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「金沢市」の版間の差分

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親不知以西の[[北陸地方]]で、最大の小売業販売額をあげる商業都市の側面もあり、[[百貨店]]・大型SC・ブランド・ショップの集積がある。とくに、ブランド・ショップでは、北陸地方で唯一の出店となるものが多く、その商圏が隣接する[[富山県]]に及ぶのが強み。卸売業でも、北陸地域の営業拠点を設ける企業が多く、いわゆる支店経済が形成されている。
親不知以西の[[北陸地方]]で、最大の小売業販売額をあげる商業都市の側面もあり、[[百貨店]]・大型SC・ブランド・ショップの集積がある。とくに、ブランド・ショップでは、北陸地方で唯一の出店となるものが多く、その商圏が隣接する[[富山県]]に及ぶのが強み。卸売業でも、北陸地域の営業拠点を設ける企業が多く、いわゆる支店経済が形成されている。


金沢を代表する[[繁華街]]としては[[香林坊]]・[[片町]]界隈があげられる。百貨店[[大和 (百貨店)|大和]]やブランド・ショップが入居するテナントビルを核として、全長1km程度に及んで商店街が形成されている。主な商店街は香林坊商店街・竪町商店街・広坂商店街・柿木畠商店街・片町商店街(5タウン=ファイブタウンと称する)である。他にもせせらぎ通り商店街・木倉町商店街等があるがこれらも含めた範囲も5タウンに属する。金沢の場合、他都市の様な大型店の集積に商店街という形式ではなく、それぞれの商店街が連続して全体的にまとまっているというのが特徴である。それ故、繁華街全体としてはかなりコンパクトな構造になっている。主な商店街の特徴として・・・
金沢を代表する[[繁華街]]としては[[香林坊]]・[[片町]]界隈があげられる。百貨店[[大和 (百貨店)|大和]]やブランド・ショップが入居するテナントビルを核として、全長1km程度に及んで商店街が形成されている。主な商店街は香林坊商店街・竪町商店街・広坂商店街・柿木畠商店街・片町商店街(5タウン=ファイブタウンと称する)である。他にもせせらぎ通り商店街・木倉町商店街等があるがこれらも含めた範囲も5タウンに属する。金沢の場合、他都市の様な大型店の集積に商店街という形式ではなく、それぞれの商店街が連続して全体的にまとまっているというのが特徴である。それ故、繁華街全体としてはかなりコンパクトな構造になっている。

*香林坊商店街:若者から観光客まで幅広い客層をターゲットとしている。大和金沢本店はここにある。本来、商店街というよりもビジネス街としての傾向が強かったが、高級ブランド店の出店・商業複合ビルの建設・ビジネスホテルの建設等により商店街としての機能が高まる事が期待されている。
*香林坊・片町界隈の商店街の特徴
*竪町商店街:若者の街として定着し,金沢の流行の中心である。通常タテマチと称される場合が多い。
*広坂商店街:中高年また観光客をターゲットとしている。金沢21世紀美術館の完成により、石川県庁郊外移転影響も緩和し以前賑わいを取つつある。
**香林坊商店街:若者から観光客まで幅広い客層をターゲットとしている。大和金沢本店はここある。本来、商店街というよりもビジネス街としての傾向が強かったが高級ブランド店出店・商業複合ビル建設・ビジネスホテル建設等によ商店街とての機能が高まる事が期待されている。
**竪町商店街:若者の街として定着し,金沢の流行の中心である。通常タテマチと称される場合が多い。
*柿木畠商店街:香林坊・竪町・広坂の間に位置し接続点となっている。現在21世紀美術館の完成により美術館との相乗効果に期待して、21世紀ロードと称している。
**広坂商店街:中高年また観光客をターゲットとしている。金沢21世紀美術館の完成により、石川県庁の郊外移転の影響も緩和し以前の賑わいを取り戻しつつある。
*片町商店街(木倉町商店街も含む):夜の歓楽街として県内最大級の飲食店街である。
**柿木畠商店街:香林坊・竪町・広坂の間に位置し接続点となっている。現在21世紀美術館の完成により美術館との相乗効果に期待して、21世紀ロード柿木畠と称している。
**片町商店街(木倉町商店街も含む):夜の歓楽街として県内最大級の飲食店街である。
路線価・地価公示などの種類にもよるが、香林坊交差点周辺が、金沢市で最も地価が高い地点である。
路線価・地価公示などの種類にもよるが、香林坊交差点周辺が、金沢市で最も地価が高い地点である。


