「ULTRAMAN (漫画)」の版間の差分
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=== 科学特捜隊関係者 === |
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2018年1月29日 (月) 00:19時点における版
このフィクションに関する記事は、ほとんどがあらすじ・登場人物のエピソードといった物語内容の紹介だけで成り立っています。 |
ULTRAMAN | |
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ジャンル | ウルトラシリーズ |
漫画 | |
原作・原案など | 清水栄一 |
作画 | 下口智裕 |
出版社 | ヒーローズ |
掲載誌 | 月刊ヒーローズ |
レーベル | ヒーローズコミックス |
発表期間 | 2011年12月号 - |
巻数 | 既刊11巻(2017年12月現在) |
テンプレート - ノート |
Template:漫画 は 廃止されました |
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『ULTRAMAN』(ウルトラマン)は、原作:清水栄一、作画:下口智裕による日本の漫画作品。『月刊ヒーローズ』創刊号より連載中。単行本の累計発行部数は2017年12月時点で260万部を突破している[1]。2019年にフル3DCGアニメ化されることが発表されている[1]。
概要
円谷プロダクション製作の特撮番組『ウルトラマン』から数十年後を舞台とする作品で、『ウルトラセブン』以降の『ウルトラシリーズ』とは異なる世界でストーリーが展開される。
最大の特徴は、本作に登場する「ウルトラマン」は宇宙人ではなく強化装甲を纏った戦士としていることである。そのため、本作の主人公は巨大化することはない。怪獣は数十年間出現していないため、主な敵対者は宇宙人となっている。単行本巻末のおまけページによれば、元々は初代ウルトラマンとはストーリー上の繋がりのない「等身大でスーツを着て戦う」全く別のウルトラ作品として描かれる予定だったものが、編集部からの要望で方針転換して今の形になったとのこと。
キャッチコピーは「少年の体に宿る正義(ウルトラマン)の遺伝子、運命の子は本物のヒーローになれるのか?」。
あらすじ
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
かつて、この世界には「光の巨人」と呼ばれる存在がいた。光の巨人は1人の地球人と同化し、異星人の侵略や「怪獣」と呼ばれる巨大生物による幾多の破壊と混沌から世界を守っていた。やがて光の巨人はその役目を終え、遠い宇宙にある自らの故郷へと帰還し、同化していた地球人はそれまでの記憶を失った。
40年後、ウルトラマンの存在が過去のものとなった世界でウルトラマンと同化した過去を持つ早田進(ハヤタ・シン)の息子・早田進次郎(ハヤタ シンジロウ)は、生まれながらに特殊な力を持っていた。ある日突然、謎の敵に襲われた進次郎を助けに現れた父・早田は「自分こそがウルトラマンだった」と告白。父の危機を前に、元科特隊の井手からウルトラマンスーツを与えられた進次郎は敵との戦いに挑む。
登場人物
※「声」はモーションコミックのもの[2]。身長・体重・年齢はマンガ公式サイトより[3]。
科学特捜隊関係者
早田 進次郎 ()- 声- 木村良平、潘めぐみ(幼少期)
- 身長176cm、体重63kg。17歳。
- 本作の主人公。生まれながらにしてハヤタの「ウルトラマン因子」を受け継ぐ[4]特別な存在。常人とはかけ離れた身体能力を有しているが、力を制御しきれていないため、手探りで加減を考えながら生きようと努力していた。
- 当初は自分の力を人のために役立てられることに浮かれていたが、激昂のあまり街を破壊しながら異星人を処分したことから自分の力が容易に他者を傷つける物だと再認識して葛藤するようになり、いくつかの事件を経て「ウルトラマン」として戦う決意を固める。
早田 進 ()- 声 - 菅生隆之
- 身長175cm、体重70kg。68歳。
- 進次郎の父。第1話の時点では防衛大臣だったが、後に退職している。かつて科学特捜隊の一員だったころ、ウルトラマンと同化して地球を守り続けていたが、ウルトラマンが地球を去る際に記憶を操作されて同化中の記憶を失っていた。ただし、ウルトラマンと同化中の名残として超人的な身体能力を持つ。進次郎を守るためにプロトスーツを着て戦っていたが、ベムラーとの戦いで重傷を負い戦線離脱。しばらくして、諸星とともに改良型のスーツを纏って渡米する。
井手 光弘 ()- 声 - 江原正士
- 身長176cm、体重86kg。68歳。
- 科学技術研究所の所長で、表面上は「光の巨人記念館」の館長となっている。かつて早田と共に科学特捜隊日本支部に所属していた。
- 進次郎が謎の敵に襲われていたところを進と共に救出し、進次郎の身体に隠された過去と秘密を明かして自身が開発した[4]ウルトラマンスーツを託す。天才的な技術力は健在で、今でもスーツの改良や翻訳装置の開発を手がけている。
