コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

幸成駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
幸成仮乗降場から転送)
幸成駅
こうせい
Kōsei
二ノ橋 (3.6 km)
(2.9 km) 一ノ橋
所在地 北海道上川郡下川町一の橋
北緯44度19分0秒 東経142度44分1秒 / 北緯44.31667度 東経142.73361度 / 44.31667; 142.73361座標: 北緯44度19分0秒 東経142度44分1秒 / 北緯44.31667度 東経142.73361度 / 44.31667; 142.73361
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 名寄本線
キロ程 25.0 km(名寄起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1956年昭和31年)4月30日[1]
廃止年月日 1989年平成元年)5月1日[1]
備考 名寄本線廃線に伴い廃駅
テンプレートを表示
1977年の幸成仮乗降場と周囲約500m範囲。右が紋別方面。ホーム中程の外側にプレハブの白い待合室が同じ高さに設置されている。青い屋根の古い待合室が残されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

幸成駅(こうせいえき)は、かつて北海道上川支庁上川郡下川町一の橋に設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)名寄本線廃駅)である。名寄本線の廃線に伴い、1989年(平成元年)5月1日に廃駅となった[1]

一部の普通列車は通過した(1989年(平成元年)4月30日時点(廃止時の時刻表)で、下り1本上り3本(快速運転列車ほか)[2])。

歴史

[編集]

駅構造

[編集]

廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の北側(遠軽方面に向かって左手側)に存在した[3]転轍機を持たない棒線駅となっていた。

仮乗降場に出自を持つ無人駅で、駅舎は無かったがプレハブの物置を待合所として利用していた[4][3]。ホームは名寄方にスロープを有し[3]、駅施設外に連絡していた。

駅名の由来

[編集]

当駅が所在した地の近辺の地名、「幸成」より[5][注 1]

駅周辺

[編集]

駅跡

[編集]

2000年(平成12年)時点では、鉄道関連の遺構は何も残されていなかった[7]。2010年(平成22年)時点[8]、2011年(平成23年)時点でも同様で、熊笹に覆われた原野と化していた[4]

隣の駅

[編集]
北海道旅客鉄道
名寄本線
二ノ橋駅 - 幸成駅- 一ノ橋駅

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 下川町一の橋の西、二の橋の東に「幸成」の地名あり(書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)18ページより)。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、909頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)220ページより。
  3. ^ a b c 書籍『追憶の鉄路 北海道廃止ローカル線写真集』(著:工藤裕之、北海道新聞社2011年12月発行)132ページより。
  4. ^ a b 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)114ページより。
  5. ^ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)185ページより。
  6. ^ a b c 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)18ページより。
  7. ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くVII』(JTBパブリッシング2000年1月発行)39ページより。
  8. ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング2010年4月発行)33ページより。

関連項目

[編集]