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| テレビドラマ = <!--皆が認める代表作品を入力-->『[[同・級・生]]』<br/>『[[東京ラブストーリー#テレビドラマ|東京ラブストーリー]]』<br/>『[[二十歳の約束]]』<br/>『[[西遊記 (2006年のテレビドラマ)|西遊記]]』<br/>『[[トップキャスター]]』<br/>『[[わたしたちの教科書]]』<br/>『[[Mother (テレビドラマ)|Mother]]』<br/>『[[それでも、生きてゆく]]』<br/>『[[最高の離婚]]』<br/>『[[Woman (テレビドラマ)|Woman]]』<br/>『[[問題のあるレストラン]]』<br/>『[[いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう]]』<br/>『[[カルテット (2017年のテレビドラマ)|カルテット]]』<br/>『[[anone]]』<br/>『[[大豆田とわ子と三人の元夫]]』<br/>『[[初恋の悪魔]]』 |
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| 映画 = 『[[世界の中心で、愛をさけぶ#映画『世界の中心で、愛をさけぶ』|世界の中心で、愛をさけぶ]]』<br />『[[西遊記 (2007年の映画)|西遊記]]』<br />『[[花束みたいな恋をした]]』<br />『[[怪物 (2023年の映画)|怪物]]』 |
| 映画 = 『[[世界の中心で、愛をさけぶ#映画『世界の中心で、愛をさけぶ』|世界の中心で、愛をさけぶ]]』<br />『[[西遊記 (2007年の映画)|西遊記]]』<br />『[[花束みたいな恋をした]]』<br />『[[怪物 (2023年の映画)|怪物]]』 |
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| ゲーム =『[[リアルサウンド 〜風のリグレット〜]]』 |
| ゲーム =『[[リアルサウンド 〜風のリグレット〜]]』 |
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高校卒業後、[[フリーター]]をしながら脚本を学ぶ。[[1987年]]、「第1回[[フジテレビヤングシナリオ大賞]]」を19歳で受賞しデビュー<ref name="yahoo1809" />。同時期に[[ディレクターズ・カンパニー]]が行っていた脚本募集にも応募し、そちらでは採用されなかったためすぐに自立して生活ができるテレビの道へ進むために上京した<ref name="yahoo1809" />。上京後はテレビ局のアシスタントをしながら脚本の腕を磨いた<ref name="yahoo1809" />。 |
高校卒業後、[[フリーター]]をしながら脚本を学ぶ。[[1987年]]、「第1回[[フジテレビヤングシナリオ大賞]]」を19歳で受賞しデビュー<ref name="yahoo1809" />。同時期に[[ディレクターズ・カンパニー]]が行っていた脚本募集にも応募し、そちらでは採用されなかったためすぐに自立して生活ができるテレビの道へ進むために上京した<ref name="yahoo1809" />。上京後はテレビ局のアシスタントをしながら脚本の腕を磨いた<ref name="yahoo1809" />。 |
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[[1989年]]、ドラマ『[[同・級・生]]』のプロデューサーを担当した[[山田良明]]が1話の脚色・脚本を試しに坂元に書いてもらったところ、その内容のクオリティの高さや新鮮さに驚き、急遽連続ドラマの脚本家として大抜擢する形で坂元の脚本家デビューが決まる<ref name="eure202102">山田良明「二〇歳の頃の坂元さん」、『ユリイカ 詩と批評』2021年2月号・第53巻第2号(通巻770号)「特集・坂元裕二」、青土社、pp. 52-55。</ref>。 |
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また、[[松たか子]]、[[小室哲哉]]、[[織田裕二]]などの楽曲の作詞も手掛けた。([[#主な作詞提供アーティスト|主な作詞提供アーティスト]]参照) |
また、[[松たか子]]、[[小室哲哉]]、[[織田裕二]]などの楽曲の作詞も手掛けた。([[#主な作詞提供アーティスト|主な作詞提供アーティスト]]参照) |
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[[1996年]]、「当事、明らかにテレビ(業界)が嫌になって逃亡してしまった」という理由で脚本家業を休養し、一時的にテレビ業界から離れる<ref name="yahoo1809" /><ref name="Professional20181123"/>。当初は[[飯野賢治]]率いる株式会社ワープに所属してゲーム関連の仕事に携わり、『[[リアルサウンド 〜風のリグレット〜]]』などの[[シナリオ]]を手掛け、[[1998年]]に同社を退社。映画やゲームのシナリオ執筆や脚本構成・脚本協力の仕事をしながら、知人であった[[文芸誌]]の[[編集長]]から勧められ[[小説]]の執筆も並行して行っていたが、3年間一つの小説を書き続けた結果いつのまにか原稿用紙2000枚ほどの分量になってしまい、終わらせ方もわからず出版には至らなかった<ref name="yahoo1809" />。『[[きらきらひかる (漫画)#テレビドラマ|きらきらひかる]]』(フジテレビ)のドラマ版(脚本は[[井上由美子 (脚本家)|井上由美子]])を見たことでそのドラマに刺激を受け、それがドラマ脚本の世界に戻るきっかけの1つになった<ref name="yahoo1809" />。また、この休養期間中に森口との結婚や[[長女]]の誕生を経験した<ref name="yahoo1809" />。 |
[[1996年]]、「当事、明らかにテレビ(業界)が嫌になって逃亡してしまった」という理由でドラマの脚本家業を休養し、一時的にテレビ業界から離れる<ref name="yahoo1809" /><ref name="Professional20181123"/>。当初は[[飯野賢治]]率いる株式会社ワープに所属してゲーム関連の仕事に携わり、『[[リアルサウンド 〜風のリグレット〜]]』などの[[シナリオ]]を手掛け、[[1998年]]に同社を退社。映画やゲームのシナリオ執筆や脚本構成・脚本協力の仕事をしながら、知人であった[[文芸誌]]の[[編集長]]から勧められ[[小説]]の執筆も並行して行っていたが、3年間一つの小説を書き続けた結果いつのまにか原稿用紙2000枚ほどの分量になってしまい、終わらせ方もわからず出版には至らなかった<ref name="yahoo1809" />。『[[きらきらひかる (漫画)#テレビドラマ|きらきらひかる]]』(フジテレビ)のドラマ版(脚本は[[井上由美子 (脚本家)|井上由美子]])を見たことでそのドラマに刺激を受け、それがドラマ脚本の世界に戻るきっかけの1つになった<ref name="yahoo1809" />。また、この休養期間中に森口との結婚や[[長女]]の誕生を経験した<ref name="yahoo1809" />。 |
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ドラマ脚本業を再開し |
ドラマ脚本業を再開し、『[[チェイス〜国税査察官〜]]』、『[[西遊記 (2006年のテレビドラマ)|西遊記]]』、『[[太陽と海の教室]]』、『[[リモート#テレビドラマ|リモート]]』、『[[あなたの隣に誰かいる]]』など様々なジャンルの脚本執筆・構成を担当した<ref name="GINZA201908"/><ref>{{Cite journal |和書 |title=テレビ・トラベラー 昭和・平成テレビドラマ批評大全 |journal=国書刊行会|issue=2012年06月11日}}</ref>。 |
