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| 作品名 = ジョーズ |
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| caption = {{仮リンク|ロジャー・カステル|en|Roger Kastel}}がデザインした劇場用ポスターのイメージ |
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| 監督 = [[スティーヴン・スピルバーグ]] |
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| 原題 = Jaws |
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* [[リチャード・D・ザナック]] |
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* [[デイヴィッド・ブラウン (映画プロデューサー)|デイヴィッド・ブラウン]] |
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| 原作 = ピーター・ベンチリー |
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| 音楽 = [[ジョン・ウィリアムズ (作曲家)|ジョン・ウィリアムズ]] |
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* [[ロイ・シャイダー]] |
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* [[ロバート・ショウ]] |
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| 公開 = {{flagicon|USA}} 1975年6月20日<br />{{flagicon|JPN}} 1975年12月6日 |
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* [[リチャード・ドレイファス]] |
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| 上映時間 = 124分 |
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| 製作費 = $7,000,000<ref name="boxoffice">{{cite web|url=https://www.boxofficemojo.com/release/rl3545925121/weekend/|title=Jaws |work=[[Box Office Mojo]] |accessdate=2011年9月19日}}</ref> |
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| 配給 = [[ユニバーサル・スタジオ|ユニバーサル・ピクチャーズ]] |
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| 公開 = {{flagicon|USA}} 1975年6月20日<br>{{flagicon|JPN}} 1975年12月6日 |
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| 上映時間 = 124分<!--Theatrical runtime: 124:01-->{{sfn|BBFC|1975}} |
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| 言語 = [[英語]] |
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| 製作費 = 900万ドル<!-- Do not change the budget to the Box Office Mojo figure. The producer confirmed the film cost $9 million. This is sourced in the main article. --> |
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| 興行収入 = 4億7,200万ドル |
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| 配給収入 = {{flagicon|JPN}} 50億500万円<ref>『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)342頁</ref> |
| 配給収入 = {{flagicon|JPN}} 50億500万円<ref>『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)342頁</ref> |
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| 次作 = [[ジョーズ2]] |
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『'''ジョーズ'''』(''Jaws'')は、[[スティーヴン・スピルバーグ]]監督による[[1975年]]の[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ映画]]。原作は[[1974年]]に出版された[[ピーター・ベンチリー]]による同題の小説 |
『'''ジョーズ'''』(原題:''Jaws'')は、[[スティーヴン・スピルバーグ]]監督による[[1975年]]の[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ映画]]。原作は[[1974年]]に出版された[[ピーター・ベンチリー]]による{{仮リンク|ジョーズ (小説)|label=同題の小説|en|Jaws (novel)}}{{refn|group="注釈"|日本では[[早川書房]]から1975年に刊行。 {{ASIN|B000J953D6}}}}。『'''JAWS/ジョーズ'''』と表記されることもある。とある避暑地の海辺の町において海水浴客を襲う巨大な人食い[[ホオジロザメ]]をブロディ署長([[ロイ・シャイダー]])、若い海洋生物学者フーパー([[リチャード・ドレイファス]])、プロのサメハンターのクイント([[ロバート・ショウ]])の3人が狩ろうとする海洋[[アクション映画|アクション]]・[[スリラー映画|スリラー]]。[[マーレイ・ハミルトン]]が市長を、[[ロレイン・ゲイリー]]がブロディ夫人を演じる。脚本は原作者のベンチリーと俳優の{{仮リンク|カール・ゴットリーブ|en|Carl Gottlieb}}。なお、タイトルの「Jaws」とは[[顎]]の意味<ref>{{cite web |
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| title=Jaws | Weblio英和辞書 |
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| url=https://ejje.weblio.jp/content/Jaws |
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| website=Weblio |
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| accessdate=2012-12-10 |
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}}</ref>。 |
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主に[[マサチューセッツ州]][[マーサズ・ヴィニヤード|マーサズ・ヴィニヤード島]]で撮影が行われた本作は、海で撮影された最初の大型映画であり、その結果、機械仕掛けのサメは頻繁に故障するなど、製作中に様々な問題に見舞われ、予算とスケジュールを大幅に超過した作品であった。しかし、スピルバーグはサメの模型が使えないがゆえにサメを直接見せない形に切り替え、サスペンス性を高めた。また、サメの存在を暗示する[[ジョン・ウィリアムズ]]が作曲した独特の不気味で不吉なテーマもよく知られる。こうした暗示的なアプローチは[[アルフレッド・ヒッチコック]]の作品とよく比較される。ユニバーサル・ピクチャーズは、当時の大型スタジオ映画としては異例であった封切り時点での450スクリーン以上に及ぶ大規模な劇場公開を行い、テレビ広告やタイアップ商品に重点を置いた大規模なマーケティングを展開した。 |
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平和なビーチを襲う巨大人食い鮫([[ホホジロザメ]])の恐怖と、それに立ち向う人々を描いた作品である。[[スリラー映画]]、[[ホラー映画]]、[[パニック映画]]など様々なジャンル分けがなされる。スティーヴン・スピルバーグの名前を全世界に浸透させた一作である。スピルバーグの作品では珍しく子供が死ぬ描写がある。 |
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『ジョーズ』は映画史における分岐点となる夏の超大作映画の原型となり、音楽や編集で[[アカデミー賞]]を始めとするいくつかの賞を受賞した。1977年の『[[スター・ウォーズ]]』の公開まで、最高興行収入記録の作品であった。この2作はどちらも高い興行収入を追求したシンプルでハイコンセプトのアクション映画やアドベンチャー映画として、大々的に宣伝を行い、夏の間に何千もの劇場で公開されるという、現代におけるハリウッドのビジネスモデルを確立する上で極めて重要な役割を果たした。本作の公開後にはスピルバーグもベンチリーも関わらない続編3作と多くの模倣映画が製作された。2001年には米国議会図書館によって、[[アメリカ国立フィルム登録簿]]に「文化的、歴史的、または美的に重要」として保存されることが決定した。 |
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[[第48回アカデミー賞]]で[[アカデミー作曲賞|作曲賞]]、[[アカデミー録音賞|音響賞]]、[[アカデミー編集賞|編集賞]]を受賞した。 |
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== プロット == |
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[[商標権]]で保護されており、公式の案内では「ジョーズ®」と®マークが記載されている。 |
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アメリカ東海岸に位置する穏やかな町・アミティ島。夕暮れ、ビーチパーティの参加者の1人であった若い女性クリッシーが1人で薄暗い海で泳いでいると、突然、何かに襲われ、そのまま水中に引き込まれて行方不明となる。翌朝、昨年にニューヨーク市警からアミティに赴任してきた警察署長のマーティン・ブロディは、浜辺に女性の死体の一部が打ち上げられたと連絡を受ける。検死の結果、サメの可能性が高いと聞いたブロディはすぐにビーチを閉鎖しようとするが、ボーン市長ら町の有力者たちは町にとって夏の観光収入は大事だと説いて反対する。結局、閉鎖はされず、検死報告書も市長の意を受けてボートのスクリュー事故に書き換えられてしまう。その結果、数日後に今度は昼間に大勢の目の前で一人の少年アレックス・キントナーがサメの犠牲になり、人喰いザメの存在が町に知れ渡る。 |
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少年の両親は息子の仇を取るためにサメに3,000ドルの懸賞金を掛けようとする。ブロディは混乱をもたらすとして反対しようとするが、逆にサメの被害を知っていたのに適切な措置を取らなかったとキントナー夫人から責められる。また、地元のプロのサメ・ハンターであるクイントは、懸賞金額が低くサメを舐めていると侮蔑し、10,000ドルでなければ動かないと宣言する。結局、懸賞金に釣られて町の人間のみならず、島外からも素人のハンター達が押し寄せてくる。ブロディは、海洋研究所に依頼してサメの専門家を派遣してもらうように手配し、そこでやってきた若い海洋学者マット・フーパーは、クリッシーの遺体の傷口から、標的はかなり大型のサメだと指摘する。その中で、ハンターの1人によって2メートルを超える大型のサメが捕らえられる。ボーン市長を始めとして町の住人達は詳しく確かめもせず、このサメが犯人に違いないと言い、1年で最も書き入れ時の独立記念日の祝日には間に合ったことに安堵する。しかし、フーパーは冷静にこれがイタチザメであることや、女性を襲ったサメはもっと大きいことを指摘するも、誰も聞き入れない。夜半、ブロディとフーパーはこっそりとイタチザメの腹を捌き、人喰いザメでないことを確認する。そして、フーパーの調査船で2人は海に出て真の標的を探そうとするが、その中でサメ狩りに熱心であった地元漁師ベン・ガードナーの船を発見する。スキューバダイビングスーツを着たフーパーは船を調査し、ホオジロザメの巨大な歯を発見し、これが自分たちが探している人喰いザメだと確信する。ところが、直後に発見したガードナーの死体に驚き、証拠となる歯は落としてしまう。 |
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== あらすじ == |
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[[アメリカ]][[アメリカ合衆国東海岸|東海岸]]に位置する[[海辺]]の[[田舎町]]・アミティの浜辺に若い女性の遺体が打ち上げられた。町の[[警察署長]]・'''ブロディ'''は、その死因が「[[鮫]]の襲撃」と断定し、海岸を閉鎖して遊泳禁止にしようとするが、市長の'''ボーン'''を初めとした町の有力者らに、町が成り立つ最大の要因の夏の観光による収入が無くなることを理由に拒否され止められる。その結果、またしても海で泳いでいた少年の一人が第2の犠牲者となってしまう。 |
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翌7月4日(独立記念日)。ブロディとフーパーは改めてボーン市長に閉鎖を求めるが、証拠の歯を無くしたこともあり信じてもらえず、浜辺には地元民やたくさんの観光客が集まる。そこにサメが現れ、再び犠牲者が出る。ブロディはボーン市長にクイントを10,000ドルで雇うことを要請し、今度は市長も自分の息子も浜辺にいて恐怖を感じたことなどを挙げて要請を認める。依頼を受けたクイントは、ブロディとフーパーも同船することを渋々認めつつ、あくまで自分が船長で、サメ狩りのプロであり、自分の命令は絶対に聞くように言い、横柄な態度を取る。 |
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その少年の両親が「仇の鮫退治に賞金をかけた」ことで事態は公となり、アメリカ中から賞金目当てのハンターがアミティに押し寄せ、現場は大騒ぎとなった。その対応に追われる一方で、ブロディは鮫の専門家である[[海洋学者]]の'''フーパー'''を呼んで協力を依頼する。フーパーは最初の遺体を[[検視]]し、非常に大型の鮫による仕業と見抜く。 |
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クイントが所有するオルカ号で海に出た3人であったが、クイントは終始フーパーを若造と言い放って軽んじ、フーパーもまたクイントに反発するなど、3人の関係は険悪なものとなる。やがて3人の想定を超えた、体長25フィート(約7.6メートル)、重さ3トンはあろう巨大なサメが海上に顔を出す。クイントはブイ代わりの樽がロープで結ばれたスピアガン(弾ではなく銛を発射する銃)を撃ち込むも急所を外し、巨大ザメの方も銛を打ち込まれたままその異様な怪力と体力で樽ごと海中に沈み、逃げ切る。 |
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同じ頃、ハンターの一人により一匹の[[イタチザメ]]が捕らえられた。これで事件は解決したと一同が喜ぶ中、フーパーはイタチザメの口のサイズが遺体に残る噛み跡より小さいことから、別の鮫である可能性を指摘する。念のために鮫の消化器官の内容物の確認を提案するが、ボーン市長は反対した。納得できないブロディとフーパーはその夜、秘密裏に鮫の腹を裂き確認するが、人が食べられた痕跡は見つからなかった。 |
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夜。3人は船内で酒を飲みながら互いの傷を見せ合い打ち解ける。その中でクイントは自分が第二次世界大戦末期の沈没した軍艦[[インディアナポリス (重巡洋艦)|インディアナポリス]]の生き残りであり、海に投げ出された同僚たちが集まってきたサメ達に喰われ殺されていった過去を打ち明ける。すると、密かに戻ってきていたサメが船体に激しく体当たりを始める。船底から浸水する中でサメとの攻防戦が始まり、エンジンルームに被害が出る。未だ樽がサメに付いたままであることを確認した3人はそれを目印に銃器で応戦するが、再びサメはどこかへと消えてしまう。 |
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さらに詳しく調べるため、フーパーの所有する調査船で鮫の探索に出た2人は、アミティの漁師の船が漂流しているのを発見する。調査のため海に潜ったフーパーは、船底に刺さっていた大きなホオジロザメの歯を見つけて採取するが、続いて目の前に倒れてきた漁師の遺体に驚いた拍子に、その歯を落として紛失してしまう。 |
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夜が明けると再びサメがやってくる。ブロディは沿岸警備隊に無線で救助を求めようとするが、サメとの勝負に拘るクイントは無線を破壊してしまう。サメとの攻防は一進一退であり、クイントがスピアガンでさらに樽の付いた銛を撃ち込んだり、ブロディが拳銃でサメにダメージを与えるものの、その異様な怪力と体力に3人は翻弄される。船尾にロープで固定してサメをそのまま曳航しようとする策も、サメの怪力の前に逆に船が危うくなり逃してしまう。クイントはサメを浅瀬に誘導する策を取り、サメが船を追う形となるが、浅瀬に着く前に過負荷で船のエンジンは完全に故障してしまう。 |
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翌日、2人はボーン[[市長]]に「犯人は巨大なホオジロザメであり、海岸を閉鎖して一刻も早く退治する必要がある」と必死に訴えるが、利益を優先するボーン市長は証拠となる鮫の歯が無いことを理由に全く耳を貸そうとはせず、改めて予定通り海開きの実施を決めてしまう。そして海開き当日、多くの観光客が海に集まる中、2人の懸念通り現れたホオジロザメが観光客の1人を襲い食い殺すという最悪の事態が発生。これを受けボーン市長もようやく、自分の判断が間違っていたことと鮫退治の必要性を悟る。 |
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ゆっくりと沈み始めたオルカ号の甲板上で3人は起死回生の策を練る。ダイビングスーツを着たフーパーはサメに耐性のある檻に入って、そこからサメに猛毒の[[ストリキニーネ]]を直接注射して殺そうと試みる。サメは予想以上に檻を激しく攻撃し、フーパーは危機に陥るも機転を利かせて岩陰に隠れ、窮地を脱する。海上に出たサメは、沈みゆくオルカ号を激しく攻撃し、甲板からズリ落ちたクイントを食い殺す。ブロディもまた危機に陥る中でスキューバタンク(ボンベ)をサメの口に詰め込む。甲板は完全に沈み、海上にわずかに突き出たマストに陣取ったブロディは、自分を食うべくやってきたサメの口内のボンベを狙ってライフルを撃つ。ボンベの爆発によってサメの上半身は吹き飛びブロディは生き延びる。そこにフーパーも海上に浮上し、互いの生存を喜び合う。2人は船の残骸を浮き輪代わりにして、島へと泳いで帰る。 |
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ボーン市長を説き伏せたブロディは、地元の荒くれ者の[[漁師]]である'''クイント'''も雇い、フーパーも含めた3人で鮫退治のため大海原へ乗り出した。しかし、彼らの前に姿を現したホオジロザメは、予想をはるかに上回る大きさであった。ブロディ達と巨大ザメの死闘が始まる。 |
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== 製作 == |
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=== 企画 === |
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* 製作:デイヴィッド・ブラウン、リチャード・D・ザナック |
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[[ユニバーサル・スタジオ|ユニバーサル・ピクチャーズ]]のプロデューサーであった[[リチャード・D・ザナック]]と[[デイヴィッド・ブラウン (映画プロデューサー)|デイヴィッド・ブラウン]]は、ブラウンの妻である{{仮リンク|ヘレン・ガーリー・ブラウン|en|Helen Gurley Brown}}が編集長を務めていたライフスタイル雑誌『[[COSMOPOLITAN]]』の文学コーナーで、偶然にも、まだ出版前である[[ピーター・ベンチリー]]の小説『ジョーズ』(1974年)のことを知った。そこにはプロットの詳細な説明が書かれており、最後に担当者による「良い映画になるかもしれない」というコメントで締めくくられていた{{sfn|Priggé|2004|p=6}}{{sfn|Scanlon|2009|p=197}}。2人は一晩かけて、この本を読み、翌朝には「今まで読んだ本の中で最も刺激的なもの」として、どうやって映像化できるかわからないが、とにかく映画化したいという考えに至った{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「From Novel to Script」}}。出版される前年の1973年に2人は約17万5000ドル(2018年現在で99万ドルに相当)で映画化権を購入した{{sfn|Brode|1995|p=50}}。ブラウンは、もし自分たちが2回読んでいたら、特定のシークエンスの映像化の難しさを理解し、映画化はしなかっただろうと語っている{{sfn|McBride|1999|p=231}}。 |
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* 監督:[[スティーヴン・スピルバーグ]] |
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* 原作:[[ピーター・ベンチリー]] |
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ザナックとブラウンは当初、『[[老人と海 (1958年の映画)|老人と海]]』(1958年)などの海洋冒険映画を手掛けたベテラン監督の[[ジョン・スタージェス]]に監督を依頼することを検討していたが、結局、前年に『[[男の出発]]』で監督デビューしたばかりの[[ディック・リチャーズ]]に正式にオファーを出した{{sfn|McBride|1999|p=232}}。ところが、リチャーズがサメをクジラと呼ぶ癖に苛立ち、すぐに降板させた{{sfn|McBride|1999|p=232}}。一方、このプロジェクトに非常に興味を持っていたのが[[スティーブン・スピルバーグ]]であった。当時26歳のスピルバーグは、ザナックとブラウンがプロデュースした『[[続・激突!/カージャック]]』で初の劇場映画の監督を務めたばかりであった。オフィスでのミーティングの終わりにまだ出版されていない原作小説のコピーを見つけたスピルバーグは、それを読んですぐに虜になった{{sfn|Brode|1995|p=50}}。後にスピルバーグは、自身が監督を務めた1971年のテレビ映画『[[激突!]]』との類似点を挙げている{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「From Novel to Script」}}。また、2012年に発売されたDVDドキュメンタリー『The Making of Jaws』ではトラックが破壊された時の音をサメの断末魔の咆哮として再利用し、『激突!』を直接参照したことを明かしている。リチャーズの離脱後、『続・激突!/カージャック』公開前の1973年6月に、プロデューサー達はスピルバーグに監督を任せることを正式に契約した{{sfn|McBride|1999|p=232}}。 |
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* 脚色:ピーター・ベンチリー、カール・ゴッドリーブ |
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* 撮影:[[ビル・バトラー]] |
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製作が始まる前、スピルバーグは「トラックとサメの監督」というイメージを持たれることを恐れて、『ジョーズ』に消極的になっていた{{sfn|Biskind|1998|p=264}}。スピルバーグは、[[20世紀スタジオ|20世紀フォックス]]が進めていた『[[ラッキー・レディ]]』への移籍を希望したが、ユニバーサルは契約に基づいて拒否権を行使した{{sfn|McBride|1999|p=240}}。ブラウンは「『ジョーズ』の後にはやりたい映画を何本も作れる」と言い、スピルバーグを説得した{{sfn|Biskind|1998|p=264}}。本作には350万ドルの予算と55日間の撮影スケジュールが与えられた。主な撮影は1974年5月に開始される予定であり、ユニバーサルとしては主要スタジオと[[映画俳優組合]]との契約が切れる6月末までに撮影を終わらせたいと考えていた{{sfn|Gottlieb|2005|p=52}}。 |
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* 美術:ジョセフ・アルヴズ・Jr. |
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* 編集:ヴァーナ・フィールズ |
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=== 脚本 === |
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* 音楽:[[ジョン・ウィリアムズ (作曲家)|ジョン・ウィリアムズ]] |
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映画化に際してスピルバーグは原作の基本プロットは維持したいと考えていた一方で、サブプロットの多くはカットした{{sfn|Brode|1995|p=50}}。スピルバーグは原作で一番好きな部分は最後の120ページに渡るサメ狩りのシーンだと公言し、仕事を引き受けた際にもザナックに「第1、2幕は変更してオリジナル脚本をベースにし、第3幕が原作に忠実であれば、この映画をやりたい」と話したという{{sfn|Friedman|Notbohm|2000|p=8}}。ザナックらが映画化権を購入した時、脚本の初期草稿についてはベンチリーに依頼することを約束していた{{sfn|Brode|1995|p=50}}。これは[[全米脚本家組合]]によるストライキの可能性が高まっていたことを踏まえてものであり、彼は組合員ではなかったからである{{sfn|Jaws: The Oral History - Empire}}。ベンチリーは他の脚本家の手が入らない段階で全体で3つのドラフト版を書き{{sfn|Brode|1995|p=50}}、最終稿をスピルバーグにわたすと「ここまでが私のベストだ」と宣言した{{sfn|Jaws: The Inside Story|2010}}。後にベンチリーは映画の完成版に対する自分の貢献度を「ストーリーラインと海洋ものである点、そして機械類ぐらいだ」と話し、「登場人物たちのテクスチャーをどうやって脚本に落とし込めばいいのかよくわからなかった」と述べている{{sfn|Jaws: The Oral History - Empire}}。この初期稿における原作からの変更点はエレン・ブロディとマット・フーパーの不倫劇の削除であり、これはオルカ号での男たちの友情エピソードを危うくする恐れがあるというスピルバーグからの提案を踏まえたものであった{{sfn|Friedman|Notbohm|2000|pages=11–12}}。また、製作中には端役のリポーター役としてベンチリーが出演することが決まった{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Casting」}}。 |
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* 提供:[[ユニバーサル・スタジオ|ユニバーサル・ピクチャーズ]]、ザナック=ブラウン・プロダクションズ |
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ベンチリーの脚本の登場人物ではまだ好感が持てないと感じたスピルバーグは若手の脚本家である{{仮リンク|ジョン・バイラム|en|John Byrum}}にリライトを依頼したが、断られた{{sfn|Biskind|1998|p=264}}。[[刑事コロンボ]]の脚本家であった{{仮リンク|ウィリアム・リンク|en|William Link}}と{{仮リンク|リチャード・レビンソン|en|Richard Levinson}}もスピルバーグの依頼を断った{{sfn|McBride|1999|p=238}}。こうして他の脚本家探しが行われた中で、ロサンゼルスにいた、[[トニー賞]]と[[ピューリッツァー賞]]の受賞経験がある劇作家の{{仮リンク|ハワード・サックラー|en|Howard Sackler}}が、クレジットされないリライトのオファーを受けた{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「From Novel to Script」}}。スピルバーグの提案で、ブロディは水を恐れる設定が追加された。彼は「マサチューセッツに近い穏やかな島の沖合で何かかなり恐ろしいものを見つけるため、都会のジャングルからやってきた」となった{{sfn|Jaws: The Oral History - Empire}}。 |
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スピルバーグは作品に「ある程度の軽快さ」を求め、決して「暗い作風の海での狩猟劇」にしないために、友人のコメディ作家兼俳優である{{仮リンク|カール・ゴットリーブ|en|Carl Gottlieb}}(当時の人気シットコム『[[おかしな二人#テレビドラマ|おかしな二人]]』で活躍していた)にも協力を求めた{{sfn|Jaws: The Inside Story|2010}}。スピルバーグは彼に脚本を送り、脚本家としてどう変更点を加えるか、また、出演したい役柄はあるかと尋ねた{{sfn|Omaha World-Herald|2010}}。これに対してゴットリーブは3ページほどのメモを送り返した上で、政治家とコネがある地元紙の編集者メドウズ役を希望した。そしてオーディションに合格した1週間後にはスピルバーグは彼をプロデューサーに引き合わせ、脚本修正の仕事を依頼した{{sfn|Baer|2008|p=198}}。 |
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ゴットリーブとの脚本に関する契約は、当初、台詞のブラッシュアップで、期間も1週間ほどであったが、9週間にわたる主要な撮影期間中にも脚本全体の書き直しを行い、最終的には本作における主脚本家の一人という扱いに変わった{{sfn|Baer|2008|p=198}}。各シーンの脚本は基本的にその撮影の前夜に完成したが、これはゴットリーブがスピルバーグやキャスト、撮影クルーたちとの夕食を共にした後に修正が行われていたためである。多くの会話シーンは、これら食事中の俳優たちの即興劇が基であり、またいくつかは撮影セットの中で作られていった。さらに[[ジョン・ミリアス]]が台詞のブラッシュアップを担当し{{sfn|Friedman|2006|p=167}}、シュガーランド・エクスプレスのライターである{{仮リンク|マシュー・ロビンス|en|Matthew Robbins (screenwriter)}}と{{仮リンク|ハル・バーウッド|en|Hal Barwood}}もノンクレジットだったが脚本に貢献している{{sfn|Biskind|1998|p=265}}。どの程度、脚本家たちに採用されたかは不明だが、スピルバーグは草稿は自分が作ったと主張している{{sfn|Friedman|2006|p=167}}。この中で、彼が要求した具体的な変更点の1つは、サメの死因を大量の傷からスキューバタンクの爆発に変更するというものであり、「派手なエンディング」の方が観客の反応が良いと考えたためであった{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Climax」}}。スピルバーグは脚本の完成稿には原作にない約27のシーンがあったとしている{{sfn|Friedman|Notbohm|2000|pages=11–12}}。 |
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ベンチリーは、1964年にスポーツフィッシングの[[フランク・マンダス]]が巨大なサメを捕獲した記事を読んで『ジョーズ』を書いた。ゴットリーブによればクイントの設定はだいたいにおいてマンダスを基にしており、執筆にあたって読んだ『Sportfishing for Sharks』を参考にしたという{{sfn|Baer|2008|page=209}}。サックラーはクイントのバックストーリーとして第二次世界大戦におけるインディアナポリスの遭難事故の生存者である設定を盛り込んだ{{sfn|Ain't It Cool News|2011}}。インディアナポリスにまつわるクイントの独白(モノローグ)の部分を書いた脚本家は誰かという点はかなりの論争となった。スピルバーグはサックラーとミリアス、そしてクイント役で劇作家でもあった[[ロバート・ショウ]]の共同制作だったという表現を用いた{{sfn|Friedman|2006|p=167}}。彼によればミリアスはサックラーの「4分の3ページ」のスピーチをモノローグに変え、それをさらにショウが書き直したと明かしている{{sfn|Ain't It Cool News|2011}}。なお、ゴットリーブはミリアスの功績を軽視し、ショウが一番の功労者であったと称賛している{{sfn|Gottlieb|2005|p=208}}{{sfn|Jankiewicz|2009}}。 |
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=== キャスティング === |
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! 演者 |
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! class="unsortable" |<!--non-semantic mimicry of film credit look --> |
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! 役名 <!-- or "Character" --> |
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| {{sortname|ロイ|シャイダー}} |
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| マーティン・ブロディ署長 |
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| {{sortname|ロバート|ショウ}} |
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| クイント |
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| {{sortname|リチャード|ドレイファス}} |
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| マット・フーパー |
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| {{sortname|ロレイン|ゲイリー}} |
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| エレン・ブロディ |
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| {{sortname|マーレイ|ハミルトン}} |
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| ラリー・ヴォーン市長 |
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| {{sortname|カール|ゴットリーブ}} |
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| メドウズ |
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| {{sortname|ジェフリー|クレイマー}} |
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| ヘンドリックス保安官代理 |
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| {{sortname|スーザン|バックリニー}} |
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| クリッシー・ワトキンス |
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| {{sortname|リー|フィエロ}} |
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| キントナー夫人 |
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| {{sortname|ピーター|ベンチリー}} |
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| リポーター |
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ザナックとブラウンの要望に応じて、スピルバーグは既知の俳優をキャスティングしたが{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Casting」}}、大物俳優の起用だけは避けようとしていた。スピルバーグは「やや無名の」俳優を起用することで観客にとって身近な出来事だと認識させる狙いがあり、逆にもし大物俳優を起用すれば、その代表作のイメージもつきまとい物語を破綻させる恐れがあると懸念したためであった{{sfn|Biskind|1998|p=265}}。スピルバーグの狙いとしては「スーパースターはサメになる」というものだった{{sfn|Jaws: The Inside Story|2010}}。最初にキャスティングされたのは、エレン・ブロディ役の[[ロレイン・ゲイリー]](当時のユニバーサル社長{{仮リンク|シド・シャインバーグ|en|Sidney Sheinberg}}の妻){{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Casting」}}とアミティ島の市長役の[[マーレイ・ハミルトン]]であった{{sfn|Gottlieb|2005|p=56}}。スタントウーマンから女優に転身した[[スーザン・バックリニー]]は、彼女が泳げてヌードになることも厭わなかったために、最初の犠牲者であるクリッシーにキャスティングされた{{sfn|Jaws: The Inside Story|2010}}。ほとんどの端役は、映画の撮影が行われた[[マーサズ・ヴィニヤード|マーサズ・ヴィニヤード島]]の住民たちをエキストラして雇ったものであった。その一例が、ヘンドリックス保安官代理を演じた、後にテレビプロデューサーとなる{{仮リンク|ジェフリー・クレイマー|en|Jeffrey Kramer}}である{{sfn|Nadler|2006|p=35}}。また、2番目の犠牲者となった少年アレックス・キントナー(ジェフリー・ヴォルヒーズ)の母親であるキントナー夫人を演じたのも島の演劇講師であった[[リー・フィエロ]]だった{{sfn|Moreau|2020}}。 |
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主人公ブロディ役は当初[[ロバート・デュバル]]がオファーされたが、彼はクイント役にしか興味を示さなかった{{sfn|McBride|1999|p=237}}。[[チャールトン・ヘストン]]はブロディ役に興味を示したが、スピルバーグは安穏とした街の警察署長をヘストンが演じるには、映画の登場人物として威厳がありすぎると感じた{{sfn|McBride|1999|pp=236–237}}。最終的に[[ロイ・シャイダー]]に決まった経緯についてスピルバーグはインタビューで、友人宅のパーティで文字通りソファに座ってコカコーラを片手に「ジョーズ」のことで頭を悩ませていたところ、特別な面識は無かったシャイダーに話しかけられ、キャスティングが難航していることを明かしたという。するとシャイダーが「自分では駄目か?(What about ME?!?)」と聞いてきたと述べ、そこでオファーを出したところ、その場で台本も見ずにOKを出してくれたと語っている{{sfn|Ain't It Cool News|2011}}。また、メイキングドキュメンタリーによれば、パーティでスピルバーグが脚本家とサメがボートに飛び乗るシーンの話をしているのを聞いたシャイダーが本作に興味を持ったのがきっかけだったという{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Casting」}}。こうしてブロディ役にはシャイダーが採用されたものの、当初スピルバーグは彼が『[[フレンチ・コネクション]]』で演じたような「タフガイ」となることを懸念していた{{sfn|McBride|1999|p=237}}。 |
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制作開始の9日前の時点では未だクイントもフーパーもキャスティングされていなかった{{sfn|Baer|2008|p=206}}。クイント役については[[リー・マーヴィン]]と[[スターリング・ヘイドン]]にオファーが出されていたものの、2人に断られてしまった{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Casting」}}{{sfn|McBride|1999|p=237}}。ザナックとブラウンはちょうど『[[スティング (映画)|スティング]]』において[[ロバート・ショウ]]との仕事を終えたばかりで、彼をスピルバーグに提案してみた{{sfn|Jackson|2007|p=20}}。実のところショウは、脚本に難色を示し、オファーを受けることに消極的であったが、妻で女優の{{仮リンク|メアリー・ユーア|en|Mary Ure}}と秘書の両方に促されて引き受けることにした。彼は「2人があんなに熱心だったのは『[[007 ロシアより愛をこめて|ロシアより愛をこめて]]』以来だったよ。そして彼女たちは正しかった」と回顧している{{sfn|Time|1975}}。またショウは役作りとして、地元の漁師ベン・ガードナーを演じた、ヴィニヤードの漁師かつ農園主で、かなりの風変わりな人物であったクレイグ・キングスベリーを参考にした{{sfn|Nadler|2006|p=36}}。スピルバーグもまたキングスベリーを「私の頭の中にあるクイントの純粋な姿」と評し、彼の発言のいくつかが、ガードナーとクイントのセリフとして脚本に組み込まれることとなった{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Production Stories」}}。また、特に第3幕の海上が舞台でのクイントの台詞や拘りの一部は、ヴィニヤードの整備士でボート所有者でもあったリン・マーフィーの発言が用いられていた{{sfn|Vineyard Gazette|2011}}{{sfn|Taylor|2012|pp=250–251}}。 |
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フーパー役には、当初スピルバーグは[[ジョン・ヴォイト]]を望んでいた{{sfn|Jackson|2007|p=20}}。[[ティモシー・ボトムズ]]、[[ジョエル・グレイ]]、[[ジェフ・ブリッジス]]も候補に挙がっていた{{sfn|McBride|1999|p=236}}。その中で、スピルバーグの友人で『[[アメリカン・グラフィティ]]』の監督を務めた[[ジョージ・ルーカス]]は、主人公のカートを演じた[[リチャード・ドレイファス]]を勧めた{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Casting」}}。当初、ドレイファスは役を受けるつもりはなかったが、完成したばかりの『{{仮リンク|グラヴィッツおやじの年季奉公|en|The Apprenticeship of Duddy Kravitz (film)}}』の公開前試写会を観て考えを改めるに至った。ドレイファスは映画の出来に失望し、このままでは誰も自分を雇わなくなることを恐れ、慌ててスピルバーグに電話をかけ、オファーを受ける旨を伝えた{{sfn|The Roanoke Times|2005}}。この時点でスピルバーグが思い描いていた映画の内容は原作と大きく異なるために、彼はドレイファスに原作を読まないことをお願いした。こうしてフーパー役の決定と共に、脚本はドレイファスの人物像に合わせる形でリライトされ{{sfn|Baer|2008|p=206}}、ドレイファスを「自分の分身」と捉えたスピルバーグの考えが反映されるような形となった{{sfn|McBride|1999|p=236}}。 |
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=== 撮影 === |
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{{quote box|width=30em|bgcolor=#c6dbf7|quote=私たちは脚本なし、キャストなし、サメなしで映画を始めた。|source=[[リチャード・ドレイファス]]{{sfn|BBC News|2005}}}} |
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1974年5月2日{{sfn|McBride|1999|p=233}}、[[ロングアイランド]]東部であることを考慮して、マサチューセッツ州[[マーサズ・ヴィニヤード|マーサズ・ヴィニヤード島]]で撮影が開始された。後にブラウンは「サメの出現が観光ビジネスを破壊してしまうような低中流階級向けの保養地が必要だった」と説明している{{sfn|Priggé|2004|p=7}}。他にもマーサズ・ヴィンヤードが選ばれた理由として、周囲の海が海岸から{{convert|12|mi}}の間、{{Convert|35|ft}}未満の遠浅の砂地の海底であったためであり、陸地が見えないところでも機械式のサメを動かすことが可能だった{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Location」}}。スピルバーグは水場のシーケンスにおいて、あたかも泳いでいる人の目線ようにクローズアップしていく撮影がしたかったために、撮影監督の[[ビル・バトラー]]は潮の満ち引きに関係なくカメラを安定させるためのリグや、密閉された水中カメラボックスなど、海洋や水中での撮影を容易にするための新しい機材を考案した{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Photographing Jaws」}}。また、スピルバーグは美術部に風景や衣装から赤を避けるように指示し、これによってサメの攻撃時による血が唯一の赤となって、より大きなショックとなるように狙った{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Production Stories」}}。 |
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[[File:Menemsha.jpg|thumb|マーサズヴィニヤード島の漁村{{仮リンク|メネムシャ|en|Menemsha, Massachusetts}}が主なロケ地であった{{sfn|Gottlieb|2005|p=92}}。|alt=メネムシャの港の釣りの用のコテージとボート。]] |
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当初、プロデューサーたちは[[ホオジロザメ]]を訓練して撮影に用いることを検討していたが{{sfn|Film Festival|2018}}、これはすぐに不可能であるとわかったため、3体のフルサイズの[[空圧]]式で稼動するサメの機械模型が製作された。このサメの模型はスピルバーグの弁護士ブルース・レイマーにちなんで、スタッフたちから「ブルース」と愛称された{{sfn|McBride|1999|p=241}}。この3体の内1体は、腹部が無く全身に固定された300フィート(91メートル)の糸(line)で牽引できる「海ぞりサメ」、そして残りの2体はサメの側面を撮影するのに特化させたもので、撮影しない反対側に空圧ホースなどの制御機構が露出している「舞台サメ(platform sharks)」であった(左右それぞれ必要なため2体){{sfn|Brode|1995|p=50}}。このサメは1973年の第3四半期にアートディレクターの{{仮リンク|ジョー・アルベス|en|Joe Alves}}によってデザインされ、1973年11月から1974年4月にかけてカリフォルニア州サンバレーのRolly Harper's Motion Picture & Equipment Rentalで製作された。これには40人もの特殊効果技術者が参加し、監督には『[[海底二万哩]]』の巨大イカの製作でよく知られていた機械効果のスーパーバイザーである{{仮リンク|ボブ・マテイ|en|Robert A. Mattey}}が務めた{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「The Shark」}}。サメは完成した後、トラックで撮影現場に運ばれた。7月初旬、「舞台サメ」は撮影のため海中に降ろしている最中に落下し、ダイバーチームがそれを海底から引き上げる羽目になった{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「The Shark Is Not Working」}}。このモデルは、すべての可動部分を制御するために14人のオペレーターを必要とした{{sfn|The Roanoke Times|2005}}。 |
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『ジョーズ』は海で撮影された最初の大型映画であり{{sfn|Sokol|2017}}撮影はトラブルに見舞われて、大幅に予算超過してしまった。デイヴィッド・ブラウンは「予算は400万ドルで、撮影に900万ドルを費やした」と述べている{{sfn|Priggé|2004|p=8}}。機械のサメの問題だけで、特殊効果の支出が300万ドルに膨れ上がった{{sfn|Collins|Radner|1993|p=18}}。不満を持つクルーは映画に「フローズ」(Flaws、"欠陥だらけ"の意)という渾名をつけていた{{sfn|The Roanoke Times|2005}}{{sfn|McBride|1999|p=241}}。スピルバーグは、こうした多くの問題の原因を、自分の完全主義と経験不足にあったとしている。前者は実際に等身大のサメを使って海で撮影することにこだわったことに象徴されている。「水槽やどこかの保全された湖で撮影することだってできたんだ。ただ、別物になってただろうけどね」と彼は言う{{sfn|Time|1975}}。また、経験不足については「基本的に海について世間知らずだった。母なる自然についてはかなり幼稚な認識で、そうした事象を征服できると考えた映画製作者の傲慢さは無鉄砲過ぎた。しかし、私がこの映画をノースハリウッドの水槽ではなく大西洋で撮影するように要求した時、それが無謀だと気づくには自分は若すぎた」と語っている{{sfn|Ain't It Cool News|2011}}。ゴットリーブは「映画を作る以外には何もできなかった」と述べ、だから毎日、皆がオーバーワークだったとし、脚本家である彼は海のセットに毎日立ち会う必要はなかったが、帰ってきたクルーたちは「やつれ、日に焼け、風に吹かれて、海水を被っていた」という{{sfn|Jaws: The Oral History - Empire}}。 |
