全力坂
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全力坂 | |
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ジャンル | バラエティ |
演出 | 長嶺正俊 |
出演者 | 女性タレント(原則。男性タレント出演の場合もある) |
ナレーター | 吹越満 |
製作 | |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2005年4月5日 - 放送中 |
放送時間 | 火曜 - 金曜 1:20 - 1:26(月曜 - 木曜深夜) |
放送分 | 6分 |
公式サイト | |
特記事項: 2011年8月19日で放送1000回目 |
『全力坂』(ぜんりょくざか)は、毎週火曜から金曜の1:20 - 1:26(月曜 - 木曜深夜、JST)にテレビ朝日で放送されているテレビ番組。2005年4月5日に放送開始。番組ナレーターは吹越満。
特別番組やミニ番組(主に特別番組の告知など)が放送される場合には放送が休止され、長い場合は2か月以上中断することもある。ちなみに2007年前半は休止が多かったが後半からは休止することなく毎日放送されている。2008年10月7日放送分(No.463)からハイビジョン放送となっている。
概要
[編集]東京の数ある坂をアイドルや女優など売り出し中の女性タレントが全力で駆け上がる番組。
ラテ欄上は6分となっているが、実質は2分番組である。しかも間にCMが挿入されるため、走りは45秒しか見られない[1]。また、出演者は番組からは予告されない[注 1]。通常は走者1人が2、3回分の放送に登場するが、続けて放送されず飛び飛びに放送される。
深夜のミニ番組という点から、気軽に見られる、図鑑的に見ることができる、ザッピング中に手に止まるという点から企画され、調べると東京に600以上の坂があるという点から制作に至った[1]。15年以上続き、ファンが多い点は演出の長嶺正俊は「キャストが常に新鮮であること」、加えて年に数回行うコラボ企画を挙げている[1]。また「45秒間、全力で走る」という絵に視聴者十人十色の〇〇イズムがあり、これが広がった結果とも答えている。この〇〇イズムには青春感や色気のほか、謎の番組という意味も含まれる[1]。
テレビ朝日の女性アナウンサーが出演することもあり、この場合は駅までの道を走る。2005年8月には久保田直子・下平さやか・上山千穂、2006年8月1日 - 8月3日には上宮菜々子が、2007年7月30日 - 8月1日には前田有紀(当時)が出演した。
2011年10月20日からは子役バージョン(初回は加藤清史郎)の放送が開始された。
2007年1月25日には番組内からCM部分を除いた走りと坂だけのDVD『全力坂』が発売され、同年3月21日には続編である『全力坂 弐』が発売された。いずれも50の坂が収録されており、DVDの特典として『全力坂』には青田典子、『全力坂 弐』にはカイヤの全力で坂を駆け上る姿が収録されている。
長らく関東ローカルでの放送であったが、2011年10月からは大分朝日放送でのネットが開始され、2014年5月現在ではテレビ朝日を含む7局で放送されている。
テレビ朝日が中継を行なっている世界水泳選手権開催時期にはコラボレーションとして、タレントが水着で出演し、プールを全力で泳ぎきる『全力水』を放送する[2]。
2021年7月からは毎月第1・第3木曜日を「イケメンが走る坂!」と題して、男性ランナーが本番組に出演し、坂を走ることを同年6月に発表した[3]。
2022年10月3 -10月6日には「七人の秘書 THE MOVIE」とのコラボレーションとして映画出演者がラーメンを全力で食べる『全力麺』を放送した[4]。
放送枠の変遷
[編集]期間 | 放送時間(日本時間) | |
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2005.4.5 | 2005.9.30 | 火曜 - 金曜 1:16 - 1:21(月曜 - 木曜深夜) |
2005.10.4 | 2014.3.28 | 火曜 - 金曜 1:15 - 1:21(月曜 - 木曜深夜) |
2014.4.1 | 2018.9.28 | 火曜 - 金曜 1:20 - 1:26(月曜 - 木曜深夜) |
2018.10.2 | 2019.9.26 | 火曜 - 金曜 1:23 - 1:29(月曜 - 木曜深夜) |
2019.9.30 | 現在 | 火曜 - 金曜 1:20 - 1:26(月曜 - 木曜深夜) |
これまでの全力走者(出演者)
[編集]- 初出演した年月ごと
- タレント氏名・グループ名・役名(番宣&ネタ絡み等)は出演当時に所属していたものを表記
男性 | |
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放送期間 | 全力走者 |
