コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

中壢駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中壢駅
中壢
ジョンリー
Zhongli
地図
所在地 中華民国の旗 台湾桃園市中壢区石頭里
所属事業者 台湾鉄路公司
桃園大衆捷運股份有限公司
テンプレートを表示
中壢駅
各種表記
繁体字 中壢車站
簡体字 中坜车站
拼音 Zhōnglì Chēzhàn
通用拼音 Jhōnglì Chējhàn
注音符号 ㄓㄨㄥ ㄌㄧˋ ㄔㄜ ㄓㄢˋ
発音: ジョンリー チャーヂャン
台湾語白話字 Tiong-lō͘ Chhia-thâu(車頭)
台湾語発音: Tiong-le̍k tshia-tsâm(車站)
客家語白話字: Chûng-la̍k Chhâ-theù(車頭)
日本語漢音読み ちゅうれきえき
英文 Zhongli Station
テンプレートを表示

中壢駅(ジョンリーえき、ちゅうれきえき)は、台湾桃園市中壢区にある台湾鉄路公司(台鉄)縦貫線中壢区の中心駅。桃園区に位置する桃園駅 (台湾鉄路管理局)と並び各級の列車が停車する桃園市内第二の規模をもつ。

歴史

[編集]

台鉄

[編集]
  • 1893年11月30日 - 縦貫線の前身となる劉銘伝鉄道(台北~新竹)開通に伴い開業[1]
  • 1896年7月5日 - 台湾総督府臨時台湾鉄道隊)による運営開始[2]
  • 1950年 - 2代目駅舎完成[3](p60)
  • 1971年1月18日 - 3代目新駅舎供用[4]
  • 1993年 - 後站(南口)供用[3](p60)
  • 2020年10月14日 - 地下化事業に伴う後站(南口)で地上仮駅舎供用[5]
  • 2022年6月24日 - 前站(北口)臨時駅舎起工[6]

捷運

[編集]

文化資産

[編集]

戦前の1939年に日本通運の倉庫として建てられ、戦後は台鉄が使用していた倉庫は、2021年に市の文化資産(歴史建築)に登録。屋根の梁は木造で、このうち4号倉庫は台鉄の乗車券を印刷する「中壢票務中心中国語版」として活用され、全盛期には毎日50万枚分の乗車券が印刷されていた[8]。5号倉庫は賃貸物件として活用され、2018年からクリエイターの活動拠点「中壢五号倉庫芸文基地中国語版」となっている[9]

駅構造

[編集]

台鉄

[編集]
台鉄 中壢駅
前站臨時駅舎(2024年)
中壢
ジョンリー
Zhongli
内壢 (3.8 km)
(5.8 km) 埔心
所在地 中華民国の旗 台湾桃園市中壢区石頭里中和路139号
北緯24度57分13.50秒 東経121度13分32.70秒 / 北緯24.9537500度 東経121.2257500度 / 24.9537500; 121.2257500
所属事業者 台湾鉄路公司
等級 一等駅
駅コード 1100[10]
(旧)108[11]
所属路線 縦貫線
キロ程 67.3 km(基隆起点)
電報略号 ㄋㄌ
駅構造 地上駅
ホーム 3面4線
乗車人員
-統計年度-
#利用状況節参照
-人/日(降車客含まず)
乗降人員
-統計年度-
#利用状況節参照
-人/日
開業年月日 1893年11月30日
テンプレートを表示

単式島式ホーム3面4線の地上駅桃園機場捷運の当駅への乗り入れに合わせて高架化される予定だったが、立地上の条件などで中断、地下化に変更される予定。

のりば

[編集]
1 1 西部幹線(上り) 桃園台北基隆方面
東部幹線(下り) 宜蘭花蓮方面
2
(現3)
2
(現ホーム無し)
西部幹線(上り待避) 桃園・台北・基隆方面
3
(現4)
3A
(現2A)
西部幹線(下り) 新竹・台中・高雄方面
4
(現5)
3B
(現2B)
西部幹線(上り始発) 桃園・台北・基隆方面
西部幹線(下り待避) 新竹・台中・高雄方面
構内図
ホーム

桃園捷運(建設中)

[編集]
桃園捷運 中壢車站駅(建設中)
中壢車站
ジョンリー チャージャン
Zhongli Railway Station
A22 老街渓 (1.14 km)
所在地 中華民国の旗 台湾桃園市中壢区健行路と新興路
駅番号 A23
所属事業者 桃園大眾捷運股份有限公司
(桃園捷運)
所属路線 桃園機場捷運(機場線)
キロ程 53.09 km(台北車站起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
開業年月日 2028年(予定)
テンプレートを表示

地下3階に島式ホーム1面2線の駅を建設中。

利用状況

[編集]