一方、[[名古屋鉄道]]系の百貨店[[めいてつエムザ]]と[[近江町市場]]を核とする武蔵ヶ辻を中心とした商店街がある。しかし、その一翼をになっていた大手スーパー[[ダイエー]]金沢店が閉店したこともあり、停滞の感が否めない。現在、武蔵ヶ辻ビルの解体・商業複合ビルの建設、近江町市場の再開発、横安江町商店街の再整備等により、武蔵ヶ辻地区の再生につとめている。
一方、[[名古屋鉄道]]系の百貨店[[めいてつエムザ]]と[[近江町市場]]を核とする武蔵ヶ辻を中心とした市内第2の業地がある。しかし、その一翼をになっていた大手スーパー[[ダイエー]]金沢店が閉店したこともあり、停滞の感が否めない。現在、武蔵ヶ辻ビルの解体・商業複合ビルの建設、近江町市場の再開発、横安江町商店街の再整備等により、武蔵ヶ辻地区の再生につとめている。尚、香林坊・片町界隈同様コンパクトな構造になっている。

*武蔵ヶ辻界隈の商店街の特徴
**武蔵商店街:めいてつエムザのある中心的な商店街。武蔵ヶ辻ビルの解体・商業ビルの建設の予定があるが、ダイエーの撤退により集客力が低下した。
**近江町市場商店街:金沢市民の台所と称される商店街。武蔵地区では最も商店街らしい商店街で賑わいも武蔵ヶ辻界隈では最も活気がある。現在市場の老朽化による再開発が予定されている。
**尾張町商店街:以前は金沢の中心の一角を担っていた商店街であるが、現在は主に観光客向けの商店が多少ある程度で以前の様な活気は無い。
**彦三町商店街:武蔵ヶ辻より少し離れた商店街。武蔵ヶ辻界隈の停滞により現在は商店街としての機能は果たしていない。
**横安江町商店街:以前は全長330mのアーケード街があったが老朽化により撤去された、人通りも少なく商店街としては活気はほとんど無い。現在は名称を表参道通りと称し再整備され、商店街の再生に期待をしている。

武蔵ヶ辻界隈はめいてつエムザと近江町市場で維持している様なもので、それ以外の商店街はほとんど機能していないというのが現状である。


===その他===
===その他===

2006年2月18日 (土) 20:17時点における版

かなざわし ウィキデータを編集
金沢市
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
都道府県 石川県
市町村コード 17201-4
法人番号 4000020172014 ウィキデータを編集
面積 468.81km2
総人口 455,759[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 972人/km2
市の木
市の花 -
他のシンボル -
金沢市役所
市長 村山卓
所在地 920-8577
石川県金沢市広坂1-1-1
外部リンク いいねっと金沢
金沢市の県内での位置
金沢市の県内での位置
特記事項 人口は国勢調査速報値
ウィキプロジェクト

金沢市(かなざわし)は、石川県のほぼ中央に位置するで、同県の県庁所在地

江戸時代には大名の中でも最大の石高を誇り加賀百万石と称された加賀藩の居城である金沢城城下町である。現在も北陸地方親不知以西)で最大の都市で、観光都市としても知られる。

概要

日本三名園の一つである兼六園が有名。雪景色の風情は有名だが、平野部は日本海側にしては積雪が少なめである。代表的な郷土料理治部煮。毎年6月中旬の週末には、加賀藩の藩祖・前田利家の金沢入城に因んだ金沢百万石まつりが開催される。

第二次世界大戦時に戦災を受けなかった事から、中心市街地は戦前の面影をそのままに残している。また、金沢以外で戦災を受けなかった比較的規模の大きい城下町には、松本川越などがある。

地理

自然地理

隣接する自治体

歴史

「金沢」という地名は、昔、芋掘藤五郎が山芋を洗っていたらそこから砂金が出たため、「金洗いの沢」と呼ばれたという伝説による。「金洗いの沢」は兼六園内の金沢神社の隣りにあり、現在は「金城霊沢」と呼ばれている。