- ゼットン星人・エド
- 声 - 牛山茂
- 身長210cm、体重63kg。年齢不明。
- 地球侵略を企み、ウルトラマンを殺した種族の末裔[4]。地球側の異星人の代表的な立ち位置であり、技術者及び指揮官・星団評議会との連絡役として井手と協力して地球に再び迫る危機と対峙している。
- スーツを着用しており、人間に擬態する際は壮年の男性の姿を取る。毎朝施設内でランニングをして汗を流しているが、腕っぷしはそれほど強くない。
- 第6巻収録の番外編によれば平時は「光の巨人記念館」に常駐しており、寝泊りや食事なども本部内の私室で済ませている。1日の睡眠時間は2分。
諸星 弾 ()- 声 - 関智一
- 身長182cm、体重69kg。24歳。
- 科学特捜隊に所属する青年。ディスプレイ機能を持つ眼鏡と短髪が特徴で、極めて人間に近い姿をしているが異星人。外交官の息子として生まれるが、幼少期にとある星に駐留していた時にテロリストによって両親を殺害され、双子の弟・レイと生き別れになった過去を持つ。異星人事件に対処するプロ意識から、足元の定まっていない進次郎に厳しく接しつつも、辛辣ながら助言するなど先輩として彼に接するところもある。
- ウルトラマンスーツVer.7シリーズ・通称「セブン」[4]の適合者。進次郎と違い敵対者には容赦がない戦闘スタイルで、日本刀のような長剣と投剣を武器に戦う。
富士 明子 ()- 声 - 桜井浩子
- かつて進や井手と共に科学特捜隊日本支部に所属していた。現在は諸星の上司で、主任。
- アルバート・ウェイアンズ
- 科学特捜隊米国支部の職員。米国では科特隊の存在が形だけに近かったため、普段は国防高等研究計画局(DARPA)の職員として活動している。井手とは親しい間柄。
異星人の街の住人
- ジャック
- 声 - 藤原啓治
- 身長188cm、体重116kg。32歳。
- 諸星がひいきにしている元情報屋。正体はアメリカ軍の諜報員[4]で、「ジャック」はコードネームであり本名は不明。「異星人の街」での格闘チャンピオンで、生身でも異星人と戦える力をもつ。
- 「暗黒の星」によるニューヨーク攻撃の際は、ヤプール作のウルトラマンスーツ・ジャックを纏い2名の部下と共に事態に対処する。
- レッド
- 声 - 斎藤志郎
- 身長273cm(擬態時100cm)、体重309kg(擬態時24kg)。27歳(擬態時5歳)。
- 異星人の街に住む太く長い首と尖った頭が特徴の巨漢の異星人。
- 一見するとただ粗暴で好戦的な人物に見えるが、自分なりの考えやモラルで行動している。腕時計型の最新の擬態装置を使用すると人間の幼稚園児のような姿になり、ジャックと共に科学特捜隊に協力する、
- 第4巻のアニメイト限定版カバーの解説によれば、本名は「リヒャレノル・ダスモヒーラ・ヴァシズリッヘ」というが、名前が長いのに加えてかつて地球に出現した怪獣に外見が酷似していたため、ジャックにより「レッド」の通称で呼ばれるようになったとされる。本来の姿に戻ると5メートル程の巨体になり、長い尾が生える。
星団評議会
- スクルーダ星人・アダド
- 声 - 井上和彦
- 身長194cm、体重107kg。271歳。
- 佐山レナライブツアー2018に係員を装い突如乱入した異星人。白い身体に黒の縞模様の外見が特徴。芝居がかった態度と丁寧口調で話す掴み処の無い人物であるが鮮やかな手並みで何人もの犠牲者を出す。その正体は星団評議会直属である移民管理及び警備機構のエージェントであり、真の目的は異星人の存在を公表し、連続殺人犯の真犯人をあぶり出すことにあった。ナイフと棒術を操り機敏に動き、その実力は、ウルトラマンスーツver.7.1を着た諸星と互角。
- メフィスト大使
- 日本に駐在している星団評議会の代表のひとりで、アダドの直属の上司。地球人に非常に良く似た容貌をしているが、これが本当の姿なのか擬態なのかは不明。表向きはとある大企業の会長として活動している模様。
- エースキラー
- 「超一流の殺し屋(エースキラー)」を自称する凄腕の傭兵。星団評議会の汚れ仕事を請け負う傭兵集団のリーダーを務めており、12年前には星団評議会の先遣調査隊であった夕子達の一家を飛行機事故に見せかけて暗殺した。
- 武器は刺股型の手斧と、ダガレット製の銃弾を放つハンドガン。身体能力は非常に高く、地球人の動体視力では追い切れないほどの素早さで動き回る。
- ネペンテス星人
- 植物に似た組織を持つ種族。知能は非常に高く、約5000に及ぶ他星言語を巧みに使う。戦闘状態になると背中にある蕾状の根元から枝に似た触手を伸ばし攻撃する。
- 月刊ヒーローズ本誌とSNSにて一般公募を行った『怪獣・異星人キャラデザ大募集企画』に応募された応募総数575点の中から"大賞"を受賞。デザインを清水により新たに描き起こされた後に劇中に登場を果たした。
- ウヴェルヴ星人
- 平均身長3メートルと大柄な種族だが、本来は穏やかで戦いを好まない。ただし自己防衛が必要な状況では見た目とは裏腹に俊敏な動きで凄まじい力を発揮する。その気質から星団評議会からも地球移住を許可されている。
