第10独立自動車化歩兵大隊 (ウクライナ陸軍)
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第10独立自動車化歩兵大隊 | |
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創設 | 2014年4月21日 |
所属政体 | ウクライナ |
所属組織 | ウクライナ陸軍 |
部隊編制単位 | 大隊 |
兵科 | 自動車化歩兵 |
兵種/任務 | 陸戦 |
人員 | 423人[1] |
所在地 | スームィ州トロスチャネツ |
愛称 | ポリーシャ |
上級単位 | 第59独立自動車化歩兵旅団 |
戦歴 |
ドンバス戦争 ロシアのウクライナ侵攻 |
指揮官 | オレグ・ウマンスキー大佐 |
第10独立自動車化歩兵大隊(だい10どくりつじどうしゃかほへいだいたい、ウクライナ語: 10-й окремий мотопіхотний батальйон)は、ウクライナ陸軍の大隊。第59独立自動車化歩兵旅団隷下。
概要
[編集]ドンバス戦争
[編集]ウクライナ領土防衛大隊
[編集]2014年4月21日、ドンバス戦争の影響に伴い、ウクライナ領土防衛大隊の第10ポリーシャ領土防衛大隊としてジトーミル州で創設された[1]。
2014年5月、ドンバス戦争に投入され、北部ジトーミル州、南部ヘルソン州に配備された。
ウクライナ陸軍
[編集]2014年10月、ウクライナ陸軍に編入し、第30独立機械化旅団隷下に配属され、第10独立自動車化歩兵大隊に改編された[1]。
2014年12月8日、新編された第59独立自動車化歩兵旅団隷下に転属した[2]。
ロシアのウクライナ侵攻
[編集]南部・ヘルソン戦線
[編集]→「ヘルソンの戦い」も参照
2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻当日はクリミア共和国と接する南部ヘルソン州ヘルソン地区に配備され、オレシキーで軍事演習をしていた。団員の半数が首都キーウ守備隊の増援で不在だったため、ロシア軍とは5倍の兵力差があり、アントノフスキー橋で包囲されて多数の戦車、歩兵戦闘車を喪失する大損害を受けたが、27日に残存した戦車と砲兵部隊で全滅する前に包囲網を突破して撤退した。撤退後に司令部に補給を要請したが、司令部には部隊が全滅したと思われていた[3][4][5]。
編制
[編集]- 大隊本部(トロスチャネツ)
- 第1自動車化歩兵中隊
- 第2自動車化歩兵中隊
- 第3自動車化歩兵中隊
- 火力支援中隊
- 迫撃砲中隊
- 偵察小隊
- 工兵小隊
- 整備小隊
- 補給小隊
- 通信小隊
- 衛生小隊
出典
[編集]- ^ a b c Окремі мотопіхотні батальйони (раніше батальйони територіальної оборони) Ukrainian Military Pages
- ^ Інтерв’ю з заступником командира 59 мотопіхотної бригади ЗС України Ukrainian Military Pages
- ^ “Proud Band of Ukrainian Troops Holds Russian Assault at Bay — for Now”. ニューヨーク・タイムズ (2022年3月6日). 2023年6月8日閲覧。
- ^ “ウクライナの独立記念日、前線で戦い続く 南部の戦場からBBC記者”. BBC (2022年8月25日). 2023年6月8日閲覧。
- ^ ウクライナのために死んだ。黙祷でウラディスラフ・ウクライナ人を称えましょう フリー・ラジオ