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海上での撮影は難航を極めた。不要なヨットが画面に入ってきたり、カメラがずぶ濡れになったり{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Production Stories」}}、オルカ号が演者を乗せたまま沈み始めたりするなどのトラブルで撮影スケジュールは遅れていった{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「The Orca」}}。悪天候や空圧ホース内への海水の侵入、耐水性不足による破損、皮膚の腐食、[[電気分解]]の発生などによってサメの模型の故障が頻発するトラブルにも見舞われた。最初の水性テストの時から、「非吸収性」だったはずのネオプレン素材の発泡体で作られたサメの皮膚は水を吸って膨張したり、海藻の森に絡まってしまうこともしばしばあった{{sfn|Time|1975}}{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「The Shark Is Not Working」}}。後にスピルバーグは、毎日12時間の作業スケジュールの中で、実際に撮影が出来たのは平均4時間ほどであったと推測している{{sfn|Sinyard|1989|p=31}}。ゴットリーブは船のプロペラで首を切断しそうになったり、ドレイファスは鉄製の檻の中に閉じ込められそうになり{{sfn|Time|1975}}、また俳優たちは頻繁に船酔いしていた。ショウは税務上のトラブルでカナダに逃亡したり{{sfn|Nadler|2006|p=36-37}}、酒浸りになったり、『グラヴィッツおやじの年季奉公』の演技が称賛されていたドレイファスに嫉妬したりしていた{{sfn|Jaws: The Inside Story|2010}}{{sfn|Dreyfuss|2012}}。スピルバーグは「良かった日は5つのシーンが撮影できたが、平均的には3つだった。悪い日には1つも撮影できなかった」とし、主要撮影期間中には編集の{{仮リンク|ヴァーナ・フィールズ|en|Verna Fields}}が撮影フィルムをほとんど手にすることがなかったという{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Verna Field 'Mother Cutter'」}}。 |
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撮影が遅れたことで、いくつか有益なこともあった。脚本は撮影中に洗練されていき、また、サメの機械は信頼性が低く撮影にあまり使えないがゆえに、スピルバーグは実際にサメの姿を見せない、存在をほのめかすシーンを多用した。例えば、後半のサメ狩りのシーンでも、海上に浮かんだ黄色い樽のブイがサメの存在と位置を示していた{{sfn|Sinyard|1989|p=36}}。冒頭でサメがクリッシーを襲うシーンも{{sfn|Jaws: The Inside Story|2010}}、ケーブルでクリッシー役のバックリニーを引っ張り、海中に引きずり込まれるようなシーンに撮り直された{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Production Stories」}}。スピルバーグはまた背びれだけを見せるショットも何度も取り入れている。外部条件で抑制せざるを得なかった演出は、結果として映画のサスペンス性を高めたと考えられている{{sfn|Sinyard|1989|p=36}}。数年後にスピルバーグは「土曜の昼(マネチ)にやっている日本的なホラー映画から、[[アルフレッド・ヒッチコック|ヒッチコック]]のような見せないスリラーになった」と自己評価している{{sfn|The Roanoke Times|2005}}。別のインタビューでは「サメが動かなかったのは天の恵みだった。おかげで私は[[レイ・ハリーハウゼン]]よりアルフレッド・ヒッチコックのようになれた」と語っている。また、「水中のサメが偽物に見えれば見えるほど、私の中の不安は演技の自然さを高めるように働きかけた」と語るほど、巨大ザメを観客に信じさせるために演技が非常に重要となった{{sfn|Ain't It Cool News|2011}}。 |
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本物のサメの映像は[[南オーストラリア州|南オーストラリア]]の{{仮リンク|デンジャラス・リーフ|en|Dangerous Reef}}沖で{{仮リンク|ロン・テイラー|en|Ron Taylor (diver)}}と彼の妻ヴァレリーが撮影したものであり、これはミニチュアのサメ檻の中に背の低い俳優を入れることで、巨大なサメであるかのように錯覚させていた{{sfn|The Advertiser|2015}}。テイラー夫妻の撮影中には、本物のホオジロザメがボートと檻を襲ったことがあった。檻を攻撃する映像はあまりにも衝撃的なものであったため、スピルバーグはこの映像を映画に取り入れることに躍起となった。当時、檻の中には誰もいなかったことを踏まえて脚本は書き直されることとなり、本来は原作通りにサメに殺される予定であったフーパーは檻から脱出して、その後にサメが空の檻を破壊するという内容に変更され、ここにその映像が使用された{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「The Live Shark Footage」}}{{sfn|McBride|1999|pp=234–235}}。製作部長のビル・ギルモアが言うように「オーストラリアのサメが脚本を書き直させ、ドレイファス演じるキャラクターを救った」{{sfn|McBride|1999|p=235}}。 |
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55日間の予定であった主要シーンの撮影は、開始から159日後の1974年10月6日までかかった{{sfn|The Roanoke Times|2005}}{{sfn|McBride|1999|p=233}}。スピルバーグは長引いた撮影を振り返り、「映画製作者としてのキャリアは終わったと思った。噂を聞いたんだ…… もう2度とあいつが仕事をすることは無いだろうって。だって、100日もオーバーして映画を撮った奴なんて他にいないから」と語っている{{sfn|The Roanoke Times|2005}}。サメが爆発するラストシーンにはスピルバーグは立ち会っていない。これは、撮影が終わった瞬間にクルーたちによって海中に投げ込まれると信じていたからであった{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Climax」}}。これ以来、スピルバーグは映画の最後のシーンの撮影には立ち会わないのが恒例となっている{{sfn|The Shark Is Still Working}}。その後、[[カルバーシティ]]にある[[メトロ・ゴールドウィン・メイヤー]]の水槽で水中シーンが撮影され、サメが檻を襲うシーンではドレイファスの代役としてスタントマンのディック・ウォーロックとフランク・ジェームズ・スパークスが参加した他{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Finishing the Film」}}、[[カリフォルニア州]][[サンタカタリナ島]]付近でも撮影が行われた。サメ狩りまでの最初の3分の2のラフカットを完成させていたフィールズは、一部の素材を手直しして編集を終えたという。ザナックによれば「彼女はスティーブンがコメディ的に構成した部分を恐怖シーンに変えたり、あるいは恐怖シーンとして撮影した場面をコメディに作り変えてしまった」という{{sfn|McBride|1999|pages=251–252}}。「オルカ号」として撮影された船舶はロサンゼルスに移されたために、音響効果チームは船と水中シーンの両方の音を収録することができた{{sfn|Yewdall|2011|page=197}}。 |
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テスト上映の後に2つのシーンが変更された。観客たちの悲鳴が、シャイダーの「もっとデカい船が必要だ(You're Gonna Need a Bigger Boat)」の気を利かせたセリフに被ってしまったため、セリフの部分はサメが彼の背後に飛び込んだ後に移され、また音声のボリュームも上げられた{{sfn|Yewdall|2011|pages=178–179}}{{sfn|Shone|2004|pages=24–25}}。また、スピルバーグは貪欲に「もう1つ悲鳴」が必要だと判断したが、ユニバーサルは再撮影の費用を拒絶した。そのため、スピルバーグは自腹で3,000ドルを用意し、フーパーがベン・ガードナーの遺体を発見したシーンを新たに撮影した。水中シーンは、カリフォルニア州[[エンシノ (ロサンゼルス)|エンシノ]]にあるフィールズのプールで撮影され{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Sneak Previews」}}、難破したボートの船体の中から見つかるクレイグ・キングスベリーの遺体は、彼の頭をくっつけたラテックス模型が用いられた{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Production Stories」}}。また、マーサズ・ヴィニヤードの濁った海水を再現するため、プールには粉ミルクが流し込まれ、防水布で覆われた{{sfn|Jaws: The Oral History - Empire}}。 |
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== 音楽 == |
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=== サウンドトラック === |
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{{Main|{{仮リンク|ジョーズ (サウンドトラック)|en|Jaws (soundtrack)}}}} |
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ジョン・ウィリアムズが作曲した本作のスコア(楽譜)によって、彼はアカデミー賞を獲得し、また後には[[アメリカン・フィルム・インスティチュート]]によって6番目に偉大なスコアに選出された{{sfn|映画芸術科学アカデミー|1976}}{{sfn|AFI's 100 Years - 100 SCORES}}。メインのサメのテーマは、2つの音符が交互に並ぶシンプルなパターンで、「EとF」{{sfn|Matessino|1999}}や「FとFのシャープ」{{sfn|Tylski|1999}}とも呼ばれ、サスペンス音楽における代表曲となった。ウィリアムズはこのテーマを「あなたはバラバラにされてしまうだろう、サメがそうするように本能的で、容赦がなく、止められはしない」と表現した{{sfn|Friedman|2006|p=174}}。演奏は[[チューバ]]奏者の{{仮リンク|トミー・ジョンソン|en|Tommy Johnson (tubist)}}が行い、演奏時、ウィリアムズは彼から「なぜ高音域で書かれたこの曲を、より適切な[[ホルン|フレンチ・ホルン]]で演奏しなかったのか?」という質問を受けて「もう少し脅迫的に聞こえるようにしたかった」と述べている{{sfn|Chaundy|2006}}。ウィリアムズが最初に自分のアイデアをピアノを使って、2つの音だけを弾いてスピルバーグに聴かせた時、彼は冗談だと思って笑ったと言われている。ジョーズと海賊映画の類似点を見たウィリアムズは、スコアの他のポイントでは「原始的だが、楽しくて愉快なもの」と呼べるような「海賊音楽」を連想させるようにした{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Music by John Williams」}}。速く、パーカッシブな弦楽器の演奏を求めて、[[クロード・ドビュッシー]]の『[[海 (ドビュッシー)|海]]』や、[[イーゴリ・ストラヴィンスキー]]の『[[春の祭典]]』のような響きを含んでいる{{sfn|Tylski|1999}}{{sfn|Scheurer|1997|pp=59-72}}。 |
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メインテーマの意味と効果については様々な解釈があるが、このテーマは映画界で最も認知された曲の1つであると一般に評されている{{sfn|Berardinelli|2002}}。音楽学者のジョセフ・カンチェラーロは、2つの音符の表現がサメの鼓動を模したものという説を挙げている{{sfn|Cancellaro|2006|p=170}}。アレクサンドル・ティルスキーによれば、[[バーナード・ハーマン]]が『[[タクシードライバー (1976年の映画)|タクシードライバー]]』や『[[北北西に進路を取れ]]』、また特に『[[SF巨大生物の島]]』で作曲したテーマのように人間の呼吸を暗示しているという。彼はまた、スコアの最も強いモチーフは実は「分裂と破裂(the split, the rupture)」である ―クリッシーの死後に劇的にカットされるように―と指摘している{{sfn|Tylski|1999}}。音と静寂の関係は、観客がサメとテーマを関連付けさせるようにも工夫されており{{sfn|Friedman|2006|p=174}}、映画のクライマックスではこれを逆用し、音楽によってサメの登場を知らせず、突然サメが現れるという形が用いられる{{sfn|Berardinelli|2002}}。 |
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後にスピルバーグは、ウィリアムズの音楽がなければ映画の成功は半分だっただろうと言い、ウィリアムズもまた本作が自分のキャリアを飛躍させたものだという{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「Music by John Williams」}}。ウィリアムズは以前、スピルバーグのデビュー作である『[[続・激突!/カージャック]]』でも音楽を担当し、本作の後もほとんどの作品でスピルバーグ作品の音楽を担った{{sfn|Friedman|2006|p=174}}。本作のオリジナル・サウンドトラックは1975年にLPで[[MCAレコード]]からリリースされ、1992年にはCDでリリースされた。これにはウィリアムズがアルバムのために編曲した約30分の音楽も含まれていた{{sfn|Freer|loc=Empire's Jaws Soundtrack Review}}{{sfn|Decca|2000}}。2000年には2つのバージョンでリリースがなされた。[[デッカ・レコード]]([[ユニバーサル ミュージック グループ|ユニバーサル]])は25周年記念DVDの発売に合わせて、51分に渡るオリジナルの全曲を収録したサウンドトラックを復刻した{{sfn|Freer|loc=Empire's Jaws Soundtrack Review}}{{sfn|Decca|2000}}。[[ヴァレーズ・サラバンド・レコーズ]]のバージョンは、[[ジョエル・マクニーリー]]が指揮したスコットランドの[[ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団]]の演奏によるものを再録音したものであった{{sfn|Varèse|2000}}。 |
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== 論題 == |
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=== 参考にされた先駆者 === |
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[[ハーマン・メルヴィル]]の『[[白鯨]]』は、最も注目すべき『ジョーズ』の前身となる作品である。クイントの性格は、[[マッコウクジラ]]漁に人生を捧げる{{仮リンク|ピークォド号|en|Pequod (Moby-Dick)}}の{{仮リンク|エイハブ船長|en|Captain Ahab}}に強く似ている。クイントの独白は、サメに対する同様の執着心を明らかにしており、オルカ号([[シャチ]]の意)という名前も、[[ホオジロザメ]]の唯一の天敵にちなんで名付けられている。原作と初期脚本ではクイントの最期はエイハブの最期と同様に、彼の足に絡んだ銛のロープによって海中に引きずり込まれるというものである{{sfn|Lemkin|1984|pp=277–289}}。こうした直接的な引用を示すシーンは、クイントが映画版『[[白鯨 (映画)|白鯨]]』を観ているなど、スピルバーグによるドラフト版の脚本にはあった。しかし『白鯨』のシーンの流用は銀幕スターで、『白鯨』の著作権を保有していた[[グレゴリー・ペック]]から許可を得られなかった{{sfn|30th Anniversary Edition DVD|2005|loc=chapter「From Novel to Script」}}。ゴットリーブは「ジョーズは…… メルヴィルやヘミングウェイのような巨大な闘争だ」と述べ、[[アーネスト・ヘミングウェイ]]の『[[老人と海]]』との類似点についても言及している{{sfn|Baer|2008|page=209}}。 |
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サメの視点から撮影された水中シーンは1950年代の2つのホラー映画『[[大アマゾンの半魚人]]』と『{{仮リンク|大怪獣出現|en|The Monster That Challenged the World}}』の一節と比較される{{sfn|Brosnan|1978|p=99}}{{sfn|Brosnan|1978|p=129}}。また、ゴットリーブはサメをどのように描写するか、あるいは描写しないかについてそれと同じ50年代の2つのSF作品に影響を受けたことを明かしている{{sfn|Biskind|1998|p=290}}。1つは『[[遊星よりの物体X]]』であり、ゴットリーブは「最後のリールでしか怪物を見ることができない素晴らしいホラー映画」と述べている。もう1つは『{{仮リンク|それは外宇宙からやってきた|en|It Came From Outer Space}}』であり、「怪物は常に画面外におり、それゆえにサスペンスに仕上げっていた」と言う{{sfn|Baer|2008|pages=201–202}}。こうした先例はスピルバーグとゴットリーブが「サメ自体ではなく、サメの『効果』を見せることに集中する」のに役立った。トーマス・シャッツなどの学者は、『ジョーズ』が本来は[[アクション映画|アクション]]・[[スリラー映画]]であるにも関わらず、様々なジャンルを融合させていると説明している。大部分は[[ホラー映画]]を参照しつつ、自然を基本において[[怪獣映画]]の核心を持ち、[[スラッシャー映画]]の要素も加えている。後半はオルカ号の乗組員同士の交流を描いた[[バディ映画]]であり、サメをほぼ悪魔的な脅威に見立てての描写は怪奇ホラー映画である{{sfn|Stringer|2003|p=25}}。イアン・フリーアは本作を水棲怪獣映画と表現し、『[[キングコング]]』や『[[ゴジラ]]』といった初期の怪獣映画からの影響を見ている{{sfn|Freer|2001|p=48}}。1977年にはチャールズ・デリーも本作を『ゴジラ』と比較している{{sfn|Derry|1977|p=82}}。実際にスピルバーグは、子供の頃に影響を受けた作品として『{{仮リンク|怪獣王ゴジラ|en|Godzilla, King of the Monsters!}}』(1956年)を挙げており、その理由として「ゴジラが実際に存在していると信じさせた」という「天才的な」手法に言及している{{sfn|Ryfle|1998|p=15}}。 |
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ニール・シンヤードなどの批評家は、[[ヘンリック・イプセン]]の戯曲『[[民衆の敵 (戯曲)|民衆の敵]]』との類似性を述べている{{sfn|Sinyard|1989|p=32}}。ゴットリーブは、彼とスピルバーグが本作のことを「モビィ・ディックが民衆の敵と出会う」と呼んでいたと述べている{{sfn|Baer|2008|p=208}}。『民衆の敵』は、温泉が湧いた海辺の町において、観光資源にしようとする住民たちと対峙する、源泉が汚染されていることに気がついた医師を主人公としている。医者は住民たちに危険性を説明しようとするが、職を失い、迫害を受ける。このプロットは『ジョーズ』において、町の観光業にダメージのあるサメの存在を認めることを拒絶する市長とブロディの対立を彷彿とさせる。そして昼間の衆人環視の中で再びサメの襲撃が発生した時、ブロディの主張が認められる。シンヤードは本作を「[[ウォーターゲート事件|ウォーターゲート]]とイプセンの演劇を完璧に組み合わせた」と評している{{sfn|Sinyard|1989|p=32}}。 |
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=== 学術評論 === |
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『ジョーズ』は学術評論家からも注目を集めた。スティーブン・ヒースは、映画のイデオロギー的側面に関して、当時の[[ウォーターゲート事件]]に関連付けている。彼は、「映画には(いたとしても一瞬だけで)一人の黒人も女性もおらず」、ブロディを「白人男性の中産階級」の代表とし、「恐怖と良識から生まれた平凡な男のヒロイズム」が公の秩序を回復する物語だとして批判する{{sfn|Heath|1976|p=510}}。一方でヒースはイデオロギー的な内容分析を超えて、本作を「映画の楽しさ、それによって業界の永続性がもたらされる(これがジョーズの意味の一つである最も収益性の高い映画である理由)」から、売れる「工業製品」としての映画のシグナル例として考察する{{sfn|Heath|1976|p=514}}。 |
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アンドリュー・ブリットンは、本作を原作にあったウォーターゲート事件後のシニシズムと対比させ、原作からの改変点(フーパーの生存、サメの派手な爆死)が「共同体の悪魔祓いであり、イデオロギーの信頼を回復するための儀式」となっていることを示唆する。彼は悪そのものの破滅を示すサメの滅びへの大衆の歓喜を抜きには、この映画の経験は「考えられない」ものであると言う{{sfn|Britton|1979|p=237}}。彼の見解ではブロディは「一人の正義に立った人間の個人的な行動が、社会変革のために実行可能な源になる」ことを実証するのに役立っているとする{{sfn|Britton|1979|p=239}}。ピーター・ビスキンドは、この映画が、サメ以外の唯一の悪役が悪徳市長である限り、政治と政治家に関するウォーターゲート事件後のシニシズムを維持していると主張している。それでも彼は、この時代の[[アメリカン・ニューシネマ]]の映画製作者たちがよく採用していた物語の形式(「私たち VS 彼ら」や「流行りの[[カウンターカルチャー]] VS "{{仮リンク|The Man|en|The Man}}" (権力者や当局を意味する俗語)」)とは異なり、『ジョーズ』では主人公たちが権力者と戦うのではなく、社会的あるいは経済的地位に関係なくすべての人々を標的とする脅威と戦うことになっていると指摘している{{sfn|Biskind|1998|p=279}}。 |
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また、ブリットンは、映画がアミティ島での階級闘争という原作のテーマを避けていると指摘する{{sfn|Britton|1979|p=239}}のに対し、ビスキンドは映画の中で描かれる階級区分に重要な意味を見出している。「権威は回復しなければならない」と彼は書くが、「しかしクイントの言葉ではない」。船乗りの「労働者階級のたくましさと中産階級の独立心は、異質でギョッとさせる…… 不合理で制御不能だ」。一方でフーパーは「経験よりも科学技術(テクノロジー)を連想させ、また自ら生み出したものではない相続した財産を持つ」。クイントほどではないにせよ、彼は決定的なアクションから疎外されている{{sfn|Biskind|1975|pp=1-29}}。ブリットンはこの映画を「子供たちの脆弱性と、子供たちを保護し、またその必要性」に関心があると見なし、それが「家族生活に関する至高の価値についての広範的な感覚。すなわちイデオロギーの安定性と文化の継続性の価値」を生み出すのに役立っていると言う{{sfn|Britton|1979|p=238}}。 |
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[[フレドリック・ジェイムソン]]の分析においてはサメの多義性を強調し、それがどのように読み取ることができ、またまたどのように読み取られてきたのか ―共産主義や第三世界のような異質な脅威の象徴が現代アメリカでの生活の非現実性や空虚な試みに関する憂懼と親和性を見せることから死の認識を消毒や抑圧しているということまで― を論述する。彼はその象徴的な機能は、まさに「本質的には社会的・歴史的な不安であるものを、一見すると「自然」なものに折り畳み、生物学的存在と他の物との対立のように見せて再構築することを可能性にしているという点で、深くイデオロギー的な多義性を内包していること」にあると主張する。彼はブロディとフーパーの友情を「法と秩序の力と、多国籍企業という新しいテクノクラートとの間の同盟を示す寓話…… 観る者たちは、そこから自分が除外されていると理解せずに喜んでいる」と説き{{sfn|Jameson|1979|pp=26–27}}、クイントの終焉(demise)に古く大衆主義的な[[ニューディール政策|ニューディール・アメリカ]]の象徴的な転覆を見出す{{sfn|Jameson|1979|pp=28–29}}。 |
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{{仮リンク|ニール・ガブラー|en|Neal Gabler}}は本作を、障害を解決するために3つの異なるアプローチがあることを示しているという。すなわち、科学(フーパー)、精神論(クイント)、そして一般人(ブロディ)である。この中で成功したものは最後のものであり、それがこの映画が支持されている理由だと結論づけている{{sfn|Hagen|1988|pp=61-63}}。 |
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=== 映画神経症の発症事例 === |
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映画の上映期間中、17歳女性の観客が映画神経症を発症させたと言われている(この一例のみ){{sfn|Robinson|1975}}。映画神経症とは、映画鑑賞後に精神的な健康障害やあるいは既存の精神的な健康障害を悪化させた症例を指す{{sfn|Hamilton|1978}}。症状は最初に睡眠障害や不安症として現れたが、ある日から患者は「サメ!サメ!」と叫び、痙攣を起こすようになった{{sfn|Ballon|2007}}。 |
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この事例研究により、視聴者にストレス反応を引き起こした本作は1973年の映画『[[エクソシスト (映画)|エクソシスト]]』と並んで医学界で注目されるようになり、後にブライアン・R・ジョンソンの研究において使用され、映画がストレス誘発剤として視聴者にどれほどの影響を与えるかテストを行った{{sfn|Johnson|1980}}。この研究では一般人の一部の集団にストレスが誘発される可能性があることがわかり、『ジョーズ』は特に視聴者にストレス反応を起こさせた。ジョンソンは、サスペンスであれ、ゴア表現であれ、音楽の演出であれ、具体的に何が視聴者のストレス反応を引き起こすかまでは突き止めることができなかったが、1986年のG.スパークスが行った研究では、ジョーズを含む特に暴力的な映画は、観客に最も激しい反応を引き起こさせる傾向があるという{{sfn|Bryant|2013|p=178}}。 |
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== 公開 == |
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=== マーケティング === |
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ユニバーサルは『ジョーズ』のマーケティングに180万ドルを費やし、この中には前例のない70万ドルを掛けた全国テレビのスポット広告も含まれていた{{sfn|BBC News|2005}}{{sfn|McBride|1999|pages=255–256}}。この大々的なメディア・キャンペーンは、1975年6月18日から映画公開日の2日後まで、ネットワーク放送において毎晩ゴールデンタイムに約2ダースの30秒の広告を流すというものであった{{sfn|Kochberg|1996|p=31}}。映画業界の専門家であるシアーレ・コッホバーグの説明によれば、ユニバーサルによる、この映画のマーケティングは「非常に革新的な計画を発案し、実施した」という{{sfn|Kochberg|1996|p=31}}。最も初期の段階では1974年10月時点において、ザナック、ブラウン、ベンチリーが、テレビやラジオのトークショーに出演し、小説の文庫版や公開予定の映画についての宣伝を行った{{sfn|Shone|2004|pp=26–27}}。映画スタジオと出版社バンタムは、ペーパーバック版と映画の広告に共通のタイトルロゴを使うことに合意した{{sfn|Kochberg|1996|p=31}}。共同マーケティング戦略の中心となったのは、ジョン・ウィリアムズの作曲したテーマ曲と、一人きりの女性スイマーに近づくサメを描いたポスターのイメージであった{{sfn|Collins|Radner|1993|p=18}}。ポスターはペーパーバック版の表紙がベースになっており、同じアーティストであるバンタム社の社員{{仮リンク|ロジャー・カステル|en|Roger Kastel}}が起用された{{sfn|Petersen|1975|p=70}}。代表のトニー・サイニガーは、「何をやっても怖さが足りなかった」と述べている。サイニガーは最終的に「サメの歯が見えるようにするため、サメの腹から写す形」に決めた{{sfn|USA Today|2003}}。 |
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映画の公開を機により多くのグッズも製作された。1999年、グレーム・ターナーは『ジョーズ』について「かなり手のこんだタイアップ商品の数々があった」とし、具体的に「サウンドトラックのアルバム、Tシャツ、プラスチック製のタンブラー、メイキング本、原作小説、ビーチタオル、毛布、サメのコスチューム、サメのおもちゃ、ホビーキット、iron-transfers、ゲーム、ポスター、サメの歯のネックレス、寝間着、水鉄砲など」を羅列している{{sfn|Turner|1999|p=8}}。例えば、{{仮リンク|アイディアル・トイズ|en|The Ideal Toy Company}}は、プレイヤーがフックを操作して、サメの顎が閉じる前に、その口の中からアイテムを取り出すオモチャを製作していた{{sfn|Andrews|1999|p=115}}。 |
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=== 劇場公開 === |
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1975年3月26日にダラスで2回、3月28日にロングビーチで1回の試写会が行われ、この時の映画のラフカットに対する観客の反応は、ベンチリーの原作の成功やユニバーサルのマーケティング戦略の初期段階の成功も相まって映画館オーナーの間で関心を呼び、スタジオは何百もの映画館で『ジョーズ』を同時公開するという計画を促進することになった{{sfn|Shone|2004|pp=23–26}}{{sfn|McBride|1999|p=253}}。4月24日にはハリウッドにて最終試写会が行われ、これは以前の試写会での反応を踏まえてカットの追加や変更が加えられたものであった{{sfn|McBride|1999|p=254}}。ユニバーサル会長のルー・ワッサーマンは上映会への出席後、「この映画は夏の間ずっと公開を続けて欲しい。[[パームスプリングス (カリフォルニア州)|パームスプリングス]]の住人たちに、パームスプリングスで見てほしくない。車でハリウッドまで観に来て欲しい」と述べて900館もの劇場で予定されていた初回公開を取りやめるように命じた{{sfn|Shone|2004|p=26}}。とはいえ、公開初週にすでに数百の劇場で予約されていたということは、当時として異例のワイドリリース(一度に多くの劇場で封切る手法)であったことを意味している。当時、ワイドリリースを行うということは、映画の質を疑われるような作品と見なされる余地を含んでいた。つまり、否定的なレビューや口コミの影響を減らすことが目的であり、グラインドハウスや[[エクスプロイテーション映画]]といったものでは慣習的に採用されていた。ただ、いくつかの例外もあり、『[[明日の壁をぶち破れ]]』の再公開とその続編である『[[ザ・トライアル・オブ・ビリー・ジャック]]』や『[[ダーティハリー]]』の続編である『[[ダーティハリー2]]』、[[ジェームズ・ボンド|007シリーズ]]の最新作などもあった{{sfn|Wyatt|1994|p=111}}{{sfn|Hall|Neale|2010|pp=110–112}}。それでも当時の一般的な大手スタジオ作品の劇場公開とは、まずいくつかの大都市でプレミア上映が行われ、その際の批評家や観客の反応が良いことを確認した配給会社が、ゆっくりと全国の他の地域にフィルムを送り出すというものであった。1972年の『[[ゴッドファーザー]]』の大成功は、同時公開数を引き上げる傾向をもたらしたが、この作品でさえ、公開2週目の週末までは、わずか5館での上映であった{{sfn|PBS|2001}}。 |
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6月20日、『ジョーズ』は北米で464の劇場(アメリカで409、残りはカナダ)で上映が始まった{{sfn|Hall|Neale|2010|p=108}}。この大規模な公開と、当時としてはさらに珍しい全国放送のテレビマーケティングキャンペーンが組み合ったことで当時において事実上前例のない配給が実現した{{sfn|Wyatt|1998|pp=78–79}}(この1ヶ月前に[[コロンビア映画]]は、[[チャールズ・ブロンソン]]主演のスリラー映画『[[ブレイクアウト (1975年の映画)|ブレイクアウト]]』で同様のキャンペーンを展開したが、この映画の長期公開の見通しは遥かに暗かった){{sfn|Wyatt|1998|p=78}}{{sfn|Biskind|1998|p=277}}。ユニバーサルの社長であるシド・シャインバーグは、全国的なマーケティングの費用は、従来のゆっくりとした規模のリリースと比べて、1枚あたりのプリントの代金でより有利に償却できると見込んでいた{{sfn|Wyatt|1998|pp=78–79}}{{sfn|Business Week|2006}}{{sfn|The Times|2006}}。この映画の成功を受けて、7月25日には約700館、8月15日には950館以上に上映劇数が拡大された<ref>{{harvnb|Siska|1980|p=125}} This, the most detailed source, gives contradictory figures. The totals can variously be interpreted as 675 or 695 for July 25, and 954 or 974 for August 15.</ref>。海外での配給も同様の手法がとられて集中的なテレビでのキャンペーンやワイドリリースが行われ、例えばイギリスでは12月に100館以上の劇場で公開された{{sfn|Wyatt|1998|p=79}}。 |
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2015年には、劇場公開40周年を記念して6月21日の日曜日と、6月24日の水曜日にアメリカの一部の劇場(約500会場)で公開された{{sfn|The Hollywood Reporter|2015}}{{sfn|Business Insider|2015}}。 |
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=== 興行成績 === |
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『ジョーズ』は409ヶ所の劇場で公開され、公開初週の週末に記録的な700万ドルを達成し{{sfn|Variety|1977}}、最初の10日間で21,116,354ドルの収益を上げ{{sfn|Orijinal Release Domestic - Box Office Mojo}}、制作費を回収してしまった{{sfn|Morris|2007|p=44}}。最初の59日間で954回のプレイデートがあり1億ドルを稼ぎ出した{{sfn|Daily Variety|1975}}。わずか78日で、それまでの北米の興行収入の最高記録であった『ゴッドファーザー』の8600万ドルを抜き{{sfn|PBS|2001}}{{sfn|Pittsburgh Post-Gazette|1980}}、アメリカにおける劇場公開で最初に1億ドル稼いだ作品となった{{sfn|Hall|Neale|2010|p=210}}。 |
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初年度においては最終的に1億2,310万ドルの興行収入をもたらした{{sfn|Morris|2007|p=44}}。1976年と1979年夏の劇場での再公開によって、劇場での興行収入は1億3,340万ドルに達した{{sfn|Pittsburgh Post-Gazette|1980}}。 |
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1975年12月には北米以外での公開も始まり{{sfn|The Daytona Beach News-Journal|1975}}、北米と同様の成績を収めた。シンガポール{{sfn|Variety 285号|1976}}、ニュージーランド、日本{{sfn|Variety 281号|1976}}、スペイン{{sfn|Variety 282号|1976}}、メキシコ{{sfn|Box Office 109号|1976}}では記録を更新した。1976年1月11日、『ジョーズ』は1億3,200万ドルの配給収入となり、『ゴッドファーザー』の1億3,100万ドルを上回る世界最高興行収入を記録した{{sfn|Variety|1976|p=102|loc=Reprise As To 'Jaws'}}。1983年に公開されたシリーズ第3作目までには、全世界で2億7,000万ドルの興行収入を獲得したと[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|バラエティ]]誌は報じている{{sfn|Daily Variety|1983|p=3|loc=Film Reviews: Jaws 3-D}}。『ジョーズ』は、その2年後に公開された『スター・ウォーズ』まで、歴代最高興行収入を記録していた。『スター・ウォーズ』は公開から6ヶ月で『ジョーズ』を抜いて全米記録を更新し、1978年には世界記録を樹立した{{sfn|Evening Independent|1978}}{{sfn|The StarPhoenix|1978}}。 |
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『ジョーズ』は全世界で4億7,200万ドルの興行収入を記録した{{sfn|Title Summary - Box Office Mojo}}。インフレ率を考慮した2011年基準では約20億ドルを稼いだ計算になり、スター・ウォーズシリーズに次ぐ成功した映画シリーズであった{{sfn|The Economist|2011}}。アメリカとカナダでは2020年の基準で12億ドルに相当する、2億6,100万ドルの興行収入(推定128,078,800枚のチケットの販売に基づく)を記録しており{{sfn|Title Summary - Box Office Mojo}}{{sfn|All Time Box Office - Box Office Mojo}}、チケット価格のインフレ率を調整した場合、歴代7位の興行収入記録となる{{sfn|Top Lifetime Adjusted Grosses - Box Office Mojo}}。イギリスでは1975年以降に公開された映画の中で7番目の興行収入を記録しており、2009年-2010年の基準で7,000万ポンド以上を稼ぎ出し{{sfn|British Film Institute|2011}}、入場者数は1620万人と推定されている{{sfn|British Film Institute|2004}}。本作はまたブラジルでも1,300万枚のチケット販売を達成し、これは『[[タイタニック]]』に次ぐ歴代2位の観客動員数であった{{sfn|Folha de S.Paulo|2004}}。 |
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地上波では[[アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー|ABC放送]]が、劇場再上映直後の1979年11月4日に初めて放映した{{sfn|United States Patents Quarterly|1980}}。このアメリカでの初放映は、{{仮リンク|ニールセン視聴率|en|Nielsen ratings}}で39.1%を記録し、全視聴者の57%が肯定的であった。これは『[[風と共に去りぬ]]』に次ぐ歴代2位のテレビ映画視聴記録であり、4番目に高い評価であった{{sfn|The New York Times|1979}}{{sfn|Variety|1990}}。イギリスでは1981年10月に放送された初回放送で2,300万人が視聴し、長編映画としては『[[007 死ぬのは奴らだ]]』に次ぐ歴代2位のテレビ視聴者数記録であった{{sfn|The Daily Telegraph|1998}}。 |
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=== 批評家 === |
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『ジョーズ』は肯定的なレビューを受けた{{sfn|Moritz|1978|p=402}}{{sfn|Detail view of movies: Jaws - AFI}}。レビュー集計サイト「[[Rotten Tomatoes]]」では87件のレビューを基に98%の支持を獲得している。同サイトの批評コンセンサスでは「よく練り上げられた説得力のあるストーリーテリングと的確な恐怖演出は、スティーブン・スピルバーグの『ジョーズ』が現代における超大作スリル映画の模範であり続けている証となっている」としている{{sfn|Rotten Tomatoes}}。[[Metacritic]]では、21人の批評家を基に100点満点中87点の加重平均スコアを獲得しており、「普遍的な賞賛」としている{{sfn|Metacritic}}。 |
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[[シカゴ・サンタイムズ]]紙の[[ロジャー・イーバート]]は、満点の4つ星を与えて、この映画を「センセーショナルで印象的な映画であり、登場人物たちの成長も描かれているがゆえに、より良い作品に仕上がったホラー・スリラーである」と評した{{sfn|Ebert|1975}}。[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|バラエティ]]誌のA.D.マーフィーはスピルバーグの監督としての技量を称賛し、またロバート・ショウの演技を「絶対的に素晴らしい」と評している{{sfn|Murphy|1975}}。[[ザ・ニューヨーカー]]誌の[[ポーリン・ケイル]]は「これまでに製作された中で最も陽気でひねくれた恐怖映画だった(中略)初期の[[ウディ・アレン]]の作品よりも活気があり、もっとたくさんの電気が使われていて、ウディ・アレン的で面白い」と述べている{{sfn|Kael|1976|pp=195–196}}。{{仮リンク|ニュータイムズ|en|New Times (magazine)}}誌の{{仮リンク|フランク・リッチ|en|Frank Rich}}は「スピルバーグは、最近のほとんどのアメリカの映画製作者からは馬鹿げているほど欠けてしまった才能に恵まれている。この男は実際にスクリーンで物語を語る方法を知っている。『ジョーズ』の中で最も恐ろしいシークエンスのいくつかは、サメを見ることすらできないということが、この監督の才能をよく物語っている」と評した{{sfn|McBride|1999|p=256}}。{{仮リンク|ジュディス・クリスト|en|Judith Crist}}は[[ニューヨーク・マガジン]]誌への寄稿で、本作を「最高級の爽快なアドベンチャーエンターテインメント」と表現し、その演技と「並外れた技術的成果」を称賛した{{sfn|Crist|1975}}。{{仮リンク|レックス・リード|en|Rex Reed}}は、「神経を使った」アクションシーンを賞賛し、「大体において、『ジョーズ』はすべての分野が見事に機能している心をつかむホラー映画である」と結論づけた{{sfn|Reed|1975}}。 |
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[[ニューヨーク・タイムズ]]の[[ヴィンセント・キャンビー]]は「サメの犠牲者らに特別な共感(同情)を覚えることはないことは、この映画がどのように機能しているかを示している例と言えるだろう。(中略)最高の映画においては、アクションの観点において登場人物が明らかにされていく。ところが『ジョーズ』のような映画においては、登場人物は単なるアクションの機能に過ぎず(中略)、小道具を動かしたり、必要な情報を伝えたりする舞台の裏方のような存在に過ぎない」と説明する。彼はそれを「ナンセンスによって大きく盛り上がれるようなもの」と表現していた{{sfn|Canby|1975}}。[[ロサンゼルス・タイムズ]]紙の{{仮リンク|チャールズ・チャンプリン|en|Charles Champlin}}は、映画のPGレーティングを批判し「『ジョーズ』は子供たちが観るものとしてはあまりにも陰惨だし、何歳になっても感傷的な人たちだと胃袋がひっくり返る可能性があるほどだ。(中略)この作品はインパクトのために過剰なものに頼っており、粗雑で搾取的([[エクスプロイテーション映画|エクスプロイテーショ]])だ。陸上のパートは退屈で、ぎこちない演出とくだらない描き方がなされている」と批評している{{sfn|Champlin|1975}}。[[ナショナル・ボード・オブ・レビュー]]のマルシア・マギルは、本作を「後半は非常に見る価値がある」と述べる一方で、主人公たちがサメを追いかける前に関しては、「展開の早さのためにしばしば欠点がある」と感じたという{{sfn|Films in Review|1975}}。Commentary誌のWilliam S. Pechterは、本作を「既に十分に満足している大食漢のための退屈な食事」や「基本的に操作する類の映画構成」と評した。同様にVillage Voice誌のMolly Haskellは「コンピューターのような精度で動作する恐怖の機械だ。(中略)あなたはショック療法を受けるネズミの感覚を味わうだろう」と述べている{{sfn|McBride|1999|p=256}}。この映画で最も頻繁に批判されたのは、その機械的な敵役の不自然さであった。マギルは「予め行動が決められたサメの本当にインチキなクローズアップがある」と言い{{sfn|Films in Review|1975}}、2002年にはオンラインレビューの[[ジェームズ・ベラーディネリ]]が「アニマトロニクスの生物の安っぽさに笑いが止まらなくなるだろう」と評した{{sfn|Berardinelli|2002}}。{{仮リンク|レスリー・ハリーウェル|en|Leslie Halliwell}}の『Film Guide』では以下のように説明される。「純粋にサスペンス性に満ちた恐ろしいシークエンスがあるにもかかわらず、この作品はナレーションが緩慢で、時に平坦な扱いのスリラーが展開され、過剰な台詞回しに、そして最後にはまったく説得力のないモンスターが出てくる」{{sfn|Halliwell|1997}}。 |
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=== 栄誉 === |
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『ジョーズ』は[[アカデミー賞]]([[第48回アカデミー賞|第48回]])において、[[アカデミー作曲賞|作曲賞]]([[ジョン・ウィリアムズ]])、[[アカデミー録音賞|録音賞]]({{仮リンク|ロバート・ホイット (音響技術者)|en|Robert Hoyt (sound engineer)|label=ロバート・ホイット}}、[[ロジャー・ヒーマン・Jr|ロジャー・ヒーマン]]、{{仮リンク|アール・マドリー|en|Earl Madery}}、{{仮リンク|ジョン・カーター (音響技術者)|en|John Carter (sound engineer)|label=ジョン・カーター}})、[[アカデミー編集賞|編集賞]]({{仮リンク|ヴァーナ・フィールズ|en|Verna Fields}})の3部門を受賞し{{sfn|映画芸術科学アカデミー|1976}}{{sfn|Morris|2007|p=45}}、作品賞にもノミネートされた(受賞は『[[カッコーの巣の上で]]』){{sfn|McBride|1999|p=257}}。しかし、スピルバーグは[[アカデミー監督賞|監督賞]]にノミネートすらされなかった事実には大いに憤慨した{{sfn|McBride|1999|p=256}}。ウィリアムズの音楽は、オスカー以外にも、[[グラミー賞 映画・テレビサウンドトラック部門|グラミー賞]]{{sfn|1975 GRAMMYs}}、[[英国アカデミー賞 作曲賞|英国アカデミー賞]]{{sfn|英国映画テレビ芸術アカデミー}}、[[ゴールデングローブ賞 作曲賞|ゴールデングローブ賞]]も受賞した{{sfn|ハリウッド外国人映画記者協会}}。また、フィールズは、[[アメリカ映画編集者協会]]によるエディー賞において、長編映画編集賞を受賞した{{sfn|E! Entertainment Television}}。 |
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[[ピープルズ・チョイス・アワード]]でお気に入りの映画に選ばれた{{sfn|ピープルズ・チョイス・アワード}}。また、第29回英国アカデミー賞では最優秀作品賞・監督賞・俳優賞([[リチャード・ドレイファス]])・編集賞・音響賞に{{sfn|英国映画テレビ芸術アカデミー}}、第33回ゴールデングローブ賞では最優秀映画ドラマ賞、監督賞、脚本賞にノミネートされた{{sfn|ハリウッド外国人映画記者協会}}。スピルバーグは[[全米監督協会]]から[[全米監督協会賞]]にノミネートされ{{sfn|全米監督協会}}、全米脚本家協会からはピーター・ベンチリーとカール・ゴットリーブの脚本が脚色ドラマ賞にノミネートされた{{sfn|Writers Guild of America West}}。 |