- 作中に登場した個体は、エースキラー率いる傭兵団の前衛担当。暗殺作戦では増援でやって来たレッドと激しい戦いを繰り広げる。
- 月刊ヒーローズ本誌とSNSにて一般公募を行った『怪獣・異星人キャラデザ大募集企画』に応募された応募総数575点の中から"エースキラー賞"を受賞。デザインを清水により新たに描き起こされた後に劇中に登場を果たした。
- アワゾ星人
- 下層種族とされる異星人。
- 作中に登場した個体はこの種族としてはかなり高等な暮らしをしていた模様。秘匿回線による何者かの指示を受けエースキラー達の傭兵団へ星司の暗殺依頼を出す。
暗黒の星
- ペダン星人
- 「暗黒の星」のリーダーだが、アジテーターを自称する。格子状の仮面を着けた人間大の異星人。
- 地球人を見下しており、その程度の低さを異星人移民や評議会に見せつけるため、テロの序盤でわざと虚偽の情報を流し地球人に自らの意思で犯罪を起こさせ、その様子を中継するしながら真相を明かす。
- ドルズ星人
- 「暗黒の星」構成員。極めて残忍な種族であり、結社に所属する前から地球侵略を目論んでいた。ニューヨークに潜伏し、秘密裏に地球人へ薬物を与えていた。自分たちがばら撒いた薬物の力でヒーロー活動する光太郎を目障りに思い、彼の協力者であるデイヴを拉致したうえで殺害する。しかしデイヴを殺され激怒した光太郎が全身から炎を放つ異形と化したことに動揺し、対抗策を思いつけないまま彼の体当たりによって爆死した。
- 単行本9巻の記述によればウルトラマンタロウに登場したドルズ星人と同一種族のようだが、本作では終始人間大のままで巨大化を披露することはなかった。
- レイ
- 弾の双子の弟。髪色以外は弾と瓜二つの容姿をしている。幼少期にテロリストに誘拐された。
- 侵略時の戦闘では弾と対峙、自身の正体を明かす。その後は肉親の体を使い情に訴えることで有利に戦おうとしたが、彼の非情なまでの決意を前にあえなく策は破られ首を切り落とされて死亡した。
- バド星人
- 構成員として複数の個体が登場。ニューヨークでテロに巻き込まれたレナ達を武装して襲撃し、改心したチンピラ集団を殺害しようとしたが駆けつけた進次郎によってあっさり全員蹴散らされた。
その他の異星人
- ベムラー
- 声 - 磯部勉
- 身長219cm、体重不明。20043歳。
- 地球各地でその影を見せている謎の異星人で、本作のキーパーソンとも言える存在。新次郎の前に度々現れる。
- その正体はかつてハヤタと同化していたウルトラマン本人。『暗黒の星』との戦いまでは隠していたがスペシウム光線を放つこともできる。正体こそ明かされたものの、今の姿になった理由や地球に戻ってきた理由、当初進次郎の命を狙っていた理由などは未だ明らかになっていない。
- エイダシク星人
- 声 - 金城大和
- 地球に潜み人類を捕食していた非正規滞在者。進次郎が初めてウルトラマンとして戦った相手。自身を「ボク」と呼ぶ子供っぽいところのある口調だが、違法兵器を自ら作り上げるなど頭が切れる。また残虐な性格の持ち主であり、効率よく人間を捕食するために警察官に擬態し、若い女性や子供ばかりを狩っていた。口部から触手を出して獲物の口に入れてその体液を吸収する。
- イガル星人・ピグモン
- 声 - 伊藤健太郎
- 地球に潜みアイドルの佐山レナに執着している滞在者にしてイガル星の元王子で、かつて星団評議会のイガル星の代表。本来平和的な種族だったため、政治的に利用された挙げ句に母星諸共滅ぼされてしまい評議会に保護され、評議会の計らいで地球への移住が許可され、某所のアパートでレナに憧れながら孤独に暮らしていた。
- カッダー星人
- 声 - 大平原也
- 進次郎たちが対処し捕縛した異星人。顎から飛び出た鋭いヒレ、高く伸びた額が特徴。星団評議会から地球移住を許された種族だが、生粋の狩猟民族ゆえに、一部は犯罪に走り要注意種族にカテゴライズされている。本来は槍を使用した狩りをおこなうが、地球で犯罪を犯した個体は先端を螺旋状にした鉄杭のようなものを使い、強盗殺人などを行なっていた模様。進次郎はこれを抹殺することを任務としていたが、最後の命乞いに進次郎が拳を止めて捕縛に変更したため、諸星から失望を買うこととなる。
- ブリス星人
- 声 - 西森千豊
- 諸星が初の実戦で抹殺した相手。エイダシク星人同様に星団評議会から認められない違法移民種族の一つ。口と鼻がなく、4対の目しかない顔が特徴。佐山レナに関わる殺人事件の実行犯だが、この個体はイガル星人・ピグモンに金で雇われていただけだった。
- 背面のジェネレーターをマウントし、両腕に仕込まれた発生器から強力な衝撃波を放つ。その威力は人体を液状に破壊して飛び散らせ、最大出力なら家屋が数棟破壊されるほど。遠藤たちの作戦に引っ掛かるも彼らでは太刀打ち出来なかったが、そこを狙った諸星によって粛清される。
- ヤプール
- 声 - 野島昭生
