第25回東京国際映画祭
オープニング | 『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』 |
---|---|
クロージング | 『人生の特等席』 |
会場 | 日本 東京(六本木・日本橋) |
創設 | 1985年 |
受賞 | 『もうひとりの息子』 |
賞名 | 東京 サクラ グランプリ |
主催者 | 公益財団法人ユニジャパン(第25回東京国際映画祭実行委員会) |
期間 | 2012年10月20日 - 28日 |
ウェブサイト | http://2012.tiff-jp.net/ja/ |
東京国際映画祭開催史 |
第25回東京国際映画祭(だい25かいとうきょうこくさいえいがさい)は、2012年10月20日(土)から10月28日(日)の9日間に開催された東京国際映画祭。
概要
[編集]第25回東京国際映画祭の概要は、2012年9月20日に発表された。映画祭公式サイトにも、上映予定の各作品の詳細が9月20日に、上映スケジュールが9月25日にアップされた。
東京の六本木と日本橋で開催された。六本木が主要会場になるのは、第17回(2004年)から9回連続。日本橋で開催されるのは初めて。上映会場にはTOHOシネマズ六本木ヒルズ、シネマート六本木(10月27・28日のみ)、COREDO室町 日本橋三井ホール(10月23・24・25日のみ)が使われ、コンペティション、特別招待作品、アジアの風、日本映画・ある視点、WORLD CINEMA、natural TIFFの計6部門と特別上映や「日本橋で日本映画を観よう」などが行われた。
公式オープニング作品は3D作品『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』、特別オープニング作品は『JAPAN IN A DAY [ジャパン イン ア デイ]』、公式クロージング作品は『人生の特等席』。いずれも特別招待作品部門での上映。
この第25回から前売りチケットの販売方法等が変更になり、携帯電話・スマートフォン・パソコンなどから購入し、ダウンロードしたQRコードを会場入口で読み取らせて紙の券を発行するようになった[1][2]。第24回まではプレイガイドが発行する紙の券を用いていた。
第19回〜第24回同様に、すべての上映で当日券が販売された(前売券が完売した回も含む)。
第24回で初めて行われた「学生の当日料金=500円」は、第25回でも引き続き行われた。オープニング・クロージング作品以外の全ての作品において、上映当日に会場で販売されるチケットの学生料金が500円となった。ちなみに、学生以外の当日料金は、前売り料金と同額の1000円・1300円・1800円・2500円。
コンペティション部門のプログラミング・ディレクターは矢田部吉彦。アジアの風部門は石坂健治。
上映作品
[編集]ワールド・プレミアは世界初上映、インターナショナル・プレミアは製作国以外で初上映、アジアン・プレミアはアジアにて初上映となったことを意味する。
コンペティション部門
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
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アクセッション ― 増殖 [1] | Accession (Accession ) |
マイケル・J・リックス | 南アフリカ共和国 | アジアン・プレミア上映 |
天と地の間のどこか [2] | Araf - Somewhere in Between (Araf ) |
イェシム・ウスタオウル | トルコ ドイツ |
最優秀女優賞 受賞 アジアン・プレミア上映 |
ティモール島アタンブア39℃ [3] | Atambua 39 ⁰Celsius (Atambua 39 ⁰Celsius ) |
リリ・リザ | インドネシア | ワールド・プレミア上映 |
黒い四角 (黒四角) [4] |
The Black Square (黑四角 ) |
奥原浩志 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2014年5月11日に日本で劇場公開 |
風水 [5] | Feng Shui (万箭穿心 ) |
ワン・ジン | 中華人民共和国 | ワールド・プレミア上映 |
フラッシュバックメモリーズ 3D [6] | Flashback Memories 3D | 松江哲明 | 日本 | 観客賞 受賞 ワールド・プレミア上映 3D上映 2013年1月19日に日本で劇場公開 |
ハンナ・アーレント [7] | Hannah Arendt (Hannah Arendt ) |
マルガレーテ・フォン・トロッタ | ドイツ | 2013年10月26日に日本で劇場公開 |
シージャック [8] | A Hijacking (Kapringen ) |
トビアス・リンホルム | デンマーク | アジアン・プレミア上映 2013年4月26日に日本でDVD発売 |
未熟な犯罪者 [9] | Juvenile Offender (범죄소년 ) |
カン・イグァン | 大韓民国 | 審査員特別賞 受賞 最優秀男優賞 受賞 アジアン・プレミア上映 |
ニーナ [10] (ニーナ ローマの夏休み) |