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[[2004年]]、[[伊藤ちひろ]]と共に[[行定勲]]監督の映画『[[世界の中心で、愛をさけぶ#映画『世界の中心で、愛をさけぶ』|世界の中心で、愛をさけぶ]]』の脚本制作を担当し、大ヒットを記録した。 |
[[2004年]]、[[伊藤ちひろ]]と共に[[行定勲]]監督の映画『[[世界の中心で、愛をさけぶ#映画『世界の中心で、愛をさけぶ』|世界の中心で、愛をさけぶ]]』の脚本制作を担当し、大ヒットを記録した。 |
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また、ドラマ脚本業の再開後はフジテレビ以外でも連続・単発ドラマのオリジナル脚本を書き下ろすようになり<ref name="yahoo1809" />、テレビ局の[[贈収賄]]事件を扱うキャスターを主人公とした『トップキャスター』、「[[いじめ]]や問題を隠蔽する[[組織]]や[[構造]]」をテーマに置いた『[[わたしたちの教科書]]』 |
また、ドラマ脚本業の再開後はフジテレビ以外でも連続・単発ドラマのオリジナル脚本を書き下ろすようになり<ref name="yahoo1809" />、テレビ局の[[贈収賄]]事件を扱うキャスターを主人公とした『[[トップキャスター]]』、「[[いじめ]]や問題を隠蔽する[[組織]]や[[構造]]」をテーマに置いた『[[わたしたちの教科書]]』、[[脱税]]コンサルタントと[[査察部|国税査察官]]の攻防を描いた『[[チェイス〜国税査察官〜]]』、[[ネグレクト]]や過剰な母性神話による抑圧を扱った『[[Mother (テレビドラマ)|Mother]]』、犯罪被害者家族と加害者家族の交流を描いた『[[それでも、生きてゆく]]』、[[シングルマザー]]や[[生活保護]]を扱った『[[Woman (テレビドラマ)|Woman]]』、結婚や家族の在り方をテーマに置いたコメディ調の『[[最高の離婚]]』、職場における性加害や[[パワハラ]]の告発とコメディ調で飲食経営の発展を描いた『[[問題のあるレストラン]]』など、かつての群像劇ドラマのイメージを大きく転換させた書き下ろしのオリジナルドラマを次々と発表し、最初期の作風とはまた違った側面において高い評価・注目を集める<ref name="GINZA201908">「あの脚本家の、心に残るテレビドラマ 社会派編」『GINZA』(2019年8月号、32P、マガジンハウス)</ref>。 |
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脚本を書き下ろしたオリジナルドラマは海外からの評価も高く、『Mother』は[[韓国]]、[[トルコ]]でそれぞれリメイク版が制作、放送される。加えて、[[フランス]]、[[中華人民共和国|中国]]、[[スペイン]]、[[ウクライナ]]、[[タイ王国|タイ]]などでもそれぞれの国でリメイク作品の制作<ref name="news.mynavi.jp">[https://news.mynavi.jp/article/20190424-sakamoto_yuji/ 「日本のドラマはどこに向かっているのか」脚本家・坂元裕二氏、海外展開に希望] マイナビニュース 2019年4月24日、2019年11月4日閲覧</ref><ref>{{Cite Web|url= https://hana-koi.jp/ |title=映画『花束みたいな恋をした』公式サイト staff profile坂元裕二|publisher=映画『花束みたいな恋をした』製作委員会|accessdate=2021-02-05}}</ref><ref>{{Cite Web|url=http://j.people.com.cn/n3/2020/0402/c206603-9675383.html|title=女性をめぐる社会問題に注目!日本のドラマ「Mother」中国語版リメイク|publisher=人民網日本版|date=2020-04-02|accessdate=2020-8-21}}</ref>・放送が行われている。さらにそのリメイクされたドラマ群も重ねてヒットし、高視聴率及び多数のドラマ賞を受賞するなどの高評価を受け、2019年時点でアジア10カ国、世界35カ国以上で展開されるなど日本国外で異例の広がりを見せている<ref name="news.mynavi.jp"/><ref>{{Cite web|url= https://mi-mollet.com/articles/-/15802 |title= あの芦田愛菜の出世作『Mother』が海外でも天才子役を輩出 |work= エンタメ番長 揃い踏み 「それ、気になってた!」|author= 長谷川朋子 |website=mi-mollet |date=2019-02-12 |accessdate=2020-11-10 }}</ref>。『Mother』に続き『Woman』はトルコ、フランス、韓国でリメイク版が制作・放送され、世界25カ国以上に展開されている<ref>[https://n.news.naver.com/article/018/0004956797 쇼박스, 백신 접종률 상승·웹툰 드라마화…성장성 가시화 -하이] 이데일리 2021年6月14日、2021年6月15日閲覧</ref>。また、『[[いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう]]』 |
脚本を書き下ろしたオリジナルドラマは海外からの評価も高く、『Mother』は[[韓国]]、[[トルコ]]でそれぞれリメイク版が制作、放送される。加えて、[[フランス]]、[[中華人民共和国|中国]]、[[スペイン]]、[[ウクライナ]]、[[タイ王国|タイ]]などでもそれぞれの国でリメイク作品の制作<ref name="news.mynavi.jp">[https://news.mynavi.jp/article/20190424-sakamoto_yuji/ 「日本のドラマはどこに向かっているのか」脚本家・坂元裕二氏、海外展開に希望] マイナビニュース 2019年4月24日、2019年11月4日閲覧</ref><ref>{{Cite Web|url= https://hana-koi.jp/ |title=映画『花束みたいな恋をした』公式サイト staff profile坂元裕二|publisher=映画『花束みたいな恋をした』製作委員会|accessdate=2021-02-05}}</ref><ref>{{Cite Web|url=http://j.people.com.cn/n3/2020/0402/c206603-9675383.html|title=女性をめぐる社会問題に注目!日本のドラマ「Mother」中国語版リメイク|publisher=人民網日本版|date=2020-04-02|accessdate=2020-8-21}}</ref>・放送が行われている。さらにそのリメイクされたドラマ群も重ねてヒットし、高視聴率及び多数のドラマ賞を受賞するなどの高評価を受け、2019年時点でアジア10カ国、世界35カ国以上で展開されるなど日本国外で異例の広がりを見せている<ref name="news.mynavi.jp"/><ref>{{Cite web|url= https://mi-mollet.com/articles/-/15802 |title= あの芦田愛菜の出世作『Mother』が海外でも天才子役を輩出 |work= エンタメ番長 揃い踏み 「それ、気になってた!」|author= 長谷川朋子 |website=mi-mollet |date=2019-02-12 |accessdate=2020-11-10 }}</ref>。『Mother』に続き『Woman』はトルコ、フランス、韓国でリメイク版が制作・放送され、世界25カ国以上に展開されている<ref>[https://n.news.naver.com/article/018/0004956797 쇼박스, 백신 접종률 상승·웹툰 드라마화…성장성 가시화 -하이] 이데일리 2021年6月14日、2021年6月15日閲覧</ref>。また、『[[いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう]]』はトルコ、『問題のあるレストラン』は中国、『最高の離婚』は韓国においてそれぞれリメイク版の制作・放送が行われ、『Mother』『Woman』『[[anone]]』の三作品はフランスの[[カンヌ]]で開催されている世界中からテレビ局関係者が集まり世界各国のドラマや番組の権利を購入するイベント「MIPCOM」において「日本のドラマの中でぜひ購入したい作品」として『Woman』や『anone』は最高賞のグランプリを、『Mother』は審査員特別賞を受賞している。 |
