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「2019年北海道議会議員選挙」の版間の差分

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== 概要 ==
== 概要 ==
北海道議会議員の任期4年が満了したことに伴って実施された。第1回選挙([[1947年]])以来、一貫して統一地方選挙の日程で実施されており、北海道知事選挙と同時に実施されてきた。北海道は[[日本社会党|旧社会党]]とその流れを汲む[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]、[[民進党]]が強いとされてきた地域で、過去の道議選では[[自由民主党 (日本)|自由民主党]](以下、自民党)と互角の争いを展開してきた。2017年に民進党は社会党の系譜を受け継ぐ[[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]]と[[民社党]]の系譜を受け継ぐ[[国民民主党 (日本 2018-)|国民民主党]]に別れており、更に同日行われる知事選は現職の[[高橋はるみ]]が不出馬を表明し、新たな局面を迎えていた<ref>{{cite news |title= 知事選唯一の与野党対決、夏の参院選占う 北海道知事選|author= |newspaper= 朝日新聞|date= 2019-3-21|url= https://www-asahi-com.cdn.ampproject.org/v/s/www.asahi.com/amp/articles/ASM3M3Q1FM3MIIPE00G.html?amp_js_v=a2&amp_gsa=1&usqp=mq331AQCKAE%3D#aoh=15699103347248&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com&amp_tf=%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%3A%20%251%24s&ampshare=https%3A%2F%2Fwww.asahi.com%2Farticles%2FASM3M3Q1FM3MIIPE00G.html|accessdate=2019-10-1}}</ref>。
北海道議会議員の任期4年が満了したことに伴って実施された。第1回選挙([[1947年]])以来、一貫して統一地方選挙の日程で実施されており、北海道知事選挙と同時に実施されてきた。北海道は[[日本社会党|旧社会党]]とその流れを汲む[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]、[[民進党]]が強いとされてきた地域で、過去の道議選では[[自由民主党 (日本)|自由民主党]](以下、自民党)と互角の争いを展開してきた。2017年に民進党は社会党の系譜を受け継ぐ[[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]]と[[民社党]]の系譜を受け継ぐ[[国民民主党 (日本 2018)|国民民主党]]に別れており、更に同日行われる知事選は現職の[[高橋はるみ]]が不出馬を表明し、新たな局面を迎えていた<ref>{{cite news |title= 知事選唯一の与野党対決、夏の参院選占う 北海道知事選|author= |newspaper= 朝日新聞|date= 2019-3-21|url= https://www-asahi-com.cdn.ampproject.org/v/s/www.asahi.com/amp/articles/ASM3M3Q1FM3MIIPE00G.html?amp_js_v=a2&amp_gsa=1&usqp=mq331AQCKAE%3D#aoh=15699103347248&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com&amp_tf=%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%3A%20%251%24s&ampshare=https%3A%2F%2Fwww.asahi.com%2Farticles%2FASM3M3Q1FM3MIIPE00G.html|accessdate=2019-10-1}}</ref>。