Nina (Nina ) |
エリザ・フクサス | イタリア | ワールド・プレミア上映 2013年8月10日に日本で劇場公開 |
NO [11] | NO (NO ) |
パブロ・ラライン | チリ アメリカ合衆国 |
アジアン・プレミア上映 2014年8月30日に日本で劇場公開 |
もうひとりの息子 [12] | The Other Son (Le fils de l'Autre ) |
ロレーヌ・レヴィ | フランス | 東京 サクラ グランプリ 受賞 最優秀監督賞 受賞 アジアン・プレミア上映 2013年10月19日に日本で劇場公開 |
テセウスの船 [13] | Ship of Theseus (Ship of Theseus ) |
アーナンド・ガーンディー | インド | 最優秀芸術貢献賞 受賞 アジアン・プレミア上映 |
メイジーの知ったこと (メイジーの瞳) [14] |
What Maisie Knew | スコット・マクギー デヴィッド・シーゲル |
アメリカ合衆国 | インターナショナル・プレミア上映 2014年1月31日に日本で劇場公開 |
イエロー [15] | Yellow | ニック・カサヴェテス | アメリカ合衆国 | アジアン・プレミア上映 |
特別招待作品
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
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シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語 [16] | Cirque du Soleil: Worlds Away | アンドリュー・アダムソン | アメリカ合衆国 | 公式オープニング作品 3D上映 ワールド・プレミア上映 2012年11月9日に日本で劇場公開 |
人生の特等席 [17] | Trouble with the Curve | ロバート・ロレンツ | アメリカ合衆国 | 公式クロージング作品 2012年11月23日に日本で劇場公開 |
JAPAN IN A DAY [ジャパン イン ア デイ] [18] | Japan in a Day | フィリップ・マーティン 成田岳 |
日本 イギリス |
特別オープニング作品 ワールド・プレミア上映 2012年11月3日に日本で劇場公開 |
007 スカイフォール スペシャル・プレゼンテーション 〜007 シリーズ誕生50周年記念〜 [19] | SKYFALL Special Presentation 〜James Bond 50th Anniversary〜 | サム・メンデス | イギリス アメリカ合衆国 |
『007 スカイフォール』の特別フッテージ (12分) を上映 公式オープニング作品『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』上映前のオープニングセレモニー内での上映 『007 スカイフォール』は2012年12月1日に日本で劇場公開 |
エヴリシング・オア・ナッシング:知られざる007誕生の物語 [20] | Everything or Nothing: The Untold Story of 007 | スティーヴン・ライリー | イギリス | 日本での劇場公開の予定なし[3] |
青木ヶ原 [21] | Aokigahara | 新城卓 | 日本 | |
アルゴ [22] | ARGO | ベン・アフレック | アメリカ合衆国 | 2012年10月26日に日本で劇場公開 |
ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 [23] | The Woman in Black | ジェームズ・ワトキンス | イギリス カナダ スウェーデン |
2012年12月1日に日本で劇場公開 |
カラスの親指 by rule of CROW's thumb [24] | Crow's Thumb | 伊藤匡史 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2012年11月23日に日本で劇場公開 |
牙狼〈GARO〉〜蒼哭ノ魔竜〜 [25] | GARO and the Wailing Dragon (tentative) | 雨宮慶太 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2013年2月23日に日本で劇場公開 |
グッモーエビアン! [26] | G'mor evian! | 山本透 | 日本 | 2012年12月15日に日本で劇場公開 |
渾身 KON-SHIN [27] | KON-SHIN | 錦織良成 | 日本 | 2013年1月12日に日本で劇場公開 |
砂漠でサーモン・フィッシング [28] | Salmon Fishing in the Yemen | ラッセ・ハルストレム | イギリス | 2012年12月8日に日本で劇場公開 |
すーちゃん まいちゃん さわ子さん [29] | Sue, Mai & Sawa: Righting the Girl Ship | 御法川修 | 日本 | 2013年3月2日に日本で劇場公開 |