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初期の群像ラブストーリーを執筆していた時代は「自分が書きたいテーマではないなという気持ちが正直あった」と明かすが<ref name="Professional20181123">『[[プロフェッショナル 仕事の流儀]]』([[NHK総合テレビジョン|NHK G]])2018年11月13日放送分。</ref>、加えて「それでもこれまでに脚本を書いた作品は全部が全部心を込めたものばかりで、昔のも今のも同じだけ大事に思っている」と発言している<ref>{{Cite web |author= |date= |url= https://www.instagram.com/p/BqMFvImFJ7l/?igshid=1k2u28wguewjx |title=坂元裕二 / SAKAMOTO YUJIさん(@skmtyj)のInstagramアカウント |publisher=Instagram |accessdate=2018-11-22}}</ref>。 |
初期の群像ラブストーリーを執筆していた時代は「自分が書きたいテーマではないなという気持ちが正直あった」と明かすが<ref name="Professional20181123">『[[プロフェッショナル 仕事の流儀]]』([[NHK総合テレビジョン|NHK G]])2018年11月13日放送分。</ref>、加えて「それでもこれまでに脚本を書いた作品は全部が全部心を込めたものばかりで、昔のも今のも同じだけ大事に思っている」と発言している<ref>{{Cite web |author= |date= |url= https://www.instagram.com/p/BqMFvImFJ7l/?igshid=1k2u28wguewjx |title=坂元裕二 / SAKAMOTO YUJIさん(@skmtyj)のInstagramアカウント |publisher=Instagram |accessdate=2018-11-22}}</ref>。 |
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また、作風に変化があったとしても「テレビという器から |
また、作風に変化があったとしても「テレビという器からこぼれそうな声やテーマが宿っている作品、見た人に新鮮な気持ちになってもらえる作品を書きたい」という根本的な部分については今も昔も変わらないと話しており<ref name="yahoo1809" />、復帰以降に坂元が脚本を書き下ろした社会派と紹介されるいくつかの作品においても坂元が最初期に執筆した群像劇ドラマのような役者同士の軽快なやりとりと芝居のあるシーンなどが存在する作品も多く、ある特定のジャンルに該当する作品は少ないと評されることが多い<ref>{{Cite web|url=https://lp.p.pia.jp/shared/cnt-s/cnt-s-11-02_2_4bd6529d-9945-4541-b64d-8acfd5a6eafd.html |title=坂元裕二、ドラマで開花した作家性は映画にどう引き継がれる? 『花束みたいな恋をした』への期待 |publisher= |accessdate=2019-11-09 |archiveurl= }}</ref>。 |
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[[2012年]][[9月22日]]、朗読劇『[[往復書簡 初恋と不倫|不帰の初恋、海老名SA]]』を公演。以降定期的に坂元が直接役者に出演を依頼し、役者と共に朗読劇の公演を行っている。([[#作品|関わった作品]]参照) |
[[2012年]][[9月22日]]、朗読劇『[[往復書簡 初恋と不倫|不帰の初恋、海老名SA]]』を公演。以降定期的に坂元が直接役者に出演を依頼し、役者と共に朗読劇の公演を行っている。([[#作品|関わった作品]]参照) |
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[[2021年]][[1月29日]]に公開された映画『[[花束みたいな恋をした]]』において脚本を担当した。監督は[[土井裕泰]]、主演は[[菅田将暉]]と[[有村架純]] <ref>{{Cite web|url= https://hana-koi.jp/ |title=『花束みたいな恋をした』公式サイト|publisher= |accessdate= 2021-1-15|archiveurl= }}</ref>。 |
[[2021年]][[1月29日]]に公開された映画『[[花束みたいな恋をした]]』において脚本を担当した。監督は[[土井裕泰]]、主演は[[菅田将暉]]と[[有村架純]] <ref>{{Cite web|url= https://hana-koi.jp/ |title=『花束みたいな恋をした』公式サイト|publisher= |accessdate= 2021-1-15|archiveurl= }}</ref>。 |
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2023年 |
2023年、[[Netflix]]は、坂元裕二脚本の新作シリーズや作品を複数製作し、配信することを発表した<ref name=":0">{{Cite web |url=https://about.netflix.com/ja/news/cannes-winner-yuji-sakamoto-embarks-on-five-year-collaboration-with-netflix |title=脚本家・坂元裕二、Netflixと5年契約を締結! |access-date=2023-07-24 |publisher=Netflix}}</ref><ref name=":1">{{Cite web |title=脚本家・坂元裕二、Netflixと5年契約を締結 第1弾作品『クレイジークルーズ』 |url=https://www.oricon.co.jp/news/2284971/full/ |website=ORICON NEWS |access-date=2023-07-24}}</ref>。その第1作は『[[クレイジークルーズ]]』となる。また、しばらくの間はNetflixのみで作品が発表されるというわけではなく、劇場映画作品などにも新作が複数控えていることが発表されている<ref name=":0" /><ref name=":1" />。 |
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== 人物・エピソード == |
== 人物・エピソード == |
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*フジテレビ制作の深夜単発ドラマ『[[男湯]]』及びその続編である『[[男湯2]]』の脚本を担当した大野大福とは坂元裕二の別名義である<ref>{{Cite news|url=https://www.nihon-eiga.com/osusume/sakamotoyuji/ |title=脚本家 坂元裕二劇場 |newspaper=日本映画専門チャンネル |date=2021-04-01 |accessdate=2020-04-01 }}</ref>。 |
*フジテレビ制作の深夜単発ドラマ『[[男湯]]』及びその続編である『[[男湯2]]』の脚本を担当した大野大福とは坂元裕二の別名義である<ref>{{Cite news|url=https://www.nihon-eiga.com/osusume/sakamotoyuji/ |title=脚本家 坂元裕二劇場 |newspaper=日本映画専門チャンネル |date=2021-04-01 |accessdate=2020-04-01 }}</ref>。 |
