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泉南市

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泉南市議会議員から転送)

せんなんし ウィキデータを編集
泉南市
泉南市旗 泉南市章
泉南市旗 泉南市章
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 大阪府
市町村コード 27228-1
法人番号 7000020272281 ウィキデータを編集
面積 48.98km2
総人口 57,190[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 1,168人/km2
隣接自治体 泉佐野市阪南市泉南郡田尻町
和歌山県紀の川市岩出市
市の木 クスノキ
市の花 ウメ
他のシンボル 市の草花:サクラソウ
市の色:紺藍
泉南市役所
市長 山本優真
所在地 590-0592
大阪府泉南市樽井一丁目1番1号
北緯34度21分57秒 東経135度16分24秒 / 北緯34.36589度 東経135.27344度 / 34.36589; 135.27344座標: 北緯34度21分57秒 東経135度16分24秒 / 北緯34.36589度 東経135.27344度 / 34.36589; 135.27344
地図
市庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

泉南市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト

泉南市(せんなんし)は、大阪府泉南地域に位置する。 人口は約6万人。 沖合の関西国際空港の一部も市域とし、空港に関する産業活性化が図られている。

キャッチフレーズは「豊かな環境・支えあい、人を大切にする泉南市 〜みんなで夢を紡ぐ 生活創造都市〜」。

地理

泉南市中心部周辺の空中写真。1985年撮影の8枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
  • 大阪府の南西部に位置する。市域の北西は大阪湾に面し、南東は和泉山脈を境に和歌山県紀の川市岩出市と接している。北東はいずれも大阪府内で田尻町泉佐野市と、南西は阪南市にそれぞれ隣接している。なお、関西国際空港の南部約3分の1は泉南市域となっており、同空港は、市の経済を支えている。
  • 大きく山地、丘陵部、および平野部に分けられる。市の南縁を区切る和泉山脈から連なる山地部には低い山が多く、泉南市内で最も標高の高いボンデン山でも標高は468.7mである。
  • 気候は瀬戸内式気候に属し、気温は年平均15℃程度で、年降水量も1,000 - 1,200mmと比較的温暖な環境なので農業にも適している。植生はほとんどが二次林で、コナラ林、アカマツ林、林などで占められている。

歴史

市域は日根郡に含まれ、古代の呼唹(おの)郷にあたる。市西部の男里にある男神社(おのじんじゃ)の境外摂社浜宮(元宮)は、日本神話神武東征において、五瀬命が雄叫びをした雄水門(おのみなと)の比定地のひとつである。

江戸時代には岸和田藩領、同預かり地、京都守護職役知、淀藩領、社領が入り組む畿内型であった。 社領は1868年から大阪府、他は1871年7月の廃藩置県により岸和田県などとなり、11月から堺県、そして1881年から大阪府の行政下となった。

ほんみち1977年昭和52年)に大阪府泉南市牧野の礼拝所、泉南神殿を建設。さらに、1987年(昭和62年)には神殿に大規模な礼拝所を建設した。信者の子供は高校進学をせずに中学を出たら信者になるために、泉南市の公立中学校卒業者の高校進学率は87.7%(令和4年度 大阪の学校統計 - 大阪府総務部統計課)と、大阪府内で最も低い。また、信者は月の何日かは泉南市などの作業所で働くために職業が制限されてしまっている。

年表

市町村合併

  • 泉州南合併協議会(泉佐野市、泉南市、阪南市、田尻町、岬町で構成)で合併が検討されていたが、住民投票の結果、泉南市・阪南市・田尻町側で反対票が賛成票を上回ったため、協議会自体は2004年9月30日に廃止、解散。

地域

人口

平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、3.05%減の62,438人であり、増減率は府下43市町村中27位、72行政区域中50位。

泉南市と全国の年齢別人口分布(2005年) 泉南市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 泉南市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
泉南市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 38,206人
1975年(昭和50年) 46,741人
1980年(昭和55年) 53,324人
1985年(昭和60年) 60,059人
1990年(平成2年) 60,065人
1995年(平成7年) 61,688人
2000年(平成12年) 64,152人
2005年(平成17年) 64,683人
2010年(平成22年) 64,403人
2015年(平成27年) 62,438人
2020年(令和2年) 60,102人
総務省統計局 国勢調査より


