コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

第101回全国高等学校野球選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第101回全国高等学校野球選手権大会
試合日程 2019年8月6日 - 8月22日
キャッチフレーズ 「新たに刻む、ぼくらの軌跡。」
出場校 49校
参加校数 3,730校
優勝校 履正社大阪、初優勝)
試合数 48試合
選手宣誓 林山侑樹(
始球式 開幕戦:井端弘和野球日本代表コーチ)
決勝戦:達川光男
開会式司会 笹倉七海(兵庫小野高校
樫原愛莉(兵庫・西宮東高校
入場先導 辻本倫太郎北海道北海高校
閉会式司会 上田瑠璃(兵庫・県伊丹高校
金山未来(兵庫・武庫川女子大学附属高校
総入場者数 841,000人[1](1日平均60,071人)
大会本塁打 48本
タイブレーク 延長13回以降
 < 20182020 > 
全国高等学校野球選手権大会
テンプレートを表示

第101回全国高等学校野球選手権大会(だい101かいぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい)は、2019年8月6日から8月22日までの15日間(休養日を除く)にわたって阪神甲子園球場で行われた全国高等学校野球選手権大会である。また令和初の選手権大会である。

キャッチフレーズは「新たに刻む、ぼくらの軌跡。

概要

[編集]

今大会から準決勝と決勝の間に休養日が設けられた。また、初日以外の3試合日の開始時刻を8時にした。

日程

[編集]
  • 2019年
    • 1月30日 - 第1回の大会運営委員会が開かれる。公式日程について本大会を8月6日から16日間(準々決勝と準決勝・準決勝と決勝の間の休養日を含む)、また開幕日を除く準々決勝までの第1試合開始時刻を午前8時、準決勝第1試合を午前9時開始とすることをそれぞれ決定した[2]
    • 6月22日 - 沖縄・南北海道で地方大会が開幕。
    • 7月30日 - 愛媛・徳島大会で決勝戦が行われ地方大会が全て終了。
    • 8月1日・2日・3日 - 代表校による甲子園練習(3日間)。
    • 8月3日 - 組み合わせ抽選会。
    • 8月6日 - 開会式。
    • 8月15日 - 台風10号接近による悪天候のため全4試合を中止、以降1日ずつ順延。終戦の日の試合中止は2017年第99回大会以来2年ぶり。このため、正午の黙祷は行われなかった。
    • 8月16日 - 第2試合開始前に脇村春夫(元日本高等学校野球連盟会長)の野球殿堂表彰式を執行[3]
    • 8月19日 - 休養日。
    • 8月20日 - 準決勝。第1試合は午前9時開始予定だったが、降雨によるグラウンド整備のため午前10時開始となった。
    • 8月21日 - 休養日。
    • 8月22日 - 決勝戦。大阪代表の履正社が石川代表の星稜を5-3で下し初優勝。大阪勢は前年に続き2年連続の優勝となった。閉会式。

代表校

[編集]

組み合わせ・試合結果

[編集]

1回戦 - 3回戦

[編集]
- 2回戦 3回戦
                   
 
8月10日(3)
 
 岡山学芸館 6
 広島商 5
 
8月16日(1)
 
 岡山学芸館 0
 作新学院 18
 
8月11日(1):延長10回
 
 筑陽学園 3
 
 作新学院 5
      
      
- 2回戦 3回戦
                   
 
8月11日(2)
 
 東海大相模 6
 近江 1
 
8月16日(2)
 
 東海大相模 4
 中京学院大中京 9
 
8月11日(3)
 
 中京学院大中京 4
 
 北照 3
      
      
- 2回戦 3回戦
                   
 
8月11日(4)
 
 花咲徳栄 3
 明石商 4
 
8月16日(3):延長10回
 
 明石商 3x
 宇部鴻城 2
 
8月12日(1)
 
 宇和島東 3
 
 宇部鴻城 7
      
      
1回戦 2回戦 3回戦
                   
 
8月12日(2)
 