旅の贈りもの 明日へ [30] | My Departure | 前田哲 | 日本 | 2012年10月27日に日本で劇場公開 |
終の信託 [31] | A Terminal Trust | 周防正行 | 日本 | 2012年10月27日に日本で劇場公開 |
綱引いちゃった! [32] | Tug of War! | 水田伸生 | 日本 | 2012年11月23日に日本で劇場公開 |
のぼうの城 [33] | The Floating Castle | 犬童一心 樋口真嗣 |
日本 | アジアン・プレミア上映 2012年11月2日に日本で劇場公開 |
マリー・アントワネットに別れをつげて [34] | Farewell, My Queen (Les Adieux à la Reine ) |
ブノワ・ジャコー | フランス スペイン |
第62回ベルリン国際映画祭 オープニング作品 第62回ベルリン国際映画祭 コンペティション部門 上映作品 2012年12月15日に日本で劇場公開 |
マリーゴールド・ホテルで会いましょう [35] | The Best Exotic Marigold Hotel | ジョン・マッデン | イギリス アメリカ合衆国 アラブ首長国連邦 |
2013年2月1日に日本で劇場公開 |
横道世之介 [36] | A Story of Yonosuke | 沖田修一 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2013年2月23日に日本で劇場公開 |
レッド・ライト(仮題) [37] (レッド・ライト) |
Red Lights (Red Lights ) |
ロドリゴ・コルテス | アメリカ合衆国 スペイン |
2013年2月15日に日本で劇場公開 |
アジアの風
[編集]†は最優秀アジア映画賞の対象作品。
アジアの風―中東パノラマ
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
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パーフェクト・ゲーム [38] † | Perfect Game (퍼펙트게임 ) |
パク・ヒゴン | 大韓民国 | インターナショナル・プレミア上映 |
人類滅亡報告書 [39] (人類滅亡計画書) |
Doomsday Book (인류멸망보고서 ) |
キム・ジウン イム・ピルソン |
大韓民国 | 第16回ファンタジア国際映画祭 (カナダ) 最高賞 受賞作品 2013年10月27日に日本で劇場公開 |
眠れぬ夜 [40] † | Sleepless Night (잠못드는밤 ) |
チャン・ゴンジェ | 大韓民国 | 第13回全州国際映画祭2012 韓国長編映画部門 グランプリ&観客賞 受賞作品 第66回エディンバラ国際映画祭2012 学生批評家賞 受賞 第3回なら国際映画祭2012 新人コンペティション部門 上映作品 |
老人ホームを飛びだして (グォさんの仮装大賞) [41] † |
Full Circle (飞越老人院 ) |
チャン・ヤン | 中華人民共和国 | アジア映画賞スペシャル・メンション 受賞 2014年1月11日に日本で劇場公開 |
ホメられないかも [42] † | Don't Expect Praises (有人赞美聪慧,有人则不 ) |
ヤン・ジン | 中華人民共和国 大韓民国 |
|
恋の紫煙2 [43] † | Love in the Buff (春嬌與志明 ) |
パン・ホーチョン | 香港 中華人民共和国 |
第36回香港国際映画祭 オープニング作品 |
(浮城 ) |
イム・ホー | 香港 | 製作者サイドの事情により上映中止[4] | |
パンのココロ [45] † | The Soul of Bread (愛的麺包魂 ) |
カオ・ピンチュアン リン・チュンヤン |
中華民国 | |
光にふれる [46] † | Touch of the Light (逆光飛翔 ) |
チャン・ロンジー | 中華民国 香港 中華人民共和国 |
第14回台北映画祭 主演女優賞&観客賞 受賞作品 |
スイートハート・チョコレート [47] | Sweetheart Chocolate (甜心巧克力 ) |
篠原哲雄 | 中華人民共和国 日本 |
ワールド・プレミア上映 2016年3月26日に日本で劇場公開 |
帰り道 [48] | I Carried You Home (Padang Besar ) |
トンポーン・ジャンタラーンクーン | タイ | |
ブワカウ [49] † | Bwakaw (Bwakaw ) |
ジュン・ロブレス・ラナ | フィリピン | アジア映画賞スペシャル・メンション 受賞 シネマラヤ・インディペンデント映画祭2012 主演男優賞 受賞作品 |
火の道 [50] † | Agneepath (Agneepath ) |
カラン・マルホートラー | インド | |
兵士、その後 [51] † | Him, Here After (Ini Avan ) |
アソカ・ハンダガマ | スリランカ | アジア映画賞スペシャル・メンション 受賞 |
ライフライン [52] † | Lifeline (Galoogah ) |