現行行政町名

泉南市では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。

町名一覧(59町丁)
町名 町名の読み 町の区域新設年月日 住居表示実施年月日 住居表示実施前の町名等 備考
新家 しんげ 1956年9月30日 未実施
兎田 うさいだ 1956年9月30日 未実施
別所 べっしょ 1956年9月30日 未実施
信達大苗代 しんだちおのしろ 1956年9月30日 未実施
信達市場 しんだちいちば 1956年9月30日 未実施
信達牧野 しんだちまきの 1956年9月30日 未実施
信達岡中 しんだちおかなか 1956年9月30日 未実施
信達六尾 しんだちむつお 1956年9月30日 未実施
信達金熊寺 しんだちきんゆうじ 1956年9月30日 未実施
信達童子畑 しんだちわらずはた 1956年9月30日 未実施
信達楠畑 しんだちくすばた 1956年9月30日 未実施
信達葛畑 しんだちつづらばた 1956年9月30日 未実施
男里 おのさと 1956年9月30日 未実施
男里一丁目 1996年1月22日 未実施
男里二丁目 1996年1月22日 未実施
男里三丁目 1996年1月22日 1996年1月22日 男里の一部
男里四丁目 1996年1月22日 1996年1月22日 男里の一部
男里五丁目 1996年1月22日 1996年1月22日 男里の一部
男里六丁目 1996年1月22日 1996年1月22日 男里の一部
男里七丁目 1996年1月22日 1996年1月22日 男里、樽井の各一部
幡代 はたしろ 1956年9月30日 未実施
幡代一丁目 1996年1月22日 1996年1月22日 幡代、男里、馬場、信達岡中の各一部
幡代二丁目 1996年1月22日 1996年1月22日 幡代、信達岡中の各一部
幡代三丁目 1996年1月22日 未実施
馬場 ばば 1956年9月30日 未実施
馬場一丁目 1996年1月22日 1996年1月22日 馬場、樽井、信達牧野の各一部
馬場二丁目 1996年1月22日 1996年1月22日 馬場、男里、幡代、樽井、信達牧野の各一部
馬場三丁目 1996年1月22日 未実施
樽井 たるい 1956年9月30日 未実施
樽井一丁目 1993年11月22日 1993年11月22日 樽井、信達市場、信達牧野の各一部
樽井二丁目 1993年11月22日 1993年11月22日 樽井、信達市場、信達牧野、馬場の各一部
樽井三丁目 1993年11月22日 1993年11月22日 樽井、信達市場、馬場、男里の各一部
樽井四丁目 1993年11月22日 1993年11月22日 樽井、男里の各一部
樽井五丁目 1993年11月22日 1993年11月22日 樽井の一部
樽井六丁目 1993年11月22日 1993年11月22日 樽井の一部
樽井七丁目 1993年11月22日 1993年11月22日 樽井の一部
樽井八丁目 1993年11月22日 1993年11月22日 樽井、鳴滝、岡田、中小路の各一部
樽井九丁目 1993年11月22日 1993年11月22日 樽井、鳴滝、信達市場、信達牧野の各一部
鳴滝 なるたき 1956年9月30日 未実施
鳴滝一丁目 1992年11月24日 1992年11月24日 鳴滝の一部
鳴滝二丁目 1992年11月24日 1992年11月24日 鳴滝の一部
鳴滝三丁目 1992年11月24日 1992年11月24日 鳴滝の一部
岡田 おかだ 1956年9月30日 未実施
岡田一丁目 1991年11月25日 未実施
岡田二丁目 1991年11月25日 未実施
岡田三丁目 1991年11月25日 1991年11月25日 岡田、北野、中小路の各一部
岡田四丁目 1991年11月25日 未実施
岡田五丁目 1991年11月25日 1991年11月25日 岡田の一部
岡田六丁目 1991年11月25日 1991年11月25日 岡田の一部
岡田七丁目 1991年11月25日 未実施
北野 きたの 1956年9月30日 未実施
北野一丁目 1991年11月25日 1991年11月25日 岡田、北野、中小路の各一部
北野二丁目 1991年11月25日 1991年11月25日 岡田、北野、中小路、信達大苗代の各一部
中小路 なこうじ 1956年9月30日 未実施
中小路一丁目 1991年11月25日 1991年11月25日 岡田、北野、中小路、信達大苗代の各一部
中小路二丁目 1991年11月25日 未実施
中小路三丁目 1991年11月25日 1991年11月25日 岡田、北野、中小路、信達大苗代、鳴滝の各一部
りんくう南浜 りんくうみなみはま 年月日 未実施
泉州空港南 せんしゅうくうこうみなみ 年月日 未実施

行政・立法

歴代市長

特記なき場合『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』などによる[1]

氏名 就任 退任 備考
1 上林久雄 1970年(昭和45年)7月1日 1970年(昭和45年)8月25日 旧泉南町長
2 浅羽富造 1970年(昭和45年)8月26日 1974年(昭和49年)8月25日
3 稲留照雄 1974年(昭和49年)8月26日 1986年(昭和61年)8月25日
4 平島仁三郎 1986年(昭和61年)8月26日 1994年(平成6年)4月2日
5 向井通彦 1994年(平成6年)5月22日 2014年(平成26年)5月21日
6 竹中勇人 2014年(平成26年)5月22日 2022年(令和4年)5月21日
7 山本優真 2022年(令和4年)5月22日 現職

