コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

明治安田生命ホーリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
明治安田生命ホーリーズ
原語表記 明治安田生命ホーリーズ
愛称 ホーリーズ
創設年 1930年
グラウンド 明治安田生命グリーンランド[1]
監督 上田太郎
所属リーグ トップイーストリーグBグループ
公式サイト
http://yuwakai.org/rugby/rugby.html
テンプレートを表示

明治安田生命ホーリーズ(めいじやすだせいめいホーリーズ)は、2023年現在、トップイーストリーグBグループに所属[2]ラグビーチームである。エンブレムは、ひいらぎの葉。

概要

[編集]

明治安田生命のラグビーチーム。所在地および練習拠点は東京都八王子市

歴史

[編集]

1930年(昭和5年)、立教大学ラグビー部OBの早川郁三郎の提唱によって明治生命ラグビー部が創設された。初代ラグビー部長の稻田勤は "Always on the ball" を明治生命ラグビー部精神と説き、ラグビー部の創設にあたり「選手あっての運動部と言うのが、実業団スポーツの通弊であるが吾々は須らく明治生命あってのラグビー部である事を忘れず、明治生命精神即ちラグビー精神でありたい」と、仕事とラグビーの両立を目指すことを目標とした。

2004年に明治生命と安田生命が合併して明治安田生命となったことに伴い、明治安田生命ラグビー部となる。その後、現在の明治安田生命ホーリーズとなった。チーム愛称の「ホーリーズ」とは、ひいらぎを意味する。

戦前から活動の記録が残っており、1941年に開催された関東実業団リーグ[注 1]にも参加の記録がある[3]。当時の明治生命ラグビー部は、高井戸にあるグラウンドを使用していた[3]

1960年に発足した関東社会人リーグ[注 2]の1部リーグに初年度から参加した。しかし当シーズンを最下位(10位)で終えると2部リーグに降格した[4]。1974年に1部リーグ復帰を果たすと、その後は上位に定着し、関東社会人リーグがトップカテゴリーであった1987年まで1部リーグに在籍し続けた。

1988年に東日本社会人リーグが創設されると、関東社会人リーグはその下位リーグ(事実上の2部リーグ)となったが、明治生命は東日本社会人リーグへの参入条件を満たせなかったため、引き続き関東社会人リーグに参加することになった。

全国社会人大会には2回(1973年度、1974年度)出場した実績があるが、ともに初戦敗退であった。

2003年にトップリーグが開幕すると、明治生命(2004年からは明治安田生命)はトップイースト10に所属した。以降、基本的にトップイーストリーグ(Div.1/Div.2)を主戦場としている。

タイトル

[編集]

最上位リーグ

なし

下位リーグ

成績

[編集]
年度 地区 成績 備考
26 1973 東京 1回戦敗退 1 0 0 1 3 52 -49 明治生命のチーム名で出場
27 1974 東京 1回戦敗退 1 0 0 1 8 54 -46

リーグ戦戦績

[編集]

トップリーグ創設以前

[編集]
  • 1996-1997 関東社会人リーグ1部 3位(4勝3敗)
  • 1997-1998 関東社会人リーグ1部 3位(4勝3敗)
  • 1998-1999 関東社会人リーグ1部 Aグループ 優勝(6勝1敗)
  • 1999-2000 関東社会人リーグ1部 Aグループ 5位(3勝3敗1分)
  • 2000-2001 関東社会人リーグ1部 Aグループ 優勝(7勝)
  • 2001-2002 関東社会人リーグ1部 Bグループ 2位(6勝1敗)
  • 2002-2003 関東社会人リーグ1部 Bグループ 3位(5勝2敗)、トップイースト10に参入

トップリーグ創設以降

[編集]
  • 2003-2004 トップイースト10 5位(4勝4敗1分)
  • 2004-2005 トップイースト10 10位(8敗1分)
  • 2005-2006 トップイースト10 10位(1勝8敗)
  • 2006-2007 トップイースト11 11位(1勝9敗)
  • 2007-2008 トップイースト11 10位(1勝8敗1分)、関東社会人リーグ1部に降格
  • 2008-2009 関東社会人リーグ1部 3位(9勝2敗)
  • 2009-2010 関東社会人リーグ1部 7位(5勝6敗)
  • 2010-2011 関東社会人リーグ1部 4位(6勝4敗)、イーストリーグDiv.2に参入
  • 2011-2012 トップイーストリーグDiv.2 2位(4勝2敗)、順位決定戦・4位、トップイーストリーグDiv.2残留
  • 2012-2013 トップイーストリーグDiv.2 3位(5勝2敗)
  • 2013-2014 トップイーストリーグDiv.2 2位(6勝1敗)、順位決定戦・4位、トップイーストリーグDiv.2残留
  • 2014-2015 トップイーストリーグDiv.2 6位(2勝5敗)
  • 2015-2016 トップイーストリーグDiv.2 3位(5勝2敗)
  • 2016-2017 トップイーストリーグDiv.2 2位(6勝1敗)、順位決定戦・2位、トップイーストリーグDiv.1に昇格
  • 2017-2018 トップイーストリーグDiv.1 9位(1勝8敗)、順位決定戦・1位、トップイーストリーグDiv.1残留
  • 2018-2019 トップイーストリーグDiv.1 7位(3勝6敗)
  • 2019-2020 トップイーストリーグDiv.1 6位(3勝6敗)、リーグ再編に伴いトップイースト-Bへ参入[注 4]
  • 2021-2022 トップイーストリーグBグループ 3位(4勝4敗)
  • 2022-2023 トップイーストリーグBグループ 2位(6勝2敗)、トップイーストリーグ入替戦・敗北、トップイースト-B残留

主な選手

[編集]
  • 山本圭佑(主将)
  • 丸山将太郎(副将)
  • 掛井雄馬(副将)
  • 加納遼大

過去の所属選手

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2部制のリーグ戦。初年度の1部リーグには東芝、東京海上、東京自動車、丸ノ内鉄道、全日産、藤倉電線、三井精機、三愛、明治生命の9チームが参加して、東芝が優勝を収めた。
  2. ^ 3部制のリーグ戦。初年度の1部リーグには谷藤機械、横河電機、松戸自衛隊、東芝府中、東芝川崎、東横百貨店、日野自動車、三井精機、日本鉱業日立、明治生命の10チームが参加。
  3. ^ 他に、2グループ制時代の1998-1999シーズン、2000-2001シーズンに、Aグループで1位となった記録があるが、Bグループの1位チームとの優勝決定戦が行われたのか、両者優勝の扱いになるのかについてレギュレーションを確認要。
  4. ^ 2019-2020までのトップイーストリーグDiv.1は1部で、2020-2021からのトップイースト-Bは2部なので事実上降格となる

出典

[編集]
  1. ^ 明治安田生命グリーンランド
  2. ^ トップチャレンジリーグ・トップイーストリーグ等編成について
  3. ^ a b 関東ラグビーフットボール協会 50年史. 関東ラグビーフットボール協会. (1976) 
  4. ^ 30周年記念 関東社会人ラグビーフットボール連盟. 関東社会人ラグビーフットボール連盟. (1991) 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]