モハマド・エブラヒム・モアイェリ | イラン | インターナショナル・プレミア上映 |
沈黙の夜 [53] † | Night of Silence (Lal Gece ) |
レイス・チェリッキ | トルコ | 最優秀アジア映画賞 受賞 第62回ベルリン国際映画祭 ジェネレーション・14プラス部門 作品賞 受賞作品 |
ある学生 [54] † | Student (Студент ) |
ダルジャン・オミルバエフ | カザフスタン |
インドネシア・エクスプレス〜3人のシネアスト
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
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スギヤ [55] † | Soegija (Soegija ) |
ガリン・ヌグロホ | インドネシア | |
目隠し [56] | The Blindfold (Mata Tertutup ) |
ガリン・ヌグロホ | インドネシア | |
動物園からのポストカード [57] † | Postcards from the Zoo (Kebun Binatang ) |
エドウィン | インドネシア ドイツ 香港 |
第62回ベルリン国際映画祭コンペティション部門 上映作品 |
空を飛びたい盲目のブタ [58] | Blind Pig Who Wants to Fly (Babi Buta Yang Ingin Terbang ) |
エドウィン | インドネシア | 2008年の作品 第38回ロッテルダム国際映画祭 国際批評家賞 受賞作品 大阪アジアン映画祭2009 上映作品 |
虹の兵士たち [59] | The Rainbow Troops (Laskar Pelangi ) |
リリ・リザ | インドネシア | 2008年の作品 第19回アジアフォーカス・福岡国際映画祭(2009年) 上映作品 |
夢追いかけて [60] | The Dreamer (Sang Pemimpi ) |
リリ・リザ | インドネシア | 2009年の作品 第20回アジアフォーカス・福岡国際映画祭(2010年) オープニング作品 |
ディスカバー亜州電影〜伝説のホラー&ファンタ王国カンボジア
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
ゴールデン・スランバーズ [61] | Golden Slumbers (Le Sommeil d'or ) |
ダヴィ・チュウ | フランス カンボジア |
|
天女伝説プー・チュク・ソー [62] | Peov Chouk Sor (Peov Chouk Sor ) |
ティ・リム・クゥン | カンボジア | 1967年の作品 |
怪奇ヘビ男 [63] | The Snake Man (ពស់កេងកង Puos Keng Kang ) |
ティ・リム・クゥン | カンボジア | 1970年の作品 |
日本映画・ある視点
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
愛のゆくえ(仮) [64] | Where Does Love Go? 〜Tentatively Titled〜 | 木村文洋 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2012年12月1日に日本で劇場公開 |
あかぼし [65] | Akaboshi | 吉野竜平 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2013年8月3日に日本で劇場公開 |
サンタクロースをつかまえて [66] | Chasing Santa Claus | 岩淵弘樹 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2012年12月8日に日本で劇場公開 |
GFP BUNNY─タリウム少女のプログラム─ [67] (タリウム少女の毒殺日記) |
GFP BUNNY | 土屋豊 | 日本 | 日本映画・ある視点部門 作品賞 受賞 ワールド・プレミア上映 2013年7月6日に日本で劇場公開 |
少女と夏の終わり [68] | Last Days of Summer | 石山友美 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2013年9月21日に日本で劇場公開 |
NOT LONG, AT NIGHT 夜はながくない [69] | Our Night is Not Long | 遠山昇司 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2012年11月3日に日本で劇場公開 |
はなればなれに [70] | KURO | 下手大輔 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2014年4月26日に日本で劇場公開 |
あれから [71] | Since Then | 篠崎誠 | 日本 | 『あれから』(63分)、『何かが壁を越えてくる』(35分)併せて上映 両作品ともワールド・プレミア上映 『あれから』は2013年3月9日に日本で劇場公開 |
