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潮田玲子

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

潮田玲子
基本情報
生年月日 (1983-09-30) 1983年9月30日(41歳)
性別 女性
国籍 日本の旗 日本
身長 166cm
体重 60kg
血液型 A型
選手情報
利き腕
競技開始年齢 6歳
種目 女子ダブルス
混合ダブルス
日本代表歴 2004年-
主な戦績
世界ランク(最高) WD:6、XD位
日本ランク(最高) WD:1、XD:1位
国際大会 WD:北京五輪8位入賞、アジア大会世界選手権銅メダル、他
国内大会 WD:全日本総合選手権5連覇
XD:全日本社会人選手権優勝、全日本総合選手権優勝
経歴
所属 選手
1991年 - 1996年 京都クラブ
1996年 - 1999年 新津中学
1999年 - 2002年 九州国際大付属高校
2002年 - 2009年三洋電機バドミントン部
2010年 - 2012年日本ユニシスバドミントン部
獲得メダル
女子 バドミントン
世界選手権
2007 クアラルンプール 女子ダブルス
アジア大会
2006 ドーハ 女子ダブルス

潮田 玲子(しおた れいこ、1983年9月30日 - )は、日本の元バドミントン選手。三洋電機バドミントン部を経て日本ユニシス女子バドミントン部に所属した。福岡県京都郡苅田町出身。右利き。マネジメント事務所はセント・フォース。本名、増嶋 玲子(旧姓:潮田)[1]

夫は元サッカー選手増嶋竜也。夫との間に2子あり。

概要

九州国際大学付属高等学校女子部(当時)卒業後の2002年から2009年まで三洋電機バドミントン部所属[2]。チームメイトの小椋久美子とダブルスペア「オグシオ」を組み、全日本総合選手権大会5連覇、世界ベスト8に入れる実力派ペアとして活躍した。2008年12月に小椋と袂を分かち、ペアを解消。

2009年4月、ロンドンオリンピックでのメダル獲得を目指すべく、日本ユニシスに所属する池田信太郎と混合ダブルスペアを結成(愛称「イケシオ」)。また、三洋電機への所属形態を契約社員へ変更。同年7月に芸能事務所セント・フォースと契約し不定期ながらもキー局で自らの名を冠したコーナーを持つ。

2010年3月30日付けで三洋電機との所属契約を終了。同年5月16日付で日本ユニシスとプロフェッショナル社員契約を結び、同社女子バドミントン部に加入した。

2012年7月19日、同年9月開催のヨネックスオープンジャパン出場を最後に現役生活からの引退を表明。ロンドンオリンピックに日本代表選手として出場するも一次リーグ敗退。ヨネックスオープンジャパンでは混合ダブルス準決勝まで進むも、インドネシアペアを前に敗退し、この大会を以って現役を引退。

2012年9月30日、29歳の誕生日にサッカー選手増嶋竜也結婚したことを発表[3]

2014年より、公益財団法人日本バドミントン協会の普及指導開発部のメンバーに選ばれている。

2015年5月2日、第1子を妊娠中であることを明らかにした[4]。妊娠をきっかけに「育児セラピスト2級」の資格を取得[5]。2015年9月28日放送の『Nスタ』(TBS)の番組内で第1子男児を出産したことを発表、自身のブログでも報告を行った[6]。2017年4月5日には、第2子妊娠を報告[7]。8月7日に第2子女児を出産した[8]

2021年元旦に昨年引退した増嶋竜也のYouTuber転身を報告。家族4人の写真とともに「増嶋家ちゃんねる。」のチャンネル画像を自身のInstagramに投稿した[9]

「第13回ベストマザー賞2021」の「スポーツ部門」を受賞[10]

来歴

バドミントン選手

  • 趣味でバドミントンをしていた母の影響で3歳頃からラケットに触れる[11]。その後6歳で友人の誘いにより名門京都クラブ(みやこクラブ)入団。体育会ばりの練習で力をつけ、1995年の全国小学生大会女子シングルスで全国3位入賞。この時の準々決勝で初めて小椋と対戦する[12][13]
  • 1998年、苅田町立新津中学校3年のとき、全国中学生大会女子シングルス優勝で初全国タイトル取得。スポーツ推薦で九州国際大学付属高等学校に進み、1999年度インターハイ女子団体(学校対抗)戦では1年生ながら優勝に貢献する。またこの年、アジアジュニア選手権の強化合宿で偶然小椋とダブルスを組んだことがペア結成の発端であった。
  • 高校2年の2000年には第19回全日本ジュニアバドミントン選手権大会女子シングルス優勝[14]。これによりユース代表に選ばれ、同年度オランダジュニア選手権で女子シングルス3位入賞[15]
  • 翌年高校3年時には小椋と組んだ女子ダブルスで、オランダジュニアおよびドイツジュニアで準優勝[注釈 1]。また、アテネオリンピック特別強化指定選手に選ばれる。
オグシオ時代
他は オグシオ#三洋電機入社以降(2002年〜2008年) 参照
イケシオ時代
他は イケシオ#軌跡 参照