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『ジョーズ』は公開されてから何年もの間、映画評論家や業界の専門家から史上最高の映画の一作として頻繁に引用されてきた{{sfn|Writers Guild of America West}}。[[アメリカン・フィルム・インスティチュート]](AFI)が1998年にまとめた「[[アメリカ映画ベスト100]]」では48位であったが、2007年の「[[アメリカ映画ベスト100(10周年エディション)|10周年エディション]]」では56位に落ちた{{sfn|AFI's 100 Years - 100 Movies(1998)}}{{sfn|AFI's 100 Years - 100 Movies(2007)}}。またAFIは、2003年の「悪役トップ50([[アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100]])」ではサメを18位にランクインさせ{{sfn|AFI's 100 Years - 100 Heroes & Villains}}、2005年の「[[アメリカ映画の名セリフベスト100|名セリフベスト100]]」ではロイ・シャイダーのセリフ「もっとデカい船が必要だ(You're Gonna Need a Bigger Boat)」を35位{{sfn|AFI's 100 Years - 100 Quotes}}、同2005年の「[[映画音楽ベスト100]]」では6位{{sfn|AFI's 100 Years - 100 SCORES}}、そして2002年の「[[スリルを感じる映画ベスト100]]」では『[[サイコ (1960年の映画)|サイコ]]』に次いで本作を第2位とした{{sfn|AFI's 100 Years - 100 Thrills}}。 |
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2003年、[[ニューヨーク・タイムズ]]が選んだ最高の1000本の映画にも含まれた{{sfn|The New York Times|2003}}。翌年には、Bravoネットワークの5時間のミニシリーズ「The 100 Scariest Movie Moments」の第1位に選ばれた。[[シカゴ映画批評家協会]]は、2006年にこれまで製作された映画の中で6番目に怖い映画に選出した{{sfn|Bravo Company|2004}}。2008年、『ジョーズ』はエンパイア誌によって歴史上5番目に優れた映画にランクされ{{sfn|Empire|2008}}、クイントは史上最高の映画キャラクター100人のリストで50位にランクインした{{sfn|Empire|2010}}。本作は、最高の映画を決めるトップ50または100のランキングの常連であり、{{仮リンク|レオナルド・モルティン|en|Leonard Maltin}}{{sfn|Maltin|1999|p=13}}、[[エンターテインメント・ウィークリー]]{{sfn|Burr|1999|page=52}}、{{仮リンク|Film4|en|Film4}}{{sfn|Film4}}、[[ローリング・ストーン]]{{sfn|Rolling Stone|1999}}、{{仮リンク|トータル・フィルム|en|Total Film}}{{sfn|Total Film|2010 }}、{{仮リンク|TVガイド (アメリカ)|en|TV Guide}}{{sfn|TV Guide|1998}}、[[ヴァニティ・フェア]]{{sfn| Vanity Fair|2005}}などによって選出されたもので選ばれている。 |
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2001年、米国議会図書館は、画期的なホラー映画および最初の「夏の映画」として認め、本作を[[アメリカ国立フィルム登録簿]]に保存することを決定した{{sfn|Library of Congress|2001}}。2006年、全米脚本家組合は史上最高の脚本の63位に選んだ{{sfn|Writers Guild of America, West|2006}}。2012年に映画編集者組合は、その会員の審査に基づいて、本作を史上8番目に編集が素晴らしい映画として挙げている{{sfn|Editors Guild Magazine|2012}}。 |
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== 影響 == |
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『ジョーズ』は、新作がゆっくりと劇場展開され時間経過と共に支持を得ていく伝統的なプログレッシブ・リリース(progressive release)ではなく、大量のテレビ広告に裏打ちされた幅広い全国展開のメリットを確立する上で重要な役割を果たした{{sfn|Kochberg|1996|p=31}}{{sfn|PBS|2001}}。映画が何千もの劇場で同時公開されるサキュレーション・ブッキング(Saturation booking)や、大規模なメディア展開は今日おいてハリウッドの{{仮リンク|大手映画スタジオ|en|major film studio}}では当たり前の手法になっている{{sfn|Marich|2005|p=79}}。{{仮リンク|ピーター・ビスキンド|en|Peter Biskind}}によれば本作は「出版物における批評の重要性が減り、映画がゆっくりと構築されることは事実上不可能となり、観客は単純なクオリティを基に映画を見つけ出す。(中略)『ジョーズ』は企業が持つ大きな利益への欲求をすばやく刺激した。つまり、スタジオはすべての映画が『ジョーズ』であることを望んだ」と言う{{sfn|Biskind|1998|p=278}}。学者のトーマス・シャッツは「ハリウッドのヒット作の潜在的な利益を再調整し、市場性のある商品および文化的な現象としての地位を再定義した。この映画はハリウッドの5年間にわたる不況に大きな終止符を打つと共に、ハイコスト、ハイテク、ハイスピードのスリラーの時代を切り開いた」と指摘する{{sfn|Friedman|2006|p=176}}。 |
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本作はまた、夏という季節がスタジオ最大の興行収入源である超大作映画(スタジオが[[ブロックバスター (映画)|ブロックバスター]]になると予想した映画)の公開シーズンであることを確立する上で大きな役割を果たした{{sfn|PBS|2001}}{{sfn|BBC News|2001}}。それまでの長い間、期待されていたヒット作の多くは冬の時期に配給されるのが一般的だったのに対し、夏は大抵の場合に成績が悪いと想定される映画を廃棄する期間と考えられていた{{sfn|Friedman|2006|p=176}}。『[[スターウォーズ]]』と共に本作は、(簡単に説明できて興行ができる)「{{仮リンク|ハイ・コンセプト|en|high-concept}}」な映画を主流とする新しいアメリカ映画のビジネスモデルを確立したと考えられているのと同時に、利益を生む大作映画に注力するために[[作家主義]]的な映画が軽視されるといった[[アメリカン・ニューシネマ]]の時代の終わりの始まりでもあったと考えられている{{sfn|PBS|2001}}{{sfn|Wyatt|1994|p=21}}。アメリカン・ニューシネマの時代は映画製作者が大手スタジオのシステムの中で相対的な自治権を得ることによってできたと定義されるが、ビスキンドは「スピルバーグはスタジオが再び自分たちの力を得るための[[トロイの木馬]]であった」と評する{{sfn|Biskind|1998|p=278}}。 |
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この映画はより幅広い社会的影響もあった。1960年代に映画『[[サイコ (1960年の映画)|サイコ]]』が観客にシャワーを新たな不安の源としたように、『ジョーズ』はより多くの観客に対して海に入ることを恐れさせた{{sfn|Gordon|2008|p=33}}{{sfn|Jackson|2007|p=23}}。1975年にビーチへの入場者数が減少したのは本作が原因だと考えられており{{sfn|ABC News|2010}}、サメの目撃情報が増えた{{sfn|Siska|1980|p=131}}。本作はサメとその行動についてのネガティブなステレオタイプ、いわゆる「ジョーズ効果」を生み出した責任があると今でも考えられており、「サメ釣りトーナメントで大勢の漁師たちが数千匹もの海の捕食者をボートに積み上げた」事態を招いたと思われる{{sfn|National Geographic|2005}}{{sfn|Sun-Sentinel|2010}}。ベンチリーは野生のサメが実際にどのような生態か知っていれば、元の小説は書いてなかっただろうと述べている{{sfn|Metcalf}}。保護団体はこの映画のせいで、サメを保護すべきという意見が一般人に納得してもらうのがかなり難しくなったと嘆いている{{sfn|Liverpool Daily Post|2005}}。 |
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1979年のSF映画『[[エイリアン (映画)|エイリアン]]』の脚本は「宇宙のジョーズ」としてスタジオ幹部に売り込まれたほど、『ジョーズ』はその後の多くのホラー映画の雛形となった{{sfn|Montreal Mirror|2003}}{{sfn|Ochoa|2011|p=135}}。1970年代から1980年代にかけては、『[[オルカ (映画)|オルカ]]』(1977年)、『[[グリズリー (映画)|グリズリー]]』(1976年)、『{{仮リンク|地獄のジョーズ/'87最後の復讐|en|Mako: The Jaws of Death}}』(1976年)、『{{仮リンク|呪われた毒々魚|en|Barracuda (1978 film)}}』(1978年)、『[[アリゲーター (映画)|アリゲーター]]』(1980年)、『{{仮リンク|アニマル大戦争|en|Day of the Animals}}』(1977年)、『{{仮リンク|タイガーシャーク|en|Tintorera}}』(1977年)、『[[悪魔の沼]]』(1977年)など、人を襲う動物(多くは水棲動物)を題材にした映画が数多く公開された。こうした作品群の中でスピルバーグはジョー・ダンテ監督、ジョン・セイルズ脚本の『[[ピラニア (映画)|ピラニア]]』(1978年)を「ジョーズのパクリ映画の中で最高の作品」と評価した{{sfn|McBride|1999|p=257}}。『ジョーズ』をベースにした外国の[[モックバスター]](模倣映画)のうち3つはイタリアで製作された。ユニバーサル社の盗作訴訟を引き起こし、一部の国ではジョーズシリーズの1作として公開された『{{仮リンク|ジョーズ '98 激流篇|en|Great White (film)}}』{{sfn|Stanley|1988|p=220}}{{sfn|Adamson|Morrison|2011|p=80}}、『[[:en:Mystery Science Theater 3000|ミステリー・サイエンス・シアター3000]]』で『デビル・フィッシュ』のタイトルで公開された『{{仮リンク|死神ジョーズ・戦慄の血しぶき|en|Monster Shark}}』{{sfn|Stanley|1988|p=220}}<ref>『[[:en:Mystery Science Theater 3000|Mystery Science Theater 3000]]』シーズン9エピソード11(1998年8月15日放映)</ref>、そして超自然的な要素を取り入れた『{{仮リンク|ディープ・ブラッド/復讐のシャーク|en|Deep Blood}}』である{{sfn|Allrovi}}。2009年にはジャパニーズホラーの日本映画として『{{仮リンク|JAWS IN JAPAN|en|Jaws in Japan}}』(アメリカでのタイトルは『Psycho Shark』)が製作された{{sfn|Lamar|2010}}。 |
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リチャード・ドレイファスは、『ピラニア』のリメイクである2010年の映画『[[ピラニア3D]]』にカメオ出演した。この中でドレイファスは最初の犠牲者である漁師マット・ボイドを演じている。後にドレイファスは、マット・ボイドは、マット・フーパーのパロディであり、彼の生まれ変わりのようなものだと述べている{{sfn|HollywoodNews.com|2010}}。例えば、マット・ボイドはラジオで「Show Me the Way to Go Home」という曲を聴くが、これはオルカ号でフーパー、クイント、ブロディが一緒に歌った曲である。 |
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ロケ地となったマーサズ・ヴィニヤード島では2005年に映画の30周年を祝うイベント「ジョーズ・フェスト」を開催し{{sfn|Dutka|Los Angeles Times|2005}}、2012年には第2回目も行った{{sfn|Vulture|2012}}。私的なファンのグループが、当時のキャストや撮影クルーにインタビューを行った長編ドキュメンタリー『The Shark Is StillWorking』を制作した。これはロイ・シャイダーがナレーションを担当し、2006年に亡くなったピーター・ベンチリーに捧げられ、2009年のロサンゼルス・ユナイテッド映画祭で初公開された{{sfn|Los Angeles United Film Festival|2009}}{{sfn|Shark is Still Working|2010}}。 |
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== 家庭用メディア == |
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北米で最初に販売された[[レーザーディスク]]版({{仮リンク|DiscoVision|en|DiscoVision}})は、1978年に[[ミュージック・コーポレーション・オブ・アメリカ|MCA]]によるものであった{{sfn|Mast|Kawin|2003|page=198}}。1992年には2回目のレーザーディスク版がリリースされ{{sfn|Billboard|1992}}、その後、1995年にMCA/Universal Home VideoのSignature Collectionから3枚目となる最終版がリリースされた。このバージョンには、削除シーンやアウトテイクといった未公開シーンが含まれており、他にローラン・ブゼロー監督による2時間のメイキングドキュメンタリー、原作『ジョーズ』のコピー、ジョン・ウィリアムズによるサウンドトラックのCDなどが収録された豪華なボックスセットであった{{sfn|Billboard|1996}}。 |
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[[VHS]]版は1980年にMCAホームビデオがリリースしたのが最初である{{sfn|Billboard|1980}}{{sfn|Bowker|1994|page=419}}。1995年には公開20周年を記念してMCAユニバーサルホームビデオから『メイキング・オブ・レトロスペクティブ』を収録したコレクターズ・エディションが新たに販売された{{sfn|Entertainment Weekly|1995}}。これは北米で80万本を売り上げた{{sfn|Billboard 5/13|2000}}。2000年の公開25周年を記念して販売された最後のVHS版には、ドキュメンタリー、削除シーン、アウトテイク、予告編を収録した付録テープが付属していた{{sfn|King|Los Angeles Times|2000}}。 |
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[[DVD]]版が最初に販売されたのは2000年であり、公開25周年を記念しての大々的な宣伝キャンペーンが行われた{{sfn|Billboard 8/5|2000}}。このDVDにはスピルバーグ、シャイダー、ドレイファス、ベンチリー、その他のキャストやクルーのインタビューを含む、50分のメイキングドキュメンタリーが収録されていた(これは1995年にレーザーディスク版に収録されていたドキュメンタリーの編集版であった)。その他にも、削除シーン、アウトテイク、予告編、制作写真、絵コンテなどが収録されていた{{sfn|Venendaal|IGN|2000}}。このDVDはわずか1ヶ月で100万部を出荷した{{sfn|Billboard 8/5|2000}}。2005年6月には、マーサズ・ヴィニヤード島で行われたイベント「ジョーズ・フェスト」にて30周年記念版がリリースされた{{sfn|Dutka|Los Angeles Times|2005}}。新しいDVDには2時間に渡るブゼローのドキュメンタリーや、1974年にジョーズの撮影現場で行われたスピルバーグとの未公開インタビューなど、これまでのホームビデオでは見られなかった多くの特典が収録されていた{{sfn|Total Film|2005}}。2012年8月に開催された「第2回ジョーズ・フェスト」では、[[Blu-ray]]版がリリースされ{{sfn|Vulture|2012}}、これには『The Shark Is Still Working』を含む、4時間以上の特典が収録されていた{{sfn|Collider|2012}}。このBlu-ray版は、ユニバーサルの100周年記念の一環でもあり、チャートには4位で登場し、362,000本以上が売れた{{sfn|Home Media Magazine|2012}}。2020年6月1日には[[Ultra HD Blu-ray]]版も販売された{{sfn|Blu-ray.com|2020}}。 |
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== メディア展開 == |
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[[File:UniversalStudiosJawsSharkCloseup.JPG|thumb|upright|alt=A large replica of the film's shark hangs from a wooden frame. A sign next to it says "Jaws" and a man standing nearby is about a third of the height of the shark. A pulley and rope are used to pretend to hold the shark's mouth open.|かつて[[ユニバーサル・スタジオ・フロリダ]]にあった本作をテーマとしたアトラクションの入り口。]] |
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[[ユニバーサル・スタジオ・フロリダ]]には1990年の開園当初のアトラクションとして本作をテーマとしたものがあった(詳細は「[[ジョーズ (アトラクション)]]」を参照){{sfn|Jaws - ユニバーサル・スタジオ・フロリダ}}。後に2001年に開演した[[ユニバーサル・スタジオ・ジャパン]]においても同様のアトラクションが設けられたが{{sfn|Jaws - ユニバーサル・スタジオ・ジャパン}}、フロリダのものは2012年1月に閉鎖された{{sfn|Bevil|2012}}。[[ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド]]のアトラクション「[[スタジオ・ツアー]]」には、映画のワンシーンを[[アニマトロニクス]]で再現したものがある{{sfn|universalstudioshollywood.com|2014}}。 |
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本作のミュージカル化は少なくとも2つあった。1つは2004年にミネソタ・フリンジ・フェスティバルで初演された『JAWS The Musical!』であり、もう1つは2006年に{{仮リンク|トロント・フリンジ・フェスティバル|en|Toronto Fringe Festival}}で初演された『[[:en:Giant Killer Shark: The Musical|Giant Killer Shark: The Musical]]』である{{sfn|Sutherland|2007}}。 |
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本作のゲーム化としては、まず1987年に[[:en:List of Acclaim Entertainment subsidiaries|LJN]]より販売(開発は[[アトラス_(ゲーム会社)|アトラス]])された[[Nintendo Entertainment System]](海外版[[ファミリーコンピュータ]])の『[[ジョーズ (ゲーム)|ジョーズ]]』がある{{sfn|Jaws (1987) - GameSpot}}。その次に2006年に[[マジェスコ・エンターテインメント]]より販売された[[Xbox]]、[[PlayStation 2|PS2]]、[[PC]]向けの『[[:en:Jaws Unleashed|Jaws Unleashed]]』{{sfn|JAWS Ships Out - IGN}}。また、2011年には[[ニンテンドー3DS]]と[[Wii]]で同じくマジェスコが販売元となった『Jaws: Ultimate Predator』が販売された{{sfn|Ultimate Predator chomping Wii, 3DS - GameSpot}}。モバイル向けとしてはiPhone版が2010年に出ている{{sfn|wireless.ign.com|2006}}。2017年にゲーム開発会社の{{仮リンク|Zen Studios|en|Zen Studios}}が、バーチャルピンボールゲーム『[[:en:Pinball FX 3|Pinball FX 3]]』のユニバーサル・クラシックスのアドオンパックの一部として、本作をテーマとしたバージョンをリリースしている{{sfn|polygon|2017}}。 |
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アリストクラットは正式ライセンスを受けて本作をテーマとしたスロットマシンを開発した{{sfn|Aristocrat|2009}}。日本では[[パチンコ]]において、2006年に[[京楽産業.]]が正式ライセンスを受けた『CRぱちんこJAWS』をリリースしている{{sfn|京楽産業WEBサイト}}。また、2015年には[[平和 (パチンコ)|平和]]が『CR JAWS〜It's a SHARK PANIC〜』をリリースしている{{sfn|平和WEBサイト}}。 |
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== 続編 == |
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『ジョーズ』の成功を受けて3つの続編が製作されたが、これらは批評家の支持を得られず興行的にも本作ほどには上手く行かなかった。続編をすべて合わせたアメリカ国内での総売上高でも本作のわずか半分に過ぎなかった{{sfn|franchises Jaws - Box Office Mojo}}。 |
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スタジオは早い段階から続編の企画に乗り出していた。しかし、スピルバーグは1975年10月にサンフランシスコ映画祭で「何かの続編を作るというのは安っぽいカーニバルの芸にすぎない」とスピーチするなど、続編に関わる意思がないことを鮮明にしていた{{sfn|McBride|1999|p=257}}。ただし、当初続編の監督に抜擢された{{仮リンク|ジョン・D.ハンコック|en|John D. Hancock}}が、撮影開始後に数日で解雇されたときにはスピルバーグは引き継ぐことを検討したという。しかし、これはドレイファスと組んだ『[[未知との遭遇]]』の製作のために不可能となった{{sfn|McBride|1999|pages=257–258}}。最終的に続編は[[ヤノット・シュワルツ]]が監督を引き継ぎ、1978年に『[[ジョーズ2]]』として公開され、シャイダー、ゲイリー、ハミルトン、ジェフリー・クレイマーらが、同じ役で再登場した。この第2作目は、続編の中ではもっとも優れた作品だったと評価されている{{sfn|Muir|2007|p=555}}{{sfn|Empire's Jaws2 Movie Review - Empire}}{{sfn|Jaws 2 – DVD Review - IGN}}。1983年に3作目となる『ジョーズ3-D』(後に『[[ジョーズ3]]』と改題)が製作された。監督は前2作でそれぞれアートディレクターとプロダクションデザイナーを務めたジョー・アルヴスであったが、ブロディ署長の成長した息子マイケルが主人公となるなど、元の俳優は出演しなかった{{sfn|Fangoria|1979}}。この作品は偏光フィルター方式のメガネをかけて鑑賞する3D映画であったが批評家たちからは酷評された。1987年に製作されたシリーズ第4作目と同時に完結編となる『[[ジョーズ'87 復讐篇]]』はジョセフ・サージェントが監督を努め、ロレイン・ゲイリーがエレン・ブロディ役で再登場し主演を務めた作品であったが、シリーズ中最悪の映画とみなされている{{sfn|The 25 Worst Sequels Ever Made - EW.com}}{{sfn|Wilson|2000}}。興行的には3作とも利益を上げたが(特に『ジョーズ2』と『ジョーズ3』はそれぞれ年間興行収入のトップ20に入っている)、批評家と観客共に映画の出来には大いに不満を示した{{sfn|Jaws 3-D - VARIETY.com}}{{sfn|Jaws 3-D - The London Free Press}}{{sfn|James|1987}}。 |
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== 登場人物 == |
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{{節スタブ}} |
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; マーティン・ブロディ(Martin Brody) |
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: 赴任間もない地元の[[警察署長]]。原作では41歳。元は[[ニューヨーク市警]]の[[警官]]だったが、激務で危険が伴う生活にストレスを感じ、平和そのもののアミティへ赴任して来た。海水浴場における人食いザメの危機を再三アミティ市に申し入れるが、事なかれ主義的な市長から拒絶される。鮫被害が甚大になると、[[市長]]から鮫退治の許可を受け、鮫退治に乗り出す。 |
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: 子供の頃に溺れた経験がトラウマとなっており、水が大の苦手である。船の上でも、鮫を前に他の2人が機敏に動いている横で慌てたり、鮫の強大さから真っ先に対決を諦めて救難信号を試みるなどの描写が多い。銀縁の眼鏡を着用しているが、鮫との激戦中に浮樽が顔面に直撃して破損する。 |
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: 原作・映画共に、クライマックスで、沈み行くオルカ号の上で孤立する。映画では、なおも突撃してくる鮫に空気ボンベを噛ませ、クイントの銃で狙撃して破裂させて鮫を倒す。 |
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: 原作では映画ほど勇猛な活躍はせず、鮫に船を沈められ、殺されそうになる直前に鮫が力尽き、生還した。 |
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; サム・クイント(Sam Quint) |
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: 地元の漁師。荒くれ者の男で鮫狩りの達人。懸賞金目当てに鮫退治に乗り出す。若い頃、太平洋戦争中に巡洋艦[[インディアナポリス (重巡洋艦)|インディアナポリス]]に乗り組んでいた経験があり<ref>{{Cite news|url= https://www.cinematoday.jp/news/N0070237 |title= 日本の潜水艦に撃沈されたインディアナポリス号の悲劇を描いた映画の監督決定! |newspaper= シネマトゥデイ |publisher= 株式会社シネマトゥデイ |date= 2015-02-01 |accessdate= 2020-09-04 }}</ref>、同艦が終戦直前に日本海軍の潜水艦の魚雷攻撃で沈没した際に鮫の恐ろしさを知ったらしい。昔気質な男で、経験豊富だが他人の忠言に耳を貸さない強情さが目立つ。 |
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: 原作では鮫との戦いの最中にロープが絡まり、海中に引きずり込まれて溺死するが、映画では船に乗り上げてきた鮫に噛み付かれ、血を吐きながら派手に喰い殺されるという最期を迎える。 |
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: 映画冒頭には、クイントが映画『[[白鯨]]』を観て嘲笑する、という場面が本来用意されていたが、カットされた。原作におけるクイントの最期は、『白鯨』に登場するエイハブ船長と似たものである。 |
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; マット・フーパー(Matt Hooper) |
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: 若い海洋学者。縁なし眼鏡にひげ面の小柄な男。最初に捕らえられた鮫が問題の鮫と違うことを見抜く。ブロディやクイントとともに鮫退治に乗り出す。優男な学者で、基本的には学術的知識をベースに行動し、軟弱な男としてクイントには馬鹿にされるが、実行力があり、大胆な選択もする。 |
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: 原作・映画共に、物語終盤にオルカ号がエンジントラブルを起こして立ち往生した後、銛で直接毒を注入するために、特製の檻に入って海中で鮫と対決するが、鮫に檻を破壊される。原作ではそのまま喰い殺されてしまうが、映画では辛くも脱出し、海底に姿を隠すことで奇跡の生還を遂げるように変更された。 |
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; エレン・ブロディ(Ellen Brody) |
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: ブロディの妻。映画では、優柔不断気味の夫を案じる良き妻である。原作ではフーパーの兄の元ガールフレンドであり、そのフーパーにアバンチュールを求めて、夫の目を盗んだ不倫関係になる。<!--原作では36歳。ただし美人で外見は30歳前後にしか見えない。--> |
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; ボーン(Vaughn) |
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: アミティ市長。市の経済は夏の海水浴客によって支えられているため、鮫の危険を軽視して海開きを強行しようとする。 |
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: 中盤まではブロディやフーパーの忠告を無視し続けるが、海開き当日に青年が鮫に食い殺されたのをきっかけに、クイントを雇うというブロディの案に同意する。また、この海開きの際には彼の息子も浜にいたと語っており、単なる悪役としては描かれていない。 |
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: 続編『[[ジョーズ2]]』では、本作でのブロディの奔走を知っているためか、彼を擁護する姿勢の強い人間として描かれ、過剰に警戒するあまり発砲騒ぎを起こしたブロディをいぶかしみながらも、その解雇決議にただ1人反対する。 |
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; ヘンドリックス(Hendricks) |
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: アミティの警官で、ブロディの直接の部下。マイペースで間が抜けており、時々ブロディを苛立たせる。 |
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; ベン・ガードナー(Ben Gardner) |
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:地元のベテラン漁師。フーパーを船でアミティに連れてきた男。鮫退治に全国からやってくるハンターたちに「素人が鮫退治に手をだすんじゃない」と小言をぼやいていた。イタチザメ捕獲後に調査にやってきたフーパーとブロディに漂流している船を発見され、ホオジロザメの歯をフーパーが発見した直後に彼の遺体が船の中から飛び出してくる。 |
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なお、アメリカ国外においては本作の人気にあやかって作られた[[エピゴーネン]]や酷いものでは本作を剽窃した低予算映画にジョーズの続編であるかのように誤認させた現地タイトルをつけ公開されたものもあった。例えば1995年に製作された『[[:en:Cruel Jaws|Cruel Jaws]]』はまったくシリーズに無関係であったが、タイトルに「Jaws」の名が入っており、アメリカ国外では『Jaws 5: Cruel Jaws』などとシリーズ5作目であるかのようにして公開された{{sfn|Begg, Ken|2012}}。日本では他にも『ジョーズ』の公開翌年の1976年に製作されたB級映画『Mako: The Jaws of Death』が、4作目『ジョーズ'87 復讐篇』と誤認させるような『{{仮リンク|地獄のジョーズ/'87最後の復讐|en|Mako: The Jaws of Death}}』というタイトルで公開されていた{{sfn|地獄のジョーズ/'87最後の復讐 - allcinema}}。また1998年に日本で公開された『{{仮リンク|ジョーズ '98 激流篇|en|Great White (film)}}』(原題:Great White)に至っては、1981年に製作されたイタリア映画で、1982年のアメリカでの公開時にユニバーサルから公開差し止めの訴訟を起こされた剽窃映画であった{{sfn|Adamson|Morrison|2011|p=80}}{{sfn|ジョーズ’96/激流篇 - allcinema}}。先述の『Cruel Jaws』も、1996年に公開された日本では『{{仮リンク|ジョーズ’96/虐殺篇|en|Cruel Jaws}}』とシリーズ4作目を模したタイトルが付けられていた{{sfn|ジョーズ’96/虐殺篇 - allcinema}}。 |
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=== 鮫 === |
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; [[ホホジロザメ]](ブルース) |
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: アミティを恐怖のどん底に陥れる巨大鮫。体長約8m/体重約3tとされ、現実には確認されていないレベルの巨大な個体{{efn2|平均的なホオジロザメの体長は4~5mで、最大でも6m程とされる。}}。原作によると雄である{{efn2|通常はホオジロザメは雄より雌が大きい。}}。原作では20フィート以上(約6m)とされ、そのあまりの巨大さにフーパーが [[メガロドン]]の存在について言及するほどだった。 |
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: 「はぐれ者」となって1匹でアミティ沿岸にたどり着き、数多くの人間を殺害、捕食する。 |
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: 性質は非常に獰猛。漁船の底を突き破り、桟橋につながれた餌を桟橋ごと沖へ引きずり、オルカ号をも引きずりまわし沈没させるなど、力も強い。体力も無尽蔵で、浮力の強い樽を3つ繋がれた状態でも潜水し、経験豊富なクイントを驚かせている。 |
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: 映画では、口に噛まされた空気ボンベを狙撃されて頭部が破裂してバラバラになり、海の底へと沈んでいった。 |
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: 原作では映画ほど現実離れしていないが、普通の鮫とは異なる人間の理解を超えた存在であるかのような描写がされている。ことごとくブロディ達の裏をかいて翻弄するが、樽を撃ち込まれてからは数時間で衰弱。最後の抵抗でオルカ号を沈めたものの、海に浮いているブロディに襲いかかる直前で力尽きる。 |
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: 船を攻撃したり、漁船に乗り上げてくるなど、実際のホオジロザメの生態とはかけ離れた描写が多い。 |
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; [[イタチザメ]] |
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: 鮫の存在が明らかとなった直後、賞金稼ぎのハンターにより仕留められた鮫。ホオジロザメに比べて幾分小柄。 |
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: 実際のイタチザメは最も危険で獰猛な鮫の一つであり、「ヒレのついたゴミ箱」と呼ばれるほど何でも貪欲に飲み込む。本作の鮫は、消化器官検査の結果、人を食べてはおらず、[[ルイジアナ州]]のナンバープレートなどが発見されたため、元々は[[メキシコ湾]]にいた個体がたまたま流れ着いただけと判明した。 |
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== 日本語版 == |
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| 演出 || || 中野寛次 || [[福永莞爾]] || [[小林守夫]] || [[高橋剛 (音響監督)|高橋剛]] |
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| 演出 || || 中野寛次 || [[福永莞爾]] || [[小林守夫]] || [[高橋剛 (音響監督)|高橋剛]]{{efn2|テレビ東京での放送後、担当プロデューサーは本作のファンで吹替演出を熱望していた高橋から「なぜ自分にやらせない?自分が演出すべきだったんだ!」と激しい抗議に遭ったという。既成吹替の収録もDVDでは珍しくないが、待望の新規製作となった<ref>ふきカエル大作戦!!サイト内「ふきかえレビュー・2013年2月のおすすめ」</ref>。}} |
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| 翻訳 || [[高瀬鎮夫]](劇場公開版字幕)<br/>飯嶋永昭(ソフト版字幕) || 飯嶋永昭 || [[木原たけし]] || 小寺陽子 || 伊原奈津子 |
| 翻訳 || [[高瀬鎮夫]](劇場公開版字幕)<br/>飯嶋永昭(ソフト版字幕) || 飯嶋永昭 || [[木原たけし]] || 小寺陽子 || 伊原奈津子 |
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* ユニバーサル思い出の復刻版BDにはソフト版と日本テレビ版の両方の吹き替えを収録。 |
* ユニバーサル思い出の復刻版BDにはソフト版と日本テレビ版の両方の吹き替えを収録。 |
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== 脚注 == |
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== フリーテレビ放送履歴 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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=== 注釈 === |
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{{Reflist|group="注釈"}} |
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=== 出典 === |
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{{Reflist|40em}} |
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== 参考文献 == |
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* {{cite book|title=Law for Business and Personal Use|last1=Adamson|first1=John E.|last2=Morrison|first2=Amanda|publisher=[[センゲージラーニング]]|location=Stamford, Connecticut|year=2011|isbn=978-0-538-49690-2|ref=harv}} |
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!回数 |
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* {{Cite book|last=Andrews|first=Nigel|year=1999 |title=Nigel Andrews on Jaws |publisher=[[:en:Bloomsbury Publishing|Bloomsbury Publishing]]|location=London|isbn=978-0-7475-3975-9|ref=harv}} |
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!テレビ局 |
|||
* {{cite book|last=Baer|first=William|title=Classic American Films: Conversations with the Screenwriters|publisher=[[:en:Greenwood Publishing Group|Greenwood]]|location=Westport, Connecticut|year=2008|isbn=978-0-313-34898-3|ref=harv}} |
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!番組名 |
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* {{cite book|last=Biskind|first=Peter|year=1998|title=Easy Riders, Raging Bulls|publisher=[[サイモン&シュスター]]|location=New York|isbn=978-0-684-85708-4|ref=harv|url=https://archive.org/details/easyridersraging00biski}} |
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!放送日 |
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* {{cite book|last=Blake|first=Edith|year=1975|title=The Making of the Movie ''Jaws''|url=https://archive.org/details/onlocationonmart00blak|url-access=registration|publisher=[[:en:Ballantine Books|Ballantine Books]]|location=New York|isbn=978-0-345-24882-4|ref=harv}} |
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!放送時間 |
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* {{cite book|title=Bowker's Complete Video Directory 1994|publisher=[[:en:R. R. Bowker]]|location=New York|year=1994|isbn=978-0-8352-3391-0|ref={{harvid|Bowker|1994}}}} |
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!放送分数 |
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* {{cite book |first=Andrew |last=Britton |editor=Grant, Barry Keith|title=Britton on Film: The Complete Film Criticism of Andrew Britton|chapter=''Jaws'' |year=1979|publisher=[[:en:Wayne State University Press|Wayne State University Press]] |location= (2009). Detroit |isbn=978-0-8143-3363-1|ref=harv}} |
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!吹替版 |
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* {{Cite book|last=Brode|first=Douglas|title=The Films of Steven Spielberg|publisher=Carol Publishing|location=New York|year=1995|ref=harv|isbn=978-0-8065-1951-7}} |
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!視聴率 |
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* {{cite book|title=Future Tense: The Cinema of Science Fiction|first=John |last=Brosnan|publisher=Macdonald and Jane's|location=London|year=1978|isbn=978-0-354-04222-2|ref=harv}} |
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* {{cite book|first=Ty|last=Burr|title=The 100 Greatest Movies of All Time|publisher=[[エンターテインメント・ウィークリー|Entertainment Weekly Books]]|location=New York|year=1999|isbn=978-1-883013-68-4|ref=harv|url=https://archive.org/details/100greatestmovie00burr}} |
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| 初回 || [[日本テレビ放送網|日本テレビ]] || [[水曜ロードショー (日本テレビ)|水曜ロードショー]] || [[1981年]][[9月30日]] || 21:02~23:24 || 142分 || rowspan="4"|日本テレビ版 || 37.7% |
|||
* {{cite book|title=Exploring Sound Design for Interactive Media|location=Florence, Kentucky|publisher=Delmar Learning|year=2006|isbn=978-1-4018-8102-3|first=Joseph|last=Cancellaro|ref=harv|url-access=registration|url=https://archive.org/details/exploringsoundde0000canc}} |
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* {{cite book|title=Film Theory Goes to the Movies|first1=Jim|last1=Collins|first2=Hilary|last2=Radner|publisher=[[ラウトレッジ]]|location=London|year=1993|isbn=978-0-415-90576-3|ref=harv}} |
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| 2回 || [[テレビ朝日]] || [[日曜洋画劇場]] || [[1984年]][[4月8日]] ||21:00~23:24 |
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* {{Cite book|last=Friedman|first=Lester D.|title=Citizen Spielberg|publisher=[[:en:University of Illinois Press|University of Illinois Press]]|location=Champaign|year=2006|isbn=978-0-252-07358-8|ref=harv|url=https://archive.org/details/citizenspielberg00frie}} |
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| 144分|| |
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* {{cite book|title=Steven Spielberg: Interviews|url=https://archive.org/details/stevenspielbergi00spie|url-access=registration|first=Lester D.|last=Friedman|first2=Brent|last2=Notbohm|publisher=[[:en:University Press of Mississippi|University Press of Mississippi]]|location=Jackson|year=2000|isbn=978-1-57806-113-6|ref=harv}} |
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|- |
|||
* {{Cite book|last=Gordon|first=Andrew|year=2008|title=Empire of Dreams: The Science Fiction and Fantasy Films of Steven Spielberg|publisher=[[:en:Rowman & Littlefield|Rowman & Littlefield]]|location=Lanham, Maryland|isbn=978-0-7425-5578-5|ref=harv}} |
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| 3回 || rowspan="2"|日本テレビ || rowspan="2"|[[金曜ロードショー]] || [[1986年]][[1月3日]] ||21:03~23:24 |
|||
