コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フランケンシュタインの誘惑
科学史 闇の事件簿
ジャンル ドキュメンタリー
科学番組
出演者 吉川晃司(ナビゲーター)
武内陶子(トークパート司会)
ナレーター 吉川晃司
オープニング
製作
プロデューサー 岩井優介
北村卓三(制作統括)
田野稔(制作統括)
西ヶ谷力哉(制作統括)
制作 日本放送協会
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2016年4月28日 -
放送時間毎月最終木曜日 21:00 - 21:45(NHK BS) (NHKプレミアム4Kでは先行放送)
放送分45分
公式ウェブサイト
テンプレートを表示

フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿』(フランケンシュタインのゆうわく かがくし やみのじけんぼ)は、主にNHK BSプレミアム、BS放送改組後はNHK BSで放送されているドキュメンタリー番組。

概要

[編集]

科学史の闇に埋もれた事件に光を当て、科学の正体に迫るドキュメンタリー[2]

番組は吉川晃司によるナビゲーションパート、tauchi sakuraのイラストによるビデオパート、科学者をゲストに迎えてのトークパートで構成される[2]

2015年にNHK BSプレミアムの不定期特番として3回放送され、2016〜17年度は月一回のレギュラー番組として放送。2018年度は10月に小説「フランケンシュタイン」の出版から200年になることに因み、3週シリーズによる特集番組として放送。

またNHK Eテレでは上記の2018年10月特番に関連し、再編集番組「サイエンススペシャル フランケンシュタインの誘惑E+」(過去の放送からトークパートの省略と、武内陶子の吹き替えによる謎の知的生命体のCGキャラクター「ドクターフランケンE+」による解説パートの挿入などを行った再編集版。)を同月に2回、2019年度からはレギュラー番組として放送した。ナレーター吉川晃司がオープニングテーマも担当した。

2020年度以降は月1回の木曜放送と翌週の再放送、およびNHK BS4Kで毎月放送(21年度より木曜同時放送)するスタイルが定着し、下半期には新作を製作・放送している(22年度を除く)。

2013年12月1日よりNHKのBSチャンネルが改組統合されたため、BSプレミアムは放送を終了。以降の放送はNHK BSに引き継がれた。BS4Kの放送分はそのまま同日改組のNHK BSプレミアム4Kへ移行したが、NHK BSより放送日を繰り上げて先行放送を取る。

再編集版の製作も毎年定着し、2020年度は過去の放送から科学者の人生に内容を絞った20分間のスピンオフ番組「光と闇の科学者列伝」(これのみBSプレミアム)を製作。翌年以降はEテレ向けに再編集版「フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿 2021」「フランケンシュタインの誘惑29min.」を製作・放送している。

放送時間

[編集]

