コルドロン
コルドロン | |
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The Black Cauldron | |
監督 | |
脚本 |
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製作 | ジョー・ヘイル |
製作総指揮 | ロン・ミラー |
音楽 | エルマー・バーンスタイン |
編集 |
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製作会社 |
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配給 | |
公開 | |
上映時間 | 80分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $21,288,692[1] |
前作 | きつねと猟犬 |
次作 | オリビアちゃんの大冒険 |
『コルドロン』(原題:The Black Cauldron)は、1985年7月24日公開のディズニーのアニメ映画。
原作は、ロイド・アリグザンダー作プリデイン物語シリーズの『タランと角の王』『タランと黒い魔法の釜』。
1980年に生産が開始され、1984年12月25日のクリスマスリリースが予定。制作中、特にクライマックスのシーケンスのために厳しい編集プロセスがあり、子供たちに迷惑をかけることが判明[要校閲]。 新たに任命されたウォルト・ディズニー・スタジオのジェフリー・カッツェンバーグ会長は、子供たちを遠ざけることを恐れて[要校閲]、これらのシーンをカットするように命じ、その結果、1985年に延期となった。
ディズニーXDでの放送では当初パン&スキャンでの放送となっていたが、2015年10月4日での放送はトリミング量を最小限にし、ビスタサイズにトリミング化したハイビジョンでの放送に移行した。また、『コルドロン』による音楽協力は、コロムビアレコード、ポニーキャニオン、エイベックス・エンタテインメントには関わっておらず、ユニバーサルミュージックが関わっている。
この作品から、2006年12月にかけて使用されているウォルト・ディズニーのロゴタイプが[要校閲]、映画のポスターに使われるようになった。
あらすじ
[編集]騎士になることを夢見る豚飼いの少年ターラン。
ターランは師匠のドルベンから、予知能力を持つブタのヘン・ウェンを魔王ホーンド・キングから守るように命じられる。ホーンド・キングはヘン・ウェンの力で、不死身の軍隊を作り出せる魔法の大壺「ブラック・コルドロン」を探し出そうとしているのだ。
ターランが目を離した隙に魔王の手下にさらわれてしまうヘン・ウェン。
魔法使いエロウィー姫の助けで魔法の剣を手に入れたターランは、森の住人ガーギやエロウィー姫、吟遊詩人フルーダーらとともに、ヘン・ウェンとブラック・コルドロンの行方を追って妖精の国に行くことに……。
スタッフ
[編集]- 監督
- テッド・バーマン
- リチャード・リッチ
- 脚本
- デイヴィッド・ジョナス
- ヴァンス・ゲリー
- ジョー・ヘイル
- アル・ウィルソン
- ロイ・モリタ
- テッド・バーマン
- リチャード・リッチ
- 製作
- ジョー・ヘイル
- 音楽
- エルマー・バーンスタイン
- 美術
- ティム・バートン
- ピーター・ヤング
キャラクター
[編集]ターラン一行
[編集]- ターラン
- この物語の主人公。勇敢な騎士になることを夢見ている豚飼いの少年。
- 物語中盤において、ホーンド・キングの城の地下王墓で魔剣ディルンウィンを見つけ、自らの武器とするようになる。
- エロウィー
- 青い目に金髪の美しいスタイルを持つお姫様。魔法を使うことができ、不思議な光の玉を従えている。
- 光の玉をブラック・コルドロン探しに利用しようとしたホーンド・キングに捕まって城の地下に囚われていた。勇敢な性格をしており、ターランの冒険に同行する。
- ガーギ
- もじゃもじゃの髪と口ひげを持つ身長50センチほどの不思議な森の住人。好物のリンゴをくれたターランを友達と呼んで懐く。
