コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

高橋留美子劇場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高橋留美子劇場
ジャンル 青年漫画
漫画
作者 高橋留美子
出版社 小学館
掲載誌 ビッグコミックオリジナル
発表期間 1987年 -
巻数 既刊6巻(2024年3月29日現在)
その他 不定期掲載
アニメ
原作 高橋留美子
監督 西森章
キャラクターデザイン をがわいちろを、とみながまり
アニメーション制作 トムス・エンタテインメント
製作 テレビ東京
トムス・エンタテインメント
放送局 テレビ東京
放送期間 2003年7月5日 - 2003年9月27日
話数 全13話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

高橋留美子劇場』(たかはしるみこげきじょう)は、高橋留美子が『ビッグコミックオリジナル』に不定期掲載している読み切り漫画のシリーズタイトル。2003年にテレビアニメ、2009年にはラジオドラマ新日曜名作座内にて、2012年にはプレミアムドラマ枠にて放送された。

概要

[編集]

1987年の「浪漫の商人」から、掲載月は前後するが、ほぼ毎年一作のペースでコンスタントに発表されている。

2003年夏に全13話でアニメ化作品が、テレビ東京系列にて深夜放送された(「第1シリーズ」と呼ばれる)。続編で「人魚シリーズ」をアニメ化し、同枠で「高橋留美子劇場 人魚の森」全11話(第2シリーズと呼ばれる)が放送された。(主演声優は山寺宏一高山みなみ

アニメ作品では『高橋留美子劇場』のタイトルは、基本的には第1シリーズのみだが、両シリーズの共通タイトルとして用いることもある。[独自研究?]

高橋留美子作品で過去に主役・準主役を務めた声優陣の多くが起用されている。[独自研究?]

単行本

[編集]

6作ごとに単行本化された。 基本的に加筆・修正が加わることはないが、5巻目収録の「死ねばいいのに」のみ雑誌掲載時から題名が変更されている(詳細は下記)。

  1. 「Pの悲劇 高橋留美子傑作集」 1994年1月29日発行、ISBN 4-09-184721-8
    復刊 2003年6月30日、ISBN 978-4-09-187051-3
    掲載作品 - 「Pの悲劇」「浪漫の商人」「ポイの家」「鉢の中」「百年の恋」「Lサイズの幸福しあわせ
  2. 「専務の犬 高橋留美子傑作集」 1999年5月29日発行、ISBN 4-09-184722-6
    復刊 2003年6月30日発行、ISBN 978-4-09-187052-0
    掲載作品 - 「専務の犬」「迷走家族Fファイアー」「君がいるだけで」「茶の間のラブソング」「おやじローティーン」「お礼にかえて」
  3. 「赤い花束 高橋留美子傑作集」 2005年6月30日発行、ISBN 4-09-182795-0
    復刊 2009年10月30日発行、ISBN 978-4-09-187052-0
    掲載作品 - 「日帰りの夢」「おやじグラフィティ」「義理のバカンス」「ヘルプ」「赤い花束」「パーマネント・ラブ」 
  4. 「運命の鳥 高橋留美子傑作集」 2011年7月15日発行、ISBN 978-4-09-183887-2
    復刊 2015年7月17日発行、ISBN 978-4-09-187136-7
    掲載作品 - 「ポジティブ・クッキング」「年甲斐もなく」「運命の鳥」「しあわせリスト」「隣家の悩み」「事件の現場」
  5. 「魔女とディナー 高橋留美子傑作集」2019年9月18日発行、ISBN 978-4-09-860432-6
    掲載作品 - 「魔女とディナー」「やましい出来事」「死ねばいいのに[″注″ 1]」「不定形ファミリー」「㊙ルネッサンス」「私のスカイ」
  6. 「金の力 高橋留美子傑作集」 2024年4月3日発行、ISBN 978-4-09-862671-7
    掲載作品 - 「ふたりの家」[1]「きみはNo.1」[2]「嫌なランナー」[3]「昔の女」[4]「Sに捧ぐ」[5]「金の力」[6]

単行本未収録作品

[編集]
  • 理想の娘(2024年[7]

テレビアニメ

[編集]

高橋留美子劇場(第1シリーズ)はテレビ東京系列にて、2003年7月5日から同年9月27日まで毎週土曜日に24時50分から25時20分の時間に放送された。全13話。なお、原作にはなかった「あるエピソードの登場キャラが、他エピソードにカメオ出演する」というお遊び要素が追加された。

テレビ東京系列以外でも、2014年7月4日深夜よりKBS京都で、2015年3月30日より千葉テレビ放送の月曜19時台アニメ枠で、2016年10月4日より12月27日まで毎週火曜0時からサンテレビで、2018年2月2日より6月15日まで中京テレビ放送で、第1シリーズがそれぞれ放送された。

「第2シリーズ」は人魚シリーズ(アニメ版)の項を参照。

スタッフ(アニメ)

[編集]

