第111独立領土防衛旅団 (ウクライナ領土防衛隊)
第111独立領土防衛旅団 | |
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創設 | 2018年6月26日 |
所属政体 | ウクライナ |
所属組織 | ウクライナ領土防衛隊 |
部隊編制単位 | 旅団 |
兵科 | 軽歩兵 |
兵種/任務 | 郷土防衛隊 |
所在地 | ルハーンシク州セヴェロドネツィク |
通称号/略称 | A7039 |
上級単位 | 東部作戦管区 |
戦歴 | ロシアのウクライナ侵攻 |
指揮官 | ヴャチェスラフ・スカノフ大佐 |
第111独立領土防衛旅団(だい111どくりつりょうどぼうえいりょだん、ウクライナ語: 111-та окрема бригада територіальної оборони)は、ウクライナ領土防衛隊の旅団。東部作戦管区隷下。
概要
[編集]ドンバス戦争
[編集]2018年6月26日、ドンバス戦争の影響に伴い、ウクライナ領土防衛隊の動員が開始され、ルハーンシク州で創設された[1]。
ロシアのウクライナ侵攻
[編集]東部・セベロドネツク戦線
[編集]2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻では旅団司令部、大隊本部が23人の職業軍人で維持されていたため、動員兵で充足して再編され、ルガンスク人民共和国と接する東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区に配備された[1]。5月上旬にポパスナが陥落して主力部隊の第24独立機械化旅団が撤退するとセベロドネツク守備隊は軽歩兵のウクライナ国家親衛隊、ウクライナ領土防衛隊が主力となり、火力不足のためスボボダ大隊が連日メディアを通じて重火器供与を訴えた。中旬にはルガンスク人民共和国第2親衛軍団の救援で第5諸兵科連合軍、第58諸兵科連合軍、第8親衛諸兵科連合軍隷下の第150自動車化狙撃師団が攻勢を開始し、セヴェロドネツィク市外を防御していた第115独立機械化旅団(出典によれば当時は同じ旅団番号の第115独立領土防衛旅団と誤報されていた)隷下の1個中隊が無断撤退してロシア軍がセベロドネツク市内に侵入し、市街戦となり7月まで粘ったがセヴェロドネツィク、リシチャンシクが陥落してロシア軍はルハーンシク州全域を占領した[2][3][4]。
東部・スヴァトヴェ-クレミンナ戦線
[編集]2022年10月、東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区に再配置され、クレミンナ方面に展開した[5]。
東部・アウディーイウカ戦線
[編集]2024年7月、激戦地の東部ドネツィク州ポクロウシク地区に再配置され、友軍の救援でアウディーイウカ北西のポクロウシク方面に展開した[6]。
編制
[編集]出典
[編集]- ^ a b “В’ячеслав Суханов, командир 111-ї бригади Сил територіальної оборони”. ウクルインフォルム
- ^ “Бригада тероборони з Луганщини отримала Бойовий Прапор”. ウクライナ国防省公式サイト
- ^ “Russian Offensive Campaign Assessment, June 3”. 戦争研究所
- ^ “У статті була допущена серйозна помилка, яка стосується неправильного зазначення роду військ бригади, що стояла в Сєвєродонецьку. У місті стояла механізована 115 бригада ЗСУ, а не 115 бригада ТРО – УП.”. ウクラインスカ・プラウダ
- ^ “Russia's war on Ukraine. Daily Snapshot. 22.06.2023”. 防衛戦略センター
- ^ ウクライナ軍の旅団が総崩れ、数百人の部隊に包囲の危機 東部プロフレス村方面 フォーブス・ジャパン