市議会

  • 定数:15名(欠員1名)
  • 任期:2020年(令和2年)10月28日~2024年(令和6年)10月27日
  • 議長:田畑仁(自由民主党、4期)
  • 副議長:堀口和弘(自由民主党、2期)
会派名 議席数 議員名(◎は幹事長、〇は副幹事長)
大阪維新の会 4 ◎石橋正敏、〇井上実、古谷公俊、谷藤麻由奈
公明党 3 ◎澁谷昌子、〇岡田好子、竹田光良
第一新風会 2 ◎谷展和、〇添田詩織
第二新風会 2 ◎河部優、○田畑仁
日本共産党 2 ◎大森和夫、○楠成明
未来せんなん 2 ◎森裕文、○堀口和弘

※2022年4月25日現在。[2][3]

衆議院

議員名 党派名 当選回数 備考
伊東信久 日本維新の会 3 選挙区
谷川とむ 自由民主党 3 比例復活

経済

産業

1994年平成6年)の関西国際空港の開港以降、泉南市は、活気あふれる産業のまちになりつつある。

関西国際空港

空港の泉南市域部分は国際航空貨物エリア、機内食エリア等にあたるが、 全域が保安区域のため一般人は入る事はできない。

航空貨物関連

以上貨物グランドハンドリング

以上専用上屋を持つフォワーダー等

その他、第1、第2、第3の各国際代理店ビル内に沢山の航空貨物関連企業がある。

機内食関連

給油・環境関連

漁業

  • 岡田漁港‐毎週日曜日に青空市場(朝市)が開催される
  • 樽井漁港

郵便

集配郵便局

無集配郵便局

  • 泉南新家郵便局
  • 泉南砂川郵便局
  • 信達大苗代郵便局
  • 泉南一丘郵便局
  • 泉南樽井郵便局
  • 泉南信達牧野郵便局
  • 西信達郵便局

簡易郵便局

  • 泉南新家南簡易郵便局
  • 泉南信達東簡易郵便局
  • 鳴滝簡易郵便局

泉南市で事業を営む主な企業

  • 関西エアポート株式会社 - 泉南市泉州空港南
    24時間営業の国際空港、「関西国際空港」の運営会社。2016年4月に新関西国際空港より運営権が移管された。また「大阪国際空港」も運営している。関西国際空港は泉南市及び隣接する泉南郡田尻町泉佐野市の2市1町に跨るが、登記上の本店は大阪府大阪市西区西本町1丁目4-1であるが、事務所は大阪府泉佐野市泉州空港北1番地の新関西国際空港会社ビルにある。現在、泉南市にとっての関西国際空港は、市を支える貴重な税収となっている。

商業

オークワスカイシティ泉南店(2014年に閉店)

姉妹都市・提携都市

公共施設

市の施設

図書館や文化施設など(主なもの)

防災

健康・福祉施設

その他施設

府・国の施設

教育

高等学校

中学校

小学校

特別支援学校

交通

関西国際空港(衛星写真)
国際貨物ターミナルなどがある南側が泉南市の区域
南海樽井駅
JR和泉砂川駅
泉南市コミュニティバス

空港

  • 関西国際空港(ただし泉南市に属する区域は国際貨物ターミナルなどで一般人は入れない)

鉄道路線

※JTB時刻表には当駅が中心駅として記載

バス路線

特徴として、市内のほとんどの路線がイオンモールりんくう泉南に乗り入れている。

道路

高速道路

一般国道

大阪府道

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

林昌寺
長慶寺
泉南市農業公園にあるイングリッシュローズガーデン
泉南市祭礼パレード

文化財・名所旧跡など

博物館

史跡

寺院

公園

  • 泉南市農業公園(花咲きファーム) - 2019年現在はイングリッシュローズガーデンとしてリニューアル[5]
  • SENNAN LONGPARK - 2020年7月に開業。アクティブゾーン・コミュニティゾーン・マルシェゾーン・グランピングゾーン・グラウンドゴルフ場で構成[6]

その他

秋祭り - やぐら曳行

毎年10月の第1土曜に市役所の前でパレードが実施されている。本祭は第2土曜・日曜日に行われ泉南市内では各地区にて一斉に「やぐら」を曳行し祭礼を盛り上げる。泉南市には信達地区(大苗代、市場、牧野、岡中、金熊寺、童子、計6台)、樽井地区(獅子、宮元、濱中、戎福中、計4台)、西信達地区(北野、陸宮本、岡田西組、岡田中組、岡田北組、計5台)、雄信達地区(男里南組、男里北組、馬場、幡代、計4台)、鳴滝地区(鳴滝 計1台、先代も現存)の5地区あり、合計20台のやぐらを曳行している。泉南市内のやぐらは、ケヤキ造りで大型のものから桧造りで小型のものまで大きさは様々で、その造りによってやぐらの曳き方も地区によって様々である。

著名な出身者

脚注

注釈

  1. ^ 府内の警察署では同じケースとして、署名に『四條畷』と名乗りながら、四條畷市ではなく隣接する大東市にある 四條畷警察署 がある。

出典

参考文献

  • 歴代知事編纂会 編集『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』 第2、歴代知事編纂会、1983年。 

関連項目

外部リンク