戦国時代の一向一揆で本願寺の拠点が置かれた尾山御坊(金沢御坊)とその周辺の寺内町を起源とする。織田信長配下の佐久間盛政が尾山御坊を攻め落とし、その地の尾山城(現在の金沢城)を改築、後に前田利家が居城としてから、加賀100万石の城下町として発達した。前田氏は、参勤交代の時、約2000人の家来を従え、片道約7億円をかけて江戸との間を行き来し、その権勢を誇った。金沢は、江戸時代に三都 (江戸大坂)に次ぐ日本第4位の人口(10万人程度)を擁する大都市として発展し、美術工芸など現在に受け継がれる都市文化が花開いた。

明治時代になると、士族商人を中心に人口の著しい減少が続き、1876年(明治9年)には名古屋に抜かれ、全国5位の人口9万7654人となった。1889年に市制が施行され、また、旧制第四高等学校金沢大学の前身)、陸軍第9師団がおかれ、学都、軍都として栄え、人口もようやく増加に転じた。しかし、勃興してきた国際貿易都市の神戸横浜函館等に抜かれ、1920年(大正9年)には人口12万9265人を擁したが、国内11番目の都市となった。

地名の移り変わり

現在の金沢市の中心部は、古くは石浦村と呼ばれていた。尾山御坊が出来、寺内町が発達し、「南町・西町・松原町・安江町・近江町・堤町・金屋町・材木町」といった町が成立。これを総じて尾山八町、或いは単に尾山と呼んだ。なお尾山の地名には二つの川に挟まれた台地の先端という意味がある。後に前述の芋掘藤五郎の伝説から「金沢」と呼ばれるようになるが、前田利家が城主になると「尾山」に復し、家督を長男 利長に譲り隠居した後に再び「金沢」とした。

旧町名の復活運動

金沢市では、1962年に住居表示に関する法律の実験都市に指定され500余りの町名が消滅したが、町名の復活を望む声が高まり1999年の主計町を皮切りに次々と町名が復活された。これに刺激を受けて東京会津若松市盛岡市など全国に復活運動が広がっている。

  • 復活した町名
    • 主計町(かずえまち)- 1999年10月1日復活。2004年5月1日に町域が拡大。富田主計の屋敷があった事に因む町名。
    • 飛梅町(とびうめちょう) - 2000年4月1日復活。前田対馬守の下屋敷があった所で前田対馬守の家紋(角の内梅輪)に因む町名。
    • 下石引町(しもいしびきまち) - 2000年4月1日復活。金沢城築城の際に建材の石を引いたことからつけられた町名。
    • 木倉町(きぐらまち) - 2003年8月1日復活。江戸時代初期に材木蔵が置かれていたことからつけられた町名。
    • 柿木畠(かきのきばたけ) - 2003年10月1日復活。江戸時代に火除地として柿の木が植えられたことによる町名。
    • 六枚町(ろくまいまち) - 2004年6月1日復活。この地の税額が銀6枚であったことからつけられた町名。
    • 並木町(なみきまち) - 2005年10月1日復活。浅野川の護岸の為に植えられた松並木に因んで。