* {{Cite book|last=Gottlieb|first=Carl|title=The Jaws Log|publisher=[[:en:Newmarket Press|Newmarket Press]]|year=2005|location=New York|isbn=978-0-571-20949-1|ref=harv}} |
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| 141分|| |
|||
* {{Cite book|last1=Hall |first1=Sheldon |last2=Neale |first2=Stephen|year=2010|title=Epics, Spectacles, and Blockbusters: A Hollywood History|location=Detroit|publisher=[[:en:Wayne State University Press|Wayne State University Press]]|isbn=978-0-8143-3008-1|ref=harv}} |
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|- |
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* {{cite book |first=Stephen |last=Heath |chapter=''Jaws'', Ideology, and Film Theory |year=1976 |editor=Nichols, Bill |title=Movies and Methods: An Anthology, Volume II |chapter-url=https://archive.org/details/moviesmethodsa00nich |chapter-url-access=registration |publisher=[[:en:University of California Press|University of California Press]] |location=(1985). Berkeley |isbn=978-0-520-05408-0 |ref=harv |url-access=registration |url=https://archive.org/details/moviesmethodsa00nich }} |
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| 4回 || [[1989年]][[11月3日]] ||21:00~23:24 |
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* {{Cite book|last=Jackson|first=Kathi|title=Steven Spielberg: A Biography|publisher=[[:en:Greenwood Publishing Group|Greenwood]]|location=Westport, Connecticut|year=2007|isbn=978-0-313-33796-3|ref=harv}} |
|||
|144分 |
|||
* {{cite book |first=Fredric |last=Jameson|chapter=Reification and Utopia in Mass Culture|year=1979 |title=Signatures of the Visible |journal=Social Text|issue=1|pages=130–148|publisher=[[:en:Routledge|Routledge]] |location=New York and London|isbn=978-0-415-90012-6|jstor=466409|ref=harv|doi=10.2307/466409|chapter-url=https://semanticscholar.org/paper/6792293a584e2793f6486e5f5963b57c43cc34d8}} |
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* {{cite book|last= Kael|first= Pauline|chapter= Notes on Evolving Heroes, Morals, Audiences|year= 1976|title= When the Lights Go Down|publisher= Wadsworth|location= (1980). Beverly, Massachusetts|isbn= 978-0-03-056842-8|ref= harv|chapter-url-access= registration|chapter-url= https://archive.org/details/whenlightsgodown00kael|url-access= registration|url= https://archive.org/details/whenlightsgodown00kael}} |
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|- |
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* {{Cite book|last=Kochberg|first=Searle |chapter=Institutions, Audiences and Technology |editor1-first=Jill |editor1-last=Nelmes |title=An Introduction to Film Studies |publisher=[[:en:Routledge|Routledge]]|year=1996|location=London|isbn=978-0-415-10860-7|ref=harv}} |
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| 5回 || [[TBSテレビ|TBS]] || [[水曜ロードショー (TBS)|水曜ロードショー]] || [[1991年]][[7月24日]] ||21:00~22:54 |
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* {{cite book|last=Lemkin|first=Jonathan|chapter=Archetypal Landscapes and ''Jaws''|title=Planks of Reason: Essays on the Horror Film|editor=Grant, Barry Keith|ref=harv|location=Lanham, Maryland|publisher=[[:en:Scarecrow Press|Scarecrow Press]]|year=1984|isbn=978-0-8108-2156-9}} |
|||
|114分 |
|||
* {{cite book|title=Leonard Maltin's Movie & Video Guide 2000|first=Leonard|last=Maltin|publisher=[[ペンギン・グループ]]|year=1999|isbn=978-0-452-28123-3|chapter=100 Must-See Films of the 20th Century|location=New York|ref=harv}} |
|||
| TBS版 || |
|||
* {{Cite book|last=Marich|first=Robert|year=2005|title=Marketing to Moviegoers: A Handbook of Strategies Used by Major Studios and Independents|publisher=[[:en:Focal Press|Focal Press]]|location=Cambridge, Massachusetts|isbn=978-0-240-80687-7|ref=harv}} |
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|- |
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* {{cite book|title=A Short History of the Movies|last1=Mast|first1=Gerald|last2=Kawin|first2=Bruce F.|publisher=[[:en:Longman|Longman]]|location=Harlow, Essex|year=2003|isbn=978-0-321-10603-2|ref=harv|url=https://archive.org/details/shorthistoryofmo00mast_1}} |
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| 6回 || 日本テレビ || 金曜ロードショー || [[1993年]][[4月30日]] ||21:03~22:54 |
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* {{Cite book|last=McBride|first=Joseph|year=1999|title=Steven Spielberg: A Biography|publisher=[[:en:Da Capo Press|Da Capo Press]]|location=Cambridge, Massachusetts|isbn=978-0-306-80900-2|ref=harv}} |
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|111分 |
|||
* {{Cite book|last=Moritz|first=Charles|year=1978|title=Current Biography Yearbook 1978|publisher=[[:en:H. W. Wilson Company|H. W. Wilson]]|location=New York|isbn=978-99973-770-2-9|ref=harv}} |
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| 日本テレビ版 || |
|||
* {{Cite book|last=Morris|first=Nigel|title=The Cinema of Steven Spielberg: Empire of Light|year=2007|publisher=Wallflower Press|location= New York|isbn=978-1-904764-88-5|ref=harv}} |
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|- |
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* {{cite book|title=Horror Films of the 1970s, Volume 2|first=John Kenneth|last=Muir|location=Jefferson, North Carolina|publisher=[[:en:McFarland & Company|McFarland]]|year=2007|isbn=978-0-7864-3104-5|ref=harv}} |
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| 7回 || [[フジテレビジョン|フジテレビ]] || [[ゴールデン洋画劇場]] || [[1996年]][[8月31日]] ||20:59~22:54 |
|||
* {{cite book|title=Vineyard Confidential: 350 Years of Scandals, Eccentrics, and Strange Occurrences|first=Holly|last=Nadler|location=Rockport, Maine|publisher=Down East Enterprise Inc|year=2006|isbn=978-0-89272-687-5|ref=harv|url=https://archive.org/details/vineyardconfiden00nadl}} |
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|115分 |
|||
* {{cite book|ref=harv|title=Deformed and Destructive Beings: The Purpose of Horror Films |first=George|last=Ochoa|publisher=[[:en:McFarland & Company|McFarland]]|location= |year=2011|isbn=978-0-7864-6307-7}} |
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| rowspan="4" |TBS版 || |
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* {{cite book|ref=harv|title=The Pleasure and Pain of Cult Horror Films: An Historical Survey|first=Bartłomiej|last=Paszylk|publisher=[[:en:McFarland & Company|McFarland]]|location=Jefferson, North Carolina|year=2009|isbn=978-0-7864-3695-8}} |
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* {{cite book|title=The Bantam Story: Thirty Years of Paperback Publishing|ref=harv|first=Clarence|last=Petersen|publisher=Bantam Books|year=1975|oclc=1937339}} |
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| 8回 || rowspan="2"|日本テレビ || rowspan="2"|金曜ロードショー || [[1998年]][[8月14日]] ||21:03~22:54 |
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* {{Cite book|last=Priggé|first=Steven|title=Movie Moguls Speak: Interviews with Top Film Producers|publisher=[[:en:McFarland & Company|McFarland]]|location=Jefferson, North Carolina|year=2004|isbn=978-0-7864-1929-6|ref=harv}} |
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|111分 |
|||
* {{cite book|title=Bad Girls Go Everywhere: The Life of Helen Gurley Brown|first=Jennifer|last=Scanlon|publisher=[[オックスフォード大学出版局]]|location=Oxford|year=2009|isbn=978-0-19-534205-5|ref=harv|url=https://archive.org/details/badgirlsgoeveryw00scan}} |
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* {{cite book|last=Shone|first=Tom|title=Blockbuster: How Hollywood Learned to Stop Worrying and Love the Summer|publisher=[[サイモン&シュスター]]|location=New York|year=2004|isbn=978-0-7432-3568-6|ref=harv|url=https://archive.org/details/blockbusterhowho00shon}} |
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* {{Cite book|last=Sinyard|first=Neil|year=1989|title=The Films of Steven Spielberg|publisher=[[:en:Hamlyn (publishers)|Hamlyn Bison]]|location=London|isbn=978-0-600-55226-0|ref=harv}} |
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| 9回 || [[2001年]][[7月27日]] || 21:03~22:54 || 111分 || |
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* {{cite book|last=Siska|first=William Charles|title=Toward a Semiotic Theory of Visual Communication in the Cinema|location=Manchester, New Hampshire|publisher=Ayer Publishing|year=1980|isbn=978-0-405-12900-1|ref=harv}} |
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* {{cite book|last=Stanley|first=John|title=Revenge of the Creature Features Movie Guide: An A to Z Encyclopedia to the Cinema of the Fantastic, or, Is There a Mad Doctor in the House?|url=https://archive.org/details/revengeofcreatur00stan|url-access=registration|isbn=978-0-940064-08-9|publisher=Creatures at Large Press|location=Pacifica, California|year=1988|ref=harv}} |
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| 10回 || テレビ朝日 || 日曜洋画劇場 || [[2003年]][[7月27日]] || rowspan="3"|21:00~22:54 || rowspan="3"|114分 || |
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* {{cite book|last=Stringer|first=Julian|title=Movie Blockbusters|isbn=978-0-415-25608-7|publisher=[[:en:Routledge|Routledge]]|year=2003|ref=harv}} |
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** {{cite book |
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| 11回 || rowspan="3"|[[テレビ東京]] || rowspan="2"|[[木曜洋画劇場]] || [[2004年]][[5月13日]] || rowspan="5"|テレビ東京版 || |
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| last=Schatz |first=Thomas |
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| chapter=The New Hollywood |
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| 12回 || [[2007年]][[7月5日]] || |
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| title=Movie Blockbusters |
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| page=[https://books.google.com/books?id=6Q-OAQAAQBAJ&pg=PA25 25] |
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| 13回 || [[午後のロードショー]] || [[2009年]][[5月19日]] || 13:30~15:30 || 120分 || |
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}} |
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* {{cite book|last=Taylor|first=Matt|year=2012|title=''Jaws'': Memories from Martha's Vineyard|publisher=[[:en:Titan Books|Titan Books]]|location=London|isbn=978-1-78116-302-3|ref=harv}} |
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| 14回 || [[BSジャパン]] || シネマクラッシュ || [[2016年]][[7月6日]] || 20:00~21:54 || 114分 || |
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* {{cite book |first=Graeme |last=Turner |title=Film as Social Practice |publisher=[[:en:Routledge|Routledge]]|location=London|year=1999|isbn=978-0-415-21595-4|ref=harv}} |
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* {{Cite book|last=Wyatt|first=Justin|year=1994|title=High Concept: Movies and Marketing in Hollywood|location=Austin|publisher=[[:en:University of Texas Press|University of Texas Press]]|isbn=978-0-292-79091-9|ref=harv|url-access=registration|url=https://archive.org/details/highconceptmovie00wyat}} |
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| 15回 || テレビ東京 || 午後のロードショー || 2016年[[11月21日]] || 13:50~15:55 || 125分 || 3.2% |
|||
* {{cite book|last=Wyatt|first=Justin|editor-first=Jon|editor-last=Lewis|title=The New American Cinema|publisher=[[:en:Duke University Press|Duke University Press]]|location=Durham, North Carolina|year=1998|chapter=From Roadshowing to Saturation Release: Majors, Independents, and Marketing/Distribution Innovations|isbn=978-0-8223-2115-6|ref=harv|chapter-url=https://archive.org/details/newamericancinem00lewi|url-access=registration|url=https://archive.org/details/newamericancinem00lewi}} |
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|- |
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* {{cite book|last=Yewdall|first=David Lewis|title=Practical Art of Motion Picture Sound|location=Waltham, Massachusetts|publisher=[[:en:Focal Press|Focal Press]]|year=2011|isbn=978-0-240-81240-3|ref=harv}} |
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| 16回 || [[BS-TBS]] || 火曜デラックス || [[2017年]][[3月14日]] || 21:00~23:24 || 144分 || rowspan=3|ソフト版 || |
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* {{Cite book|last=Jankiewicz |first=Patrick |title=Just When You Thought It Was Safe: A Jaws Companion |publisher=BearManor Media |year=2009 |location=Duncan, OK |url=https://books.google.com/books?id=eqY-DwAAQBAJ&q=+Indianapolis#v=snippet&q=Indianapolis |accessdate=June 29, 2018 |ref=harv}} |
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|- |
|||
* {{cite book |last1=Freer |first1=Ian |title=The Complete Spielberg |date=2001 |publisher=[[:en:Virgin Books|Virgin Books]] |isbn=9780753505564 |page=[https://archive.org/details/completespielber0000free/page/48 48] |url=https://archive.org/details/completespielber0000free|url-access=registration |ref=harv}} |
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| 17回 || rowspan=2|[[BS朝日]] || 土曜劇場 ||[[2020年]][[1月4日]] || 21:00~22:59 || 119分 || |
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* {{cite book |last1=Derry |first1=Charles |title=Dark Dreams: A Psychological History of the Modern Horror Film |date=1977 |publisher=A. S. Barnes |isbn=9780498019159 |page=[https://archive.org/details/darkdreamspsycho0000derr/page/82 82] |url=https://archive.org/details/darkdreamspsycho0000derr|url-access=registration |ref=harv}} |
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|||
* {{cite book |last1=Ryfle |first1=Steve |title=Japan's Favorite Mon-star: The Unauthorized Biography of "The Big G" |date=1998 |publisher=[[:en:ECW Press|ECW Press]] |isbn=9781550223484 |pages=[https://archive.org/details/japansfavoritemo0000ryfl/page/15 15]–17 |url=https://archive.org/details/japansfavoritemo0000ryfl|url-access=registration |ref=harv}} |
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| 18回 || || 2020年[[4月25日]] || 13:00~15:00 || 120分 || |
|||
* {{cite video|first=Laurent|last=Bouzereau|title=A Look Inside Jaws|location=''Jaws'': 30th Anniversary Edition DVD (2005)|year=1995|publisher=Universal Home Video |ref={{SfnRef|30th Anniversary Edition DVD|2005}}}} |
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|} |
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* {{cite news |last1=Moreau |first1=Jordan |title=Lee Fierro, ‘Jaws’ Actor, Dies of Coronavirus at 91 |url=https://variety.com/2020/film/news/lee-fierro-jaws-dead-dies-coronavirus-1234571541/ |accessdate=April 12, 2020 |work=Variety |date=April 5, 2020| ref={{SfnRef|Moreau|2020}}}} |
|||
* {{cite journal|title=Summer of the Shark |archiveurl=https://web.archive.org/web/20091130202256/http://www.time.com/time/magazine/article/0%2C9171%2C913189-1%2C00.html |archivedate=November 30, 2009 |url=http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,913189-1,00.html |journal=[[タイム (雑誌)|タイム]] |date=June 23, 1975 |accessdate=November 9, 2011 |url-status=dead| ref={{SfnRef|Time|1975}}}} |
|||
* {{Cite news|url=http://entertainmentvoice.com/2017/10/07/hbo-spielberg-documentary-is-an-unabashed-love-letter-to-a-film-lover/|title=HBO's 'Spielberg' Documentary Is an Unabashed Love Letter to a Film Lover|last=Sokol|first=Tony|access-date=October 8, 2017|url-status= | ref={{SfnRef|Sokol|2017}}}} |
|||
* {{cite news|author=Matessino, Michael |work=[[:en:Film Score Monthly|Film Score Monthly]] |title=Letter in response to "A Study of Jaws' Incisive Overture To Close Off the Century" |url=http://www.filmscoremonthly.com/articles/1999/24_Sep---Film_Score_Friday.asp |date=September 24, 1999 |accessdate=December 17, 2006 |url-status=dead |archiveurl=https://web.archive.org/web/20061017155301/http://www.filmscoremonthly.com/articles/1999/24_Sep---Film_Score_Friday.asp |archivedate=October 17, 2006 | ref={{SfnRef|Matessino|1999}}}} |
|||
* {{cite news |first=Alexandre |last=Tylski |title=A Study of Jaws' Incisive Overture To Close Off the Century | url=https://www.filmscoremonthly.com/daily/article.cfm/articleID/2737/A-Study-of-Jaws-Incisive-Overture/ |accessdate=2020-12-5 |date=1999-9-13 |work=Film Score Monthly |ref={{SfnRef|Tylski|1999}}}} |
|||
* {{cite news |author=Chaundy, Bob |work=BBC News |title=Spies, sports, and sharks |url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/magazine/6107576.stm|date=November 6, 2006 |accessdate=November 6, 2006| ref={{SfnRef|Chaundy|2006}}}} |
|||
* {{Cite journal|title = John Williams and film music since 1971|journal = Popular Music and Society|date = March 1, 1997|issn = 0300-7766|pages = 59–72|volume = 21|issue = 1|doi = 10.1080/03007769708591655|first = Timothy E.|last = Scheurer| ref={{SfnRef|Scheurer|1997}}}} |
|||
* {{cite journal |first=Peter |last=Biskind |title=''Jaws'': Between the teeth |journal=[[:en:Jump Cut (journal)|Jump Cut]] |pages=1–29 |year=1975|url=http://www.ejumpcut.org/archive/onlinessays/JC09folder/Jaws.html |issue=9 |ref={{SfnRef|Biskind|1975}}}} |
|||
* {{cite news | first = Dan | last = Hagen | date = January 1988 | title = Neal Gabler | work = [[:en:David Anthony Kraft|Comics Interview]] | issue = 54 | pages = 61–63 | publisher = [[:en:David Anthony Kraft|Fictioneer Books]] | ref={{SfnRef|Hagen|1988}}}} |
|||
* {{Cite journal|last=Robinson|first=J.A.|last2=Barnett|first2=A|date=1975|title=Letter: Jaws neurosis|url=|journal=New England Journal of Medicine|volume=293|pages=1154–1155|via=Prime|doi=10.1056/NEJM197511272932224| ref={{SfnRef|Robinson|1975}}}} |
|||
* {{Cite journal|last=Hamilton|first=James W.|date=1978|title=Cinematic Neurosis: A Brief Case Report|journal=Journal of the American Academy of Psychoanalysis|volume=6|issue=4|pages=569–572|doi=10.1521/jaap.1.1978.6.4.569|pmid=689967|issn=0090-3604| ref={{SfnRef|Hamilton|1978}}}} |
|||
* {{Cite journal|last=Ballon|first=Bruce|last2=Leszcz|first2=Molyn|date=2007|title=Horror Films: Tales to Master Terror or Shapers of Trauma?|journal=[[:en:American Journal of Psychotherapy|American Journal of Psychotherapy]]|language=en|volume=61|issue=2|pages=211–230|doi=10.1176/appi.psychotherapy.2007.61.2.211|pmid=17760323|issn=0002-9564|doi-access=free| ref={{SfnRef|Ballon|2007}}}} |
|||
* {{Cite journal|last=Johnson|first=Brian R.|date=1980-12-01|title=General Occurrence of Stressful Reactions to Commercial Motion Pictures and Elements in Films Subjectively Identified as Stressors|journal=[[:en:Psychological Reports|Psychological Reports]]|language=en|volume=47|issue=3|pages=775–786|doi=10.2466/pr0.1980.47.3.775|pmid=7220719|issn=0033-2941| ref={{SfnRef|Johnson|1980}}}} |
|||
* {{Cite book|url=https://books.google.com/?id=CXT_AQAAQBAJ&pg=PA305&dq=jaws+1975+film+critical+response#v=onepage&q=jaws&f=false|title=Responding To the Screen: Reception and Reaction Processes|last=Bryant|first=Jennings|last2=Zillmann|first2=Dolf|date=2013-11-05|publisher=Routledge|isbn=9781136690914|pages=178|language=en |ref={{SfnRef|Bryant|2013}}}} |
|||
* {{cite journal|title="Jaws" breaks b.o. mark in Singapore|journal=Variety|issue=285|date=December 8, 1976|page=34| ref={{SfnRef|Variety 285号|1976}}}} |
|||
* {{cite journal|title="Jaws" chomps into new b.o. marks at N. Zealand, Japan|journal=Variety|issue=281|date=January 28, 1976|page=33| ref={{SfnRef|Variety 281号|1976}}}} |
|||
* {{cite journal|title="Jaws" in Spain: record $3.3-mil|journal=Variety|issue=282|date=February 18, 1976|page=3| ref={{SfnRef|Variety 282号|1976}}}} |
|||
* {{cite journal|title="Jaws" openings break all Mexican records|journal=Box Office|issue=109|date=May 3, 1976|page=8| ref={{SfnRef|Box Office 109号|1976}}}} |
|||
*{{cite book |chapter=3.2 Inflation-adjusted top 20 films at the UK box office |title=Statistical Yearbook 2011 |year=2011 |publisher=[[British Film Institute]] |chapter-url=http://statisticalyearbook11.ry.com/?id=82784 |accessdate=February 26, 2012 |page=24 |url-status=dead |archiveurl=https://web.archive.org/web/20120627131522/http://statisticalyearbook11.ry.com/?id=82784 |archivedate=June 27, 2012 |df=mdy-all |ref={{SfnRef|British Film Institute|2011}}}} |
|||
* {{cite journal|journal=[[:en:United States Patents Quarterly|United States Patents Quarterly]]|volume=207|title=Universal City Studios, Inc. v. Montgomery Ward & Co., Inc|year=1980|issue=851| ref={{SfnRef|United States Patents Quarterly|1980}}}} |
|||
* {{cite journal|title=Jaws|journal=[[ナショナル・ボード・オブ・レビュー|Films in Review]]|date=August–September 1975|page=436|first=Marcia|last=Magill| ref={{SfnRef|Films in Review|1975}}}} |
|||
* {{cite news |
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| title=The Best 1,000 Movies Ever Made |
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| url=https://www.nytimes.com/ref/movies/1000best.html |
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| work=[[ニューヨーク・タイムズ]] |
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| date=April 29, 2003 |
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| accessdate= July 4, 2010 |
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| archiveurl = https://web.archive.org/web/20101006085751/https://www.nytimes.com/ref/movies/1000best.html |
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| archivedate = 2010-10-06 |
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| ref={{SfnRef|The New York Times|2003}} |
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}} |
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* {{cite news |
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| title=The 500 Greatest Movies of All Time |
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| url=https://www.empireonline.com/movies/features/500-greatest-movies/ |
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| authors=Simon Braund, Glen Ferris, Ian Freer, Nev Pierce, Chris Hewitt, Dan Jolin, Ian Nathan, Kim Newman, Helen O'Hara, Olly Richards, and Owen Willams |
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| accessdate=2020-12-5 |
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| ref={{SfnRef|Empire|2008}} |
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}} |
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* {{cite journal |
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| title= 100 Maverick Movies |
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| url= http://www.filmsite.org/rstone.html |
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| author=Travers, Peter |
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| journal=[[ローリング・ストーン]] |
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| date=December 1999 |
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| issue=830/831 |
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| accessdate= January 15, 2011 |
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| author-link= Peter Travers |
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| ref={{SfnRef|Rolling Stone|1999}} |
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}} |
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* {{cite magazine |
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| title=Total Film features: 100 Greatest Movies Of All Time |
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| url=http://www.totalfilm.com/features/100-greatest-movies-of-all-time/page:6 |
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| magazine={{仮リンク|トータル・フィルム|en|Total Film}} |
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| date=January 25, 2010 |
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| archivedate = 2010-02-10 |
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| ref={{SfnRef|Total Film|2010}} |
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}} |
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* {{cite journal |
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| title=50 Greatest Movies (on TV and Video) |
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| url=http://www.filmsite.org/tvguide.html |
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| date=August 8–14, 1998 |
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| journal={{仮リンク|TVガイド (アメリカ)|en|TV Guide}} |