== 基礎データ ==
== 基礎データ ==
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== 選挙結果 ==
== 選挙結果 ==
自民党は改選前の50から1増の51議席となり36年ぶりに単独過半数を獲得した。同じく知事[[与党]]である[[公明党]]は8名の候補者全員が当選し議席を維持した。この結果、与野党対決となった知事選で初当選を果たした元[[夕張市|夕張市長]]の[[鈴木直道]]道政を安定させる結果となった。旧社会党地盤を引き継いだ[[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]]は30議席を獲得した。[[国民民主党 (日本 2018-)|国民民主党]]は全ての選挙区で大敗し、北海道における影響力を大きく弱めることになった。改選前4議席だった[[日本共産党|共産党]]は3議席に留まり、代表質問権を喪失した。[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]と[[市民ネットワーク北海道|市民ネットワーク]]は当選者を出すことが出来なかった<ref>{{cite news |title= 北海道議選、自民が36年ぶり単独過半数|author= |newspaper= 日本経済新聞|date= 2019-4-8|url= https://r.nikkei.com/article/DGXMZO43480470Y9A400C1L41000?s=4|accessdate=2019-10-1}}</ref>。また今回の選挙で、都道府県議会議員初の[[性的少数者]]の議員が誕生した<ref>[https://www-jiji-com.cdn.ampproject.org/v/s/www.jiji.com/amp/article?amp_js_v=a2&amp_gsa=1&k=2019041300418&g=pol&usqp=mq331AQCKAE%3D#aoh=15699118923307&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com&amp_tf=%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%3A%20%251%24s&ampshare=https%3A%2F%2Fwww.jiji.com%2Fjc%2Farticle%3Fk%3D2019041300418%26g%3Dpol みんな暮らしやすい社会に=LGBT初当選の渕上さん-北海道議会]時事ドットコム2019年4月13日付</ref>
自民党は改選前の50から1増の51議席となり36年ぶりに単独過半数を獲得した。同じく知事[[与党]]である[[公明党]]は8名の候補者全員が当選し議席を維持した。この結果、与野党対決となった知事選で初当選を果たした元[[夕張市|夕張市長]]の[[鈴木直道]]道政を安定させる結果となった。旧社会党地盤を引き継いだ[[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]]は30議席を獲得した。[[国民民主党 (日本 2018)|国民民主党]]は全ての選挙区で大敗し、北海道における影響力を大きく弱めることになった。改選前4議席だった[[日本共産党|共産党]]は3議席に留まり、代表質問権を喪失した。[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]と[[市民ネットワーク北海道|市民ネットワーク]]は当選者を出すことが出来なかった<ref>{{cite news |title= 北海道議選、自民が36年ぶり単独過半数|author= |newspaper= 日本経済新聞|date= 2019-4-8|url= https://r.nikkei.com/article/DGXMZO43480470Y9A400C1L41000?s=4|accessdate=2019-10-1}}</ref>。また今回の選挙で、都道府県議会議員初の[[性的少数者]]の議員が誕生した<ref>[https://www-jiji-com.cdn.ampproject.org/v/s/www.jiji.com/amp/article?amp_js_v=a2&amp_gsa=1&k=2019041300418&g=pol&usqp=mq331AQCKAE%3D#aoh=15699118923307&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com&amp_tf=%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%3A%20%251%24s&ampshare=https%3A%2F%2Fwww.jiji.com%2Fjc%2Farticle%3Fk%3D2019041300418%26g%3Dpol みんな暮らしやすい社会に=LGBT初当選の渕上さん-北海道議会]時事ドットコム2019年4月13日付</ref>


投票率:56.63%(前回比-1.98%)
投票率:56.63%(前回比-1.98%)

2020年12月25日 (金) 09:37時点における版

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2019年北海道議会議員選挙
定数:100、任期:2019年 - 2023年
2019年4月7日
種類:  立法議会
  
56.63%  3.4%

選挙結果
自由民主党
獲得議席: 51  4.1%
立憲民主党
獲得議席: 24  
公明党
獲得議席: 8  0%
日本共産党
獲得議席: 3  25%
無所属
獲得議席: 14  12.5%

党派別獲得議席
2019年北海道議会議員選挙

北海道知事
現職
高橋はるみ
与党系
選出
鈴木直道
与党系

2019年北海道議会議員選挙(2019ねんほっかいどうぎかいぎいんせんきょ)は、北海道議決機関である北海道議会を構成する議員を全面改選するために行われた選挙で、第19回統一地方選挙前半戦投票日である2019年4月7日に投票が行われた。

概要

北海道議会議員の任期4年が満了したことに伴って実施された。第1回選挙(1947年)以来、一貫して統一地方選挙の日程で実施されており、北海道知事選挙と同時に実施されてきた。北海道は旧社会党とその流れを汲む民主党民進党が強いとされてきた地域で、過去の道議選では自由民主党(以下、自民党)と互角の争いを展開してきた。2017年に民進党は社会党の系譜を受け継ぐ立憲民主党民社党の系譜を受け継ぐ国民民主党に別れており、更に同日行われる知事選は現職の高橋はるみが不出馬を表明し、新たな局面を迎えていた[1]

基礎データ

選挙には定数100議席に対し134人が立候補した。候補者は前回選挙より6人減となった。 また47選挙区のうち、21選挙区35人は無投票当選となり、過去最多となった[2]

