小国町 (山形県)
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(小国本村から転送)
おぐにまち 小国町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 山形県 | ||||
郡 | 西置賜郡 | ||||
市町村コード | 06401-7 | ||||
法人番号 | 9000020064017 | ||||
面積 |
737.56km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
6,417人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 8.7人/km2 | ||||
隣接自治体 |
長井市、西村山郡朝日町、西川町、西置賜郡飯豊町 新潟県:新発田市、村上市、胎内市、岩船郡関川村 福島県喜多方市 | ||||
町の木 | ブナ | ||||
町の花 | オオヤマザクラ | ||||
町の鳥 | ウグイス | ||||
小国町役場 | |||||
町長 | 仁科洋一 | ||||
所在地 |
〒999-1363 山形県西置賜郡小国町大字小国小坂町二丁目70番地 北緯38度03分41秒 東経139度44分36秒 / 北緯38.06144度 東経139.74336度座標: 北緯38度03分41秒 東経139度44分36秒 / 北緯38.06144度 東経139.74336度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
小国町(おぐにまち)は、山形県の南西部にある人口約6千人の町。 面積が山形県内で2番目に大きい自治体。
冬季においては、日本海側からの季節風の影響で中心部でも積雪が2mを超えることがある。中でも、沼沢地区では日本有数の豪雪地帯として知られる。また、平野歩夢選手が幼いころスノーボードの練習をした横根スキー場がある。
地理
[編集]森林セラピー基地に認定されている。
気候
[編集]寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に特別豪雪地帯に指定されている。
小国(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 13.3 (55.9) |
17.3 (63.1) |
20.1 (68.2) |
30.1 (86.2) |
34.2 (93.6) |
33.6 (92.5) |
36.2 (97.2) |
38.0 (100.4) |
35.6 (96.1) |
30.7 (87.3) |
25.2 (77.4) |
18.1 (64.6) |
38.0 (100.4) |
平均最高気温 °C (°F) | 2.9 (37.2) |
3.8 (38.8) |
7.3 (45.1) |
14.5 (58.1) |
21.2 (70.2) |
24.7 (76.5) |
27.7 (81.9) |
29.5 (85.1) |
25.1 (77.2) |
18.9 (66) |
12.2 (54) |
5.6 (42.1) |
16.1 (61) |
日平均気温 °C (°F) | −0.3 (31.5) |
−0.1 (31.8) |
2.2 (36) |
7.7 (45.9) |
14.4 (57.9) |
18.9 (66) |
22.7 (72.9) |
23.8 (74.8) |
19.5 (67.1) |
13.1 (55.6) |
6.9 (44.4) |
1.9 (35.4) |
10.9 (51.6) |
平均最低気温 °C (°F) | −3.0 (26.6) |
−3.5 (25.7) |
−2.1 (28.2) |
1.6 (34.9) |
8.2 (46.8) |
14.0 (57.2) |
18.8 (65.8) |
19.5 (67.1) |
15.5 (59.9) |
9.0 (48.2) |
2.9 (37.2) |
−0.8 (30.6) |
6.7 (44.1) |
最低気温記録 °C (°F) | −16.0 (3.2) |
−17.9 (−0.2) |
−15.0 (5) |
−8.5 (16.7) |
−1.1 (30) |
5.1 (41.2) |
8.4 (47.1) |
11.2 (52.2) |
6.4 (43.5) |
0.4 (32.7) |
−5.4 (22.3) |
−11.1 (12) |
