「世界名作童話 おやゆび姫」の版間の差分
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2021年9月6日 (月) 06:15時点における版
世界名作童話 おやゆび姫 | |
---|---|
The Thumbelina[1] | |
監督 | 芹川有吾(「演出」名義) |
脚本 | 大藪郁子 |
原作 | ハンス・クリスチャン・アンデルセン(『親指姫』) |
製作 |
今田智憲 有賀健、高見義雄(企画) |
ナレーター | 岸田今日子(「ゲコオ」と兼任) |
出演者 |
杉山佳寿子 宮城まり子 小原乃梨子 |
音楽 | 菊池俊輔 |
撮影 | 千蔵豊、鳥羽亮一 |
製作会社 | 東映動画 |
配給 | 東映 |
公開 | 1978年3月28日 |
上映時間 | 64分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
配給収入 | 6億4751万円[2] |
前作 | 世界名作童話 白鳥の王子 |
次作 | 龍の子太郎 |
『世界名作童話 おやゆび姫』(せかいめいさくどうわ おやゆびひめ、英語表記:The Thumbelina[1])は、1978年3月18日公開の「東映まんがまつり」内で上映された、東映動画製作によるアニメーション映画。カラー。64分。
キャッチコピーは「ちいさなちいさなおやゆび姫の大きな旅」。
概要
ハンス・クリスチャン・アンデルセン原作の「親指姫」をアニメ化した作品。アンデルセン原作の東映長編アニメは、1968年春の『アンデルセン物語』(長編アニメ版)、1975年春の『アンデルセン童話 にんぎょ姫』、1977年春の『世界名作童話 白鳥の王子』に続いて4作目[注 1]。
キャラクターデザインは漫画家・手塚治虫が担当、手塚の東映長編アニメ製作参加は1963年12月公開の『わんわん忠臣蔵』以来15年振り。また、手塚の推薦で、かつて虫プロダクションに所属していた中村和子が作画監督補佐を担当している。
当時のポスターでは今回の「まんがまつり」を「まんがまつり初めてのオール新作大行進!」というキャッチコピーで宣伝していた[3]が、実際は『ダンガードA』のみ副題は添えているもののTVブローアップ版であり、「オール新作」ではない。
声の出演
- おやゆび姫:杉山佳寿子
- ブンブー:宮城まり子
- ナレーター / ゲコオ:岸田今日子
- チュミ:野沢雅子
- モグラ:富田耕生
- かえる父さん:永井一郎
- かえる母さん:高橋和枝
- 王子様:小原乃梨子
- はせさん治
- 吉田理保子
- 野村道子
- 山本圭子
- 斉藤昌子
スタッフ
- 原作:ハンス・クリスチャン・アンデルセン(『親指姫』)
- 製作:今田智憲
- 企画:有賀健、高見義雄
- 脚本:大藪郁子
- 演出:芹川有吾
- キャラクターデザイン:手塚治虫
- 原画構成:角田紘一
- 作画監督:木野達児
- 音楽:菊池俊輔
挿入歌
全て、作詞:武原悦子 / 作曲:菊池俊輔
推薦
同時上映
映像ソフト
- 1988年にビデオソフト化(VHS)されたが廃盤、現在はDVD化はされていない。
脚注
注釈
- ^ ただし『アンデルセン物語』は、話の中にアンデルセン原作童話を挿入する形式の作品であるため、単一原作作品では『にんぎょ姫』・『白鳥の王子』に次いで3作目となる。
出典
- ^ a b c 「東映動画 長編アニメ大全集 下巻」(徳間書店)301頁 1978年
- ^ 「1978年邦画四社<封切配収ベスト5>」『キネマ旬報』1979年(昭和54年)2月下旬号、キネマ旬報社、1979年、124頁。
- ^ 「日本特撮映画アドCOLLECTION」(徳間書店)83頁 2000年
参考文献
- 「手塚治虫劇場」(エスクァイアルジャパン)55頁 1997年(第2版)