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「日露関係」の版間の差分

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== 経済的関係 ==
== 経済的関係 ==
2013年現在のロシアの対日貿易額は332億ドル(うち、ロシアからの輸出は196億ドル、輸入は136億ドル)で、ロシアは日本の貿易相手国の中で14位を占めている<ref name="rus-jpn eco>{{cite web |url=http://www.russia-emb.jp/japanese/embassy/economic.html |title=ロ日経済関係について |publisher=在日ロシア連邦大使館 |accessdate=2016-10-16 }}</ref>。日本の対外貿易額に占めるロシアの割合は2.2%(輸出は1.5%。輸入は2.8%)である<ref name="rus-jpn eco/>。2013年現在、日本はロシアの貿易相手国の中で8位を占め、輸入では4位、輸出では9位である<ref name="rus-jpn eco/>。日本がロシアの対外貿易額に占める割合は3.7%である<ref name="rus-jpn eco/>。
2013年現在のロシアの対日貿易額は332億ドル(うち、ロシアからの輸出は196億ドル、輸入は136億ドル)で、ロシアは日本の貿易相手国の中で14位を占めている<ref name="rus-jpn eco">{{cite web |url=http://www.russia-emb.jp/japanese/embassy/economic.html |title=ロ日経済関係について |publisher=在日ロシア連邦大使館 |accessdate=2016-10-16 }}</ref>。日本の対外貿易額に占めるロシアの割合は2.2%(輸出は1.5%。輸入は2.8%)である<ref name="rus-jpn eco" />。2013年現在、日本はロシアの貿易相手国の中で8位を占め、輸入では4位、輸出では9位である<ref name="rus-jpn eco" />。日本がロシアの対外貿易額に占める割合は3.7%である<ref name="rus-jpn eco" />。


日本のロシアからの輸入品目の中で大きな割合を占めるのは、[[原油]]・[[天然ガス]]をはじめとするエネルギー資源であり<ref name="rus-jpn eco/>、輸入額全体の7割以上を占める<ref>{{cite web |url=https://www.jetro.go.jp/ext_images/world/gtir/2015/pdf/ru.pdf |title=世界貿易投資報告2015年版 V ロシア・CIS |format=PDF |publisher=[[日本貿易振興機構]] |page=9 |accessdate=2016-10-16 }}</ref>。
日本のロシアからの輸入品目の中で大きな割合を占めるのは、[[原油]]・[[天然ガス]]をはじめとするエネルギー資源であり<ref name="rus-jpn eco" />、輸入額全体の7割以上を占める<ref>{{cite web |url=https://www.jetro.go.jp/ext_images/world/gtir/2015/pdf/ru.pdf |title=世界貿易投資報告2015年版 V ロシア・CIS |format=PDF |publisher=[[日本貿易振興機構]] |page=9 |accessdate=2016-10-16 }}</ref>。


日露両国の経済協力の発展においては、1994年に設置された貿易経済に関する日露政府間委員会が重要な役割を担っている<ref name="rus-jpn eco/><ref name="mofa eco">{{cite web |url=http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/russia/keizai/bk_iinkai.html |title=貿易経済に関する日露政府間委員会(概要) |publisher=[[外務省]] |date=2015-11-09 |accessdate=2016-10-16 }}</ref>。この委員会の枠組みで、貿易投資分科会と地域間交流分科会の2つの実務機関が活動している<ref name="rus-jpn eco/>。この政府間委員会の会議では、日露間経済関係の発展の当面の課題と見通しについて包括的に協議される<ref name="rus-jpn eco/><ref name="mofa eco"/>。
日露両国の経済協力の発展においては、1994年に設置された貿易経済に関する日露政府間委員会が重要な役割を担っている<ref name="rus-jpn eco" /><ref name="mofa eco">{{cite web |url=http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/russia/keizai/bk_iinkai.html |title=貿易経済に関する日露政府間委員会(概要) |publisher=[[外務省]] |date=2015-11-09 |accessdate=2016-10-16 }}</ref>。この委員会の枠組みで、貿易投資分科会と地域間交流分科会の2つの実務機関が活動している<ref name="rus-jpn eco" />。この政府間委員会の会議では、日露間経済関係の発展の当面の課題と見通しについて包括的に協議される<ref name="rus-jpn eco" /><ref name="mofa eco"/>。


二国間の経済協力は伝統的に、エネルギー、石油ガス部門、自動車製造の分野において発展してきた<ref name="rus-jpn eco/>。現在進行している石油ガス部門のプロジェクト[[サハリン1]]及び[[サハリン2]]に続き、3番目のサハリン液化天然ガスプラントの建設(年間生産量550万トン)、及びウラジオストクの新しい液化天然ガスプラント建設(公開株式会社[[ガスプロム]]及び極東ロシアガス事業調査株式会社、年間生産量1000万トン、2018年に稼働開始予定)が計画されている<ref name="rus-jpn eco/>。
二国間の経済協力は伝統的に、エネルギー、石油ガス部門、自動車製造の分野において発展してきた<ref name="rus-jpn eco" />。現在進行している石油ガス部門のプロジェクト[[サハリン1]]及び[[サハリン2]]に続き、3番目のサハリン液化天然ガスプラントの建設(年間生産量550万トン)、及びウラジオストクの新しい液化天然ガスプラント建設(公開株式会社[[ガスプロム]]及び極東ロシアガス事業調査株式会社、年間生産量1000万トン、2018年に稼働開始予定)が計画されている<ref name="rus-jpn eco" />。


