口新
小石川区 安部磯雄 川口寿 井上卓一 松永東 荒木丈太郎 本郷区 友成四郎 高久清一 萩原利右衛門 安部利七 大島正穂
下谷区 長野高一 小沢佐重喜 伊木寅雄 小野利三郎 森富太 浅草区 茂木太市 松崎権四郎 吉田真一郎 伊藤仁太郎 大久保重直
倉持忠助 佐伯健 上條貢 泉留吉 加藤栄助 有竹雅巳
本所区 山田竹治 阿部茂夫 滝沢七郎 森兼道 糟谷磯平 深川区 浅沼稲次郎 本多市郎 広瀬新平 宮村亀一 一又安平
井田友平 小野孝行 坂本一角 小椋善男 中西雄洞 卯木国三郎
品川区 大橋清太郎 石原永明 松原伝吉 石山賢吉 西本啓 荏原区 安平鹿一 鏑木小平次 石井良太郎
目黒区 加藤勘十 高梨二男 宮尾舜治 島崎七郎 大森区 原虎一 横溝直也 松野喜内 平林浅次郎 杉崎欽八
蒲田区 吉田直治 仙波虎五郎 藤巻多一 世田谷区 広川弘 東舜英 鈴木堅次郎 吉川末次郎
渋谷区 丸山鶴吉 川田友之 関口弥三郎 北田一郎 吉峰誠一 淀橋区 萩島茂留 佐藤栄志 曾我祐邦 小針孫太郎
中野区 森俊成 花村四郎 小池長太郎 杉並区 内田秀五郎 村林学 三上英雄 鈴木茂三郎
豊島区 菊池寛 中村梅吉 須藤喜三郎 為藤五郎 山口玉造 滝野川区 横瀬精一 匹田秀雄 折本勝治
佐藤徳松
荒川区 遠山丙市 山口久太郎 林連 天野頼義 岩内善作 王子区 鈴木仙八 浜野清吾 松永義雄 高木惣市
一ノ瀬藤之助 高野納康 田中栄蔵
板橋区 鈴木義顕 渋谷常三郎 瀬田醻一 足立区 新井京太 鴨下栄吉 板垣信春 西野吉三郎
向島区 有馬秀雄 山田七郎 大越半忠 滝沢逸平 城東区 山田清 熊本虎蔵 鈴木菊太郎 宇田川啓輔
葛飾区 安藤徳雄 伊東金太郎 江戸川区 野口辰五郎 島村一郎

脚注

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  1. ^ 井上学・市政専門図書館司書「市政専門図書館蔵書紹介(東京愛市聯盟編『東京に於ける愛市運動』)」 選挙粛正シリーズ4(44)
  2. ^ 東京朝日新聞1937年3月17日付1面「当落の運命如何に けふ全区一齊開票 市民の興味深まる」
  3. ^ a b 東京朝日新聞1937年3月18日付3面「市会議員当選者:民政陣に凱歌挙る 新人続々と登場す」

参考文献

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