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小川輝晃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おがわ てるあき
小川 輝晃
本名 小川 輝晃[1]
生年月日 (1968-08-29) 1968年8月29日(56歳)
出身地 日本の旗 日本大阪府[2][3][4]
身長 177 cm[5][6][3]
血液型 A型[5][2][6][3]
職業 俳優
声優
ジャンル 俳優
テレビドラマ映画舞台
声優
アニメ吹き替えなど)
活動期間 1986年 -
活動内容 1986年デビュー
1994年:『忍者戦隊カクレンジャー』(主演)
1998年:『星獣戦隊ギンガマン
事務所 81プロデュース[7]
公式サイト 小川輝晃 - 81プロデュースの公式サイト
主な作品
テレビドラマ
忍者戦隊カクレンジャー
星獣戦隊ギンガマン
ウェブドラマ
ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突
モーションキャプチャ
バイオハザード4
新 鬼武者 DAWN OF DREAMS
ロスト プラネット エクストリーム コンディション
戦国BASARA3
ファイナルファンタジー零式
ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城
ULTRAMAN
テレビアニメ
内閣権力犯罪強制取締官 財前丈太郎
吹き替え
マイティ・ダックス
パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシー
ゾンビランド
スーパー!
LOGAN/ローガン
ザ・プレデター
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小川 輝晃(おがわ てるあき、1968年8月29日[8][2][6][3][4] - )は、日本俳優声優[4]モーションキャプチャアクター[4]演出家

大阪府出身[2][3][4]81プロデュース所属[7]一般社団法人狼煙工房代表理事。奈良県橿原市観光大使[7]

略歴

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1987年奈良県立橿原高校[1]在学中にNHKの連続テレビ小説『はっさい先生』に出演し、高校3年生でテレビデビューした[9]

その後倉本聰主宰の富良野塾に加入、北海道へ転居するが、塾の方向性に馴染めず1年で退塾[9]東京アルバイトをしながら俳優業を続ける。

1994年スーパー戦隊シリーズ忍者戦隊カクレンジャー』にサスケ / ニンジャレッド役で出演[9]。同時にテレビドラマ初主演を果たす。

1998年には同シリーズ『星獣戦隊ギンガマン』にヒュウガ / 黒騎士役で出演[9]

2011年には『海賊戦隊ゴーカイジャー』で約11年ぶりにヒュウガを演じた。2015年には『手裏剣戦隊ニンニンジャー』で約19年ぶりにサスケ / ニンジャレッドを演じる。

また、かつては東京を中心に流山児★事務所などの舞台で俳優として活動。

声優としては、2006年7月に放映されたテレビアニメ内閣権力犯罪強制取締官 財前丈太郎』において財前丈太郎役で主演を務め、2007年3月放映のディズニーアニメ『マイティダックス』でも主役のワイルドウィングを演じた。

2015年4月1日付で、プロダクション・エースから81プロデュースへ移籍[10]。それ以前にはフラッシュ・カンパニー[11]先駆舎[5]に所属していた。

現在は、洗足学園音楽大学声優アニメソングコースの講師も務めている[12][9]

人物

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方言関西弁[7]。四人兄弟の次男である[3]

特技はアクション・乗馬・走ること[7]柔道初段、中国拳法一級[2]。高校時代は陸上部に所属[9]。特にアクションはゲームでのキャラクターモーションを演じることもあり、また『カクレンジャー』や『ギンガマン』では怪人や戦闘員のスーツアクターを自ら志願して演じたこともあったという。

2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震を受け、Twitter上で応援専用アカウント「ヒーロー (tokusatsuhero)」を取得。さらには歴代の特撮ヒーロー番組の出演者に協力を呼びかけ、数多くの「ヒーロー」から被災地の子供たちへの応援メッセージを掲載し続けている[13]。同年7月11日には一般社団法人・狼煙工房を設立。募金や支援金だけでなく、不要になった玩具を集めて被災地の子供たちに寄付するおもちゃリティというチャリティ企画も行っていた。

吹き替えでは、ボイド・ホルブルックを持ち役にしている。

エピソード

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俳優を目指したきっかけは、内向的な自身を変えようと思ったことと、高校時代に夢を果たせず亡くなった友人を想ってのことであった[9]。大学講師となってからは、内向的な学生に対して自身の経験を基にアドバイスしているという[9]

