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九州ラグビーフットボール協会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

九州ラグビーフットボール協会(Kyusyu Rugby Football Union)は、九州・沖縄地方にまたがる日本ラグビーフットボール協会の支部協会の一つ。福岡市東区香椎浜ふ頭JAPAN BASE内に事務所がある。

主催大会

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所在地

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歴史

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1919年(大正8年) - 第三高校同志社のOBが中心となり、「オールホワイト」[9]こと関西ラグビー倶楽部(KRAC)を設立[10]。西部ラグビー協会(後の関西協会、九州協会)の母体となる[10][11][12]

1920年(大正9年) - 関西ラグビー倶楽部との東西OB対抗戦に向けて、慶應義塾OBを中心に関東各校OBからなるAll Japan Rugby Association(AJRA)を設立[13][14]。1906年(明治39年)早慶野球試合でのトラブル[15]以降、両校の試合が禁じられていた慶應義塾早稲田の仲を取りもち、1922年(大正11年)にラグビー早慶戦を実施し早慶スポーツ交流を再開させる[14]など、関東ラグビー協会の母体となる[10]

1924年(大正13年)9月 - 九州ラグビー倶楽部が創立[16]。現在の九州ラグビーフットボール協会の母体。

1925年(大正14年) - 西部ラグビー蹴球協会が発足した。三高OB・同志社OBなどからなる関西ラグビー倶楽部が設立母体[12]。九州ラグビー倶楽部は、西部ラグビー蹴球協会九州支部として活動[12][17]

1926年(大正15年)11月30日 - 日本ラグビー蹴球協会が創立。関東ラグビー蹴球協会と、西部ラグビー蹴球協会を統括運営する組織となる[18][19]

1928年(昭和3年) - 日本統治時代の朝鮮満州にそれぞれラグビー協会が誕生し、西部協会の支部として発足した[20]

1930年(昭和5年) - 台湾ラグビー協会が西部協会の支部として発足する[21]

1942年(昭和17年) - 日本ラグビー蹴球協会の呼称および組織は、「大日本体育会闘球会」となり、政府の外郭団体となる[22]

1947年(昭和22年)9月 - 西部ラグビーフットボール協会が、関西ラグビーフットボール協会九州ラグビーフットボール協会に分かれる。関東ラグビーフットボール協会とともに、傘下の地域協会が3つになる[23]

1948年(昭和23年)3月 - 地域協会が3つになったことをきっかけに、各地域の選抜チームによる三地域対抗試合が始まる[24]。2010年まで毎年開催された。

1973年(昭和48年)9月2日 - 創立25周年記念式典を平和台陸上競技場で開催[25]

1992年(平成4年) - 九州協会の会長を務めた木元規矩男が死去[26]。彼からの寄附により、現在も「木元杯九州セブンズ 」「木元杯全九州高校新人大会」が開催されている。

1998年(平成10年) - インターネットホームページを開設[27]

2019年(令和元年) - ワールドカップ2019において、九州地区は3つのグラウンド(東平尾公園博多の森球技場[28]熊本県民総合運動公園陸上競技場[29]大分スポーツ公園総合競技場[30])が会場となった。

2022年(令和4年)12月1日 - 福岡県福岡市東区香椎浜ふ頭JRFU福岡トレーニングセンターを開業[31][32]。2023年5月に、施設名を「JAPAN BASE」として全面開業した。九州ラグビーフットボール協会の事務所もJAPAN BASEに移転[33][34]。2023年6月6日には開所式が行われた[35]

2023年(令和5年)5月14日 - 関東大学春季大会早稲田大学明治大学」をえがお健康スタジアム(熊本県熊本市)で開催。これは、2016年(平成28年)4月14日に起きた熊本地震に対する復興支援イベント[36]