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| pages=14–33 |
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| accessdate= January 15, 2011 |
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| ref={{SfnRef|TV Guide|1998}} |
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* {{cite press release |
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| title=Librarian of Congress Names 25 More Films to National Film Registry |
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| accessdate=2020-12-5 |
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| date=2001-12-18 |
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| publisher=[[アメリカ議会図書館]] |
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| ref={{SfnRef|Library of Congress|2001}} |
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}} |
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* {{cite journal |
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| title=The 75 Best Edited Films |
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| url=https://www.editorsguild.com/magazine.cfm?ArticleID=1102 |
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| journal=Editors Guild Magazine |
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| ref={{SfnRef|Editors Guild Magazine|2012}} |
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* {{cite news |
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|title=Rise of the Blockbuster |
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|work=[[BBCニュース]] |
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|date=November 16, 2001 |
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| ref={{SfnRef|BBC News|2001}} |
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* {{cite news |
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|title="Jaws" at 30: Film Stoked Fear, Study of Great White Sharks |
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|last=Lovgren |
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|first=Stefan |
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|work=[[ナショナルジオグラフィック協会|ナショナルジオグラフィック]] |
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|date=June 15, 2005 |
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| ref={{SfnRef|National Geographic|2005}} |
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}} |
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* {{cite news |
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|title=One-third of world's sharks, skates and rays face extinction |
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|url=http://articles.sun-sentinel.com/2010-10-31/news/fl-endangered-sharks-20101030_1_nurse-shark-bull-shark-tiger-sharks |
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|author=Fleshler, David |
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|work=[[:en:Sun-Sentinel|Sun-Sentinel]] |
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|date=October 31, 2010 |
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| ref={{SfnRef|Sun-Sentinel|2010}} |
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* {{cite news |
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|title=Great white shark, the fragile giant |
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|url=http://www.geoffmetcalf.com/qa/19634.html |
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|author=Metcalf, Geoff |
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|publisher=geoffmetcalf.com |
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|accessdate=August 4, 2006 |
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|author-link=:en:Geoff Metcalf |
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| ref={{SfnRef|Metcalf}} |
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}} |
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* {{cite news |
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|title=Great white hope |
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|url=http://icliverpool.icnetwork.co.uk/entertainment/previewsandreviews/tm_objectid=15919800%26method=full%26siteid=50061%26page=3%26headline=great%2dwhite%2dhope-name_page.html |
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|author=Chapple, Mike |
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|work=[[:en:Liverpool Daily Post|Liverpool Daily Post]] |
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|page=3 |
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|date=September 1, 2005 |
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| ref={{SfnRef|Liverpool Daily Post|2005}} |
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}} |
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* {{cite magazine |
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|title=Jaws Fanatics Gather to Pray to God of Sharks |
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|first=Rachel |
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|last=Kramer Bussel |
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|date=August 15, 2012 |
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|magazine=[[ニューヨーク・マガジン|Vulture]] |
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|accessdate=January 4, 2013 |
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| ref={{SfnRef|Vulture|2012}} |
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* {{cite journal |
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|title=LaserScans |
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|last=McGowan |
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|date=July 7, 1992 |
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}} |
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* {{cite journal |
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|title=LaserDisk Karaoke: In Titles |
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|journal=[[ビルボード]] |
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|first=Chris |
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|last=McGowan |
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|pages=62–63 |
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* {{cite journal |
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|title=Video Shark |
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|page=64 |
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|journal=[[ビルボード]] |
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|date=July 26, 1980 |
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* {{cite journal |
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|title=Spielberg Releases 'Jaws' on DVD as Universal Marks Shark's 25th Anniversary |
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|page=132 |
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|last=Fitzpatrick |
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|date=May 13, 2000 |
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|ref={{SfnRef|Billboard 5/13|2000}} |
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* {{cite journal |
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|title=Universal 'Jaws' DVD Ships One Million Plus; Spinal Tap Seeks Drummer Through Listen.com |
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|page=85 |
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|journal=Billboard |
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|last=Fitzpatrick |
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|accessdate=January 1, 2012 |
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|date=August 5, 2000 |
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|ref={{SfnRef|Billboard 8/5|2000}} |
|||
}} |
|||
* {{cite journal|title=Joe Alves and Jaws 3-D|journal=[[:en:Fangoria|Fangoria]]|date=August 1979|page=29|issue=1| ref={{SfnRef|Fangoria|1979}}}} |
|||
* {{cite news |
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| title=Sequels we wish we'd missed |
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| url=http://www.canoe.ca/NewsStand/LondonFreePress/Today/2003/06/10/107674.html |
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| first=Tse |last=Derek |
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| work=[[:en:The London Free Press|The London Free Press]] |
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| date=June 10, 2003 |accessdate=March 11, 2010 |
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| ref={{SfnRef|Jaws 3-D - The London Free Press}} |
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}} |
|||
* {{cite news |
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| title=Film: 'Jaws the Revenge,' The Fourth in the Series |
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| url=https://movies.nytimes.com/movie/review?res=9B0DEFDB133CF93BA25754C0A961948260 |
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| first=Caryn |last=James |
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| work=The New York Times |
|||
| date=July 18, 1987 |accessdate=June 1, 2007 |
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| ref=harv |
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}} |
|||
{{refend}} |
|||
== |
=== WEB === |
||
{{refbegin|33em}} |
|||
監督は当時28歳だった[[スティーヴン・スピルバーグ]]が抜擢された。当初、原作者である[[ピーター・ベンチリー]]が映画の脚本も書いたが、スピルバーグは「面白くない」と却下した。自身が新たに書き直すもプロデューサーからの好評が得られず、スピルバーグは友人である脚本家[[カール・ゴットリーブ]]に依頼した。クイントが[[巡洋艦]][[インディアナポリス (重巡洋艦)|インディアナポリス]]の元乗組員だったという経緯も、この際追加されたものである。しかし、脚本は未完のまま撮影が始まり、ロケ先のホテルでその日の撮影後に監督と脚本家、そして出演者を交えて翌日の撮影分を考えることもあった。結果、原作の大筋をなぞりつつも、原作における専門的な部分{{efn2|詳しい鮫の生態など。}}を極力抑えた娯楽作品に徹しており、「映画らしい派手な決着」「ブロディ署長に加えてフーパーも生き残る」などの変更が行われている{{efn2|ストーリーに関してスピルバーグは1956年の映画『[[白鯨 (映画)|白鯨]]』を意識し、鮫に対する怨恨を秘めたクイント役も鯨に足を食いちぎられたエイハブ船長のイメージに基づき、初期段階では[[スターリング・ヘイドン]]を候補に挙げていた。}}。そのため、完成版を観たベンチリーは激怒し「こんなものがヒットするわけがない。スピルバーグは一生B級監督だ」と罵り、逆にスピルバーグから「元が面白くないからこうした」との反論を受けた。ベンチリーは、舞台となった海水浴場から人食いザメ出現のニュースを伝えるレポーター役で出演している。 |
|||
* {{cite web|title=Jaws (1975) |url=https://catalog.afi.com/Catalog/MovieDetailsPrintView/55193 |work=[[:en:AFI Catalog of Feature Films|AFI Catalog of Feature Films]]|publisher=[[アメリカン・フィルム・インスティチュート|AFI]]|accessdate=August 12, 2018| ref={{SfnRef|AFI Catalog}}}} |
|||
* {{cite web | title=''JAWS'' (12A) | url=https://www.bbfc.co.uk/release/jaws-q29sbgvjdglvbjpwwc0yodqwmdm | publisher=[[全英映像等級審査機構]] | date=June 12, 1975 | accessdate=2020-12-5| ref={{SfnRef|BBFC|1975}}}} |
|||
<!-- 脚本 --> |
|||
マシュー・レオネッティ製作の機械仕掛けの鮫は、スタッフ間で「ブルース」{{efn2|由来はスピルバーグの知人である弁護士の名前から。}}と呼ばれていたが、ほとんどテストができないままクランクインされたため、当初は故障が多く{{efn2|この故障は鮫の模型が海水を吸って重くなり、地上での造形・組み立て時とバランスが変わるため発生したものであった。ほぼ同じ原因のトラブルが、本作から18年後、『[[ジュラシック・パーク]]』のTレックス襲撃シーン撮影で、やはりスピルバーグを悩ませることになる。}}、撮影は予定をオーバーしてしまう。また、リアリズムを目指したロケ{{efn2|ロケ地として採用された島は[[マーサズ・ヴィニヤード]]。}}での撮影は、フレームに少しでも余計なものが入ると即NGになるため、これもスケジュールを大きく狂わせる原因となった。撮影制作費も1000万[[アメリカ合衆国ドル|ドル]]を突破し、企画当初に計上された額の3倍にも膨れ上がったため、一時は撮影中止さえ検討された。撮影終了したスピルバーグは、[[ダグラス・マッカーサー|マッカーサー]]の名言"I shall return." をもじって"I shall not return!" と宣言したという。 |
|||
* {{cite web |
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| title=Jaws: The Oral History |
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| url=https://www.empireonline.com/interviews/interview.asp?IID=1516 |
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| work=Empire |
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| author1=Mark Salisbury |author2=Ian Nathan |
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| accessdate=March 23, 2015 |
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| url-status=dead |
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| archiveurl=https://web.archive.org/web/20150525034309/https://www.empireonline.com/interviews/interview.asp?IID=1516 |
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| archivedate=2015-05-25 |
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| ref={{SfnRef|Jaws: The Oral History - Empire}} |
|||
}} |
|||
* {{cite web |
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|title=Bob's Take: 'Jaws' script doctor ruthless to character played by him |
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|url=http://www.omaha.com/article/20100520/ENTERTAINMENT/705209910 |
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|first=Bob|last=Fischbach |
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|work=[[:en:Omaha World-Herald|Omaha World-Herald]] |
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|date=May 20, 2010 |
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|accessdate=March 6, 2012 |
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|archiveurl=https://web.archive.org/web/20130523064031/http://www.omaha.com/article/20100520/ENTERTAINMENT/705209910 |
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|archivedate=May 23, 2013 |
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|df=mdy-all |
|||
| ref={{SfnRef|Omaha World-Herald|2010}} |
|||
}} |
|||
<!-- キャスティング --> |
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撮影中にサメのロボットが壊れてしまい撮影できなくなったため、カメラをサメの目線にし、前半はサメの姿を出さないようにしたが、それが功を成し、より恐怖を作り出せるようになった<ref>{{Cite web|url= https://filmaga.filmarks.com/articles/2900/ |title= 「今年の夏は海に入らないでおこう…」実話からB級作品まで絶叫サメ映画15本! |website= FILMAGA |date= 2020-01-26 |accessdate= 2020-09-04 }}</ref>。 |
|||
* {{Cite video |
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| people = Pangolin Pictures |
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| title = Jaws: The Inside Story |
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| medium = Television documentary |
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| publisher = [[:en:The Biography Channel|The Biography Channel]] |
|||
| date = June 16, 2010 |
|||
| ref={{SfnRef|Jaws: The Inside Story|2010}} |
|||
}} |
|||
* {{cite news |
|||
|title=Once Bitten: Islanders Reveal More ''Jaws'' |
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|url=http://vineyardgazette.com/news/2011/05/26/once-bitten-islanders-reveal-more-jaws |
|||
|author=Brannen, Peter |
|||
|accessdate=July 7, 2015 |
|||
|newspaper=[[:en:Vineyard Gazette|Vineyard Gazette]] |
|||
|date=May 26, 2011 |
|||
| ref={{SfnRef|Vineyard Gazette|2011}} |
|||
}} |
|||
* {{cite news |
|||
| title=30 years of 'Jaws' |
|||
| url=http://www.roanoke.com/extra%5C25348.html |
|||
| last=Harvey|first=Neil |
|||
| work=[[:en:The Roanoke Times|The Roanoke Times]] |
|||
| date=June 13, 2005 |
|||
| accessdate=March 12, 2010 |
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| url-status=dead |
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| archiveurl=https://archive.is/20130104132211/http://www.roanoke.com/extra%5C25348.html |
|||
| archivedate=January 4, 2013 |
|||
| df=mdy-all |
|||
| ref={{SfnRef|The Roanoke Times|2005}} |
|||
}} |
|||
<!-- 撮影 --> |
|||
* {{Cite web |
|||
jawsは本来、英語で「顎」を意味する単語であるが、本作の大ヒットと衝撃度から「鮫」と同義語として使われるようになった。同様の例に[[リドリー・スコット]]監督の『[[エイリアン (映画)|エイリアン]]』がある。[[商標権]]として保護されているので、ユニバーサルスタジオジャパンでの案内では「ジョーズ®」と®マークが記載されている。 |
|||
| title=10 Things You Probably Didn't Know About JAWS {{!}} Edinburgh International Film Festival |
|||
{{wiktionary|あご}} |
|||
| url=https://www.edfilmfest.org.uk/latest/10-things-you-probably-didnt-know-about-jaws |
|||
直接の続編に『[[ジョーズ2]]』がある。物語や登場人物は受け継がれているものの、監督は[[ヤノット・シュワルツ]]に交替している。正統的な続編は4作目まで製作されたが、スタッフや設定も一新されており、3作目以降の人気は低い。また、ジョーズの大ヒットを受け(当時[[パニック映画]]がブームとなっていたという下地はあったものの)この映画公開以後、動物が人々を襲うという内容の動物パニック映画が乱造された。鮫を題材した映画に限っても当時だけで20本を超えるほどであり、『ジョーズ』の続編ではないのにもかかわらず「ジョーズ」を冠した邦題映画も幾つか存在する。公開直後には、[[桂米丸 (4代目)|4代目桂米丸]]によって[[新作落語]]の題材にもされた。以降も鮫を題材したパニック映画は無数に存在するが、いずれも[[B級映画]]としての評価に留まっており、より本作の評価を高めるものとなった<ref>「午前十時の映画祭 何度見てもすごい映画50本」 [[キネマ旬報社]] </ref>。 |
|||
| website=www.edfilmfest.org.uk |
|||
| publisher=Film Festival |
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| data=2018-5-9 |
|||
| access-date=2020-04-02 |
|||
| ref={{SfnRef|Film Festival|2018}} |
|||
}} |
|||
* {{cite web |
|||
|title=Steven Spielberg and Quint have an epic chat all about JAWS as it approaches its 36th Anniversary! |
|||
|url=https://legacy.aintitcool.com/node/49921 |
|||
|author=Vespe, Eric (Quint) |
|||
|accessdate=January 2, 2012 |
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|publisher=[[:en:Ain't It Cool News|Ain't It Cool News]] |
|||
|date=June 6, 2011 |
|||
| ref={{SfnRef|Ain't It Cool News|2011}} |
|||
}} |
|||
* {{cite interview |
|||
| title=Tension Between Richard Dreyfuss and Robert Shaw in "JAWS" |
|||
| url=https://www.youtube.com/watch?v=v8Ny_NU68ow |
|||
| last=Dreyfuss |first=Richard |
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| subject-link=Richard Dreyfuss |
|||
| interviewer=Steven Bratter |
|||
| date=December 6, 2012 |
|||
| publisher=[[コペンハーゲン大学]] |
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| access-date=June 6, 2015 |
|||
| ref={{SfnRef|Dreyfuss|2012}} |
|||
}} |
|||
* {{cite news |
|||
|title=How a big shark and a little man forced Spielberg to make Jaws even better |
|||
|url=http://www.adelaidenow.com.au/news/south-australia/how-a-big-shark-and-a-little-man-forced-spielberg-to-make-jaws-even-better/news-story/7ea6e7b7d12b5c680a1afd545fc9a1ca |
|||
|accessdate=January 21, 2016 |
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|last1=Davies|first1=Nathan |
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|newspaper=The Advertiser |
|||
|date=June 19, 2015 |
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| ref={{SfnRef|The Advertiser|2015}} |
|||
}} |
|||
* {{cite web |
|||
| title=Interview with Richard Dreyfuss |
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| url=http://www.sharkisstillworking.com/video2.asp |
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| publisher=[[:en:The Shark Is Still Working|The Shark Is Still Working]] official website |
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| accessdate=March 11, 2010 |
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| url-status=dead |
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| archiveurl=https://web.archive.org/web/20080307073711/http://www.sharkisstillworking.com/video2.asp |
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| archivedate=March 7, 2008 |
|||
| ref={{SfnRef|The Shark Is Still Working}} |
|||
}} |
|||
<!-- 音楽 --> |
|||
[[ジョン・ウィリアムズ (作曲家)|ジョン・ウィリアムズ]]によるテーマ曲はあまりにも有名で、今日でもテレビやラジオなどで鮫の登場場面の他、何かが迫ってくるなど緊迫感が高まる場面に使用されている。『[[シャーク・テイル]]』冒頭で使用された際は、フランキー(ホオジロザメ)が「俺たちのテーマ」と述べている。 |
|||
* {{cite news |
|||
| title=Jaws |
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| url=http://preview.reelviews.net/movies/j/jaws.html |
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| accessdate=August 6, 2006 |
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| year=2002 |
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| author=ベラーディネリ, ジェームズ |
|||
| author-link=ジェームズ・ベラーディネリ |
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| ref={{SfnRef|Berardinelli|2002}} |
|||
}} |
|||
* {{cite web |
|||
| title=Jaws – 25th Anniversary Collector's Edition |
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| url=http://www.deccaclassics.com/music/soundtracks/jaws.html |
|||
| publisher=[[デッカ・レコード]] |
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| accessdate=January 2, 2012 |
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| url-status=dead |
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| archiveurl=https://web.archive.org/web/20031006122029/http://www.deccaclassics.com/music/soundtracks/jaws.html |
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| archivedate=October 6, 2003 |
|||
| ref={{SfnRef|Decca|2000}} |
|||
}} |
|||
* {{cite web|url=https://www.empireonline.com/reviews/reviewcomplete.asp?SID=6144|title=Empire's Jaws Soundtrack Review|work=[[エンパイア (雑誌)|エンパイア]]|website=Empire|first=Ian|last=Freer|accessdate=January 5, 2012|deadlink=2020-12-4|ref=harv}} |
|||
* {{cite web |
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|title=Jaws |
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|url=http://www.varesesarabande.com/servlet/the-614/Jaws/Detail |
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|publisher=[[ヴァレーズ・サラバンド・レコーズ]] |
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|accessdate=January 1, 2012 |
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|archiveurl=https://web.archive.org/web/20140427191725/http://www.varesesarabande.com/servlet/the-614/Jaws/Detail |
|||
|archivedate=April 27, 2014 |
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|df=mdy-all |
|||
| ref={{SfnRef|Varèse|2000}} |
|||
}} |
|||
<!-- マーケティング --> |
|||
音楽プロデューサーのディッキー・グッドマンが、映画が公開された年の9月に[[コミックソング|ノベルティ・ソング]]「[[ミスター・ジョーズ]]」を発表。[[Billboard Hot 100|ビルボード・Hot 100]]の4位を記録した同曲は[[ゴールドディスク]]に輝き、こちらも映画と同様ヒットした<ref>[https://www.billboard.com/charts/hot-100/1975-10-11 Music: Top 100 Songs | Billboard Hot 100 Chart | THE WEEK OF OCTOBER 11, 1975]</ref>。 |
|||
* {{cite news |
|||
|title=Shark tale that changed Hollywood |
|||
|url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/4600557.stm |
|||
|last=Smith |
|||
|first=Neil |
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|work=[[BBCニュース]] News |
|||
|date=June 3, 2005 |
|||
|accessdate=March 12, 2010 |
|||
| ref={{SfnRef|BBC News|2005}} |
|||
}} |
|||
* {{cite web |
|||
|title=Poster king dreams up images to grab audiences |
|||
|url=https://www.usatoday.com/money/media/2003-07-20-poster_x.htm |
|||
|first=Bruce|last=Horovitz |
|||
|work=[[USA Today]] |
|||
|date=July 21, 2003 |
|||
|accessdate=January 2, 2012 |
|||
| ref={{SfnRef|USA Today|2003}} |
|||
}} |
|||
<!-- 劇場公開 --> |
|||
映画業界に影響を与えた本作だが、クイントの巡洋艦インディアナポリスの元乗組員という設定が思わぬ展開を巻き起こすこととなった。詳細は[[インディアナポリス (重巡洋艦)#艦長チャールズ・B・マクベイ3世とその後|インディアナポリス (重巡洋艦)]]を参照のこと。 |
|||
* {{cite news |
|||
| title=The Biggest Summer Blockbusters |
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| url=http://www.businessweek.com/bwdaily/dnflash/may2006/nf20060522_1037.htm |
|||
| first=Joseph |last=Pisani |
|||
| date=May 22, 2006 |
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| work=[[ブルームバーグ ビジネスウィーク|ビジネスウィーク]] |
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| accessdate=September 20, 2009 |
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| url-status=dead |
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| archiveurl=https://web.archive.org/web/20100125104017/http://www.businessweek.com/bwdaily/dnflash/may2006/nf20060522_1037.htm |
|||
| archivedate=January 25, 2010 |
|||
| ref={{SfnRef|Business Week|2006}} |
|||
}} |
|||
* {{cite news |
|||
| title=Man who gave summer blockbuster its bite dies |
|||
| url=http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/film/article730585.ece |
|||
| last=Ayres|first=Alice |
|||
| author2=Fordham, Alice |
|||
| work=[[タイムズ]] |
|||
| date=February 14, 2006 |
|||
| accessdate=March 12, 2010 |
|||
| ref={{SfnRef|The Times|2006}} |
|||
}} |
|||
* {{cite web |
|||
|title='Jaws' Returning to Theaters for 40th Anniversary |
|||
|url=https://www.hollywoodreporter.com/news/jaws-returning-theaters-40th-anniversary-798528 |
|||
|work=[[ハリウッド・リポーター]] |
|||
|date=May 28, 2015|accessdate=May 28, 2015 |
|||
| ref={{SfnRef|The Hollywood Reporter|2015}} |
|||
}} |
|||
* {{cite web |
|||
|title='TCM Presents' Continues with JAWS 40th Anniversary Presentation in Select U.S. Movie Theaters This June |
|||
|url=http://www.businesswire.com/news/home/20150528005082/en/%E2%80%98TCM-Presents%E2%80%99-Continues-JAWS-40th-Anniversary-Presentation/ |
|||
|work=[[ビジネスインサイダー]] |
|||
|date=May 28, 2015 |
|||
|accessdate=May 28, 2015 |
|||
| ref={{SfnRef|Business Insider|2015}} |
|||
}} |
|||
<!-- 興行成績 --> |
|||
== メディア展開 == |
|||
* {{cite magazine |
|||
; ジョーズ([[トミー (企業)|トミー]]) |
|||
| last=Murphy|first=A.D. |
|||
: 1983年頃発売の3D立体グラフィックゲームシリーズの携帯ゲーム作品。 |
|||
| title='Deep' Opening a 52-year Col Peak at $8.1 mil |
|||
[[File:UniversalStudiosJawsSharkCloseup.JPG|thumb|upright|[[ユニバーサル・スタジオ・フロリダ]]のディスプレイ。]] |
|||
| magazine=[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|バラエティ]] |
|||
; アトラクション「JAWS」(「[[ユニバーサル・スタジオ・ジャパン]]」) |
|||
| date=21 June 1977 |
|||
