群馬県道2号前橋館林線
主要地方道 | |
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群馬県道2号 前橋館林線 主要地方道 前橋館林線 | |
総延長 | 49.1 km |
制定年 | 1993年 群馬県認定 |
起点 | 前橋市本町3丁目【北緯36度23分10.4秒 東経139度4分34.4秒 / 北緯36.386222度 東経139.076222度】 |
終点 | 館林市緑町2丁目/美園町【北緯36度14分7.3秒 東経139度32分09.5秒 / 北緯36.235361度 東経139.535972度】 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道50号 国道462号 国道17号 上武道路 国道407号 国道122号 現道 国道122号 八重笠道路 国道354号 |
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群馬県道2号前橋館林線(ぐんまけんどう2ごう まえばしたてばやしせん)は、群馬県前橋市から館林市に至る県道(主要地方道)である。
概要
[編集]本路線は、前橋市中心部から伊勢崎市、太田市の中心部を通過して終点の館林市へと至る。また群馬県内の都市間連絡道路として国道50号、国道354号とともに重要な道路である。そのため交通量も全線に渡って多いが、車線数は駒形バイパス区間と太田市中心部の国道407号との重複部分が4車線になっている以外はほとんど2車線であるため、渋滞が多発する。なお各市街地中心部では道幅が狭く、かつ歩道も細い箇所が多い。
太田市・竜舞東交差点から館林市・北成島町交差点までは、国道122号と重複する。かつて太田市東本町交差点 - 竜舞町の現道合流(竜舞東交差点付近)の区間は国道122号の一部であったが、現道である太田バイパスが開通してからは県道2号に降格となった。
群馬県道としては総延長が49 kmと分断区間のない県道としては1番長い路線である[注釈 1]。
路線データ
[編集]- 起点 : 群馬県前橋市本町三丁目7番1地先(本町三丁目交差点=国道50号交点)[1]
- 終点 : 群馬県館林市緑町二丁目21番10地先(緑町交差点=国道354号・群馬県道7号佐野行田線・群馬県道366号江口館林線交点)[1]
- 重要な経過地:伊勢崎市[2]、太田市[2]
- 総延長 : 49.1616 km[3]
- 実延長 : 39.4751 km[3]
歴史
[編集]かつては前橋古河線を名乗ったが、1993年(平成5年)に館林市赤土町から茨城県古河市まで間の道路が国道354号に昇格したため、現在の名称に変更された[注釈 2]。
年表
[編集]- 1920年(大正9年)4月1日:前橋市 - 館林町(当時)間を「前橋館林線」として群馬県道に指定[4]
- 1954年(昭和29年)8月10日:群馬県道「前橋館林線」を廃止[5]、新たに前橋市 - 邑楽郡海老瀬村(現・板倉町)茨城県境までを「前橋古河線」として県道指定[6]
- 1993年(平成5年)4月1日:群馬県より、県道前橋館林線(前橋市 - 伊勢崎市 - 太田市 - 館林市、整理番号70)として路線認定される[2]。
- 1993年(平成5年)5月11日:建設省から、県道前橋古河線が前橋館林線として主要地方道に指定される[8]。
路線状況
[編集]通称・バイパス
[編集]- 古河街道
- 松並木(前橋市天川大島町付近)
- 駒形バイパス(前橋市上大島町 - 伊勢崎市連取町・連取町交差点)
- 太田県道(伊勢崎市内)
- 本町通り(伊勢崎市本町地内)
- 伊勢崎県道(太田市内)
- スバル通り(太田市内)
- 本町通り(太田市東本町・本町・西本町地内)
- 東国文化歴史街道(太田市東本町・東本町交差点 - 館林市北成島町・北成島町交差点)
- 館林線
重複区間
[編集]- 群馬県道293号香林羽黒線(伊勢崎市下植木町・下植木町交差点 - 日乃出町・工業団地入口交差点)
- 群馬県道332号桐生新田木崎線(太田市新田市野井町・反町薬師入口交差点 - 新田村田町・新田村田町交差点)
- 国道407号(太田市東本町・東本町十字路交差点 - 東本町交差点)
- 国道122号(現道) (太田市龍舞町・竜舞東交差点[注釈 3] - 館林市北成島町・北成島町交差点)
- 群馬県道57号館林藤岡線(館林市本町2,3丁目・館林駅入口交差点 - 本町4丁目/新宿1丁目・新宿一丁目交差点)
- 群馬県道7号佐野行田線(館林市松原1丁目・松原一丁目交差点 - 終点)[注釈 4]
高根跨線橋