- 本編より以前に行方を晦まし、北斗星司にウルトラマンスーツなどを提供してきた星団きっての天才的技術者にして星団評議会の重要対象者。評議会は彼の技術が地球側に流出されるのを危険視し、アダドに捜索を命令した。地球に移住した後、評議会からの追手を逃れるため日本のある場所で老人の姿に擬態して小さなジャンク屋を営んでいる。北斗の身を案じているが、彼のウルトラマンとしての活動を「ごっこ遊び」で終わらせられるように自分で生物兵器を作ってその相手をさせていた。先遣調査団の一家暗殺のために彼らが登場してた航空機が破壊した犯人を殺そうとする北斗を実行犯でしかなく黒幕は他にいると必死に止めるが、星司が倒してきた怪獣達が自分が彼の相手をさせるために作ったものだと教えてしまったせいで暴走を招いてしまったため科特隊に出頭し、井出らに黒幕が星団評議会であることを告白して北斗を助けて欲しいと懇願した。その後は拘留されていたがジャックに連れ出されアメリカに渡り、現地の機材を使ってウルトラマンスーツの製造を依頼される。
- 南夕子
- 声 - 潘めぐみ
- 幼い頃からの星司の親友。その正体は地球とはまったく違う星から来た異星人。家族は星団評議会の先遣調査隊の一員であったが、その星団評議会からの暗殺指令を受けたエースキラーによって12年前、飛行機事故に見せかけられて殺害されている。
地球人
遠藤 庸介 ()- 声 - 山路和弘
- 警視庁の刑事。佐山レナの実父。異星人が関連していると思われる怪奇連続殺人事件を担当していたが、突然外されて科学特捜隊に事件を奪われる。正義感が強く刑事としてのプライドも高い男だが、娘が関わる事件を上の命令を無視して捜査し続ける家族思いな面もある。少年時代、ウルトラマン(ハヤタ・シン)に助けられたことがあり、以来彼の大ファンである。元科特隊隊員ということを明かしていない井手と初対面した際には「我々の世代で科特隊のイデ隊員を知らない人はいない」といい、ウルトラマンのスーツに科特隊の流星マークが小さく描かれていることにも目ざとく気づく。そのためか、スーツを着用した進次郎に対しては「あんなものはウルトラマンじゃない」と強い嫌悪感を示す。のちに娘と親しくする進次郎と知り合い、彼の尋常でない気迫を感じ取ったことで「ウルトラマンもどきが10代の少年かもしれない」と考えるようになる。
倉田 ()- 声 - 入江玲於奈
- 遠藤の部下。遠藤と共に異星人が関連していると思われる怪奇連続殺人事件を担当していた。その後、偶然巻き込まれた事故現場でウルトラマン(進次郎)に遭遇した。遠藤を慕っており、行動を共にしている。ただし、ベムラーに対しては懐疑的なようで、彼と接触を持つ遠藤に幾度か苦言を呈している。遠藤が単独行動で事件を追う理由を問い、その時になって初めてレナが遠藤の娘であることを知った。
- 佐山レナ
- 声 - 内田真礼
- 身長155cm、体重45kg。19歳。
- 人気上昇中のアイドル。本名は遠藤レナ。かつて地球に訪れたウルトラマンのファンである父の影響もあってか、最近新しく現れたウルトラマン(進次郎)に執心している。3rdシングルとして「ウルトラブ」を発売している。
- ウルトラマンが進次郎であることには気づいていないが、お忍びで訪れた「光の巨人記念館」(科特隊本部)で言葉を交わした進次郎に「どこかで会ったことあります?」と尋ね、彼とウルトラマンが同一人物かもしれないとわずかに考えたこともあるが荒唐無稽すぎて自ら否定している。それ以降は進次郎と交流を持ち、ウルトラマンの正体を調査すると請け負った彼と親しくなる。
- 事件から3か月以上が立ち再びライブを開催しようとするが、前回のライブツアーで死者が出てしまったことから不謹慎ではないかという批判を浴びることとなり、活動自粛に追い込まれてしまう。その後は事務所からの指示でアメリカに留学することになったが、間も無くして発生した「暗黒の星」による侵略活動に巻き込まれることになる。
美濃 ()、佐伯 ()、安藤 ()- 声 - 草摩そうすけ(美濃)
- 佐山レナの熱烈なファン。ファングッズを奪い取る目的でピグモンと接触を持ったが、無害で臆病な彼を前に異星人と仲良くする方がステータスになると考え友人になる。当初は友好的な関係を続けていたが、ファンサイトに載せられた悪意のある書き込みに対しピグモンが犯人を容易に特定できると言ってしまったことが転機となり、誰にも知られず誰にも捕まることなく憎い相手を殺せることに味を占めて連続殺人事件を引き起こし、ウルトラマン殺害に失敗するとピグモンに暴行を加えて通信装置を強奪し別の殺し屋に接触を図る。しかし連絡をつけた相手が囮捜査中のアダドだったため、ライブツアーの最中に自分たちの悪事を広く公表されてしまい、そのまま警察へ連行される。逮捕後は殺意に関しては否認を貫き実行犯の暴走だと言い張っており、事件関係者で生存者が彼らだけであることから警察でも追求しきれず手詰まりになっている。
北斗 星司 ()- 声 - 潘めぐみ
- 身長165cm。体重52kg。16歳。
- 進次郎と同じ高校に通う高校1年生。ウルトラマンの正体が進次郎であることを知っている。諸星と同じくウルトラマンスーツシリーズの適合者。