沿革

  • 1889年(明治22年)4月1日 - 市制を施行した。10.40km²。
  • 1924年(大正13年)1月1日 - 野村の一部を編入した。10.61km²。
  • 1925年(大正14年)4月1日 - 野村を編入した。16.82km²。
  • 1925年(大正14年)4月10日 - 弓取村を編入した。20.05km²。
  • 1935年(昭和10年)12月16日 - 大野町・粟崎村・鞍月村・富樫村・潟津村・米丸村を編入した。51.55km²。
  • 1936年(昭和11年)4月1日 - 小坂村・三馬村・崎浦村を編入した。90.71km²。
  • 1943年(昭和18年)10月1日 - 戸板村を編入した。96.21km²。
  • 1943年(昭和18年)12月1日 - 金石町・大野村・二塚村を編入した。111.09km²。
  • 1947年(昭和22年)5月3日- 三谷村の字釣部を編入した。114.16km²。
  • 1949年(昭和24年)6月1日 - 川北村を編入した。122.10km²。
  • 1954年(昭和29年)7月1日 - 内川村・犀川村・額村・安原村・湯涌谷村を編入した。303.76km²。
  • 1956年(昭和31年)1月1日 - 押野村を編入した。309.79km²。
  • 1957年(昭和32年)4月5日 - 浅川村を編入した。393.40km²。
  • 1957年(昭和32年)4月10日 - 野々市町に押野地区の一部を譲った。391.34km²。
  • 1962年(昭和37年)6月1日 - 森本町を編入した。458.78km²。
  • 1965年(昭和40年)7月30日 - 河北潟の一部埋め立てによる面積増加。458.90km²。
  • 1967年(昭和42年)10月27日 - 河北潟の一部埋め立てによる面積増加。459.18km²。
  • 1968年(昭和43年)4月1日 - 野々市町と境界変更した。459.19km²。
  • 1969年(昭和44年)3月1日 - 野々市町と境界変更した。459.21km²。
  • 1971年(昭和46年)3月2日 - 河北潟埋め立てに伴う面積増加。459.31km²。
  • 1980年(昭和55年)2月1日 - 野々市町と境界変更した。459.31km²。
  • 1980年(昭和55年)5月13日 - 埋め立てによる面積増加。460.20km²。
  • 1980年(昭和55年)9月1日 - 野々市町と境界変更した。460.20km²。
  • 1981年(昭和56年)10月1日 - 河北潟干拓地の境界を定めた。468.09km²。
  • 1988年(昭和63年)10月1日 - 国土地理院の測定方法変更により面積修正。467.77km²。
  • 1992年(平成4年)3月1日 - 松任市と境界変更した。467.77km²。
  • 1996年(平成8年)6月1日 - 津幡町と境界変更した。 467.77km²。
  • 1999年(平成11年)5月1日 - 野々市町と境界変更した。 467.77km²。

1996年中核市に指定された。

行政

金沢市役所

市長


経済

農林水産業

市内から周辺市町村へ広がる金沢平野は、低温であるものの水利がよく適湿で、江戸時代から良質の農地であった。他地方に比べてかなり早く、明治時代中期に近代的な耕地整理が行われ、生産性が飛躍的に向上することとなった。

現在でも、単作稲作中心の農業が継承されており、金沢平野を中心とした地域は、新潟県富山県と並んで、コシヒカリの主要な産地の一つである。

ただし、市内農地の周辺も宅地化や商業施設の進出によって、以前ほど広い面積での生産が見込めなくなっている。稲作だけでは収益性が薄い農地については、小規模でも生産できるが付加価値の高い、さつまいもれんこんなどの加賀野菜、など果実の生産といった都市近郊型の農業へシフトしている。

また北前船の寄港地であった大野港・金石港をもとに整備された金沢港を拠点として、水産業もさかんである。

製造業

江戸時代にこの地を治めた加賀藩は、石高は高いものの外様大名であったため、幕府や周囲に警戒されないように内向きの産業や工芸を奨励した。そのため、当時から絹織物の主要な産地であった。また当時藩の財政が潤沢であったことが幸いして、京都などから職人を招聘したために、加賀友禅などの染織工芸が育成されることとなった。これらを基盤として、明治時代から繊維工業や染織加工業が発達した。

現代でも「伝統工芸王国」と言われ、金箔全国シェア99%、銀箔全国シェア100%、市民一人当たりの和菓子購入料金全国1位である。

現在では繊維製造や染色加工については、中国などからの輸入品との価格競争に敗れ、競争に耐えたわずかな企業でも、安価な中国製品と競合しない高機能商品などの生産にシフトしている。

他方で、これら繊維製品の生産に必要な織機の製造業は、その技術の他用途への転用もあって、多方面で成長することとなった。とくにジェット・ルーム(高速の気流や水流で横糸を飛ばす方式の織機)の生産では世界的であり、津田駒工業本社工場は、世界最大の織機製造工場といわれている。また、こうした高速制御が可能な複合的な機械製造技術は他分野にも転用され、ボトリング・システム(瓶詰め機械)で世界一の澁谷工業や、自動給茶装置付き回転寿司コンベア機でトップシェアを持つ石野製作所など、特異な機械製造業に結びついている。

