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第74回全国高等学校野球選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第74回全国高等学校野球選手権大会
大会中の甲子園球場
試合日程 1992年8月10日 - 8月25日
出場校 49校
参加校数 4,065校
優勝校 西日本短大付福岡、初優勝)
試合数 48試合
選手宣誓 清水輝久(柳ヶ浦
総入場者数 約811,000人(1試合平均16,895人)
最高入場者数/1日 76,000人
大会本塁打 14本
 < 19911993 > 
全国高等学校野球選手権大会
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第74回全国高等学校野球選手権大会(だい74かいぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい)は、1992年8月10日から8月25日まで阪神甲子園球場で行われた全国高等学校野球選手権大会である。

概要

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  • この年はバルセロナオリンピック(野球が公式種目だった)の影響を考慮し、平年より遅らせて8月10日から開催された。また本来は8月23日に決勝を予定していたが、大会期間中に雨天延期が2日間あったため、過去最も遅い8月25日となった。
  • この大会より3回戦と準々決勝の抽選会においては、2回戦最後の試合の勝者が3回戦最初の試合に、また3回戦最後の試合の勝者が準々決勝最初の試合に、それぞれ当たらないように抽選の前で振り分けられるシステムへ変更となった[1]
  • 甲子園球場のラッキーゾーンのフェンスが撤去されて初めての選手権大会となった。

日程

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  • 1992年
    • 6月21日 - 沖縄大会で地方大会が開幕。
    • 8月1日 - 全49代表校が出そろう。
    • 8月8日 - 組み合わせ抽選会。
    • 8月10日 - 開会式。
    • 8月18日 - 第2、3試合順延。
    • 8月19日 - 雨天順延。
    • 8月25日 - 決勝戦が行われ福岡代表の西日本短大付が千葉代表の拓大紅陵を1-0で下し初優勝。

代表校

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試合結果

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1回戦

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 備考 試合時間
8月10日 第1試合 沖縄尚学 5x - 4 桐蔭学園 延長12回 3時間50分[2]
第2試合 一関商工 5 - 1 山口鴻城 1時間58分
第3試合 三重 8 - 1 西条 2時間21分
8月11日 第1試合 神港学園 3 - 2 北海 2時間14分
第2試合 延岡工 2x - 1 郡山 延長11回 2時間19分
第3試合 天理 11 - 3 秀明 2時間23分
第4試合 星稜 11 - 0 長岡向陵 2時間12分
8月12日 第1試合 熊本工 4 - 3 創価 1時間58分
第2試合 近大付 5 - 0 松商学園 2時間3分
第3試合 尽誠学園 1 - 0 帝京 2時間1分
第4試合 桐陽 3 - 1 京都西 2時間13分
8月13日 第1試合 県岐阜商 3x - 2 鹿児島商工 2時間1分
第2試合 日大山形 4 - 1 柳ヶ浦 2時間9分
第3試合 北陸 5 - 4 砂川北 1時間56分
第4試合 広島工 4 - 1 仙台育英 2時間18分
8月14日 第1試合 樹徳 8 - 1 近江 1時間59分
第2試合 能代 4 - 3 佐賀東 2時間28分

2回戦

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 備考 試合時間
8月14日 第3試合 西日本短大付 2 - 0 高岡商 1時間55分
8月15日 第1試合 東邦 7 - 4 倉敷商 2時間30分
第2試合 拓大紅陵 4 - 3 智弁和歌山 1時間54分
第3試合 池田 8 - 1 弘前実 2時間18分
第4試合 東海大甲府 6 - 0 倉吉北 1時間47分
8月16日 第1試合 佐世保実 4x - 3 常総学院 延長11回 2時間9分
第2試合 宇都宮南 5 - 3 大社 2時間4分
第3試合 明徳義塾 3 - 2 星稜 2時間7分
第4試合 天理 3x - 2 樹徳 2時間22分
8月17日 第1試合 北陸 6 - 4 近大付 延長12回 3時間10分
第2試合 神港学園 11 - 4 一関商工 2時間9分
第3試合 広島工 3 - 2 桐陽 2時間3分
第4試合 三重 3 - 2 沖縄尚学 2時間6分
8月18日 第1試合 尽誠学園 7 - 0 能代 1時間39分
8月20日 第1試合 日大山形 12 - 2 延岡工 2時間32分
第2試合 県岐阜商 1x - 0 熊本工 1時間56分

