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国土交通大臣

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国土交通相から転送)
日本の旗 日本
国土交通大臣
Minister of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
国土交通省シンボルマーク
国土交通省シンボルマーク
国土交通大臣旗
現職者
中野洋昌 (第27代)

就任日 2024年令和6年)11月11日
所属機関内閣
国家安全保障会議国家安全保障会議設置法に基づく)
担当機関国土交通省
任命内閣総理大臣
石破茂
根拠法令国家行政組織法
国土交通省設置法
前身運輸大臣
建設大臣
北海道開発庁長官
国土庁長官
創設2001年(平成13年)1月6日
初代扇千景(本名 : 林寛子)
略称国交大臣
通称国交相
職務代行者国土交通副大臣
國場幸之助堂故茂
俸給年額 約2929万円[1]
ウェブサイト大臣・副大臣・大臣政務官 - 国土交通省

国土交通大臣(こくどこうつうだいじん、: Minister of Land, Infrastructure, Transport and Tourism)は、日本国土交通省および主任の大臣たる国務大臣[2][3]

通称は国交相(こっこうしょう)、略称は国交大臣(こっこうだいじん)。

概説

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国土交通省が所在する中央合同庁舎第3号館

日本国土交通省主任の大臣である。国土の総合的、体系的な利用、開発、保全、そのための社会資本の整合的な整備、交通政策の推進等を担う。

また、国土交通大臣に就任した者は、国家安全保障会議設置法に基づき、国家安全保障会議議員に就任する[4]

過去の運輸大臣建設大臣北海道開発庁長官国土庁長官の職務を包括するものとして、2001年中央省庁再編とともに置かれた。

自由民主党が参加する連立政権においては、国土交通大臣ポストは自民党と連立を組む相手に与えられる場合が多い。省庁再編後の初代国土交通大臣を務めたのは自民党議員ではなく、保守党党首の扇千景である。保守新党が自民党と合流した後は公明党枠であることが多く、これまでに、北側一雄冬柴鐵三太田昭宏石井啓一赤羽一嘉斉藤鉄夫中野洋昌が入閣している。特に第2次安倍内閣以降、自民党議員が国土交通大臣に就任したことは一度もない。

こうした事情もあり、2021年第49回衆議院議員総選挙以降、自民党所属の現職国会議員で国土交通大臣への就任歴がある者は皆無となっている[5]

一方、民主党政権下では、与党第一党である民主党の議員が国土交通大臣を務めた[6]

名称

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英語での呼称については「Minister of Land, Infrastructure, Transport and Tourism」[7]とされている。2001年に国土交通大臣が設置された際、英語での呼称は「Minister of Land, Infrastructure and Transport」[8]とされていたが、観光庁の設置が正式に決定されたのを機に2008年に改称された[9]

シンボル

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国土交通省の外局である海上保安庁では、「国土交通大臣旗」を制定している[10]デザイン(旗章)については、2001年の依命通達「国土交通大臣旗について」により定められている[10]。海上保安庁の船舶に国土交通大臣が乗船する際には、必ず当該の船舶に掲げられる。また、海上保安庁以外の船舶が、大臣旗や庁旗、長官旗などの「海上保安庁の旗」に類似した旗を掲げることは、海上保安庁法により禁じられている[11]

