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山下啓介

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

やました けいすけ
山下 啓介
プロフィール
本名 山下 啓介[1]
性別 男性
出身地 日本の旗 日本東京府東京市
生年月日 (1941-09-25) 1941年9月25日
没年月日 (2024-06-08) 2024年6月8日(82歳没)
身長 162 cm[2]
職業 俳優声優
事務所 テアトル・エコー(最終所属)
俳優活動
ジャンル テレビドラマ映画舞台
声優活動
ジャンル アニメゲーム吹き替え
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

山下 啓介(やました けいすけ、1941年9月25日[3][4][5] - 2024年6月8日[6][7])は、日本俳優声優テアトル・エコー最終所属[4][5]東京都(当時は東京府東京市)出身[4][5]

主な出演作に『仮面ライダー』(ショッカー戦闘員の掛け声)、『勇者ライディーン』(荒磯ダン)などがある[4][6][8]

経歴

中学・高校の頃は劇団ひまわりで活動[4][5]。同期には俳優の宮口二郎・久本昇、声優の石丸博也などがいた[4][5]東京都立工芸高等学校卒業[5]後は就職するが、数年後にテアトル・エコーへ入団した[4]

アニメ作品では、『勇者ライディーン』の荒磯ダンや『てんとう虫の歌』の木介など太った少年役を多く演じた[4]。独特の高い声を用いることもあり、『仮面ライダー』ではそれを活かして甲高い雄叫びを得意としていた[5]

『仮面ライダー』に登場するショッカー戦闘員の掛け声「イーッ!」を考案したのは山下とされる[8][9]。当初の掛け声は「トオー」だったが、演じる大野剣友会の若いメンバーには腹に力を入れた発声が難しかったため、アフレコ中に山下がたまたま叫んだ「イーッ」という声をミキシングの太田克己が採用し、一般化したという[9]

2024年6月8日早朝、死去[6][7]。82歳没。かねてから病気療養中だったという[6]。訃報は6月14日に公表された[10]

出演

テレビドラマ

映画

テレビアニメ

1970年
1972年
1973年
1974年
1975年
1976年
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2006年

劇場アニメ

1974年
1977年
1980年
1982年
1983年
1985年
1986年
1987年

OVA

1987年
1989年
1990年
1992年
1993年
1994年
2003年

ゲーム

1997年
1999年
  • 宇宙戦艦ヤマト 遥かなる星イスカンダル(ヒス)
2000年
2001年
2004年
2005年
2007年
2008年
2011年
2015年
2017年
2018年
2019年

吹き替え

映画

ドラマ

アニメ

特撮

1970年
  • チビラくん(第24話のラジオDJの声、最終話の科学調査委員、避難を呼びかける円盤、ロケット秒読みの声)
1971年
  • 仮面ライダー(1971年 - 1973年、地獄サンダーの声、カビビンガの声、ヒルゲリラの声、フクロウ男の声、サイギャングの声、イモリゲスの声、ネコヤモリの声、ハエトリバチの声)
1972年
1973年
1974年
1975年
1976年
1979年
1981年
1984年
1985年
1996年
2005年

ドラマCD

ラジオドラマ

  • FMシアター
    • 海のなかの砂漠(1999年 / 画材屋店員)
    • ロシア・ユーラシアの現代文学 最初の教師(2003年)
  • オールナイトニッポン
    • 宇宙戦艦ヤマト(1977年 / ヒス副総統、防衛軍兵士)
    • さらば宇宙戦艦ヤマト(1978年 / 兵士)

ボイスオーバー

人形劇

1982年
1990年

舞台

  • 劇団飛行船 桃太郎(鬼たち)※声の出演
  • ミランダ(明治百年記念芸術際バレエ特別公演 / 1968年)
  • 王様と私(帝国劇場 / 中日劇場)
  • 山吹(パルコ公演 / 1992年)
  • モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」(新国立劇場オペラ研修所2005年研修公演 / 助演)
  • KIRA〜赤穂事件推理帳〜(2010年)
  • テアトル・エコー公演
    • 11ぴきのネコ(1973年)
    • 馬かける男たち(1997年)
    • あしたも7時(1997年)
    • ら抜きの殺意(2002年)
    • ルーム サービス(2004年 / ティモシー・ホガース役)
    • 朝の時間(2005年)
    • 大都映画撮影所物語(2006年 / 岩原源三役)
    • お手を拝借!(2009年 / 森川びん役)
    • 白い病気(2010年 / パパ役)
    • フレディ(2012年 / ブイッス役)
    • プロポーズ・プロポーズ(2012年)
    • 諸国を遍歴する二人の騎士の物語(2015年 / 騎士1役)※熊倉一雄の代役

