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11ぴきのねことあほうどり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

11ぴきのねことあほうどり』は、馬場のぼる作の絵本『11ぴきのねこ』シリーズの一作。1972年出版。

あらすじ

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とある町にコロッケの店を開業したトラネコ大将ら11ぴきのネコたち。店は大繁盛、閉店後は毎晩売れ残ったコロッケを食べて生活しており、当初は彼らもこれが楽しみであったが、次第にコロッケを食べるのにも飽き飽きし、「おいしい鳥の丸焼きが食べたい」と嘆く始末。

するとその時、11ぴきの前に旅の最中だった一羽のアホウドリがやってきた。そこでコロッケをご馳走になったアホウドリは、「こんな素敵なコロッケを国の兄弟にも食べさせてやりたいものだ」と感激。11ぴきのネコたちはアホウドリ達を鳥の丸焼きにして食べようとコロッケを作ると約束し、気球を飛ばしてアホウドリの案内で彼の故郷へと向かった。

映画

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概要

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1986年8月27日、ヘラルドエンタープライズ配給で、同タイトルの90分アニメ映画が上映された。その後、1993年12月27日の7時 - 8時30分にフジテレビ系列にて『年末アニメ劇場』として放送された[1]

コロッケの店の営業開始や、毎日買いに来てくれた町の住民たちも11ぴきのねこのようにコロッケに飽きていき、嘆きだすシーン、さらにはアホウドリの島にたどり着くまでの経緯など、異なる展開や原作に無いシーンもあり、11ぴきのねこの原作の結末の後も描かれている。

声の出演

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脚注

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  1. ^ 『北國新聞』1993年12月27日付朝刊、テレビ欄。