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村上春樹ハイブ・リット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
村上春樹ハイブ・リット
著者 ティム・オブライエンレイモンド・カーヴァー村上春樹
訳者 村上春樹、アルフレッド・バーンバウム
発行日 2008年11月30日
発行元 アルク
ジャンル 小説オーディオブック
日本の旗 日本
言語 日本語英語
形態 上製本CD
ページ数 181
コード ISBN 9784757414921
ウィキポータル 文学
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村上春樹ハイブ・リット』(むらかみはるきハイブリット)は、村上春樹編・訳のCDブック[1]

概要

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2008年11月、アルクより出版された。総合監修は柴田元幸。装丁はクラフト・エヴィング商會。朗読CD2枚付き。書籍は左ページが英語、右ページが日本語という体裁になっている。

タイトルにある「ハイブ・リット」は版元の造語。hybrid(混成の)とliterature(文学)の合成語で、文学を楽しみながら多面的にすぐれた英語に親しめるCD-BOOKの呼称という(アルク公式ウェブサイトより)。村上は「翻訳の神様」というまえがきを書いている[2]

収録作品

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On the Rainy River/レイニー河で
著者ティム・オブライエン。『本当の戦争の話をしよう』(文藝春秋、1990年10月)にて村上訳初出。朗読は作者であるティム・オブライエン本人。
A Small, Good Thing/ささやかだけれど、役にたつこと
著者レイモンド・カーヴァー。『文學界』1988年10月号にて村上訳初出。『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 3 大聖堂』(中央公論社、1990年5月)に収録されている。朗読はグレッグ・デール。
Lederhosen/レーダーホーゼン
著者村上春樹。『回転木馬のデッド・ヒート』(講談社、1985年10月)が初出。それをアルフレッド・バーンバウムが一部手を加えて英訳し、『Granta』1992年冬号に発表した[3]。村上はバーンバウム・ヴァージョンを日本語にさらに「翻訳」し、『象の消滅 短篇選集 1980-1991』(新潮社、2005年3月)に収録した。本書に収められた日本語のテキストも、同じく重訳版である。朗読はジャック・マルジ。

脚注

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  1. ^ 版元のアルクからは同時に『柴田元幸ハイブ・リット』も出版された。
  2. ^ 「翻訳の神様」は後に『村上春樹 雑文集』(新潮社、2011年1月)に再録された。
  3. ^ 本書、151頁、181頁。

関連項目

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