何かが壁を越えてくる [72] | Something Wicked Comes Over the Wall | 榎本憲男 | 日本 | |
くじらのまち [73] | The Town of Whales | 鶴岡慧子 | 日本 | ぴあフィルムフェスティバル (PFF) との提携企画 第34回PFFグランプリ受賞作の上映 |
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [74] | United Red Army | 若松孝二 | 日本 | 若松孝二監督追悼上映 2007年の作品 2008年3月15日に日本で劇場公開 |
WORLD CINEMA
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
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眠れる美女 [75] | Dormant Beauty (Bella Addormentata ) |
マルコ・ベロッキオ | イタリア フランス |
アジアン・プレミア上映 第69回ヴェネツィア国際映画祭 新人俳優賞 受賞作品 2013年10月19日に日本で劇場公開 |
ヒア・アンド・ゼア [76] | Here and There (Aquí Y Allá ) |
アントニオ・メンデス・エスパルサ | スペイン アメリカ合衆国 メキシコ |
第65回カンヌ国際映画祭 批評家週間 作品賞 受賞作品 |
インポッシブル [77] | The Impossible | フアン・アントニオ・バヨナ | スペイン アメリカ合衆国 |
アジアン・プレミア上映 2013年6月14日に日本で劇場公開 |
レイモン・ドゥパルドンのフランス日記 [78] | Journal de France | レイモン・ドゥパルドン クローディーヌ・ヌーガレ |
フランス | アジアン・プレミア上映 第65回カンヌ国際映画祭 スペシャル・スクリーニング上映作品 |
ある嘘つきの物語 モンティ・パイソンのグレアム・チャップマン自伝 (モンティ・パイソン ある嘘つきの物語 〜グレアム・チャップマン自伝〜) [79] |
A Liar's Autobiography - The Untrue Story of Monty Python's Graham Chapman | ビル・ジョーンズ ベン・ティムレット ジェフ・シンプソン |
イギリス | アジアン・プレミア上映 3D上映 2013年11月23日に日本で劇場公開 |
闇の後の光 [80] | Post Tenebras Lux (Post Tenebras Lux ) |
カルロス・レイガダス | メキシコ フランス ドイツ オランダ |
アジアン・プレミア上映 第65回カンヌ国際映画祭 監督賞 受賞作品 |
リアリティー [81] | Reality (Reality ) |
マッテオ・ガローネ | イタリア フランス |
第65回カンヌ国際映画祭 グランプリ受賞作品 |
サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ [82] | Side by Side - The Science, Art, and Impact of Digital Cinema | クリス・ケニーリー | アメリカ合衆国 | 第62回ベルリン国際映画祭 Berlinale Special上映作品 2012年12月22日に日本で劇場公開 |
5月の後 [83] | Something in the Air (Après mai ) |
オリヴィエ・アサイヤス | フランス | アジアン・プレミア上映 第69回ヴェネツィア国際映画祭 脚本賞 受賞作品 |
スプリング・ブレイカーズ [84] | Spring Breakers | ハーモニー・コリン | アメリカ合衆国 | アジアン・プレミア上映 第69回ヴェネツィア国際映画祭 コンペティション部門 上映作品 2013年6月15日に日本で劇場公開 |
ストラッター [85] | Strutter | カート・ヴォス アリソン・アンダース |
アメリカ合衆国 | アジアン・プレミア上映 2013年9月14日に日本で劇場公開 |
木曜から日曜まで [86] | Thursday Till Sunday (De jueves a domingo ) |
ドミンガ・ソトマイヨール | チリ オランダ |
第41回ロッテルダム国際映画祭 作品賞 受賞作品 |
natural TIFF
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
檻の中の楽園 [87] | Bestiaire (Besitaire ) |
ドゥニ・コテ | カナダ フランス |
|
南の島の大統領――沈みゆくモルディヴ [88] (南の島の大統領-沈みゆくモルディブ-) |
The Island President | ジョン・シェンク | アメリカ合衆国 | 2013年8月10日に日本で劇場公開 |
オアシスからの最後通告 [89] | Last Call at the Oasis | ジェシカ・ユー | アメリカ合衆国 | アジアン・プレミア上映 |