3回戦

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 試合時間
8月20日 第3試合 尽誠学園 7 - 2 宇都宮南 2時間1分
第4試合 拓大紅陵 2 - 0 佐世保実 2時間7分
8月21日 第1試合 天理 7 - 4 東海大甲府 2時間29分
第2試合 北陸 5 - 1 日大山形 2時間5分
第3試合 東邦 1x - 0 県岐阜商 1時間56分
8月22日 第1試合 広島工 8 - 0 明徳義塾 2時間3分
第2試合 西日本短大付 3 - 0 三重 2時間12分
第3試合 池田 4x - 3 神港学園 2時間20分

準々決勝

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 備考 試合時間
8月23日 第1試合 尽誠学園 5 - 0 広島工 1時間45分
第2試合 西日本短大付 6 - 1 北陸 2時間8分
第3試合 東邦 5 - 4 天理 延長11回 2時間52分
第4試合 拓大紅陵 2 - 1 池田 2時間3分

準決勝

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 試合時間
8月24日 第1試合 拓大紅陵 5 - 4 尽誠学園 2時間4分
第2試合 西日本短大付 4 - 0 東邦 1時間55分

決勝

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8月25日
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
拓大紅陵 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 0
西日本短大付 0 1 0 0 0 0 0 0 X 1 8 1
  1. (拓):紺野 - 伊藤
  2. (西):森尾 - 西原
  3. 審判
    [球審]布施
    [塁審]永野・田中・杉中
  4. 試合時間:1時間56分
拓大紅陵
打順守備選手
1[二]今井達雄(3年)
2[遊]松本健一(3年)
3[中]小笠原雄(3年)
4[投]紺野恵治(3年)
5[右]立川隆史(2年)
6[左]木内敬(3年)
7[三]布施正明(3年)
8[一]金岡洋史(3年)
9[捕]伊藤俊一郎(3年)
西日本短大付
打順守備選手
1[中]下川浩一(2年)
2[二]出川正彦(3年)
3[一]中村壽博(3年)
4[左]高原典一(3年)
5[三]梅沢敦(3年)
6[捕]西原憲一(3年)
7[右]山本俊介(3年)
8[投]森尾和貴(3年)
9[遊]犬走光則(3年)

大会本塁打

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1回戦
  • 第1号:杉原直大(天理)
  • 第2号:田辺松功(熊本工)
  • 第3号:池上康博(県岐阜商)
  • 第4号:関吉雅人(砂川北)
  • 第5号:川島徹(樹徳)
2回戦
  • 第6号:高木雄二(東邦)
  • 第7号:藤田典久(智弁和歌山)
  • 第8号:根本健志(常総学院)
  • 第9号:桑田雅彦(佐世保実)
3回戦
  • 第10号:成山隆盛(北陸)
準々決勝
  • 第11号:中道大輔(尽誠学園)
  • 第12号:中道大輔(尽誠学園)
  • 第13号:小寺一真(天理)
  • 第14号:立川隆史(拓大紅陵)


その他の主な出場選手

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脚注

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  1. ^ 2回戦最後の勝者が3回戦の最初に組まれたのは、第69回大会の常総学院が唯一であり、蛇足情報として、2回戦で沖縄水産に7-0、3回戦で尽誠学園に6-0で完封し、24時間で2試合完封した例がある。前年の73回大会では、3回戦最後の勝者の勝者の柳川が、その日の第2試合、松商学園4-3四日市工の延長16回の煽りを脆にくらい、睡眠時間が5時間程しかとれず、準々決勝の沖縄水産戦ではコンディションが充分にとれなかった為。この柳川で4例目となり、全てその日に、延長戦と雨天中断が絡んでいる。他に64回大会の津久見3−2佐賀商が延長14回、66回大会の鎮西2−1法政一の延長10回、70回記念の沖縄水産4−1愛工大名電が雨天中断並びに第3試合の浦和市立2−1宇都宮学園の延長10回の影響もあった。翌日の準々決勝で津久見は敗れ、鎮西と沖縄水産は勝利している。
  2. ^ 開幕試合では歴代最長

関連項目

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外部リンク

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