[編集]高根跨線橋は、群馬県館林市北成島町/高根町/大街道2丁目にある東武伊勢崎線をまたぐ跨線橋である。群馬県道2号前橋館林線に属しており、国道122号と群馬県道8号足利館林線を間接的に結ぶ。
高根跨線橋を経由した群馬県道2号前橋館林線のルート(起点→終点方向)は以下のとおりである。なお以下の (1)〜 (6) は図中に示した (1)〜 (6) に対応する。
- 国道122号と重複している県道2号は、高根跨線橋の下を通過する。
- 北成島町交差点にて右折する。太田市・竜舞東交差点から邑楽町、館林市と重複してきた国道122号とはここで別れるかたちとなる。
- 道路は時計回り方向に進み、高根跨線橋へと至る。
- 高根跨線橋により先ほど通過した国道122号(県道2号が重複)、東武伊勢崎線、県道8号をまたぐ。
- 時計回り方向に進みながら跨線橋を下る。
- 突き当りの大街道二丁目交差点を左折し、館林市街へと至る。大街道二丁目交差点は県道8号の終点であり、県道2号はここで県道8号と交差する。
橋梁
[編集]前橋市
- 天薹橋(端気川、文京町4丁目)
- 天大橋(広瀬川、文京町4丁目 - 天川大島町)
- 南勢多橋(広瀬川、下大島町)
- 清水橋(清水川、小屋原町)
- 新小屋原橋(広瀬川、小屋原町)
伊勢崎市
- 新開橋(広瀬川、若葉町 - 曲輪町/三光町)
- 殖蓮橋(粕川、下植木町 - 日乃出町)
- 早川橋(早川、境上渕名)
太田市
- 石田川橋(石田川、新田大根町)
- 稲荷橋(高寺川、新田小金井町 - 脇屋町)
- 八幡河原橋(蛇川、藤阿久町)
- 永盛橋(八瀬川、西本町 - 本町)
- 休泊橋(休泊川、内ケ島町 - 下小林町)
邑楽町
- 琵琶橋(藤川用水、中野)
館林市
- 沼橋(多々良川、日向町 - 高根町)
- 鶴生田橋(鶴生田川、本町3丁目 - 本町4丁目)
地理
[編集]通過する自治体
[編集]交差する道路
[編集]前橋市
- 群馬県道40号藤岡大胡線(小屋原町・小屋原陸橋交差点)
- 北関東自動車道(駒形町・駒形インターチェンジ)
伊勢崎市
- 群馬県道74号伊勢崎大胡線(連取町・連取本町交差点)
- 群馬県道75号伊勢崎停車場線(本町・本町二丁目交差点)
- 群馬県道14号伊勢崎深谷線・群馬県道68号桐生伊勢崎線(本町・本町四丁目交差点)
- 国道462号(東本町・東本町交差点)
- 群馬県道293号香林羽黒線(下植木町・下植木町交差点)
- 群馬県道293号香林羽黒線(日乃出町・工業団地入口交差点)
- 国道17号(上武道路)(境上渕名・上渕名上武道下交差点)
- 群馬県道291号境木島大間々線(境上渕名・境上渕名交差点)
太田市
- 群馬県道315号大原境三ツ木線(新田大根町・新田大根町交差点)
- 群馬県道69号大間々世良田線(新田大根町/新田金井町・新田金井十字路交差点)
- 群馬県道322号新田市野井線(新田市野井町)
- 群馬県道332号桐生新田木崎線(新田市野井町・反町薬師入口交差点)
- 群馬県道332号桐生新田木崎線(新田村田町・新田村田町交差点)
- 群馬県道323号鳥山竜舞線(藤阿久町・藤阿久北交差点)
- 群馬県道78号太田大間々線(西本町・太田合同庁舎東交差点)
- 群馬県道312号太田境東線(西本町)
- 群馬県道301号妻沼小島太田線(西本町・西本町交差点)
- 群馬県道321号金山城址線(本町・本町交差点)
- 国道407号・群馬県道341号太田熊谷線(東本町・東本町十字路交差点)
- 群馬県道317号太田停車場線(東本町・太田駅入口交差点)
- 国道407号(東本町・東本町交差点)
- 群馬県道313号太田大泉線(東本町/スバル町)
- 群馬県道323号鳥山竜舞線(龍舞町・竜舞交差点[注釈 5])
- 群馬県道256号竜舞山前停車場線(龍舞町・竜舞西交差点)
- 群馬県道38号足利千代田線(龍舞町・竜舞十字路交差点)
- 国道122号(現道)、国道122号(新道:八重笠道路)(龍舞町・竜舞東交差点[注釈 3])
邑楽町
- 群馬県道152号赤岩足利線(中野・大根村交差点)
- 群馬県道20号足利邑楽行田線(中野・中野向地交差点)
- 群馬県道278号中野福居線(中野・いかつち交差点)
館林市
- 群馬県道371号多々良停車場線(日向町)
- 国道122号(現道)(北成島町・北成島町交差点)
- 群馬県道8号足利館林線(北成島町/大街道2丁目・大街道二丁目交差点)
- 群馬県道223号寺岡館林線(大街道一丁目)
- 群馬県道57号館林藤岡線・群馬県道370号館林停車場線(本町2,3丁目・館林駅入口交差点)
- 群馬県道57号館林藤岡線(本町4丁目/新宿1丁目・新宿一丁目交差点)
