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小椋久美子

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小椋久美子
基本情報
生年月日 (1983-07-05) 1983年7月5日(41歳)
性別 女性
国籍 日本の旗 日本
身長 171cm
血液型 A型
選手情報
利き腕
種目 女子ダブルス
主な戦績
世界ランク(最高) WD:6位
日本ランク(最高) WD:1位
国際大会 WD:北京五輪8位入賞、アジア大会世界選手権銅メダル、他
国内大会 WD:全日本総合選手権5連覇
獲得メダル
女子 バドミントン
世界選手権
2007 クアラルンプール 女子ダブルス
アジア大会
2006 ドーハ 女子ダブルス

小椋 久美子(おぐら くみこ、1983年7月5日 - )は、三洋電機株式会社の元社員で、元女子バドミントン選手。現在はスポーツインストラクター。潮田玲子との女子ダブルスペア「オグシオ」として全日本大会5連覇。北京オリンピック出場(5位)。

人物

身長171cm。体重64kg。血液型A型。右利き。ニックネームはおぐっち

趣味は小物集めや映画鑑賞。お気に入りの映画は『ラスト サムライ』。

野球観戦は三洋電機在籍時に興味を持ち、「阪神ファン」になったとTBS系列の週末スポーツニュース番組『S☆1』で公言した。

経歴

三重県三重郡川越町出身。川越町立川越南小学校に通っていた8歳のときよりバドミントンを始める。潮田とは同い年で小学生の頃から対戦しており、全国大会の常連となっていた。

川越町立川越中学校を卒業後、大阪の四天王寺高等学校に進学し下宿する。1年生の時、ジュニアナショナルチームの合宿で小椋と潮田はたまたまペアを組まされ、チーム1番手の正規ペアと対戦して勝ってしまった。3年生の時に正式にペアを組んだ。小椋の後衛から繰り出される破壊力のあるスマッシュが武器となった。

高校卒業を前に、地元の実業団入りか大学進学かで悩んでいた潮田を小椋が口説き落とし、2002年高校卒業後、潮田と共に三洋電機入社。同時に三洋電機バドミントン部に所属[1]

アテネ五輪出場を目指すが、2003年4月に潮田が虫垂炎、同年5月に小椋が足の指を骨折したことからアテネ五輪出場を逃す。国内大会では同年の全日本総合女子ダブルス準優勝。2004年には同年五輪代表選手であった山本静香山田靑子ペアを破り初優勝(以降、2008年まで同大会5連覇を達成)。

2005年にはアジア選手権女子ダブルスで準優勝。デンマークオープンで、初の大型国際大会優勝。2006年末の第15回アジア大会では銅メダルを獲得。2007年8月、世界選手権では、準々決勝で周佳琦/辜姵婷(台湾)にストレート勝ちしベスト4入り。準決勝では連覇を狙った高崚/黄穂(中国)に1-2で惜しくも敗れたものの、山本・山田組以来4年ぶりとなる銅メダルを獲得。

2008年5月、前年4月からの五輪代表選考レースの結果、世界ランキング7位で北京オリンピック女子ダブルスへの出場権を獲得。小椋の腰椎捻挫再発によりベストコンディションには程遠い状態で8月の北京五輪に出場。1回戦は格下のデンマークペアにファイナルセットの接戦を制して勝利したが、続く準々決勝では優勝した中国ペアにストレートで敗れ、5位入賞。

北京五輪後、2008年11月、全日本総合バドミントン選手権大会を最後に潮田とのペア解消を表明。全日本総合バドミントン選手権大会では決勝で北京五輪4位入賞の末綱聡子前田美順(「スエマエ」)ペアをストレートで破り優勝、大会5連覇を達成し、オグシオとしての有終の美を飾った。

(ここまで、詳細はオグシオを参照)

コンビ解消発表の時点でロンドンオリンピックの出場に明らかな意欲を示していたが、北京オリンピック以後は持病の腰痛の悪化に加え右足首などの故障もあり、2009年シーズンは日本リーグや全日本選手権などの公式戦に一度も出場しなかった。

2010年1月12日、現役引退を発表。その後、3月20日付で三洋電機を退職[2]

その後はカイエンタープライズ所属となりスポーツインストラクターへ転身。また2011年3月に山本大介(ラグビー選手)と結婚[3]。 しかし2012年10月30日、自身のブログにおいて2012年9月に離婚届を提出していたことを報告した[4][5]。 (公財)日本バドミントン協会の普及指導開発部のメンバーに選ばれている。

2023年4月15日、自身の公式サイトにて子供心理カウンセラーと、チャイルド心理カウンセラーの資格取得を報告した。

2024年3月22日、自身のSNSにて二年間在籍した愛知産業大学短期大学通信教育部(国際コミュニケーション科)の卒業と、保育士試験の合格を報告した[6]

主な戦歴

国内試合

  • 2002年
  • 2003年
    • 全日本総合バドミントン選手権大会 ダブルス準優勝
  • 2004年
    • 日本ランキングサーキット大会 ダブルス3位
    • 全日本社会人選手権大会 ダブルス優勝
    • 全日本総合バドミントン選手権大会 ダブルス優勝
  • 2005年
    • 日本ランキング大会 ダブルス3位
    • 全日本社会人選手権大会 ダブルス優勝-2連覇
    • 全日本総合バドミントン選手権大会 ダブルス優勝-2連覇
  • 2006年
    • 全日本総合バドミントン選手権大会 ダブルス優勝-3連覇
  • 2007年
    • 全日本総合バドミントン選手権大会 ダブルス優勝-4連覇
  • 2008年
    • 全日本総合バドミントン選手権大会 ダブルス優勝-5連覇

国際試合

受賞歴

本とDVD

  • バドミントン世界選手権2007
  • 熱闘 オグシオ Road to Champion
  • オグシオ・ファイナル
  • 小椋久美子&潮田玲子のバドミントンダブルスバイブル―基礎編
  • 小椋久美子&潮田玲子のバドミントン ダブルスバイブル―レベルアップ編
  • オグシオ!―小椋久美子&潮田玲子パーフェクトブック
  • オグシオ・デイズ
  • オグシオ公式写真集 ROAD TO BEIJING

テレビ出演

脚注

  1. ^ 現在のパナソニック バドミントンチーム。2011年4月1日チーム名変更を実施。
  2. ^ 小椋久美子さん、三洋電機を退社していた Archived 2010年3月26日, at the Wayback Machine. スポーツ報知 2010年3月23日閲覧
  3. ^ 「オグシオ」小椋久美子さん結婚! お相手は神鋼ラガーマン スポーツニッポン 2011年2月23日閲覧
  4. ^ 「ご報告」 小椋久美子オフィシャルブログ「オグ×モグDIARY」 2012年10月30日閲覧
  5. ^ 小椋さんが神鋼・山本との離婚を表明 (デイリースポーツオンライン2012年10月30日)
  6. ^ 小椋久美子さん、保育士試験に合格「保育を学びたいと思い入学」した短大の卒業も報告「勉強が苦手な私が意欲的に」スポーツ報知オンライン2024年03月22日) 2024年03月23日閲覧

外部リンク