さらに近年になって、パソコン周辺機器に関する企業群が急速に成長している。市内で創業したパソコン周辺機器大手のアイ・オー・データ機器は、当地の小規模な繊維工場では手が届かなかったメインフレームではなく、マイコンを利用した工場制御用の周辺機器開発からスタートした企業であり、コンピュータ関連の大手企業が手がけなかった需要に応えて成長の軌道に乗ったといえる。また、織物用の柄を修正するディスプレイ装置の開発といった、細かな需要の発掘でも、繊維工業が周辺産業へ影響を与えたことがうかがえる。

この他、国内生産シェア98%に達し、独自の展開を見せるものに金箔製造業がある。

卸売・小売業

親不知以西の北陸地方で、最大の小売業販売額をあげる商業都市の側面もあり、百貨店・大型SC・ブランド・ショップの集積がある。とくに、ブランド・ショップでは、北陸地方で唯一の出店となるものが多く、その商圏が隣接する富山県に及ぶのが強み。卸売業でも、北陸地域の営業拠点を設ける企業が多く、いわゆる支店経済が形成されている。

金沢を代表する繁華街としては香林坊片町界隈があげられる。百貨店大和やブランド・ショップが入居するテナントビルを核として、全長1km程度に及んで商店街が形成されている。主な商店街は香林坊商店街・竪町商店街・広坂商店街・柿木畠商店街・片町商店街(5タウン=ファイブタウンと称する)である。他にもせせらぎ通り商店街・木倉町商店街等があるがこれらも含めた範囲も5タウンに属する。金沢の場合、他都市の様な大型店の集積に商店街という形式ではなく、それぞれの商店街が連続して全体的にまとまっているというのが特徴である。それ故、繁華街全体としてはかなりコンパクトな構造になっている。

  • 香林坊・片町界隈の商店街の特徴
    • 香林坊商店街:若者から観光客まで幅広い客層をターゲットとしている。大和金沢本店はここにある。本来、商店街というよりもビジネス街としての傾向が強かったが、高級ブランド店の出店・商業複合ビルの建設・ビジネスホテルの建設等により商店街としての機能が高まる事が期待されている。
    • 竪町商店街:若者の街として定着し,金沢の流行の中心である。通常タテマチと称される場合が多い。
    • 広坂商店街:中高年また観光客をターゲットとしている。金沢21世紀美術館の完成により、石川県庁の郊外移転の影響も緩和し以前の賑わいを取り戻しつつある。
    • 柿木畠商店街:香林坊・竪町・広坂の間に位置し接続点となっている。現在21世紀美術館の完成により美術館との相乗効果に期待して、21世紀ロード柿木畠と称している。
    • 片町商店街(木倉町商店街も含む):夜の歓楽街として県内最大級の飲食店街である。

路線価・地価公示などの種類にもよるが、香林坊交差点周辺が、金沢市で最も地価が高い地点である。

一方、名古屋鉄道系の百貨店めいてつエムザ近江町市場を核とする武蔵ヶ辻を中心とした市内第2の商業地がある。しかし、その一翼をになっていた大手スーパーダイエー金沢店が閉店したこともあり、停滞の感が否めない。現在、武蔵ヶ辻ビルの解体・商業複合ビルの建設、近江町市場の再開発、横安江町商店街の再整備等により、武蔵ヶ辻地区の再生につとめている。尚、香林坊・片町界隈同様コンパクトな構造になっている。

  • 武蔵ヶ辻界隈の商店街の特徴
    • 武蔵商店街:めいてつエムザのある中心的な商店街。武蔵ヶ辻ビルの解体・商業ビルの建設の予定があるが、ダイエーの撤退により集客力が低下した。
    • 近江町市場商店街:金沢市民の台所と称される商店街。武蔵地区では最も商店街らしい商店街で賑わいも武蔵ヶ辻界隈では最も活気がある。現在市場の老朽化による再開発が予定されている。
    • 尾張町商店街:以前は金沢の中心の一角を担っていた商店街であるが、現在は主に観光客向けの商店が多少ある程度で以前の様な活気は無い。
    • 彦三町商店街:武蔵ヶ辻より少し離れた商店街。武蔵ヶ辻界隈の停滞により現在は商店街としての機能は果たしていない。
    • 横安江町商店街:以前は全長330mのアーケード街があったが老朽化により撤去された、人通りも少なく商店街としては活気はほとんど無い。現在は名称を表参道通りと称し再整備され、商店街の再生に期待をしている。