その他

2008年
2009年
2010年
 他はイケシオ#その他活動を参照

人物

  • トップアスリートとしての潮田を知る者によると、「ガツガツしておらず、飄々としている」「気まぐれで楽天的」[31]というクールな一面を持つ一方、「負けず嫌いで、どんな練習でもいいかげんにしない」「いったん目標を決めたらとことんやり抜く」という熱い面を持ち合わせている[32]
  • 趣味は映画鑑賞や読書(サスペンスやミステリー系[33])、ゴルフ、買い物、家具屋めぐり&家具集めで、好きな俳優坂口憲二、歌手はEXILE
  • 3歳上の兄も九州国際大学付属高等学校の出身であり、インターハイに出場している。

エピソード

バドミントン

  • 中学3年の時、全国中学生大会優勝時に撮った写真が珍しくバドミントンマガジンの表紙に起用された。
  • 高校1年で参加したナショナルジュニアの強化合宿で、余った者同士たまたま組まされた2人はそのチーム1番手の正規ペアと対戦して勝ってしまったという逸話がある。
  • 高校3年の時、地元の実業団への入社と進学のどちらにするかを考えていたが、すでに三洋電機に入社を内定していた小椋久美子から電話で熱心に誘われたことにより、入社を決めた[34]
  • その他はオグシオ#エピソード参照。
  • 池田とのコンビ名(愛称)を日本バドミントン協会が窓口となり募集したところ約200通の応募があり、最終的に“イケシオ”(2人の名字の頭文字を取って)に決定した[35]
  • 北京五輪出場後は競技生活を続けるかどうかでしばらく迷っていたが、「自分が人に感動を伝えられるのはバドミントンではないか」と考え、最終的に現役続行を決断したという[36]

その他

ノート

  1. ^ ただし、もともと決勝進出を予期されていなかったことから、ドイツジュニアでは航空券の日程の都合より決勝戦を棄権するという不遇を強いられた。
  2. ^ ちなみに同じく同校卒であることから、打席には男子ダブルスの池田信太郎が就いた[20][21]

主な戦績

国内大会

国際大会

  • 2001年
    • オランダジュニア 女子シングルス 第3位
    • ヨネックスオープンジャパン 女子ダブルス ベスト32
  • 2002年
    • オランダジュニア 女子ダブルス 準優勝
    • ドイツジュニア 女子ダブルス 準優勝
    • マレーシアオープン 女子ダブルス ベスト8
    • アジア選手権 女子ダブルス ベスト8
  • 2003年
    • タイオープン 女子ダブルス 3位
    • アジアサテライト・タイ 女子ダブルス 準優勝
    • スコットランド国際 女子ダブルス 優勝
  • 2004年
    • ヨネックスオープンジャパン 女子ダブルス ベスト8
    • デンマークオープン 女子ダブルス ベスト8
  • 2005年
    • 韓国オープン 女子ダブルス ベスト16
    • ヨネックスオープンジャパン 女子ダブルス 3位
    • アジア選手権大会 女子ダブルス 準優勝
    • デンマークオープン 女子ダブルス 優勝
  • 2006年
    • 全英オープン 女子ダブルス ベスト8
    • ユーバー杯(国別対抗世界選手権)日本代表 団体 ベスト8
    • 世界選手権 女子ダブルス ベスト8
  • 2007年
  • 2008年
  • 2009年
    • オランダオープン 混合ダブルス 3位
  • 2010年
    • ベトナムオープン 混合ダブルス 3位
    • オランダオープン 混合ダブルス 準優勝
  • 2011年
    • ドイツオープン 混合ダブルス 準優勝
    • オーストラリアオープン 混合ダブルス ベスト4
    • ロシアオープン 混合ダブルス 準優勝
    • スーパーシリーズファイナルズ 混合ダブルス ベスト4
  • 2012年
    • オーストラリアオープン 混合ダブルス ベスト4
    • インドオープン(スーパーシリーズ) 混合ダブルス ベスト8
    • シンガポールオープン 混合ダブルス 準優勝
    • ロンドンオリンピック 混合ダブルス出場
    • ヨネックスオープンジャパン 混合ダブルス ベスト4

