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ジャパンラグビーマーケティング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャパンラグビーマーケティング株式会社
Japan Rugby Marketing, Inc.
種類 株式会社
略称 ジャパンラグビーマーケティング
JRM
本社所在地 107-0061
東京都港区北青山2丁目8番35号
設立 2022年12月28日
業種 サ-ビス業
法人番号 3010401171659
事業内容 ファンマーケティング事業
興行事業
商品化・EC事業
コミュニティ事業
デジタルコンテンツ事業
代表者 岩渕健輔
東海林一
資本金 1億円
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ジャパンラグビーマーケティング株式会社: Japan Rugby Marketing, Inc.、略称JRM)は、日本ラグビーの発展とそのファン拡大のため、試合の興行事業、ファンマーケティング事業、商品化・EC事業、コミュニティ事業、デジタルコンテンツ事業を行う企業である。WEBサービス「Japan Rugby ID」を運営する[1]日本ラグビーフットボール協会ジャパンラグビーリーグワンソニーグループNTTドコモが出資している[2]。日本ラグビーフットボール協会とジャパンラグビーリーグワンから、主催試合の興行権(主管権)を引き継いだ[3]

Japan Rugby ID

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Japan Rugby IDは、ジャパンラグビーマーケティングが提供するサービス名およびアカウント情報である[1][4]

ラグビーに関連するアプリ、メディア、ファンクラブ、チケット販売などのサービスや商品を、1つのアカウント情報により統合的に利用する[1]。日本ラグビーフットボール協会が2019年11月に開始していた「ラグビーファンID」は、「Japan Rugby ID」へ移行した[4]

2023年から順次、既存サービスとの連携を強め、「Japan Rugby ID」で統一された。これにより、日本ラグビーフットボール協会ファンクラブ「JAPAN RUGBY SAKURA CLUB」、ぴあによるチケット販売「Ticket RUGBY」、日本ラグビーフットボール協会アプリ「JAPAN RUGBY APP」、「日本ラグビーフットボール協会公式オンラインショップ」、「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE公式オンラインストア」など、サービスが1つのIDに集約される[1][5]

全国高等学校ラグビーフットボール大会など、高校ラグビーには原則対応していない[6]

前史

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1997年(平成9年)9月9日 - 各地域協会・連盟と前後して、日本ラグビーフットボール協会がインターネットホームページを開設[7]

2001年(平成13年) - 日本ラグビーフットボール協会がファンクラブ「JRFUメンバーズクラブ」を開設。会報発行、観戦チケット優先販売、会員向けイベント[8] などを行う。

2013年(平成25年)4月1日 - 日本ラグビーフットボール協会が公益財団法人へ移行[9]

2013年(平成25年)7月 - 日本ラグビーフットボール協会がYouTubeチャンネル「JAPAN RUGBY TV」を開設。

2019年(令和元年)11月27日 - チケット優先販売などファン向けWEBサービス「ラグビーファンID」の受付を開始[10][11]

2022年(令和4年)1月 - 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワンが主催する社会人リーグ「ジャパンラグビーリーグワン」が開幕[12]

2022年(令和4年)1月1日 - 20年続いた公式ファンクラブを「JAPAN RUGBY SAKURA CLUB」にリニューアル[13]。協会から独立したリーグワンは対象外となり、ラグビー日本代表(男子15人制女子15人制男子7人制女子7人制)に特化したファンクラブへと刷新された[14][15]

2022年(令和4年)10月26日 - 日本ラグビーフットボール協会公式スマートフォン用アプリ「JAPAN RUGBY APP(ジャパンラグビーアプリ)」開始[16]。日本代表、リーグワン、大学などのラグビー関連のニュースやチーム情報などのコンテンツを配信する。

2023年(令和5年)10月30日 - 試合観戦チケット販売業務「Ticket RUGBY」をリニューアルし、「Japan Rugby ID」に対応。「Ticket RUGBY」のWEBサイトデザインも一新した[5]

沿革

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2022年(令和4年)12月1日 - 日本ラグビーフットボール協会一般社団法人ジャパンラグビーリーグワンソニーグループ株式会社の三者による合弁企業「ジャパンラグビーマーケティング株式会社」の設立への契約を締結した[17][18][19][20]。2022年12月28日設立、2023年1月6日登記[21]。2023年5月19日には株式会社NTTドコモが出資参画[2][22]

2023年(令和5年)5月17日 - 2019年11月に日本ラグビーフットボール協会が開始したWEBサービス「ラグビーファンID」を、新サービス「Japan Rugby ID[1] に移行し、ジャパンラグビーマーケティング株式会社が運営を行う[23]。それまで日本ラグビーフットボール協会とジャパンラグビーリーグワンが持っていた主管権(興行権)が移管された[3]

2023年(令和5年)5月24日 - 日本ラグビーフットボール協会は、それまでチケット販売業務を委託し「Ticket RUGBY」を運営していた ぴあ株式会社と、あらためてオフィシャルパートナーシップ契約を締結した[24]。ぴあは、引き続き「Ticket RUGBY」でチケット販売業務領域全般を受託し、Japan Rugby IDと連携していく[1]