 海星 3
 聖光学院 2
 
8月16日(4)
 
 海星 6
 八戸学院光星 7x
 
8月12日(3)
 
 智弁学園 8
8月6日(1)  
 八戸学院光星 10
 八戸学院光星 9     
 誉 0     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月6日(2)
 佐賀北 2
8月12日(4)
 神村学園 7
 神村学園 3
8月6日(3):延長10回
 高岡商 4
 高岡商 6
8月17日(1)
 石見智翠館 4
 高岡商 4
8月7日(1)
 履正社 9
 履正社 11
8月13日(1)
 霞ヶ浦 6
 履正社 7
8月7日(2)  
 津田学園 3
 静岡 1     
 津田学園 3     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月7日(3)
 星稜 1
8月13日(2)
 旭川大 0
 星稜 6
8月7日(4)
 立命館宇治 3
 秋田中央 0
8月17日(2):延長14回 TB
 立命館宇治 1
 星稜 4x
8月8日(1)
 智弁和歌山 1
 米子東 1
8月13日(3)
 智弁和歌山 8
 智弁和歌山 7
8月8日(2)  
 明徳義塾 1
 明徳義塾 6     
 藤蔭 4     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月8日(3)
 前橋育英 5
8月13日(4)
 国学院久我山 7
 国学院久我山 3
8月8日(4)
 敦賀気比 19
 敦賀気比 5
8月17日(3)
 富島 1
 敦賀気比 3
8月9日(1)
 仙台育英 4
 花巻東 4
8月14日(1)
 鳴門 10
 鳴門 5
8月9日(2)  
 仙台育英 8
 飯山 1     
 仙台育英 20     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月9日(3):延長10回
 習志野 5
8月14日(2)
 沖縄尚学 4
 習志野 5
8月9日(4)
 鶴岡東 9
 高松商 4
8月17日(4):延長11回
 鶴岡東 6
 鶴岡東 6
8月10日(1)
 関東第一 7x
 日本文理 6
8月14日(3)
 関東第一 10
 関東第一 6
8月10日(2):延長12回  
 熊本工 5
 熊本工 3x     
 山梨学院 2     

準々決勝

[編集]
試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 試合時間 勝利校の次戦
8月18日 第1試合 明石商 7 - 6 八戸学院光星 2時間50分 明石商は準決勝・1試合目へ
第2試合 中京学院大中京 6 - 3 作新学院 2時間5分 中京学院大中京は準決勝・2試合目へ
第3試合 星稜 17 - 1 仙台育英 2時間36分 星稜は準決勝・2試合目へ
第4試合 履正社 7 - 3 関東第一 2時間2分 履正社は準決勝・1試合目へ

準決勝

[編集]
試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 試合時間
8月20日 第1試合 履正社 7 - 1 明石商 2時間21分
第2試合 星稜 9 - 0 中京学院大中京 1時間53分

決勝

[編集]
8月22日
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
履正社 0 0 3 0 0 0 0 2 0 5 11 0
星稜 0 1 0 0 0 0 2 0 0 3 13 1
  1. (履):清水、岩崎 - 野口
  2. (星):奥川 - 山瀬
  3. 本塁打
    (履):井上
  4. 審判
    [球審]宅間
    [塁審]戸塚(一)、美野(二)、鈴木(三)
  5. 試合時間:2時間9分
履正社
打順守備選手
1[中]桃谷惟吹(3年)
2[二]池田凛(2年)
3[三]小深田大地(2年)
4[右]井上広大(3年)
5[一]内倉一冴(3年)
6[左]西川黎(3年)
7[捕]野口海音(3年)
8[遊]野上聖喜(3年)
9[投]清水大成(3年)
岩崎峻典(2年)
星稜
打順守備選手
1[中]東海林航介(3年)
2[左]有松和輝(3年)
山本伊織(3年)
3[三]知田爽汰(2年)
4[遊]内山壮真(2年)
5[一]大高正寛(3年)
6[二]福本陽生(3年)
7[右]岡田大響(3年)
8[投]奥川恭伸(3年)
9[捕]山瀬慎之助(3年)