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*海外や国内の[[ヒップホップ・ミュージック|ヒップホップ]]やその文化に関心があり、執筆中の息抜きによく聴いている<ref name="Professional20181123"/>。 |
*海外や国内の[[ヒップホップ・ミュージック|ヒップホップ]]やその文化に関心があり、執筆中の息抜きによく聴いている<ref name="Professional20181123"/>。 |
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*2014年から約5年間、小さな[[飲食店]]の立ち上げ・経営に関わっていた経験がある{{R|eure202102mitusima}}。坂元は2021年のインタビューの中で「『[[問題のあるレストラン]]』というドラマを作るときに、それが飲食店の話だったから(取材も兼ねて)このタイミングで自分の念願も果たし |
*2014年から約5年間、小さな[[飲食店]]の立ち上げ・経営に関わっていた経験がある{{R|eure202102mitusima}}。坂元は2021年のインタビューの中で「『[[問題のあるレストラン]]』というドラマを作るときに、それが飲食店の話だったから(取材も兼ねて)このタイミングで自分の念願も果たしてしまおうと思って、ドラマ制作と同時に始めてみたんです」と答えている<ref name="eure202102mitusima">「リモートインタビュー 満島ひかりが聞く 坂元裕二」、『ユリイカ 詩と批評』2021年2月号・第53巻第2号(通巻770号)「特集・坂元裕二」、青土社、pp. 38-51。</ref>。 |
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<!--[[特別:差分/92825079]]を参照のこと、COの状態で復帰しますが虚偽出典や不正確な引用などの疑いあり--> |
<!--[[特別:差分/92825079]]を参照のこと、COの状態で復帰しますが虚偽出典や不正確な引用などの疑いあり--> |
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=== 作風 === |
=== 作風 === |
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*[[スタジオジブリ]]出版部発行の冊子『熱風』におけるロングインタビューの中で坂元は自分が描く登場人物に関して、「正しい、正しくない」「共感できる、できない」「頑張った、頑張ってない」という視点ではなく、「面白さ」「優しさ」「滑稽さ」「怖さ」といった、人が無意識に人に見せる細やかな瞬間に[[フォーカス]]を当てた「どこか子供じみた観点」から登場人物の人物像を描くようにしていると答えている<ref name="neppu">{{Cite journal |和書 |title=特集/坂元裕二 ロング・インタビュー テレビドラマ「カルテット」で描きたかったこと |journal=熱風 |volume=15 |issue=6 |date=2017-06-09 |publisher=スタジオジブリ出版部 |pages=3-23 }}</ref>。加えて、主人公と対立したり、邪魔をする登場人物に関しては「本当はいい人なのか、結局悪い人なのか」ではなく「主人公と[[コミュニケーション]]が取れない人」という認識で描いていると話している<ref name="neppu"/>。また、物語が終わった後も登場人物が今もどこかで生きていると感じてもらうために、説明的な描写の有無がどうこうというより、語りすぎない[[余白]]の部分を大事にしていると答えている<ref name="neppu"/>。 |
*[[スタジオジブリ]]出版部発行の冊子『熱風』におけるロングインタビューの中で坂元は自分が描く登場人物に関して、「正しい、正しくない」「共感できる、できない」「頑張った、頑張ってない」という視点ではなく、「面白さ」「優しさ」「滑稽さ」「怖さ」といった、人が無意識に人に見せる細やかな瞬間に[[フォーカス]]を当てた「どこか子供じみた観点」から登場人物の人物像を描くようにしていると答えている<ref name="neppu">{{Cite journal |和書 |title=特集/坂元裕二 ロング・インタビュー テレビドラマ「カルテット」で描きたかったこと |journal=熱風 |volume=15 |issue=6 |date=2017-06-09 |publisher=スタジオジブリ出版部 |pages=3-23 }}</ref>。加えて、主人公と対立したり、邪魔をする登場人物に関しては「本当はいい人なのか、結局悪い人なのか」ではなく「主人公と[[コミュニケーション]]が取れない人」という認識で描いていると話している<ref name="neppu"/>。また、物語が終わった後も登場人物が今もどこかで生きていると感じてもらうために、説明的な描写の有無がどうこうというより、語りすぎない[[余白]]の部分を大事にしていると答えている<ref name="neppu"/>。 |
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*脚本を書き始めた当初から現在まで「テレビから |
*脚本を書き始めた当初から現在まで「テレビからこぼれそうな声やテーマ、見た人に新鮮な気持ちになってもらえる作品」を書いていたいという意識はあったが、特に『[[Mother (テレビドラマ)|Mother]]』以降殆どのドラマは各局のプロデューサーと一緒に視聴率をなるべく気にしない形で無理矢理でもキャスティングを含めた企画段階から自由に作らせてもらっている感覚があるとインタビューにおいて答えている<ref name="yahoo1809" /><ref name="neppu"/>。また、前提としてテレビは[[公共]]のものなんだということを意識したうえで、それでもまずは放送する自分たちがどうしても描きたかったり、面白いと思えるものを作りたいと考えている各局にいる何人かのプロデューサーが自分へ「一緒に仕事をしないか?」と連絡をくれるおかげで、自分が描きたいテーマや[[プロダクション]]を深く共有した上で自由に脚本を書かせてもらえてるので、少なくともそういう声をかけてくれる人たちがいてくれてる間はドラマの脚本を書き続けていきたいと話している<ref name="yahoo1809" /><ref name="neppu"/>。 |
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*作品に出演している役者の芝居の魅力や役者としての凄みが発揮されることを最優先事項に |
*作品に出演している役者の芝居の魅力や役者としての凄みが発揮されることを最優先事項に人物像や[[シチュエーション]]、[[シークエンス]]を作り上げていく作風のため、メインキャストに限らずなるべく“当て書き”で脚本を書き下ろしている<ref name="crea.bunshun.jp/articles"/><ref name="neppu"/>。一方で、一緒に作品作りをする役者から「当て書き=役者の人格も反映させているのではないか」と心配されてしまうことが時々あるが、「不安にさせて申し訳ない。それは誤解です」と述べている<ref name="eure202102">。また、「ある特定の[[個人]](手紙をくれた視聴者や知り合いの子供)」の存在から物語における大枠のテーマを決定するケースもあり、その場合、物語を展開させていく中でどうしても迷った際はその特定個人を思い浮かべながら書き進めるようにしている<ref name="crea.bunshun.jp/articles">{{Cite web|url=https://crea.bunshun.jp/articles/-/20996 |title= 脚本家・坂元裕二が語る創作の秘密 脚本家・坂元裕二インタビュー (1)「10代の人たちに観てもらいたい」 |date=2018-10-19 |publisher=crea |accessdate=2022-11-09 }}</ref><ref name="neppu"/>。<!--COの理由については上述--> |