2023年(令和5年)7月10日 - ジャパンラグビーマーケティング株式会社のWEBサイトを開設。企業情報と採用情報を中心とした内容。ラグビー情報に関しては、引き続き、日本ラグビーフットボール協会ジャパンラグビーリーグワン、Ticket RUGBY それぞれのWEBサイトから発信される[25]。WEBサイト「Japan Rugby ID」は、個人情報管理ページに特化している。

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f Japan Rugby ID とは?”. Japan Rugby ID. 2023年7月28日閲覧。
  2. ^ a b 会社概要│JAPAN RUGBY MARKETING”. 会社概要│JAPAN RUGBY MARKETING. 2023年7月28日閲覧。
  3. ^ a b ラグビーリーグワン、昨季収益は29億円”. 日本経済新聞 (2023年12月28日). 2023年12月29日閲覧。
  4. ^ a b 利用規約 | Japan Rugby ID”. japan-rugby-id.jp. 2023年7月28日閲覧。
  5. ^ a b Japan Rugby IDに対応。検索機能充実、便利で使いやすいサービスへ! Ticket RUGBY リニューアルのお知らせ | ニュース | JAPAN RUGBY MARKETING”. | ニュース | JAPAN RUGBY MARKETING. 2023年12月27日閲覧。
  6. ^ 第103回全国高等学校ラグビーフットボール大会 チケット情報のお知らせ | 関西ラグビーフットボール協会”. rugby-kansai.or.jp (2023年11月24日). 2023年12月27日閲覧。
  7. ^ 機関誌「RUGBY FOOTBALL」1997年11月号(第47巻3号)p.25”. JRFU. 2023年4月6日閲覧。
  8. ^ 『RUGBY FOOTBALL』51巻6号40ページ 第1回メンバーズクラブの集い”. JRFU. 2023年1月15日閲覧。
  9. ^ 日本ラグビー協会が公益法人に - ラグビーニュース”. nikkansports.com. 2022年12月23日閲覧。
  10. ^ ラグビーファン向け新サービス 「ラグビーファンID」登録受付開始のお知らせ”. JRFU. 2023年5月19日閲覧。
  11. ^ 日本ラグビー協会 ファン向け新サービス「ラグビーファンID」登録受付開始 - ラグビーリパブリック” (2019年11月27日). 2023年5月19日閲覧。
  12. ^ NTTリーグワン2022 ディビジョン 1 開幕節(1月7日・8日・9日)開場時間等情報”. ジャパンラグビーリーグワン. 2023年1月5日閲覧。
  13. ^ JRFU. “日本協会公式ファンクラブリニューアルのお知らせ|日本ラグビーフットボール協会|RUGBY:FOR ALL「ノーサイドの精神」を、日本へ、世界へ。”. www.rugby-japan.jp. 2022年11月25日閲覧。
  14. ^ 【重要】JRFUメンバーズクラブサービス終了のお知らせ”. JRFU. 2023年1月28日閲覧。
  15. ^ 現行会員制度に関するFAQ|日本ラグビー協会メンバーズクラブサイト”. www.jrfu-members.com. 2022年11月25日閲覧。
  16. ^ 日本ラグビーフットボール協会公式アプリ「JAPAN RUGBY APP(ジャパンラグビーアプリ)」 ~ 10月26日(水)iOS版アプリから先行プレオープン!〜”. JRFU. 2023年1月26日閲覧。
  17. ^ JRFU. “日本ラグビーのファンエンゲージメント事業を行う新会社 「ジャパンラグビーマーケティング株式会社」の設立に関する合弁契約を締結|日本ラグビーフットボール協会|RUGBY:FOR ALL「ノーサイドの精神」を、日本へ、世界へ。”. www.rugby-japan.jp. 2022年12月6日閲覧。
  18. ^ 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン. “ジャパンラグビー リーグワン「ジャパンラグビーマーケティング株式会社」の設立に関する合弁契約を締結”. JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(リーグワン)公式サイト. 2022年12月6日閲覧。
  19. ^ 日本ラグビーのファンエンゲージメント事業を行う新会社の設立に関する合弁契約を締結”. ソニーグループポータル | ソニーグループ ポータルサイト. 2022年12月6日閲覧。
  20. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年12月5日). “コアラグビーファン500万人へ 日本協会&リーグワン&ソニーで新会社”. サンスポ. 2022年12月7日閲覧。
  21. ^ ジャパンラグビーマーケティング株式会社(東京都港区)の企業詳細”. 全国法人リスト. 2023年2月3日閲覧。
  22. ^ ドコモによるジャパンラグビーマーケティングへの出資参画について”. JRFU. 2023年5月17日閲覧。
  23. ^ ラグビーファン向け新サービス「Japan Rugby ID」登録受付開始 -「ラグビーファン ID」切替のお知らせ-”. JRFU. 2023年5月19日閲覧。
  24. ^ ぴあ株式会社との日本ラグビーフットボール協会オフィシャルパートナーシップ契約締結のお知らせ”. JRFU. 2023年7月29日閲覧。
  25. ^ ジャパンラグビーマーケティング株式会社のウェブサイトを公開しました。 | ニュース | JAPAN RUGBY MARKETING”. | ニュース | JAPAN RUGBY MARKETING. 2023年7月28日閲覧。

外部リンク

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