主題歌

[編集]
オープニングテーマ「つづれおり」
作詞 - カナコ / 作曲 - ショーコ / 編曲・歌 - speena
エンディングテーマ「さよなら」
作詞・作曲 - 熊谷尚武 / 編曲 - KUMACHI&原田末秋 / 歌 - KUMACHI

各話リスト

[編集]
話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 主な出演声優 放送日
1 Pの悲劇 吉村元希 西森章 喜多幡徹 をがわいちろを 2003年
7月5日
2 浪漫の商人(あきんど) 笹野恵 吉村章 とみながまり 7月12日
3 おやじローティーン 中瀬理香 かわむらあきお 7月19日
4 鉢の中 吉村元希 奥脇雅晴 池田重隆 をがわいちろを
日向正樹
  • 浅川幸恵:林原めぐみ
  • 利根川:井上喜久子
  • 利根川の義母:片岡富枝
  • 利根川の夫:松本保典
  • 幸恵の夫:高木渉
7月26日
5 迷走家族F(ファイヤー) 笹野恵 名村英敏 久城りおん 岩佐裕子 8月2日
6 君がいるだけで 中瀬理香 喜多幡徹 とみながまり 8月9日
7 百年の恋 吉村元希 大宅光子 村上将 かわむらあきお
  • 星野りさ:江森浩子
  • 小泉:雪野五月
  • 高根沢:松本保典
  • 伊達:高木渉
8月16日
8 お礼にかえて 笹野恵 西澤晋 後信治 本橋秀之 8月23日
9 茶の間のラブソング 中瀬理香 吉村章 をがわいちろを 8月30日
10 ポイの家 吉村元希 喜多幡徹 とみながまり 9月6日
11 日帰りの夢 笹野恵 奥脇雅晴 村上将 かわむらあきお 9月13日
12 Lサイズの幸福(しあわせ) 中瀬理香 西森章 岩佐裕子 9月20日
13 専務の犬 吉村元希 西森章 吉村章 をがわいちろを 9月27日

ラジオドラマ

[編集]

2009年7月19日 - 9月6日にかけてNHKラジオ第一新日曜名作座』内にて高橋留美子劇場をベースにしたラジオドラマ高橋留美子短編集として全8回放送した。

スタッフ(ラジオドラマ)

[編集]

テレビドラマ

[編集]

2012年7月8日7月15日NHK BSプレミアム「プレミアムドラマ」枠にて『赤い花束』と『運命の鳥』の2編が放送された。ストーリーは再構成されており、『赤い花束』は「赤い花束」「鉢の中」「迷走家族F(ファイヤー)」の3作品、『運命の鳥』は「運命の鳥」「専務の犬」「君がいるだけで」の3作品を元にしている。

キャスト(テレビドラマ)

[編集]
赤い花束
ほか
運命の鳥
ほか

スタッフ(テレビドラマ)

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 原題「こんなはずでは」

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
テレビ東京 土曜24:50枠BSジャパン 日曜24:30枠
前番組 番組名 次番組
高橋留美子劇場
高橋留美子劇場 人魚の森
(これよりテレビ東京は24:55枠に変更)
NHK BSプレミアム 日曜22:00枠
恋愛検定
(2012.6.3 - 6.24)
高橋留美子劇場
(2012.7.8 - 7.15)
SHERLOCK(シャーロック) シリーズ2
(2012.7.22 - 8.5)
NHKラジオ第一 新日曜名作座
風が見ていた
(2009.5.17 - 7.5)
高橋留美子短編集
(2009.7.19 - 9.6)
むこうだんばら亭
(2009.9.20 - 10.25)
  1. ^ “年1シリーズ「高橋留美子劇場」最新作は血の繋がらないおっさん2人の家が舞台”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年4月5日). https://natalie.mu/comic/news/276737 2022年4月5日閲覧。 
  2. ^ “春のお楽しみ!高橋留美子の年1シリーズ新作がBCオリジナルに、今夏に単行本も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年4月20日). https://natalie.mu/comic/news/328783 2022年4月5日閲覧。 
  3. ^ “高橋留美子の年1シリーズ新作で“小さなおじさん”が走る、BCオリジナルに掲載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年4月3日). https://natalie.mu/comic/news/373959 2022年4月5日閲覧。 
  4. ^ “年1シリーズ「高橋留美子劇場」新作、コロナ禍の夫婦のもとにマスク姿の幽霊現る”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年4月5日). https://natalie.mu/comic/news/423192 2022年4月5日閲覧。 
  5. ^ “行方不明になった元同級生との因縁は…高橋留美子の年1読み切り企画がBCオリジナルに”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年4月5日). https://natalie.mu/comic/news/472695 2022年4月5日閲覧。 
  6. ^ “かつてファンだった幻の女優と“偶然”の出会い…高橋留美子劇場、今年は「金の力」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年4月5日). https://natalie.mu/comic/news/519621 2023年4月5日閲覧。 
  7. ^ ““理想の娘”と出会った中年男は…年1シリーズ「高橋留美子劇場」新作がBCオリジナルに”. コミックナタリー (ナターシャ). (2024年4月5日). https://natalie.mu/comic/news/568145 2024年4月5日閲覧。