2015年は放送リストを参照。

レギュラー時代
  • 2016年度:毎月最終木曜日 21:00 - 22:00
    • 再放送:放送の翌々日 土曜日 18:00 - 19:00(8月まで)
  • 2017年度:毎月最終木曜日 22:00 - 23:00
    • 再放送:翌月前夜の水曜日 23:45 - 24:45
2018年度
  • BSプレミアム特番:10月の土曜日 22:30 - 23:30(放送リストを参照。)
  • BS4K:翌年2月の火曜日 7:30 - 8:30(第3回のみ 8:00 - 9:00、放送リストを参照。)
  • NHK Eテレ「サイエンススペシャル フランケンシュタインの誘惑E+」:10月の金曜日 22:00 - 22:45(放送リストを参照。)
2019年度
  • NHK Eテレ「サイエンススペシャル フランケンシュタインの誘惑E+」:毎週木曜日 22:00 - 22:45
2020年度
  • BSプレミアム:毎月最終木曜日 21:00 - 22:00
    • 再放送:本放送の翌週月曜日 23: 45 - 24:45
  • BS4K:BSP本放送後の翌週日曜日 20:45 - 21:45
  • BSプレミアム「光と闇の科学者列伝」:放送リストを参照。
2021年度
  • BSプレミアム:毎月最終木曜日 21:00 - 22:00
    • 再放送:本放送の翌週火曜日 23:45 - 24:45
  • BS4K:毎月最終木曜日 21:00 - 22:00
  • NHK Eテレ「フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿 2021」:毎週水曜日 22:00 - 22:45
2022年度
  • BSプレミアム:毎月最終木曜日 21:00 - 21:45
    • 再放送:本放送の翌週月曜日 23:00 - 23:45
  • BS4K:毎月最終木曜日 21:00 - 21:45
  • NHK Eテレ「フランケンシュタインの誘惑29min.」:毎週火曜日 22:45 - 23:15
2023年度
  • BSプレミアム[3]BS(12月分〜):毎月最終木曜日 21:00 - 21:45
    • 再放送:本放送の翌週火曜日 17:00 - 17:45
  • BS4K → BSプレミアム4K:毎月一回[4]木曜日 21:00 - 21:45
    • 再放送:本放送の翌週火曜日 17:00 - 17:45
2024年度
  • NHK BS:月曜日 22:45 - 23:30
    • 再放送:翌月日曜日 0:00 - 0:45
  • BSプレミアム4K:未定 ※特集として放送する予定
    • 再放送:

放送リスト

[編集]
2015年(特番)
回数 放送時間 副題 ゲスト
1 3月5日 22:00 - 23:00 “不死の細胞”狂想曲事件 島崎和歌子篠原ともえ・仲野徹・谷口英樹
2 7月2日 愛と憎しみの錬金術 毒ガス 池内了・西林仁昭
3 11月26日 21:00 - 22:00 放射能 マリーが愛した光線 池内了・肥山詠美子
2016 - 2017年度(レギュラー放送)
回数 放送日 副題 ゲスト
CASE01 2016年 4月28日 死ねない細胞 世界を救った黒人女性 の悲劇 黒木登志夫・高橋政代
CASE02 5月26日 原爆誕生 科学者たちの“罪と罰” 池内了・山下了
CASE03 6月30日 汚れた金メダル 国家ドーピング計画 仲野徹・渡部厚一
CASE04 7月28日 人が悪魔に変わる時 史上最悪の心理学実験 池内了・森津太子
CASE05 8月25日 切り裂きハンター 死のコレクション 坂井建雄・仲野徹
CASE06 9月29日 握りつぶされたブラックホール
スブラマニアン・チャンドラセカールアーサー・エディントン
池内了・大須賀健
CASE07 10月27日 ドクター・デス 安楽死を処方する医師 仲野徹・内藤いづみ
CASE08 11月24日 水爆 裏切りと欲望の核融合 池内了・笠田竜太
スペシャル1 12月29日 はなぜ生まれるのか[5] 池内了・谷口英樹・肥山詠美子・山下了・栗原聡
CASE09 2017年 1月26日 “いのち”の優劣 ナチス 知られざる科学者 仲野徹・松原洋一
CASE10 2月23日 脳を切る 悪魔の手術ロボトミー 平孝臣・加藤忠史
CASE11 3月30日 宇宙に魂を売った男 池内了・阪本成一
CASE12 4月27日 ゆがめられた天才 幻の世界システム 池内了・川原圭博
CASE13 5月25日 地獄の炎 ナパーム弾 梅村一之・池内了
CASE14 6月29日 ビタミン×戦争×森鷗外 仲野徹・佐々木敏
CASE15 7月27日 強制終了 人工知能を予言した男 栗原聡・池内了
CASE16 8月31日 消された指紋 岩瀬博太郎・松本勉
CASE17 9月28日 人を操る 恐怖の脳チップ 池内了・平孝臣
CASE18 10月26日 ザ・トゥルース(真実) 世界を変えた金融工学 池内了・山嵜輝
CASE19 11月30日 麻酔 欲望の医療革命 菊地博達・谷口英樹
スペシャル2 12月28日 欲望のユートピア[6] 池内了・栗原聡・佐々木敏・平孝臣・肥山詠美子
CASE20 2018年 1月25日 モンスター・スタディー 史上最悪の心理学スキャンダル 池内了・川合紀宗
CASE21 2月22日 幻の地震“予知” 日本を揺るがした大論争 山岡耕春・池内了
CASE22 3月29日 人体蘇生
ロバート・コーニッシュ
池内了・谷口英樹
2018年度
回数 放送日 放送日(BS4K) 副題 ゲスト
第一夜 2018年 10月13日 2019年 2月12日 超人類 ヒトか?機械か? 遠藤謙・池内了
第二夜 10月20日 2月19日 天才誕生 精子バンクの衝撃 仲野徹・松原洋一
第三夜 10月27日 2月26日 クローン人間の恐怖 仲野徹・谷口英樹
2020年度
回数 放送日 副題 ゲスト
1 2020年 10月29日 ノーベル賞 爆薬王の遺言 松永猛裕
2 11月26日 ナチスとアスペルガーの子どもたち 窪島務小俣和一郎・仲野徹
3 2021年 1月28日 科学者 野口英世 岩田健太郎榎木英介
4 2月25日 夢のエネルギー ”常温核融合”事件 成田晋也笠田竜太
5 3月25日 愛と絶望の心理学実験 藤澤隆史上野吉一
2021年度
回数 放送日 副題
スペシャル 2021年 6月26日 ナチス 科学者たちの罪と罰[7]
1 10月28日 ナチス 人間焼却炉
2 11月25日 大英博物館 世界最大の“泥棒”コレクション
3 2022年 1月27日 DDT 奇跡の薬か? 死の薬か?
4 2月24日 アンチエイジング 欲望の人体実験
5 3月24日 精神改造 恐怖の洗脳計画
2023年度
回数 放送日 副題
1 2023年 10月26日[3] 原爆スパイ 核兵器を拡散させた男
2 11月30日(4K)
12月28日(BS)
恐竜 化石戦争
3 2024年 1月25日(4K)
2月1日(BS)
鎮痛剤 オピオイド・クライシス
4 2月22日(4K)
2月29日(BS)
タスキギー 史上最長の人種差別実験
5 3月21日(4K)
4月19日(BS)
ディープフェイク リアルが揺らぐとき
2024年度
回数 放送日 副題
1 2024年 月 日(4K)
11月4日(BS)
ネズミの“楽園”実験 切り取られた研究成果
2 月 日(4K)
12月2日(BS)
ウィローブルック 世界を救った非人道的医学研究


光と闇の科学者列伝

[編集]
回数 放送時間 副題 初回話数
1 2020年 6月3日 22:36 - 22:56 サイボーグの父 ラルフ・モシャー 2018年第一夜
2 8月5日 22:35 - 22:55 Mr.ロボトミー ウォルター・フリーマン CASE10
3 8月12日 22:38 - 22:58 水爆の父 エドワード・テラー CASE08