武蔵ヶ辻界隈はめいてつエムザと近江町市場で維持している様なもので、それ以外の商店街はほとんど機能していないというのが現状である。

その他

このように、特色ある製造業を基盤として、新しい産業への展開や、北陸地域内での商業施設の集積は今後も続く。北陸地域の中心都市として拠点性は非常に高い。

金沢大学・石川県庁などの大規模な施設は近年までに市内中心部から郊外へ移転を済ませており、さらに郊外での大型SC・ロードサイド店の増加などで、中心商店街の集客力は弱まりつつあるが、北陸新幹線の金沢開業に向け、 イオンの商業施設フォーラスが進出するなど、マンションや商業施設などの建設が駅周辺で活発になってきている。

主な上場企業

その他に、パソコン用モニターで絶大なブランドEIZOをもつナナオの本社・工場、セラミック・コンデンサーで有力な村田製作所の生産子会社である金沢村田製作所が、隣接する白山市にあり、いずれも今後の成長が期待される。

姉妹都市

7つの姉妹都市の多くは、その地方の中心的都市であったり歴史的遺産を持つ古都である。全州市は1996年に全州市と姉妹都市を締結した蘇州市の市長が金沢と全州の姉妹都市締結を提案し縁組に至った。

地域

学校教育

社会教育

図書館

  • 公立公共図書館
  • 学外者の館外貸出し利用が可能な大学
    • 金沢大学
    • 金沢星稜大学
    • 北陸大学
    • 北陸学院短期大学
    • 金沢美術工芸大学
  • 財団法人の図書館
    • 県国際情報ライブラリー(財団法人石川県国際交流協会)

美術館・博物館等

ホール・その他の文化施設

  • 石川県立音楽堂
    • コンサートホール
    • 邦楽ホール
    • 交流ホール
  • 石川県立能楽堂
  • 金沢市アートホール
  • 金沢市観光会館
  • 金沢市文化ホール
  • 金沢市民芸術村
  • 金沢湯涌創作の森
  • 金沢卯辰山工芸工房
  • ウェルシティ金沢 石川厚生年金会館

公園・緑地

  • 西部緑地公園 - 1974年開設 49.6ha
  • 健民海浜公園 - 1971年開設 47.1ha
  • 奥卯辰山健民公園 - 1971年開設 41.6ha
  • 犀川緑地 1978年開設 32.7ha
  • 北部公園 - 1989年開設 20.7ha
  • 兼六園 - 1874年公開 国指定特別名勝 11.7ha
  • 金沢城公園 - 2003年開設 11.0ha(完成部分のみ)
  • 本多の森公園 - 1978年開設 5.9ha
  • 大野湊緑地公園 - 1997年開設 2.7ha
  • 鞍月セントラルパーク - 2003年開設 1.7ha
  • 玉川公園 - 1979年開設 1.5ha

交通

鉄道路線

北陸鉄道の両線は連絡していない。石川線は西金沢駅で、浅野川線は金沢駅で、JR線に乗り換えできる。車両の乗り入れはしていない。
  • 隣接市町村への連絡
    • 内灘町へ:北陸鉄道浅野川線
    • 津幡町、野々市町、白山市へ:北陸本線
    • 野々市町、白山市へ:北陸鉄道石川線

航空路線

市内に空港は無いが、IATA都市コードは、QKWが、あてられている。金沢駅から連絡バスで約40分の小松空港から、東京・羽田便11便、成田便1便、札幌便1便、仙台便1便、福岡便3便、沖縄便1便、ソウル便週4便、上海便週2便が就航。