- 線は細く比較的小柄だが身体能力は高い。後にエーススーツを纏って科特隊の前に現れ、進次郎たちを「兄さん」「先輩」と呼んで科特隊への入隊を希望する一方で、裏で社会悪への制裁と称して恐喝を行って金を奪い、それをウルトラマンの活動資金にしている事実も判明する。
- 両腕と両足はヤプールが異星の高度な技術で作り出した義手と義足であり、スーツと同じ技術が使われている。ウルトラマン活動時に使う戦闘用とそれ以外に使う日常用とがあり、機能で劣る日常用でも一般人相手なら苦労もせずに一蹴できる。
- 本編開始の12年前のベムラーが起こしたとされる飛行機墜落事故の犠牲者であり、スーツを着用して戦う本当の理由もそんな自分を助けてくれたとある異星人のため、彼等との共存の邪魔になる連中を排除したいという気持ちからだった。それゆえに特に戦う理由もなく周りに言われるままにウルトラマンをしている進次郎に対してはあまりいい感情を持っていなかった。
- 北斗の母
- 声 - 真坂美帆
- 北斗と暮らしている。実の母親「ホクト カオリ」は父の「ホクト ミツル」と共に12年前の飛行機事故で死亡している。
東 光太郎 ()- 身長180cm、体重68kg。26歳。
- ニューヨーク在住の写真家を目指している青年。正義感が強く、「暗黒の星」が外に出てから3か月後に起きた銀行強盗事件で、ニューヨークにも異星人が暮らしているのではないかと疑いを持つようになる。そんな中で目の光る謎の男に襲われ命を落とすが、その男が持っていた謎の薬品と血液が反応した結果蘇生を果たす。
- それ以降薬の作用によって身体能力が強化されていることが分かると、ウルトラマンを模した角付きのスーツを自作してヒーロー活動を開始するが、そのことが「暗黒の星」の目に留まってしまい協力者のデイブが殺害されてしまう。だがその直後に、その怒りと薬の副作用により全身から炎を発する異様な姿に変貌し、大爆発を起こしてその場にいた敵を殲滅する。戦闘後意識を失っていたところをアダドとレッドに回収されて「暗黒の星」の目的を聞き、「光」の名を捨てただの「タロウ」として彼らに協力することを決める。
- 名前は『ウルトラマンタロウ』に登場する東光太郎と同じ。
- デイブ
- 光太郎の友人であるアメリカ人。当初は正義感に逸る光太郎を諫めていたが、彼が力を得てからは協力者としてヒーロー活動を支援していた。しかしその行動を目障りに思った「暗黒の星」によって捕らえられ、射殺される。
ウルトラマン
- ウルトラマン
- かつて早田と同化し、すべての異星人や怪獣から地球を守り抜いてきた光の巨人。現在はその存在が過去のモノとなっている。
- だが実はベムラーを名乗って12年以上前から地球で活動していたことが判明する。
用語
この節の加筆が望まれています。 |
組織
- 科学特捜隊
- 通称「科特隊」。かつて怪獣や宇宙人から地球を守っていた組織。そうした存在による脅威が過去のものとなったことから、表向きは既に解体されているが、実際は現在でも秘密裏に存続し、宇宙人の関わる事件を社会の裏で解決してきた。ただし「早田親子の保護」という明確な目的のあった日本支部以外では「暗黒の星」の宣戦布告まで名目だけの存在になりつつあった。
- 名前や人員こそ共通しているが、かつてのそれとは実質異なる組織である。
- 光の巨人記念館
- かつての科特隊日本支部の建物を利用した記念館。科特隊やウルトラマンの活躍がミニチュアや写真などで紹介されている。コンパニオンの制服は科特隊員のものと同じデザイン。
- 実は井手の手により、当時の機能が維持されている。表向きは「再び侵略者が現れた時のため」ということになっているが、真の目的は早田と進次郎を守ることだった。
- 星団評議会
- 全宇宙の文明を有する星々の知的生命体達が宇宙の平和の為に結んだ同盟組織。ウルトラマンが去った後の地球が怪獣や宇宙等からの侵略者の脅威を味わう事が無かったのも、地球がこの組織に秘密裏に参加し、その見返りとして地球に残っていた怪獣の問題が解決された結果である。結成は40年ほど前、地球が加入したのは7年前。現在の地球には多くの異星人が滞在しているがその多くはアダド曰く「ワケあってこの地球に移住せねばならなかった者達」とのこと。
- しかし同盟も万能ではなく、地球人を凌駕する能力を有するがゆえに犯罪に走る異星人や非正規滞在の異星人も多い。それらによる事件も発生しており、いずれ新たな危機を招きかねないという問題を抱えている。そのためエドはその問題を解決すべく、進次郎に改めて地球側の新たな抑止力としての「ウルトラマン」になるよう依頼した。
- 地球では南極に通称「バベル」と呼ばれている球状の本部施設を設け、日本ではとある大企業を隠れ蓑に活動している模様。また地球の加盟から5年以上前の段階で先遣調査隊が派遣されていたが、評議会内部の何者かに主導され調査員を狙った暗殺事件が発生、飛行機事故に見せかける形で実行されたことで多くの地球人も被害に遭い死亡してしまった。この事件は長い間ベムラーを名乗る者の手で引き起こされたものだと考えられてきたが、事件から12年が経過した頃になってようやく実行犯と黒幕の存在が明らかになった。
- 暗黒の星