大会本塁打

[編集]
1回戦
  • 第1号:下山昂大(八戸学院光星)
  • 第2号:森田朝陽(高岡商)
  • 第3号:桃谷惟吹(履正社)
  • 第4号:井上広大(履正社)
  • 第5号:野上聖喜(履正社)
  • 第6号:天野海斗(霞ヶ浦)
  • 第7号:西川黎(履正社)
  • 第8号:桃谷惟吹(履正社)
  • 第9号:竹花裕人(鶴岡東)
  • 第10号:平泉遼馬(関東第一)
  • 第11号:山口環生(熊本工)
2回戦
  • 第12号:山路祥都(広島商)
  • 第13号:水上桂(明石商)
  • 第14号:菅原謙伸(花咲徳栄)
  • 第15号:岡田佑斗(宇部鴻城)
  • 第16号:兵頭仁(宇和島東)
  • 第17号:大串祐貴(海星)
  • 第18号:荒牧樹(聖光学院)
  • 第19号:荒牧樹(聖光学院)
  • 第20号:近藤遼一(八戸学院光星)
  • 第21号:武岡龍世(八戸学院光星)
  • 第22号:細川凌平(智弁和歌山)
  • 第23号:根来塁(智弁和歌山)
  • 第24号:東妻純平(智弁和歌山)
  • 第25号:杉田翔太郎(敦賀気比)
  • 第26号:小濃塁(仙台育英)
  • 第27号:丸山蓮(鶴岡東)
  • 第28号:丸山蓮(鶴岡東)
3回戦
  • 第29号:井上恵輔(東海大相模)
  • 第30号:酒井隼平(宇部鴻城)
  • 第31号:重宮涼(明石商)
  • 第32号:坂本芽玖理(海星)
  • 第33号:近藤遼一(八戸学院光星)
  • 第34号:太山皓仁(八戸学院光星)
  • 第35号:井上広大(履正社)
  • 第36号:福本陽生(星稜)
  • 第37号:竹花裕人(鶴岡東)
準々決勝
  • 第38号:安藤碧(明石商)
  • 第39号:石井巧(作新学院)
  • 第40号:元謙太(中京学院大中京)
  • 第41号:今井秀輔(星稜)
  • 第42号:小濃塁(仙台育英)
  • 第43号:内山壮真(星稜)
  • 第44号:内山壮真(星稜)
  • 第45号:大高正寛(星稜)
  • 第46号:平泉遼馬(関東第一)
準決勝
決勝
  • 第48号:井上広大(履正社)


記録

[編集]

チーム記録

[編集]
記録 校名 選手名 対戦校 補足
1試合最多本塁打 5 履正社 桃谷惟吹2、井上広大、野上聖喜、西川黎 1回戦・霞ヶ浦 大会タイ記録(2度目)
1イニング最多本塁打 3 智弁和歌山 細川凌平、根来塁、東妻純平 2回戦・明徳義塾(7回表) 大会タイ記録(2度目)[注 1]

個人記録

[編集]
記録 選手名 対戦校 補足
サイクル安打 杉田翔太郎(敦賀気比) 2回戦・国学院久我山 大会史上6人目[4]

その他の主な出場選手

[編集]