路線バス

地下鉄や路面電車などのない金沢市では、最大の公共交通機関。
最大の収益源である金沢駅-小松空港間の連絡バスを始め、金沢市内中心部にくまなく、都市型で高頻度の路線網をもつ。また、観光用には特製のボンネットバスを配した城下まち金沢周遊バスが15分間隔200円で走り、観光客に好評。市内定期観光バスのガイド出身の女性運転手が乗務につく事が多い。
高速バスは東京・大阪・名古屋・京都・横浜・八王子・仙台・新潟・富山・高山・松本と、需要のある都市のほとんどに参入を済ませている。近年は、人件費圧縮のため、事業所ごとの分社化をすすめている。2004年12月にICカード導入。
金沢駅-森本駅-福光駅間など市北部から富山県のみに系統をもつ。過去には福光以遠名古屋駅までの名金線と、能登半島に長大な路線網があったが、いずれからも撤退した。現在は、高速バスの東京・大阪・京都・名古屋路線にも参入している。北陸鉄道グループと共同運行とせず参入した大阪線では、市内の北陸鉄道バス停とは別ルートを経由するものもあり、両社の今後の展開が注視される。
金沢市が運営し、民間に委託運行させている旧市街の裏通りを経路としたコミュニティー・バス。フォルクスワーゲン製の車体と100円均一の低料金が特徴。委託運行という形態のため、北陸鉄道グループのバス路線とは、うまく棲み分けされている。運賃の支払いに北陸鉄道のICカードが利用できる。

道路

高速道路
市内にあるインターチェンジ:
一般国道
市内を走る一般国道国道8号国道157号国道159号国道304号国道359号


港湾

新聞・テレビ・ラジオ

全国紙では、朝日新聞毎日新聞産経新聞の3紙は大阪本社(大阪)で発行された物が、読売新聞は北陸本社(高岡)で発行された物が販売されている。尚、読売新聞については夕刊も発行される。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

兼六園
茶屋街(主計町)
茶屋街(東山)

江戸時代に金沢城の庭園として作られた兼六園は、水戸偕楽園岡山後楽園とともに日本三名園とされる。名称「兼六」の由来は、宋代の洛陽名園記が指摘する,庭園にとって両立しがたい6つの特性、宏大と幽邃、人力と蒼古、水泉と眺望を兼ね備えていることによる。

この兼六園から百間堀を隔てた金沢城跡には、当時の建造物のうち一部である石川門や三十間長屋などが現存している。この跡地には長らく金沢大学のキャンパスがあり、世界的に珍しい城の中の大学とされてきたが、最近までに郊外への移転を完了。それを契機に、一部の櫓が当時の技術のままに復元され,一般に公開されている。

市内中心部の長町には石畳に整備された路地に並ぶ武家屋敷跡に、よく手入れされた野村家庭園があり、加賀友禅の長町友禅館(旧彩筆庵)と並んで内部を拝観することができる。

市内には、犀川浅野川の2つの対照的な川が流れている。とくに浅野川沿いの東山周辺、東の茶屋街(旧東の郭)には、江戸時代の遊郭に由来する古い町並みが残り内部を改装して飲食店などに再利用されているものもある。その背後にある卯辰山からは、市街地から遠く日本海までを見渡すことができる。

犀川からほど近い寺町の妙立寺は、内部に外敵を避けるための隠し通路や階段などの工夫が施されていることから「忍者寺」と呼ばれ、比較的若い観光客が絶えない。

この他、安江町の安江金箔工芸館では金箔の製造工程や箔打ちなどの実演を観ることができる。

寺社

市内には、神社が330余り、仏教寺院が390余りある。仏教寺院を宗派別に見ると、他宗派が17世紀からほぼ横ばいなのに対して浄土真宗の寺院のみが3倍あまりに増加し、寺院全体の半数を超える210寺が立つ。その内の192寺が真宗大谷派である。

神社

  • 金沢五社
    • 宇多須神社(うたすじんじゃ)
    • 小坂神社(こさかじんじゃ)
    • 神明宮(しんめいぐう)
    • 椿原天満宮(つばきはらてんまんぐう)
    • 安江八幡宮(やすえはちまんぐう)
  • その他の主な神社
    • 尾山神社(おやまじんじゃ)
    • 尾崎神社(おざきじんじゃ)
    • 石浦神社(いしうらじんじゃ)
    • 大野湊神社(おおのみなとじんじゃ)
    • 市姫神社(いちひめじんじゃ)
    • 久保市乙剣宮(くぼいちおとつるぎぐう)
    • 波自加彌神社(はじかみじんじゃ)

寺院

名産品

伝統工芸

温泉

出身有名人

関連項目、その他