- 地球は優れた種が統治すべきという思想を持つ集団。選民思想に近い理念から生まれた結社であるため、その危険性は非常に高い。ペダン星人がリーダーを務めている。『街』から出られずに居たがすでに作戦を実行する準備はできており、ヤプールの行方を追う手がかりにするため正体を隠したアダドが手を貸し、複数のテレポーターをオーバーロードさせてその拠点ごと『街』の外へ転送された。以降はニューヨークを拠点にして薬物を地球人に与えては怪物化させその勢力を徐々に拡大し、3か月以上が過ぎた頃地球侵略を大々的に宣言する。地球人を暴走させる細菌兵器をばらまいたという虚偽の情報を流すことで、罪に問われないと考えた人々に犯罪を誘発させその様子を見せつけることで自分たちの行動の正当性を示そうとする。
技術
- ウルトラマンスーツ
- 全長190cm、重量126kg。ウルトラマン因子を最大限に生かすために井手が開発したスペシウムをエネルギー源とするパワードスーツ。デザインはウルトラマンをモデルとしたものだが、頭部デザインなどは大まかなシルエット・基本的なカラーリング以上の共通項は少ない。またエネルギーの消耗あるいは出力の低下に伴い、胸部のカラータイマーらしき部位が赤く変色する模様。劇中では早田用のプロトスーツと進次郎用に改良された新型スーツの2種類が登場している。
- 身体能力の強化だけでなく、非常に高い防護性を誇っている。また、一般人でも装着可能なスーツも研究されている。ウルトラマンとしての能力の上昇に伴い進次郎がスーツにストレスを感じ出したため、根本的な見直しと改良が図られているが現状では手詰まりとなっている。
- 機能(以下の機能は進次郎用のみで描写されているため、プロトスーツにも装備されているかは不明)
-
- 両腕にあるスペシウムを利用した戦闘兵器・スペシウムブレードを駆使して、擬似的な飛行や遠近両方での高速戦闘を可能とする。また右手首の制御ユニットを左手首のコネクタに接続する(十字に組む)ことで左腕部からスペシウム光線も発射可能。光線が発射されるのは従来の右手ではなく、左腕のスペシウム兵器発射口となっている。
- リミッターを解除することでカラータイマーが赤く発光し、さらに光が漏れだす。この状態に入るとさらに強大な力を発揮するが、負荷も大きく、進次郎もスーツも数分しか保たない。本来は遠隔操作が必要で着用者の側からリミッターを解除することはできない設定になっているが、進次郎は自力での解除に成功している。
- ヤプールが残したエーススーツの情報を元に肩甲骨部分にスラスターが追加され、スペシウムブレードを展開せず両手が自由な状態での高速飛行が可能となる。元々浮遊能力を持つ進次郎にとって飛ぶことは比較的容易だが着地の制御が難しい。
- ウルトラマンスーツVer.Z
- 早田専用のもう一つのウルトラマン型パワードスーツ。胸元のスターマークが特徴で、腕にはスペシウム光線の発射装置も搭載されている。
- デザインはゾフィーをベースとしている。
- ウルトラマンスーツVer.7.0
- 全長197cm、重量138kg。諸星弾専用のウルトラマン型パワードスーツ。ウルトラマン因子非保有者でも使える常人用のスーツで、因子に頼らない故に様々な事態に対応した複数機能が実験的に導入されている。その反面、使用者への負荷はまだ大きく、井出曰く「実戦投入された現在も完成と呼ぶまでには至っていない」らしい。初戦後に実戦データと諸星の意見が反映され、Ver 7.1では上腕・大腿部装甲の軽量化がなされた。Ver.7.3では新たな兵装としてワイドショットとEXライフルが搭載され、スーツの外見自体は変更されていないが制御系などの調整が行われた。科学特捜隊内部ではバージョンナンバーから「セブンスーツ」と呼ばれている。
- デザインはウルトラセブンをベースとしている。目の部分はバイザーに覆われ、その奥に小さく光る目が見える。また、頭部の装飾や投剣の形状がアイスラッガーに酷似している。
- 作者の作品である『鉄のラインバレル』に登場するマキナの一つ「ヴァーダント」がモチーフとなっている。4巻あとがき漫画曰く、進次郎のような特殊能力を持たないため、作戦や相手に応じて武器を変えることで対応する模様。
- 主な武装
-
- スペシウムソード:Ver.7.0から搭載されている日本刀に似た長剣。刀身にスペシウムエネルギーを流すことで斬れ味の向上だけでなく衝撃波が生まれるほどの打撃力も備える。
- 投剣:Ver.7.0から搭載されている。正式名称は不明。ブーメラン状で複数所持できる。腕部にスペシウムブレードを持たないセブンスーツに、(Ver.7.2時点までで)唯一搭載されていた遠距離武器であった。
- ワイドショット:Ver.7.3から搭載された、ウルトラマン因子を持たない諸星のために作られた大型スペシウム兵器。射撃時には進次郎が使うスペシウム光線と限りなく同等に近い威力を誇る。スペシウムエネルギーを放出し続けることで巨大ロボットを一刀の元に切り捨てられるほどの光刃としても使用できるが、その際のエネルギー消費は膨大となる。ウルトラマンスーツのスペシウムブレードと同じく、推進装置としての運用も可能である。大型兵器であるため移送を含めた運用システムも開発中。