最後の羊飼い [90] | The Last Shepherd (L'Ultimo Pastore ) |
マルコ・ボンファンティ | イタリア | ワールド・プレミア上映 |
ヨーデルは夢をみる [91] | No Business like Show Business (Die Wiesenberger - No Business like Show Business ) |
ベルナルド・ヴェーバー マルティン・シルト |
スイス | インターナショナル・プレミア上映 |
ゴミ地球の代償 [92] (TRASHED-ゴミ地球の代償-) |
Trashed | キャンディダ・ブラディ | イギリス | TOYOTA Earth Grand Prix 審査員特別賞 受賞 アジアン・プレミア上映 2013年9月28日に日本で劇場公開 |
どうぶつの権利 [93] | Facing Animals (Facing Animals ) |
ヤン・ヴァン・アイケン | オランダ | 『聖者からの食事』TOYOTA Earth Grand Prix 受賞 『どうぶつの権利』(30分)、『聖者からの食事』(65分)併せて上映 『どうぶつの権利』はアジアン・プレミア上映 『聖者からの食事』は『聖者たちの食卓』の題で2014年9月27日に日本で劇場公開 |
聖者からの食事 [94] (聖者たちの食卓) |
Himself He Cooks (Himself He Cooks ) |
ヴァレリー・ベルトー フィリップ・ウィチュス |
ベルギー |
その他
[編集]特別上映
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
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「TIFF 特別感謝賞記念 レイモンド・チョウ オールナイト」 [95] Raymond Chow Special All Night Screening | ||||
ポリス・ストーリー/香港国際警察 | Police Story (警察故事 ) |
ジャッキー・チェン | 香港 | 1985年の作品 1985年12月に日本で劇場公開 |
霊幻道士 | Mr. Vampire (疆屍先生 ) |
リッキー・ラウ | 香港 | 1985年の作品 1986年4月に日本で劇場公開 |
キャノンボール | The Cannonball Run | ハル・ニーダム | アメリカ合衆国 | 1980年の作品 1981年12月に日本で劇場公開 |
「審査委員長 特別オールナイト コーマン魂」 [96] Special Midnight Screening for the President of Jury : Corman's Way | ||||
レッドバロン | Von Richithofen and Brown | ロジャー・コーマン | アメリカ合衆国 | 1971年の作品 1972年2月26日に日本で劇場公開 |
ピラニア | Piranha | ジョー・ダンテ | アメリカ合衆国 | 1978年の作品 1978年10月14日に日本で劇場公開 |
モンスター・パニック | Monster: Humanoids from the deep | バーバラ・ピータース | アメリカ合衆国 | 1980年の作品 1980年10月4日に日本で劇場公開 |
「日本橋で日本映画を観よう」
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
日本橋 [97] | Bridge of Japan | 市川崑 | 日本 | 1956年の作品 1956年10月1日に日本で劇場公開 |
怪盗と判官 [98] | Judge and Thief | 加戸敏 | 日本 | 1955年の作品 1955年12月7日に日本で劇場公開 |
空を拓く〜建築家・郭茂林という男〜 [99] | Pathfinder of the Sky An Architect's Life / Story of Morin Kaku | 酒井充子 | 日本 | ワールド・プレミア上映 |
二つの祖国で・日系陸軍情報部 [100] | MIS -Human Secret Weapon- | すずきじゅんいち | 日本 アメリカ合衆国 |
アジアン・プレミア上映 |
裸の島 [101] | Naked Island | 新藤兼人 | 日本 | 1960年の作品 1960年11月23日に日本で劇場公開 |
エンディングノート [102] | Death of a Japanese Salesman | 砂田麻美 | 日本 | 2011年の作品 2011年10月1日に日本で劇場公開 |
みなと上映会
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題など) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
みなと上映会 プログラムA [103] Minato Screening Program A | ||||
ジュリアン | JULIAN | マシュー・ムーア | オーストラリア | 短編 (13分) 第20回キンダー・フィルム・フェスティバル 短編部門 作品賞 受賞作品 ライブシネマ上映 |