: {{main|ジョーズ (アトラクション)}} |
|||
| ref={{SfnRef|Variety|1977}} |
|||
; CRぱちんこJAWS([[京楽産業.]]) |
|||
}} |
|||
: 2006年8月にリリースされた、映画『ジョーズ』の正式ライセンスによるパチンコ台。劇中のリチャード・ドレイファス扮するフーパーにそっくりな人物などが登場し、ジョン・ウィリアムズのテーマ曲も使用されている。京楽が過去にリリースした爆裂機「[[CRぱちんこウルトラセブン]]」に似た構成となっており、大当たり確率は低いが当選後の連チャン確率が高く、賭博性は高めの機種である。ただし製作会社の京楽は本作の直後に発売する「CRぱちんこ華王・[[美空ひばり]]」に注力するため、本作は6万台で早々と生産を打ち切っている。 |
|||
* {{cite news |
|||
; CR JAWS〜It's a SHARK PANIC〜([[平和 (パチンコ)|平和]]) |
|||
| title=Showbusiness Headlines: Day-By-Day |
|||
: 2015年10月リリース。大当り確率1/399.6([[確率変動|確変]]時の大当り確率は1/110.3)のMAXタイプ。電チューからの大当りは100%確変(70%が16R、30%が4R)だが、1/500.3の当選確率による転落抽選があり、これに当選してしまうと確変が終了する<ref>[https://www.heiwanet.co.jp/latest/cr_jaws/index.html CR JAWS〜It's a SHARK PANIC〜製品サイト]</ref>。 |
|||
| magazine=[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|デイリー・バラエティ]] |
|||
| date=28 October 1975 |
|||
| page=87 |
|||
| ref={{SfnRef|Daily Variety|1975}} |
|||
}} |
|||
* {{cite news |
|||
| title=Buffs Give Damn About 'Wind' Change |
|||
| url=https://news.google.com/newspapers?id=U55RAAAAIBAJ&sjid=rG0DAAAAIBAJ&pg=6868,2671819 |
|||
| page=24 |
|||
| last=Anderson |first=George |
|||
| work=[[:en:Pittsburgh Post-Gazette|Pittsburgh Post-Gazette]] |
|||
| date=January 21, 1980 |
|||
| ref={{SfnRef|Pittsburgh Post-Gazette|1980}} |
|||
}} |
|||
* {{cite news |
|||
|title='Jaws' Receipts Most in U.S. Film History |
|||
|url=https://news.google.com/newspapers?id=ttAhAAAAIBAJ&sjid=–54FAAAAIBAJ&pg=1612,2834739 |
|||
|author=Los Angeles (AP) |
|||
|work=[[:en:The Daytona Beach News-Journal|The Daytona Beach News-Journal]] |
|||
|date=September 10, 1975 |
|||
|page=14A |
|||
| ref={{SfnRef|The Daytona Beach News-Journal|1975}} |
|||
}} |
|||
* {{cite magazine |
|||
|title=Reprise As To 'Jaws' |
|||
|magazine=[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|バラエティ]] |
|||
|date=January 21, 1976 |
|||
|page=102 |
|||
| ref={{SfnRef|Variety|1976}} |
|||
}} |
|||
* {{cite magazine |
|||
|title=Film Reviews: Jaws 3-D |
|||
|magazine=[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|デイリー・バラエティ]] |
|||
|author=Loyn. |
|||
|date=July 25, 1983 |
|||
|page=3 |
|||
| ref={{SfnRef|Daily Variety|1983}} |
|||
}} |
|||
* {{cite news |
|||
|title=Independent Action |
|||
|url=https://news.google.com/newspapers?id=JgAMAAAAIBAJ&sjid=mVgDAAAAIBAJ&pg=6721,49636 |
|||
|last=Fenner |first=Pat. C. |
|||
|work=[[:en:Evening Independent|Evening Independent]] |
|||
|date=January 16, 1978 |
|||
|page=11–A |
|||
| ref={{SfnRef|Evening Independent|1978}} |
|||
}} |
|||
* {{cite news |
|||
|title=Scariness of Jaws 2 unknown quantity |
|||
|url=https://news.google.com/newspapers?id=TpZjAAAAIBAJ&sjid=dnoNAAAAIBAJ&pg=5679,3145694 |
|||
|page=21 |
|||
|date=May 26, 1978 |
|||
|author=New York (AP) |
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|work=[[:en:The StarPhoenix|The StarPhoenix]] |
|||
| ref={{SfnRef|The StarPhoenix|1978}} |
|||
}} |
|||
* {{cite web |
|||
| title=Jaws (1975) - Title Summary |
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| url=https://www.boxofficemojo.com/title/tt0073195/ |
|||
| website=Box Office Mojo |
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| accessdate=2020-12-7 |
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| ref={{SfnRef|Title Summary - Box Office Mojo}} |
|||
}} |
|||
* {{Cite news |
|||
|author=The Economist online |
|||
|date=July 11, 2011 |
|||
|title=Pottering on, and on – Highest-grossing film in franchise |
|||
|work=[[The Economist]] |
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|url=https://www.economist.com/blogs/dailychart/2011/07/film-franchises |
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|accessdate=March 17, 2012 |
|||
| ref={{SfnRef|The Economist|2011}} |
|||
}} |
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* {{cite web |
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| title=All Time Box Office Adjusted for Ticket Price Inflation:Est. Tickets |
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| url=https://www.boxofficemojo.com/alltime/adjusted.htm?adjust_yr=1&p=.htm |
|||
| accessdate=January 26, 2012 |
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| website=Box Office Mojo |
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| url-status=dead |
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| archiveurl=https://web.archive.org/web/20120617190055/https://www.boxofficemojo.com/alltime/adjusted.htm?adjust_yr=1&p=.htm |
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| archivedate=2012-06-17 |
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| ref={{SfnRef|All Time Box Office - Box Office Mojo}} |
|||
}} |
|||
* {{cite web |
|||
| title=Top Lifetime Adjusted Grosses(インフレ率調整歴代興行収入記録) |
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| url=https://www.boxofficemojo.com/chart/top_lifetime_gross_adjusted/?adjust_gross_to=2020 |
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| website=Box Office Mojo |
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| accessdate=August 27, 2020 |
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| ref={{SfnRef|Top Lifetime Adjusted Grosses - Box Office Mojo}} |
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}} |
|||
* {{cite web |
|||
|title=Jaws Movies |
|||
|url=https://www.boxofficemojo.com/franchises/chart/?id=jaws.htm |
|||
|website=Box Office Mojo |
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|accessdate=March 12, 2010 |
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|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120130020702/https://www.boxofficemojo.com/franchises/chart/?id=jaws.htm |
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|archivedate=2012-1-30 |
|||
|ref = {{SfnRef|franchises Jaws - Box Office Mojo}} |
|||
}} |
|||
* {{cite web |
|||
| title=Jaws (1975) - Orijinal Release Domestic(国内総収入) |
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| url=https://www.boxofficemojo.com/release/rl3545925121/weekend/ |
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| website=[[Box Office Mojo]] |
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| accessdate=2020-12-7 |
|||
| ref={{SfnRef|Orijinal Release Domestic - Box Office Mojo}} |
|||
}} |
|||
* {{cite web |
|||
| title=The Ultimate Chart: 1–100 |
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| url=http://www.bfi.org.uk/features/ultimatefilm/chart/complete.php |
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| publisher=[[英国映画協会]] |
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| year=2004 |
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| accessdate=February 26, 2012 |
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| archiveurl=https://web.archive.org/web/20100131090823/http://www.bfi.org.uk/features/ultimatefilm/chart/complete.php |
|||
| archivedate=January 31, 2010 |
|||
| ref={{SfnRef|British Film Institute|2004}} |
|||
}} |
|||
* {{cite news |
|||
| title=Estudo confirma hegemonia dos EUA no cinema mundial |
|||
| url=http://acervo2.folha.com.br/8/41/92/32/5329241/1024/5329241.jpg |
|||
| newspaper=[[:en:Folha de S.Paulo]] |
|||
| language=Portuguese |
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| date=May 15, 2004 |
|||
| quote=The ten most viewed films in Brazil (million spectators) 1. ''Titanic'' (16.4) 2.''Jaws'' (13) |
|||
| ref={{SfnRef|Folha de S.Paulo|2004}} |
|||
}} |
|||
* {{cite news |
|||
| title="Jaws" played to 80 million on ABC |
|||
| url=https://www.nytimes.com/1979/11/07/archives/jaws-played-to-80-million-on-abc-a-week-of-specials-benson-leads.html |
|||
| first=Les|last=Brown |
|||
| newspaper=[[ニューヨーク・タイムズ]] |
|||
| date=November 7, 1979 |
|||
| page=C29 |
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| url-status=live |
|||
| access-date= |
|||
| ref={{SfnRef|The New York Times|1979}} |
|||
}} |
|||
* {{cite magazine |
|||
| title=Hit Movies on U.S. TV Since 1961 |
|||
| magazine=[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|バラエティ]] |
|||
| date=January 24, 1990 |
|||
| page=160 |
|||
| ref={{SfnRef|Variety|1990}} |
|||
}} |
|||
* {{cite news |
|||
|title=TV's jewels fail to shine in list of all-time winners |
|||
|url=http://www.corrie.net/chat/ratucs/press/top100.html |
|||
|newspaper=[[デイリー・テレグラフ]] |
|||
|date=February 7, 1998 |
|||
|accessdate=May 4, 2011 |
|||
|first=Alison|last=Boshoff |
|||
| ref={{SfnRef|The Daily Telegraph|1998}} |
|||
}} |
|||
<!-- 批評家 --> |
|||
== 元になった実話 == |
|||
* {{cite web |
|||
{{See also|ニュージャージーサメ襲撃事件}} |
|||
| title=Detail view of movies: Jaws |
|||
[[File:PhiladelphiaInquirerJuly141916.gif|right|thumb|300px|事件を伝える[[フィラデルフィア・インクワイアラー]]紙<BR /><SUB>下に犠牲者の写真が載っている</SUB>]] |
|||
| url=http://www.afi.com/members/catalog/DetailView.aspx?s=&Movie=55193 |
|||
[[ディスカバリーチャンネル]]の『実話!映画「ジョーズ」』では、1916年夏に[[ニュージャージー州]]で起きた、ホオジロザメが海岸や川で泳いでいた人を襲撃した事件を元に、[[ピーター・ベンチリー]]が小説を書いたとしている。 |
|||
| publisher=[[American Film Institute]] |
|||
| accessdate=January 20, 2012 |
|||
| url-status=dead |
|||
| archiveurl=https://web.archive.org/web/20120205174406/http://www.afi.com/members/catalog/DetailView.aspx?s=&Movie=55193 |
|||
| archivedate=2012-02-05 |
|||
| ref={{SfnRef|Detail view of movies: Jaws - AFI}} |
|||
}} |
|||
* {{cite web |
|||
| title=Jaws (1975) |
|||
| url=https://www.rottentomatoes.com/m/jaws |
|||
| publisher=[[Rotten Tomatoes]] |
|||
| accessdate=April 27, 2020 |
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| ref={{SfnRef|Rotten Tomatoes}} |
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}} |
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* {{Cite web |
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|title=Jaws |
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|url=https://www.metacritic.com/movie/jaws |
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|via=www.metacritic.com |
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|publisher=[[Metacritic]] |
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|accessdate=2020-12-2 |
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}} |
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* {{cite news |
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| author=Ebert, Roger |
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| title=Jaws |
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| work=[[シカゴ・サンタイムズ]] |
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| date=January 1, 1975 |
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* {{cite news |
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| author=Murphy, A. D. |
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| work=[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|バラエティ]] |
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|title=Jaws |url=https://www.variety.com/review/VE1117792123/ |
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| date=June 18, 1975 |
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| accessdate=August 3, 2006 |
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* {{cite news |
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| author=Crist, Judith |
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| work=[[New York (magazine)|New York]] |
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|title=Fish Story On a Grand Scale|url=https://books.google.com/books?id=1-gCAAAAMBAJ&pg=PA69 |
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}} |
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* {{cite news |
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|first = Rex|last = Reed |
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|title = Film to Jaw About: 'Le Chat's' Meow |
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|date = June 15, 1975 |
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}} |
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* {{cite news |
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| title=Entrapped by 'Jaws' of Fear |
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| last=Canby |first=Vincent |
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| work=[[ニューヨーク・タイムズ]] |
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}} |
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* {{cite news |
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| title=Don't Go Near the Water |
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| last=Champlin | first=Charles |
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| work=[[ロサンゼルス・タイムズ]] |
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| date=June 20, 1975 |
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| accessdate=August 31, 2006 |
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| ref={{SfnRef|Champlin|1975}} |
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}} |
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* {{cite book |
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|title= Halliwell's Film and Video Guide |
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|last1= Halliwell |first1=Leslie |
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|date=1997 |
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|isbn= 978-0-00-638868-5 |
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|pages=|edition=13 |
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|language=English |
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|type=paperback |
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| ref={{SfnRef|Halliwell|1997}} |
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}} |
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<!-- 栄誉 --> |
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1916年7月1日、[[ニュージャージー州]]の[[リゾート]]地の海岸で、遊泳中の男性が鮫に襲われて死亡した。しかし、当時の海洋生物学者の間では鮫が人を襲うものとの認識はなく、人を襲う可能性がある[[ホホジロザメ|ホオジロザメ]]は、北半球の冷たい海には住めないと考えられていたので、鮫ではなく他の生物が原因ではないかと学者たちは主張した。 |
|||
* {{Cite web |
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| title=The 48th Academy Awards (1976) Nominees and Winners |
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| url=http://www.oscars.org/oscars/ceremonies/1976 |
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| accessdate=October 2, 2011 |
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| publisher=[[映画芸術科学アカデミー]] |
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| ref={{SfnRef|映画芸術科学アカデミー|1976}} |
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}} |
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* {{cite web |
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| title=18th Annual GRAMMY Awards | 1975 GRAMMYs | GRAMMY.com |
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| url=https://www.grammy.com/grammys/awards/18th-annual-grammy-awards-1975 |
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| publisher=[[ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンス|ザ・レコーディング・アカデミー]] |
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| accessdate=2020-12-5 |
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| ref={{SfnRef|1975 GRAMMYs}} |
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}} |
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* {{cite web |
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| title=Fact Sheet: Jaws |
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| url=http://www.eonline.com/On/Holly/Shows/Jaws/factsheet.html |
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* {{cite web |
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| title=And the 2nd Annual "Favorite Movie People's Choice" is ... Jaws! |
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| publisher=[[ピープルズ・チョイス・アワード]] |
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| archivedate=July 25, 2013 |
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| df=mdy-all |
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| ref={{SfnRef|ピープルズ・チョイス・アワード}} |
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}} |
|||
* {{cite web |
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| title=Film Nominations 1975 |
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| url=http://www.bafta.org/awards-database.html?&year=1975 |
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| publisher=[[英国映画テレビ芸術アカデミー]] |
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| accessdate=February 26, 2012 |
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| ref={{SfnRef|英国映画テレビ芸術アカデミー}} |
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}} |
|||
* {{cite web |
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| title=33rd Annual Golden Globe Awards Nominations |
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| url=http://www.goldenglobes.org/browse/year/1975 |
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| publisher=[[ハリウッド外国人映画記者協会]] |
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| archivedate=November 24, 2010 |
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| ref={{SfnRef|ハリウッド外国人映画記者協会}} |
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}} |
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* {{cite web |
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| title=Awards / History / 1975 – 28th Annual DGA Awards |
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* {{cite web |
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| title=Writers Guild Foundation Library Catalog: Jaws |
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* {{cite web |
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| title=1,000 Greatest Films (Full List) |
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| quote=102. Jaws - Spielberg, Steven (1975) |
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* {{cite web |
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| title=AFI's 100 Years ... 100 Movies – 10th Anniversary Edition |
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| ref={{SfnRef|AFI's 100 Years - 100 Movies(1998)}} |
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}} |
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* {{cite web |
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| title=AFI's 100 Years ... 100 Movies (10th Anniversary Edition) |
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* {{cite web |
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| title=AFI's 100 Years ... 100 Heroes & Villains |
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}} |
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* {{cite web |
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| ref={{SfnRef|AFI's 100 Years - 100 Quotes}} |
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}} |
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* {{cite web |
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}} |
|||
* {{cite web |
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| title=AFI's 100 Years ... 100 Thrills |
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| publisher=[[アメリカン・フィルム・インスティチュート]](AFI) |
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| accessdate=2020-12-5 |
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| ref={{SfnRef|AFI's 100 Years - 100 Thrills}} |
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}} |
|||
* {{cite web |
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| title = The 100 Scariest Movie Moments: 100 Scariest Moments in Movie History—Official Bravo TV Site |
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| accessdate = July 28, 2010 |
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| year = 2004 |
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| publisher = [[:en:Bravo (US TV channel)|Bravo Company]] |
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| archivedate = October 30, 2007<!-- 07:05:40 --> |
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| ref={{SfnRef|Bravo Company|2004}} |
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}} |
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* {{cite web |
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| title=''Empire's'' The 100 Greatest Movie Characters |
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| url=https://www.empireonline.com/100-greatest-movie-characters/default.asp?c=50 |
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| work=Empire |
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| accessdate=May 21, 2010 |
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| archivedate = 2010-01-06 |
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| ref={{SfnRef|Empire|2010}} |
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* {{cite web |
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| title=Film Four's 100 Greatest Films of All Time |
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| work={{仮リンク|Film4|en|Film4}} |
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| publisher=Published by [[AMC (テレビ局)|AMC]] [[:en:Filmsite.org|FilmSite.org]] |
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| accessdate= 2020-12-5 |
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| quote=12. JAWS (1975) |
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| ref={{SfnRef|Film4}} |
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}} |
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* {{cite web |
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| title= 50 Greatest Films |
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| work=[[Vanity Fair (magazine)| Vanity Fair]] |
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| date=September 2005 |
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| accessdate= January 15, 2011 |
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| ref={{SfnRef| Vanity Fair|2005}} |
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}} |
|||
* {{cite web |
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| title=101 Best Screenplays |
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| accessdate=July 4, 2010 |
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| date=April 7, 2006 |
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| publisher=[[:en:Writers Guild of America West|Writers Guild of America West]] |
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| url-status=dead |
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| archivedate=August 13, 2006 |
|||
| ref={{SfnRef|Writers Guild of America, West|2006}} |
|||
}} |
|||
<!-- 影響 --> |
|||
それから5日後の7月6日。40マイル(約64km)離れた海岸で、今度はホテルの従業員が泳いでいた所を鮫に襲われた。[[ライフガード]]がすぐに助けだしたが、その従業員は両足を喰いちぎられていて、まもなく死亡した。この事件では足を失った犠牲者を多くの人が目撃し、新聞が大々的に報じたことから、海水浴客が訪れなくなり、現地の観光産業は大きな打撃を受けることになった。 |
|||
* {{cite web |
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| title=Jaws–The Monster That Ate Hollywood |
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| url=https://www.pbs.org/wgbh/pages/frontline/shows/hollywood/business/jaws.html |
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| work=[[公共放送サービス]](PBS) |
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| accessdate=August 6, 2006 |
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| ref={{SfnRef|PBS|2001}} |
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}} |
|||
* {{cite web |
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|title=Jaws' Launched Summer Blockbuster 35 Years Ago |
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|url=https://abcnews.go.com/Entertainment/jaws-launched-summer-blockbuster-35-years-ago/story?id=10855868 |
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|date=June 18, 2010 |
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|publisher=[[ABCニュース (アメリカ)|ABCニュース]] |
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|first=Luchina |
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|last=Fisher |
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|accessdate=January 14, 2011 |
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| ref={{SfnRef|ABC News|2010}} |