2005年 - 現在 | 春子(劇団ひとり)、大蔵(ケツメイシ)、加藤清史郎、田西敏行(丸山隆平)、島茂子(城島茂)、琉球トム・クルーズ(村山靖)、岡野雅行、堀川広樹(小瀧望)、間宮祥太朗、児嶋一哉(アンジャッシュ)、萩原利久、神尾楓珠、美 少年(岩﨑大昇、佐藤龍我、那須雄登、浮所飛貴、藤井直樹、金指一世)、川原瑛都、三浦涼介、仮面ライダーセイバー、ゼンカイザー、縣豪紀、佐藤友咲、新納直(真夜中の12時)、安部伊織、仮面ライダーリバイ、仮面ライダーバイス、橋本全一、吹越満、諸橋コウタ、駒木根葵汰、樋口幸平、古畑恵介、eyeron(Sonar Pocket)、上堂地かんき、咲太朗、望月歩、小南光司、廣野凌大、平川丈、関哲汰(ONE N' ONLY)、泰江和明、村上耕平、仮面ライダーギーツ、百成瑛、阿部快征、酒井大成、佐藤永翔、日向野祥、大野雄大(Da-iCE)、谷水力、りょうま、山中健太、新浜レオン、羽谷勝太、EXIT(りんたろー。、兼近大樹)、福田佑亮、宍戸利騎、鈴木浩文、KAZUYA(FLS)、三井淳平、ニコラス・エドワーズ、大川泰雅、保住有哉、玉城春人、新井雄也、瀬戸祐介、花井昴、ヤマジリー。(スカチャン)、ウエスP、柳谷参助、青山新、成瀬遥城(FLS)、中山清太郎(世が世なら!!)、澁木稜、鬼倉龍大 |
特別版
[編集]第1回
[編集]2009年1月31日放送の『50時間テレビ』の第2夜『SMAPがんばりますっ!!』の1コーナーとして、当時SMAPのメンバーであった木村拓哉が港区の坂50か所を1日で全力で登りきる企画が全国ネットのプライムタイムで放送された[6]。時間の都合上ゴール地点以外をカットしたり、ワイプで4つ同時に映すなどの編集が加えられている。
木村は当番組を“どうしても理解できない番組”"変態番組"と評していたが、「日本坂道学会」副会長を自称するタモリから「やれば(魅力が)わかると思うよ、今やっておかないとダメ!」と促され、テレビ朝日開局50周年ということで50か所の坂道を走ることになった[6]。
木村は最後の坂(テレビ朝日本社のある六本木けやき坂)に差し掛かる際、これまで深夜版で登場していた「全力ギャル」(番組出演者)50人と共に走りチャレンジに成功。終了後「次回 目黒区編」と予告された(翌年の第2弾で走者を変更して実現された)。なお、第1回及び第2回を制作・技術・編集したスタッフチームは本番組のスタッフではなく友寄隆英率いる『いきなり黄金伝説』チームが担当した。
エピソードによると収録時間が16時間、最初に編集した際のVTRの長さが3時間というかなりの長さになった。当初は15分のダイジェスト版として予定されていたが実際には20分のダイジェスト版として放送されている。
このカットに対し木村自身はかなり立腹しており、しかもこの後に放送された稲垣吾郎の『仮面ライダーG』との予算差に対し悲鳴の声を上げていた。しかし毎分最高視聴率を獲得したものはこの企画だった[7]。
なお、テレビ朝日で2009年4月5日0:30より、朝日放送では2009年5月2日1:29より『木村拓哉の全力坂 完全版』と題したノーカット版が85分にわたり放送された[7]。
第2回
[編集]2010年1月10日放送の『SMAPがんばりますっ!!』の1コーナーで、SMAPの草彅剛が前回で予告された目黒区編を木村に代わって挑戦。1日で目黒区49の坂を走りきる企画を2度目のプライムタイムで放送された。放送時間の都合上前回同様のカット編集が行われた。
目黒区49の坂を走りきった後、特別チャレンジとして港区「けやき坂」での、木村拓哉と全力ギャル48人との対決が組み込まれた。しかしこれは落とし穴に草彅を落とすドッキリで、木村と全力ギャルは仕掛け人であった。
ネット局
[編集]放送地域 | 放送局 | 系列 | 放送日時 | 放送開始日 | 遅れ |
---|---|---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日(EX) | テレビ朝日系列 | 火曜 - 金曜 1:20 - 1:26(月曜 - 木曜深夜) | 2005年4月5日 | 制作局 |
大分県 | 大分朝日放送(OAB) | 水曜 - 金曜 1:15 - 1:20(火曜 - 木曜深夜)
土曜 1:50 - 1:55(金曜深夜)[注 2] |
2011年10月4日 | 遅れネット | |
岩手県 | 岩手朝日テレビ(IAT) | 火曜 - 金曜 0:50 - 0:55(月曜 - 木曜深夜) | 2012年4月3日 | ||
秋田県 | 秋田朝日放送(AAB) | 火曜・木曜・金曜 0:45 - 0:50(月曜・水曜・木曜深夜)
水曜 1:15 - 1:20(火曜深夜)[注 3] |
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青森県 | 青森朝日放送(ABA) | 月曜・水曜・金曜 23:15 - 23:20[注 3] | 2012年10月1日 | ||