受賞歴

主なメディア出演

テレビ

ラジオ

  • ニッポン放送「潮田玲子 LOVE & MELODY」(2018年3月10・17日、2019年9月7日・14日・28日、「八木亜希子 LOVE&MELODY」の放送枠で代理出演)
  • ニッポン放送「女神たちのオリンピック」(2019年9月30日 - 2020年3月19日)

CM

JAPAN Alcon JAPAN Alcon」 ※オグシオでの出演はオグシオ#CMなど 参照

雑誌

政府刊行物

脚注

  1. ^ 「増嶋家ちゃんねる。」内の表記による。
  2. ^ 現在のパナソニック バドミントンチーム。2011年4月1日チーム名変更を実施。
  3. ^ 誕生日、そして結婚のご報告!潮田玲子ブログ 2012年10月1日]
  4. ^ 潮田玲子 結婚3年待望第1子妊娠「これから母になるんだと実感」”. Sponichi Annex (2015年5月3日). 2015年5月3日閲覧。
  5. ^ 潮田玲子 育児セラピスト2級取得「心の準備だけはしっかり」”. スポニチ (2015年8月3日). 2015年8月4日閲覧。
  6. ^ 潮田玲子が第1子男児を出産 「舞い降りた天使を全力で守りたい」”. Sponichi Annex (2015年9月28日). 2015年9月28日閲覧。
  7. ^ “潮田玲子、第2子妊娠 「現在は体調も安定し、夏頃に出産予定」”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2017年4月5日). https://www.sanspo.com/article/20170405-64ERE52YCBOYLAVK4VQEPCMCEM/ 2017年4月5日閲覧。 
  8. ^ “潮田玲子が第2子女児を出産「家族4人賑やかに、明るく楽しく頑張ります」”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2017年8月8日). https://www.sanspo.com/article/20170808-YIPG5SCTPNPFZOJLBCKVTR7TTM/ 2017年8月8日閲覧。 
  9. ^ 潮田玲子 夫・増嶋竜也氏のYouTuber転身を報告 家族4人の写真投稿/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online. 2021年1月4日閲覧。
  10. ^ 潮田玲子「周りがどう思おうと子供にとってのベストなマザーに」”. 日刊スポーツ (2021年5月7日). 2021年5月10日閲覧。
  11. ^ 「うそがない存在」止まらぬオグシオ人気 DVD、写真集も MSN産経ニュース
  12. ^ 第5回 潮田玲子(バドミントン) コートでは冷静な司令塔 小椋さんをリード 毎日新聞
  13. ^ 横浜ジュニア バドミントン 全小 栄光の記録
  14. ^ 第19回全日本ジュニアバドミントン選手権大会
  15. ^ 競技結果:Results
  16. ^ 「池田信太郎・潮田玲子組 混合ダブルス結成記者会見」 2009年4月28日開催 日本ユニシス実業団 バドミントン部
  17. ^ 「ロンドン五輪目指す」混合複転向の潮田が会見 バドミントン MSN産経ニュース
  18. ^ さらばオグシオ、潮田も三洋電機を退社 asahi.com(朝日新聞社)- 関西スポーツニュース
  19. ^ 潮田玲子 ワンバン投球も大感激/始球式 デイリースポーツonline (2008年6月7日付)
  20. ^ 潮田玲子が横浜-ソフトB戦で始球式 - 北京オリンピック バドミントン nikkansports.com (2008年5月30日付)
  21. ^ オグシオの潮田、横浜―ソフトバンク戦で始球式 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
  22. ^ 潮田玲子:ファッションモデルデビュー 桂由美コレクションで花嫁姿 - 毎日jp(毎日新聞)
  23. ^ 潮田玲子、キャスター転身! スポーツ報知 2009年7月8日閲覧
  24. ^ 潮田選手が”エネループバイク”記者発表会に登場 | トピックス 2009年三洋電機バドミントンチーム公式サイト
  25. ^ 三洋、60万円のスポーツ車と折りたたみタイプの「eneloop bike」家電Watch
  26. ^ 開催都市決定50日前イベントを開催!女子バドミントンの潮田さんと競泳男子の宮下さんが東京招致を応援 招致を盛り上げるカウントダウンチャリティーオークションもスタート!Tokyo 2016 - 東京オリンピック・パラリンピック招致委員会
  27. ^ 16年五輪で潮田キャスター!「伝える側で参加したい」:球技:スポーツスポーツ報知