- 群馬県道7号佐野行田線・群馬県道304号今泉館林線・群馬県道365号板倉籾谷館林線(松原1丁目・松原一丁目交差点)
- 国道354号・群馬県道7号佐野行田線・群馬県道366号江口館林線(終点)
沿線にある施設など
[編集]前橋市
- 前橋市立中川小学校(三河町2丁目)
- 前橋駅(JR両毛線)(表町2丁目)
- けやきウォーク前橋(文京町2丁目)
- 前橋市立天川小学校(文京町3丁目)
- 前橋市立第五中学校(文京町3丁目)
- 前橋天川自動車教習所(天川大島町)
- 東前橋工業団地(木工団地)(天川大島町/上大島町)
- 前橋大島駅(JR両毛線)(天川大島町)
- ロイヤルタウンみずき野(下大島町にある住宅団地)
- ガーデン前橋(小屋原町)
- 駒形駅(JR両毛線)(小屋原町)
伊勢崎市
- 伊勢崎オートレース場(宮子町)
- スーパーモールいせさき(宮子町)
- 伊勢崎市民病院(連取町/連取本町)
- 伊勢崎市立北小学校(曲輪町)
- 相川考古館(三光町)
- 群馬県立伊勢崎工業高等学校(中央町)
- 新伊勢崎駅(東武伊勢崎線)(中央町)
- 伊勢崎佐波第一工業団地(粕川町/日乃出町/境伊与久)
- 伊勢崎・東第二流通団地(日乃出町/三室町)
- 境共同トレーニングセンター(境上渕名)
- 境北部工業団地(境東新井/太田市新田上中町)
太田市
- 太田市立綿打小学校(新田上田中町)
- 群馬にった自動車教習所(新田市野井町)
- ニコモール新田(新田市野井町)
- 新田東部工業団地(新田小金井町/脇屋町)
- 太田地区総合地方卸売市場(新野町)
- 太田記念病院(大島町)
- 群馬県立太田女子高等学校(八幡町)
- 群馬県立太田高等学校(西本町)
- 太田市立太田小学校(本町)
- 太田駅(東武伊勢崎線・桐生線・小泉線)(東本町)
- SUBARU(旧・富士重工業)群馬製作所本工場(スバル町)
- ぐんま国際アカデミー中等部・高等部(内ケ島町)
- 内ケ島団地(内ケ島町)
- 竜舞駅(東武小泉線)(龍舞町)
- 八重笠沼(八重笠町)
館林市
- 群馬県立館林美術館(日向町)
- 館林自動車教習所(高根町)
- つつじの住宅団地(高根町)
- 西山団地(高根町)
- 館林市立第八小学校(西高根町)
- 館林市立多々良中学校(西高根町)
- 館林市立第一小学校(代官町)
- 館林駅(東武伊勢崎線・佐野線・小泉線)(本町2丁目)
- 館林市立第二小学校(本町3丁目)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 実際は群馬県道・福島県道1号沼田檜枝岐線が一番長い県道であるが、分断区間が存在し、かつ群馬県と福島県に跨っているため、群馬県内で完結する県道としては本道が最長となる。
- ^ つまり、かつての2号線は群馬・埼玉(加須市(旧北川辺町))・茨城(古河市)県道であったといえる。
- ^ a b c 四差路の交差点であり、西(写真左手前)方向が県道2号(東国文化歴史街道、至伊勢崎市)、北西(写真左)方向が国道122号現道(太田バイパス、至桐生市)、東(写真右奥)方向が県道2号・国道122号現道(東国文化歴史街道、至邑楽町)、南東(写真右)方向が国道122号新道(八重笠道路、至大泉町)である。県道2号はここから館林市・北成島町交差点まで国道122号現道と重複する。
- ^ 県道7号との重複区間に関しては、番号標識や両交差点の経路案内標識において県道2号の表示は確認できない(県道7号のみが表示されている)。
- ^ 太田市龍舞町には「竜舞交差点」が計2か所存在する。あと1か所は国道122号と群馬県道38号足利千代田線が交差する四差路である。
出典
[編集]- ^ a b 平成5年群馬県告示第346号 道路の区域決定(群馬県報 号外(第1号)、1993年4月1日、pp. 2–3、群馬県立図書館所蔵)
- ^ a b c 平成5年群馬県告示第343号 県道の路線認定(群馬県報 号外(第1号)、1993年4月1日、p. 1、群馬県立図書館所蔵)
- ^ a b 群馬県県土整備部道路管理課『道路台帳 平成26年4月1日現在』
- ^ 大正9年群馬県告示第89号
- ^ 昭和29年群馬県告示第383号「県道路線廃止に関する告示」
- ^ 昭和29年群馬県告示第382号「県道路線認定に関する告示」
- ^ 平成5年群馬県告示第344号 県道の路線廃止(群馬県報 号外(第1号)、1993年4月1日、p. 1、群馬県立図書館所蔵)
- ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
参考文献
[編集]- 群馬県県土整備部道路管理課『道路台帳 平成26年4月1日現在』2015年