−17.9 (−0.2) |
降水量 mm (inch) | 342.1 (13.469) |
243.2 (9.575) |
202.4 (7.969) |
163.0 (6.417) |
149.4 (5.882) |
191.7 (7.547) |
334.2 (13.157) |
234.7 (9.24) |
190.1 (7.484) |
234.9 (9.248) |
353.8 (13.929) |
416.7 (16.406) |
3,051.6 (120.142) |
降雪量 cm (inch) | 336 (132.3) |
257 (101.2) |
159 (62.6) |
23 (9.1) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
10 (3.9) |
176 (69.3) |
958 (377.2) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 25.6 | 22.5 | 20.8 | 15.0 | 12.9 | 12.3 | 16.0 | 13.2 | 14.2 | 16.1 | 20.4 | 24.3 | 213.5 |
平均月間日照時間 | 25.5 | 42.4 | 92.3 | 147.8 | 189.7 | 163.4 | 144.9 | 179.6 | 131.8 | 108.6 | 65.4 | 31.3 | 1,322.6 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[3] |
歴史
[編集]- 江戸時代は米沢藩領。米沢藩の小国御役屋が置かれていた。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行、西置賜郡小国本村(おぐにもとむら),南小国村,北小国村,津川村誕生。
- 小国本村 ← 小国町村,小国小坂町村,岩井沢村,黒沢村,大滝村,種沢村,杉沢村,小倉村,新原村,朝篠村,町原村,松岡村,芹出村,伊佐領村,綱木箱口村,西村,北村,田沢頭村,貝少村,大宮村,増岡村,針生村,新屋敷村,湯花村,古田村,若山村,金目村,小渡村
- 南小国村 ← 玉川村,足野水村,市野沢村,百子沢村,菅沼村,滝倉村,足水中里村,玉川中里村,樽口村,片貝村,中田山崎村,泉岡村,小玉川村
- 北小国村 ← 舟渡村,網代瀬村,尻無沢村,松崎村,今市村,栃倉村,越中里村,長沢村,焼山村,樋野沢村,中島村,入折戸村,折戸村,荒沢村,五味沢村,石滝村,小俣村,太鼓沢村,驚村
- 津川村 ← 市野々村,白子沢村,叶水村,大石沢村,新股村,河原角村,東滝村,西滝村,沼沢村
- 1942年(昭和17年)11月3日 - 小国本村が町制施行・改称して小国町となる。
- 1954年(昭和29年)3月31日 - 小国町、南小国村、北小国村が合併し、小国町となる。
- 1960年(昭和35年)8月1日 - 津川村を編入。
- 1967年(昭和42年)8月28日 - 羽越豪雨により土砂災害の発生多数。国道113号、国鉄米坂線が両方向不通、電話も通じなくなり孤立状態となる[4]。
- 2022年(令和4年)8月4日 - 集中豪雨により国道113号が寸断、米坂線も不通となり、一時的に孤立状態となった[5]。
行政
[編集]- 町長:仁科洋一(2016年8月2日就任、4期目)
- 町会議員:6人
- 警察:小国警察署
- 消防:西置賜行政組合消防本部小国分署
財政
[編集]平成18年度
[編集]- 財政力指数 0.29 ( 全国市町村平均 0.53 )
- 経常収支比率 92.8%
- 標準財政規模 37億9000万円
- 一般会計歳入 57億9600万円
- 一般会計歳出 54億9000万円
- 人口一人当たり人件費・物件費等決算額 18万6947円 (全国市町村平均 11万6701円 )
- 人口一人当たり職員数 11.70人 ( 全国市町村平均 7.82人 )
- ラスパイレス指数 90.4 ( 全国町村平均 93.9 )
- 人口一人当たり人件費 10万4221円
- 実質公債費比率 17.0%
地方債等の残高
- 1普通会計分の地方債現在高 74億0400万円
- 2特別会計分の地方債(企業債)残高 54億1600万円
- 3関係する一部事務組合分の地方債残高 4億8917万円
- 置賜広域行政事務組合 79億5300万円(負担金割合4.0%)→3億1812万円
- 西置賜行政組合 11億1800万円 (負担金割合15.3%)→1億7105万円