- EXライフル:Ver.7.3から搭載されたフル装備時に背部にマウントされる多目的ライフル。セブンスーツ専用であり、諸星の部下に支給されるものより大口径弾の使用が可能になっている。試験段階だが地球外のエネルギー結晶を弾頭に用いたエメリウム弾なども使用可能。
- ウルトラマンスーツVer.A
- 全長175cm、重量97kg。ヤプールによって造られた北斗星司専用のウルトラマン型パワードスーツ。「Alien(異星人)」の頭文字と星司の自己顕示欲から「エーススーツ」の名が付けられている。
- 主な武装は戦闘用義手に内蔵されたビーム兵器。ビーム兵器は手甲ごと両手首をスライドさせることで使用可能となり、そこからバーチカルギロチンのようなビームカッターを発生させる。ビーム発生器は両腕に備えているが、通常は片方のみを使用し、もう片方は発生したビームの受け皿となる。進次郎が使用する腕部のスペシウムブレードと原理は同じであるが、大型な分、その戦闘スタイルは全く異なる。地球産のマテリアルのみを元に製造されているにもかかわらず科特隊製のウルトラマンスーツと遜色ないほどのスペックを誇り、強度も十分。また肩甲骨辺りにカバー開閉によって展開するスラスターが収納されているが、これは一時的な跳躍、高速移動を目的としたものであり、飛行は不可能である。さらに手首部分を取り外すことで前腕部に仕込まれた高出力の大砲が使用可能になる。
- このスーツには今までのスーツと異なり、擬態装置を応用した転送装置が組み込まれてあり、両拳を撃ち合わせるようなモーションによって瞬時にスーツを装着できるほか、ヤプールの親心から、星司本人にも知らされていない複数の機能が備えられている。
- デザインはウルトラマンAをベースとしている。他のスーツと比べやや目が大きい造形と頭部のトサカ状の突起が特徴。
- ジャックスーツ
- アメリカ合衆国に渡ったヤプールが現地の機材を使って製造させたスーツ。外見は通常のウルトラマンスーツに近いが、着用者保護の観点と重武装化、威圧的な外見とするため重装感ある厳つい外見になっている。マスクは各部が分割され背面装甲内へ完全に収納できるようになっているが、展開される受取アームの関係で装着・収納時には(ある程度の誤差は許容されるものの)正面を向いていなければならない。
- 大柄な分だけ機能も多く備えられるようになっている。現状では両前腕部には収納ソードが飛び出すギミックとレールガンが装備される。さらに攻撃を受けた際に身を守る不可視フィールドを自動展開する機能が搭載されている。突貫工事だったため未完成品であり、エネルギー兵器などの腕部の武装などや有事に対応できる転送装置が追加される予定[5]。
- また同程度の大きさで頭部や胸部のデザインが簡易化されたスーツも2着完成している。デザインはウルトラマンジャックをベースとしている。
- 擬態装置
- 異星人が地球人に成りすますときに使用する機械。最新のモノは見た目だけでなくその質量まで変化させられるため、理論上どんなモノにでも擬態できる(作中では巨体のレッドが人間の幼児に化けている)。エドによると「スーラッハ空間にマイナス時間を媒介としている」らしいが、詳しい仕組みは不明。科特隊から支給されるモノは腕時計型をしている。また重さが変化しても強度などは変化しないのか、進次郎の場合ウルトラマンスーツ姿に擬態しても殴られた時に生身と同じダメージを受けていた。
- ハンドメイドスーツ
- ヒーロー活動を始めた光太郎が自作したスーツ。デザインはウルトラマンタロウがモチーフで、ボディは赤を基調にツノ付きの頭部が銀色になっている。正体を隠すために作られたモノであり、原料は市販の布で特殊な機能も存在しないが、人間離れした身体能力の光太郎が動き回っても破損しない程度には丈夫な素材を使っている。正体についてもアジア人であるというところまではバレてしまっているため、本来の目的を完璧に果たせているとは言えない。
- 黄金の城塞
- 「暗黒の星」に所属するペダン星人たちが侵略兵器として創り出した巨大ロボット。飛行能力、人型への変形機能、前腕部に搭載された高出力の砲台、ウルトラマンスーツに搭載できる通常火力では突破できないほどの防御力を持つ。
- 侵略計画の序盤からニューヨークに投入され、その性能でタロウやジャックを苦しめる。避難の遅れた高層ビルを砲撃するも、Ver.7.3を装備した諸星の猛攻で一方的に破壊される。
- デザインモチーフはウルトラセブンでペダン星人が地球に持ち込んだキングジョー。
その他
- ウルトラマン因子
- 早田、および進次郎に存在する特殊な因子(遺伝子)。これを有する2人は一般人を遥かに凌駕する身体能力と頑丈な肉体、筋力をもつ。より強い因子を持つ進次郎は能力が覚醒することでウルトラマンと同様、浮遊や空中飛翔なども行えるようになった。
- 詳細は不明であるが、ベムラーはこれを危険視し早田親子を襲っている。
- 異星人達の『街』