鹿児島県 | 鹿児島放送(KKB) | 土曜 1:45 - 1:50(金曜深夜) | 2016年4月9日 |
過去のネット局
[編集]スタッフ
[編集]- ナレーター:吹越満
- 構成:遠藤英明
- 演出:長嶺正俊
- ディレクター:武井拓道、又野信之、藤原道仁、渡邉孝之、内田準也、原田浩一
- 音響効果:安原裕人
本作に対するパロディ
[編集]テレビ朝日系
[編集]- 2009年1月31日放送分の1コーナーとして木村拓哉が東京都港区の坂(50箇所)を1日で全力で登りきるという企画。
- 前記載のノーカット版、全力坂特別編として「木村拓哉の全力坂」として2009年4月4日(テレ朝ほか)放送
- 2010年1月10日放送分の1コーナーとして草彅剛が東京都目黒区の坂(49箇所)を1日で全力で登りきるという企画。
- 詳細は#特別版を参照
- 女優開発プロジェクト ××プロ(BS朝日、テレビ朝日)
- 『全力バカ』
日本テレビ系
[編集]- 金曜スーパープライム「世界!レアレアミュージアム」(2010年11月12日)
- 『デヴィ夫人の全力坂』
- 富士見坂をデヴィ夫人が約60年ぶりに全力で走った。
TBS系
[編集]- 『全力坂下り』
- 女性タレントが全力で坂を上る本番組に対して、お笑いタレントが坂を全力で下るというミニコーナー。ナレーションは温水洋一が担当。
- 壬の回<第09話> 2010年12月10日放送
- 同番組のYouTube限定スピンオフ企画「女子アナのウラ罰」
フジテレビ系
[編集]- 笑う犬2010〜新たなる旅〜(2010年10月5日)
- 『全力キャラ坂』
テレビ東京系
[編集]- モヤモヤさまぁ〜ず2(2010年9月19日)
- 『とれ高サイコロー大江全力坂』
独立局
[編集]- バカヂカラ(放送:tvk、TOKYO MX 制作:TBSラジオ、プロダクション人力舎)
- 『人力坂』
- イッテ♡恋48(tvk)
- 『全力二人坂』
- 太った男性(名前不明)が細い路地を全力疾走する。
その他
[編集]- メディアファクトリーCM - 『戦国坂』
- 戦国時代を舞台にしたショートコメディーアニメ『殿といっしょ』のCM。鎧具足を着た武者姿の女性が全力坂同様に坂をかけ上がり息を切らす。
- キャイ〜ン(2010年5月 ライブ「キャイニングイレブン」) - 『全力下り坂』
- ウド鈴木が本家とは違い下り坂を駆け抜けるという企画。同ライブのDVDで見ることができる。
- 『総天然色ウルトラQ』発売記念企画ムービー(2011年8月) - 『全力ケムール坂』
- 『ウルトラQ』がカラー化・HDリマスター化された『総天然色ウルトラQ』のBlu-ray & DVD BOX発売記念企画。動画サイト「YouTube」上の円谷プロダクション公式チャンネル「ウルトラチャンネル」で配信された。登場怪獣・宇宙人の1人であるケムール人が全力坂同様に坂を走る。特徴的な言い回しのナレーションも全力坂と同じ。
- 大分不動産買取りセンター CM(2011年10月〜)『買取坂編1』
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “15年続く『全力坂』の魅力 少女が全力で坂を上る“45秒”に視聴者は何を見る?”. ORICON NEWS (2021年8月6日). 2021年8月7日閲覧。
- ^ jurino10のツイート(1146660171134844929)
- ^ “『全力坂』15周年で大変革 男性ランナーが月2回参戦 初回は三浦涼介「走らせてもらえるなんて」”. ORICON NEWS (2021年6月30日). 2021年6月30日閲覧。
- ^ “木村文乃・菜々緒・広瀬アリスらが「全力ラーメン」に挑む「全力で美味しさ感じた」”. マイナビニュース. (2022年10月2日) 2022年10月7日閲覧。
- ^ さゆき (2008年5月28日). “さゆきのほゎほゎブログ TV『全力坂』出るよ”. さゆき. 2013年9月23日閲覧。
- ^ a b テレビ朝日開局50周年記念! ドッキリ、全力坂、仮面ライダー、生コント&ピアノ弾き語り…『SMAP☆がんばりますっ!!』3時間の生放送!!
- ^ a b “木村拓哉の全力坂 完全版”. テレビ朝日. オリジナルの2009年4月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ TBSで2013年4月17日放送「#33 名探偵アナン登場」のウラ罰
- ^ 全力ネギ(AKB映像センター)、北原里英
外部リンク
[編集]- 全力坂 - 公式サイト
- 株式会社ゼニス
- 全力坂【公式チャンネル】 - YouTubeチャンネル
- 【公式】全力坂 (@zenryokuzaka05) - X(旧Twitter)