Eテレ版

[編集]
E+ 2018年度
回数 放送日 副題 初回回数
1 10月12日 人体蘇生 CASE22
2 10月19日 放射能 マリーが愛した光線 2015年第3回
E+ 2019年度
回数 放送日 副題 初回話数
1 4月4日 人体蘇生 CASE22
2 4月11日 原爆誕生 科学者たちの“罪と罰” CASE02
3 4月18日 水爆 欲望と裏切りの核融合 CASE08
4 4月25日 脳を切る “悪魔の手術”ロボトミー CASE10
5 5月2日 ゆがめられた天才 幻の世界システム CASE12
6 5月9日 地獄の炎 ナパーム CASE13
7 5月16日 愛と憎しみの錬金術 毒ガス 2015年第2回
8 5月23日 人を操る 恐怖の脳チップ CASE17
9 5月30日 放射能 マリーが愛した光線 2015年第3回
10 6月6日 宇宙に魂を売った男 CASE11
11 6月13日 強制終了 人工知能を予言した男 CASE15
12 6月20日 握りつぶされたブラックホール CASE06
13 6月27日 ザ・トゥルース 金融工学革命 CASE18
14 7月4日 モンスター・スタディー CASE20
15 7月11日 麻酔 欲望の医療革命 CASE19
16 7月18日 汚れた金メダル 国家ドーピング CASE03
17 9月5日 超人類 ヒトか?機械か? 2018年第一夜
18 9月12日 “いのち”の優劣 ナチス知られざる科学者 CASE09
19 9月19日 天才誕生 精子バンクの衝撃 2018年第二夜
20 9月26日 クローン人間の恐怖 2018年第三夜
2021
回数 放送日 副題 初回話数
1 9月8日 ノーベル賞 爆薬王の遺言 2020年第1回
2 9月15日 ナチスとアスペルガーの子どもたち 2020年第2回
3 9月22日 夢のエネルギー ”常温核融合”事件 2020年第4回
4 10月6日 愛と絶望の心理学実験 2020年第5回
5 10月13日 消された指紋 CASE16
6 10月20日 幻の地震“予知” 日本を揺るがした大論争 CASE21
7 11月3日 ドクター・デス 死を処方する医師 CASE07
8 11月10日 ナチス 人間焼却炉 2021年第1回
2022(29min.)
回数 放送日 副題 初回話数
1 2022年 11月29日 いのちの優劣 ナチス 知られざる科学者 CASE09
2 12月6日 愛と憎しみの錬金術 毒ガス 2015年第2回
3 12月13日 放射能 マリーが愛した光線 2015年第3回
4 12月20日 握りつぶされたブラックホール CASE06
5 2023年 1月10日 水爆 欲望と裏切りの核融合 CASE08
6 1月17日 脳を切る “悪魔の手術”ロボトミー CASE10
7 1月31日 宇宙に魂を売った男 CASE11
8 2月7日 地獄の炎 ナパーム CASE13
9 2月14日 強制終了 人工知能を予言した男 CASE15

書籍

[編集]
  • 『闇に魅入られた科学者たち 人体実験は何を生んだのか』(2018年3月10日発売、NHK出版 ISBN 978-4-14-081735-3)[8]
    • 人体実験に関係したレギュラー放送第5・9・10・3・4回の内容にトークパートの未放送部分や放送後の最新情報等を加筆修正し書籍化。

出典・脚注

[編集]
  1. ^ 吉川晃司、『フランケンシュタインの誘惑』OPテーマの配信スタート”. BARKS (2020年10月29日). 2020年10月29日閲覧。
  2. ^ a b スペシャルコラム「フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿」コトハジメ BY 北村卓三 - NHK BSオンライン(Internet Archive)
  3. ^ a b BSプレミアムでの放送は10月末分をもって終了。11月末放送枠には「BSプレミアムがお引っ越し!カウントダウンSP」が放送された。
  4. ^ BSプレミアム4Kに改組後は、NHK BSより先行放送(基本一週)される。
  5. ^ 21:00 - 22:30の拡大総集編。2015年特番全3回、レギュラー第2・4・8回をダイジェストで取り上げ座談会形式でトークを行った。
  6. ^ 22:00 - 23:30の拡大総集編。レギュラー第9・11・15・17回をダイジェストで取り上げ、座談会形式でトークを行った。
  7. ^ 21:00 - 22:30の拡大総集編。ナチス・ドイツに関連した2017年度CASE112015年特番第2回2016年度CASE092020年度第2回をダイジェストで取り上げた。
  8. ^ 優れた科学研究の裏には背筋も凍る恐ろしい人体実験が…闇ある研究に魂を奪われた科学者たち - ダ・ヴィンチニュース 2018年6月30日

外部リンク

[編集]