初めて出演したミュージカルでは、風邪で声が出なくなりセリフを削られてしまったが、公演後に女性客から応援されたことで役者をやめられなくなったと述べている[14]

富良野塾を退塾し、上京した後、将来に悩んだ末、自身の実行力を証明するため東京から奈良までの500キロメートルを10日間かけて走破した[9]。これをやり遂げたことで、自身がやろうと思ったことをできる人間だと実証することができたといい、『カクレンジャー』のオーディションでも自信につながったという[9]

『カクレンジャー』のオーディション時点では自動二輪免許を取得していなかったが、合格のため現在取りに行っていると述べ、その後に教習所には通わず直接受験し、2回目で合格した[9]

『カクレンジャー』のメンバーの中では最年長であり、キャスト陣からは「兄さん」という愛称で呼び慕われていた。『カクレンジャー』の共演者(特にセイカイ / ニンジャイエロー役の河合秀やサイゾウ / ニンジャブルー役の土田大)とは現在でも親交があるという。

『カクレンジャー』の撮影当初は、年長者としてキャストをどうまとめようか考えつつ、サスケがリーダーではないという設定から自身が仕切るわけにもいかず思い悩んでいた[9]。しかし、劇場版の撮影で長台詞を言えず鶴姫にセリフが移行されたことにショックを受け、自身の演技を第一に考えていないとならないと理解し、それぞれの仕事を全うすることで自然に結束力が高まっていったという[9]

『ギンガマン』のヒュウガ役での起用の理由は、メインライターの小林靖子が『カクレンジャー』のファンであったことが理由の一つに挙げられている[14]

2010年には『天装戦隊ゴセイジャー』に鶴姫 / ニンジャホワイト役の広瀬仁美と共に夫婦役で約10年ぶりにゲスト出演。

『海賊戦隊ゴーカイジャー』の第20話に『ギンガマン』のヒュウガ役で出演。同作品への出演は、東日本大震災の被災者を励ましたいとの理由からであった[4]。また、同話で共演したリョウマ / ギンガレッド役の前原一輝はすでに俳優を引退しているが、小川が前原と食事をしている時に出演依頼があったことから、出演を実現させた[15][4]

出演

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太字はメインキャラクター。

テレビドラマ

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映画

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オリジナルビデオ

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ウェブドラマ

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舞台

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モーションキャプチャ

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テレビアニメ

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1999年
2002年
2004年
2005年
2006年
2008年
2009年
2010年
2014年

劇場アニメ

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ゲーム

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吹き替え

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担当俳優

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ボイド・ホルブルック

映画(吹き替え)

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ドラマ

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アニメ

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オーディオブック

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  • 破門(朗読[30]
  • 坂田勇吉シリーズ(朗読)
    • 走らなあかん、夜明けまで
    • 涙はふくな、凍るまで
    • 語りつづけろ、届くまで
  • 平浦ファミリズム(平浦竜吉[31]
  • 史上最強オークさんの楽しい種付けハーレムづくり(ローランド 他[32]
  • 漂海のレクキール(トビアス・デスレー 他[33]

その他

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監督

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テレビドラマ(監督)

