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京都府道607号天の橋立線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般府道
京都府道607号標識
京都府道607号 天の橋立線
一般府道 天の橋立線
総延長 3.2066 km
制定年 1959年昭和34年)
起点 京都府宮津市文殊【北緯35度33分24.6秒 東経135度11分5.6秒 / 北緯35.556833度 東経135.184889度 / 35.556833; 135.184889 (府道607号起点)
終点 京都府宮津市大垣【北緯35度34分53.4秒 東経135度11分47.5秒 / 北緯35.581500度 東経135.196528度 / 35.581500; 135.196528 (府道607号終点)
接続する
主な道路
記法
都道府県道2号標識
京都府道・兵庫県道2号宮津養父線
都道府県道802号標識
京都府道802号田井大垣自転車道線
国道178号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

京都府道607号天の橋立線(きょうとふどう607ごう あまのはしだてせん)は、京都府宮津市を通る一般府道である。全線が日本の道100選に選定されている。

概要

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宮津市自文珠から宮津市字大垣に至る[1]

丹後天橋立大江山国定公園にあり、日本を代表する景勝地のひとつで日本三景に数えられる天橋立を渡る路線である。天橋立の中では、周辺の松並木の中に砂利道が続いており、文珠地区と大垣・江尻地区(府中地区)まで延長3.2 km、幅員3.5 - 5.5 mの自然の道である[2]。主に散策路や通学路として利用されるが、125 cc以下の二輪および自転車を除き一般車両は通行できない[2]

路線データ

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全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

歴史

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本路線は、道路法(昭和27年法律第180号)第7条の規定に基づき、一般府道として1959年(昭和34年)に京都府が1次認定した路線の1つである。その後は起終点や経路の大幅な変更もなく現在に至る。

年表

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路線状況

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自動車が通行できるのは起点と終点のわずかな距離である。智恩寺門前を右に折れると自転車歩行者専用道路原付可)[注釈 1]として整備されており、天橋立の砂州を成す区間では、周囲の環境に合わせて砂利道としている[7]

道路施設

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橋梁

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  • 小天橋(宮津市)
内海阿蘇海)と宮津湾をつなぐ天橋立運河(文殊水道)に架かる可動橋船舶の往来を目的として、中央の橋脚を軸に橋桁を90度回転させる珍しい機構を持ち、その特徴から廻旋橋の通称で親しまれる天橋立観光名所の1つとなっている[2]
  • 大天橋(宮津市)

地理

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天橋立砂州を成す区間
小天橋(廻旋橋)
日本の道100選顕彰碑
磯清水(名水百選)

起点付近は日本三文殊のひとつとされる智恩寺門前町で、茶屋や土産物屋が軒を連ねる[2]。沿線には大小約7000本[8]ものクロマツ並木道が続き、中でも特徴的な姿形をした18本の松は、知恵の松、小女郎の松、千貫松、式部の松など名前が付けられている[2]。途中には、周りが海に囲まれていながらも真水の湧水で、「日本の名水百選」の一つとして環境省の認定も受けた磯清水がある[2]。また、白砂の砂浜としても著名な天橋立を形成する砂州には、ハマナスの群生地や海水浴場があり、時期になると花や海水浴を楽しむこともできる。

通過する自治体

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交差する道路

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交差する道路 交差する場所
京都府道・兵庫県道2号宮津養父線 字文珠 起点
京都府道802号田井大垣自転車道線 字文珠
国道178号
国道482号 重複
字大垣 終点

沿線

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みどころ
自然
鉄道
金融機関・郵便局
神社・仏閣
  • 智恩寺(切戸の文殊・知恵の文殊)
  • 天橋立神社
  • 籠神社(元伊勢神社)
余暇・観光

脚注

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注釈

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  1. ^ “総排気量125 cc以下の2輪を除く”と“自転車を除く”の補助標識とともに車両通行止め標識が設置されている。

出典

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  1. ^ a b 京都府管理道路一覧-京都府ホームページ - 京都府(2012年7月23日閲覧)[リンク切れ]
  2. ^ a b c d e f 「日本の道100選」研究会 2002, pp. 130–131.
  3. ^ 平成23年京都府告示第625号:『京都府公報』第2326号、平成23年11月25日発行、p.1171
  4. ^ 昭和34年京都府告示第858号:『京都府公報』号外、昭和34年12月18日発行、pp.13-21
  5. ^ 「日本の道100選」研究会 2002, p. 10.
  6. ^ 平成6年京都府告示第280号2:『京都府公報』号外第31号、平成6年4月1日発行、pp.2-9
  7. ^ 日本の道100選-京都府 - 国土交通省大阪国道事務所(2012年8月22日閲覧)
  8. ^ 日本の道百選の顕彰碑による。

参考文献

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  • 「日本の道100選」研究会 著、国土交通省道路局(監修) 編『日本の道100選〈新版〉』ぎょうせい、2002年6月20日。ISBN 4-324-06810-0 

関連項目

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外部リンク

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