コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

若槻文三

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

若槻 文三(わかつき ぶんぞう、1930年10月3日[1] - 1993年[2])は、日本の脚本家。本名は金本明[1]大阪府生まれ[1][3]関西学院大学出身[1]

経歴

[編集]

1966年、TBSのドラマ『月曜日の男』でプロデューサー、脚本、監督を務めていた飯島敏宏の誘いで『ウルトラマン』の脚本を執筆[3][4][5]。これをきっかけに円谷プロ作品の常連ライターとして活躍。同社の作品については、テレビシリーズ18番組、長編テレビ映画3作、新撮劇場映画2作(他に再編集物が2作)という、群を抜いて最多参加の脚本家であった。テレビドラマデビュー作でもあり、1958年から関西ローカル局で長期間放送された刑事ドラマの『部長刑事[4][5]では、多くの脚本家の中で最も長きに渡り執筆を担当した一人でもある。

主な参加作品

[編集]

テレビドラマ

[編集]

特撮・アニメ

[編集]

未映像化作品

[編集]
  • 大激流(ウルトラセブン)
  • 死を配達する男X(怪奇大作戦)

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d 『ファンタスティック コレクションNo.29 ウルトラセブン SFヒーローのすばらしき世界』(朝日ソノラマ・1983年) p.49
  2. ^ 宇宙船』Vol.65(朝日ソノラマ・1993年夏季号) p.64
  3. ^ a b テレビマガジン特別編集『ウルトラマン大全集』(講談社・1987年) p.246
  4. ^ a b マガジン2020 2020, p. 61, 「ウルトラ雑学2 円谷プロダクション Who's Who?」
  5. ^ a b シリーズ大解剖 2022, p. 113, 「物語を通じてウルトラマンや怪獣に魂を吹き込んだ脚本家たち 若槻文三」
  6. ^ 竹書房/イオン編 編「Column 円谷映像の作品群」『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』竹書房、1995年11月30日、203頁。ISBN 4-88475-874-9。C0076。 
  7. ^ 中盤以降メインライター
  8. ^ 前半メインライター
  9. ^ a b c メインライター
  10. ^ 制作自体は1969 - 1970年。
  11. ^ 日本未公開作品。
  12. ^ 日本での初公開は1979年。
  13. ^ 構成も担当、共同脚本。

参考文献

[編集]
  • 『テレビマガジン特別編集 ウルトラ特撮マガジン 2020』講談社(講談社MOOK)、2020年8月31日。ISBN 978-4-06-520743-7 
  • 『ウルトラマンシリーズ 大解剖 ウルトラQ・ウルトラマン・ウルトラセブン 編』三栄〈大解剖シリーズ サンエイムック〉、2022年7月1日。ISBN 978-4-7796-4604-1