各地方大会の日程

[編集]
地方大会 試合日程 チーム数 決勝戦会場 準優勝校
北北海道 6月23日 - 7月20日 85 旭川スタルヒン球場 クラーク国際
南北海道 6月22日 - 7月21日 105 札幌市円山球場 札幌国際情報
青森 7月9日 - 7月23日 57 はるか夢球場 弘前学院聖愛
岩手 7月11日 - 7月25日 66 岩手県営野球場 大船渡
秋田 7月10日 - 7月21日 44 こまちスタジアム 明桜
山形 7月11日 - 7月24日 48 荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた 山形中央
宮城 7月13日 - 7月28日 67 楽天生命パーク宮城 東北
福島 7月10日 - 7月28日 75 いわきグリーンスタジアム 日大東北
茨城 7月6日 - 7月25日 93 ノーブルホームスタジアム水戸 常磐大
栃木 7月12日 - 7月28日 59 宇都宮清原球場 文星芸大付
群馬 7月6日 - 7月27日 62 上毛新聞敷島球場 前橋商
埼玉 7月10日 - 7月28日 152 埼玉県営大宮公園野球場 山村学園
山梨 7月7日 - 7月24日 35 山日YBS球場 東海大甲府
千葉 7月11日 - 7月25日 163 ZOZOマリンスタジアム 八千代松陰
東東京 7月7日 - 7月27日 129 明治神宮野球場 小山台
西東京 7月6日 - 7月28日 130 明治神宮野球場 創価
神奈川 7月7日 - 7月28日 181 横浜スタジアム 日大藤沢
長野 7月6日 - 7月21日 84 松本市野球場 伊那弥生ヶ丘
新潟 7月8日 - 7月24日 77 HARD OFF ECOスタジアム新潟 東京学館新潟
富山 7月13日 - 7月26日 48 富山市民球場 富山第一
石川 7月12日 - 7月28日 44 石川県立野球場 小松大谷
福井 7月13日 - 7月25日 30 福井県営球場 丹生
静岡 7月7日 - 7月29日 111 静岡県草薙総合運動場硬式野球場 駿河総合
愛知 6月29日 - 7月29日 188 岡崎市民球場 桜丘
岐阜 7月13日 - 7月29日 66 長良川球場 大垣日大
三重 7月13日 - 7月28日 62 三重県営松阪野球場 海星
滋賀 7月7日 - 7月26日 49 皇子山球場 光泉
京都 7月6日 - 7月28日 75 わかさスタジアム京都 京都国際
奈良 7月13日 - 7月29日 38 佐藤薬品スタジアム 高田商
和歌山 7月12日 - 7月29日 39 和歌山県営紀三井寺野球場 那賀
大阪 7月6日 - 7月29日 174 大阪シティ信用金庫スタジアム 金光大阪
兵庫 7月6日 - 7月29日 161 ほっともっとフィールド神戸 神戸国際大付
岡山 7月13日 - 7月28日 59 倉敷マスカットスタジアム 倉敷商
鳥取 7月13日 - 7月27日 23 どらやきドラマチックパーク米子市民球場 鳥取城北
広島 7月12日 - 7月29日 90 MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 尾道
島根 7月14日 - 7月28日 39 松江市営野球場 開星
山口 7月13日 - 7月29日 58 山口マツダ西京きずなスタジアム 西京
香川 7月13日 - 7月28日 38 レクザムスタジアム 英明
愛媛 7月15日 - 7月30日 58 坊っちゃんスタジアム 松山聖陵
徳島 7月13日 - 7月30日 30 オロナミンC球場 富岡西
高知 7月13日 - 7月28日 26 高知県立春野運動公園野球場 高知
福岡 7月6日 - 7月29日 133 久留米市野球場 西日本短大付
佐賀 7月6日 - 7月25日 39 みどりの森県営球場 鳥栖
長崎 7月11日 - 7月28日 55 長崎県営野球場 鎮西学院
熊本 7月7日 - 7月25日 58 リブワーク藤崎台球場 九州学院
大分 7月7日 - 7月28日 44 別大興産スタジアム 大分商
宮崎 7月6日 - 7月29日 49 KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎 小林西
鹿児島 7月6日 - 7月28日 70 平和リース球場 鹿屋中央
沖縄 6月22日 - 7月21日 64 沖縄セルラースタジアム那覇 興南

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 前回(2008年)も同校が記録。3人の打者が本塁打を打ったのは初。

出典

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]