うる星やつら 〜ディア マイ フレンズ〜
ジャンル | ポイント・アンド・クリックアドベンチャー |
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対応機種 | メガCD |
開発元 |
ゲームアーツ 小学館プロダクション |
発売元 | ゲームアーツ |
プロデューサー |
宮路洋一 菅沼孝夫 |
ディレクター | 上坂哲 |
シナリオ |
上坂哲 須永有三 月島とほる |
プログラマー |
岡部博明 工藤直樹 金井秀樹 渡谷光浩 中村博史 |
音楽 | 大熊謙一 |
美術 |
中嶋敦子 押木賢 |
人数 | 1人(ミニゲームのみ1 - 2人) |
メディア | CD-ROM |
発売日 |
1994年4月15日 |
デバイス |
セガマウス対応 ファイティングパッド6B対応 バックアップRAMカートリッジ対応 |
『うる星やつら 〜ディア マイ フレンズ〜』(うるせいやつら-)は、ゲームアーツが1994年4月15日に発売したメガCD用ポイント・アンド・クリックアドベンチャーゲーム。
概要
[編集]『ゆみみみっくす』に続く、ゲームアーツのメガCD専用のインタラクティブコミック第2弾。ストーリーは諸星あたるを主人公にした完全オリジナルで、画面にある対象物を「話す」「見る」「取る」などのカーソルで選んで反応を見ることで話が進む。ストーリーには関係のない反応やアイテム入手も多いが、原作キャラクターが出てくる事もあるので、そういったものを見つけ出す楽しみ方も出来る。
ストーリーの合間合間にドット絵で作られるアニメーションが挿入される形をとっているが、同社が1993年に発売した『ゆみみみっくす』、SSの『だいなあいらん』と違いアニメーション途中に選択肢が出たり、マルチエンディングの要素はない。
ゲーム内容
[編集]ミニゲーム
[編集]ゲーム中のアイテムとしてゲームのカセットが存在する。ゲーム中のゲーム機に使うと実際にミニゲームが遊べるが、プレイ出来るのは序盤のみである。
- コタツネコのしあわせ エピソード2 ☆(ほし)に願いを
- 原作キャラクター「願い星」から、たい焼きとコタツが上から落ちてくるのでコタツネコを操作し時間制限内に、たい焼きを獲得していく。コタツにあたるとタイムロスになる。1日目午前11時からスタートし3日目午後8時をクリアでオールクリアとなる。
- 亜空間ファイター無限大 ダッシュ ニトロ
- 対戦格闘ゲームで、ラム、飛鳥涼子、藤波竜之介、三宅しのぶの4人が登場する。同キャラ対戦が可能で対人戦も可能となっている。裏技「ニトロモード」でゲームスピードを上げる事も可能。
ストーリー
[編集]ある土曜日の午後、諸星あたるはガールハントに出掛けようとするが、ラムに見つかってしまう。あたるはガールハントをごまかすために、学校に忘れ物をしたと言い出かけようとするが、ラムはあたるについてきてしまう。
そんな時にランから引っ越し祝いの招待状、面堂の飼いタコ・赤丸捜索、錯乱坊の依頼などの話がやってくる。あたるはそれを謝礼目当てやサクラに会う口実にするために、ある場所を行ったり来たりする行動を取る。
だがそれは、錯乱坊の代々に伝わる古文書『友引預言書』に伝わる行動であった為、あたるは偶然にも「魔人」を呼び出してしまうのだった。
登場キャラクター
[編集]- ゲームオリジナルキャラクター
- サーラ
- 声:金丸日向子
- 人間の世界では魔界や天界と呼ばれるところの住人。あたるの行動により召喚されてしまうが、その際に母親サンドラの「力の源」であるクリスタルのペンダントを持ち出していた。サンドラから絶対に怒らせるなと忠告を受けるが、すでに手遅れだった。
- サンドラ
- 声:小山茉美
- サーラの母親。サーラを止めるため異空間から友引町にやってくるが、その際にサクラと重なりサクラの体を誤って乗っ取ってしまう。
- 声があてられている端役
アニメとは声優がほぼ異なるが、基本的にストーリーには関わってこない。
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音楽
[編集]主題歌
[編集]- オープニングテーマ
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- 「ほんの少しの勇気」
- 作詞 - HIRO / 作曲 - HIRO / 編曲 - 小西貴雄 / 歌 - HIRO[1]
- エンディングテーマ
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- 「最後の一歩」
- 作詞 - HIRO / 作曲 - HIRO / 編曲 - 小西貴雄 / 歌 - HIRO
スタッフ
[編集]- 原作 -高橋留美子
- 監督 - 上坂哲
- 助監督 - 石井一豊
- 脚本、演出 - 上坂哲、須永有三、月島とほる
- キャラクター設定/作画監督 - 番場進
- 美術/設定/作画 - 押木賢
- プログラム
- 岡部博明
- 工藤直樹
- 金井秀樹
- 渡谷光浩
- 中村博史
- 音楽/効果音
- ツーファイブ
- 音響監督
- 溝口功
- 作曲/編曲
- 大熊謙一
- 音響編集
- 岩垂徳行
- 谷本真規
- 岡林玲子
- 録音監督
- 斯波 重治
- アニメーション制作協力
- 作画監督 - 中嶋敦子
- 作監補 - 斎藤 哲人
- 原画
- 佐々木正勝
- 斎藤哲
- 山本直子
- 遠藤麻美
- 大黒堂
- プロデュース - 宮路洋一、菅沼孝夫
- 制作 - 上村眞理子
評価
[編集]評価 | ||||||||
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ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、8・8・7・6の合計29点(満40点)[2]、『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、24.5点(満30点)となっている[3]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 4.6 | 4.0 | 3.8 | 4.1 | 3.9 | 4.0 | 24.5 |
脚注
[編集]- ^ 同じ高橋留美子原作のメガCDゲーム「らんま1/2 白蘭愛歌」の主題歌も担当していた。
- ^ a b “うる星やつら 〜ディア マイ フレンズ〜 まとめ [メガドライブ]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2021年7月10日閲覧。
- ^ a b 超絶 大技林 1998, p. 827.
参考文献
[編集]- 「超絶 大技林 '98年春版」『PlayStation Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、827頁、ASIN B00J16900U。