こま撮りえいが こまねこ -はじめのいっぽ- | Komaneko -The First Step- | 合田経郎 | 日本 | 短編 (5分) |
GUS おならで大発見! | GUS | アンドリュー・マーティン | オーストラリア | 短編 (8分) 第20回キンダー・フィルム・フェスティバル 上映作品 |
アンドロイド | Floyd the Android | ジョナサン・リオンズ | アメリカ合衆国 | 短編 (4分) 第20回キンダー・フィルム・フェスティバル 上映作品 |
ピシトの家出 | Pishto Goes Away | ソーニャ・ケンデル | ロシア | 短編 (9分) 第20回キンダー・フィルム・フェスティバル 上映作品 |
てきとうなレスキュー隊 | Corrida | ヤニス・ツィメルマニス | ラトビア | 短編 (7分) 第20回キンダー・フィルム・フェスティバル 上映作品 |
魔法の色えんぴつ | Colored Pencil | アリッセ・ゴメス | ブラジル | 短編 (16分) 第20回キンダー・フィルム・フェスティバル 上映作品 ライブシネマ上映 |
みなと上映会 プログラムB [104] Minato Screening Program B | ||||
しあわせのカラス (君がくれた翼) |
KAUWBOY | バウデワイン・コーレ | オランダ | 長編 (81分) 第20回キンダー・フィルム・フェスティバル 国際審査員賞 受賞作品 第19回大阪ヨーロッパ映画祭 上映作品 ライブシネマ上映 |
アンドロイド | Floyd the Android | ジョナサン・リオンズ | アメリカ合衆国 | 短編 (4分) 第20回キンダー・フィルム・フェスティバル 上映作品 |
みなと上映会 プログラムC [105] Minato Screening Program C | ||||
アーネストとセレスティーヌ (くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ) |
Ernest & Celestine (Ernest et Célestine ) |
バンジャマン・レネール ステファン・オビエ ヴァンサン・パタール |
フランス | 長編 (80分) 第65回カンヌ国際映画祭 監督週間 上映作品 20th アニバーサリー フランス映画祭 上映作品 |
文化庁映画賞
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
医(いや)す者として〜映像と証言で綴る農村医療の戦後史〜 [106] | IYASUMONOTOSHITE - The Postwar History of Rural Medical Services | 鈴木正義 | 日本 | 文化記録映画 優秀賞 受賞 2011年12月17日に日本で劇場公開 |
隣る人 [107] | Never Let Me Go | 刀川和也 | 日本 | 文化記録映画 大賞 受賞 2012年5月12日に日本で劇場公開 |
沈黙の春を生きて [108] | Living the Silent Spring | 坂田雅子 | 日本 | 文化記録映画 優秀賞 受賞 2011年9月24日に日本で劇場公開 |
提携企画
[編集]- 第9回 文化庁映画週間
- 日米フィルムアカデミー
- 第25回東京国際女性映画祭:フィナーレ
- 特集 アジア映画の森
- 『終の信託』公開記念 周防正行映画祭
- コリアン・シネマ・ウィーク 2012
- ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 「フォーカス・オン・アジア」&ワークショップ
- 2012東京・中国映画週間
- 新作映画イッキに見せます in 東京国際映画祭
- 第6回 田辺・弁慶映画祭
- ポーランド映画祭2012
- 「今こそ、映画の力〜TIFF/東北連携プロジェクト 映画『JAPAN IN A DAY [ジャパン イン ア デイ]』がつなぐ未来への一歩」
- 映像シンポジウム
- CineGrid@TIFF 2012
- 映画産業とTV放送産業の経済貢献
- 日本―香港間の地域協力
- JFC全国ロケ地フェア2012
- Green Energy Festa in TIFF
受賞結果
[編集]- コンペティション
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- 東京 サクラ グランプリ: 『もうひとりの息子』 (監督:ロレーヌ・レヴィ)
- 審査員特別賞: 『未熟な犯罪者』 (監督:カン・イグァン)
- 最優秀監督賞: ロレーヌ・レヴィ (『もうひとりの息子』)
- 最優秀女優賞: ネスリハン・アタギュル (『天と地の間のどこか』)
- 最優秀男優賞: ソ・ヨンジュ (『未熟な犯罪者』)
- 最優秀芸術貢献賞: 『テセウスの船』 (撮影監督:パンカジ・クマール)
- 観客賞: 『フラッシュバックメモリーズ 3D』 (監督:松江哲明)
- TOYOTA Earth Grand Prix
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- グランプリ: 『聖者からの食事』 (監督:ヴァレリー・ベルトー、フィリップ・ウィチュス)