  • 選挙事由:任期満了
  • 告示:2019年3月29日
  • 投票:2019年4月7日
  • 改選議席数:100議席(前回より1名減)
  • 選挙区:47選挙区(うち21選挙区では無投票)
  • 立候補者数:134人(うち35人が無投票当選
  • 同日選挙:2019年北海道知事選挙

選挙結果

自民党は改選前の50から1増の51議席となり36年ぶりに単独過半数を獲得した。同じく知事与党である公明党は8名の候補者全員が当選し議席を維持した。この結果、与野党対決となった知事選で初当選を果たした元夕張市長鈴木直道道政を安定させる結果となった。旧社会党地盤を引き継いだ立憲民主党は30議席を獲得した。国民民主党は全ての選挙区で大敗し、北海道における影響力を大きく弱めることになった。改選前4議席だった共産党は3議席に留まり、代表質問権を喪失した。日本維新の会市民ネットワークは当選者を出すことが出来なかった[3]。また今回の選挙で、都道府県議会議員初の性的少数者の議員が誕生した[4]

投票率:56.63%(前回比-1.98%)

当選者

 自民党   公明党   立憲民主党   共産党   無所属 

札幌市 中央区 千葉英守 檜垣尚子 藤川雅司
北区 山根理広 吉川隆雅 道見泰憲
中野渡志穂
東区 渡辺靖司 阿知良寛美 渕上綾子
宮川潤
白石区 伊藤条一 広田まゆみ 森成之
厚別区 花崎勝 菅原和忠
豊平区[5] 吉田祐樹 大越農子 松山丈史
清田区[5] 梶谷大志 宮下准一
南区[5] 丸岩浩二 畠山みのり
西区 武田浩光 和田敬友 加藤貴弘
手稲区 角谷隆司 須田靖子
函館市 平出陽子 佐々木俊雄 高橋亨 川尻秀之
志賀谷隆
小樽市 佐藤禎洋 八田盛茂 菊地葉子
旭川市 東国幹 安住太伸[自 1] 寺島信寿 笠木薫
真下紀子 松本将門
室蘭市[5] 千葉英也 滝口信喜[無 1]
釧路市 小畑保則 田中英樹 笠井龍司 壬生勝則
帯広市 清水拓也 三津丈夫 村田光成
北見市 船橋賢二 鈴木一磨[立 1]
岩見沢市 村木中 中川浩利
網走市[5] 佐藤伸弥[無 1]
苫小牧市 遠藤連 沖田清志 安藤邦夫
稚内市[5] 吉田正人
江別市 木葉淳 星克明[自 1]
名寄市 中野秀敏
根室市[5] 松浦宗信
千歳市 太田憲之 梅尾要一
滝川市[5] 大河昭彦[無 1]
登別市[5] 赤根広介[無 1]
恵庭市 田中芳憲
伊達市[5] 中山智康[無 1]
北広島市 小岩均[立 1]
北斗市[5] 滝口直人
空知管内 植村真美 稲村久男 荒当聖吾 白川祥二[無 1]
石狩管内 佐々木大介 池端英昭[立 1]
後志管内[5] 村田憲俊 市橋修治
胆振管内[5] 神戸典臣
日高管内[5] 藤沢澄雄 金岩武吉[無 1]
渡島管内[5] 笹田浩 冨原亮
檜山管内 内田尊之
上川管内[5] 竹内英順 北口雄幸 本間勲
留萌管内 浅野貴博
宗谷管内[5] 三好雅
オホーツク東部[5] 高橋文明
オホーツク西部[5] 新沼透[無 1] 久保秋雄太
十勝管内[5] 大谷亨 池本柳次[無 1] 喜多龍一 小泉真志
釧路管内[5] 桐木茂雄
根室管内 中司哲雄

脚注

  • 自民党関連
  1. ^ a b 当選後自民党に入党
  • 立憲民主党関連
  1. ^ a b c 党籍をもったまま無所属出馬。当選後会派入り
  • 無所属関連
  1. ^ a b c d e f g h i 無所属系会派「北海道結志会」に参加

関連項目