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*映像作品の脚本執筆に関して、物語上に存在する言葉によって物語の芯や核となる複雑な部分の縁を少しずつ埋めていくことで、登場人物が喋らなかったことや安易な形では言語化しづらい複雑な感情を複雑なまま伝えられるように意識して脚本の執筆を行うことが多い。そのため、物語の中で誰か特定の人物、1人の人物が喋っている言葉の意味そのものが作品のテーマに対してなにか決定的な1つの答えを結論づけたりすることはなく、言葉の量が増えたり、逆に言葉の量が極端に減ったり、[[リズム]]が変わったり、あえて強い言葉が発せられているような場面においても、その役の複雑で大事な感情を安易な形で[[ラベリング]]してしまわないように登場人物が無意識に複雑な感情や核心部分を役の内面に抱え込んだり隠したり守ったり逆説的に浮き彫りにする行為としてそういった場面が描かれていることがあると述べている<ref name="tvbros201812"/>。また、クランクイン直後の撮影の現場から監督が映像で送ってくれる役者の芝居に影響を受ける形で送稿前の脚本、場合によってはその先の物語の展開そのものを変えることがある<ref name="eure202102mitusima"/><ref name="tvbros201812">「脚本家・坂元裕二 ロングインタビュー」、「TV Bros.」2018年12月号 東京ニュース通信社。</ref>。 |
*映像作品の脚本執筆に関して、物語上に存在する言葉によって物語の芯や核となる複雑な部分の縁を少しずつ埋めていくことで、登場人物が喋らなかったことや安易な形では言語化しづらい複雑な感情を複雑なまま伝えられるように意識して脚本の執筆を行うことが多い。そのため、物語の中で誰か特定の人物、1人の人物が喋っている言葉の意味そのものが作品のテーマに対してなにか決定的な1つの答えを結論づけたりすることはなく、言葉の量が増えたり、逆に言葉の量が極端に減ったり、[[リズム]]が変わったり、あえて強い言葉が発せられているような場面においても、その役の複雑で大事な感情を安易な形で[[ラベリング]]してしまわないように登場人物が無意識に複雑な感情や核心部分を役の内面に抱え込んだり隠したり守ったり逆説的に浮き彫りにする行為としてそういった場面が描かれていることがあると述べている<ref name="tvbros201812"/>。また、クランクイン直後の撮影の現場から監督が映像で送ってくれる役者の芝居に影響を受ける形で送稿前の脚本、場合によってはその先の物語の展開そのものを変えることがある<ref name="eure202102mitusima"/><ref name="tvbros201812">「脚本家・坂元裕二 ロングインタビュー」、「TV Bros.」2018年12月号 東京ニュース通信社。</ref>。 |
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2023年9月6日 (水) 10:39時点における版
プロフィール | |
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別名 |
|
誕生日 | 1967年5月12日(57歳) |
出身地 | 日本・大阪府 |
主な作品 | |
テレビドラマ |
『同・級・生』 『東京ラブストーリー』 『二十歳の約束』 『西遊記』 『トップキャスター』 『わたしたちの教科書』 『Mother』 『それでも、生きてゆく』 『最高の離婚』 『Woman』 『問題のあるレストラン』 『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』 『カルテット』 『anone』 『大豆田とわ子と三人の元夫』 『初恋の悪魔』 |
映画 |
『世界の中心で、愛をさけぶ』 『西遊記』 『花束みたいな恋をした』 『怪物』 |
ゲーム | 『リアルサウンド 〜風のリグレット〜』 |
受賞 | |
カンヌ国際映画祭 脚本賞 2023年『怪物』 受賞参照 |
坂元 裕二(さかもと ゆうじ、1967年5月12日 - )は、日本の脚本家・作詞家・戯曲家。
大阪府出身。妻は森口瑤子[1](1998年結婚)。2016年から2023年にかけて東京芸術大学大学院映像研究科の教授を務めた[2]。
経歴・概要
自動車整備工場を営む両親のもと、3人兄弟の長男として育つ。奈良育英高等学校卒業。高校時代、映画では相米慎二監督作品、小説では中上健次作品を軸に色々な監督や作家の作品を見たり読んだりしていた[3]。
高校卒業後、フリーターをしながら脚本を学ぶ。1987年、「第1回フジテレビヤングシナリオ大賞」を19歳で受賞しデビュー[3]。同時期にディレクターズ・カンパニーが行っていた脚本募集にも応募し、そちらでは採用されなかったためすぐに自立して生活ができるテレビの道へ進むために上京した[3]。上京後はテレビ局のアシスタントをしながら脚本の腕を磨いた[3]。
1989年、ドラマ『同・級・生』のプロデューサーを担当した山田良明が1話の脚色・脚本を試しに坂元に書いてもらったところ、その内容のクオリティの高さや新鮮さに驚き、急遽連続ドラマの脚本家として大抜擢する形で坂元の脚本家デビューが決まる[4]。
1991年、23歳の時に脚本を担当した『東京ラブストーリー』が大ヒットし、最高視聴率は32%。「月曜日の夜9時は街から女性(もしくはOL)たちが消えた」と言われるほどの社会現象となる。ラブストーリーの執筆依頼が次々舞い込むようになり、トレンディドラマの旗手として脚光を浴びた[5]。
また、松たか子、小室哲哉、織田裕二などの楽曲の作詞も手掛けた。(主な作詞提供アーティスト参照)
1996年、「当事、明らかにテレビ(業界)が嫌になって逃亡してしまった」という理由でドラマの脚本家業を休養し、一時的にテレビ業界から離れる[3][5]。当初は飯野賢治率いる株式会社ワープに所属してゲーム関連の仕事に携わり、『リアルサウンド 〜風のリグレット〜』などのシナリオを手掛け、1998年に同社を退社。映画やゲームのシナリオ執筆や脚本構成・脚本協力の仕事をしながら、知人であった文芸誌の編集長から勧められ小説の執筆も並行して行っていたが、3年間一つの小説を書き続けた結果いつのまにか原稿用紙2000枚ほどの分量になってしまい、終わらせ方もわからず出版には至らなかった[3]。『きらきらひかる』(フジテレビ)のドラマ版(脚本は井上由美子)を見たことでそのドラマに刺激を受け、それがドラマ脚本の世界に戻るきっかけの1つになった[3]。また、この休養期間中に森口との結婚や長女の誕生を経験した[3]。
ドラマ脚本業を再開し、『チェイス〜国税査察官〜』、『西遊記』、『太陽と海の教室』、『リモート』、『あなたの隣に誰かいる』など様々なジャンルの脚本執筆・構成を担当した[6][7]。
2004年、伊藤ちひろと共に行定勲監督の映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の脚本制作を担当し、大ヒットを記録した。
また、ドラマ脚本業の再開後はフジテレビ以外でも連続・単発ドラマのオリジナル脚本を書き下ろすようになり[3]、テレビ局の贈収賄事件を扱うキャスターを主人公とした『トップキャスター』、「いじめや問題を隠蔽する組織や構造」をテーマに置いた『わたしたちの教科書』、脱税コンサルタントと国税査察官の攻防を描いた『チェイス〜国税査察官〜』、ネグレクトや過剰な母性神話による抑圧を扱った『Mother』、犯罪被害者家族と加害者家族の交流を描いた『それでも、生きてゆく』、シングルマザーや生活保護を扱った『Woman』、結婚や家族の在り方をテーマに置いたコメディ調の『最高の離婚』、職場における性加害やパワハラの告発とコメディ調で飲食経営の発展を描いた『問題のあるレストラン』など、かつての群像劇ドラマのイメージを大きく転換させた書き下ろしのオリジナルドラマを次々と発表し、最初期の作風とはまた違った側面において高い評価・注目を集める[6]。