- 審査員特別賞: 『ゴミ地球の代償』 (監督:キャンディダ・ブラディ、劇場公開題『TRASHED-ゴミ地球の代償-』)
- アジアの風
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- 最優秀アジア映画賞: 『沈黙の夜』 (監督:レイス・チェリッキ)
- アジア映画賞スペシャル・メンション:
- 『ブワカウ』 (監督:ジュン・ロブレス・ラナ)
- 『兵士、その後』 (監督:アソカ・ハンダガマ)
- 『老人ホームを飛びだして』 (監督:チャン・ヤン)
- 日本映画・ある視点
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- 作品賞: 『GFP BUNNY─タリウム少女のプログラム─』 (監督:土屋豊、劇場公開題『タリウム少女の毒殺日記』)
- その他
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- TIFF特別感謝賞:レイモンド・チョウ
審査員
[編集]コンペティション
[編集]- 審査委員長
- ロジャー・コーマン (映画監督/プロデューサー)
- 審査員
- リュック・ローグ (映画プロデューサー)
- 滝田洋二郎 (映画監督)
- エマニエーレ・クリアレーゼ (映画監督/脚本家)
- 部谷京子 (美術監督)
アジアの風
[編集]日本映画・ある視点
[編集]TOYOTA Earth Grand Prix
[編集]その他
[編集]- アジアの風部門の香港映画『浮城 (うきしろ)』が製作者側の事情により上映中止となることが、2012年9月25日に発表された[4]。
- コンペティション部門の中国映画『風水』の出品取りやめが報道された。2012年9月11日におこなわれた日本国政府による尖閣諸島国有化に抗議するもので、10月18日に中国国営の新華社通信の英語版が報道した[5]。しかし、映画祭側は出品者側からの連絡を受けてないことを理由に、予定通り上映することを10月19日に発表した[6][7]。なお、当初予定されていた監督・出演者の来日は中止された[8][9][10]。また、撮影監督のリウ・ヨウニエンが来日したものの、製作会社の許可が下りなかったために上映会場に登壇できず、映画本編のみの上映となった[11][12]。
- 若松孝二監督が2012年10月17日に亡くなったことを受けて、10月26日に『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』 (第20回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門 出品作) が追悼上映されることになった[13]。
脚注
[編集]- ^ “第25回東京国際映画祭にて、ticket board(チケットボード)の電子チケットサービスを導入決定!”. 第25回東京国際映画祭 (2012年8月22日). 2012年10月22日閲覧。
- ^ “第25回TIFF ご入場時に注意していただきたいこと”. 第25回東京国際映画祭 (2012年10月17日). 2012年10月22日閲覧。
- ^ “ボンド誕生50周年を記念して制作されたドキュメンタリー『エヴリシング・オア・ナッシング:知られざる007誕生の物語』をスクリーンで見られるのはTIFFだけ!”. 第25回東京国際映画祭 (2012年9月25日). 2012年9月27日閲覧。
- ^ a b “「アジアの風」部門『浮城』上映中止のお知らせ”. 第25回東京国際映画祭 (2012年9月25日). 2012年9月26日閲覧。
- ^ “中国作品 東京国際映画祭出品中止 NHKニュース”. NHK (2012年10月19日). 2012年10月23日閲覧。
- ^ 東京国際映画祭事務局 (2012年10月19日). “コンペティション部門作品『風水』上映について”. 第25回東京国際映画祭. 2012年10月23日閲覧。
- ^ “東京国際映画祭開幕 中国作品上映へ NHKニュース”. NHK (2012年10月20日). 2012年10月23日閲覧。
- ^ “10/24 コンペティション『風水』イエン・ビンイエンさん、アジアの風 『帰り道』アピンヤー・サクンジャルーンスックさん登壇キャンセルのお知らせ”. 第25回東京国際映画祭 (2012年10月13日). 2012年10月23日閲覧。
- ^ “第25回TIFF来場ゲスト情報!”. 第25回東京国際映画祭 (2012年10月22日). 2012年10月23日閲覧。
- ^ “中国人監督&俳優陣の来日中止…前日に発表”. シネマトゥデイ (2012年10月22日). 2012年10月30日閲覧。
- ^ “10/22(月)、24(水)コンペティション部門『風水』Q&A中止のお知らせ”. 第25回東京国際映画祭 (2012年10月22日). 2012年10月23日閲覧。
- ^ “上映中止を求めた中国映画のスタッフ来日も会見には姿現さず…事務局長が政治介入にノー!”. シネマトゥデイ (2012年10月22日). 2012年10月30日閲覧。
- ^ “若松孝二監督追悼上映決定のお知らせ”. 第25回東京国際映画祭 (2012年10月23日). 2012年10月23日閲覧。