- 嘘つきで臆病な性格をしているためにターランからは邪険に扱われていたが、物語終盤でブラック・コルドロンの悪の力を封じ込めるために、ターランに代わって自らの命を犠牲にする。しかし最終的には、魔女たちの協力を得て蘇った。
- フルーダー
- 歌ったり人を楽しませたりする事が仕事の吟遊詩人。嘘をつくと弦の切れる不思議なハープを所有している。
- スパイと勘違いされて、ホーンド・キングの城に囚われていた。脱出後は成り行きでターランの冒険に同行することになる。
ヴィラン
[編集]- ホーンド・キング
- 本作のディズニーヴィランズ。角のはえた骸骨のような魔王。ブラック・コルドロンを使って死者を蘇らせ、不死身の軍隊を率いて世界を支配しようと企んでいる。
- またそのために多くの山賊たちと手を組んでおり、エロウィー姫たちの誘拐や死体の運搬、城の警備などを担当させている。
- 物語終盤でガーギが自らの命を犠牲にしたため計画は失敗。憤慨しながらコルドロンの様子を見に行ったところ、飢えたコルドロンの力に負けて中に引きずり込まれた。
- クリーパー
- ホーンド・キングの手下である小さなゴブリン。山賊たちのリーダーを任されているが、彼らからは直接バカにされている。
- ヘマをするたびに首を絞められるなど、ホーンド・キングからは散々な扱いを受けている。そのため、彼が死んだ際には大喜びして去って行った。
- ギセント
- ホーンド・キングの手下である2匹のドラゴン。ヘン・ウェンを連れ去るなど忠実な働きを見せる。
その他
[編集]- ヘン・ウェン
- 千里眼の力を持つ白豚。その力を使ってブラック・コルドロンの在処を突き止めようとするホーンド・キングに狙われる。
- ドルベン
- ターランの師匠である偉大な魔法使い。ホーンド・キングの狙いを察し、彼にヘン・ウェンを守るよう指示する。
- アイデルリグ
- 泉の中にある妖精の国の王様。ブラック・コルドロンを壊してホーンド・キングの勢いを止めようと考えたターラン一行に協力する。
- ドーリ
- 年老いた妖精。アイデルリグに命ぜられて、ターラン一行をモルヴァまで案内する。
- オルドゥー&オルエン&オルゴ
- ブラック・コルドロンを隠している3人の魔女。モルヴァの沼地に住み、人間をカエルに変えて食べていた。
- 魔剣ディルンウィンと引き換えにブラック・コルドロンをターラン一行に渡した。ちなみに、オルエンはフルーダーに恋心を抱いている。
キャスト(声の出演)
[編集]役名 | 原語版声優 | 日本語吹替 |
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ターラン | グラント・バーズリー | 菊池英博 |
エロウィー | スーザン・シェリダン | 冨永みーな |
ガーギ | ジョン・バイナー | 山崎唯 梅津秀行(追加部分) |
ドーリ | 槐柳二 | |
ホーンド・キング | ジョン・ハート | 飯塚昭三 |
ドルベン | フレディ・ジョーンズ | 熊倉一雄 |
フルーダー | ナイジェル・ホーソーン | はせさん治 |
アイデルリグ | アーサー・マレット | 永井一郎 |
クリーパー | フィル・フォンダカーロ | 大塚周夫 |
オルドゥー | エダ・レイス・メリン | 牧野和子 |
オルエン | アデーレ・マリス=モーレイ | 太田淑子 |
オルゴ | ビリー・ヘイズ | 瀬能礼子 |
ナレーター | ジョン・ヒューストン | 中江真司 |
ギセント | パット・フラリー | 原語版流用 |
ヘン・ウェン | フランク・ウェルカー | |
その他 | 藤枝成子 浪川大輔 仁内建之 八代駿 沢りつお 林一夫 峰恵研 山本精二 山下啓介 村越伊知郎 梶哲也 |
脚注
[編集]- ^ “The Black Cauldron (1985)” (英語). Box Office Mojo. 2010年5月2日閲覧。
関連項目
[編集]- シンデレラ城ミステリーツアー - 東京ディズニーランドで運営されていたアトラクション。本作をモチーフとしており、ホーンドキングやブラックコルドロンが登場していた。ホーンドキングの声は日本語吹き替え版と同じく飯塚昭三が担当していた。