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京都府道・滋賀県道783号宇治田原大石東線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
京都府道783号標識
滋賀県道783号標識
起点の国道307号岩山交差点
府県境
終点の県道29号大石東6丁目交差点

京都府道・滋賀県道783号宇治田原大石東線(きょうとふどう・しがけんどう783ごう うじたわらおおいしひがしせん)は、京都府綴喜郡宇治田原町岩山附近を起点に滋賀県大津市鹿跳橋に至る6.0 kmの一般府県道京都府道滋賀県道)である。

歴史

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古くは宇治田原越と呼ばれ、府県境付近を除いて昔からの道をほぼ踏襲している[1]。宇治田原越が初めに利用された記録が残ることは続日本紀764年天平宝字8年)9月に藤原仲麻呂の乱孝謙上皇が「田原道」を通過したことである[2]。禅定寺と大石小田原の間は複数の峠が使われた[3]

1920年大正9年)には京都府では府道宇治大津線の一部[4]、滋賀県では県道宇治道[5]とされている。

1958年昭和33年)7月26日に滋賀県が一般県道107号宇治田原大石東線を認定、1959年昭和34年)12月18日に京都府が一般府道93号宇治田原大石東線を認定。1964年(昭和39年)に信楽川をまたぐ宮前橋が完成で、これは終点付近にある鹿跳橋と同時期に竣工したものである[6]1965年(昭和40年) - 1969年(昭和44年)にかけて禅定寺峠 - 大石東町間が改修され拡幅・舗装が完了した[7]

1994年平成6年)4月1日から2009年(平成21年)3月31日までは京都府道783号および滋賀県道782号であったが、滋賀県が番号を京都府側に合わせ変更し、統一された[8]

路線状況

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京都市内の混雑を避けるために利用する道として利用され、大型トラックなどが数多く行きかう路線である[9]帝産バス京阪宇治バスの路線だった時期もある[7]

京都府綴喜郡宇治田原町岩山の国道307号交点を起点とし、禅定寺地内を禅定寺川沿いに進んで峠を越え、京都府・滋賀県境に至る。滋賀県大津市に入ると大津市最南端の集落である大石小田原町に向かう[9]。大石小田原町からは大石龍門町から大石市民センター前を経て、宮前橋で信楽橋を渡り、終点は滋賀県道29号鹿跳橋付近となる[9]

宇治田原町で建設中の新名神高速道路と交差し[10]、接続する新名神大津スマートインターチェンジ(仮称)が設けられる予定である[11]。アクセス道路として拡幅改良が行われている。

地理

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通過する自治体

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接続道路

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沿線

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脚注

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  1. ^ 大津市史編さん室 1985, p. 139.
  2. ^ 大津市史編さん室 1985, pp. 137–138.
  3. ^ 宇治田原町教育委員会 編『宇治田原町史』 2巻、宇治田原町、1988年3月31日、309頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9576468/169 
  4. ^ 宇治田原町教育委員会 編『宇治田原町史』 2巻、宇治田原町、1988年3月31日、558頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9576468/294 
  5. ^ 滋賀県栗太郡役所 編『近江栗太郡志』 3巻、滋賀県栗太郡役所、1926年6月30日、3頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1020257/19 
  6. ^ 「大石のあゆみ」編集委員会 1970, p. 38.
  7. ^ a b 「大石のあゆみ」編集委員会 1970, p. 37.
  8. ^ 正誤 平成6年4月1日付け号外(第70号)滋賀県告示第158号中(平成21年4月1日 滋賀県公報第3072号)
  9. ^ a b c 大津市史編さん室 1985, p. 142.
  10. ^ E1A新名神高速道路の建設に伴う京都府道783号夜間通行止めを実施いたします [京都府道783号 京都府綴喜郡宇治田原町禅定寺付近交差点~岩山交差点] ― 夜間通行止めの時間帯は、う回のご協力をお願いいたします ―”. 西日本高速道路 (2022年9月29日). 2022年10月8日閲覧。
  11. ^ 上坂宜亮、足立憲悟「新名神大津スマートインターチェンジ(仮称)の連結許可について」(PDF)『平成26年度(第36回)滋賀県土木技術研究発表会』2014年、2頁、2022年8月21日閲覧 

参考文献

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  • 「大石のあゆみ」編集委員会『大石のあゆみ』大津市大石学区自治連合会大津市旧大石村合併二十周年記念事業開催委員会、1970年4月29日。 
  • 大津市史編さん室『大津の道』(3版)大津市役所〈ふるさと大津歴史文庫〉、1985年4月24日。 

関連項目

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