利用人員は台鉄の駅では台北駅桃園駅に次ぐ全国3位。年別利用客数推移は以下のとおり。

-2000年
年間 1日平均
乗車 下車 乗降車計 出典 乗車 乗降車
1903 資料なし 18,196 [3]:17 50
1904 資料なし 19,686 54
1905 資料なし 21,211 58
資料なし
1921 127,456 123,949 251,405 [3]:18 349 689
1928 231,377 221,648 453,025 634 1,238
資料なし
1935 168,800 179,500 348,300 [3]:19 [注 1]
1946 674,669 612,331 1,287,000 [12] 1,848 3,526
資料なし
1951 1,284,315 1,332,931 2,617,246 [13] 3,519 7,171
1952 1,155,095 1,186,407 2,341,502 3,156 6,398
資料なし
1975 3,992,516 3,968,494 7,961,010 [14] 10,938 21,811
1976 3,461,528 3,442,976 6,904,504 [3]:60-61 9,458 18,865
1977 2,870,378 1,873,333 4,743,711 7,864 12,996
1978 資料なし
1979 資料なし
1980 3,882,601 1,024,005 4,906,606 [3]:60-61 10,608 13,406
1981 4,038,913 4,318,884 8,357,797 11,066 22,898
1982 4,193,416 4,319,310 8,512,726 11,489 23,323
1983 4,330,693 4,543,457 8,874,150 11,865 24,313
1984 4,335,958 4,979,225 9,315,183 11,847 25,451
1985 4,554,958 5,079,512 9,634,470 12,479 26,396
1986 6,377,334 5,309,211 11,686,545 17,472 32,018
1987 4,676,831 5,154,889 9,831,720 12,813 26,936
1988 5,138,559 5,288,380 10,426,939 [15] 14,040 28,489
1989 5,295,123 5,570,920 10,866,043 [16] 14,507 29,770
1990 5,767,022 5,975,303 11,742,325 [3]:60-61 15,800 32,171
1991 5,396,168 5,721,511 11,117,679 [17] 14,784 30,459
1992 5,576,459 6,062,806 11,639,265 [3]:60-61 15,236 31,801
1993 5,507,585 6,143,585 11,651,170 15,089 31,921
1994 5,371,947 5,940,802 11,312,749 14,718 30,994
1995 5,460,480 6,919,069 12,379,549 14,960 33,917
1996 5,722,166 6,277,319 11,999,485 15,634 32,785
1997 6,761,224 7,256,467 14,017,691 18,524 38,405
1998 7,071,585 7,604,044 14,675,629 19,374 40,207
1999 8,187,321 8,460,248 16,647,569 22,431 45,610
2000 9,317,529 9,394,528 18,712,057 25,458 51,126
2001年-
年間 1日平均
乗車 下車 乗降計 出典 乗車 乗降計
2001 8,923,100 8,912,094 17,835,194 [3]:60-61 24.447 48,864
2002 8,319,930 8,399,959 16,719,889 22,794 45,808
2003 7,624,436 7,782,625 15,407,061 [18] 20,889 42,211
2004 7,997,525 8,228,672 16,226,197 21,851 44,334
2005 7,835,862 8,040,642 15,876,504 21,468 43,497
2006 8,032,485 8,184,456 16,216,941 22,007 44,430
2007 8,027,495 8,230,870 16,258,365 21,993 44,543
2008 8,765,169 8,824,028 17,589,197 23,949 48,058
2009 9,118,893 9,127,273 18,246,166 24,983 49,989
2010 9,435,478 9,671,886 19,107,364 25,851 52,349
2011 10,161,229 10,257,600 20,418,829 27,839 55,942
2012 10,459,647 10,607,579 21,067,226 28,578 57,561
2013 10,598,036 10,719,059 21,317,095 [19] 29,036 58,403
2014 10,581,350 10,690,335 21,271,685 [20] 28,990 58,279
2015 10,398,851 10,493,743 20,892,594 [21] 28,490 57,240
2016 10,163,815 10,254,645 20,418,460 [22] 27,770 55,788
2017 10,071,104 10,169,895 20,240,999 [23] 27,592 55,455
2018 9,817,079 9,957,419 19,774,498 [24] 26,896 54,177
2019 9,820,743 9,936,247 19,756,990 [25] 26,906 54,129
2020 8,621,536 8,733,022 17,354,558 [26] 23,556 47,417
2021 6,151,043 6,235,049 12,386,092 [27] 16,852 33,934
2022 6,641,301 6,735,882 13,377,183 [28] 18,195 36,650

駅周辺

[編集]

路線バス

[編集]

隣の駅

[編集]
台湾鉄路
縦貫線北段
内壢駅 - 中原駅(計画中) - 中壢駅 - 平鎮駅(建設中) - 埔心駅
桃園捷運
機場線(桃園機場捷運)
老街渓駅 A22 - 中壢車站駅 A23(建設中)

脚注

[編集]

註釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 臺北記驛-臺北車站125年來的歲月情(1891-2016). 台湾鉄路管理局. 2017年4月1日. p. 76. ISBN 9789860519334. 2019年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  2. ^ 台湾総督府鉄道部 (1910年). "第一篇 清國時代ニ於ケル鐵道 第九款 運輸 第二章 停車場". 台湾鉄道史. 上. 国立国会図書館. p. 207. 鐵道収有後ハ基隆,水返脚,臺北,海山口,桃仔園,中壢,太湖口,新竹ノ八停車場トス。後年營業組織ニ入リテヨリ其ノ區間ニ七堵,淡水橋左岸,紅毛田、新車,錫口ノ五停車場ヲ增置シ十三停車場トナル。今其ノ設置ノ事由ヲ左ニ掲ク
  3. ^ a b c d e f g h i j 賴澤涵, ed. (2010年). 新修桃園縣志-交通志. 桃園縣政府. pp. 59–60. ISBN 9789860243697
  4. ^ “新建中壢車站大厦昨日擧行落成典禮,歷時一年耗費五百廿三萬元,由鐵道局長陳樹曦主持剪綵”. 臺灣民聲日報 (國立公共資訊圖書館 數位典藏服務網). (1971年1月19日). https://das.nlpi.edu.tw/cgi-bin/gs32/gsweb.cgi?o=dmysearchdb&s=id=%22PR000001760958%22. 
  5. ^ “最醜車站將拆除 中壢臨時後站啟用”. 大紀元. (2020年10月14日). https://www.epochtimes.com.tw/n325298/ 
  6. ^ “台鐵中壢臨時前站動土 後年完工”. 自由時報. (2022年6月25日). https://news.ltn.com.tw/news/life/paper/1524953 
  7. ^ “機場捷運中壢延伸線 A22後年通車、A23再等8年”. RTI 台湾国際放送. (2020年9月15日). https://www.rti.org.tw/news/view/id/2079473 
  8. ^ “中壢火車站4號、5號倉庫 登錄歷史建築”. 自由時報. (2021年10月29日). https://news.ltn.com.tw/news/life/breakingnews/3720099 
  9. ^ “藝術青年洄游 再生中壢鐵道倉庫”. CTS 華視. (2018年11月22日). https://news.cts.com.tw/vita/campus/201811/201811221943759.html 
  10. ^ "車站基本資料集". 台湾鉄路管理局. 2021年6月27日. 2022年4月13日閲覧
  11. ^ 台湾鉄路管理局. "車站基本資料集". 2018年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月25日閲覧
  12. ^ 臺灣鐵路業務統計要覽 民國35年度. 臺灣省行政長官公署交通處鐵路管理委員會 (Report). 国家図書館. 1947年5月. p. 28.
  13. ^ 桃園縣政府主計室 (1953年6月). "桃園縣境內鐵路運輸情形". 桃園縣統計要覽 (Report) (中華民國41年度 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. p. 163.
  14. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1976年6月). 中華民國64年 臺灣鐵路統計年報 各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic (Report). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 44–59.
  15. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1989年6月). "各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國77年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 42–53.
  16. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1990年6月). "各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國78年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 46–57.
  17. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1992年6月). "各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國80年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 48–59.
  18. ^ 台湾鉄路管理局 (2013年10月). "102年桃園縣交通運輸分析". 桃園縣政府主計處. p. 16. 2020年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月5日閲覧 桃園市政府主計處
  19. ^ 102年報 各站客貨運起訖量 - ウェイバックマシン(2014年5月14日アーカイブ分) 台湾鉄路管理局
  20. ^ 103年報 各站客貨運起訖量 - ウェイバックマシン(2015年9月24日アーカイブ分) 台湾鉄路管理局
  21. ^ 104年報 各站客貨運起訖量 - ウェイバックマシン(2016年7月5日アーカイブ分) 台湾鉄路管理局
  22. ^ 105年報 各站客貨運起訖量 - ウェイバックマシン(2017年8月19日アーカイブ分) 台湾鉄路管理局
  23. ^ "106年報 各站客貨運起訖量 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路管理局. 2019年5月5日閲覧
  24. ^ "107年報 各站客貨運起訖量 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路管理局. 2019年5月25日閲覧
  25. ^ "108年報 各站客貨運起訖量 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路管理局. 2020年5月13日閲覧
  26. ^ "營運 Business and Transportation 各站客貨運起訖量 Volume of Passenger & Freight Traffic". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國109年 ed.). 臺灣鐵路管理局. 2021年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月21日閲覧
  27. ^ "表11 各站客貨運起訖量". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國110年 ed.). 交通部臺灣鐵路管理局. 2022年4月. 2022年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  28. ^ "表11 各站客貨運起訖量". 臺灣鐵路統計年報 (Report) (中華民國111年 ed.). 交通部臺灣鐵路管理局. 2023年5月. 2023年5月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
台湾鉄路公司