- 4第3セクター等分の債務保証等による債務残高 1億8500万円
地方債等の残高合計 134億9400万円 (連結会計)
- 町民一人当たりの地方債等残高 141万0178円
経済
[編集]産業
[編集]- 一次産業就業者数406人
- 二次産業就業者数2,570人
- 三次産業就業者数2,147人
小国町の歴史は小国駅前のセラミックス事業所(現:クアーズテック・日本重化学工業)と関連が深く、町の開発史そのものの根幹となっている。1936年(昭和11年)に国鉄小国駅が開業、その2年後に日本電興(株) が操業を開始する。1954年(昭和29年)には民有水力発電ダムである赤芝ダムが完成し、その電力が引き込まれた。その後、東芝電興→東芝セラミックス→コバレントマテリアル→クアーズテックを経て、現在の2社となった。
- 観光
自然に恵まれ、新潟県境の荒川沿いの渓谷・赤芝峡(あかしばきょう)では秋の紅葉が見られる。また、毎年ゴールデンウィークには、国道113号沿いの道の駅にて石楠花祭りが開催される。
郵便局
[編集]- 小国郵便局 (集配局)
- 羽前津川郵便局
- 玉川郵便局
- 舟渡郵便局
- 叶水簡易郵便局
- 伊佐領簡易郵便局
- 幸町簡易郵便局
- 荒川簡易郵便局
- 五味沢簡易郵便局
金融機関
[編集]地域
[編集]人口
[編集]小国町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 小国町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 小国町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
小国町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
教育
[編集]- 高等学校
- 中学校
- 小国町立小国中学校
- 小国町立叶水中学校
→閉校した中学校は「山形県中学校の廃校一覧#西置賜郡」を参照
- 小学校
- 小国町立叶水小学校
- 小国町立小国小学校
→閉校した小学校は「山形県小学校の廃校一覧#小国町」を参照
- 保育園、こども園
- 白百合保育園
- すみれ認定こども園
出身有名人
[編集]交通
[編集]最寄の空港
[編集]- どちらの空港からも小国町に直行する公共交通機関はない。なお、新潟空港まで向かうほうが所要時間がやや短い[6]。
鉄道路線
[編集]バス路線
[編集]道路
[編集]観光や宿泊施設
[編集]- 道の駅白い森おぐに(国道113号沿い 横根スキー場、レストランと隣接)
- 横根スキー場(スキーとスノーボード場)[8][9] - 平野歩夢選手が幼い頃に練習した。
- 飯豊山ろく温身平周辺(日本初の森林セラピー基地 のひとつ)
- 健康の森横根(町中心部 森林散策、バンガロー、キャンプ、カヌー体験等)
- 白い森交流センターりふれ(五味沢 宿泊 木工館併設 野外能舞台)
- 白い森オートキャンプ場(五味沢 オートキャンプ場)
- 観光わらび園(日本初の観光わらび園を含む町内23箇所)
- 赤芝峡(国道113号沿い 紅葉の名勝)
- 樽口峠(樽口 飯豊山脈の壮大なパノラマ)
- 黒沢峠(黒沢 旧越後街道十三峠の敷石道)
- 熊祭り(小玉川 毎年ゴールデンウィークに開催)
- 雪の学校(五味沢 毎年3月上旬に開催 マタギと雪山トレッキング等の体験プログラム)
- 山菜の学校(町内各地 毎年6月に開催 山菜の採り方、調理法等の体験プログラム)
- 白い森おぐに湖(荒川水系横川にある、横川ダムによる人造湖)
脚注
[編集]- ^ 小国町町章
- ^ 図典 日本の市町村章 p44
- ^ “小国 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2023年3月31日閲覧。
- ^ 山形で小国町孤立 355ミリ 電話も不通『朝日新聞』昭和42年8月29日朝刊12版、15面
- ^ “国道113号寸断、小国町孤立状態”. 山形新聞 (2022年8月4日). 2022年8月5日閲覧。
- ^ 交通アクセス - 小国町より。高速バスに乗り継いだ場合、山形空港~小国町はおよそ2時間30分に対し、新潟空港~小国町はおよそ2時間10分である。
- ^ 米坂線内各駅から一日一往復のみ、新潟~米沢を結ぶ快速列車「べにばな」に乗車可能である。
- ^ [1]横根スキー場/山形県小国町
- ^ [2]<平昌五輪>スノボ平野選手 技磨いたスキー場の高橋さん「金メダルも夢じゃない」躍進願う ,2018年02月09日