== スポーツ交流 ==
== スポーツ交流 ==

2017年1月11日 (水) 01:43時点における版

日露関係
JapanとRussiaの位置を示した地図

日本

ロシア
日本国元首である今上天皇(左)とロシア連邦の元首である大統領ウラジーミル・プーチン(右)(法制上は天皇を元首とする明文規定はないものの、外交慣例上は天皇は元首として扱われる)

日露関係(にちろかんけい、ロシア語: Российско-японские всесторонние отношения)では、日本ロシアの二国間関係について総合的に述べる。かつてこれらの地域にあった国家や王朝を含める。

両国の比較

ロシアの旗 ロシア 日本の旗 日本 両国の差
人口 1億4651万人(2016年)[1] 1億2711万人(2015年)[2] ロシアは日本の約1.2倍
国土面積 1710万 km²[1] 37万7972 km²[3] ロシアは日本の約45.2倍
首都 モスクワ 東京
最大都市 モスクワ 東京
政体 半大統領制 議院内閣制[4]
公用語 ロシア語 日本語事実上
国教 なし なし
GDP(名目) 1兆2358億5800万米ドル(2015年)[5] 4兆1162億4200万米ドル(2015年)[5] 日本はロシアの約3.3倍
防衛費 664億米ドル(2015年)[6] 409億米ドル(2015年)[6] ロシアは日本の約1.6倍

歴史

在モスクワ日本大使館
在サンクトペテルブルク日本総領事館

両国は、ロシア人極東進出と日本人北方開拓の結果、隣国として友好と敵対によって複雑に彩られつつ、密接な関係を結びながら歩んできた。

経済的関係

2013年現在のロシアの対日貿易額は332億ドル(うち、ロシアからの輸出は196億ドル、輸入は136億ドル)で、ロシアは日本の貿易相手国の中で14位を占めている[7]。日本の対外貿易額に占めるロシアの割合は2.2%(輸出は1.5%。輸入は2.8%)である[7]。2013年現在、日本はロシアの貿易相手国の中で8位を占め、輸入では4位、輸出では9位である[7]。日本がロシアの対外貿易額に占める割合は3.7%である[7]

日本のロシアからの輸入品目の中で大きな割合を占めるのは、原油天然ガスをはじめとするエネルギー資源であり[7]、輸入額全体の7割以上を占める[8]

日露両国の経済協力の発展においては、1994年に設置された貿易経済に関する日露政府間委員会が重要な役割を担っている[7][9]。この委員会の枠組みで、貿易投資分科会と地域間交流分科会の2つの実務機関が活動している[7]。この政府間委員会の会議では、日露間経済関係の発展の当面の課題と見通しについて包括的に協議される[7][9]

二国間の経済協力は伝統的に、エネルギー、石油ガス部門、自動車製造の分野において発展してきた[7]。現在進行している石油ガス部門のプロジェクトサハリン1及びサハリン2に続き、3番目のサハリン液化天然ガスプラントの建設(年間生産量550万トン)、及びウラジオストクの新しい液化天然ガスプラント建設(公開株式会社ガスプロム及び極東ロシアガス事業調査株式会社、年間生産量1000万トン、2018年に稼働開始予定)が計画されている[7]

スポーツ交流

文化交流

クラシック音楽

ロシアのクラシック音楽は、バレエ音楽白鳥の湖」や「眠れる森の美女」、「くるみ割り人形」などで有名なチャイコフスキーと、ロシア人で最も名高い交響曲作曲家ショスタコーヴィッチが双璧であろう。日本でも、チャイコフスキーとショスタコーヴィッチを一度も演奏したことのない交響楽団を探す方が難しいくらいである。また、チャイコフスキーの名が冠されたロシアのモスクワ音楽院は、1999年くらしき作陽大学と芸術文化交流協定を締結している。

単純なクラシック音楽という括りではドイツオーストリアの後塵を拝しているロシアだが、クラシックバレエのカテゴリーでは首都モスクワボリショイ劇場、副都サンクトペテルブルクミハイロフスキー劇場(旧称のレニングラード国立歌劇場でも有名)を擁するバレエ大国である。サンクトペテルブルクにあるマリインスキー劇場が抱えるマリインスキー・バレエ団には、日本人としては初の正式団員となるバレリーナ石井久美子2013年7月より所属している[10]

加えて、イタリアドイツには及ばないにせよ、ロシアはオペラでも名高い。ロシアオペラは名作が多いのだが、もし一作だけと言われたらプーシキンの韻文小説をチャイコフスキーがオペラ化した「エフゲニー・オネーギン」を挙げなければならないだろう。帝政ロシアの貴族の日常生活、舞踏会決闘などを含む恋物語が、一流の韻文や抒情的な旋律と相俟って織り成されている。ロシアのオペラが来日公演する際に、しばしば上演される演目でもある(日本語字幕つきで)。

外交使節

在ロシア連邦日本大使・公使

在日ロシア連邦大使

関連項目

脚注

外部リンク