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脚注

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  1. ^ a b 『日本タレント名鑑(2005年版)』VIPタイムズ社、2005年4月1日、80頁。ISBN 978-4-9901242-3-6 
  2. ^ a b c d e 「カクレンジャー思い出アルバム メモリアル座談会」『忍者戦隊カクレンジャー超全集小学館てれびくんデラックス愛蔵版〉、1995年3月1日、76-79頁。ISBN 978-4-09-105112-7 
  3. ^ a b c d e f SPECIALPHOTOBOOK 1999, p. 75, 「PROFILE」
  4. ^ a b c d e f g 「LEGEND COMMENT_01 小川輝晃」『海賊戦隊ゴーカイジャー公式読本 豪快演義』グライドメディア〈グライドメディアムック73〉、2012年6月1日、92頁。ISBN 978-4-8130-8173-9 
  5. ^ a b c 小川輝晃”. 先駆舎. 2005年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月15日閲覧。
  6. ^ a b c 「ギンガマンメモリアル座談会」『星獣戦隊ギンガマン超全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、1999年3月10日、59-63頁。ISBN 4-09-101467-4 
  7. ^ a b c d e 小川 輝晃 - (あ行):株式会社81プロデュース‐声優プロダクション”. 2022年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月17日閲覧。
  8. ^ 『日本音声製作者名鑑2007』小学館、2007年、30頁。ISBN 978-4-09-526302-1 
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m 「SPECIAL INTERVIEW'94 小川輝晃」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀』《1994 忍者戦隊カクレンジャー》講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年4月25日、20-21頁。ISBN 978-4-06-509614-7 
  10. ^ 81プロデュース”. 2015年4月1日閲覧。
  11. ^ 宇宙船』Vol.70(1994年秋季号)、朝日ソノラマ、1994年10月30日、5頁。 
  12. ^ 教員・指導陣紹介”. 大学案内. 洗足学園音楽大学. 2017年8月25日閲覧。
  13. ^ “水嶋ヒロ「仮面ライダーカブトが守ってみせる」被災地応援”. J-CAST テレビウォッチ. (2011年3月17日). https://www.j-cast.com/tv/2011/03/17090706.html 2011年3月17日閲覧。 (日本語)
  14. ^ a b SPECIALPHOTOBOOK 1999, pp. 36–41, 「ヒュウガ」
  15. ^ “海賊戦隊ゴーカイジャー 第20話「迷いの森」|東映[テレビ]”. 東映. オリジナルの2011年12月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20111211012205/http://www.toei.co.jp/tv/go-kai/story/1196008_1843.html 2011年7月3日閲覧。 
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax 81プロデュースの公式サイト”. 2019年5月2日閲覧。
  17. ^ 忍びの7 春のニンジャ祭り!”. 手裏剣戦隊ニンニンジャー. 東映. 2015年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月5日閲覧。
  18. ^ a b “ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突:2022年配信 謎のウルトラマンレグロス 強敵アブソリュートディアボロ登場 声優に小川輝晃”. MANTANWEB (MANTAN). (2021年9月25日). https://mantan-web.jp/article/20210925dog00m200015000c.html 2021年9月25日閲覧。 
  19. ^ 5月13日より新番組『J-BOT ケロ太』スタート!!”. L4 (2023年5月10日). 2023年5月30日閲覧。
  20. ^ 新藤保 仮面ライダー図鑑 東映”. 2020年12月26日閲覧。
  21. ^ “劇場版「リバイス」出演のJO1豆原一成がスピンオフ主演!橋本祥平はキマイラに変身”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年6月21日). https://natalie.mu/eiga/news/482428 2022年6月21日閲覧。 
  22. ^ 忍者戦隊カクレンジャー:30年ぶり新作「第三部・中年奮闘編」が今夏配信 小川輝晃、ケイン・コスギら5人集結 ゲストはミセス大森元貴 講談師は神田伯山”. まんたんウェブ. MANTAN (2024年5月11日). 2024年5月11日閲覧。
  23. ^ 「つぶやきCM」配信開始 『池田屋・裏 2012』”. シアターフォーラム. 2022年1月20日閲覧。
  24. ^ STAFF&CAST”. ULTRAMANアニメ公式サイト. 2019年2月1日閲覧。
  25. ^ 内閣権力犯罪強制取締官 財前丈太郎”. 週刊コミックバンチ★コアミックス:シリーズ連載特設ページ 2006年7月5日アーカイブ分. 2006年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月3日閲覧。
  26. ^ キャスト陣紹介”. FabStyle. コーエーテクモゲームス. 2017年9月4日閲覧。
  27. ^ “ザ・プレデター”. ふきカエル大作戦!!. (2018年12月26日). https://www.fukikaeru.com/?p=10830 2019年1月2日閲覧。 
  28. ^ “LOGAN/ローガン”. ふきカエル大作戦!!. (2017年6月1日). http://www.fukikaeru.com/?p=6858 2017年11月15日閲覧。 
  29. ^ 裏切りのサーカス”. スターチャンネル. 2023年7月22日閲覧。
  30. ^ pinsclubの2017年1月25日のツイート2226年2月23日閲覧。
  31. ^ オーディオブック第7弾、好評配信中!!!”. 小学館ガガガ文庫. 2020年3月20日閲覧。
  32. ^ オーディオブック第13弾、好評配信中!!!”. 小学館ガガガ文庫. 2020年5月25日閲覧。
  33. ^ オーディオブック第32弾好評配信中!!!”. 小学館ガガガ文庫. 2022年2月23日閲覧。
  34. ^ STAFF&CAST”. TVアニメ『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』. 2024年8月9日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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