  28. ^ 潮田、浅尾らが選手にエール…28日・東京マラソン スポーツ報知 (2010年2月28日)
  29. ^ バド潮田玲子、ドラマ初出演「世にも-」 SANSPO.COM
  30. ^ シオは「完ぺき」テレビドラマデビュー nikkansports.com
  31. ^ 「うそがない存在」止まらぬオグシオ人気 DVD、写真集も (1/2ページ) - MSN産経ニュース
  32. ^ バドミントン・潮田玲子(三洋電機)<上>大きな瞳に闘志の涙 / 西日本新聞
  33. ^ 気分転換して緊張保つ 潮田玲子 小椋久美子 - VOICE OF ATHLETE - 北京五輪への道
  34. ^ オグシオ終わった「北京の夏」 (1/2ページ) - MSN産経ニュース
  35. ^ 「イケシオ」正式決定/バドミントン - スポーツ - SANSPO.COM
  36. ^ 「オグシオ」最後の大会に2人の母親がエール (3/3ページ) - MSN産経ニュース
  37. ^ バドミントン ダブルス日本代表 小椋久美子選手&潮田玲子選手 「オグシオを支えた親和動機 コミューナルとエージェンティック」 金井壽宏のモチベーション講座 [第5回] (2008年7月31日)
  38. ^ a b “チュートリアル徳井、事務所は交際を否定”. ORICON STYLE (オリコン). (2007年8月21日). https://www.oricon.co.jp/news/47376/ 2013年9月24日閲覧。 
  39. ^ “チュート・徳井、潮田選手との関係否定、番組共演も拒否”. ORICON STYLE (オリコン). (2008年10月15日). https://www.oricon.co.jp/news/58990/full/ 2013年9月24日閲覧。 
  40. ^ “チュートリアル徳井、潮田選手に振られていた 五輪を前に“撃沈””. ORICON STYLE (オリコン). (2009年1月27日). https://www.oricon.co.jp/news/62484/full/ 2013年9月24日閲覧。 
  41. ^ 潮田玲子、結婚したい人は「素敵な人であれば……」 ダイエット・エステ・美容のオリコンランキング
  42. ^ 潮田ポロリ「結婚したい」…バドミントン強化合宿公開 スポーツ報知 (2009年9月17日付)
  43. ^ 潮田玲子が始球式 ノーバン投球に笑顔「自分の試合の時を思い出しました」/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online. 2021年1月4日閲覧。
  44. ^ ジャンクSPORTS - アスリートたちのナイショ話
  45. ^ 「未知との戦い」潮田玲子 | ファンタスティックストーリー ジャンクSPORTS
  46. ^ 辛い過去告白!オグシオ潮田玲子 「長い付き合いの彼にいきなりふられた」 - livedoor スポーツ
  47. ^ 潮田玲子が「きよしとこの夜」収録参加 /芸能・社会デイリースポーツonline
  48. ^ バドミントン : 潮田玲子選手 J SPORTS ワイドに出演・ガイド誌取材もJ SPORTS
  49. ^ 【フジテレビ スポーツ特番】放送詳細 | トピックス 2009年三洋電機バドミントンチーム公式サイト
  50. ^ トピックス 2009年 三洋電機バドミントンチーム公式サイト
  51. ^ 【Sports Watch】潮田玲子、キャスターデビューも質問攻めに livedoor スポーツ
  52. ^ 潮田玲子が「すぽると」登場!浅尾と結婚話も(芸能) スポニチ Sponichi Annex
  53. ^ 【Sports Watch】潮田、夫妻の絆に「うらやましい」 livedoor スポーツ
  54. ^ 第2回ゲスト 女子レスリング選手 山本聖子さん | すぽると!「水曜LADY’S DAY」特別企画「○○シオ」 ENJOY!SPORT
  55. ^ 第3回ゲスト モーグル選手 上村愛子さん | すぽると!「水曜LADY’S DAY」特別企画「○○シオ」 ENJOY!SPORT
  56. ^ デイリーズ トータル ワン 新 Web CM 公開 潮田玲子さんが語る「私がデイリーズ トータル ワンを選んだ理由」とは” (PDF). 日本アルコン株式会社 (2016年5月10日). 2017年4月9日閲覧。
  57. ^ | トピックス 2005年三洋電機バドミントンチーム公式サイト
  58. ^ 【フジテレビ スポーツ特番】放送詳細 | トピックス 2009年三洋電機バドミントンチーム公式サイト
  59. ^ 原色美女図鑑/潮田玲子-オグシオの先にあるものエキサイトニュース

関連項目

外部リンク