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大阪府の市町村章一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大阪府の市町村章一覧(おおさかふのしちょうそんしょういちらん)は、大阪府内の市町村に制定されている、あるいは制定されていた市町村章の一覧である。なお、一覧の順序は全国地方公共団体コード順による。廃止された市町村章は廃止日から順に掲載している。

市部

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市章 由来 制定日 備考
大阪市 水路の標識である澪標を表したもの[1][2][3] 1894年4月12日[3][2][4] 天保年間に使われていた[1]
堺市 摂津国和泉国河内国三国の境界付近の都市の「市」を表したもの[5][6][7] 1895年6月17日[7]
岸和田市 「岸」と「キ」あるいは「干」を図案化したもの[6][8] 1922年10月1日[9] 1920年に岸和田町章として制定され、市制施行後に継承され、さらに1969年12月17日に告示される[10][9]
豊中市 四つの「ト」で「中」を作ったもの[2][11][12] 1939年3月30日[2][12][11] 1963年4月1日に規則化される[13]
池田市 井桁と糸巻きを表したもの[2][14] 1940年8月12日[12][2]
吹田市 「吹」をハトにし、四つの「田」を図案化したもの[15][6][16][17] 1940年4月10日[6][17][16] 1951年から1953年の間に市章の改正があった[17]
泉大津市 「泉大」を図案化したもの[2][18] 1942年9月25日[18][2]
高槻市 大阪市京都市の初代の市章を合わせ、「高」象ったもの[19][11][20] 1943年1月1日[21] 高槻町制時の1931年3月に町章として制定され、市制施行後に継承される[22]
1968年6月5日に告示される[20][11]
貝塚市 五本の松葉と波頭・「貝」を形どって象徴したもの[2][23] 1943年8月29日[24][2] 貝塚町制時の1931年4月に町章として制定され、1943年8月29日に告示される[9][24]
守口市 「守口」を図案化したもの[25][26] 1951年11月1日[26][25]
枚方市 「ヒラ方」で淀川の三十石船を象ったもの[25][27] 1947年10月30日[27][25] 市旗は一部デザインが異なる
シンボルマークも制定されている[27]
茨木市 「茨」を図案化し、同時にハトを表したもの[2][28][29] 1948年8月31日[29][2]
八尾市 「YAO」を図案化したもの[25][30] 1958年7月4日[30][25]
泉佐野市 「サノ」を扇型に図案化したもの[2][31] 1948年4月1日[31][2] 佐野町章として制定され、市制施行後に継承される
富田林市 三つの「ト」を重ねたもの[11][32] 1942年10月1日[32][11] 富田林町章として制定され、市制施行後に継承される
寝屋川市 中央に「ネ」と全体で「川」を表したもの[11][33] 1951年5月3日[33][11]
河内長野市 大阪府を外部にし、その中に「長」を表したもの[6][34] 1954年8月1日[34][6]
松原市 マツの葉を意匠化したもの[25][35][36] 1955年2月1日[36][25][35] 松原町制時の1945年7月に町章として制定され、市制施行後に継承される[37]
1983年5月4日に規則化される[38]
大東市 「大とう」を図案化したもの[11][28][39] 1956年8月1日[39][11][28]
和泉市 「泉」を図案化したもの[2][40] 1957年3月18日[40][2][41] 色は緑色が指定されている[42]
箕面市 ヒトと「ノ」を組み合わせたもの[11][43] 1956年12月1日[43][11]
柏原市 「カハ」を図案化したもの[2][44] 1958年10月1日[44][2]
羽曳野市 「羽」を図案化したもの[25][45] 1959年1月15日[45][25]
門真市 「門真市」を組み合わせて鳥の形に図案化したもの[6][46] 1963年10月1日[46][6]
摂津市 「セ」を図案化したもの[6][47] 1966年10月13日[47][6]
高石市 「高」を図案化したもの[11][48] 1966年12月20日[48][11] 色は水色が指定されている[49]
藤井寺市 前方後円墳縄文時代の耳飾りを図案化したもの[25][50] 1965年6月25日[50][25] 美陵町章として制定されたものを美陵市制時に継承し、名称変更時にも市章として継承される
東大阪市 「ひ」をハトの形に図案化したもの[25][51] 1967年2月1日[51][25]
泉南市 「せ」を図案化したもの[6][52] 1958年4月22日[52][6] 泉南町章として制定され、市制施行後に継承される
四條畷市 「しナ」を図案化したもの[6][53] 1970年7月1日[53][6]
交野市 「交」を図案化し、サクラハトを象ったもの[54][6][55] 1963年1月12日[55][6] 交野町章として制定され、市制施行後に継承される
大阪狭山市 全体は「さ」とし、山型を表したもの[2][56] 1987年10月1日[56][2] 1960年に狭山町章として制定され、1977年5月10日に再制定されたものを市制施行時にも再制定されたものである[56][57]
阪南市 「は」を水羽の形に図案化したもの[58][59] 1973年1月12日[59][2] 阪南町章として制定され、市制施行後に継承される