歴代大臣

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  • 辞令のある再任は就任日を記載し、辞令のない留任は就任日を記載しない。
  • 党派の欄は、就任時、または、内閣発足時の所属政党を記載した。
氏名 内閣 就任日 退任日 党派 備考
1 林寛子(扇千景) 第2次森内閣 改造内閣
(中央省庁再編後)
2001年1月6日 2001年4月26日 保守党
2 第1次小泉内閣 2001年4月26日 2003年9月22日 再任
  第1次改造内閣 留任
3 石原伸晃   第2次改造内閣 2003年9月22日 2003年11月19日 自由民主党
4 第2次小泉内閣 2003年11月19日 2004年9月27日 再任
5 北側一雄   改造内閣 2004年9月27日 2005年9月21日 公明党
6 第3次小泉内閣 2005年9月21日 2006年9月26日 再任
  改造内閣 留任
7 冬柴鐵三 第1次安倍内閣 2006年9月26日 2007年9月26日
  改造内閣 留任
8 福田康夫内閣 2007年9月26日 2008年8月2日
9 谷垣禎一   改造内閣 2008年8月2日 2008年9月24日 自由民主党
10 中山成彬 麻生内閣 2008年9月24日 2008年9月28日 史上最短
- 河村建夫 2008年9月28日 2008年9月29日 臨時代理
11 金子一義 2008年9月29日 2009年9月16日
12 前原誠司 鳩山由紀夫内閣 2009年9月16日 2010年6月8日 民主党
13 菅直人内閣 2010年6月8日 2010年9月17日 再任
14 馬淵澄夫   第1次改造内閣 2010年9月17日 2011年1月14日
15 大畠章宏   第2次改造内閣 2011年1月14日 2011年9月2日
16 前田武志 野田内閣 2011年9月2日 2012年6月4日
  第1次改造内閣 留任
17 羽田雄一郎   第2次改造内閣 2012年6月4日 2012年10月1日
第3次改造内閣 2012年10月1日 2012年12月26日 留任
18 太田昭宏 第2次安倍内閣 2012年12月26日 2014年9月3日 公明党
  改造内閣 2014年9月3日 2014年12月24日 留任
19 第3次安倍内閣 2014年12月24日 2015年10月7日
20 石井啓一   第1次改造内閣 2015年10月7日 2016年8月3日
  第2次改造内閣 2016年8月3日 2017年8月3日 留任

歴代最長

  第3次改造内閣 2017年8月3日 2017年11月1日
21 第4次安倍内閣 2017年11月1日 2018年10月2日
  第1次改造内閣 2018年10月2日 2019年9月11日
22 赤羽一嘉   第2次改造内閣 2019年9月11日 2020年9月16日
23 菅義偉内閣 2020年9月16日 2021年10月4日 留任
24 斉藤鉄夫 第1次岸田内閣 2021年10月4日 2021年11月10日
25 第2次岸田内閣 2021年11月10日 2022年8月10日 再任
  第1次改造内閣 2022年8月10日 2023年9月13日 留任
第2次改造内閣 2023年9月13日 2024年10月1日
26 第1次石破内閣 2024年10月1日 2024年11月11日
27 中野洋昌 第2次石破内閣 2024年11月11日 現職

記録

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  • 連続最長在任記録:1436日(3年11か月) - 石井啓一

脚注

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  1. ^ 主な特別職の職員の給与 (PDF) - 内閣官房
  2. ^ 国土交通大臣 コトバンク 2021年3月27日閲覧。
  3. ^ e-gov法令検索 国家行政組織法第5条
  4. ^ 国家安全保障会議設置法第5条第1項第1号。
  5. ^ 前身を含めても運輸大臣及び北海道開発庁長官への就任歴がある二階俊博ただ一人のみである(ただし、二階は運輸大臣兼北海道開発庁長官を務めた当時は自民党ではなく自由党及び保守党の所属であった)。なお、二階は2024年第50回衆議院議員総選挙に立候補せず、政界を引退している。
  6. ^ 民主党政権下では国民新党金融担当大臣社民党福島瑞穂消費者担当大臣を務めた。
  7. ^ 「国土交通省英文組織・役職名」『国土交通省英文組織・役職名国土交通省
  8. ^ 部局課名・官職名英訳名称一覧』。
  9. ^ 冬柴鐵三「冬柴大臣会見要旨」『冬柴大臣会見要旨(平成20年1月8日)国土交通省2008年1月8日
  10. ^ a b 海上保安庁の旗について』。
  11. ^ 海上保安庁法第23条。

関連項目

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外部リンク

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