コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

サム・メンデス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サム・メンデス
Sam Mendes
Sam Mendes
本名 Samuel Alexander Mendes
生年月日 (1965-08-01) 1965年8月1日(59歳)
出生地 イングランドの旗 イングランド レディング
国籍 イギリスの旗 イギリス
配偶者 ケイト・ウィンスレット(2003年 - 2010年)
アリソン・バルサム(2017年 - )
主な作品
アメリカン・ビューティー
ロード・トゥ・パーディション
ジャーヘッド
レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
007』シリーズ
1917 命をかけた伝令
受賞
アカデミー賞
監督賞
1999年アメリカン・ビューティー
ロサンゼルス映画批評家協会賞
監督賞
1999年『アメリカン・ビューティー』
放送映画批評家協会賞
監督賞
1999年『アメリカン・ビューティー』
2019年1917 命をかけた伝令
英国アカデミー賞
作品賞
2019年『1917 命をかけた伝令』
監督賞
2019年『1917 命をかけた伝令』
英国作品賞
2012年007 スカイフォール
2019年『1917 命をかけた伝令』
ゴールデングローブ賞
監督賞
1999年『アメリカン・ビューティー』
2019年『1917 命をかけた伝令』
その他の賞
テンプレートを表示

サミュエル・アレクサンダー・メンデスCBESamuel Alexander MendesCBE1965年8月1日 - )は、イギリス演出家映画監督

来歴

[編集]

生い立ち

[編集]

バークシャーレディングにて、トリニダード・トバゴおよびポルトガル系の父親ジェームソン・ピーター・メンデス(大学講師)とユダヤ系イギリス人の母親ヴァレリー・ヘレン・バーネット(児童文学作家)の間に生まれる。1970年に両親は離婚し、母親と暮らす。

ケンブリッジ大学卒業後、チチェスター・フェスティバル劇場ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで演出家としてキャリアを始める。

キャリア

[編集]

ロンドンニューヨークでいくつもの舞台(『オリヴァー!』『十二夜』『桜の園』『キャバレー』『ブルー・ルーム』等)を演出し、ローレンス・オリヴィエ賞を始め数々の賞を受賞している。2002年まで、ロンドンのドンマー・ウエアハウスの芸術監督を務めた。

1999年公開の映画監督デビュー作『アメリカン・ビューティー』でアカデミー監督賞ゴールデングローブ賞 監督賞を受賞。2000年にはイギリス王室より大英帝国勲章を与えられた。

2003年にはトム・ハンクスポール・ニューマンジュード・ロウといった豪華キャストを揃えたギャング映画『ロード・トゥ・パーディション』、2008年にはレオナルド・ディカプリオと、当時の妻だったケイト・ウィンスレットという『タイタニック』のコンビを主演にした『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』を監督し、話題を呼んだ。

2012年には監督を務めた『007』シリーズ第23作『007 スカイフォール』が公開された。本作は『007』シリーズ50周年記念という節目の年の作品であり、制作発表時から大きな注目を浴びていた。そして公開後、イギリス歴代興業1位を『アバター』を抜いて獲得。第85回アカデミー賞では『007』シリーズとしては1965年の『007 サンダーボール作戦』以来となる、実に47年振りのアカデミー賞で2部門を獲得。その3年後の2015年には続編となる、『007 スペクター』も監督した。

2016年には第73回ヴェネツィア国際映画祭の審査員長を務めた。

2019年より再び舞台の演出を務め、『FERRY MAN』で第73回トニー賞を受賞。また同年には、メンデスが祖父から聞いた話を基に制作した『1917 命をかけた伝令』が公開。本作で、ゴールデングローブ賞 監督賞英国アカデミー賞 監督賞を受賞し、第92回アカデミー賞では監督賞を始め、脚本賞作品賞にノミネートされた。

作風

[編集]

人間の闇にスポットを当てた描写が多く、主人公が初老男性であることが多いのも特徴である。その影響はクリストファー・ノーランの作風の影響を受けた『007 スカイフォール』でより顕著となっており、主人公と悪役の対比、病を患いながらも戦い抜く主人公像が特徴的である。それゆえか、台詞回しもかなり哲学的なものが多い。

私生活

[編集]

女優のジェーン・ホロックスキャメロン・ディアスキャリスタ・フロックハートレイチェル・ワイズなどとの交際を経て、2003年に女優のケイト・ウィンスレット西インド諸島で結婚。同年12月には長男も誕生し、一家でニューヨークで暮らしていたが、2010年3月15日、すでにケイト・ウィンスレットとは別居をしており離婚手続き中であることを弁護士を通じて発表した。

2017年、トランペット奏者のアリソン・バルサムと再婚。

フィルモグラフィ

[編集]

映画

[編集]
題名 役割
2000 アメリカン・ビューティー
American Beauty
監督
2002 ロード・トゥ・パーディション
Road to Perdition
監督・製作
2006 ジャーヘッド
Jarhead
監督
2008 君のためなら千回でも
The Kite Runner
製作総指揮
悲しみが乾くまで
Things We Lost in the Fire
製作
2009 レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
Revolutionary Road
監督・製作
2011 お家をさがそう
Away We Go
監督
2012 007 スカイフォール
Skyfall
2015 007 スペクター
Spectre
2020 1917 命をかけた伝令
1917
監督・脚本・製作
2022 エンパイア・オブ・ライト
Empire of Light
TBA
Untitled Beatles biopics 1st film
監督

Untitled Beatles biopics 2nd film

Untitled Beatles biopics 3rd film

Untitled Beatles biopics 4th film

テレビドラマ

[編集]
題名 役割 備考
2012-2016 ホロウ・クラウン/嘆きの王冠
The Hollow Crown
製作総指揮
2014-2016 ペニー・ドレッドフル 〜ナイトメア 血塗られた秘密〜
Penny Dreadful
2018 インフォーマー/潜入スパイ
Informer
2024
The Franchise
監督・脚本・製作総指揮 Maxオリジナルドラマ

舞台

[編集]
題名 役割 備考
1992 リトル・ヴォイス英語版
The Rise and Fall of Little Voice
監督
2014 ナショナル・シアター・ライヴ2014「リア王」
National Theatre Live: King Lear
ナショナル・シアター・ライブ
2020 ナショナル・シアター・ライヴ2020「リーマン・トリロジー」
National Theatre Live: The Lehman Trilogy
演出
2024 ナショナル・シアター・ライヴ2024「ザ・モーティヴ・&ザ・キュー」
National Theatre Live: The Motive & The Cue

脚注

[編集]

外部リンク

[編集]