町村部

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町村 町村章 由来 制定日 備考
三島郡 島本町 楠公の菊水を「嶋本」に図案化したもの[6][60] 1968年12月10日[6][60]
豊能郡 豊能町 四つの「と」と「の」を表したもの[11][61] 1977年4月20日[61][11]
能勢町 「の」は末広がり、「せ」を扇の要にして、どっしりと根を下ろしたもの[62][11] 1960年8月1日[11][63]
泉北郡 忠岡町 「中」と「心」を組み合わせたもの[11][64] 1973年2月1日[11][64]
泉南郡 熊取町 九つの「マ」で「熊」・十個の「リ」で「取」を表したもの[6][65] 1951年11月3日[65][6] 色は緑色が指定されている[66]
田尻町 田尻川と田園を表したもの[11][67] 1889年4月1日[11][67]
岬町 外側は「M」を図案化し、中側は大阪府の「O」を表したもの[25][68] 1963年12月28日[69][25]
南河内郡 太子町 「太」をハトの形に図案化したもの[11][70] 1963年10月7日[70]
河南町 「カナン」を図案化したもの[6][71] 1957年1月10日[71][6]
千早赤阪村 金剛山葛城山を象り、また「C」と「A」を図案化したもの[11][72][73] 1966年1月1日[73][11]

廃止された市町村章

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市郡 市町村 市町村章 由来 制定日 廃止日 備考
北河内郡 四條畷町 不明 1961年12月[74] 1970年7月1日 四條畷市
布施市 「布」を図案化したもの[75] 1937年4月1日[75] 1967年2月1日 東大阪市
枚岡市 「ひ」を配したもの[75] 1955年1月11日[75]
河内市 「河内」を表したもの[75] 1955年1月15日[75]
南河内郡 美原町 「み」を図案化したもの[7] 1960年3月10日[7] 2005年2月1日 堺市

参考文献

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書籍

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  • 小学館辞典編集部 編『図典 日本の市町村章』(初版第1刷)小学館、2007年1月10日。ISBN 4095263113 
  • 近藤春夫『都市の紋章 : 一名・自治体の徽章』行水社、1915年。 NDLJP:955061
  • 中川幸也『シリーズ人間とシンボル第2号「都市の旗と紋章」』中川ケミカル、1987年10月11日。 
  • 丹羽基二『日本の市章 (西日本)』保育社、1984年5月5日。 
  • 望月政治『都章道章府章県章市章のすべて』日本出版貿易株式会社、1973年7月7日。 
  • NHK情報ネットワーク『NHKふるさとデータブック6 [近畿]』日本放送協会、1992年5月1日。 
  • 国際図書『事典 シンボルと公式制度』国民文化協会、1968年。 

自治体書籍

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  • 『四條畷町広報 1号 - 111号 1961 - 70』(初版第1刷)四條畷市。 
  • 『四條畷町広報 町だより 1 - 111 1961 - 70』(初版第1刷)四條畷市。 