脚注

注釈

  1. ^ 第81話では山下介と表記。

出典

  1. ^ 『日本タレント名鑑(2015年版)』VIPタイムズ社、2015年1月28日、393頁。ISBN 978-4-904674-06-2 
  2. ^ 山下 啓介”. テアトル・エコー. 2020年7月17日閲覧。
  3. ^ 『声優名鑑』成美堂出版、1999年8月、676頁。ISBN 4-415-00878-X 
  4. ^ a b c d e f g h OFM仮面ライダー5 2004, p. 33, 小川びい「仮面劇の主役たち ライダーを支えた10人の声優 第9回 山下啓介の巻」
  5. ^ a b c d e f g 仮面ライダー怪人大画報 2016, pp. 208–209, 「仮面ライダー スタッフ・キャスト人名録 2016年版」
  6. ^ a b c d 訃報”. テアトル・エコー稽古場日誌. 2024年6月14日閲覧。
  7. ^ a b 【訃報】山下啓介”. テアトル・エコー (2024年6月14日). 2024年6月15日閲覧。
  8. ^ a b 『エリック&ノーマン』本庄”. テアトル・エコー稽古場日誌. 2024年6月14日閲覧。
  9. ^ a b 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』双葉社、2004年9月、69頁。ISBN 4-575-29732-1 
  10. ^ 【訃報】山下啓介”. テアトル・エコー. 2024年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月18日閲覧。
  11. ^ ジャングル黒べえ”. トムス・エンタテインメント 公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2024年5月6日閲覧。
  12. ^ 勇者ライディーン”. メディア芸術データベース. 2022年1月12日閲覧。
  13. ^ UFO戦士ダイアポロン”. エイケン オフィシャルサイト. 2016年6月22日閲覧。
  14. ^ UFO戦士ダイアポロン”. メディア芸術データベース. 2022年1月12日閲覧。
  15. ^ キリン名曲ロマン劇場 野ばらのジュリー”. メディア芸術データベース. 2022年1月12日閲覧。
  16. ^ CHARACTER”. 『戦闘メカ ザブングル』公式サイト. サンライズ. 2023年3月19日閲覧。
  17. ^ ハーイ あっこです”. メディア芸術データベース. 2022年1月12日閲覧。
  18. ^ キャラクター”. 魔神英雄伝ワタル. 2020年6月14日閲覧。
  19. ^ 『魔動王グランゾート メモリアルブック』新紀元社、2006年5月17日、149頁。ISBN 978-4-7753-0461-7 
  20. ^ 『魔神英雄伝ワタル メモリアルブック』新紀元社、2006年3月3日、148頁。ISBN 978-4-7753-0436-5 
  21. ^ キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション作品ラインナップ. D51の大冒険 きかんしゃやえもん. 東映アニメーション. 2024年5月6日閲覧。
  22. ^ 宇宙戦艦ヤマト 劇場版”. バンダイビジュアル. 2016年6月13日閲覧。
  23. ^ キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション作品ラインナップ. ゲゲゲの鬼太郎. 東映アニメーション. 2024年5月6日閲覧。
  24. ^ X電車でいこう”. マッドハウス. 2016年6月8日閲覧。

参考文献

  • 小川びい『ロマンアルバム アニメ声優ハンドブック こだわり声優事典'97』1997年3月10日発行
  • 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー』 Vol.5《仮面ライダーX》、講談社、2004年11月10日。ISBN 4-06-367094-5 
  • ホビージャパンMOOK『仮面ライダー怪人大画報』2007年12月18日発行

外部リンク