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竹本住太夫 (7代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
竹本住大夫 (7代目)から転送)
文化勲章受章に際して公表された肖像写真

7代目 竹本 住太夫(たけもと すみたゆう、1924年10月28日 - 2018年4月28日[1])は、義太夫節の太夫。重要無形文化財保持者(人間国宝)、文化勲章受章者・文化功労者

経歴

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大阪生まれ。6代目の養子。本名・岸本欣一。1946年、2代目豊竹古靱太夫(のちの豊竹山城少掾)に入門。1960年、9代目竹本文字太夫を襲名、1985年、7代目竹本住太夫を襲名。同年、モービル音楽賞(邦楽部門)受賞。1989年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定、2002年日本芸術院会員、2004年毎日芸術賞受賞、2005年文化功労者、2007年度朝日賞受賞[2]2008年、フランス・芸術文化勲章コマンドゥール受章[3]2013年菊池寛賞受賞。没後叙従三位[4]

2014年2月28日大阪市内で会見し、同年4月の大阪公演と5月の東京公演を最後に、現役を引退することを表明。2014年5月26日国立劇場小劇場恋女房染分手綱沓掛村の段のキリを務め、68年におよぶ大夫人生に幕を下ろした。同年文化勲章受章[5]。2016年、第10回ベスト・プラウド・ファーザー賞in関西 学術文化部門を受賞[6]

2018年4月28日、大阪市の病院で肺炎のため死去[7]。93歳没。

孫は脚本家の岸本みゆき

著書

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評伝
  • 高遠弘美『七世竹本住大夫 限りなき藝の道』講談社 2013

関連動画

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脚注

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  1. ^ “NHK NEWS WEB『人間国宝の竹本住太夫さん 死去 人形浄瑠璃の語り手』”. (2018年4月28日) 
  2. ^ 朝日賞 2001-2018年度”. 朝日新聞社. 2023年1月6日閲覧。
  3. ^ 7世竹本住大夫氏が芸術文化勲章コマンドゥールを受章”. 駐日フランス大使館 (2019年1月17日). 2021年7月4日閲覧。
  4. ^ 『官報』第7276号、平成30年6月4日
  5. ^ 文化勲章にノーベル賞の天野さん・中村さんら7人”. 朝日新聞デジタル (2014年10月24日). 2015年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月2日閲覧。
  6. ^ 中川家「ベストファーザー賞」受賞し「家族のために一生懸命漫才をやってます」 - archive.today(2014年6月14日アーカイブ分)
  7. ^ 竹本住太夫さん死去 文楽太夫の人間国宝、93歳”. 日本経済新聞 (2018年4月28日). 2024年1月31日閲覧。