- 地球のとある場所に設けられた地球に移住してきた異星人達が隠れ住む地下空間。床からだけでなく天井からもビルが逆さまにそびえ立っている。この場所を含め、地球に移住した異星人達の内、規定の体積を超える個体は本来の姿を抑える薬物や腕時計型の擬態装置を与えられ、相応の体積への変化が義務付けられている。
- 現在、この街にテロを企てている者達の存在が仄めかされているが詳細は不明。
- ポータル
- 世界各地に設置された街への秘密の出入口を隠した施設。各国の政府によって管理されている。諸星達はここから街に入り、異星人達から情報を得て異星人絡みの事件を追っている。
- 薬(仮称)
- 『暗黒の星』がニューヨークにて地球人に配布していた薬物。正式名称は不明。地球人が服用すると目が光を放ち超人的な身体能力を獲得するが、その本能まで増幅する効果があるため多くの場合で暴走状態になる。力を使いすぎると全身から煙が上がり、変身が解けて能力も減衰、場合によってはそのまま意識を失う。薬の力で犯罪を起こす者たちをアメリカでは「怪物」と呼んでいた。光太郎の身に起こった人体発火など、まだまだ未知の副作用が存在している模様。
- 宇宙収縮現象
- 『暗黒の星』から語られた、様々な異星人が地球に訪れる原因となったとされる現象。詳細は不明。
書誌情報
ヒーローズコミックス(ヒーローズ)より刊行。第1巻初版の帯には秋元才加(AKB48)、第4巻には小島秀夫、第5巻には坂本浩一、第9巻には石黒英雄がコメントを寄せた。
- 2012年9月28日発行(2012年9月8日発売[6])、ISBN 978-4-8646-8301-2
- 2013年3月29日発行(2013年3月5日発売[6])、ISBN 978-4-86468-321-0
- 2013年9月30日発行(2013年9月5日発売[6])、ISBN 978-4-86468-341-8
- 2014年3月31日発行(2014年3月5日発売[6])、ISBN 978-4-86468-358-6
- 2014年11月28日発行(2014年11月5日発売[6])、ISBN 978-4-86468-378-4(通常版)
- ISBN 978-4-864-68377-7(ULTRAMAN全身フィギュア付き限定特装版)
- 2015年7月31日発行(2015年7月4日発売[6])、ISBN 978-4-86468-420-0
- 2016年1月29日発行(2015年12月29日発売[6])、ISBN 978-4-86468-422-4(通常版)
- ISBN 978-4-86468-423-1(ウルトラマンスーツVer7.2″セブン”フィギュア付き限定特装版)
- 2016年7月31日発行(2016年7月5日発売[6])、ISBN 978-4-86468-465-1
- 978-4-86468-466-8(DVD付き特装版)
- 2017年1月29日発行(2016年12月29日発売[6])、ISBN 978-4-86468-486-6
- 2017年7月31日発行(2017年7月5日発売[6])、ISBN 978-4-86468-507-8
- 2017年12月31日発行(2017年12月5日発売[6])、ISBN 978-4-86468-529-0
アニメ
2017年12月1日にフル3DCGアニメーションの製作が発表され、2019年に公開予定[7][8]。媒体は不明。監督は神山健治と荒牧伸志、制作はProduction I.GとSOLA DIGITAL ARTS[1][8]。なお、神山にとってはモーションキャプチャーを初めて用いる作品になるという[8]。
出典・脚注
- ^ a b c ADAKEN (2017-12-01日). “「ULTRAMAN」が神山&荒牧コンビでフル3DCGアニメ化決定! 「今までない表現ができるんじゃないか」”. ねとらぼ. 2017年12月5日閲覧。
- ^ “「ULTRAMAN」1巻が木村良平主演でモーションコミックに”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2016年3月25日) 2016年12月29日閲覧。
- ^ [1]
- ^ a b c d e 『月刊ヒーローズ』2017年8月号、5頁、ヒーローズ
- ^ コミックス11巻の巻末解説資料より。
- ^ a b c d e f g h i j k “コミックス”. ULTRAMAN公式サイト. ヒーローズ. 2017年7月5日閲覧。
- ^ “「ULTRAMAN」2019年にアニメ化!初代ウルトラマンの息子を描く物語”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年12月1日) 2017年12月1日閲覧。
- ^ a b c “『ULTRAMAN』フル3DCGアニメーション製作決定! 公開は2019年予定、監督は神山健治氏と荒牧伸志氏に”. アニメイトタイムズ (2017年12月1日). 2017年12月1日閲覧。
外部リンク
- ULTRAMAN ウルトラマン - ヒーローズ HEROS
- ULTRAMAN【公式】 (@heros_ultraman) - X(旧Twitter)
- ULTRAMANアニメ公式サイト