脚注

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  1. ^ a b c 九州ラグビーフットボール協会 |社会人”. 九州ラグビーフットボール協会. 2023年6月7日閲覧。
  2. ^ a b 九州ラグビーフットボール協会 |大学”. 九州ラグビーフットボール協会. 2023年6月7日閲覧。
  3. ^ a b 九州ラグビーフットボール協会 |クラブ”. 九州ラグビーフットボール協会. 2023年6月7日閲覧。
  4. ^ a b 九州ラグビーフットボール協会 |高専”. 九州ラグビーフットボール協会. 2023年6月7日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 九州ラグビーフットボール協会 |高校”. 九州ラグビーフットボール協会. 2023年6月7日閲覧。
  6. ^ a b c d e 九州ラグビーフットボール協会 |セブンズ”. 九州ラグビーフットボール協会. 2023年6月7日閲覧。
  7. ^ 九州ラグビーフットボール協会 |女子”. 九州ラグビーフットボール協会. 2023年6月7日閲覧。
  8. ^ a b c d 九州ラグビーフットボール協会 |中学・ジュニア”. 九州ラグビーフットボール協会. 2023年6月7日閲覧。
  9. ^ 京大ラグビー部百年史 |京都大学ラグビー部100周年特設サイト”. KIURFC 100周年特設サイト. 2022年12月25日閲覧。
  10. ^ a b c 年代史 大正8年(1919)度”. JRFU. 2023年1月15日閲覧。
  11. ^ 日本ラグビーフットボール史”. JRFU. 2023年1月15日閲覧。
  12. ^ a b c 日本ラグビーフットボール史 1年遅れて西部協会も発進”. JRFU. 2023年1月15日閲覧。
  13. ^ 年代史 大正9年(1920)度”. JRFU. 2023年1月15日閲覧。
  14. ^ a b 日本ラグビーフットボール史 早慶定期戦と主催者AJRAの役割”. JRFU. 2023年1月15日閲覧。
  15. ^ 「【野球】大隈重信も困惑。早慶戦ついに中止に [明治39年」 歴史ポケットスポーツ新聞を立ち読み | 大空出版の本]”. www.ozorabunko.jp. 2022年12月26日閲覧。
  16. ^ 年代史 大正13年(1924)度”. JRFU. 2023年1月15日閲覧。
  17. ^ 年代史 大正14年(1925)度”. JRFU. 2023年1月15日閲覧。
  18. ^ 日本ラグビーフットボール史 協会成立の経緯と背景”. JRFU. 2023年1月15日閲覧。
  19. ^ 年代史 大正15年(1926)度”. JRFU. 2023年1月15日閲覧。
  20. ^ 年代史 昭和3年(1928)度”. JRFU. 2023年4月5日閲覧。
  21. ^ 年代史 昭和5年(1930)度”. JRFU. 2023年1月15日閲覧。
  22. ^ 年代史 昭和18年(1943)度”. JRFU. 2023年1月15日閲覧。
  23. ^ 日本ラグビーフットボール史 九州協会が独立・西部協会は関西協会へ”. JRFU. 2023年1月15日閲覧。
  24. ^ 年代史 昭和22年(1947)度”. JRFU. 2023年1月15日閲覧。
  25. ^ 年代史 昭和48年(1973)度”. JRFU. 2023年6月7日閲覧。
  26. ^ 機関誌「RUGBY FOOTBALL」42巻4号(1993年1月号)32頁”. JRFU. 2023年6月7日閲覧。
  27. ^ 機関誌「RUGBY FOOTBALL」48巻3号(1998年11月号)68頁”. JRFU. 2023年6月7日閲覧。
  28. ^ 東平尾公園博多の森球技場 - 特集:ラグビーワールドカップ 2019 日本大会:読売新聞”. 【ラグビーワールドカップ2019】日本大会のニュース・実況解説:読売新聞 (2019年1月22日). 2023年6月7日閲覧。
  29. ^ 熊本県民総合運動公園陸上競技場 - 特集:ラグビーワールドカップ 2019 日本大会:読売新聞”. 【ラグビーワールドカップ2019】日本大会のニュース・実況解説:読売新聞 (2019年1月22日). 2023年6月7日閲覧。
  30. ^ 大分スポーツ公園総合競技場 - 特集:ラグビーワールドカップ 2019 日本大会:読売新聞”. 【ラグビーワールドカップ2019】日本大会のニュース・実況解説:読売新聞 (2019年1月21日). 2023年6月7日閲覧。
  31. ^ JRFU. “「JRFU福岡トレーニングセンター(仮称)」 グラウンド一般貸し出し開始のお知らせ|日本ラグビーフットボール協会|RUGBY:FOR ALL「ノーサイドの精神」を、日本へ、世界へ。”. www.rugby-japan.jp. 2022年12月9日閲覧。
  32. ^ JRFU. “JRFU福岡トレーニングセンター|日本ラグビーフットボール協会|RUGBY:FOR ALL「ノーサイドの精神」を、日本へ、世界へ。”. www.rugby-japan.jp. 2022年12月9日閲覧。
  33. ^ 福岡における日本ラグビー強化拠点の 名称決定について”. JRFU. 2023年3月17日閲覧。
  34. ^ JAPAN BASEについて”. JRFU. 2023年5月15日閲覧。
  35. ^ 日本ラグビーの強化拠点、『JAPAN BASE』の開所式にジョセフHCらが出席。 - ラグビーリパブリック” (2023年6月6日). 2023年6月7日閲覧。
  36. ^ 九州ラグビーフットボール協会 |熊本地震復興支援2023年度 関東大学ラグビー招待試合/早稲田大学vs明治大学〔5月14日〕/試合案内”. 九州ラグビーフットボール協会. 2023年6月7日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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