脚注

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  1. ^ a b NHKふるさとデータブック p231
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 図典日本の市町村章 p153
  3. ^ a b 市名 市章 市歌 市の花 市政”. 大阪市 (2011年12月19日). December 25, 2011閲覧。
  4. ^ 都章道章府章県章市章のすべて p388
  5. ^ NHKふるさとデータブック p233
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 図典日本の市町村章 p154
  7. ^ a b c d 堺市・美原町合併協議会の調整内容” (PDF). 堺市. p. 2. December 25, 2011閲覧。
  8. ^ 岸和田市のプロフィール”. 岸和田市 (2011年11月9日). December 25, 2011閲覧。
  9. ^ a b c 事典 シンボルと公式制度 p326
  10. ^ 岸和田市・忠岡町合併協議会 慣行の取り扱いについて
  11. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 図典日本の市町村章 p155
  12. ^ a b c 市章のいわれ”. 豊中市. January 02, 2012閲覧。
  13. ^ 豊中市市章規則
  14. ^ 市章制定”. 池田市 (1940年8月12日). January 02, 2012閲覧。
  15. ^ NHKふるさとデータブック p246
  16. ^ a b 吹田市章
  17. ^ a b c 市章・市民の花・市民の木”. 吹田市. January 02, 2012閲覧。
  18. ^ a b 市章・シンボルマーク”. 泉大津市. December 25, 2011閲覧。
  19. ^ NHKふるさとデータブック p251
  20. ^ a b 市章”. 高槻市. January 02, 2012閲覧。
  21. ^ 都章道章府章県章市章のすべて p391
  22. ^ 事典 シンボルと公式制度 p206
  23. ^ 貝塚市について”. 貝塚市. December 25, 2011閲覧。
  24. ^ a b 市徽章制定ノ件”. 貝塚市 (1943年8月29日). December 25, 2011閲覧。
  25. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 図典日本の市町村章 p156
  26. ^ a b 市章”. 守口市 (1951年11月1日). January 02, 2012閲覧。
  27. ^ a b c 枚方市の概要、市章など”. 枚方市 (2010年3月15日). January 02, 2012閲覧。
  28. ^ a b c 大東市章
  29. ^ a b 茨木市の市章について”. 茨木市. January 04, 2012閲覧。
  30. ^ a b 昭和33年7月4日八尾市規則第128号「八尾市章規則」、八尾市例規集より確認(2011年12月25日閲覧)。
  31. ^ a b いずみさのなんでも百科”. 泉佐野市立図書館. December 25, 2011閲覧。
  32. ^ a b 市章”. 富田林市 (1942年10月1日). January 04, 2012閲覧。
  33. ^ a b 市章のいわれ”. 寝屋川市. January 04, 2012閲覧。
  34. ^ a b 市章”. 河内長野市. December 25, 2011閲覧。
  35. ^ a b 市のあゆみ - 松原市
  36. ^ a b 市民憲章”. 松原市 (2009年1月29日). December 25, 2011閲覧。
  37. ^ 事典 シンボルと公式制度 p327
  38. ^ 松原市市章規則
  39. ^ a b 大東市章”. 大東市 (1956年8月1日). January 04, 2012閲覧。
  40. ^ a b 市章・市の花・市の木”. 和泉市. December 25, 2011閲覧。
  41. ^ 和泉市章
  42. ^ NHKふるさとデータブック p280
  43. ^ a b 市章について”. 箕面市 (2010年7月21日). January 04, 2012閲覧。
  44. ^ a b 柏原市章”. 柏原市 (1958年10月1日). January 04, 2012閲覧。
  45. ^ a b 市章・市の花・市の木”. 羽曳野市 (2011年3月17日). January 04, 2012閲覧。
  46. ^ a b 門真市市章”. 門真市 (1963年10月1日). January 05, 2012閲覧。
  47. ^ a b 摂津市のき章制定の件”. 摂津市 (1966年10月13日). January 05, 2012閲覧。
  48. ^ a b 市の花・木・市章”. 高石市 (2010年12月14日). December 25, 2011閲覧。
  49. ^ NHKふるさとデータブック p291
  50. ^ a b 藤井寺市章規則”. 藤井寺市 (1965年6月25日). January 05, 2012閲覧。
  51. ^ a b 東大阪市市章”. 東大阪市 (1967年2月1日). December 25, 2011閲覧。
  52. ^ a b 泉南市の紋章・花・色・歌”. 泉南市 (2010年9月1日). December 25, 2011閲覧。
  53. ^ a b 市章・市民憲章”. 四條畷市 (2001年1月1日). December 25, 2011閲覧。
  54. ^ NHKふるさとデータブック p302
  55. ^ a b 交野市市章”. 交野市 (1963年1月12日). January 05, 2012閲覧。
  56. ^ a b c 大阪狭山市の概要” (2009年6月25日). December 25, 2011閲覧。
  57. ^ 大阪狭山の歴史
  58. ^ NHKふるさとデータブック p305
  59. ^ a b 阪南市紋章を定める件”. 阪南市 (1973年1月12日). December 25, 2011閲覧。
  60. ^ a b 島本町の町章”. 島本町 (1968年12月10日). January 01, 2012閲覧。
  61. ^ a b 豊能町の町章”. 豊能町 (1977年4月20日). January 01, 2012閲覧。
  62. ^ NHKふるさとデータブック p310
  63. ^ 能勢町章の制定”. 能勢町 (1960年8月1日). January 01, 2012閲覧。
  64. ^ a b 忠岡町の町章”. 忠岡町 (1973年2月1日). January 01, 2012閲覧。
  65. ^ a b 町章・町の木・町の花・町の鳥”. 熊取町. January 01, 2012閲覧。
  66. ^ NHKふるさとデータブック p314
  67. ^ a b 田尻町章”. 田尻町 (2010年6月24日). January 01, 2012閲覧。
  68. ^ まちのプロフィール”. 岬町. January 01, 2012閲覧。
  69. ^ 岬町紋章を定める件”. 岬町 (1963年12月28日). January 01, 2012閲覧。
  70. ^ a b 町のプロフィール”. 太子町. January 01, 2012閲覧。
  71. ^ a b 河南町町章”. 河南町 (1957年1月10日). January 01, 2012閲覧。
  72. ^ NHKふるさとデータブック p322
  73. ^ a b 村の紹介”. 千早赤阪村. January 01, 2012閲覧。
  74. ^ 四條畷町広報 第10号 p3
  75. ^ a b c d e f お散歩 photo album 大阪府東大阪市

関連項目

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