脚本を書き下ろしたオリジナルドラマは海外からの評価も高く、『Mother』は韓国、トルコでそれぞれリメイク版が制作、放送される。加えて、フランス、中国、スペイン、ウクライナ、タイなどでもそれぞれの国でリメイク作品の制作[8][9][10]・放送が行われている。さらにそのリメイクされたドラマ群も重ねてヒットし、高視聴率及び多数のドラマ賞を受賞するなどの高評価を受け、2019年時点でアジア10カ国、世界35カ国以上で展開されるなど日本国外で異例の広がりを見せている[8][11]。『Mother』に続き『Woman』はトルコ、フランス、韓国でリメイク版が制作・放送され、世界25カ国以上に展開されている[12]。また、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』はトルコ、『問題のあるレストラン』は中国、『最高の離婚』は韓国においてそれぞれリメイク版の制作・放送が行われ、『Mother』『Woman』『anone』の三作品はフランスのカンヌで開催されている世界中からテレビ局関係者が集まり世界各国のドラマや番組の権利を購入するイベント「MIPCOM」において「日本のドラマの中でぜひ購入したい作品」として『Woman』や『anone』は最高賞のグランプリを、『Mother』は審査員特別賞を受賞している。
初期の群像ラブストーリーを執筆していた時代は「自分が書きたいテーマではないなという気持ちが正直あった」と明かすが[5]、加えて「それでもこれまでに脚本を書いた作品は全部が全部心を込めたものばかりで、昔のも今のも同じだけ大事に思っている」と発言している[13]。
また、作風に変化があったとしても「テレビという器からこぼれそうな声やテーマが宿っている作品、見た人に新鮮な気持ちになってもらえる作品を書きたい」という根本的な部分については今も昔も変わらないと話しており[3]、復帰以降に坂元が脚本を書き下ろした社会派と紹介されるいくつかの作品においても坂元が最初期に執筆した群像劇ドラマのような役者同士の軽快なやりとりと芝居のあるシーンなどが存在する作品も多く、ある特定のジャンルに該当する作品は少ないと評されることが多い[14]。
2012年9月22日、朗読劇『不帰の初恋、海老名SA』を公演。以降定期的に坂元が直接役者に出演を依頼し、役者と共に朗読劇の公演を行っている。(関わった作品参照)
2016年4月、東京芸術大学大学院映像研究科教授に就任し、脚本業の多忙化に伴い2023年4月に任期を終えた[15]。
2017年6月、朗読劇のシナリオの一部を書籍としてまとめた『往復書簡 初恋と不倫』がリトルモアから出版された[16]。本書は簡体字版、繁体字版[17]でも往復書簡集という形で書籍化され、往復書簡集でありシナリオ本という形式でありながら中国最大の書評サイト「豆瓣読書」[18] 2020年度外国語文学のランキングにおいて三位に選出された[19]。
2018年3月、連続ドラマ『anone』最終回後に、自身のInstagramで同作品を最後に数年の間は単発・連続ドラマの脚本執筆をお休みし[20]、大学院の授業、舞台や映画など他の形態での活動のみに絞りますと報告した。この件については4年前から決めており、周囲のお世話になっている人たちや仕事仲間に説明した上で4年間、1月期に各1本の連続ドラマ執筆を手掛けていた[20]。また、テレビドラマの脚本の執筆を辞めるのではなく「テレビの世界では、仮にもしいま仕事が決まったとしても、それは早くて2年後の放送分。いま何も決めていないということは、しばらく休むことになるんです」として、あくまで自身のスケジュールの関係で連ドラの仕事を休むという結果になったと説明している[3]。
2018年9月、小泉今日子が代表を務める制作事務所株式会社明後日による企画・制作で、自身初の戯曲である『またここか』(豊原功補演出)を書き下ろし、「第63回岸田國士戯曲賞」の最終候補にあがる。
2021年1月29日に公開された映画『花束みたいな恋をした』において脚本を担当した。監督は土井裕泰、主演は菅田将暉と有村架純 [21]。
2023年、Netflixは、坂元裕二脚本の新作シリーズや作品を複数製作し、配信することを発表した[22][23]。その第1作は『クレイジークルーズ』となる。また、しばらくの間はNetflixのみで作品が発表されるというわけではなく、劇場映画作品などにも新作が複数控えていることが発表されている[22][23]。
人物・エピソード
- フジテレビの月9ドラマである『ラブジェネレーション』のために大瀧詠一が書き下ろした「幸せな結末」の歌い出しである〝髪をほどいた 君のしぐさが 泣いているようで胸が騒ぐよ〟というワンフレーズの作詞に関して、当時この曲のレコーディングをしている時に坂元が演出の永山耕三に呼び出され、その歌い出しのフレーズだけ手伝ったというエピソードがある[24]。
- 高校時代はとんねるずのファンで、18歳の頃深夜ラジオ『とんねるずのオールナイトニッポン』をよく聴いていた。ディレクターズ・カンパニーの脚本募集以外の候補として『フジテレビヤングシナリオ大賞』を選んで応募したのも、「入賞すればフジテレビでとんねるずに会えるのでは?」という期待から始まったものだった。また、妻の森口瑤子も坂元と同じく高校時代とんねるずのファンであった[25]。
- フジテレビ制作の深夜単発ドラマ『男湯』及びその続編である『男湯2』の脚本を担当した大野大福とは坂元裕二の別名義である[26]。
- 海外や国内のヒップホップやその文化に関心があり、執筆中の息抜きによく聴いている[5]。
- 2014年から約5年間、小さな飲食店の立ち上げ・経営に関わっていた経験がある[27]。坂元は2021年のインタビューの中で「『問題のあるレストラン』というドラマを作るときに、それが飲食店の話だったから(取材も兼ねて)このタイミングで自分の念願も果たしてしまおうと思って、ドラマ制作と同時に始めてみたんです」と答えている[27]。
作風
- スタジオジブリ出版部発行の冊子『熱風』におけるロングインタビューの中で坂元は自分が描く登場人物に関して、「正しい、正しくない」「共感できる、できない」「頑張った、頑張ってない」という視点ではなく、「面白さ」「優しさ」「滑稽さ」「怖さ」といった、人が無意識に人に見せる細やかな瞬間にフォーカスを当てた「どこか子供じみた観点」から登場人物の人物像を描くようにしていると答えている[28]。加えて、主人公と対立したり、邪魔をする登場人物に関しては「本当はいい人なのか、結局悪い人なのか」ではなく「主人公とコミュニケーションが取れない人」という認識で描いていると話している[28]。また、物語が終わった後も登場人物が今もどこかで生きていると感じてもらうために、説明的な描写の有無がどうこうというより、語りすぎない余白の部分を大事にしていると答えている[28]。
- 脚本を書き始めた当初から現在まで「テレビからこぼれそうな声やテーマ、見た人に新鮮な気持ちになってもらえる作品」を書いていたいという意識はあったが、特に『Mother』以降殆どのドラマは各局のプロデューサーと一緒に視聴率をなるべく気にしない形で無理矢理でもキャスティングを含めた企画段階から自由に作らせてもらっている感覚があるとインタビューにおいて答えている[3][28]。また、前提としてテレビは公共のものなんだということを意識したうえで、それでもまずは放送する自分たちがどうしても描きたかったり、面白いと思えるものを作りたいと考えている各局にいる何人かのプロデューサーが自分へ「一緒に仕事をしないか?」と連絡をくれるおかげで、自分が描きたいテーマやプロダクションを深く共有した上で自由に脚本を書かせてもらえてるので、少なくともそういう声をかけてくれる人たちがいてくれてる間はドラマの脚本を書き続けていきたいと話している[3][28]。
- 作品に出演している役者の芝居の魅力や役者としての凄みが発揮されることを最優先事項に人物像やシチュエーション、シークエンスを作り上げていく作風のため、メインキャストに限らずなるべく“当て書き”で脚本を書き下ろしている[29][28]。一方で、一緒に作品作りをする役者から「当て書き=役者の人格も反映させているのではないか」と心配されてしまうことが時々あるが、「不安にさせて申し訳ない。それは誤解です」と述べている引用エラー:
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タグが不足しています[28]。 - 映像作品の脚本執筆に関して、物語上に存在する言葉によって物語の芯や核となる複雑な部分の縁を少しずつ埋めていくことで、登場人物が喋らなかったことや安易な形では言語化しづらい複雑な感情を複雑なまま伝えられるように意識して脚本の執筆を行うことが多い。そのため、物語の中で誰か特定の人物、1人の人物が喋っている言葉の意味そのものが作品のテーマに対してなにか決定的な1つの答えを結論づけたりすることはなく、言葉の量が増えたり、逆に言葉の量が極端に減ったり、リズムが変わったり、あえて強い言葉が発せられているような場面においても、その役の複雑で大事な感情を安易な形でラベリングしてしまわないように登場人物が無意識に複雑な感情や核心部分を役の内面に抱え込んだり隠したり守ったり逆説的に浮き彫りにする行為としてそういった場面が描かれていることがあると述べている[30]。また、クランクイン直後の撮影の現場から監督が映像で送ってくれる役者の芝居に影響を受ける形で送稿前の脚本、場合によってはその先の物語の展開そのものを変えることがある[27][30]。
受賞
- 『わたしたちの教科書』
- 第26回 向田邦子賞
- 第54回 ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞
- 『Mother』
- 第65回 ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞
- 東京ドラマアウォード2010 脚本賞
- 第19回 橋田賞
- 『それでも、生きてゆく』
- 第70回 ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞
- 芸術選奨新人賞 放送部門(『それでも、生きてゆく』、単発ドラマ『さよならぼくたちのようちえん』)
- 『最高の離婚』
- 第76回 ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞
- 『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』
- 第3回 コンフィデンスアワード・ドラマ賞 脚本賞[31]
- 『カルテット』
- 第7回 コンフィデンスアワード・ドラマ賞 脚本賞[32]、及び同賞2017年年間大賞脚本賞[33]
- 第92回 ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞[34]
- 芸術選奨文部科学大臣賞 放送部門
- 『往復書簡 初恋と不倫』[35]
- 『大豆田とわ子と三人の元夫』
- 第108回 ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞[38]
- 東京ドラマアウォード2021 脚本賞[39]
- 『初恋の悪魔』
- 第113回 ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞[40]
- 2023年 - 紫綬褒章[41]
- 『怪物』
- 第76回 カンヌ国際映画祭 脚本賞[42]
作品
テレビドラマ
- GIRL-LONG-SKIRT~嫌いになってもいいですか?~(1987年、フジテレビ) - 第1回 フジテレビヤングシナリオ大賞受賞作のドラマ化。演出:石坂理江子(宮本理江子)[43]。
- 同・級・生(1989年7月3日 - 9月25日、フジテレビ) - 原作:柴門ふみ
- 日本一のカッ飛び男(1990年4月9日 - 6月25日、フジテレビ)
- 東京ラブストーリー(1991年1月7日 - 3月18日、フジテレビ) - 原作:柴門ふみ
- 二十歳の約束(1992年10月10日 - 12月21日、フジテレビ)
- 海が見たいと君が言って(1994年9月24日、フジテレビ)
- 聖夜の奇跡 第2話「聖者が街にやってくる」(1995年12月23日、フジテレビ)
- 翼をください!(1996年7月1日 - 9月23日、フジテレビ)
- 恋愛偏差値 第3章「彼女の嫌いな彼女」(2002年8月29日 - 9月19日、フジテレビ) - 原作:唯川恵
- リモート(2002年10月12日 - 12月14日、日本テレビ) - 原作:天樹征丸
- 男湯(2003年、フジテレビ) - 「大野大福」名義で執筆
- 男湯2(2003年、フジテレビ) - 「大野大福」名義で執筆
- あなたの隣に誰かいる(2003年10月7日 - 12月9日、フジテレビ)
- 愛し君へ(2004年4月19日 - 6月28日、フジテレビ) - 原作:さだまさし『解夏(げげ)』
- ラストクリスマス(2004年10月11日 - 12月20日、フジテレビ)
- 西遊記(2006年1月9日 - 3月20日、フジテレビ)
- トップキャスター(2006年4月17日 - 6月26日、フジテレビ)
- わたしたちの教科書(2007年4月12日 - 6月28日、フジテレビ)
- 猟奇的な彼女(2008年4月20日 - 6月29日、TBS)
- 太陽と海の教室(2008年7月21日 - 9月22日、フジテレビ)
- チェイス〜国税査察官〜(2010年4月17日 - 5月22日、NHK)
- Mother(2010年4月14日 - 6月23日、日本テレビ)
- 世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・秋 〜人気作家競演編〜 第3話「栞の恋」(2010年10月4日、フジテレビ) - 原作:朱川湊人
- さよならぼくたちのようちえん(2011年3月30日、日本テレビ)
- それでも、生きてゆく(2011年7月7日 - 9月15日、フジテレビ)
- 負けて、勝つ 〜戦後を創った男・吉田茂〜(2012年9月8日 - 10月6日、NHK)
- 最高の離婚(2013年1月10日 - 3月18日、フジテレビ)
- 最高の離婚Special 2014(2014年2月8日、フジテレビ)
- Woman(2013年7月3日 - 9月21日、日本テレビ)
- モザイクジャパン(2014年5月18日 - 6月15日、WOWOW)
- おやじの背中 第2話「ウエディング・マッチ」(2014年7月20日、TBS)
- 問題のあるレストラン(2015年1月15日 - 3月19日、フジテレビ)[44]
- いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう(2016年1月18日 - 3月21日、フジテレビ)[45]
- カルテット(2017年1月17日 - 3月21日、TBS)[46]
- anone(2018年1月10日 - 3月21日、日本テレビ)[47]
- Living(2020年5月30日 - 6月6日、NHK総合)[48][49][50]
- スイッチ (2020年6月21日、テレビ朝日)[51]
- 大豆田とわ子と三人の元夫(2021年4月13日 - 6月15日、関西テレビ)
- 初恋の悪魔(2022年7月16日 - 9月24日、日本テレビ)
映画
- 就職戦線異状なし(1991年) - 原作:杉元伶一 ※脚本協力として参加
- ユーリ ЮЛИИ(1996年)※初監督作品。原案・脚本も担当
- TOKYO EYES(1998年 日本=フランス)※サンティアゴ・アミゴレナ、フィリップ・マドラルとの共同脚本(日本語台詞を担当)
- 世界の中心で、愛をさけぶ(2004年) - 原作:片山恭一 ※行定勲、伊藤ちひろとの共同脚本
- ギミー・ヘブン(2006年)
- 西遊記(2007年)
- 花束みたいな恋をした(2021年)[52]
- 怪物(2023年)
- クレイジークルーズ(2023年配信予定、Netflix)[53]
- 片思い世界(2024年公開予定)
短編作品
舞台
- 演劇
- 朗読劇
-
- 朗読劇 不帰の初恋、海老名SA(2012年)- 役者:酒井若菜×高橋一生、木村文乃×柿澤勇人、岡本玲×本郷奏多
- 朗読劇 不帰の初恋、海老名SA /カラシニコフ不倫海峡(2014年)- 役者:高橋一生×酒井若菜、風間俊介×谷村美月、満島真之介×倉科カナ
- 蝋燭朗読中目黒(2014年)- 役者:風間俊介×臼田あさ美、三浦誠己×中村優子、タモト清嵐×岸井ゆきの、川口覚×ハマカワフミエ
- 朗読劇「第一夜『カラシニコフ不倫海峡』」「第二夜『不帰の初恋、海老名SA』」(2017年)- 役者:豊原功補×酒井若菜、仲野太賀×松岡茉優