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}} |
|||
* {{cite web |
|||
|title=A Space Odyssey |
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|url=http://www.montrealmirror.com/ARCHIVES/2003/102303/film1.html |
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|last=Hays |
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|first=Matthew |
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|work=[[:en:Montreal Mirror|Montreal Mirror]] |
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|accessdate=July 31, 2007 |
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|url-status=dead |
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|archiveurl=https://web.archive.org/web/20110605192429/http://www.montrealmirror.com/ARCHIVES/2003/102303/film1.html |
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|archivedate=June 5, 2011 |
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| ref={{SfnRef|Montreal Mirror|2003}} |
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}} |
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* {{cite web |
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|title=Deep Blood (1990) |
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|url=https://www.allmovie.com/movie/deep-blood-v312947/review |
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|publisher=[[:en:RhythmOne|Allrovi]] |
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|first=Jeremy |
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|last=Wheeler |
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|accessdate=January 2, 2012 |
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| ref={{SfnRef|Allrovi}} |
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}} |
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* {{cite web |
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|title="Jaws in Japan" promises cyclopean Selachimorphae, breasts |
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|url=http://io9.com/5637161/jaws-in-japan-promises-cyclopean-selachimorphae-breasts |
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|author=Lamar, Cyriaque |
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|date=September 13, 2010 |
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|publisher=Jabootu's Bad Movie Dimension |
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| accessdate=July 31, 2014 |
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| ref={{SfnRef|Lamar|2010}} |
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}} |
|||
* {{cite web |
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|title=Richard Dreyfuss reveals why he made 'Piranha 3-D:' "to get money";– Film.com |
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|url=https://www.hollywoodnews.com/2010/05/05/richard-dreyfuss-reveals-why-he-made-%E2%80%98piranha-3-d%E2%80%99-%E2%80%9Cto-get-money%E2%80%9D/ |
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|work=HollywoodNews.com |
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|data=2010-5-5 |
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|accessdate=August 19, 2010 |
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|publisher=Film.com |
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| ref={{SfnRef|HollywoodNews.com|2010}} |
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}} |
|||
* {{cite web |
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|title=First look: 'The Shark is Still Working' |
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|url=http://losangelesunitedfest.bside.com/2009/films/thesharkisstillworking_losangelesunitedfest2009 |
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|publisher=Los Angeles United Film Festival |
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|first=Erik |
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last=Hollander |
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|accessdate=January 1, 2012 |
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|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090417001335/http://losangelesunitedfest.bside.com/2009/films/thesharkisstillworking_losangelesunitedfest2009 |
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|archivedate=April 17, 2009 |
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| ref={{SfnRef|Los Angeles United Film Festival|2009}} |
|||
}} |
|||
* {{cite web |
|||
|title=JAWS and TSISW in Austin, Texas August 1, 2, 8! |
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|url=http://www.sharkisstillworking.com/ |
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|work=The Shark is Still Working official website |
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|archivedate=August 11, 2010 |
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|data=2010-8-1 |
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|archiveurl=https://web.archive.org/web/20100811122940/http://www.sharkisstillworking.com/ |
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|accessdate=January 5, 2012 |
|||
| ref={{SfnRef|Shark is Still Working|2010}} |
|||
}} |
|||
<!-- 家庭用メディア --> |
|||
2人目の犠牲者が出てから6日後の7月12日。今度は海でなく淡水の川に鮫が現れて人を襲った。2回目の襲撃現場から30マイル(約48km)北にある、[[ニューヨーク港|ラリタン湾]]にそそぐマタワン川の河口から16マイル(約26km)遡った上流の桟橋で、近所の少年たちが泳いで遊んでいた。突然、1人の少年が水中に沈み、水面は渦を巻き血で赤く染まっていった。残りの少年たちは陸に上がり、「鮫に襲われた」と大人たちに助けを求めた。現場に駆けつけた中から数人の青年が水に入り少年を捜索したが、水が濁って見つからない。いったん上がろうとしたが、1人の青年が最後にもう一度確認しようと深く潜ると、川底で鮫が少年をくわえているのを発見した。青年は勇敢にも鮫に殴りかかり、少年を離させることに成功したが、今度は自身が鮫に襲われ、足を噛まれた。襲われた青年を桟橋から他の大人が救出したが、傷が深く出血が酷かった。車では揺れて危険だからと、鉄道で50km離れた病院に運んだが、治療の甲斐なく死亡した。4人目が襲われた直後、近くで騒ぎを知らず泳いでいた少年にも鮫は襲いかかり、1人の足に大怪我をさせている。少年は一時足の切断は免れないと思われたが、奇跡的に回復している。最初に襲われた少年の遺体は後日発見された。 |
|||
* {{cite web |
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|title=Jaws (1995) |
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|url=https://www.ew.com/ew/article/0,,299824,00.html |
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|first=Chris |
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|last=Nashawaty |
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|work=Entertainment Weekly |
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|date=December 1, 1995 |
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|accessdate=January 5, 2012 |
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|url-status=dead |
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|archivedate=2012-01-13 |
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|ref={{SfnRef|Entertainment Weekly|1995}} |
|||
}} |
|||
* {{cite web |
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|title=Feeding 'Jaws' Fans |
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|url=https://articles.latimes.com/2000/jul/13/entertainment/ca-51986 |
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|work=Los Angeles Times |
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|accessdate=January 5, 2012 |
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|ref={{SfnRef|King|Los Angeles Times|2000}} |
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}} |
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* {{cite web |
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|title=Jaws: 25th Anniversary Edition |
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|url=http://dvd.ign.com/articles/037/037280p1.html |
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|website=[[IGN]] |
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|first=Matt |
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|last=Venendaal |
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|date=July 11, 2000 |
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|accessdate=April 15, 2010 |
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|ref={{SfnRef|Venendaal|IGN|2000}} |
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}} |
|||
* {{cite web |
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|title=Making this cold fish hot again |
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|url=https://articles.latimes.com/2005/jun/14/entertainment/et-dvd14 |
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|work=Los Angeles Times |
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|ref={{SfnRef|Dutka|Los Angeles Times|2005}} |
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}} |
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* {{cite web |
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|title=Jaws (12) |
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<!-- メディア展開 --> |
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2人の死者と1人の重傷者を出したマタワンの住人たちは怒りと復讐心に沸き立ち、鮫に懸賞金をかけ、連日[[ダイナマイト]]を川に投げ込むなどして鮫を捜索したが、見つかることはなかった。 |
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| title=Pinball FX3 has big names lining up for a table |
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<!-- 続編 --> |
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マタワンの襲撃から2日後の7月14日。海上で漁をしていた剥製業者の船の網に、2.5mほどのホオジロザメがかかった。殺して持ち帰り、剥製業者が鮫の胃を裂くと、中から人間の骨と思われるものが出てきた。このことから、このホオジロザメが一連の襲撃事件の犯人であるとされ、騒動は終結することになった。この鮫が1匹で4人を死亡させ、1人に重傷を負わせたのかどうか不明であるが、捕獲以降、人間が襲われることはなくなったのである。ただし、マタワン川で3人を襲った鮫は、淡水域でも生息できる[[オオメジロザメ]]ではないかという意見もある。オオメジロザメも人を襲う種で、ホオジロザメ、イタチザメに並ぶ最も危険な鮫とされる。 |
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* {{cite web |
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| ref={{SfnRef|Jaws 3-D - VARIETY.com}} |
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|||
* {{cite web|url=http://jabootu.net/?p=8455|title=Cruel Jaws (1995)|author=Begg, Ken|date=2012-08-27|publisher=Jabootu's Bad Movie Dimension| accessdate=2014-07-31 |ref = {{SfnRef|Begg, Ken|2012}}}} |
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* {{cite web|url=https://www.allcinema.net/cinema/9761 |title=地獄のジョーズ/'87最後の復讐|publisher=allcinema |accessdate=2020-12-05 |ref = {{SfnRef|地獄のジョーズ/'87最後の復讐 - allcinema}}}} |
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* {{cite web|url=https://www.allcinema.net/cinema/84289 |title=ジョーズ’98/激流篇|publisher=allcinema |accessdate=2020-12-05 |ref = {{SfnRef|ジョーズ’96/激流篇 - allcinema}}}} |
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* {{cite web|url=https://www.allcinema.net/cinema/51171 |title=ジョーズ’96/虐殺篇|publisher=allcinema |accessdate=2020-12-05 |ref = {{SfnRef|ジョーズ’96/虐殺篇 - allcinema}}}} |
|||
{{refend}} |
|||
== |
== 関連項目 == |
||
* [[ニュージャージーサメ襲撃事件]] - 原作の元の1つになった事件。 |
|||
* [[ジョーズ2]] |
|||
*[[ハンター・スコット]] - この映画を見たことをきっかけに、インディアナポリス艦長の名誉回復運動を行った。 |
|||
* [[ジョーズ3]] |
|||
* [[ジョーズ'87 復讐篇]] |
|||
== 脚注 == |
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=== 注釈 === |
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{{notelist2|2}} |
|||
=== 出典 === |
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{{reflist|2}} |
|||
== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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* [https://www.uphe.com/movies/jaws Jaws | Own & Watch Jaws | Universal Pictures]{{en icon}} |
* [https://www.uphe.com/movies/jaws Jaws | Own & Watch Jaws | Universal Pictures]{{en icon}} |
||
* [https://amblin.com/movie/jaws/ Jaws (1975) - About the Movie | Amblin]{{en icon}} |
* [https://amblin.com/movie/jaws/ Jaws (1975) - About the Movie | Amblin]{{en icon}} |
||
* [http://db2.nbcuni.co.jp/contents/hp0002/list.php?CNo=2&AgentProCon=40744 ジョーズ 4K Ultra HD+ブルーレイ | NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン](4K UHD・セル商品(2020年6月24日発売)){{ja icon}} |
|||
* [http://db2.nbcuni.co.jp/contents/hp0002/list.php?CNo=2&AgentProCon=36007 ジョーズ ユニバーサル思い出の復刻版 ブルーレイ | NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン](Blu-ray・セル商品(2017年11月8日発売)){{ja icon}} |
|||
* [http://db2.nbcuni.co.jp/contents/hp0002/list.php?CNo=2&AgentProCon=20110 ジョーズ | NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン](Blu-ray・セル商品(2013年6月26日発売)){{ja icon}} |
|||
* [http://db2.nbcuni.co.jp/contents/hp0002/list.php?CNo=2&AgentProCon=18168 ジョーズ コレクターズ・エディション 【デジタル・コピー・ディスク付】 | NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン](Blu-ray・セル商品(2012年8月22日発売)){{ja icon}} |
|||
* [http://db2.nbcuni.co.jp/contents/hp0002/list.php?CNo=2&AgentProCon=16983 ジョーズ | NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン](DVD・セル商品(2012年4月13日発売)){{ja icon}} |
|||
* [http://db2.nbcuni.co.jp/contents/hp0002/list.php?CNo=2&AgentProCon=5350 ジョーズ リミテッド・エディション〈2枚組〉 | NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン](DVD・セル商品(2009年10月23日発売)){{ja icon}} |
|||
* {{Allcinema title|10911|ジョーズ}} |
* {{Allcinema title|10911|ジョーズ}} |
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* {{Kinejun title|4436|ジョーズ}} |
* {{Kinejun title|4436|ジョーズ}} |
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296行目: | 1,606行目: | ||
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{{Normdaten}} |
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{{デフォルトソート:しよおす}} |
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[[Category:1975年の映画]] |
[[Category:1975年の映画]] |
2020年12月17日 (木) 07:52時点における版
ジョーズ | |
---|---|
Jaws | |
ロジャー・カステルがデザインした劇場用ポスターのイメージ | |
監督 | スティーヴン・スピルバーグ |
脚本 | |
原作 |
ピーター・ベンチリー ジョーズ |
製作 | |
出演者 | |
音楽 | ジョン・ウィリアムズ |
撮影 | ビル・バトラー |
編集 | ヴァーナ・フィールズ |
製作会社 |
|
配給 | ユニバーサル・ピクチャーズ |
公開 |
1975年6月20日 1975年12月6日 |
上映時間 | 124分[2] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | 900万ドル |
興行収入 | 4億7,200万ドル |
配給収入 | 50億500万円[3] |
次作 | ジョーズ2 |
『ジョーズ』(原題:Jaws)は、スティーヴン・スピルバーグ監督による1975年のアメリカ映画。原作は1974年に出版されたピーター・ベンチリーによる同題の小説[注釈 1]。『JAWS/ジョーズ』と表記されることもある。とある避暑地の海辺の町において海水浴客を襲う巨大な人食いホオジロザメをブロディ署長(ロイ・シャイダー)、若い海洋生物学者フーパー(リチャード・ドレイファス)、プロのサメハンターのクイント(ロバート・ショウ)の3人が狩ろうとする海洋アクション・スリラー。マーレイ・ハミルトンが市長を、ロレイン・ゲイリーがブロディ夫人を演じる。脚本は原作者のベンチリーと俳優のカール・ゴットリーブ。なお、タイトルの「Jaws」とは顎の意味[4]。
主にマサチューセッツ州マーサズ・ヴィニヤード島で撮影が行われた本作は、海で撮影された最初の大型映画であり、その結果、機械仕掛けのサメは頻繁に故障するなど、製作中に様々な問題に見舞われ、予算とスケジュールを大幅に超過した作品であった。しかし、スピルバーグはサメの模型が使えないがゆえにサメを直接見せない形に切り替え、サスペンス性を高めた。また、サメの存在を暗示するジョン・ウィリアムズが作曲した独特の不気味で不吉なテーマもよく知られる。こうした暗示的なアプローチはアルフレッド・ヒッチコックの作品とよく比較される。ユニバーサル・ピクチャーズは、当時の大型スタジオ映画としては異例であった封切り時点での450スクリーン以上に及ぶ大規模な劇場公開を行い、テレビ広告やタイアップ商品に重点を置いた大規模なマーケティングを展開した。
『ジョーズ』は映画史における分岐点となる夏の超大作映画の原型となり、音楽や編集でアカデミー賞を始めとするいくつかの賞を受賞した。1977年の『スター・ウォーズ』の公開まで、最高興行収入記録の作品であった。この2作はどちらも高い興行収入を追求したシンプルでハイコンセプトのアクション映画やアドベンチャー映画として、大々的に宣伝を行い、夏の間に何千もの劇場で公開されるという、現代におけるハリウッドのビジネスモデルを確立する上で極めて重要な役割を果たした。本作の公開後にはスピルバーグもベンチリーも関わらない続編3作と多くの模倣映画が製作された。2001年には米国議会図書館によって、アメリカ国立フィルム登録簿に「文化的、歴史的、または美的に重要」として保存されることが決定した。
プロット
アメリカ東海岸に位置する穏やかな町・アミティ島。夕暮れ、ビーチパーティの参加者の1人であった若い女性クリッシーが1人で薄暗い海で泳いでいると、突然、何かに襲われ、そのまま水中に引き込まれて行方不明となる。翌朝、昨年にニューヨーク市警からアミティに赴任してきた警察署長のマーティン・ブロディは、浜辺に女性の死体の一部が打ち上げられたと連絡を受ける。検死の結果、サメの可能性が高いと聞いたブロディはすぐにビーチを閉鎖しようとするが、ボーン市長ら町の有力者たちは町にとって夏の観光収入は大事だと説いて反対する。結局、閉鎖はされず、検死報告書も市長の意を受けてボートのスクリュー事故に書き換えられてしまう。その結果、数日後に今度は昼間に大勢の目の前で一人の少年アレックス・キントナーがサメの犠牲になり、人喰いザメの存在が町に知れ渡る。
少年の両親は息子の仇を取るためにサメに3,000ドルの懸賞金を掛けようとする。ブロディは混乱をもたらすとして反対しようとするが、逆にサメの被害を知っていたのに適切な措置を取らなかったとキントナー夫人から責められる。また、地元のプロのサメ・ハンターであるクイントは、懸賞金額が低くサメを舐めていると侮蔑し、10,000ドルでなければ動かないと宣言する。結局、懸賞金に釣られて町の人間のみならず、島外からも素人のハンター達が押し寄せてくる。ブロディは、海洋研究所に依頼してサメの専門家を派遣してもらうように手配し、そこでやってきた若い海洋学者マット・フーパーは、クリッシーの遺体の傷口から、標的はかなり大型のサメだと指摘する。その中で、ハンターの1人によって2メートルを超える大型のサメが捕らえられる。ボーン市長を始めとして町の住人達は詳しく確かめもせず、このサメが犯人に違いないと言い、1年で最も書き入れ時の独立記念日の祝日には間に合ったことに安堵する。しかし、フーパーは冷静にこれがイタチザメであることや、女性を襲ったサメはもっと大きいことを指摘するも、誰も聞き入れない。夜半、ブロディとフーパーはこっそりとイタチザメの腹を捌き、人喰いザメでないことを確認する。そして、フーパーの調査船で2人は海に出て真の標的を探そうとするが、その中でサメ狩りに熱心であった地元漁師ベン・ガードナーの船を発見する。スキューバダイビングスーツを着たフーパーは船を調査し、ホオジロザメの巨大な歯を発見し、これが自分たちが探している人喰いザメだと確信する。ところが、直後に発見したガードナーの死体に驚き、証拠となる歯は落としてしまう。
翌7月4日(独立記念日)。ブロディとフーパーは改めてボーン市長に閉鎖を求めるが、証拠の歯を無くしたこともあり信じてもらえず、浜辺には地元民やたくさんの観光客が集まる。そこにサメが現れ、再び犠牲者が出る。ブロディはボーン市長にクイントを10,000ドルで雇うことを要請し、今度は市長も自分の息子も浜辺にいて恐怖を感じたことなどを挙げて要請を認める。依頼を受けたクイントは、ブロディとフーパーも同船することを渋々認めつつ、あくまで自分が船長で、サメ狩りのプロであり、自分の命令は絶対に聞くように言い、横柄な態度を取る。
クイントが所有するオルカ号で海に出た3人であったが、クイントは終始フーパーを若造と言い放って軽んじ、フーパーもまたクイントに反発するなど、3人の関係は険悪なものとなる。やがて3人の想定を超えた、体長25フィート(約7.6メートル)、重さ3トンはあろう巨大なサメが海上に顔を出す。クイントはブイ代わりの樽がロープで結ばれたスピアガン(弾ではなく銛を発射する銃)を撃ち込むも急所を外し、巨大ザメの方も銛を打ち込まれたままその異様な怪力と体力で樽ごと海中に沈み、逃げ切る。
夜。3人は船内で酒を飲みながら互いの傷を見せ合い打ち解ける。その中でクイントは自分が第二次世界大戦末期の沈没した軍艦インディアナポリスの生き残りであり、海に投げ出された同僚たちが集まってきたサメ達に喰われ殺されていった過去を打ち明ける。すると、密かに戻ってきていたサメが船体に激しく体当たりを始める。船底から浸水する中でサメとの攻防戦が始まり、エンジンルームに被害が出る。未だ樽がサメに付いたままであることを確認した3人はそれを目印に銃器で応戦するが、再びサメはどこかへと消えてしまう。
夜が明けると再びサメがやってくる。ブロディは沿岸警備隊に無線で救助を求めようとするが、サメとの勝負に拘るクイントは無線を破壊してしまう。サメとの攻防は一進一退であり、クイントがスピアガンでさらに樽の付いた銛を撃ち込んだり、ブロディが拳銃でサメにダメージを与えるものの、その異様な怪力と体力に3人は翻弄される。船尾にロープで固定してサメをそのまま曳航しようとする策も、サメの怪力の前に逆に船が危うくなり逃してしまう。クイントはサメを浅瀬に誘導する策を取り、サメが船を追う形となるが、浅瀬に着く前に過負荷で船のエンジンは完全に故障してしまう。
ゆっくりと沈み始めたオルカ号の甲板上で3人は起死回生の策を練る。ダイビングスーツを着たフーパーはサメに耐性のある檻に入って、そこからサメに猛毒のストリキニーネを直接注射して殺そうと試みる。サメは予想以上に檻を激しく攻撃し、フーパーは危機に陥るも機転を利かせて岩陰に隠れ、窮地を脱する。海上に出たサメは、沈みゆくオルカ号を激しく攻撃し、甲板からズリ落ちたクイントを食い殺す。ブロディもまた危機に陥る中でスキューバタンク(ボンベ)をサメの口に詰め込む。甲板は完全に沈み、海上にわずかに突き出たマストに陣取ったブロディは、自分を食うべくやってきたサメの口内のボンベを狙ってライフルを撃つ。ボンベの爆発によってサメの上半身は吹き飛びブロディは生き延びる。そこにフーパーも海上に浮上し、互いの生存を喜び合う。2人は船の残骸を浮き輪代わりにして、島へと泳いで帰る。
製作
企画
ユニバーサル・ピクチャーズのプロデューサーであったリチャード・D・ザナックとデイヴィッド・ブラウンは、ブラウンの妻であるヘレン・ガーリー・ブラウンが編集長を務めていたライフスタイル雑誌『COSMOPOLITAN』の文学コーナーで、偶然にも、まだ出版前であるピーター・ベンチリーの小説『ジョーズ』(1974年)のことを知った。そこにはプロットの詳細な説明が書かれており、最後に担当者による「良い映画になるかもしれない」というコメントで締めくくられていた[5][6]。2人は一晩かけて、この本を読み、翌朝には「今まで読んだ本の中で最も刺激的なもの」として、どうやって映像化できるかわからないが、とにかく映画化したいという考えに至った[7]。出版される前年の1973年に2人は約17万5000ドル(2018年現在で99万ドルに相当)で映画化権を購入した[8]。ブラウンは、もし自分たちが2回読んでいたら、特定のシークエンスの映像化の難しさを理解し、映画化はしなかっただろうと語っている[9]。
ザナックとブラウンは当初、『老人と海』(1958年)などの海洋冒険映画を手掛けたベテラン監督のジョン・スタージェスに監督を依頼することを検討していたが、結局、前年に『男の出発』で監督デビューしたばかりのディック・リチャーズに正式にオファーを出した[10]。ところが、リチャーズがサメをクジラと呼ぶ癖に苛立ち、すぐに降板させた[10]。一方、このプロジェクトに非常に興味を持っていたのがスティーブン・スピルバーグであった。当時26歳のスピルバーグは、ザナックとブラウンがプロデュースした『続・激突!/カージャック』で初の劇場映画の監督を務めたばかりであった。オフィスでのミーティングの終わりにまだ出版されていない原作小説のコピーを見つけたスピルバーグは、それを読んですぐに虜になった[8]。後にスピルバーグは、自身が監督を務めた1971年のテレビ映画『激突!』との類似点を挙げている[7]。また、2012年に発売されたDVDドキュメンタリー『The Making of Jaws』ではトラックが破壊された時の音をサメの断末魔の咆哮として再利用し、『激突!』を直接参照したことを明かしている。リチャーズの離脱後、『続・激突!/カージャック』公開前の1973年6月に、プロデューサー達はスピルバーグに監督を任せることを正式に契約した[10]。
製作が始まる前、スピルバーグは「トラックとサメの監督」というイメージを持たれることを恐れて、『ジョーズ』に消極的になっていた[11]。スピルバーグは、20世紀フォックスが進めていた『ラッキー・レディ』への移籍を希望したが、ユニバーサルは契約に基づいて拒否権を行使した[12]。ブラウンは「『ジョーズ』の後にはやりたい映画を何本も作れる」と言い、スピルバーグを説得した[11]。本作には350万ドルの予算と55日間の撮影スケジュールが与えられた。主な撮影は1974年5月に開始される予定であり、ユニバーサルとしては主要スタジオと映画俳優組合との契約が切れる6月末までに撮影を終わらせたいと考えていた[13]。
脚本
映画化に際してスピルバーグは原作の基本プロットは維持したいと考えていた一方で、サブプロットの多くはカットした[8]。スピルバーグは原作で一番好きな部分は最後の120ページに渡るサメ狩りのシーンだと公言し、仕事を引き受けた際にもザナックに「第1、2幕は変更してオリジナル脚本をベースにし、第3幕が原作に忠実であれば、この映画をやりたい」と話したという[14]。ザナックらが映画化権を購入した時、脚本の初期草稿についてはベンチリーに依頼することを約束していた[8]。これは全米脚本家組合によるストライキの可能性が高まっていたことを踏まえてものであり、彼は組合員ではなかったからである[15]。ベンチリーは他の脚本家の手が入らない段階で全体で3つのドラフト版を書き[8]、最終稿をスピルバーグにわたすと「ここまでが私のベストだ」と宣言した[16]。後にベンチリーは映画の完成版に対する自分の貢献度を「ストーリーラインと海洋ものである点、そして機械類ぐらいだ」と話し、「登場人物たちのテクスチャーをどうやって脚本に落とし込めばいいのかよくわからなかった」と述べている[15]。この初期稿における原作からの変更点はエレン・ブロディとマット・フーパーの不倫劇の削除であり、これはオルカ号での男たちの友情エピソードを危うくする恐れがあるというスピルバーグからの提案を踏まえたものであった[17]。また、製作中には端役のリポーター役としてベンチリーが出演することが決まった[18]。
ベンチリーの脚本の登場人物ではまだ好感が持てないと感じたスピルバーグは若手の脚本家であるジョン・バイラムにリライトを依頼したが、断られた[11]。刑事コロンボの脚本家であったウィリアム・リンクとリチャード・レビンソンもスピルバーグの依頼を断った[19]。こうして他の脚本家探しが行われた中で、ロサンゼルスにいた、トニー賞とピューリッツァー賞の受賞経験がある劇作家のハワード・サックラーが、クレジットされないリライトのオファーを受けた[7]。スピルバーグの提案で、ブロディは水を恐れる設定が追加された。彼は「マサチューセッツに近い穏やかな島の沖合で何かかなり恐ろしいものを見つけるため、都会のジャングルからやってきた」となった[15]。
スピルバーグは作品に「ある程度の軽快さ」を求め、決して「暗い作風の海での狩猟劇」にしないために、友人のコメディ作家兼俳優であるカール・ゴットリーブ(当時の人気シットコム『おかしな二人』で活躍していた)にも協力を求めた[16]。スピルバーグは彼に脚本を送り、脚本家としてどう変更点を加えるか、また、出演したい役柄はあるかと尋ねた[20]。これに対してゴットリーブは3ページほどのメモを送り返した上で、政治家とコネがある地元紙の編集者メドウズ役を希望した。そしてオーディションに合格した1週間後にはスピルバーグは彼をプロデューサーに引き合わせ、脚本修正の仕事を依頼した[21]。
ゴットリーブとの脚本に関する契約は、当初、台詞のブラッシュアップで、期間も1週間ほどであったが、9週間にわたる主要な撮影期間中にも脚本全体の書き直しを行い、最終的には本作における主脚本家の一人という扱いに変わった[21]。各シーンの脚本は基本的にその撮影の前夜に完成したが、これはゴットリーブがスピルバーグやキャスト、撮影クルーたちとの夕食を共にした後に修正が行われていたためである。多くの会話シーンは、これら食事中の俳優たちの即興劇が基であり、またいくつかは撮影セットの中で作られていった。さらにジョン・ミリアスが台詞のブラッシュアップを担当し[22]、シュガーランド・エクスプレスのライターであるマシュー・ロビンスとハル・バーウッドもノンクレジットだったが脚本に貢献している[23]。どの程度、脚本家たちに採用されたかは不明だが、スピルバーグは草稿は自分が作ったと主張している[22]。この中で、彼が要求した具体的な変更点の1つは、サメの死因を大量の傷からスキューバタンクの爆発に変更するというものであり、「派手なエンディング」の方が観客の反応が良いと考えたためであった[24]。スピルバーグは脚本の完成稿には原作にない約27のシーンがあったとしている[17]。
ベンチリーは、1964年にスポーツフィッシングのフランク・マンダスが巨大なサメを捕獲した記事を読んで『ジョーズ』を書いた。ゴットリーブによればクイントの設定はだいたいにおいてマンダスを基にしており、執筆にあたって読んだ『Sportfishing for Sharks』を参考にしたという[25]。サックラーはクイントのバックストーリーとして第二次世界大戦におけるインディアナポリスの遭難事故の生存者である設定を盛り込んだ[26]。インディアナポリスにまつわるクイントの独白(モノローグ)の部分を書いた脚本家は誰かという点はかなりの論争となった。スピルバーグはサックラーとミリアス、そしてクイント役で劇作家でもあったロバート・ショウの共同制作だったという表現を用いた[22]。彼によればミリアスはサックラーの「4分の3ページ」のスピーチをモノローグに変え、それをさらにショウが書き直したと明かしている[26]。なお、ゴットリーブはミリアスの功績を軽視し、ショウが一番の功労者であったと称賛している[27][28]。
キャスティング
演者 | 役名 | |
---|---|---|
ロイ・シャイダー | マーティン・ブロディ署長 | |
ロバート・ショウ | クイント | |
リチャード・ドレイファス | マット・フーパー | |
ロレイン・ゲイリー | エレン・ブロディ | |
マーレイ・ハミルトン | ラリー・ヴォーン市長 | |
カール・ゴットリーブ | メドウズ | |
ジェフリー・クレイマー | ヘンドリックス保安官代理 | |
スーザン・バックリニー | クリッシー・ワトキンス | |
リー・フィエロ | キントナー夫人 | |
ピーター・ベンチリー | リポーター |
ザナックとブラウンの要望に応じて、スピルバーグは既知の俳優をキャスティングしたが[18]、大物俳優の起用だけは避けようとしていた。スピルバーグは「やや無名の」俳優を起用することで観客にとって身近な出来事だと認識させる狙いがあり、逆にもし大物俳優を起用すれば、その代表作のイメージもつきまとい物語を破綻させる恐れがあると懸念したためであった[23]。スピルバーグの狙いとしては「スーパースターはサメになる」というものだった[16]。最初にキャスティングされたのは、エレン・ブロディ役のロレイン・ゲイリー(当時のユニバーサル社長シド・シャインバーグの妻)[18]とアミティ島の市長役のマーレイ・ハミルトンであった[29]。スタントウーマンから女優に転身したスーザン・バックリニーは、彼女が泳げてヌードになることも厭わなかったために、最初の犠牲者であるクリッシーにキャスティングされた[16]。ほとんどの端役は、映画の撮影が行われたマーサズ・ヴィニヤード島の住民たちをエキストラして雇ったものであった。その一例が、ヘンドリックス保安官代理を演じた、後にテレビプロデューサーとなるジェフリー・クレイマーである[30]。また、2番目の犠牲者となった少年アレックス・キントナー(ジェフリー・ヴォルヒーズ)の母親であるキントナー夫人を演じたのも島の演劇講師であったリー・フィエロだった[31]。
主人公ブロディ役は当初ロバート・デュバルがオファーされたが、彼はクイント役にしか興味を示さなかった[32]。チャールトン・ヘストンはブロディ役に興味を示したが、スピルバーグは安穏とした街の警察署長をヘストンが演じるには、映画の登場人物として威厳がありすぎると感じた[33]。最終的にロイ・シャイダーに決まった経緯についてスピルバーグはインタビューで、友人宅のパーティで文字通りソファに座ってコカコーラを片手に「ジョーズ」のことで頭を悩ませていたところ、特別な面識は無かったシャイダーに話しかけられ、キャスティングが難航していることを明かしたという。するとシャイダーが「自分では駄目か?(What about ME?!?)」と聞いてきたと述べ、そこでオファーを出したところ、その場で台本も見ずにOKを出してくれたと語っている[26]。また、メイキングドキュメンタリーによれば、パーティでスピルバーグが脚本家とサメがボートに飛び乗るシーンの話をしているのを聞いたシャイダーが本作に興味を持ったのがきっかけだったという[18]。こうしてブロディ役にはシャイダーが採用されたものの、当初スピルバーグは彼が『フレンチ・コネクション』で演じたような「タフガイ」となることを懸念していた[32]。
制作開始の9日前の時点では未だクイントもフーパーもキャスティングされていなかった[34]。クイント役についてはリー・マーヴィンとスターリング・ヘイドンにオファーが出されていたものの、2人に断られてしまった[18][32]。ザナックとブラウンはちょうど『スティング』においてロバート・ショウとの仕事を終えたばかりで、彼をスピルバーグに提案してみた[35]。実のところショウは、脚本に難色を示し、オファーを受けることに消極的であったが、妻で女優のメアリー・ユーアと秘書の両方に促されて引き受けることにした。彼は「2人があんなに熱心だったのは『ロシアより愛をこめて』以来だったよ。そして彼女たちは正しかった」と回顧している[36]。またショウは役作りとして、地元の漁師ベン・ガードナーを演じた、ヴィニヤードの漁師かつ農園主で、かなりの風変わりな人物であったクレイグ・キングスベリーを参考にした[37]。スピルバーグもまたキングスベリーを「私の頭の中にあるクイントの純粋な姿」と評し、彼の発言のいくつかが、ガードナーとクイントのセリフとして脚本に組み込まれることとなった[38]。また、特に第3幕の海上が舞台でのクイントの台詞や拘りの一部は、ヴィニヤードの整備士でボート所有者でもあったリン・マーフィーの発言が用いられていた[39][40]。
フーパー役には、当初スピルバーグはジョン・ヴォイトを望んでいた[35]。ティモシー・ボトムズ、ジョエル・グレイ、ジェフ・ブリッジスも候補に挙がっていた[41]。その中で、スピルバーグの友人で『アメリカン・グラフィティ』の監督を務めたジョージ・ルーカスは、主人公のカートを演じたリチャード・ドレイファスを勧めた[18]。当初、ドレイファスは役を受けるつもりはなかったが、完成したばかりの『グラヴィッツおやじの年季奉公』の公開前試写会を観て考えを改めるに至った。ドレイファスは映画の出来に失望し、このままでは誰も自分を雇わなくなることを恐れ、慌ててスピルバーグに電話をかけ、オファーを受ける旨を伝えた[42]。この時点でスピルバーグが思い描いていた映画の内容は原作と大きく異なるために、彼はドレイファスに原作を読まないことをお願いした。こうしてフーパー役の決定と共に、脚本はドレイファスの人物像に合わせる形でリライトされ[34]、ドレイファスを「自分の分身」と捉えたスピルバーグの考えが反映されるような形となった[41]。
撮影
1974年5月2日[44]、ロングアイランド東部であることを考慮して、マサチューセッツ州マーサズ・ヴィニヤード島で撮影が開始された。後にブラウンは「サメの出現が観光ビジネスを破壊してしまうような低中流階級向けの保養地が必要だった」と説明している[45]。他にもマーサズ・ヴィンヤードが選ばれた理由として、周囲の海が海岸から12マイル (19 km)の間、35フィート (11 m)未満の遠浅の砂地の海底であったためであり、陸地が見えないところでも機械式のサメを動かすことが可能だった[46]。スピルバーグは水場のシーケンスにおいて、あたかも泳いでいる人の目線ようにクローズアップしていく撮影がしたかったために、撮影監督のビル・バトラーは潮の満ち引きに関係なくカメラを安定させるためのリグや、密閉された水中カメラボックスなど、海洋や水中での撮影を容易にするための新しい機材を考案した[47]。また、スピルバーグは美術部に風景や衣装から赤を避けるように指示し、これによってサメの攻撃時による血が唯一の赤となって、より大きなショックとなるように狙った[38]。
当初、プロデューサーたちはホオジロザメを訓練して撮影に用いることを検討していたが[49]、これはすぐに不可能であるとわかったため、3体のフルサイズの空圧式で稼動するサメの機械模型が製作された。このサメの模型はスピルバーグの弁護士ブルース・レイマーにちなんで、スタッフたちから「ブルース」と愛称された[50]。この3体の内1体は、腹部が無く全身に固定された300フィート(91メートル)の糸(line)で牽引できる「海ぞりサメ」、そして残りの2体はサメの側面を撮影するのに特化させたもので、撮影しない反対側に空圧ホースなどの制御機構が露出している「舞台サメ(platform sharks)」であった(左右それぞれ必要なため2体)[8]。このサメは1973年の第3四半期にアートディレクターのジョー・アルベスによってデザインされ、1973年11月から1974年4月にかけてカリフォルニア州サンバレーのRolly Harper's Motion Picture & Equipment Rentalで製作された。これには40人もの特殊効果技術者が参加し、監督には『海底二万哩』の巨大イカの製作でよく知られていた機械効果のスーパーバイザーであるボブ・マテイが務めた[51]。サメは完成した後、トラックで撮影現場に運ばれた。7月初旬、「舞台サメ」は撮影のため海中に降ろしている最中に落下し、ダイバーチームがそれを海底から引き上げる羽目になった[52]。このモデルは、すべての可動部分を制御するために14人のオペレーターを必要とした[42]。
『ジョーズ』は海で撮影された最初の大型映画であり[53]撮影はトラブルに見舞われて、大幅に予算超過してしまった。デイヴィッド・ブラウンは「予算は400万ドルで、撮影に900万ドルを費やした」と述べている[54]。機械のサメの問題だけで、特殊効果の支出が300万ドルに膨れ上がった[55]。不満を持つクルーは映画に「フローズ」(Flaws、"欠陥だらけ"の意)という渾名をつけていた[42][50]。スピルバーグは、こうした多くの問題の原因を、自分の完全主義と経験不足にあったとしている。前者は実際に等身大のサメを使って海で撮影することにこだわったことに象徴されている。「水槽やどこかの保全された湖で撮影することだってできたんだ。ただ、別物になってただろうけどね」と彼は言う[36]。また、経験不足については「基本的に海について世間知らずだった。母なる自然についてはかなり幼稚な認識で、そうした事象を征服できると考えた映画製作者の傲慢さは無鉄砲過ぎた。しかし、私がこの映画をノースハリウッドの水槽ではなく大西洋で撮影するように要求した時、それが無謀だと気づくには自分は若すぎた」と語っている[26]。ゴットリーブは「映画を作る以外には何もできなかった」と述べ、だから毎日、皆がオーバーワークだったとし、脚本家である彼は海のセットに毎日立ち会う必要はなかったが、帰ってきたクルーたちは「やつれ、日に焼け、風に吹かれて、海水を被っていた」という[15]。
海上での撮影は難航を極めた。不要なヨットが画面に入ってきたり、カメラがずぶ濡れになったり[38]、オルカ号が演者を乗せたまま沈み始めたりするなどのトラブルで撮影スケジュールは遅れていった[56]。悪天候や空圧ホース内への海水の侵入、耐水性不足による破損、皮膚の腐食、電気分解の発生などによってサメの模型の故障が頻発するトラブルにも見舞われた。最初の水性テストの時から、「非吸収性」だったはずのネオプレン素材の発泡体で作られたサメの皮膚は水を吸って膨張したり、海藻の森に絡まってしまうこともしばしばあった[36][52]。後にスピルバーグは、毎日12時間の作業スケジュールの中で、実際に撮影が出来たのは平均4時間ほどであったと推測している[57]。ゴットリーブは船のプロペラで首を切断しそうになったり、ドレイファスは鉄製の檻の中に閉じ込められそうになり[36]、また俳優たちは頻繁に船酔いしていた。ショウは税務上のトラブルでカナダに逃亡したり[58]、酒浸りになったり、『グラヴィッツおやじの年季奉公』の演技が称賛されていたドレイファスに嫉妬したりしていた[16][59]。スピルバーグは「良かった日は5つのシーンが撮影できたが、平均的には3つだった。悪い日には1つも撮影できなかった」とし、主要撮影期間中には編集のヴァーナ・フィールズが撮影フィルムをほとんど手にすることがなかったという[60]。
撮影が遅れたことで、いくつか有益なこともあった。脚本は撮影中に洗練されていき、また、サメの機械は信頼性が低く撮影にあまり使えないがゆえに、スピルバーグは実際にサメの姿を見せない、存在をほのめかすシーンを多用した。例えば、後半のサメ狩りのシーンでも、海上に浮かんだ黄色い樽のブイがサメの存在と位置を示していた[61]。冒頭でサメがクリッシーを襲うシーンも[16]、ケーブルでクリッシー役のバックリニーを引っ張り、海中に引きずり込まれるようなシーンに撮り直された[38]。スピルバーグはまた背びれだけを見せるショットも何度も取り入れている。外部条件で抑制せざるを得なかった演出は、結果として映画のサスペンス性を高めたと考えられている[61]。数年後にスピルバーグは「土曜の昼(マネチ)にやっている日本的なホラー映画から、ヒッチコックのような見せないスリラーになった」と自己評価している[42]。別のインタビューでは「サメが動かなかったのは天の恵みだった。おかげで私はレイ・ハリーハウゼンよりアルフレッド・ヒッチコックのようになれた」と語っている。また、「水中のサメが偽物に見えれば見えるほど、私の中の不安は演技の自然さを高めるように働きかけた」と語るほど、巨大ザメを観客に信じさせるために演技が非常に重要となった[26]。
本物のサメの映像は南オーストラリアのデンジャラス・リーフ沖でロン・テイラーと彼の妻ヴァレリーが撮影したものであり、これはミニチュアのサメ檻の中に背の低い俳優を入れることで、巨大なサメであるかのように錯覚させていた[62]。テイラー夫妻の撮影中には、本物のホオジロザメがボートと檻を襲ったことがあった。檻を攻撃する映像はあまりにも衝撃的なものであったため、スピルバーグはこの映像を映画に取り入れることに躍起となった。当時、檻の中には誰もいなかったことを踏まえて脚本は書き直されることとなり、本来は原作通りにサメに殺される予定であったフーパーは檻から脱出して、その後にサメが空の檻を破壊するという内容に変更され、ここにその映像が使用された[63][64]。製作部長のビル・ギルモアが言うように「オーストラリアのサメが脚本を書き直させ、ドレイファス演じるキャラクターを救った」[65]。
55日間の予定であった主要シーンの撮影は、開始から159日後の1974年10月6日までかかった[42][44]。スピルバーグは長引いた撮影を振り返り、「映画製作者としてのキャリアは終わったと思った。噂を聞いたんだ…… もう2度とあいつが仕事をすることは無いだろうって。だって、100日もオーバーして映画を撮った奴なんて他にいないから」と語っている[42]。サメが爆発するラストシーンにはスピルバーグは立ち会っていない。これは、撮影が終わった瞬間にクルーたちによって海中に投げ込まれると信じていたからであった[24]。これ以来、スピルバーグは映画の最後のシーンの撮影には立ち会わないのが恒例となっている[66]。その後、カルバーシティにあるメトロ・ゴールドウィン・メイヤーの水槽で水中シーンが撮影され、サメが檻を襲うシーンではドレイファスの代役としてスタントマンのディック・ウォーロックとフランク・ジェームズ・スパークスが参加した他[67]、カリフォルニア州サンタカタリナ島付近でも撮影が行われた。サメ狩りまでの最初の3分の2のラフカットを完成させていたフィールズは、一部の素材を手直しして編集を終えたという。ザナックによれば「彼女はスティーブンがコメディ的に構成した部分を恐怖シーンに変えたり、あるいは恐怖シーンとして撮影した場面をコメディに作り変えてしまった」という[68]。「オルカ号」として撮影された船舶はロサンゼルスに移されたために、音響効果チームは船と水中シーンの両方の音を収録することができた[69]。
テスト上映の後に2つのシーンが変更された。観客たちの悲鳴が、シャイダーの「もっとデカい船が必要だ(You're Gonna Need a Bigger Boat)」の気を利かせたセリフに被ってしまったため、セリフの部分はサメが彼の背後に飛び込んだ後に移され、また音声のボリュームも上げられた[70][71]。また、スピルバーグは貪欲に「もう1つ悲鳴」が必要だと判断したが、ユニバーサルは再撮影の費用を拒絶した。そのため、スピルバーグは自腹で3,000ドルを用意し、フーパーがベン・ガードナーの遺体を発見したシーンを新たに撮影した。水中シーンは、カリフォルニア州エンシノにあるフィールズのプールで撮影され[72]、難破したボートの船体の中から見つかるクレイグ・キングスベリーの遺体は、彼の頭をくっつけたラテックス模型が用いられた[38]。また、マーサズ・ヴィニヤードの濁った海水を再現するため、プールには粉ミルクが流し込まれ、防水布で覆われた[15]。
音楽
サウンドトラック
ジョン・ウィリアムズが作曲した本作のスコア(楽譜)によって、彼はアカデミー賞を獲得し、また後にはアメリカン・フィルム・インスティチュートによって6番目に偉大なスコアに選出された[73][74]。メインのサメのテーマは、2つの音符が交互に並ぶシンプルなパターンで、「EとF」[75]や「FとFのシャープ」[76]とも呼ばれ、サスペンス音楽における代表曲となった。ウィリアムズはこのテーマを「あなたはバラバラにされてしまうだろう、サメがそうするように本能的で、容赦がなく、止められはしない」と表現した[77]。演奏はチューバ奏者のトミー・ジョンソンが行い、演奏時、ウィリアムズは彼から「なぜ高音域で書かれたこの曲を、より適切なフレンチ・ホルンで演奏しなかったのか?」という質問を受けて「もう少し脅迫的に聞こえるようにしたかった」と述べている[78]。ウィリアムズが最初に自分のアイデアをピアノを使って、2つの音だけを弾いてスピルバーグに聴かせた時、彼は冗談だと思って笑ったと言われている。ジョーズと海賊映画の類似点を見たウィリアムズは、スコアの他のポイントでは「原始的だが、楽しくて愉快なもの」と呼べるような「海賊音楽」を連想させるようにした[79]。速く、パーカッシブな弦楽器の演奏を求めて、クロード・ドビュッシーの『海』や、イーゴリ・ストラヴィンスキーの『春の祭典』のような響きを含んでいる[76][80]。
メインテーマの意味と効果については様々な解釈があるが、このテーマは映画界で最も認知された曲の1つであると一般に評されている[81]。音楽学者のジョセフ・カンチェラーロは、2つの音符の表現がサメの鼓動を模したものという説を挙げている[82]。アレクサンドル・ティルスキーによれば、バーナード・ハーマンが『タクシードライバー』や『北北西に進路を取れ』、また特に『SF巨大生物の島』で作曲したテーマのように人間の呼吸を暗示しているという。彼はまた、スコアの最も強いモチーフは実は「分裂と破裂(the split, the rupture)」である ―クリッシーの死後に劇的にカットされるように―と指摘している[76]。音と静寂の関係は、観客がサメとテーマを関連付けさせるようにも工夫されており[77]、映画のクライマックスではこれを逆用し、音楽によってサメの登場を知らせず、突然サメが現れるという形が用いられる[81]。
後にスピルバーグは、ウィリアムズの音楽がなければ映画の成功は半分だっただろうと言い、ウィリアムズもまた本作が自分のキャリアを飛躍させたものだという[79]。ウィリアムズは以前、スピルバーグのデビュー作である『続・激突!/カージャック』でも音楽を担当し、本作の後もほとんどの作品でスピルバーグ作品の音楽を担った[77]。本作のオリジナル・サウンドトラックは1975年にLPでMCAレコードからリリースされ、1992年にはCDでリリースされた。これにはウィリアムズがアルバムのために編曲した約30分の音楽も含まれていた[83][84]。2000年には2つのバージョンでリリースがなされた。デッカ・レコード(ユニバーサル)は25周年記念DVDの発売に合わせて、51分に渡るオリジナルの全曲を収録したサウンドトラックを復刻した[83][84]。ヴァレーズ・サラバンド・レコーズのバージョンは、ジョエル・マクニーリーが指揮したスコットランドのロイヤル・スコティッシュ管弦楽団の演奏によるものを再録音したものであった[85]。
論題
参考にされた先駆者
ハーマン・メルヴィルの『白鯨』は、最も注目すべき『ジョーズ』の前身となる作品である。クイントの性格は、マッコウクジラ漁に人生を捧げるピークォド号のエイハブ船長に強く似ている。クイントの独白は、サメに対する同様の執着心を明らかにしており、オルカ号(シャチの意)という名前も、ホオジロザメの唯一の天敵にちなんで名付けられている。原作と初期脚本ではクイントの最期はエイハブの最期と同様に、彼の足に絡んだ銛のロープによって海中に引きずり込まれるというものである[86]。こうした直接的な引用を示すシーンは、クイントが映画版『白鯨』を観ているなど、スピルバーグによるドラフト版の脚本にはあった。しかし『白鯨』のシーンの流用は銀幕スターで、『白鯨』の著作権を保有していたグレゴリー・ペックから許可を得られなかった[7]。ゴットリーブは「ジョーズは…… メルヴィルやヘミングウェイのような巨大な闘争だ」と述べ、アーネスト・ヘミングウェイの『老人と海』との類似点についても言及している[25]。
サメの視点から撮影された水中シーンは1950年代の2つのホラー映画『大アマゾンの半魚人』と『大怪獣出現』の一節と比較される[87][88]。また、ゴットリーブはサメをどのように描写するか、あるいは描写しないかについてそれと同じ50年代の2つのSF作品に影響を受けたことを明かしている[89]。1つは『遊星よりの物体X』であり、ゴットリーブは「最後のリールでしか怪物を見ることができない素晴らしいホラー映画」と述べている。もう1つは『それは外宇宙からやってきた』であり、「怪物は常に画面外におり、それゆえにサスペンスに仕上げっていた」と言う[90]。こうした先例はスピルバーグとゴットリーブが「サメ自体ではなく、サメの『効果』を見せることに集中する」のに役立った。トーマス・シャッツなどの学者は、『ジョーズ』が本来はアクション・スリラー映画であるにも関わらず、様々なジャンルを融合させていると説明している。大部分はホラー映画を参照しつつ、自然を基本において怪獣映画の核心を持ち、スラッシャー映画の要素も加えている。後半はオルカ号の乗組員同士の交流を描いたバディ映画であり、サメをほぼ悪魔的な脅威に見立てての描写は怪奇ホラー映画である[91]。イアン・フリーアは本作を水棲怪獣映画と表現し、『キングコング』や『ゴジラ』といった初期の怪獣映画からの影響を見ている[92]。1977年にはチャールズ・デリーも本作を『ゴジラ』と比較している[93]。実際にスピルバーグは、子供の頃に影響を受けた作品として『怪獣王ゴジラ』(1956年)を挙げており、その理由として「ゴジラが実際に存在していると信じさせた」という「天才的な」手法に言及している[94]。
ニール・シンヤードなどの批評家は、ヘンリック・イプセンの戯曲『民衆の敵』との類似性を述べている[95]。ゴットリーブは、彼とスピルバーグが本作のことを「モビィ・ディックが民衆の敵と出会う」と呼んでいたと述べている[96]。『民衆の敵』は、温泉が湧いた海辺の町において、観光資源にしようとする住民たちと対峙する、源泉が汚染されていることに気がついた医師を主人公としている。医者は住民たちに危険性を説明しようとするが、職を失い、迫害を受ける。このプロットは『ジョーズ』において、町の観光業にダメージのあるサメの存在を認めることを拒絶する市長とブロディの対立を彷彿とさせる。そして昼間の衆人環視の中で再びサメの襲撃が発生した時、ブロディの主張が認められる。シンヤードは本作を「ウォーターゲートとイプセンの演劇を完璧に組み合わせた」と評している[95]。
学術評論
『ジョーズ』は学術評論家からも注目を集めた。スティーブン・ヒースは、映画のイデオロギー的側面に関して、当時のウォーターゲート事件に関連付けている。彼は、「映画には(いたとしても一瞬だけで)一人の黒人も女性もおらず」、ブロディを「白人男性の中産階級」の代表とし、「恐怖と良識から生まれた平凡な男のヒロイズム」が公の秩序を回復する物語だとして批判する[97]。一方でヒースはイデオロギー的な内容分析を超えて、本作を「映画の楽しさ、それによって業界の永続性がもたらされる(これがジョーズの意味の一つである最も収益性の高い映画である理由)」から、売れる「工業製品」としての映画のシグナル例として考察する[98]。
アンドリュー・ブリットンは、本作を原作にあったウォーターゲート事件後のシニシズムと対比させ、原作からの改変点(フーパーの生存、サメの派手な爆死)が「共同体の悪魔祓いであり、イデオロギーの信頼を回復するための儀式」となっていることを示唆する。彼は悪そのものの破滅を示すサメの滅びへの大衆の歓喜を抜きには、この映画の経験は「考えられない」ものであると言う[99]。彼の見解ではブロディは「一人の正義に立った人間の個人的な行動が、社会変革のために実行可能な源になる」ことを実証するのに役立っているとする[100]。ピーター・ビスキンドは、この映画が、サメ以外の唯一の悪役が悪徳市長である限り、政治と政治家に関するウォーターゲート事件後のシニシズムを維持していると主張している。それでも彼は、この時代のアメリカン・ニューシネマの映画製作者たちがよく採用していた物語の形式(「私たち VS 彼ら」や「流行りのカウンターカルチャー VS "The Man" (権力者や当局を意味する俗語)」)とは異なり、『ジョーズ』では主人公たちが権力者と戦うのではなく、社会的あるいは経済的地位に関係なくすべての人々を標的とする脅威と戦うことになっていると指摘している[101]。
また、ブリットンは、映画がアミティ島での階級闘争という原作のテーマを避けていると指摘する[100]のに対し、ビスキンドは映画の中で描かれる階級区分に重要な意味を見出している。「権威は回復しなければならない」と彼は書くが、「しかしクイントの言葉ではない」。船乗りの「労働者階級のたくましさと中産階級の独立心は、異質でギョッとさせる…… 不合理で制御不能だ」。一方でフーパーは「経験よりも科学技術(テクノロジー)を連想させ、また自ら生み出したものではない相続した財産を持つ」。クイントほどではないにせよ、彼は決定的なアクションから疎外されている[102]。ブリットンはこの映画を「子供たちの脆弱性と、子供たちを保護し、またその必要性」に関心があると見なし、それが「家族生活に関する至高の価値についての広範的な感覚。すなわちイデオロギーの安定性と文化の継続性の価値」を生み出すのに役立っていると言う[103]。
フレドリック・ジェイムソンの分析においてはサメの多義性を強調し、それがどのように読み取ることができ、またまたどのように読み取られてきたのか ―共産主義や第三世界のような異質な脅威の象徴が現代アメリカでの生活の非現実性や空虚な試みに関する憂懼と親和性を見せることから死の認識を消毒や抑圧しているということまで― を論述する。彼はその象徴的な機能は、まさに「本質的には社会的・歴史的な不安であるものを、一見すると「自然」なものに折り畳み、生物学的存在と他の物との対立のように見せて再構築することを可能性にしているという点で、深くイデオロギー的な多義性を内包していること」にあると主張する。彼はブロディとフーパーの友情を「法と秩序の力と、多国籍企業という新しいテクノクラートとの間の同盟を示す寓話…… 観る者たちは、そこから自分が除外されていると理解せずに喜んでいる」と説き[104]、クイントの終焉(demise)に古く大衆主義的なニューディール・アメリカの象徴的な転覆を見出す[105]。
ニール・ガブラーは本作を、障害を解決するために3つの異なるアプローチがあることを示しているという。すなわち、科学(フーパー)、精神論(クイント)、そして一般人(ブロディ)である。この中で成功したものは最後のものであり、それがこの映画が支持されている理由だと結論づけている[106]。
映画神経症の発症事例
映画の上映期間中、17歳女性の観客が映画神経症を発症させたと言われている(この一例のみ)[107]。映画神経症とは、映画鑑賞後に精神的な健康障害やあるいは既存の精神的な健康障害を悪化させた症例を指す[108]。症状は最初に睡眠障害や不安症として現れたが、ある日から患者は「サメ!サメ!」と叫び、痙攣を起こすようになった[109]。
この事例研究により、視聴者にストレス反応を引き起こした本作は1973年の映画『エクソシスト』と並んで医学界で注目されるようになり、後にブライアン・R・ジョンソンの研究において使用され、映画がストレス誘発剤として視聴者にどれほどの影響を与えるかテストを行った[110]。この研究では一般人の一部の集団にストレスが誘発される可能性があることがわかり、『ジョーズ』は特に視聴者にストレス反応を起こさせた。ジョンソンは、サスペンスであれ、ゴア表現であれ、音楽の演出であれ、具体的に何が視聴者のストレス反応を引き起こすかまでは突き止めることができなかったが、1986年のG.スパークスが行った研究では、ジョーズを含む特に暴力的な映画は、観客に最も激しい反応を引き起こさせる傾向があるという[111]。
公開
マーケティング
ユニバーサルは『ジョーズ』のマーケティングに180万ドルを費やし、この中には前例のない70万ドルを掛けた全国テレビのスポット広告も含まれていた[43][112]。この大々的なメディア・キャンペーンは、1975年6月18日から映画公開日の2日後まで、ネットワーク放送において毎晩ゴールデンタイムに約2ダースの30秒の広告を流すというものであった[113]。映画業界の専門家であるシアーレ・コッホバーグの説明によれば、ユニバーサルによる、この映画のマーケティングは「非常に革新的な計画を発案し、実施した」という[113]。最も初期の段階では1974年10月時点において、ザナック、ブラウン、ベンチリーが、テレビやラジオのトークショーに出演し、小説の文庫版や公開予定の映画についての宣伝を行った[114]。映画スタジオと出版社バンタムは、ペーパーバック版と映画の広告に共通のタイトルロゴを使うことに合意した[113]。共同マーケティング戦略の中心となったのは、ジョン・ウィリアムズの作曲したテーマ曲と、一人きりの女性スイマーに近づくサメを描いたポスターのイメージであった[55]。ポスターはペーパーバック版の表紙がベースになっており、同じアーティストであるバンタム社の社員ロジャー・カステルが起用された[115]。代表のトニー・サイニガーは、「何をやっても怖さが足りなかった」と述べている。サイニガーは最終的に「サメの歯が見えるようにするため、サメの腹から写す形」に決めた[116]。
映画の公開を機により多くのグッズも製作された。1999年、グレーム・ターナーは『ジョーズ』について「かなり手のこんだタイアップ商品の数々があった」とし、具体的に「サウンドトラックのアルバム、Tシャツ、プラスチック製のタンブラー、メイキング本、原作小説、ビーチタオル、毛布、サメのコスチューム、サメのおもちゃ、ホビーキット、iron-transfers、ゲーム、ポスター、サメの歯のネックレス、寝間着、水鉄砲など」を羅列している[117]。例えば、アイディアル・トイズは、プレイヤーがフックを操作して、サメの顎が閉じる前に、その口の中からアイテムを取り出すオモチャを製作していた[118]。
劇場公開
1975年3月26日にダラスで2回、3月28日にロングビーチで1回の試写会が行われ、この時の映画のラフカットに対する観客の反応は、ベンチリーの原作の成功やユニバーサルのマーケティング戦略の初期段階の成功も相まって映画館オーナーの間で関心を呼び、スタジオは何百もの映画館で『ジョーズ』を同時公開するという計画を促進することになった[119][120]。4月24日にはハリウッドにて最終試写会が行われ、これは以前の試写会での反応を踏まえてカットの追加や変更が加えられたものであった[121]。ユニバーサル会長のルー・ワッサーマンは上映会への出席後、「この映画は夏の間ずっと公開を続けて欲しい。パームスプリングスの住人たちに、パームスプリングスで見てほしくない。車でハリウッドまで観に来て欲しい」と述べて900館もの劇場で予定されていた初回公開を取りやめるように命じた[122]。とはいえ、公開初週にすでに数百の劇場で予約されていたということは、当時として異例のワイドリリース(一度に多くの劇場で封切る手法)であったことを意味している。当時、ワイドリリースを行うということは、映画の質を疑われるような作品と見なされる余地を含んでいた。つまり、否定的なレビューや口コミの影響を減らすことが目的であり、グラインドハウスやエクスプロイテーション映画といったものでは慣習的に採用されていた。ただ、いくつかの例外もあり、『明日の壁をぶち破れ』の再公開とその続編である『ザ・トライアル・オブ・ビリー・ジャック』や『ダーティハリー』の続編である『ダーティハリー2』、007シリーズの最新作などもあった[123][124]。それでも当時の一般的な大手スタジオ作品の劇場公開とは、まずいくつかの大都市でプレミア上映が行われ、その際の批評家や観客の反応が良いことを確認した配給会社が、ゆっくりと全国の他の地域にフィルムを送り出すというものであった。1972年の『ゴッドファーザー』の大成功は、同時公開数を引き上げる傾向をもたらしたが、この作品でさえ、公開2週目の週末までは、わずか5館での上映であった[125]。
6月20日、『ジョーズ』は北米で464の劇場(アメリカで409、残りはカナダ)で上映が始まった[126]。この大規模な公開と、当時としてはさらに珍しい全国放送のテレビマーケティングキャンペーンが組み合ったことで当時において事実上前例のない配給が実現した[127](この1ヶ月前にコロンビア映画は、チャールズ・ブロンソン主演のスリラー映画『ブレイクアウト』で同様のキャンペーンを展開したが、この映画の長期公開の見通しは遥かに暗かった)[128][129]。ユニバーサルの社長であるシド・シャインバーグは、全国的なマーケティングの費用は、従来のゆっくりとした規模のリリースと比べて、1枚あたりのプリントの代金でより有利に償却できると見込んでいた[127][130][131]。この映画の成功を受けて、7月25日には約700館、8月15日には950館以上に上映劇数が拡大された[132]。海外での配給も同様の手法がとられて集中的なテレビでのキャンペーンやワイドリリースが行われ、例えばイギリスでは12月に100館以上の劇場で公開された[133]。
2015年には、劇場公開40周年を記念して6月21日の日曜日と、6月24日の水曜日にアメリカの一部の劇場(約500会場)で公開された[134][135]。
興行成績
『ジョーズ』は409ヶ所の劇場で公開され、公開初週の週末に記録的な700万ドルを達成し[136]、最初の10日間で21,116,354ドルの収益を上げ[137]、制作費を回収してしまった[138]。最初の59日間で954回のプレイデートがあり1億ドルを稼ぎ出した[139]。わずか78日で、それまでの北米の興行収入の最高記録であった『ゴッドファーザー』の8600万ドルを抜き[125][140]、アメリカにおける劇場公開で最初に1億ドル稼いだ作品となった[141]。 初年度においては最終的に1億2,310万ドルの興行収入をもたらした[138]。1976年と1979年夏の劇場での再公開によって、劇場での興行収入は1億3,340万ドルに達した[140]。
1975年12月には北米以外での公開も始まり[142]、北米と同様の成績を収めた。シンガポール[143]、ニュージーランド、日本[144]、スペイン[145]、メキシコ[146]では記録を更新した。1976年1月11日、『ジョーズ』は1億3,200万ドルの配給収入となり、『ゴッドファーザー』の1億3,100万ドルを上回る世界最高興行収入を記録した[147]。1983年に公開されたシリーズ第3作目までには、全世界で2億7,000万ドルの興行収入を獲得したとバラエティ誌は報じている[148]。『ジョーズ』は、その2年後に公開された『スター・ウォーズ』まで、歴代最高興行収入を記録していた。『スター・ウォーズ』は公開から6ヶ月で『ジョーズ』を抜いて全米記録を更新し、1978年には世界記録を樹立した[149][150]。
『ジョーズ』は全世界で4億7,200万ドルの興行収入を記録した[151]。インフレ率を考慮した2011年基準では約20億ドルを稼いだ計算になり、スター・ウォーズシリーズに次ぐ成功した映画シリーズであった[152]。アメリカとカナダでは2020年の基準で12億ドルに相当する、2億6,100万ドルの興行収入(推定128,078,800枚のチケットの販売に基づく)を記録しており[151][153]、チケット価格のインフレ率を調整した場合、歴代7位の興行収入記録となる[154]。イギリスでは1975年以降に公開された映画の中で7番目の興行収入を記録しており、2009年-2010年の基準で7,000万ポンド以上を稼ぎ出し[155]、入場者数は1620万人と推定されている[156]。本作はまたブラジルでも1,300万枚のチケット販売を達成し、これは『タイタニック』に次ぐ歴代2位の観客動員数であった[157]。
地上波ではABC放送が、劇場再上映直後の1979年11月4日に初めて放映した[158]。このアメリカでの初放映は、ニールセン視聴率で39.1%を記録し、全視聴者の57%が肯定的であった。これは『風と共に去りぬ』に次ぐ歴代2位のテレビ映画視聴記録であり、4番目に高い評価であった[159][160]。イギリスでは1981年10月に放送された初回放送で2,300万人が視聴し、長編映画としては『007 死ぬのは奴らだ』に次ぐ歴代2位のテレビ視聴者数記録であった[161]。
批評家
『ジョーズ』は肯定的なレビューを受けた[162][163]。レビュー集計サイト「Rotten Tomatoes」では87件のレビューを基に98%の支持を獲得している。同サイトの批評コンセンサスでは「よく練り上げられた説得力のあるストーリーテリングと的確な恐怖演出は、スティーブン・スピルバーグの『ジョーズ』が現代における超大作スリル映画の模範であり続けている証となっている」としている[164]。Metacriticでは、21人の批評家を基に100点満点中87点の加重平均スコアを獲得しており、「普遍的な賞賛」としている[165]。
シカゴ・サンタイムズ紙のロジャー・イーバートは、満点の4つ星を与えて、この映画を「センセーショナルで印象的な映画であり、登場人物たちの成長も描かれているがゆえに、より良い作品に仕上がったホラー・スリラーである」と評した[166]。バラエティ誌のA.D.マーフィーはスピルバーグの監督としての技量を称賛し、またロバート・ショウの演技を「絶対的に素晴らしい」と評している[167]。ザ・ニューヨーカー誌のポーリン・ケイルは「これまでに製作された中で最も陽気でひねくれた恐怖映画だった(中略)初期のウディ・アレンの作品よりも活気があり、もっとたくさんの電気が使われていて、ウディ・アレン的で面白い」と述べている[168]。ニュータイムズ誌のフランク・リッチは「スピルバーグは、最近のほとんどのアメリカの映画製作者からは馬鹿げているほど欠けてしまった才能に恵まれている。この男は実際にスクリーンで物語を語る方法を知っている。『ジョーズ』の中で最も恐ろしいシークエンスのいくつかは、サメを見ることすらできないということが、この監督の才能をよく物語っている」と評した[169]。ジュディス・クリストはニューヨーク・マガジン誌への寄稿で、本作を「最高級の爽快なアドベンチャーエンターテインメント」と表現し、その演技と「並外れた技術的成果」を称賛した[170]。レックス・リードは、「神経を使った」アクションシーンを賞賛し、「大体において、『ジョーズ』はすべての分野が見事に機能している心をつかむホラー映画である」と結論づけた[171]。
ニューヨーク・タイムズのヴィンセント・キャンビーは「サメの犠牲者らに特別な共感(同情)を覚えることはないことは、この映画がどのように機能しているかを示している例と言えるだろう。(中略)最高の映画においては、アクションの観点において登場人物が明らかにされていく。ところが『ジョーズ』のような映画においては、登場人物は単なるアクションの機能に過ぎず(中略)、小道具を動かしたり、必要な情報を伝えたりする舞台の裏方のような存在に過ぎない」と説明する。彼はそれを「ナンセンスによって大きく盛り上がれるようなもの」と表現していた[172]。ロサンゼルス・タイムズ紙のチャールズ・チャンプリンは、映画のPGレーティングを批判し「『ジョーズ』は子供たちが観るものとしてはあまりにも陰惨だし、何歳になっても感傷的な人たちだと胃袋がひっくり返る可能性があるほどだ。(中略)この作品はインパクトのために過剰なものに頼っており、粗雑で搾取的(エクスプロイテーショ)だ。陸上のパートは退屈で、ぎこちない演出とくだらない描き方がなされている」と批評している[173]。ナショナル・ボード・オブ・レビューのマルシア・マギルは、本作を「後半は非常に見る価値がある」と述べる一方で、主人公たちがサメを追いかける前に関しては、「展開の早さのためにしばしば欠点がある」と感じたという[174]。Commentary誌のWilliam S. Pechterは、本作を「既に十分に満足している大食漢のための退屈な食事」や「基本的に操作する類の映画構成」と評した。同様にVillage Voice誌のMolly Haskellは「コンピューターのような精度で動作する恐怖の機械だ。(中略)あなたはショック療法を受けるネズミの感覚を味わうだろう」と述べている[169]。この映画で最も頻繁に批判されたのは、その機械的な敵役の不自然さであった。マギルは「予め行動が決められたサメの本当にインチキなクローズアップがある」と言い[174]、2002年にはオンラインレビューのジェームズ・ベラーディネリが「アニマトロニクスの生物の安っぽさに笑いが止まらなくなるだろう」と評した[81]。レスリー・ハリーウェルの『Film Guide』では以下のように説明される。「純粋にサスペンス性に満ちた恐ろしいシークエンスがあるにもかかわらず、この作品はナレーションが緩慢で、時に平坦な扱いのスリラーが展開され、過剰な台詞回しに、そして最後にはまったく説得力のないモンスターが出てくる」[175]。
栄誉
『ジョーズ』はアカデミー賞(第48回)において、作曲賞(ジョン・ウィリアムズ)、録音賞(ロバート・ホイット、ロジャー・ヒーマン、アール・マドリー、ジョン・カーター)、編集賞(ヴァーナ・フィールズ)の3部門を受賞し[73][176]、作品賞にもノミネートされた(受賞は『カッコーの巣の上で』)[177]。しかし、スピルバーグは監督賞にノミネートすらされなかった事実には大いに憤慨した[169]。ウィリアムズの音楽は、オスカー以外にも、グラミー賞[178]、英国アカデミー賞[179]、ゴールデングローブ賞も受賞した[180]。また、フィールズは、アメリカ映画編集者協会によるエディー賞において、長編映画編集賞を受賞した[181]。
ピープルズ・チョイス・アワードでお気に入りの映画に選ばれた[182]。また、第29回英国アカデミー賞では最優秀作品賞・監督賞・俳優賞(リチャード・ドレイファス)・編集賞・音響賞に[179]、第33回ゴールデングローブ賞では最優秀映画ドラマ賞、監督賞、脚本賞にノミネートされた[180]。スピルバーグは全米監督協会から全米監督協会賞にノミネートされ[183]、全米脚本家協会からはピーター・ベンチリーとカール・ゴットリーブの脚本が脚色ドラマ賞にノミネートされた[184]。
『ジョーズ』は公開されてから何年もの間、映画評論家や業界の専門家から史上最高の映画の一作として頻繁に引用されてきた[184]。アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)が1998年にまとめた「アメリカ映画ベスト100」では48位であったが、2007年の「10周年エディション」では56位に落ちた[185][186]。またAFIは、2003年の「悪役トップ50(アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100)」ではサメを18位にランクインさせ[187]、2005年の「名セリフベスト100」ではロイ・シャイダーのセリフ「もっとデカい船が必要だ(You're Gonna Need a Bigger Boat)」を35位[188]、同2005年の「映画音楽ベスト100」では6位[74]、そして2002年の「スリルを感じる映画ベスト100」では『サイコ』に次いで本作を第2位とした[189]。
2003年、ニューヨーク・タイムズが選んだ最高の1000本の映画にも含まれた[190]。翌年には、Bravoネットワークの5時間のミニシリーズ「The 100 Scariest Movie Moments」の第1位に選ばれた。シカゴ映画批評家協会は、2006年にこれまで製作された映画の中で6番目に怖い映画に選出した[191]。2008年、『ジョーズ』はエンパイア誌によって歴史上5番目に優れた映画にランクされ[192]、クイントは史上最高の映画キャラクター100人のリストで50位にランクインした[193]。本作は、最高の映画を決めるトップ50または100のランキングの常連であり、レオナルド・モルティン[194]、エンターテインメント・ウィークリー[195]、Film4[196]、ローリング・ストーン[197]、トータル・フィルム[198]、TVガイド (アメリカ)[199]、ヴァニティ・フェア[200]などによって選出されたもので選ばれている。
2001年、米国議会図書館は、画期的なホラー映画および最初の「夏の映画」として認め、本作をアメリカ国立フィルム登録簿に保存することを決定した[201]。2006年、全米脚本家組合は史上最高の脚本の63位に選んだ[202]。2012年に映画編集者組合は、その会員の審査に基づいて、本作を史上8番目に編集が素晴らしい映画として挙げている[203]。
影響
『ジョーズ』は、新作がゆっくりと劇場展開され時間経過と共に支持を得ていく伝統的なプログレッシブ・リリース(progressive release)ではなく、大量のテレビ広告に裏打ちされた幅広い全国展開のメリットを確立する上で重要な役割を果たした[113][125]。映画が何千もの劇場で同時公開されるサキュレーション・ブッキング(Saturation booking)や、大規模なメディア展開は今日おいてハリウッドの大手映画スタジオでは当たり前の手法になっている[204]。ピーター・ビスキンドによれば本作は「出版物における批評の重要性が減り、映画がゆっくりと構築されることは事実上不可能となり、観客は単純なクオリティを基に映画を見つけ出す。(中略)『ジョーズ』は企業が持つ大きな利益への欲求をすばやく刺激した。つまり、スタジオはすべての映画が『ジョーズ』であることを望んだ」と言う[205]。学者のトーマス・シャッツは「ハリウッドのヒット作の潜在的な利益を再調整し、市場性のある商品および文化的な現象としての地位を再定義した。この映画はハリウッドの5年間にわたる不況に大きな終止符を打つと共に、ハイコスト、ハイテク、ハイスピードのスリラーの時代を切り開いた」と指摘する[206]。
本作はまた、夏という季節がスタジオ最大の興行収入源である超大作映画(スタジオがブロックバスターになると予想した映画)の公開シーズンであることを確立する上で大きな役割を果たした[125][207]。それまでの長い間、期待されていたヒット作の多くは冬の時期に配給されるのが一般的だったのに対し、夏は大抵の場合に成績が悪いと想定される映画を廃棄する期間と考えられていた[206]。『スターウォーズ』と共に本作は、(簡単に説明できて興行ができる)「ハイ・コンセプト」な映画を主流とする新しいアメリカ映画のビジネスモデルを確立したと考えられているのと同時に、利益を生む大作映画に注力するために作家主義的な映画が軽視されるといったアメリカン・ニューシネマの時代の終わりの始まりでもあったと考えられている[125][208]。アメリカン・ニューシネマの時代は映画製作者が大手スタジオのシステムの中で相対的な自治権を得ることによってできたと定義されるが、ビスキンドは「スピルバーグはスタジオが再び自分たちの力を得るためのトロイの木馬であった」と評する[205]。
この映画はより幅広い社会的影響もあった。1960年代に映画『サイコ』が観客にシャワーを新たな不安の源としたように、『ジョーズ』はより多くの観客に対して海に入ることを恐れさせた[209][210]。1975年にビーチへの入場者数が減少したのは本作が原因だと考えられており[211]、サメの目撃情報が増えた[212]。本作はサメとその行動についてのネガティブなステレオタイプ、いわゆる「ジョーズ効果」を生み出した責任があると今でも考えられており、「サメ釣りトーナメントで大勢の漁師たちが数千匹もの海の捕食者をボートに積み上げた」事態を招いたと思われる[213][214]。ベンチリーは野生のサメが実際にどのような生態か知っていれば、元の小説は書いてなかっただろうと述べている[215]。保護団体はこの映画のせいで、サメを保護すべきという意見が一般人に納得してもらうのがかなり難しくなったと嘆いている[216]。
1979年のSF映画『エイリアン』の脚本は「宇宙のジョーズ」としてスタジオ幹部に売り込まれたほど、『ジョーズ』はその後の多くのホラー映画の雛形となった[217][218]。1970年代から1980年代にかけては、『オルカ』(1977年)、『グリズリー』(1976年)、『地獄のジョーズ/'87最後の復讐』(1976年)、『呪われた毒々魚』(1978年)、『アリゲーター』(1980年)、『アニマル大戦争』(1977年)、『タイガーシャーク』(1977年)、『悪魔の沼』(1977年)など、人を襲う動物(多くは水棲動物)を題材にした映画が数多く公開された。こうした作品群の中でスピルバーグはジョー・ダンテ監督、ジョン・セイルズ脚本の『ピラニア』(1978年)を「ジョーズのパクリ映画の中で最高の作品」と評価した[177]。『ジョーズ』をベースにした外国のモックバスター(模倣映画)のうち3つはイタリアで製作された。ユニバーサル社の盗作訴訟を引き起こし、一部の国ではジョーズシリーズの1作として公開された『ジョーズ '98 激流篇』[219][220]、『ミステリー・サイエンス・シアター3000』で『デビル・フィッシュ』のタイトルで公開された『死神ジョーズ・戦慄の血しぶき』[219][221]、そして超自然的な要素を取り入れた『ディープ・ブラッド/復讐のシャーク』である[222]。2009年にはジャパニーズホラーの日本映画として『JAWS IN JAPAN』(アメリカでのタイトルは『Psycho Shark』)が製作された[223]。
リチャード・ドレイファスは、『ピラニア』のリメイクである2010年の映画『ピラニア3D』にカメオ出演した。この中でドレイファスは最初の犠牲者である漁師マット・ボイドを演じている。後にドレイファスは、マット・ボイドは、マット・フーパーのパロディであり、彼の生まれ変わりのようなものだと述べている[224]。例えば、マット・ボイドはラジオで「Show Me the Way to Go Home」という曲を聴くが、これはオルカ号でフーパー、クイント、ブロディが一緒に歌った曲である。
ロケ地となったマーサズ・ヴィニヤード島では2005年に映画の30周年を祝うイベント「ジョーズ・フェスト」を開催し[225]、2012年には第2回目も行った[226]。私的なファンのグループが、当時のキャストや撮影クルーにインタビューを行った長編ドキュメンタリー『The Shark Is StillWorking』を制作した。これはロイ・シャイダーがナレーションを担当し、2006年に亡くなったピーター・ベンチリーに捧げられ、2009年のロサンゼルス・ユナイテッド映画祭で初公開された[227][228]。
家庭用メディア
北米で最初に販売されたレーザーディスク版(DiscoVision)は、1978年にMCAによるものであった[229]。1992年には2回目のレーザーディスク版がリリースされ[230]、その後、1995年にMCA/Universal Home VideoのSignature Collectionから3枚目となる最終版がリリースされた。このバージョンには、削除シーンやアウトテイクといった未公開シーンが含まれており、他にローラン・ブゼロー監督による2時間のメイキングドキュメンタリー、原作『ジョーズ』のコピー、ジョン・ウィリアムズによるサウンドトラックのCDなどが収録された豪華なボックスセットであった[231]。
VHS版は1980年にMCAホームビデオがリリースしたのが最初である[232][233]。1995年には公開20周年を記念してMCAユニバーサルホームビデオから『メイキング・オブ・レトロスペクティブ』を収録したコレクターズ・エディションが新たに販売された[234]。これは北米で80万本を売り上げた[235]。2000年の公開25周年を記念して販売された最後のVHS版には、ドキュメンタリー、削除シーン、アウトテイク、予告編を収録した付録テープが付属していた[236]。
DVD版が最初に販売されたのは2000年であり、公開25周年を記念しての大々的な宣伝キャンペーンが行われた[237]。このDVDにはスピルバーグ、シャイダー、ドレイファス、ベンチリー、その他のキャストやクルーのインタビューを含む、50分のメイキングドキュメンタリーが収録されていた(これは1995年にレーザーディスク版に収録されていたドキュメンタリーの編集版であった)。その他にも、削除シーン、アウトテイク、予告編、制作写真、絵コンテなどが収録されていた[238]。このDVDはわずか1ヶ月で100万部を出荷した[237]。2005年6月には、マーサズ・ヴィニヤード島で行われたイベント「ジョーズ・フェスト」にて30周年記念版がリリースされた[225]。新しいDVDには2時間に渡るブゼローのドキュメンタリーや、1974年にジョーズの撮影現場で行われたスピルバーグとの未公開インタビューなど、これまでのホームビデオでは見られなかった多くの特典が収録されていた[239]。2012年8月に開催された「第2回ジョーズ・フェスト」では、Blu-ray版がリリースされ[226]、これには『The Shark Is Still Working』を含む、4時間以上の特典が収録されていた[240]。このBlu-ray版は、ユニバーサルの100周年記念の一環でもあり、チャートには4位で登場し、362,000本以上が売れた[241]。2020年6月1日にはUltra HD Blu-ray版も販売された[242]。
メディア展開
ユニバーサル・スタジオ・フロリダには1990年の開園当初のアトラクションとして本作をテーマとしたものがあった(詳細は「ジョーズ (アトラクション)」を参照)[243]。後に2001年に開演したユニバーサル・スタジオ・ジャパンにおいても同様のアトラクションが設けられたが[244]、フロリダのものは2012年1月に閉鎖された[245]。ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドのアトラクション「スタジオ・ツアー」には、映画のワンシーンをアニマトロニクスで再現したものがある[246]。
本作のミュージカル化は少なくとも2つあった。1つは2004年にミネソタ・フリンジ・フェスティバルで初演された『JAWS The Musical!』であり、もう1つは2006年にトロント・フリンジ・フェスティバルで初演された『Giant Killer Shark: The Musical』である[247]。
本作のゲーム化としては、まず1987年にLJNより販売(開発はアトラス)されたNintendo Entertainment System(海外版ファミリーコンピュータ)の『ジョーズ』がある[248]。その次に2006年にマジェスコ・エンターテインメントより販売されたXbox、PS2、PC向けの『Jaws Unleashed』[249]。また、2011年にはニンテンドー3DSとWiiで同じくマジェスコが販売元となった『Jaws: Ultimate Predator』が販売された[250]。モバイル向けとしてはiPhone版が2010年に出ている[251]。2017年にゲーム開発会社のZen Studiosが、バーチャルピンボールゲーム『Pinball FX 3』のユニバーサル・クラシックスのアドオンパックの一部として、本作をテーマとしたバージョンをリリースしている[252]。
アリストクラットは正式ライセンスを受けて本作をテーマとしたスロットマシンを開発した[253]。日本ではパチンコにおいて、2006年に京楽産業.が正式ライセンスを受けた『CRぱちんこJAWS』をリリースしている[254]。また、2015年には平和が『CR JAWS〜It's a SHARK PANIC〜』をリリースしている[255]。
続編
『ジョーズ』の成功を受けて3つの続編が製作されたが、これらは批評家の支持を得られず興行的にも本作ほどには上手く行かなかった。続編をすべて合わせたアメリカ国内での総売上高でも本作のわずか半分に過ぎなかった[256]。
スタジオは早い段階から続編の企画に乗り出していた。しかし、スピルバーグは1975年10月にサンフランシスコ映画祭で「何かの続編を作るというのは安っぽいカーニバルの芸にすぎない」とスピーチするなど、続編に関わる意思がないことを鮮明にしていた[177]。ただし、当初続編の監督に抜擢されたジョン・D.ハンコックが、撮影開始後に数日で解雇されたときにはスピルバーグは引き継ぐことを検討したという。しかし、これはドレイファスと組んだ『未知との遭遇』の製作のために不可能となった[257]。最終的に続編はヤノット・シュワルツが監督を引き継ぎ、1978年に『ジョーズ2』として公開され、シャイダー、ゲイリー、ハミルトン、ジェフリー・クレイマーらが、同じ役で再登場した。この第2作目は、続編の中ではもっとも優れた作品だったと評価されている[258][259][260]。1983年に3作目となる『ジョーズ3-D』(後に『ジョーズ3』と改題)が製作された。監督は前2作でそれぞれアートディレクターとプロダクションデザイナーを務めたジョー・アルヴスであったが、ブロディ署長の成長した息子マイケルが主人公となるなど、元の俳優は出演しなかった[261]。この作品は偏光フィルター方式のメガネをかけて鑑賞する3D映画であったが批評家たちからは酷評された。1987年に製作されたシリーズ第4作目と同時に完結編となる『ジョーズ'87 復讐篇』はジョセフ・サージェントが監督を努め、ロレイン・ゲイリーがエレン・ブロディ役で再登場し主演を務めた作品であったが、シリーズ中最悪の映画とみなされている[262][263]。興行的には3作とも利益を上げたが(特に『ジョーズ2』と『ジョーズ3』はそれぞれ年間興行収入のトップ20に入っている)、批評家と観客共に映画の出来には大いに不満を示した[264][265][266]。
なお、アメリカ国外においては本作の人気にあやかって作られたエピゴーネンや酷いものでは本作を剽窃した低予算映画にジョーズの続編であるかのように誤認させた現地タイトルをつけ公開されたものもあった。例えば1995年に製作された『Cruel Jaws』はまったくシリーズに無関係であったが、タイトルに「Jaws」の名が入っており、アメリカ国外では『Jaws 5: Cruel Jaws』などとシリーズ5作目であるかのようにして公開された[267]。日本では他にも『ジョーズ』の公開翌年の1976年に製作されたB級映画『Mako: The Jaws of Death』が、4作目『ジョーズ'87 復讐篇』と誤認させるような『地獄のジョーズ/'87最後の復讐』というタイトルで公開されていた[268]。また1998年に日本で公開された『ジョーズ '98 激流篇』(原題:Great White)に至っては、1981年に製作されたイタリア映画で、1982年のアメリカでの公開時にユニバーサルから公開差し止めの訴訟を起こされた剽窃映画であった[220][269]。先述の『Cruel Jaws』も、1996年に公開された日本では『ジョーズ’96/虐殺篇』とシリーズ4作目を模したタイトルが付けられていた[270]。
日本語版
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |||
---|---|---|---|---|---|
日本テレビ版 | TBS版 | テレビ東京版 | ソフト版 | ||
マーティン・ブロディ | ロイ・シャイダー | 滝田裕介 | 津嘉山正種 | 羽佐間道夫 | 谷口節 |
クイント | ロバート・ショウ | 北村和夫 | 内海賢二 | 瑳川哲朗 | 内海賢二 |
マット・フーパー | リチャード・ドレイファス | 樋浦勉 | 古川登志夫 | 堀内賢雄 | |
エレン・ブロディ | ロレイン・ゲイリー | 寺田路恵 | 弥永和子 | 高島雅羅 | 佐藤しのぶ |
ベン・メドウズ | カール・ゴットリーブ | 加藤正之 | 有本欽隆 | 塩屋浩三 | 石住昭彦 |
ボーン市長 | マーレイ・ハミルトン | 細井重之 | 吉水慶 | 坂部文昭 | 佐々木梅治 |
ヘンドリックス | ジェフリー・クレーマー | 円谷文彦 | 星野充昭 | 鳥海勝美 | 後藤敦 |
クリッシー・ワトキンス | スーザン・バックリニー | 高橋ひろ子 | 井上喜久子 | 豊嶋真千子 | |
キャシディ | ジョナサン・フィレイ | 高宮俊介 | 川村拓央 | ||
マイケル・ブロディ | クリス・レベロ | 池田真 | 喜田あゆ美 | 亀井芳子 | |
ショーン・ブロディ | ジェイ・メロ | 中村友和 | 大谷育江 | ||
入り江のボートの男 | テッド・グロスマン | 坂東尚樹 | |||
TVレポーター | ピーター・ベンチリー | 小島敏彦 | 登場シーンカット | 田原アルノ | |
役不明又はその他 | 渡辺知子 中島喜美栄 平林尚三 藤城裕士 杉本直樹 斉藤昌 大滝進矢 林一夫 石森達幸 北村弘一 楠正道 相見陽子 岩川繁美 嶋俊介 松岡文雄 亀井三郎 田中幸四郎 田原アルノ 大久保正信 菊池英博 金丸淳一 土方博一 佐久間あい |
筈見純 竹口安芸子 塚田正昭 磯辺万沙子 沢木郁也 津田英三 真地勇志 高乃麗 安永沙都子 西宏子 |
寺内よりえ 仲野裕 津村まこと 重松朋 青山穣 竹口安芸子 船木真人 羽切祥 駒谷昌男 |
中嶋聡彦 寺内よりえ 甲斐田裕子 武藤正史 矢野裕子 根本圭子 宝亀克寿 石波義人 木下紗華 小平有希 加納千秋 赤城進 駒谷昌男 | |
演出 | 中野寛次 | 福永莞爾 | 小林守夫 | 高橋剛 | |
翻訳 | 高瀬鎮夫(劇場公開版字幕) 飯嶋永昭(ソフト版字幕) |
飯嶋永昭 | 木原たけし | 小寺陽子 | 伊原奈津子 |
効果 | PAG | リレーション | |||
調整 | 前田仁信 | 金谷和美 | 阿部直子 | ||
担当 | 河村常平 春田由佳 |
||||
配給 | ムービーテレビジョン | ||||
プロデューサー | 上田正人 | 久保一郎 渡邉一仁 寺原洋平 |
|||
制作 | 東北新社 | 東北新社 TBS |
東北新社 | ACクリエイト | |
解説 | 水野晴郎 | ||||
初回放送 | 1981年9月30日 『水曜ロードショー』 |
1991年7月24日 『水曜ロードショー』 |
2004年5月13日 『木曜洋画劇場』 |
2005年8月26日発売 DVD『JAWS 30thアニバーサリー スペシャルエディション』 |
- ユニバーサル思い出の復刻版BDにはソフト版と日本テレビ版の両方の吹き替えを収録。
脚注
注釈
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- “ジョーズ’96/虐殺篇”. allcinema. 2020年12月5日閲覧。
関連項目
- ニュージャージーサメ襲撃事件 - 原作の元の1つになった事件。
- ハンター・スコット - この映画を見たことをきっかけに、インディアナポリス艦長の名誉回復運動を行った。