- 朗読劇「忘れえぬ 忘れえぬ」、「初恋」と「不倫」(2021年)- 役者:高橋一生×酒井若菜、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、千葉雄大×芳根京子、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳
イベント
- 坂元裕二の残業(2018年)
- 東京藝術大学大学院映像研究科オープンセミナー 奥寺佐渡子さんとトークショー(2019)[55]。
- 株式会社明後日主催「全国へゆこうか!朗読ジャーニー 『詠む読む』」という2019年3月から始まった〝坂元裕二が書き上げたシナリオや小説を、俳優の満島ひかりと地域ごとに招待したゲストに朗読してもらう〟といった内容の企画を、全ての都道府県制覇という目標の元、不定期に開催している[56]。現時点で満島ひかりとペアを組んだ朗読ゲストは森岡龍、のん、毎熊克哉、森七菜、佐久本宝、駿河太郎、YO-KING[56]。
ゲーム
- エネミー・ゼロ(1996年、ワープ)※台詞
- リアルサウンド 〜風のリグレット〜 (1997年、ワープ)
- ニュールーマニア ポロリ青春(2003年、セガ)[57]
テレビアニメ
- 怪 〜ayakashi〜「天守物語」(2006年、フジテレビ)
漫画
- SKINLESS COWBOY(1994年、ビッグコミックスピリッツ) ※作画:窪之内英策
書籍
- 東京ラブストーリー(1991年、小学館)ISBN 978-4093590419:テレビシナリオ作品集。
- ユーリ(1996年、幻冬舎)ISBN 978-4877281182:映画シナリオとオリジナル詩集。
- 藍調 -Blue Note-(2003年、小学館プロダクション)ISBN 978-4796870214:アートコミック。陳淑芬(イラスト)、平凡(イラスト)とのコラボレーション。
- ウーギークックのこどもたち(2014年、河出書房新社)ISBN 978-4309274829:絵・林田秀一。日本テレビ系連続ドラマ『Woman』劇中に登場する架空の絵本だったが、視聴者のリクエストに応え放送1年後に刊行された。
- 往復書簡 初恋と不倫(2017年、リトルモア)ISBN 978-4898154618
- 脚本家 坂元裕二(2018年、ギャンビット)ISBN 978-4907462406
※ その他、脚本を手がけた各テレビドラマ・映画が書籍化されている。
主な作詞提供アーティスト
脚注
- ^ “奇跡の54歳!森口瑤子、超可愛い私服ロングワンピ姿でタクシー待ちする様子に絶賛の嵐”. スポーツ報知 (2021年6月9日). 2021年6月9日閲覧。
- ^ “坂元裕二 / SAKAMOTO YUJIさん(@skmtyj)のInstagramアカウント”. Instagram. 2023年3月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m “「テレビからこぼれているものを書きたい」――人気脚本家・坂元裕二が語る連ドラの役割”. Yahoo!ニュース. (2018年9月23日) 2020年11月10日閲覧。
- ^ 山田良明「二〇歳の頃の坂元さん」、『ユリイカ 詩と批評』2021年2月号・第53巻第2号(通巻770号)「特集・坂元裕二」、青土社、pp. 52-55。
- ^ a b c d 『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK G)2018年11月13日放送分。
- ^ a b 「あの脚本家の、心に残るテレビドラマ 社会派編」『GINZA』(2019年8月号、32P、マガジンハウス)
- ^ 「テレビ・トラベラー 昭和・平成テレビドラマ批評大全」『国書刊行会』2012年06月11日。
- ^ “映画『花束みたいな恋をした』公式サイト staff profile坂元裕二”. 映画『花束みたいな恋をした』製作委員会. 2021年2月5日閲覧。
- ^ “女性をめぐる社会問題に注目!日本のドラマ「Mother」中国語版リメイク”. 人民網日本版 (2020年4月2日). 2020年8月21日閲覧。
- ^ 長谷川朋子 (2019年2月12日). “あの芦田愛菜の出世作『Mother』が海外でも天才子役を輩出”. mi-mollet. エンタメ番長 揃い踏み 「それ、気になってた!」. 2020年11月10日閲覧。
- ^ 쇼박스, 백신 접종률 상승·웹툰 드라마화…성장성 가시화 -하이 이데일리 2021年6月14日、2021年6月15日閲覧
- ^ “坂元裕二 / SAKAMOTO YUJIさん(@skmtyj)のInstagramアカウント”. Instagram. 2018年11月22日閲覧。
- ^ “坂元裕二、ドラマで開花した作家性は映画にどう引き継がれる? 『花束みたいな恋をした』への期待”. 2019年11月9日閲覧。
- ^ 坂元裕二 / SAKAMOTO YUJI [@skmtyj] (2023年3月21日). "卒業の季節ですね。". Instagramより2023年5月28日閲覧。
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- ^ “BookLive、会員数7,000万人の中国の大手SNSサービス「豆瓣(ドウバン)」において、日本の電子書籍サービスとして初のコミック配信を開始”. BookLive. BookLive (2014年1月23日). 2021年12月11日閲覧。
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- ^ ニッポン放送『大滝詠一 Happy Endingの世界』2020年3月22日放送分
- ^ “「とんねるずにお礼が言いたくて」脚本家・坂元裕二がゲスト出演! 石橋貴明との意外な接点とは?”. フジテレビュー!!. フジテレビ (2020年8月4日). 2020年11月10日閲覧。
- ^ “脚本家 坂元裕二劇場”. 日本映画専門チャンネル. (2021年4月1日) 2020年4月1日閲覧。
- ^ a b c 「リモートインタビュー 満島ひかりが聞く 坂元裕二」、『ユリイカ 詩と批評』2021年2月号・第53巻第2号(通巻770号)「特集・坂元裕二」、青土社、pp. 38-51。
- ^ a b c d e f g 「特集/坂元裕二 ロング・インタビュー テレビドラマ「カルテット」で描きたかったこと」『熱風』第15巻第6号、スタジオジブリ出版部、2017年6月9日、3-23頁。
- ^ 引用エラー: 無効な
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」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません - ^ a b 「脚本家・坂元裕二 ロングインタビュー」、「TV Bros.」2018年12月号 東京ニュース通信社。
- ^ “【コンフィデンスアワード】ドラマ作品賞は『いつ恋』 最終回15分の長回しが絶賛”. ORICON NEWS (oricon ME). (2016年4月22日) 2022年5月28日閲覧。
- ^ “17年1月期“最も質の高いドラマ”は『カルテット』〜「第7回コンフィデンスドラマ賞」で最多5部門受賞”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年4月28日) 2020年11月10日閲覧。
- ^ “【2017年間ドラマ賞】脚本賞は『カルテット』坂元裕二氏「そろそろ出所した巻さんが、みんなと再会を果たす頃でしょうか”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年2月26日) 2018年2月26日閲覧。
- ^ “受賞結果総評”. 第92回ドラマアカデミー賞. KADOKAWA. 2023年5月28日閲覧。
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- ^ 開発者インタビュー「Creators Note」 #12 ササキトモコ
外部リンク
- 坂元裕二 / SAKAMOTO YUJI (@skmtyj) - Instagram
- 坂元裕二 - allcinema
- 坂元裕二 - KINENOTE
- 坂元裕二 - 日本映画データベース
- Yûji Sakamoto - IMDb
- Yuji Sakamoto - Discogs